新春戦国鍋祭~あんまり近づきすぎると斬られちゃうよ~
る・ひまわり
サンシャイン劇場(東京都)
2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
まさに“祭”!
タイトル通り、“祭”でしたね〜。
舞台や映画のパロディ満載で、とにかく楽しかった!歴史の勉強も、なんとなくできたしね。
愉快犯
柿喰う客
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
素晴らしき疾走感
アニメ「あ○たのジョー」のボクシングシーンを見ているように感じた芝居でした。リズミカルなリアクション芝居で進みつつ、時に気持ち悪くない程度にテンポを変えてくるのは見事です。
もう一度、この手に
シベリア少女鉄道
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/01/06 (木) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
期待通りですが・・・
期待を裏切らなかった反面、期待以上では無かったかなという感じでした。何か裏が有るんじゃないか、仕掛けてきているんじゃないかと言う目で見ているので、自分の中で期待値ラインを上げてしまっているのも悪いんですが。
愉快犯
柿喰う客
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
大阪も行きたい!!
観てきましたよ!!柿喰う客!
すっごい楽しい時間でした~。私は初めて「柿喰う客」の演劇を観たんですが、今回は私みたいな柿喰う客初心者にぴったりの公演だと思います。彼らの今までの公演のいいところ、面白いところをふんだんに盛り込んだ公演なので、バリ贅沢!!
すでに柿喰う客ファンだという方も今回の公演を観ると懐かしい感じがするのではないでしょうか。
柿喰う客観て、やっと私の2011年が始まった気がしま~す。
明けましておめでとうございました。今年も宜しくお願い致します。
無伴奏
劇団東京イボンヌ
サンモールスタジオ(東京都)
2011/01/12 (水) ~ 2011/01/19 (水)公演終了
満足度★★★★★
心地よい
土曜夜の観劇でした。
今年初めての観劇で、良い作品でした。
東京イボンヌは、今回で5作品目の観劇になるのですが、結構見入ってしまいます。
クラシック音楽が使われるというのが、心地よいんです。
役者さんも個性的で、印象に残ります。普通の恋愛じゃないドラマティックな恋愛もドキドキしながら観ています。
いきなりキスシーンから始まる芝居って、あまり観たことないから、それだけで展開を自分でいろいろ巡らせてしまいます。
世界的なチェリスト役の岩野未知さん。以前伊達組で観た時とは別人のような色気に驚きでした。
他では、土屋咲登子さんの明るさが、キラキラ輝いていて好印象でした。
ろくでなし啄木
ホリプロ
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2011/01/05 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
これは大傑作!三谷さんは、やはり凄い
ここしばらく、映像、舞台共に、三谷作品に、万感の感銘を受けることなく、過ごし、大変残念な気持ちでいましたが、これは、久々の大傑作舞台です。
やはり、三谷さん、類稀なる名劇作家にして演出家だと唸り声を上げそうでした。
何もかも、お見事です。
これは、私にとっては、既に今年のベスト1になりそうな名舞台。
三谷ファンならずとも、演劇ファンには必見舞台だと感じます。
そして、勘太郎さん、私的には、演劇賞ものの好演でした。
何を書いても、ネタバレになりそうなので、後は、ネタバレにて。
ネタバレBOX
まず、冒頭の勘太郎さんの台詞、お父さんそっくりで、驚きました。
大河ドラマで、息の合った3人芝居だけに、本当に、全てにチームワークの見事さを感じる舞台。
これは、言わば、三谷版「藪の中」の構成。
一つの出来事を、登場人物それぞれが、語り、最後には、見事に、この作品の主人公として、啄木の作家としての生き様を浮かび上がらせる巧みな手法に舌を巻きました。
一幕終わりの勘太郎さんの意味ありげな台詞に、たぶん、観客全てが、興味津々、2幕の開幕を待ったことでしょう!
まるで、連続ドラマの次回を期待させるような、三谷さんの秀逸戯曲に感嘆しました。
そして、ニ幕の始まりは、今度は、タイトルの文字が逆さま。1幕で語られた、啄木の愛人の証言と食い違う、今度は、友人の告白。舞台は、今度は、友人側の部屋が、手前になります。
障子をうまく機能させて、一つの出来事を、両面から客に提示して行く技法も巧みなら、それを演じる3人のまた芸達者なこと!
ありとあらゆる職人芸のオンパレードで、演劇愛好者にはたまらないプレゼントの山でした。
二人の話で、食い違う記憶の林檎とみかん。そこに、啄木の作家として、人間としての苦悩をうまく表現させる小道具にした、三谷さんの劇作家としてのアイデアに、息を呑むほど、感激してしまいました。
歌舞伎や文楽等の舞台転換手法も使い、随所に遊び心もある演出にも感動します。
【公演終了】B203【ご来場有難う御座いました】
早稲田大学演劇倶楽部
早稲田大学学生会館(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/17 (月)公演終了
死ぬなよ!殺すなよ!
出演者にも客席にも死人が出てもおかしくなかった。マジで。やってる内容はエッジが効き過ぎてます。でも、勧めたい。ただのバカだと思う人もいるかもしれない。いや、だとしてもこれだけ本気のバカを観た事があるか?
脚本クレジットが数人いるからオムニバスかと思ってたら…。しかもパンフレットではチラシから更に記載名が増えてた。みんなで話し合って作ったのか、リレー方式で書いたのか。後者かな? 後者な気がする。でもそういうは別にどうでもいい。もうなんか、構成とか流れとかじゃなかった。全箇所本気!の二時間強。濃すぎた。最近の暴れ団体っていうとバナナ学園にお株が根付きつつあるけれど、いやいやエンクラだって相当暴れてるぞと。やってやがるんですよB203で。
ネタバレBOX
マンドラゴラ、眼鏡、ババア。印象が強すぎて、ただの羅列でもこんなに面白おかしく思い返せる。いつも変化球なのか剛速球どストライクなのかよく分かんないんだけどとにかく印象に残る須賀さん。萩野さんの眼鏡が役に合わせてごついのになってたのがツボ。河合さんの役名、ババアって…。ずっと俯いてて顔が見えないけど損してない。初見なのか見逃してたのか、気になる役者もたくさん発見。また観に行かなきゃ。あと結局キューちゃんは誰!?
きっと大学だけで演劇を辞める人もいるでしょう。続ける人とはいつかまた何処かで会いたいと思うし、辞める人とは会える機会がほぼなくなる。それでも貴方が舞台上にいた姿はいつまでも覚えていたいです。
ドードーの旗のもとに
劇団ガソリーナ
萬劇場(東京都)
2011/01/13 (木) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
特別公演との事。
パンフレットの『やってみたかったことをみんな詰め込んだ』という挨拶が、どの立場からの言葉なのか気に掛かった。代表もしくは脚本家としてであれば分かる。しかし演出家としてであれば、むしろ何もしていなかったと感じました。
演出がされていないと感じたのは主に演技面において。本職声優やそれに順ずる役者が多かった印象ですが、演技の質も声優寄りだった。それぞれが自身のキャラクターを明確に主張するので人物同士の遣り取りが生まれない。台詞上では会話をしているけれど、胸中の変化を与えるという意味での遣り取りがなかった。アニメや洋画の吹き替えであれば映像があるから視覚での説得力がある。しかし朗読劇ではそれがない。観客の想像力に任せる意図があったとしても、舞台上で成立させるべき事項はまだまだあった様に思います。
壮大な物語であり、確かに演劇化するには困難な部分が数多い。だからこそ演劇化してこそ意義があったのではないか。「通常の演劇≧朗読劇」では決してない。しかし今回はそれを思わせてしまう内容だった。朗読劇ならではの表現もなかった。技量のある役者がやれば必ずしも作品の質が上がる訳ではない。勿体無さ過ぎる。
これがプロデュース公演だったら色んな事情を鑑みて目を瞑る気も起きたかもしれない。しかし特別公演とは言っても劇団名を提示した上で行なった公演なのだから、もっと結束したものを見せて欲しかった。
伊藤英次さんの声は男でも惚れる。
ネタバレBOX
だからこそ、何故彼にしっかり演技をさせなかったのか。監督の台詞が明らかな台本読み状態。ブースで台本をめくる姿も見えた。とちりもあった。「いや、まさかこれだけの人にそんな迂闊な事はさせまい。もしやこのプレレコの場面自体が劇中劇だったとか、どんでん返しがあるに違いない」と期待しただけに、非常に残念な気持ちに。
集められた役者達が割と簡単に『やりましょう!』と言ってしまうのが違和感。作者が早く劇中劇に進ませたいから手早く済ませたのだとしか思えず。客席にいる側としては冒頭でまずしっかり見せてくれないと先を見る意欲が沸かない。やるからにはやるんだという覚悟を決めるまでの経緯をもっと見せてくれないと。それがないなら最初から劇中劇だけやってくれたほうが観やすかった。どう考えてもメインは劇中劇のほうにあったし、プレレコであるという設定は後から付け足されたのか? 第三章まで観ると劇中劇とプレレコ部分がリンクしたりするのだろうか? 少なくとも第一章だけ観た時点ではプレレコ部分が軽過ぎる。まず100年後に完成する映画がアニメなのか実写なのか、劇中では説明がない。冒頭に監督があれだけの長台詞を言ってるのに概念の話ばかりで状況を指す言葉が出て来ない。作家のHPではボリュームのあるあらすじでその事が書かれていたと、観終えて数日してから知りました。少なくとも当日パンフレットには載っていなかったし、前知識がなかった自分には意味が分かりませんでした。
そして録音監督がト書きを力強く読み上げる意味が分からない。ト書きは状況を指す為の説明文。本来これは読み上げない部分だし、劇中がどんな状況にあるかは役者の演技から読み取らせるべき。盛り上がりを迎えるからとそのまま力強く読み上げてしまうのは、強制的に『ここは物語が盛り上がってますよ!』と言っている様なもの。物語が盛り上がっているのかどうかは観客に勝手に受け取らせて欲しい。見入っていればちゃんと分かるものだし、見入っていない時に押し付けられるのは不快。
久木田佳那子さんが元AKB小野恵令奈さんに見えた。遠目だったから。でも声も似てる気がして、「ドードー」言ってるのが可愛いなぁと。逆にドードーが喋ってしまうとなんだか残念な気分に。デジモンのアニメでタケルが成長しちゃった時の心境に似ていました。分かる人だけ分かってくれればいいです。
リチャードⅡ 【ご来場ありがとうございました】
演劇集団 砂地
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/26 (水)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい力作
昨年から観劇を決めていたが、熱量が半端ではなく、想像を超える力作だった。作・演出の船岩祐太さんは1985年生まれというのだから驚きです。
原作はシェイクスピアだけれど、むしろシェイクスピアにまったく関心のない人に観てもらいたい。
演劇好きな人ならまちがいなく「見逃したら損」と言える作品。どれだけ凄いかぜひご自分の目で確かめていただきたい。
ネタバレBOX
舞台一面に敷き詰められたたくさんの衣服。開演前、それをたたんでいる女性2人がスタッフかと思ったら、登場人物の女優さんだったので驚いた。カワムラ(小瀧万梨子)とシミズ(守美樹)、2人の女店員は男たちが舞台で繰り広げる政争を見守る庶民であり、男たちに踏みにじられる衣服は荒らされた国土、国民をも象徴しているようだ。本編の合間に、劇団活動をやっているシミズが演劇環境の現状をカワムラに説明し、観客に演劇と社会との関連性を見せてくれる。王妃(岡田さやか)が買い物客の女性として登場し、女性の出産の自由について女店員と口論を始めたりする。この女性は浪費でも満たされない王妃の心情をも吐露する。リチャード王(稲葉能敬)が小泉純一郎よろしく、「私に反対する勢力はすべて抵抗勢力だ!」と言ったり、リチャードを追いやって王座についたヘンリー(中村伝)が現代のマニフェストを読み上げたり、この政争劇は我々に身近に迫ってくる。
つい最近、内閣改造があったので、臣下たちの節操のない寝返りにどこか共通点を感じて苦笑してしまう。政治状況をめぐり、最近、ネットの一部でメディア権力の横暴、記者クラブ批判などが盛んに議論されてるようだが、この劇中にもカメラマンが登場し、「国民は我々が報道する言葉を通してしか為政者を信用しない」 というニュアンスの台詞を発する。まさにいろんなことを考えさせられる作品だった。
男たちの乱闘の迫力もドキドキするほど凄い(暴力の効果音を出す手が痛いだろうなぁ)。カワムラが実は妊娠しており、とりあえず実家に戻り、シングルマザーの生き方を選ぶことを告白。女店員たちが生活への不安を語る場面が切ない。舞台上のポールを伝って地下から俳優が出入りしたり、モニター画面を上手く使うなど、演出もよく工夫されている。
自分が観た回は、難解な長台詞のためか、俳優が台詞をまちがえて言い直す箇所がいくつかあったのが残念。
ドリルチョコレート「テスタロッサ」
MCR
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
男と女の間には・・・
野坂昭如の「黒の舟歌」の歌詞をひさびさ思い出してしまった。
「理解しあうって難しいな」って。
赤、白、青のトリコロールカラーのセットで、3組の男女のラブストーリーが展開。俳優さんが全員素晴らしく、なかなか楽しめる内容で、アフター5にカップルで観てもいいんじゃないかな、と思えた作品。
ネタバレBOX
中川さんはともかく、櫻井、有川のお2人はおよそパンクのイメージではないので、パンクバンドで豚の臓物ブンブン振り回し・・・というくだりは笑ってしまった。
私自身、このあずきちゃんに近い年齢で結婚したので、このカップルには親近感を感じた。あずきちゃんがストレスから耳鳴りに悩まされ、難聴になってしまうが、これくらいの年齢の女性はストレスから更年期障害で耳鳴り症状が出る人も多いそうだ。
また、私には、近藤美月さんみたいな表情で、人を食ったような奇抜なリアクションを行う美人で超個性的な友人がいる。彼女は中川さんに近藤さんが向けるのとそっくりな言葉を日常、旦那さんに向けていて、そこのご夫婦はまさにこのカップル同様、すれ違っているようでも結局最後はいつも手をつないで仲良く歩いて行ってしまう人生を送っているので、他人事には思えないお芝居だった。
石澤・櫻井のカップルもいい感じだなぁと思って面白く見ていたが、彼女に去られて櫻井さんはかわいそう。でも、きっと近いうち、彼女は戻ってくるのでは?と思った。
たまにはこういうお芝居もいいですね。
第5回公演 U-ru ウル
トランジスタone
調布市せんがわ劇場(東京都)
2011/01/12 (水) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
おしゃれな古代人
小笠原諸島の無人島には古代遺跡らしきものがあり、それはどうやらグスター族のものらしい。かつて、彼らが島に根付きそこを恵みの地とし、幾年もの年月を重ね、やがて火山は爆発した。
以下はねたばれBOXにて。。
ネタバレBOX
彼らは火山の爆発を神の怒りに触れたとし、守り人なる神に近き人を祀りこれにすがり、ウルという御霊にもすがっているだけだったが、ある者からテオシンテの種を授かり、荒れた土地を耕しこれを撒き、これを芽吹かせ、そうしてグスター族そのものを成長させる古代歴史ロマン。
その無人島に降り立った考古学博士は古代遺跡の痕跡に触れた時、彼の前に蘇った古代の人々が活き活きと息づく。彼らからはこちらが見えないが、彼らの生活は火山の爆発前の活力に溢れた島での幸福で満たされた時を描写する。
博士はどんどんその世界に引き込まれ、あたかもグスター族のテリトリーに入り込み囚われの身になったような風景になるが、たぶんそれは時間軸の交錯の瞬間なのだと理解するが、もしかしたら博士の妄想の世界なのかも知れない。
遺跡発掘チームと、古代の人達の思いが交錯し立ち現れる瞬間を綴った物語だったが、全体的な構想はしっかりしていたと思う。古代人が何を考え、また現代人がロマンを追いかけたい気持ちを考古学という最もロマンを空想できる題材にしたのも功を奏したと思う。
しかしだ・・、古代人のキャストらがマニュキアを付けまくりばっちりメイクし、現代風の髪形をして、ちゃなりちゃなりと歩く姿は、到底古代文明を想像し難いし、またその世界観に浸れなかったのは事実だ。
舞台とは観客をどこまでその世界観に誘導できるか、どこまで騙せるかが勝負の分かれ道だとも思う。古代文明人なら顔も汚れていたろうし、歩き方ももっと違うような気がするのだ。だからワタクシから言わせるとマニュキアなんてとんでもないし、ましてや女優陣は「綺麗に見せたい」と考えてるようでは演技力が雑と思われても仕方がないと思う。こうしたちっさな事の手落ちが観客を落胆させるのだ、ということを演出家は肝に銘じて欲しい。
カルナバリート伯爵の約束
メガバックスコレクション
荻窪メガバックスシアター(東京都)
2011/01/15 (土) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
構成・演出が見事
評判どおりの素晴らしい劇団だと思った。入場するとまずそのリアルな舞台美術に目を奪われ、期待感が高まる。
ゆったりとした椅子に腰掛け、とても贅沢な気分で観劇できました。構成・演出も見事で、小劇場でこのような公演に出会えるとは思ってもみなかった。
公演期間が長いのでまだ間に合います、ぜひ多くのかたに体験していただきたいと思うお薦め作。
ネタバレBOX
とある国の貨物列車の転落事故現場で、救出作業中断に際し、2人の若い兵士が現状保存の番のため残される。
その一夜の恐ろしくも感動的な体験を描いている。
2人の兵士と共にその場に立ち会ったような臨場感に包まれ、物語の世界にのめりこんだ1時間50分。
俳優たちも全員、その人物になりきっていた。
人間の心理を描き切ってこその感動があり、小劇場系劇団の若手作・演出家には特に観てほしいと思った。
緊迫感みなぎる舞台だけに、カーテンコールの後、改めて俳優たちが舞台挨拶に現れたときのアットホームな温かさに心和まされた。
THE DIAMOND DUST #2
劇団ダイヤモンド
ART THEATER かもめ座(東京都)
2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★
ハムレットのように
シリアスだったり、コミカルだったりで、楽しめました。
オサムの描き方が、やや少年っぽ過ぎるような気が、しました。
ネタバレBOX
始終、全員、素足だったのが疑問でした。黒い床と壁だったので、かなり目立ちました。特にスーツ姿や幽霊逹には、違和感が・・靴が合わないのならば、黒の靴下だけでも、良いと思うのですが、、最初の夢のような亡霊?逹は、黒っぽい衣装で、顔も隠しているので、素足による、存在感アピールで効果あったと思えましたが。。。
公演回数も多く、通勤経路の劇場だったので、全公演見るつもりでしが、休日出勤等の予定変更で、見れなくなってしまい、申し訳ありませんでした。そんな自分の都合で思った事で申し訳ありませんが、1日3本だったら、45分や60分の作品を、15分の休憩(入退場自由)挟んで、2本続いた方が、全作品を見るチャンスが増えると思います。時間の無い人は、1本だけでも楽しめるし、遠方の方は4回行かなくて済むので、ありがたいです。観客の立場としては、公演期間中に4本見れるのは、とても魅力的でした。
キョム!【公演終了しました。ご来場ありがとうございました!!】
悪い芝居
駅前劇場(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
各人物の心情が痛いように伝わる
路上生活者たちが暮らしている廃劇場に男女の刑事が現れ、路上生活者・松本が撲殺された件について事情聴取を始め…な物語。
前半は聴取の様子とその内容の再現を見せるサスペンス風に進行するも、それが一区切りついたところで元・劇作家という設定の山本が観客に「以上は松本さんが亡くなってからの出来事ですが、これから亡くなる前をお見せいたします」と語りかけ、さらに「仲間の路上生活者に演技をさせている」的なことも告げて劇中劇であると明かす…。
ここからはむしろコミカルになるのだが、それだけにその後の松本の絶望がより強く心に刻まれるシカケ。うわわ、何なのこの急ハンドル。
それが芝居であり、さらに劇中劇であるとわかっていても、終盤の各人物(松本以外も含む)の心情が痛いように伝わり緊張感が最高に達したところで幕となるのはスゴい。
また、「始めます」「続けます」と宣言して各シーンを始めることによってメリハリがつくのは面白くかつ有効だし、開演定時の10分くらい前から徐々に役者がステージに上がってイントロ的な演技を始めていて、最初の「始めます」で客電が落とされるのでよりそれが際立つ、みたいな。
客電と言えば終盤で山本の指示で客電を上げるし…。
そんなこんなで先日の『THE LIFEMAKER』のように、観客もまた劇中の観客役に見立てられているのではないか?な気分にさせられるのもメタフィクション好きとしてはタマラン!(笑)
時計じかけのオレンジ
ホリプロ
赤坂ACTシアター(東京都)
2011/01/02 (日) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★
何だろ、
あらすじをなぞっているような感じ。
ネタバレBOX
暴力を捨ててクリエーターになろうという大団円。全員で合唱してフィナーレ、小栗旬さんもにっこり。
老作家、老婆の顔にわざとらしく書かれた皺の線、そこまでおちゃらけなくてもいいのでは。
胸を露わにする女優さんはその方面の専門職を招いたような印象で全く魅力が無く、それくらいなら胸を見せなくてもいいから普通の女優さんを使えばいいのに。
シーン転換の際に使われた白いカーテンは安っぽく、丈は舞台の高さの半分までしかなく、張られたロープが背景のセットを微妙に邪魔していました。やはり、上部まで隠れる大きさが必要かと。
途中休憩20分の間中、アレックスへのルドヴィコ療法が施されていて凄いことだと思っていましたが、黒い幕が登壇してきて恐らく小栗さんは抜け出していたようです。せこいことすんなよって。
僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】
劇団鹿殺し
本多劇場(東京都)
2011/01/15 (土) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
おもしろかった。
久しぶりの観劇。
初めての劇団鹿殺し。
おもしろかった。
びっくりした。
ネタバレBOX
結成11年。
私と同年代の人達ががんばっていました。
僕達の大好きな劇団新感線。
勝手に想像するけれど、
自分たちの劇団のメンバーが
歌が歌えるようになった、
楽器ができるようになった、
大好きな劇団新感線のような舞台ができる、
そんな喜びがあるのだろうと思ってしまいました。
新感線がロック+時代劇・アニメなら
鹿殺しはロック+他の音楽+吉本新喜劇(というか人情芝居)
でしょうか。
大音響でフリーターの自分や両親に愛して欲しい自分を
高らかに歌い上げていたと思いました。
だから、父役に劇団新感線の粟根まことさんを迎えたのも
意識的か無意識かはわかりませんが
必然性のあることで感慨深いものがあります。
人目で役がわかる衣装、設定をしていたのは特に良いですね。
メゾン・ド・ウィリアム
劇団バッコスの祭
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/01/09 (日) ~ 2011/01/17 (月)公演終了
満足度★★★★
現代劇もバッコスらしく
DVD以外でバッコスの現代劇を観たことがなかったので、今回とても楽しみにしていた。ディケンズの「クリスマスキャロル」みたいな物語をシェイクスピアの味付けでやるのかな、と勝手に想像していたのだが、まるっきり違っていて、それでもいつものバッコスらしさは出ていた。
抜群のチームワーク、アクロバティックな演技、感動的な結末。シェイクスピア好きとしては、終演後渡された解説文を読み、なるほど森山さんらしいなーと感心することしきり。シェイクスピアを予告文に書いたせいか、実際の劇を観て、関連性の薄さから不満を感じた観客もいたのではないかと思うが、これも趣向のひとつとして受け止めたい。翻案だけではない取り入れ方もあるという例で。1時間20分にまとめたことも評価したい。
バッコスは着実に実力をつけてきており、安定感がある。ただ、回想場面ではこの劇団の初期のころのゴチャゴチャした未整理な印象を思い出した。
もうひとつ、テーマに関して感じたことはネタばれで。
ネタバレBOX
今回、現代劇もののせいか、いつもに増して、1人1人の俳優に注目して観てしまった。
客演陣が劇団カラーによく溶け込んでいるのがこの劇団の最大の長所。
宇佐見輝の浪人生のオトボケぶりに愛嬌があり、笑いがわざとらしくならないのがいい。
ボクサー志望の杉本仕主也はきっちりと役を作りこんでいる。
丹羽顔負けの鮮やかな側転を見せる小宮忍にはビックリ。
宝塚の男役のように口跡が鮮やかな探偵引野の古屋笑美が印象に残った。
客演常連で、お母さん役を演じることの多い柿谷広美の占い師が新鮮だった。
同じく常連の石井雄一郎は警官役だが、この人のコミカルな持ち味とキレのよい演技、存在感の強さにはいつも舌を巻く。
教師役の上田直樹はいつもよりあまり目立たない役で少し残念。
劇団員。
いつもは凛々しい雨宮真梨のオーナーが少女マンガから抜け出してきたみたいに可愛い。
稲垣佳奈美は回想場面の役の切り替わりが鮮やかで感心した。
昨年から劇団員になった倉橋佐季は滑舌がいまひとつで、私にはまだ彼女の個性がみつけられないのだが、この集団で揉まれながら今後どう成長していくか楽しみ。
今回の公演から正劇団員となった金子優子は「夏の夜の夢」のパックの役どころで、お披露目的なおいしい場面をもらっている。森山らしい配慮でもあり、出演者を脚本にどう生かしていくかをいつも念頭に置いているところは、橋田壽賀子・石井ふく子コンビを1人にしたみたいな人だ(笑)。
金子は色の濃い役が似合う人だが、ほんわかした面もあり、今回はそれが出た。彼女が劇団員になってくれたことは心強い。
ハムレットを思わせる公岡の丹羽隆博の個性の強さはいまさら言うまでもなく、素晴らしい運動神経と役の説得力で魅せる人で今回も見事な擬闘。立ち回りが往年の尾上松四郎のようで歌舞伎にもほしい人材だと思ってしまう。
酒井役の辻明佳のすがすがしい笑顔を見ると、いつも「バッコスを観に来た」という実感が沸く。丹羽との息が合った芝居には今回もじーんとさせられた。辻のような雰囲気の俳優は昔は人情ものを得意とする劇団に1人はいたものだが、昨今では珍しい。
いじめを受けて自殺した生徒が1人ではないため、回想場面の話と現在の場面が観ていてややわかりにくいことが難に思えた。
何よりも公岡が、いじめをする側に反省が見られないからと言って、まるで必殺仕掛け人のように暴力で制裁を加えようとする筋立てには違和感があった。復讐というテーマがすんなりと自分には受け入れられず、いくら生徒を死なせたという自責の念にかられたとはいえ、暴力で解決するのでは教師の敗北でしかないし、救いがなさすぎる。そのへんの矛盾は、上田の演じる平良の台詞でも言わせ、公岡が罪を償うことを決意し、再会場面での酒井の言葉に救われることで補ってはいるが。
最後に、公岡に協力した探偵の引野が共に出頭するとき、雪が舞う寒さなのに上着もコートも着ずに薄着で出て行くのもとても気になった。登場場面ではコートを着ていたはずなので、着せたほうがよい。
違和感は感じたものの、観劇後それを上回る心地よさが残ったのは、森山さんの作劇の巧さと俳優たちのチームワークのよさだと思う。
ブラックスペース(再演ver)
壱劇屋
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
見ごたえ。
去年の夏、周囲からの感想を聞く度 “行きたかった”と思っていて、ようやく大阪セレクションで観ることが出来ました。ブラックスペースに自分も迷い込んでしまったような感覚に捉われながら、その世界に目を食い入るように見つめてしまいました。日替わりゲストのパント・マネ金(大道芸人)さんも素敵で、見ごたえ充分でした。
ババロワーズ・超人予備校・The Stone Age・月曜劇団の大新年会
ババロワーズ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2011/01/08 (土) ~ 2011/01/08 (土)公演終了
満足度★★★★
新年会
新年会っていう言葉の響きから“楽しそう”というイメージで会場へ向かいました。そしてイメージ通り、劇場のなかが笑顔で溢れていて、ほんと楽しい大新年会でした。
太陽物語
満月動物園
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
好みです。
タイミング合い、
初めて満月動物園さんを観にいく機会を得ました。
前説から、不思議な空間に引き込まれ
ほんとに楽しんで観ることが出来ました。
次回も観たい、
そう思いながら会場をあとにしました。
観に来れて、ほんとに良かったです。