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第46回関東高等学校演劇研究大会

第46回関東高等学校演劇研究大会

関東高等学校演劇協議会

八王子市芸術文化会館(東京都)

2011/01/09 (日) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★

清泉女学院高等学校「モンタージュ~はじまりの記憶~」
モンタージュはわりに高校演劇では取り上げられやすい芝居だ。
ある日、2人の老女が会話をしている。片方の老女は昔の思い出を楽しげに語っていた。しかし、もう片方の老女は語られる思い出すべてを覚えていなかった。それどころか、何を思い出しても嘘のように思えてしまうと言って・・・。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

三人芝居。
舞台の始まりは椅子に腰掛けた老女2人のシーンから。
二人の老婆っぷりがいい。
老女1は老女2に昔の記憶を話しかけるところから物語は始まるが、自分たちが住んでいた細い裏路地のパン屋の話は実におとめちっく。そのパン屋は狭い路地をカニ歩きでメロンパンを抱えながら入っていく。そんな歩き方をしないと狭い路地に入ることが出来ないからだ。メロンパンの入った箱を両手で持って顎で押さえながら入ると、パン屋は自分の周りにメロンパンを20個置いただけのちっさなパン屋だった。

狭い路地でパンを売っているけれど誰も気がつかない。
この話を老女1は老女2に「先に私が貴女に教えたのに他のみんなに自分が見つけたみたいな話をしたでしょ?どうして貴女はいつもそんななのよ。昔っから貴女はそうだったわね?」と、かつての少女だった頃の回想シーンに移る。

その回想シーンではお互いの写真のこと、缶けりをして遊んだ記憶、少年と少女の淡い恋物語、お互いの家族のことなどを子供のようにお互いをいぢりながら描写していく。この二人の関係がいい。

少年と少女の恋物語では老女2は少年を好きだったのに、少年の気持ちに正直に答えられなかった記憶が蘇る。老女2は自分の気持ちとは反対に少年に『老人になったらここで逢いましょう。』と約束してしまった自分がいた。「何故あのとき、少年を好きだって言えなかったのだろう。ずっと後悔してた。いつも片意地張って素直になれない。そんな自分が嫌で嫌で、嫌なことはすべて嘘にしてしまいたかった。すべてを嘘にしてしまったら、そうしたら、自分が何処にも居ないんじゃないか?って思ったの。」と老女1に告白する。

そうして場面は最初のシーンに伏線を繋げ、お互いに老女たちは「貴女が必要なの。」とちっさい頃から友達でいた事に感謝する。そうして記憶を失ったこのように思えた老女2はかつて埋めた写真を掘り起こして、最初のお互いにお互いを楽しくいぢり合うシーンに戻る。

今回は演出が見事だった。終盤のシーンでは美しい影絵をみてるかのよう。老女独特の持つ風景や世界観を上手に描写し、また、過去に遡っての少女たちのシーンが素敵だった。

強いていうなら舞台があんなに広いのだから、老婆の立ち居地は中央が良いのだが、客席から観て右端に殆ど居たことが残念だった。彼女らの左に大きく空いた空間は更に広い空間となって客席から観てインパクトに欠けたように思う。

それでもお互いを楽しくいぢり合う姿はほのぼのとした空気感を演出しながらも笑いどころもあり、セリフのセンスも良かった。

演出と照明のタッグが素晴らしい。
第46回関東高等学校演劇研究大会

第46回関東高等学校演劇研究大会

関東高等学校演劇協議会

八王子市芸術文化会館(東京都)

2011/01/09 (日) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★

山梨県立甲府南高等学校「はたらけ喫茶」
この高校も大会の常連校。いやに色っぽい喫茶店の店員が実に可愛くていい。高校生とは思えないほどの色気。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

3人のフリーターが溜まる喫茶店で元ヤンキーの店員から叱咤激励されながら徐々に一人前の大人になっていく過程を描く。全体的にアニメ的。どじっこメガネやジブリネタを盛りこみ、萌えネタが多い。

主人公フリーターは頑張っても報われない現実が嫌で目を背けゲームの世界に逃げてしまう。現実逃避だ。しかし、眼の前の店員の育った環境や不幸な生い立ちを知り、環境でグレルのではなく自分自身の弱さからグレルことを知る。

結局、」何事も自分自身の問題なんだと悟り、一転して初心に戻って教師を目指す物語に恋愛も盛り込む。

高校生らしい演劇だったが物語の筋はありきたりなもの。
第46回関東高等学校演劇研究大会

第46回関東高等学校演劇研究大会

関東高等学校演劇協議会

八王子市芸術文化会館(東京都)

2011/01/09 (日) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★

東京都立羽村高等学校「青い春」
夏目漱石の「こころ」をモチーフに演劇部部室での普段の様子と恋愛を描いた物語。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

ここでの演劇部の部員は6人。「こころ」は一人の女性を好きになってしまった三角関係を描いた物語だが、ここでは四角関係を描く。

時として人間というやつは良く解らない行動を起こすものだが、工藤愛は部員の佐野を好きなのに、クラスメイトの村松と付き合っている。これを知った桐島夢子はちょっと安心する。なぜなら工藤は佐野を好きだと思い込んでいたからだった。「それなら私は佐野君を好きになってもいいよね。愛、応援して。」と愛に協力を求める。

愛は自分の本当の気持ちを隠したまま、苦悩し、ついに村松と一方的に別れてしまう。その後、佐野から愛を告られるも夢子の心を察して断ってしまう愛の心の葛藤を描いたもの。更に今回は高遠光という女子がどうやら愛を愛してしまった描写も加味され、大人ならぐちゃぐちゃになりそうな展開をわりに爽やかに描いていた。

未熟でまだ大人になりきれない青春の青い恋愛を描いた物語だが、「こころ」もこういった「青い春」も相手を思うがゆえの自己犠牲的な愛だが、実は好きな人に好きと言えなくて他人に譲る愛は本物ではないと考えてるワタクシ。笑
それでもあの頃、そんな未熟で幻想的な恋もしたな、と懐かしく観ていた。恋に恋していた日々を描写したもの。と断言しちゃってもいい?笑

部室での練習風景や人間関係がリアルで素敵だった。
凛然グッド・バイ

凛然グッド・バイ

劇団 Ugly duckling

駅前劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/09 (日)公演終了

満足度★★★

戦争と詩人
各地で戦争が勃発している近未来を舞台に、戦争を止めさせる詩人の素質を持つ人、その先生、先生の娘の3人を中心に描かれる、不思議な雰囲気の作品でした。
物語やテーマをはっきりとは理解できませんでしたが、色々と惹かれる要素がありました。

女2人芝居のはずなのに、舞台上に4人いるという冒頭に意表を突かれたました。しかし、その後に続くメインキャストではない2人(脚本家と演出家が演じていました)のコント風のやりとりは笑えませんでした。以降に見られる飄々としたユーモアが良かっただけに、もったいなく感じました。

プロローグの後は場面転換の度に2人がいくつかの役を演じたり時間軸を前後したりするので最初は混乱しましたが、説明的な台詞がなくても、話が進むに連れて次第に関係が明らかになっていくように巧みに書かれていました。古い言葉と新しい言葉のディスコミュニケーションの様が切なかったです。

役者2人の演技が素晴らしく、様々な役の声色の使い分けや静から動のダイナミックレンジの広さで、2人芝居に見えない豊かさを感じさせました。

コンテンポラリーダンス的な身体表現は、エンターテインメント系にありがちなパラパラ風ではなく、舞台の進行に馴染んだもので効果的でしたが、体が振付に追い付いていない感じで残念でした。

照明が控え目ながらも物語に沿った的確な効果を生み出していて印象に残りました。

今回初めてこの劇団を観たのですが、本作をもって解散するとのこと。今回はあまり好みではありませんでしたが、個性的な作風としっかりした演技力に可能性を感じたので、もっと前から知っていればと残念に思いました。
メンバーそれぞれの今後の活動に期待しています。

第46回関東高等学校演劇研究大会

第46回関東高等学校演劇研究大会

関東高等学校演劇協議会

八王子市芸術文化会館(東京都)

2011/01/09 (日) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★

八千代松蔭高等学校「花まんま」
朱川湊人の「花まんま」はあまりにも有名のなで、どなたも筋は解っていると思うが、加藤家の小さな妹がある日突然、誰かの生まれ変わりだと言い出し、彦根にいる家族に会いに行く。死んだ繁田喜代美は小さな妹・加藤ふみこに乗り移って拒食症になった父親に「花まんま」を作って励ますという筋。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

早くに父親を亡くして育った妹と、彼女を優しく見つめる兄を描いた話題作だが、ここに登場する父・加藤恭平のキャラクターが絶妙。彼のコミカルさで会場から笑いを取る。更に繁田仁(父)の年老いてガリガリになった様子も涙を誘う。ワタクシも号泣してしまったが、会場でもすすり泣きが聞こえた。

愛娘が死んだ日に暢気にご飯を食べてた父親の後悔と懺悔の心から拒食症になった場面の描写はあまりにも悲しく、また「花まんま」で父親を何とか救おうとする娘の気持ちが痛々しく美しかった。

父と娘の絆を描きながら生きている人たちへの希望の物語。
サウンド・オブ・ミュージック

サウンド・オブ・ミュージック

劇団四季

四季劇場 [秋](東京都)

2010/04/11 (日) ~ 2011/03/12 (土)公演終了

満足度★★★★

至福の時間
土居裕子さんを劇団四季の舞台で観ることができる日が来るとは夢にも想いませんでした。それもサウンド・オブ・ミュージックのマリア役とは。これだけで観に行く価値ありでした。

第46回関東高等学校演劇研究大会

第46回関東高等学校演劇研究大会

関東高等学校演劇協議会

八王子市芸術文化会館(東京都)

2011/01/09 (日) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

松戸馬橋高等学校「山姥」
昨年、 神隠し「八十八ものがたり」を観てすっかり荻野綾のファンになったワタクシは今日も彼女の演技を観ることができて嬉しかった。現在、2年生らしいから、来年も頑張って勝ち抜いて来て欲しいと切に願う。毎回の大会の常連校らしい骨太さ。


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

山の神によって子供を授かった山姥は当初、子供なんかめんどくせぇ。と思っていたが、育てているうちに情が移ってしまう。しかし、山の掟は「子供を春に生んで冬に死す」という1年も生きられない運命だった。そこで村に捨てれば子供は生きられる、という特例を利用して山姥は自分の子供を泣く泣く山に捨てに行くのだった。

拾ったムラオサは子供を大切に育て自分の仕事である水の門番の跡を継がせることにする。その間、山姥は夜な夜な息子・ヤマトの寝顔を見るために、毎日せっせと山から降ってきては登っていくのだった。そんなヤマトも成長するに従って人間特有のずるさを身につけていく。自分に不利なことが起こるたび、山姥を悪玉にすることで自分を有利にしていくヤマトに次第に失望してしまった山姥は、ついに郷に降りなくなってしまった。

しかし、ある日、ヤマトの都合で水門を開けるのを怠ったことにより、水門は決壊し村に大きな被害をもたらしてしまったのだった。

ヤマト一家を救うために自分の命を犠牲にした山姥の愛の物語。

荻野の歌、ゴリラのようなダンス、赤子と子供の二重描写、太鼓を軸にした楽隊、それらはこの童話に相応しい彩だった。山姥の死の瞬間に叫ぶいたちの絶叫は物悲しい絶望の雄叫びだった。ワタクシは思わず泣いて、その美しい世界感にどっぷりと浸ったのだった。

母親の犠牲愛を描いた物語。



追憶の村、生命の樹

追憶の村、生命の樹

空想天象儀

高田馬場ラビネスト(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★

いい素材
ミステリーとしてなかなかよいものがあるとは思うが、もっと煮詰めてテンポよく展開したほうがよい。序盤の笑いの箇所は面白いので起爆剤があればもっと笑い声が出たと思う。

ネタバレBOX

どんでん返しは気に入ったが終盤の演技はもう少々異常感を出してほしかった。
EMPTYMAN

EMPTYMAN

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★

評価は星4つです
すいません、先ほどのコメントに評価入れ漏れてました。。

EMPTYMAN

EMPTYMAN

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

面白かったですよ!!
初見でしたが、私は楽しめました!

気楽に観劇でき、面白いかったです。
また着眼点(テーマ)もよかったです。

ただ、ほかの方のコメントにもあるように、
「主張したいことの伝え方」は少し弱いようには感じました。
(観劇歴のある人や演劇人には分かるけど、一般人には少し分かり難いかな)

これからの成長に期待できる劇団だとは思います。
12カ月連続公演を通じて、どのくらい成長するのか楽しみです!
また観劇に行きます!!

空中回転ブレンド ご来場ありがとうございました。次回は8月!!

空中回転ブレンド ご来場ありがとうございました。次回は8月!!

みきかせworks

ワーサルシアター(東京都)

2011/01/06 (木) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★

アロマブレンド観劇
圧倒的に面白かったMrs.fictions。
ベタな青春恋愛モノにウルトラマンネタを詰め込んだ秀逸な脚本だったと思う。
志水衿子さんの真っ直ぐな演技がとても気持ちいい。
別の機会に是非再演してほしい。

視覚的アイデアが満載の劇団エリザベス。
理解できない部分もあったが、
「みきかせ」というコンセプトをよく咀嚼したものだったのかな。

追憶の村、生命の樹

追憶の村、生命の樹

空想天象儀

高田馬場ラビネスト(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★

疲れた!
新年早々の観劇。だが、参った。なにしろ長すぎる。しかもダラダラとうぃている。ストーリーは面白いと思うけど、演出が学芸会レベルで、観ていて時間の経過が遅く感じてしまい、せっかく最後のところで「へぇ~ッ!!」となるはずが、それまでの間延びした演技のおかげで「早く終わってくれ!」ってなってしまい・・・・、疲労感だけが残った。加えて暖房が効きすぎており、暑くて暑くて、早く外に出たいという思いが、役者の熱演を上回ってしまった(笑)。当パンを見ると、なにやら見たことのある、私の好きな劇団である「やぶさか」の海老原さん(面識は無いが、舞台は見たことある)の名前が記載されていた。ま、演出したわけではないようなので仕方ないが、「やぶさか」のレベルで観て、果たしてこの内容は納得できたのだろうか?

ババロワーズ・超人予備校・The Stone Age・月曜劇団の大新年会

ババロワーズ・超人予備校・The Stone Age・月曜劇団の大新年会

ババロワーズ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

大新年会
ネタ物、ゲーム、コント、書初めでの抱負、芝居の練習、女優陣ダンス、
(お芝居では有りません)ほんまに大新年会でした。
面白かった。

2階で振舞い酒も美味しく頂き、
The Stone Age「胸に突き刺さった5時43分21秒」DVD購入。

楽しい大新年会をありがとうございました。

蠅の王

蠅の王

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

深い闇!!
「社会」を描く古城さんの作・演出力。それを表現する役者さんの身体能力はいつ観てもすばらしい。今回の『蠅の王』は改めてそれを感じた芝居でした。

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

MCR

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い!!
笑えて、切なくて。台詞がよいな〜。

空の片隅

空の片隅

演劇企画 徒歩

サブテレニアン(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/09 (日)公演終了

あまりに普通な感じ
だった。「星の王子さま」って、確かに本を読んでもあんな感じなんだけど、舞台美術と言えるようなものもなく、衣装も普通、小道具もなく、動き少なく、芝居としては地味過ぎて、朗読を聴いているのと大差なくなってしまっている気がした。演劇的な遊びがなく、悪くはないけど面白くないというか、真面目すぎて退屈な感じ。演技そのものは決して悪くはないのだから、もう少しメリハリをつけて、観客の想像を超える(あるいははずれる)何かがあれば魅力的になると思う。

ネタバレBOX

水の落ちる音を効果音に使っていたようだが、最初はとくに半端で、単に楽屋の音がもれているのかと思った。
ドリルチョコレート「テスタロッサ」

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

MCR

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

近藤川島はすごいな
「クイッククエンチ」ときも役者揃えてる感あったが、今回も。このメンツでおもしろくないはずがないし、せりふのはしばしまでおもしろく、しんみりもする

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

MCR

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★

2011年幕開けの一本
MCRの前作『神様さん』がマクロな感じだったのに対して、
今回は恋愛に特化した内容に。
3組のカップルの色模様にニヤニヤしたりキュンとしたり。
キャスト変更後にどう変わるのかもちょっと観てみたい気がします。

近藤美月さんは相変わらずもの凄い破壊力でした。

ネタバレBOX

これが櫻井さんのやり方なのか、
またしても役の名前は実際の役者さんの名前です。
今回それが妙にリアルに感じたり。

ラブラブのバカップルだったり
一緒にいても片思いだったり
罵倒しあっていてもそれは二人にとっての符丁だったりと
かなりの変化球のため共感はし辛いです。
それでもなんとなく「いいな~」って思ってしまうのは
打算ではなく純粋に恋愛に向き合ってるからなんだろうなぁ。

あと、パンクバンドという設定なら、
開演前の音楽もいっそパンクしてみれば良いのにと思いました。
冬に舞う蚊

冬に舞う蚊

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2011/01/05 (水) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★

みた
語り口が、「テンポがいい」と「端折りすぎ」の中間に感じた。
ここらへん、個人差はあると思うのだけど、ちょっと待ってと思うところが何箇所かあった。

ネタバレBOX

正義とは何か、善とは、悪とは、という問いかけは分かる気がしたものの、大卒で、勤続年数も長く、子供もおらず、まだ若く、、という主人公ならば、会社にすがりついて身を滅ぼしていくという他に、転職を考えるとか選択肢はあっていいはずだし、、という考えがずっと引っかかり、共感できなかった。

主人公が追い詰められていった事情が畳みかけられていくけれども、会社と家以外の生活(友人関係など)は語られず、誘導されている感じが強くしてしまった。
凛然グッド・バイ

凛然グッド・バイ

劇団 Ugly duckling

駅前劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/09 (日)公演終了

みた
大きめの効果音と、声と、一見奇天烈な物語で、入り込むのに時間がかかった。
作品と演出が別々の方を向いているように感じ、役者は振り回されているように思えた。
意地悪で書くのでないけれども、演出効果を最低限に抑えたリーディングで聴くことができたら、随分違う印象だったのではないかと思う。

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