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演劇入門

演劇入門

青年団リンク 本広企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/11/27 (土) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇入門または私は如何にして口語演劇を愛するようになったか
と、いう感じの個人的演劇史であった。
それは、口語演劇♡ラブ、平田オリザさん大好き!という感じでもある。

平田オリザ氏のアノ『演劇入門』がどのような舞台になるのかと観に行ったら、そんな感じの舞台だった。

ネタバレBOX

演劇が、どのようにして、あるいは、なぜ「口語演劇」になっていったのか、について、個人的な視点からの解説であった。
というより、個人演劇史であったと言っていいだろう。

そのストリームを、事例を見せながら解説を加えていくものであり、一種の講義でもあったと思う。
作者の岩井さんが、ツボと思った個所を、実に丁寧に見せていくのだが、そこの部分への、演出家としての共感度はどの程度だったのだろうかと思った。
作者本人が演出することに対しての、演出が別だということは、超個人的な経験と意見を解釈して、よりわかりやすく提供するということであろう。

したがって、他人の感覚を自分のものとして理解するということであり、すなわち劇中で言われていた、「自然な会話のような口語演劇」という点についての、違和感をクローズアップさせていたとも言える。

つまり、劇中で違和感として述べられていた七五調の赤毛モノの芝居や絶叫調の芝居の、台詞の不自然さは、実は、口語であっても完全にはぬぐい去れていなかったのではないかということだ。
「自然な会話」というのは、あくまでも作者とっての「自然」であり、演出家にとってはどうなのかということで、さらにそれを演じる役者にとってどうなのか、ということなのだ。
もっと言えば、観客にとってもどうなのか、つまり「自然なのか」ということもある。
もちろん、七五調の赤毛モノの芝居や絶叫調の芝居よりも「より」自然な会話であるというのは確かなのではあるが。

この舞台では、『落語 男の旅 大阪編』(青年団リンク口語で古典)でもおなじみの、「私が作者の岩井です」という台詞が随所にあり、いろいろな役者がそれを口にしていた。
それを口にすればするほど、「この台詞は自然なのか?」ということが脳裏を横切るというのは、意図しているのかどうかは不明だが、なかなかアイロニーに満ちていたと思うのだ。

さらに、「自然な会話」には、「言葉」や「口調」だけでなく、例えば、「座り直す」のような、動きも含まれていることは、きちんと説明されていたので、そういった個人的な感覚を含めての、「自然さ」にも目がいってしまう。

極端な七五調や絶叫調から順を追って解説されてきたので、その微妙な部分には気づかないようにしているのかもしれないが、ここの点は、「演劇」という形態である以上、結局は避けることができないものなのだ、ということをまさに露呈していたようにも思えるのだ。

つまり、他人の口語を話す違和感というか、その気持ち悪さのようなものまでも提示して、「演劇入門」になったのではないか、という思いもある。

また、口語演劇が到達点のように描かれていたが、もちろんそれは、岩井さんが今到達してるであろう地点なのだから、わかるのだが、できればその先に間違いなくあるであろうところまでへの「予感」までも見せてもらえたら、さらに「演劇入門」となっていったのではなかった。

ついでに言ってしまうと、個人的な演劇史(入門)なのだから、しょうがないと言えばしょうがないのだが、口語演劇に対するものとしての、七五調の赤毛モノや絶叫芝居に関しても、「違和感」として切って捨てるのではなく、もっと愛があってもよかったのではないかと思う。
それはそれで意味があったと思うし、「過去」でも「終わってしまった」ものでもないと思うからだ。

私の観た回では、ポストパフォーマンスとして、カットされたシーンが上演されたが、上記の意味においても、カットしてよかったと思った。

にしても、オリザ人形は、そっくりすぎて笑った。
The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】

The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】

DART’S

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/12/07 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

始まったら最後まで目が離せない
俳優さんたちの演技に釘付けという感じで、ル・デコの空間を生かした非常にぜいたくなお芝居。
みなさん言われるように、すわる位置によって違う楽しみがあると思います。
フライヤーなどで興味を持っているかたにはぜひ体験していただきたい。

ネタバレBOX

最初はわぁー楽しそうと思って観ていたら、やがて・・・という作品です。
ちょっと意味のわからないところもあったけど。
まだ公演中で、内容を詳しく書くと興をそぐので書けないのが残念。
俳優さんは全員すばらしいけれど、片桐はづきの終始冷静なゲーム進行係の存在感が特に印象に残りました。彼女がこの役を演じたから、いっそう面白かったと思えました。
Michelle

Michelle

WAKUプロデュース

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/12/05 (日) ~ 2010/12/09 (木)公演終了

満足度★★★

父性愛
このお芝居も声優さんが出るため、アニメファンで満席。当日券がなく、ガッカリして帰る人も見受けられました。
休憩なしの2時間、エピソードをつなぐための暗転が多く、少々疲れました。
登場人物が多く、話を盛り込みすぎた感があります。
「男たちの愛」を描いていて、なかでも父性愛が主要テーマだと思ったが、いくつもの山があり、周辺の女性の話も出すので、全体として散漫な印象を受けた。
千秋楽の挨拶で「いろいろあるけど、皆さん、元気で頑張りましょう」と言ったTARAKOさんの言葉が胸に響きました。そういう思いを込めて作ったお芝居なのでしょうけれど、違和感も残った。
題名はビートルズの曲名からきている。
前説で、「劇中、ナマハゲたちが出てきて場内を通ります。そのとき、泣く子はいねぇかーと言ったらいちおう反応して泣いてあげてください。ナマハゲも大人の役者なので反応がないと困惑します」と言うので、いつナマハゲが出てくるのかと思っていたら、とうとう出てこなかった。「演技で泣かせる」という比喩で言ったのだろうか。比喩にしてはストレートな物言いだったのだが。わかりにくいギャグはやめてほしい(笑)。

ネタバレBOX

子供のいない森下夫妻(鹿島良太・皆口裕子)。夫は会社をリストラされて求職活動中だが妻には内緒にしていて、結婚前の女装癖が出てコスプレパブに通う。コスプレパブの経営者(楠見尚己)は若いとき離婚し、一人息子を施設に預け、同じ境遇のリュウ(柏進)を養子にしている。森下と同じマンションの木内夫妻にもミュージシャ志望の一人息子光太郎(山下平祐)がいて、夫(木原実)はリストラ後、第二の就職先で、子沢山の若い上司(佐野貴之)にいじめられているが木内の妻(山口美紗)がガンで入院してしまう。木内もコスプレパブに通い始める。光太郎の親友(杉原勇武)を幼い頃からいじめ続ける金持ちの息子町田(斉藤佑介)が実はコスプレパブの経営者の実の息子。森下の妻の妹(今村真沙美)は町田の会社の詐欺にひっかかりそうになるが、そこの女子社員(柳沢三千代)が片思いのリュウに貢いでいる。コスプレパブには離婚した妻の間にモモという一人娘のいる日雇い労働者カラス(古山憲太郎)が常連客で、従業員ナミダ(松野太紀)がモモという名の猫を可愛がっている。
これらの人物が絡み合って話が展開するが、もう少し登場人物を減らして話をすっきりさせたほうがよいと思う。森下の妻の妹の描き方が不十分だ。
一番不満だったのは、森下、木内、木内の息子、リュウらの周囲や家族に対する態度に思いやりが欠けていること。これでは幸せになれないと思うが、彼らはあまり自覚がないのだ。
特に町田とリュウは不幸な生い立ちとはいえ、描き方が最後まで不愉快になるほどひねくれており、救いがない。
狙いはほんわかと心温まるストーリーなのだろうが、後味の悪さが残った。
木原、鹿島のコメディ的な場面は面白かったし、古山はどんな芝居でも独特の存在感と誠実な演技を残す。モダンスイマーズではありえないお茶目なコスプレもファン必見。
娑婆に脱帽

娑婆に脱帽

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2010/12/01 (水) ~ 2010/12/14 (火)公演終了

満足度★★★★

人情溢れる物語
そして、舞台には人が溢れていた。

ネタバレBOX

昔のいい脚本(テアトル・エコー?)を使って、昭和の物語を丁寧に描いていた。
狭い舞台にしつらえたタバコ屋の店先と事務所の一部屋がうまく使われていて、人と人が近かった昭和の街角が舞台の上にあったのだ。

少々ドタバタしていたが、その雰囲気は良い。
劇団員を最大限に登場させるためか、登場人物がやけに多いのだが(もとの脚本に手を入れたのではないかと思うのだが?)、要所要所に配していたので、舞台の空気をうまく作り上げていたと思う。

一種の力業だが、2時間近い上映時間ながら引き込まれた。

役者さんたちは、いろんなキャラクターがいて、いい感じに昭和の空気が醸し出されていた。

客入れのときの、ホスピタリティのある様子は、好感が持てる。
この優しく温かい感じが、舞台にもあり、劇団のカラーを感じさせた。

また、観たいと思わせる劇団だ。
ZOMBIE(ゾンビ)

ZOMBIE(ゾンビ)

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2010/12/02 (木) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★

なかなかだね
今回、劇団の特色は俺のテイストとは違う感じでした。アメリカンな感じに仕上げているね、

The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】

The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】

DART’S

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/12/07 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

普通の観劇とは違う脳を使用。
旗揚げからそうでしたけど、しんどい頭の使い方。場所が狭いだけに巻き込まれ方は半端ない。ミステリーだけに登場人物の恐怖が直に観客に伝わる仕組みになってるところが、観ている側もしんどい。そして、その迫力がおもしろい。頭を使うつもりでエネルギーがある状態での観劇がオススメ。

ネタバレBOX

前作からの続きもあるから、知ってた方がよりわかりやすい感じはあります。続けての登場人物もあるから。

けど前作を知らなくてもおそらく面白い。前半の笑いの感触の強い部分で楽しみ、後半のどんでん返しの続くひたすら緊張感を強いられる部分、しっかり考える。考えるのが嫌ならその理屈の流れは無視しても、舞台上のレゴとそれをいじる俳優さんたちの表情で十分楽しめると思います。
砂町の王

砂町の王

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2010/12/01 (水) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

物語的には
THE SHAMPOO HAT らしくてよかったんだけど、各エピソードの背景や出来事の動機付けが弱くてちょっと面食らった感じ。個性あって魅力的な人物像なのに、その行動に出る理由が掴めない。せっかくの客演も全体のそんな雰囲気に光りきれずに終わった感。

ネタバレBOX

ホステスと恋に落ち、ホステスの夫を殺す工場の男、抑えた演技がすごくよかったのに終盤テンション上がりすぎててそれまでのキャラからするとついていけなかったり。ホステスの感情もわからないまま。工場の社長、ホステスの夫、その娘、バーの経営者、なんかどれもキャラがつかみきれなくて。

物語はしっかりしているのに、そこにいる人の存在理由とか行動の理由がわからない。ホステスはどうしてそこまで夫を殺したかったのか。工場の社長は社員をどう思っているのか。工場の新入社員の気持ちは?など。
国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

満足度★★★★

まずは異状ナシ
解散公演の初日なのか、前半は相当な緊張が感じられ少し固く、また物語を何とか進めてる感じだったが、緊張がある程度ほぐれた中盤以降はグイグイ引き込まれラストまで一気でした。面白かったです。

ネタバレBOX

今回客席が三面客席となっていますが、基本正面が見やすいと思います。
(初日は正面で無いと、ある映像が見れなかったし)
後、当日パンフに、あらすじというかプロローグが書かれた紙が挟まっておりますので、初演を観られてない方は読んでおく事をオススメします。
(書かれている続きからとなっていますので)
百枚めの写真

百枚めの写真

トム・プロジェクト

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

とても陳腐な芝居だと思った……
……かもしれない、あれらの写真がなかったら。いや、決して芝居が悪いと言っているわけではないんだけど、戦争関係のものっていくらでも感動しちゃう話ってあるわけで、ハードル高いじゃないですか。そんな中、舞台に大写しにされる写真に、圧倒的な力がある。それは、戦地にいる父親や夫や息子に送るための家族写真。家族写真といっても、父親や夫や息子がいない、欠けた所のある家族写真。人数も服装も表情も様々なんだけど、彼ら彼女らの視線のはるか遠くにいるのは、その写真に足りない誰かであり、帰らないかもしれない誰か。そう思って写真の中の人たちの瞳を見ていると、それだけで泣けてくる。その一方で、淡々と投影される写真が、お涙頂戴っぽくなる物語を現実に引き戻すような力もある。庶民の記録ともいえるしゃしん。その静止画をうまく物語に溶け込ませ、しかも効果的に使って独特の作品にしていると感じた。

ネタバレBOX

しかし、最初にスカイツリーが登場するとは(笑)! それに主人公の役者は、1人3役ですよ(笑)!
マイルド・セブンティーンズ・スター

マイルド・セブンティーンズ・スター

椿組

ザ・ポケット(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台最前列で観てたら・・・・
この5っ星評価にはならなかったと思います。
「だって煙草の煙・臭いキライですので」→これだけの理由で、ですけど。
(特に舞台向かって左側でしたら最悪だったと思います)
まさか観客に配慮して、薬用煙草つかってましたか?
わかりませんが、舞台の作りこみ・話の面白さ・熱さ。
とっても愉しめました。
なんか、王道でストレートな話を熱くみせられると楽しいものですね。
もう1回、高校生でもしてみたくなる芝居でした。

ネタバレBOX

やはり尾崎豊は良い!
でも昨今では「あぁ高2病ね」で済まされそうな気もしますが。
キャラの配置も、判り易くてよかった。
親の世代でカブレてたものを、子供がなぞって再びはまり。
理解のある、その時代の生き証人が先生で。
反対派っぽい先生が、
眼鏡教師にイケメンでカッコいいけど脳みそ筋肉さんとか。
何気に通り過ぎるモブの輩の怪しげなカッコウ。
なんか懐かしのアニメ「うる星やつら」映画版、
ビューティフルドリーマーの終らない文化祭準備みたいでした。
銀塩フィルムにハマル女子高生や、
なんか存在感の濃い、印刷機メーカーのメンテナンスマンとか。
Hに興味ありありの男女とか。
彩り添える文化祭の出し物話など、
飽きさせない会話と出来事の進行が見事でした。
ひとりピーターパンとか、話だけと思ったら。
ちゃんと出て来て、驚かされました(^^)。
古い印刷機=お婆ちゃん説とか、
ユーモアも機知に富んでて良かった。

できれば、スペシャルステージとか組んで。
AKB48vsおニャン子クラブ
(どこかの学園祭で本当にやってそうですよね)
実際に見せて欲しかったかなーって(^^)
(すみません調子のって無理言ってますね)
黴菌(ばいきん)

黴菌(ばいきん)

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/12/04 (土) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

満足度★★★★

「大人の密室群像劇」面白い!
面白いのでそこまでの長さは感じなかったけれど、平日夜、仕事帰りの3時間20分はやっぱり長い・・でも、削れないものわかる(笑)次がどう来るか目が離せませんから。と、思うくらい面白かったです。
ひとり一人(キャスト豪華です)が個性的で・・かなり病んでいるなかで、「人を疑うことを知らない実直な工場の工員」渋澤・仲村トオルさんが・・・・おもしろいです!

ラスコーリニコフとスヴィドリガイロフ

ラスコーリニコフとスヴィドリガイロフ

Conclave

ワーサルシアター(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

シンプルな空間での俳優の演技対決。
表情の奥の奥を覗き込んで集中できました。私の好きなタイプの演技です。全体的にもうちょっと照明が明るいといいな。

ゼロイチ

ゼロイチ

劇団K助

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2010/12/09 (木) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

2本立てと言ってもいい構成で、
前半は、ほぼ想像した通りに展開して、それでも笑える大衆演劇的喜劇。後半は、ちょっと感動させる再生物語。物語の性質の違いがお互いを引き立てているバランスの良さを感じた。そして、2つの物語を妖精が狂言回しとして繋げるといった感じなんだけど、妖精の存在が、最後のちょっとした仕掛けを含めて、いいスパイスになっていたし、水先案内にもなっていて、とても観やすく、暗くならず(後半は、内容的に重い部分もあるのだが)、ストレートに楽しめる印象でしたね。

ネタバレBOX

内容的には満足なんだけど、「説明」にある数字から期待した内容とはちょっと違う印象。いろいろな数字にこだわった内容かと思ったけど、0と1だけに絞られているから(ま、タイトル通りなんですけどね。「説明」の内容も正しいし)、結果的には「あるか、ないか」「もし……だったら」「運命を分けた瞬間」的な、わざわざいろいろな数字をあげる必要のない、ありがちな方向に落とし込まれている感じ。「説明」の前半部分のような、人生の中の数字にこだわった作品も、作ってくれないかなあ……と、ゴミが花吹雪になった風とホコリの中で思いました。

空にはあのひこうき雲

空にはあのひこうき雲

リブレセン 劇団離風霊船

吉祥寺シアター(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/11 (土)公演終了

ミステリーな劇中劇
劇団初見。
劇中劇の中と外で絡み合うドンデン返しが面白い。
余韻を残したエンディングにも趣きアリ。
登場人物は整理しても良かったかと思う。

シルシルシ

シルシルシ

public doc

根津教会(東京都)

2010/12/09 (木) ~ 2010/12/11 (土)公演終了

満足度★★★

教会に初めて入りました
前説代わり?の牧師さんのお話も面白い。しかしみな、美形揃いですなぁ

ネタバレBOX

十戒、こじつけかなと思う部分もあるが、わかりやすくていいです。
ゼロイチ

ゼロイチ

劇団K助

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2010/12/09 (木) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★

ベタだけど、
よくできていた。
万人受けするのでは。

光子の裁判 ★ご来場ありがとうございました。

光子の裁判 ★ご来場ありがとうございました。

青年団若手自主企画 渡辺企画

アトリエ春風舎(東京都)

2010/11/30 (火) ~ 2010/12/07 (火)公演終了

満足度★★★★

みつこ
数学の論題を解くような揺るぎなく明快な検証と実験。観客が疑問を抱くタイミングで舞台でも疑問としてフィードバックされ、スタイルで進めずに着実な速度で進行されるのがよかった。量子力学の池上解説といった趣で、よい授業を受けた気分。
量子力学はどうも「解釈」を通して理解しないとやってけないものらしく、その解釈を巡って色々るようだが、この芝居はその中でも確率解釈寄りになってるらしい。元々知っていた形がおそらくパラレルワールド的な解釈だったので、ちょっと混乱。
あと青年団系の自己同一性が保たれない演出が量子力学の理論と矛盾なく成立すると実証されたのは自分にとってかなり大きな収穫だったかも。

シルシルシ

シルシルシ

public doc

根津教会(東京都)

2010/12/09 (木) ~ 2010/12/11 (土)公演終了

満足度★★★

いいお芝居でした!
受付と開場一緒で遅れるのは良くないですね。寒い中30分以上待っていた方が遅れてきた方より後になったり、住宅地で教会の前で大勢がザワザワしてて夜間に苦情が来ないか心配でした。
せっかくいいお芝居でしたので残念です。初日なので大変だったのはわかりますが。。。席もギュウギュウで詰め込むだけ詰め込む。気持ちはわかりますが、苦しい思いで2時間近くは辛かったです。
それでも役者も本も良かったです。こういう作品は観ておくべきでしょう。

いとしの儚【公演終了!ありがとうございました!】

いとしの儚【公演終了!ありがとうございました!】

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

儚という名に秘められた儚い散り方
全体的にアングラ色の濃い舞台で天涯孤独の博打うちの鈴次郎と儚の情愛に満ちた物語だった。序盤、舞台に登場した鬼にヤラレル。笑
つまり、この世とあの世の狭間の物語。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

博打の神に日本人形のような妖しげな趣のある着物を着用した姫なるものを登場させるあたり、そしてその姫が振る鈴の音のなんとも物寂しい情景や鬼の出現、八戒みたいな坊主の妙海、バカ殿様・・・、いやはやこりゃあ物語に吸い込まれるようにその世界にどっぷり浸かって楽しんじゃったよ。

場は賭場と女郎屋がメインな男衆の大好きな設定なのだけれど、女郎屋のお鐘を演じたあさぎ野瑤子の女将っぽいフテブテシさや儚を演じた三宅真衣の幼児期から女に移り変わる絶妙なバランスの演技は最高だった。

これらを主軸にワキを彩る鬼たちの鬼とは思えぬ人の良さも披露しながら、鬼とのカケに勝った鈴次郎は美しい女を手に入れる。これが世界一の女「儚」だが、「儚」の作り方が、これまた悍ましいのだけれど赤子から100日で大人の女に育つという設定も面白いと感心した。

元々、粗暴で無学の鈴太郎が儚を育てるうちに人としての情が備わっていく風景は現代の人々が子供を育てながら己も育つみたいな感覚で観ていて微笑ましかった。

しかし鈴太郎は宝のサイコロを無くしてからとことんツキの神様に見放されてしまう。一つを手に入れると一つを無くすという原理のごとく負け越し借財しやがて儚までも博打のカケに取られ女郎屋に売り飛ばされてしまうのだった。

生まれてから100日経たずに男と交わると水になってしまうという儚は女郎屋でも男と交わる前に、独自の手練手管でイカセテしまい挿入するまえに男を撃沈させることを覚える。こんなことから「させず太夫」と人気になったが、これまたこの人気がアダとなってしまう物語は実に上手いのであった。

やがて・・100日目の朝を迎えず抱き合う鈴太郎と儚の激情は桜の花びらとなっていつまでも鈴太郎の上からはらはらと舞い落ちて、その画はまさに儚い風景だった。

お笑いあり、涙あり、魑魅魍魎うずまくフィクションの世界はワタクシの心を虜にし、ひたすらその世界観に感動し、更にキャストらの演技力、キャラクターの立ち上げ方、演出、照明、音響、美術、衣装、どれをとっても完璧で、ただただ「いい仕事をするなぁ・・」と見惚れたのでした。

大満足だった舞台。

人魚姫

人魚姫

y0suka

遊空間がざびぃ(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★

今っぽい!
ゲームのことは、よくわかりませんが、ちゃんと伝わってきます。
キャラ濃い人多くて楽しめました。

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