最新の観てきた!クチコミ一覧

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コリンズ

コリンズ

FLIPLIP

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

凹キャスト観ました!
劇中、ずっと心が痛かった。

でも最後はちょっと切ない、でもなんだかハレ晴れする気持ちにさせられました。


アシカツ浅川薫理さん演じる阿部、、、とてもよかった☆

もう一回観たい!!!

【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

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劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★★

あの絵は・・・
白の章も見させていただきました。
『H+』はゲスト演出の大輪茂男さんが演出された作品ということでいつもの海賊ハイジャックと違った雰囲気の作品が見れ大満足でした。
黒白チケットで5作品(シュルレアリスム宣言もあわせれば7作品)も見れお得な気がしました^^

ネタバレBOX

・シュルレアリスム宣言
途中でうわ~、こんな風になる事もあるのか^^;
っと気まずくなってしまいましたがあぁ、そうゆうことかっとなっとく出来ました。
あの7人の方は全部完全に記憶しているのでしょうか?ナゾです・・・。

・H+
川添さんの背中が美しい!
そしていつもの海賊とは違った雰囲気で楽しませてもらいました。
最初と最後が一緒のはずなのに違って見えた。
ナジャは笑っていたのか、泣いていたのか・・・私には泣いているように見えました。

・ニヒリズムの肖像
集団の恐さ(?)が印象的でした自分もあの貴族達のように過ごしている気がします。
ルイとアブリルの最後が感動的でした。
吹き抜けの絵はまさかアブリル?

黒白あわせて私の最も好きな作品はシャウクロス、好きな役はマーカスっと自分の中で決定しました!
舞台を見始めた頃の私なら白の方が好きだったんだろうな~っと思います。
黒い激情が好きになったのはきっと海賊さんのせいです!w
『狼少年 ニ 星屑 ヲ』

『狼少年 ニ 星屑 ヲ』

おぼんろ

スペースTRE(東京都)

2010/10/30 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★

復活!
今作が「本公演」という位置付けという事は、原点に戻ったっていう事なのかな。濃厚で、近くて、楽しみました。

【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

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劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

失敗した!
失敗しました。
実に悔やまれる・・・なぜ私は前列に座らなかったのか!
スミマセン、取り乱しました^^;

黒の章を観劇させていただきました。
海賊ハイジャックは本当に好みの分かれる作風をされていると思います。
しかし私はあの激情を見に行かずにはいられません。
次回作もまた足を運ばせていただきます。

ネタバレBOX

・バートリー
心からヤノシュになりたいと思いました。
しかし僕はあんなマッチョではない^^;
女性達、ドルコ、ヤノシュ、ベルナール、そしてバートリー。
そのどれもが印象に強く残っています。
特に私は最後のベルナールの優しい笑顔が忘れられません。

・ロマノヴィッチ
転換を終え、川添さんが照らし出された瞬間、そして途中の川添さんの長台詞に思わず声を上げてしまいそうになりそうでした。
恐かった^^;
そして太田さんの最後のキメ・・・かっこよすぎです。12月のエムキチビートもみに行きたいと思っています!

・シャウクロス
サッカウェイとその妻・・・思わずオイ!っと言いたくなりましたw
さっきのヤノシュとドルコがwすごくいい人w
これもオムニバスの楽しさでしょうか?w
それにしてもマーカスがかっこよかった。
「戦争終わったら俺のところに来い、居場所作ってやるよ」
にしびれました!思わず脚本を買ってしまうぐらい!

・シュルレアリスム宣言
前3つが重い内容で疲れていたところに丁度いいデザートだったと思います。
笑わせてもらいました^^

いや、海賊さんの舞台はいつもながら疲れる^^;
でもすごく心地いい疲労感です!また行きます!楽しかった!
【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★★★


狂気の下に潜む、愛と生への執着、そして、優しさと悲しみも、私には感じられる作品でした。好みが分かれる作品だと、思います。白黒別々でも、楽しめるが、両方見たほうが、より深く感じられると、思いました。黒のほうが、残酷な部分もあり、それだけでも拒否反応の私のハズなのに、ハイジャクさんの作品には、独自の美学的なのが、流れていて、引き込まれました。白黒トータル、星5つです。次回作も、見たいと思います。

ネタバレBOX

暗闇の中、かすかな息づかいからの、バートリ(邸木ユカさん)の嘆きの見事さに、引き込まれました。4人の被害者(水沼小百合さん、川添美和さん、朝日望さん、伊屋彰さん)の期待から絶望、その中からの希望は、痛々しいいのだが、なにか引き付けるものが在り、バートリの共犯(てっぺいさん、伊達由佳里さん)の残虐さも、出ていた。

アンドレイ捜査官(大田守信さん)のギロチン台の前の、きめポーズが、似合う、秘めた冷酷さ、良かったです。

宣言後の<白>、<黒>の後の宣言、そして赤が、効果的でした。

多くの犠牲者が出るのは、好みではないはずなのに、なんだが、限りない可能性を秘めた劇団だと思いました。
神様さん

神様さん

MCR

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/10/22 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★

MCR!
桑原裕子さんがとてもかわいかったです。

そのとき橋には誰もいなかった

そのとき橋には誰もいなかった

オーストラ・マコンドー

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/11/06 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

橋ってやつは絵になるね
平たく言うと、見目麗しい男女がニューヨークを舞台に繰り広げるラブストーリー
というすこぶるオシャレなお話(皮肉ではない)。
もちろん演出も物語もそんなに単純ではないのだが、
育ちの悪い演劇好きなのでもっとベタでもいいのになぁと(笑)
ドラマを支えるのは岡田あがさ。これは彼女の舞台だと思う。
ちなみに吾妻橋を渡って帰るのもまた一興。
座敷は桟敷5列、椅子4列でちょっと変則な並び。
あがさファンは前方下手、奥田恵梨華目当ての方は上手へ。
奥行きのある橋がどどんと建ってるので後方が見やすいとは思う。

真説・ウラハラ海峡

真説・ウラハラ海峡

のりしろチップス

pit北/区域(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

うーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーん。「説明不足で、しかも論理的ではない展開をする物語」と「登場人物の性格の一貫性の無さ」と「たまに出るあまり面白くないギャグ」がデススパイラル!!! これは作者の思いとはウラハラのデキなのか、そうでもないのか? 3つのうち1つでも改善してくれれば、海峡の霧のむこうに行きたい場所の影が見えてきそうな気もするが……。

ネタバレBOX

脚本家さん頑張って下さいよ。シモネタやらされて全くウケずに場内が静まり返っている(客の表情まで見えるんだもん)ときの役者さんの顔見てたら、世界の恵まれない子のドキュメント見ているくらい泣けてきました(ふ、不謹慎ですみません!)。
五反田団『迷子になるわ』

五反田団『迷子になるわ』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

見えてるのに手探りで歩く、心の地図の中
物語の展開、重ね方、つなげ方の縦横無尽さ、そして台詞回しに前田節が炸裂してた。
面白い!
笑いの散りばめ方やセンスも好きだ。

これは大好きだな。

ネタバレBOX

考えすぎると迷子になってしまう。
そして、それは、誰もが同じ状況にある。
そんな物語。

装置・セットが、いい感じ。
下手の奥には、体育館にあったような縄がぶら下がる。
その縄は、頭5分の1ぐらいが白くて、残りは赤い色をしている。
ライトが当たったその姿を見て、すぐに連想したものがあった。
それは「東京タワー」。
ストーリーが展開していくに従って、それは想像通り「東京タワー」として使われていた。自分のイメージとマッチして、ちょっとうれしい(笑)。
整然と並べられているイスが東京の街並み、ビルに見えてくる(もう少しいろいろなイスがあったほうが、雑然とした東京っぽいと思ったのだが)。

主人公の女性とそのボーイフレンドは、その縄の「東京タワー」を目指して歩いたりする。

「東京タワー」は、東京一の「ランドマーク」である(もうすぐとって変わられようとしているが)。
スカイツリーにはない、人々の記憶がこびり付いているのが、東京タワーであろう。だてに50年間も建っていないということ。それぞれの記憶の片隅にある赤い東京タワー。
とても象徴的な建造物。

考えすぎて、迷子になり、過去や未来や場所まで、右往左往している人にとっては、心の中に是非ともほしいと思うような象徴でもあろう。

自分の歩く道の先に、あるいは、その道が正しいのかどうかを知る術としての「ランドマーク」(できれば「自分のランドマーク」)があれば、どんなに素敵だろうかと思う。

ぼんやり自分の道を歩いているときに、ふと周りを見回すと、周囲の人たちは、自分の道を信じて歩いている人ばかりに見えてしまう。
主人公の年齢(20代後半から30代)ともなれば、同世代の人たちは、自分の歩く道を見つけて歩いている人ばかりに見えてしまう。

でも、それは他人の目からそう見えるだけで、本人は、周囲が見えるのに、暗闇の中のような気分を手探りで歩いているのだ(よっぽどの人じゃない限り、たぶんね)。

そのときに「自分のランドマーク」があればどんなにいいだろう、と思うことは当然あるだろう。

自分のランドマークも、自分が歩くべき道も見つからず、迷っている。
そういう人にありがちなのは、(考えすぎて)自分の内側に入り込んでしまうということだ。
だから、劇中では、主人公は、自分の中の「穴」に入り込むというところまで進んでしまう(ここの表現は面白かった!)。これには「おお!」と思った。

主人公は迷いすぎて、現実世界から退行してしまう。だから、非現実の助けがないとやっていけない、そこで、「いるはずのない姉」という。虚構の登場人物と語ることになるのだ。
それがホンネであり、救い、安全弁にもなっている。

過去や未来や、そこでの登場人物が錯綜する中でも、意外と淡々としている主人公。
これは、混乱の極致に達してしまっているからだろう。
もう、「受け入れるしかない」混沌さ、迷い子さ。
とにかく「歩」を進めるしかない。
ボーイフレンドと延々歩くというのがいい。

そして、ラスト。
主人公は、自らの内側から脱出するために、「東京タワー」をよじ登る。やけくそなのか、悟りなのか、目覚めなのかはわからないが、2次元の平面を4次元の軸を踏みしめつつ、3次元への新たな方向へ向かおうとする。それは逃亡であってもいいと思う。(偉そうに言えば)「あがくこと」こそ大切なのだ。
じっとしていてもしょうがないから、「行けるところには行ってみる」という姿勢が必要なのだ、ということ。
それは、とてもいいラストだったと思う。

それにしても、なんとも言えない展開と台詞回し、そして、お母さん、お父さんの表現にはやられた。
一見、飛び道具的なのだが、お母さんの存在感の具象化、そして、お父さんの存在感の「ついで」さ(家族の気配というか)、さらにお父さんの自分への影響などが、一連の展開ですべて見えてくるという演出がうまい。
医者と看護師が両親というのも意味深だし。

笑いもいいい感じに散りばめられていて、本当に面白いと思う。

だから、五反田団は好きだ。



とても個人的なことだけど、その昔、「東京タワーが見える」ということで、武道館あたりから東京タワーまで、意味もなく彼女と2人で歩いたことがある。そう、まるで劇中の2人のように。若いカップルっていうのは、むやみに歩いちゃうものなんだよなあ、と昔を思い出しながら観たのだった。
必ず訪れる日~石鹸工場~

必ず訪れる日~石鹸工場~

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★

英雄?
どっかの町の工場でどこにでも働いていそうなおばさまたちが、一生懸命働いているのがおかしかったです。。

THE SHAMPOO HATの児玉さんのいけてない男役が面白かった。。
児玉さん客演だから石鹸工場?
なわけないですよね(笑

見終わったあとすっきりした気がしました。

ネタバレBOX

所手さんはじゃあいったいなんで死んだのかわかりませんでした。
あの2人は単に運がわるかっただけなのか?!
でもようやく浮かばれたのならよかったとおもいます。。

幽霊見えてもなんの動揺もないのがのんびりしていてよかったです。

工場バイトしたことがあるので、工場作業場内でお弁当食べるなんてありえない!と思ってしまいました・・・
必ず訪れる日~石鹸工場~

必ず訪れる日~石鹸工場~

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★

おばさんトークでまったり
石鹸工場の工員(元・工員も含む)たちの物語で、過去に工場で起こった事件が明らかになっていくのですが、コミカルでまったりとした雰囲気でした。

舞台中央にベルトコンベアーがあり、4人が箱詰め作業をしながら会話をする様子がユーモラスでした。

それほど込み入った話ではないのに、何故か人間関係が把握しにくかったです。笑わせようとする場面が沢山あるのですが、間が悪いのかあまり笑えませんでした。それぞれの役者の演技は良かったので、もったいなく感じました。

ハマリマン

ハマリマン

NAKED BOYZ

新宿FACE(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱイケメンだ~
鑑賞前・・・イケメンを前面に押し出してるが、チラシを見る限り、それほどでもないんじゃないかと思ってました。
しかし、実物は違った~!!

旗揚げ公演だからか、しっくりいってない感じもありました。観客側も、どう反応したらよいのか、迷ったところもありました。まっ、すべてはイケメンということで許せてますが・・・。
今後、この団体が、どのように変わっていくのか、ぜひ見守っていきたいと思いました。

ネタバレBOX

たくさんのハマってしまった男たちが出てきましたが、福山くんのパイプ椅子にハマるのは、相当苦しいよな~。千秋楽まで、ケガすることなく頑張ってほしい。
五反田団『迷子になるわ』

五反田団『迷子になるわ』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

おははは
なかなかのトリップ。でもなんか、分かる。伊東沙保さんが素敵です。

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

良作
無駄の無いストーリーと、味のある役者さん6人による良作でした。サクッと観る事が出来るので、観るべし。

乱歩の恋文

乱歩の恋文

てがみ座

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/10 (水)公演終了

満足度

残念です
コレだけ評価の良いものにあまり書きたくは無いのですが

私には全く面白くありませんでした

ネタバレBOX

正直 残るシーンがない

出来れば
王子小劇場ではなく
日生劇場などで上演をされたほうが良い作品だと思います

とにかく
薄っぺらい
最後の妻一人のシーンで泣いて欲しいがために
ただ2時間作ったとしか感じません

乱歩物が好きなので
演劇、芝居、色々観ていますが
今までで一番ダメでした
乱歩好きの方にはオススメ出来ません

本当に残念です
【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

ザ・プレミアム
「白の章」を観た。短編とは言いがたい濃厚かつ芳醇な物語だった。とっても素晴らしいと思う。ともすれば、1時間公演として1本で立ち上げてもなんら問題ない舞台を2本も観られるのだから、お得感、満載なのだ。
それにしてもちっさい身体で主役をハル川添美和の体力たるエネルギーはいったい何処から?こちらは集中して観てるだけでへとへとだった。笑

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

第一話H+(トランスヒューマニズム)
舞台の中央に設置された赤い枠の大きなキャンパスが衝撃的。斬新かつ壮美だ。舞台そのものが一つの生きて蠢く絵画なのだ。エゴンの絵画に描かれた人たちが絵から抜け出して一人歩きし、勝手に物語を貢いでいくが、その描写はコミカルな鼓笛隊でも観賞しているようなさまでとりわけ楽しい。

そんなエゴンが描いた裸婦像「ナジャの肖像画」にすっかり魅せられて魂を鷲掴みされてしまったロベスピエールは、今まで高潔すぎるほど潔癖に生きて来た己の人生を否定するかのような自分のエロティシズムの心を発見し戸惑うのであった。しかし肖像画のナジャはロベスピエールを誘惑するかのようにいつ観ても魅惑的で妖しいのだ。

彼はナジャが発する言葉や行動を夢想するのだが、そんな世界に嵌りそうになる自分自身を律するためにもエゴンを断頭台に送ってしまう。

エゴンの心の葛藤を描いた物語。演出も導入音楽も素晴らしい。そして描く世界感は芸術的だった。



第二話ニヒリズムの肖像
大学のマドンナだったアグリルは処刑人一族と婚約すれば爵位が与えられ貴族としての生活が保障されるという理由からザッヘルと婚約するも、アグリルの強すぎる正義感から、その地位を失ってしまう。アグリルは元来、性根の腐った貴族を嫌っていたが自分が貴族になることで世の中を少しずつ変えようとしていたのだった。

しかし状況はアグリルに不利になり理不尽ながら処刑されるはめに陥ってしまう。牢に監禁されたアグリルを肖像画に残そうとルイは描き始めるが、この時のアグリルの心境とアグリルを密かに想い続けていたルイの心境の交錯が絶妙だった。思わず落涙。ルイは後に政治家になってアグリルに約束したように世の中を変えようとする。


以上、物語2つ、ひじょうに濃密な時間だった。あまりにも有意義な時間を過ごして本当に幸せな気分!
お勧め!

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

観てよかった
急ぎすぎず、ゆっくりすぎず、程よく話が展開し、終始見入りました。上演時間が長すぎず適度でした。

赤桃

赤桃

こどもと演劇2010

RAFT(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

夢があっておもしろかった
わずか30分とはいえ夢があっておもしろくなかなかよかったです。

朗読LegendⅡ『仮名手本忠臣蔵』

朗読LegendⅡ『仮名手本忠臣蔵』

フジテレビジョン

日本橋三井ホール(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/06 (土)公演終了

満足度★★★

少し勉強になったかなという程度
以前、歌舞伎座で昼夜通して「仮名手本忠臣蔵」を観たときはへとへとになりましたが、それでも全段やったわけではなく、ぜひ十段目の天川屋義平(天野屋利平)を観たいと思っていたので、そういう意味では多少なりとも目的を達成することができました。

ネタバレBOX

あらすじのおさらいと、十段目の概略、さらに師直の首を討ったあと塩冶判官の位牌に勘平の代わりに由良之助が二番目に焼香したという歌舞伎では演じられない最後の部分が紹介され、勉強になりました。

でも、それだけでした。

小芝居をしながら朗読するアナウンサーの台詞は上滑りでがっかりでした!

必ず訪れる日~石鹸工場~

必ず訪れる日~石鹸工場~

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★

ファンタジー?
タイトルや説明から想像するイメージとはまったく違ったものの、面白く観た。折しも仕事で疲労困憊しており、ちょっとでも間延びしたら落ちてしまうこと間違いない状況でしたが、落ちることもなかった。少し判断力も乏しい頭だったせいか、つじつまとか気にしないでホンワリ観ていたので、ファンタジーを観ているような気分だったかも。

ネタバレBOX

石鹸の箱詰め作業をしながらの演技は大変そうでしたが、不自然さもなく、むしろ微笑ましかった。パチョリさんがキャラクター設定にも恵まれたこともあるけど、素晴らしいアクセントになってました。

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