超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】
元東京バンビ
しもきた空間リバティ(東京都)
2011/03/02 (水) ~ 2011/03/06 (日)公演終了
満足度★★
みてきました
冒頭でとんでもないことを言い出すので、下ネタで笑わせる感じかなあと思いましたが、全然違いました^^;
むしろちょっぴりホロッとさせる劇でした。
ただ登場人物の動機があいまいな気がしました。私が理解できなかっただけかもしれません;;
おもしろかったです^^
投げられやすい石
ハイバイ
大野城まどかぴあ(福岡県)
2011/02/19 (土) ~ 2011/02/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
その緻密さで
「人間」をそのまま突きつけられた気分に。
福岡公演、毎年来てほしいです!
ネタバレBOX
このクオリティの作品が3000円で観られる幸せを噛み締めております。
Lust -ラスト [色欲]- 【再演】
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/03/04 (金) ~ 2011/03/08 (火)公演終了
満足度★★★★
続きが見たい!
舞台よりも映像で見たい作品。映像なら説明的長台詞は不要になるので、もっと見やすくなるかも。それにしてもセットらしいセットは何もないのにちゃんと風景が見えたのはすごいと思う。(我ながらものすごい矛盾したコメント)
久しぶりにいい和製ミステリーを見た。
また役所の縦割り行政がでてきていやになるな~。(麻薬取締りが厚生省の管轄だなんて全然知らなかった。)民主党が改革してくれると思ったのに全然役に立たない!(*芝居とは無関係なコメントです)
おいしい夕食
スポタニ♡
MAKOTOシアター銀座(東京都)
2011/03/04 (金) ~ 2011/03/06 (日)公演終了
満足度★
確かにビューテフル
目の保養にはなりましたが、セリフが本当にありきたりで歯が浮いたようで、落ち着けなかった。オリジナルの脚本には凡庸なセリフで無理があったかも。脚本だけでもプロにお願いしてもよかったのでは。ラストの落ちはちょっとがっかりです。
Lust -ラスト [色欲]- 【再演】
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/03/04 (金) ~ 2011/03/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
芸達者な出演者に感動!
このセリフをこの速さで一気に言える?いろいろ劇をみましたが、こんなに滑らかにセリフを探ることのできる役者さんってすごい!劇のストーリー以前にセリフでもう圧倒せれました。2時間の長さを覚悟してましたが、終わってみると夢を観てたごとく、長さを感じませんでした。
Lust -ラスト [色欲]- 【再演】
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/03/04 (金) ~ 2011/03/08 (火)公演終了
満足度★★
前評判を聞いて見に来ました。
よく練られた作品だと思いました。しかし口調の速さや説明台詞が多いため、途中から置いていかれてしまいました。こちらの年齢的なこともあるのかもしれませんが。
あとお客さんが増えてくると、最初の座席と違う座席に移動することになっていました。自由席の難点を痛感しました。
色々と悔しさが残る舞台でした。
SIS(エスイズ)-僕の彼女は多重人格-【全日程終了致しました。ご来場ありがとうございました!】
劇団三年物語
ザ・ポケット(東京都)
2011/03/04 (金) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
非常に面白かった
テーマが面白そうで楽しみにしてたのですが、
話のまとめ方も、演出も、役者の芝居も
いずれもクオリティが高くて、
観ていて完全に引き込まれました。
期間中にもう一度何とか時間を作って観にいくつもりです。
桃太郎の母
北仲スクール
北仲スクール(神奈川県)
2011/02/26 (土) ~ 2011/02/27 (日)公演終了
満足度★★★
うーん、難しい!
教室内でレジャーシ-トを敷いてのテント芝居風客席。
観客は圧倒的に女子大生が多いという感じでした。
俳優は横国大の学生さんなので、唐ゼミ☆の後輩に当たりますが、彼らはこの難しい戯曲を理解して演じなければならないので大変だったろうなと、推察します。
とにかく、チンプンカンプンで、観終わった後、唐十郎作品に詳しい知人に解説してもらおうと思ったけど、頭脳明晰なインテリのその人も、だいぶ昔に観て「チンプンカンプンだった」と言うので、あきらめました(笑)。
舞台美術にも懲り、歌唱も俳優の演技も上手でしたが、戯曲の意味がさっぱり理解出来ませんでした。残念です。
唐さんの作品はパンフにもう少し説明がほしいところです。
ネタバレBOX
実在の女子大生殺人事件をモデルにしているそうです。
探偵事務所が3つも出てきて、女性検事が真理子という女性の殺人事件の謎を解く、というストーリーなのですが、観ていてさっぱり意味がわかりません。
「人間椅子」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「アイドルを探せ」「一寸法師」「桃太郎」といったモチーフはわかるものの、全容がつかめません。
うみほおずきをくわえた灰田がパズルのピースがはまったごとく、舞台後方が開き、海に吸い込まれていくというラストシーンに唖然。
寒天をストローで吸うことに何の意味があるのか?
人間椅子に扮したドンと松下がストローで外気を吸おうとするが、いったい何で人間椅子になって潜入しなければならないのか、わからない。
おそろいのオーシャンブルーのベレーをかぶった「シーフードレストラン」のお嬢さんたちが可愛らしかった。このベレーの意味もあるようだけれど、わからなかった。
ライトな演出は久保井さんらしいけれど、アングラらしい音楽と照明の変化が頻繁なため、返ってチグハグな印象に思えた。
壺会 第十回公演 女存在 (再演)
演劇集団壺会
東京アポロシアター(東京都)
2011/03/04 (金) ~ 2011/03/06 (日)公演終了
満足度★★★★
初めての
二人芝居でした。正直言って、自分には難しかった・・・。でも役者さんの迫力がすごかった。
あと、自分の前にお子様がいて、集中できなかった。子供も「あと何分?」とか親に聞いてて、かわいそうだった。知り合いなのかなんなのか知らないけど、こういう芝居に子供を連れてくるのはどうかと思う。
偽善者日記
荒川チョモランマ
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/03/05 (土) ~ 2011/03/06 (日)公演終了
■大阪公演アンケートより■
※下記は、回収したアンケートから、匿名記載の許可をいただいているものを一部抜粋して掲載しております。
★いろいろ痛いとこささった。それから怖かった。ずっと息ができていた気がしなかった。ここまで苦しい公演は初めてだった。でも目が離せる気がしなかった。見てる方がつらくなるような公演、だから、面白かった。
★レナさん(三輪友実)の演技で何回か泣きました。
★全ての役者さんが上手くて、ずっとひきこまれっぱなしでした。思わず出てしまう「え?」とか動揺したときの指の動きとか細かいところまで役者のつくりこみが本当に上手でした。
★やられた!
★人間として生きていくうえでの矛盾。人に嘘をつくなと言われているにも関わらず、どこか嘘をつかないと生きていけない。非常に考えさせられるお芝居でした。いい時間をありがとうございました。
★脚本の内容が自分と重ね合わせれる事が出来て他人事には思えない内容。台詞の間を大切にするいいお芝居だった。
★めっちゃおもしろかったです。それぞれがみんなコンプレックスを持っていてその若者が持つコンプレックスを、とても繊細に丁寧に描いた作品だと思いました。役者もみなさん力量のある方ばかりでそれぞれの役の気持ちをとても丁寧に表現してると思いました。
★1人1人の心情をしっかり感じた。楽しかったけど、苦しかった。
★みせ方をわかっていてうまい。話がおもしろかった。共感・納得できました。(20代女性)
★すごくパワフルで、遊び要素もちりばめられているのに最後には少しうるっとして観に来てよかったです。
★生って山あり谷ありだなって思わせる演劇でした。演技がとても熱かったです(笑)笑いあり涙ありで、いろんな舞台を楽しめました!最後の転換はやるなぁという感じです!(20代男性)
流星キャッチャー【 2月18日(金)までだる割ぃ(特別価格500円)予約受付中!】
劇団だるい
しもきた空間リバティ(東京都)
2011/02/25 (金) ~ 2011/02/27 (日)公演終了
満足度★★★★
真面目なつくりで楽しめた
今回は7本のコント。前回より平均点が上がり、力作がそろったのではないだろうか。
劇団「だるい」は年1回公演を目標に社会人ユニットでスタートしたため、私は他劇団との比較でなく、単体評価をしてきましたが、コント公演も5回目ということで軌道に乗ったようなので、今回から総体評価に切り替えます。
楽屋落ちもなく、自分たちだけが楽しんでいるようなところがなく、満席のお客さんが本当に楽しんで笑っていたのが何より。チームワークに感動した。
松永明子改め煩悩寺朋子さんのコメディエンヌぶりが印象に残りました。
男性陣では佐溝さんが大真面目に演じ、ピリッとした香辛料のよう。中野さんの関西人らしい笑いのセンスは抜群。
やはり大河内さんの作品が面白いが、圧巻だったのは最後の中野さん作・演出の「ミュージカル太陽系」。
次は6月?大いに期待したい。
ネタバレBOX
探偵」(大河内健詞 作・演出)
殺人現場で刑事が検死をしている最中に、怪しげな探偵が次々、やってきて、現場保存がメチャクチャに・・・・
ツッコミ役の刑事、佐溝貴史の真面目さと、すっとんきょうな金田一耕助もどきの探偵・中野和哉の掛け合いが可笑しい。金田一以外の探偵のキャラがアイディアにとどまっているのが残念。
「流星キャッチャー」(佐溝貴史 作・演出)
年に一度、天使が流れ星の願い事をキャッチして潰すというダーティーなゲーム。天使たちの作戦はことごとく失敗して願い事が叶ってしまう。
なぜなら、陰に「願い事の妨害を潰す」という願い事の流星をキャッチしていた天使がいたから・・・。
キャッチするのが天使というより星に見え、流星ではいけないのだろうか。
「別れの曲」(大島健吾 作・演出)
急死したミュージシャン(中野和哉)の告別式に集った仲間たち。
ニュージシャンは成仏しておらず、みんなの様子を見ている。
煩悩寺朋子の「どさんこ、ドスコイ!」の“思い出の一発ギャグ”の迫力たるや、女子で思い切ってよくやったと感心する。
大島がいかにも好みそうなシチュエーションだが、歌が長く、少々ひっぱりすぎの感も。彼は軽演劇風のテンポのよいコントのほうが持ち味が出る人。
「竹取物語」(大河内健詞 作・演出)
雅楽に乗って、ゆったりと侍女が若君に語る「竹の物語」。
「竹」の通販番組みたいな部分が笑えた。感心したのは古語の文法が正確であること。
シリアスな時代劇でも言葉遣いが間違っている劇団があるだけに、コントでこれだけ正確な文語を使うのは高く評価したい。
昨年好評だった「狂言物」もそうだが、古典のエッセンスを現代に生かす大河内の手腕はなかなかのものだ。
「さようなら人類」(小林早苗 作・選出)
人間が絶滅寸前の動植物の遺伝子を肉体に移植・培養したらどうなるか、というSF劇。
会社を辞め、引きこもりになって魚類の遺伝子移植を始めた大島と、大島を訪問して感化され、花を移植した佐溝が、異形のまま、ごく普通の会話をしているのが可笑しい。
花を頭上に生やした佐溝がまるで家庭菜園を作る感覚で寄せ植えプランを話す。園芸が趣味の人のようで笑えた。
「金閣寺」(原作・三島由紀夫 脚色・演出 佐溝貴史)
三島の名作「金閣寺」を前衛パフォーマンス風に演じる大河内、佐溝、煩悩寺。その動きに、コメンタリー風の解説雑談が流れる。
着想は面白いが、動きと語りが巧く融合しておらず、いまひとつ可笑しさが伝わらない。コメンタリーよりもパフォーマンスのほうの原作の台詞に注意が行ってしまう。
「ミュージカル太陽系」(中野和哉 作・演出 作詞・中野和哉/作曲・大島健吾)
地球と月の恋を応援する太陽系惑星たちのミュージカル物語。
地球役の佐藤史弥が力演。敵役のブラックホール(佐溝貴史)が「ブラック!」の叫びとともに繰り出すブラック・ユーモアが秀逸で爆笑した。
コント公演ながら、立派なミュージカル仕立てになっていて歌もきちんと歌っているし、子供にも見せられる内容で楽しめた。
Lust -ラスト [色欲]- 【再演】
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/03/04 (金) ~ 2011/03/08 (火)公演終了
満足度★★★★
息詰まる展開
ストーリーがしっかりしていて、役者がせりふを機関銃のように吐き出す。
サスペンスの芝居としては秀逸。今回は再演の第一弾ということですが、第二弾、三弾の再演を見てみたいです。
ネズミ狩り
劇団チャリT企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/03/03 (木) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネズミの足音。そして「駆除せよ」と声がする。
このテーマに挑戦し、かつ、そこにきちんと笑いを盛り込んだという技量とセンスに脱帽する。
役者もいい。
ネタバレBOX
こうした重いテーマにかわらず、笑いを交えきちんと見せていくというセンスは素晴らしいと思う。前半も、物語が重たくなり出す後半においても、うまい配分で笑いを交えながら、物語は進行する。
そこに市井の人々の視線が入っているから、笑いが嫌みになってこない。
その視線とは、私たちの視線であり、私の視線である。
事件とは、当事者でない限り、どこまでも他人事な大変な出来事であり、言わば「ワイドショー」的なネタでもある。
もちろん、犯罪被害者やその家族のことを思い胸を痛めたりすることも、当然あるのだが、やはり自分のことではなく、無責任なまま、ギャグにして笑ったりしてしまう。
その市井の視線を、いかにも町にいそうな人々を登場させ、その人を見ることで、観客は自分たちの立ち位置を意識してしまうのだ。
「ああ、あそこで笑っているのは私だ」「あそこで、噂を面白そうに垂れ流しているのは私だ」と。
だから、そばで関係者がどういう想いでその会話を聞いているのかが、わかってしまう、この舞台を観ることは、第三者の視線になって、自分のことを見ていることになる。
しかし、そういう姿を反省せよ、ということがこの舞台の目的ではない。
天井にいるはずの「ネズミ」の姿に、不安を感じ、さらに嫌悪し、駆除しようとする心は誰にでもある。
ネズミは、そうした心の象徴であり、ネズミの足音は、実態のない、街中の噂や風評やマスコミの垂れ流す情報という名のゴシップなのだ。
それに踊らされ「駆除せよ」と自らを煽ってしまう。
姉と妹が対立する形で語られるテーマについては、裁判の結果としての決着を一応みる。そして、姉には新たな命が授かり、妹は電車に乗れるようになったという、未来が見えるようなラストで終わる。
しかし、そこで交わされていた論議が終わったわけではない。
判決が死刑ということであれば、そのことにまた向き合う日もくるであろう。さらに、ひとたび別の事件のことをニュースなどで見聞きするときには、彼女たちも、やはり劇中に登場する噂好きのおばちゃんと何ら変わりないのかもしれない。
誰が作って煽ったかわからない「世論」に駆り立てられ、無責任なことを言ってしまうのかもしれない。私たち観客と同じに。
ネズミは天井裏にはいないはずのに、足音だけがまた響く。自分の目で確かめることはしない。つまり、音だけで判断し、それだけでいるはずのないネズミを駆除せよと言う。
それは、季節は、夏から冬になっているのだが、セミの声が鳴り響く、夏の、あの、姉妹が言い争った時間に舞い戻っているのと同じということなのだ。
この「ネズミがいる気配」というものは、現在行われている裁判員制度にも大きくかかわることではないだろうか。すなわち、世論というネズミの足音が騒がしくなれば、裁判員はそれに右往左往されることになっていくのだ。
これから誰もが裁判員になって、「人を裁く」、ときには「死刑を下す」ことがあるであろう。ゆえにその「気配」に対する心構えが、誰にとっても必要ではないのか。
つまり、「きちんと自分の目で見、耳で聞き、判断せよ」「そうした自覚を持て」ということなのだ。
舞台では姉と妹の両者側の立場について、きちんと描かれる。それはどちらが正しいとか間違いであるとかではない。
感情と理性(倫理)と、という2軸でもない。
姉とその父の生き方、妹の過去などがうまくバックボーンになっているので、その対立も自然に感じる。そこの設定と導入はうまい。
弟とそのバンド仲間の設定も、下手をすると、単に笑わせるだけのキャラクターになりそうなところを、きちんと締めていて、しっくりとはまる。
とにかくキャラクターの設定が各々うまい。すぐそばにいそうな人々をちょっとだけデフォルメして描いている。それを演じる役者たちがまた素晴らしくいいのだ。
姉役・南ナツキを演じたザンヨウコさんの、腰の据わった貫禄とも言える演技は、舞台全体をきちんと締めていた。パートの土屋を演じた松本寛子さんは、本当にうまい。ナツキに対する愛情のある接し方と、物語の進行とともに浮かび上がる不安を、いかにもいそうなおばさん(失礼・笑)として見事に演じていた。
富永を演じた山内奈々さんの、おばちゃんぷりはさらに凄い。もう怖いモノなしで突っ走る。ややデフォルメされたキャラクターを難なくこなす。とても味がある。
トモゾウを演じた高見靖二さんの、きれいなキレ方のうまさ、ハジメの鬱々とした様子(ワカナとのデートでのそれが少し緩む感じも含め)が印象に残る。
また、ハルアキとサトルは少々卑怯な設定(笑)ではあるが、出しゃばりすぎず、いい立ち位置をキープしていたと思う。
2パターンのキャストで公演は行われているのだが、Bキャストの出来がこれだけのレベルであるとすると、Aキャストのほうは? と興味がわく。しかし、日程的にもう無理なので、残念。
この日のアフタートークは、社民党の保坂展人さん。死刑廃止を推進する議員連盟という立場からの登場した(氏は今は議員ではないが)。時間は長くなって、後半の質問コーナーでは死刑についての討論へ発展しそうだったが、時間切れとなった。その中で、印象に残ることは2つあった。
ひとつは、死刑廃止を推進する議員連盟の現会長・亀井静香氏がなぜ死刑廃止に賛成しているかということ。彼は警察庁時代にあることで逮捕された経験があるという。そのときの取り調べで、これならばえん罪もあり得ると思ったということから、死刑に反対する立場になったと言うこと。
もうひとつは、死刑廃止を推進する議員連盟は、かつて大所帯だったのだが、いわゆるオウム事件後、「死刑やむなし」という声が高まり大量に脱退する人が増えたということだ。
エンガワノクラゲ
クロジ
SPACE107(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
海月
〆切間近のマンガ家というタイムリミットを設けつつも、物語はさまざまな枝葉を伸ばし、過去は現在に、あの世はこの世に影を落としていく。
サザンカの見える窓のある部屋
カムヰヤッセン
小劇場 楽園(東京都)
2011/03/03 (木) ~ 2011/03/06 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団の力量がしっかりと伝わる
ちょっと複雑な物語も
すっきりと伝わってきました。
キャラクターの伝わり方が
とてもしなやかで、
それゆえに、
物語のコアとなっている「記憶」の形状
鮮やかに観る側に訪れました
ネタバレBOX
劇団員だけの舞台、
登場人物は5人。
物語は、現代をすこしはみ出した
近未来の態で描かれていきます。
記憶をチップに収めるという
今の技術ではありえないけれど、
すいっと観る側に存在してしまう
その仮定がまず秀逸。
それを戯画化しての説明にも
何かをシンプルに伝える手練が感じられて。
しかも、チップ化という概念は
次第に記憶そのものの確かさや危さ、
さらには自らの記憶のありようや、
そこに紡ぎこまれた恣意の姿にまで
観る者を導いていきます。
あたかもチップのごとく厳然とした記憶があって、
その一方で記憶自体が
抹消されたり改変されていく姿に
人が自らについて積み上げていく物語の
書き込みや読み込みの不完全さの必然が浮かび上がる。
その絵姿や感覚に
観る側が柔らかく深く閉じ込められてしまうのです。
語り口がとても安定していて、
決して単純な物語ではないにも関わらず
内包されたロジックにそのまま惹きこまれる。
コンパクトに観る側の掌のサイズに組み上げられ
その中に彼らが共有する真実が
しなやかにその場をうずめていきます。
ちょっとした仕草をトリガーに
天井に吊られた物たちがその場に降りて
記憶がメインメモリーに蘇る刹那が
驚愕にとどまらない
インパクトをのせた切っ先としてやってきて。
終盤のサザンカとボタンの散りゆく姿の比喩も
観る側に語られた「記憶」の肌触りを
すっと形に束ねて観る側においていく。
様々な表現に込められたニュアンスの
ひとつずつがほんと秀逸。
しかもそれらが単発で訪れるのではなく
重なりあって
生きることの質感にまですら昇華していくのです。
しかも、この舞台、
役者たちの出来が本当によくて・・・。
カムヰヤッセンの役者たちひとりずつが
単にシーンを支え広げる筋肉のようなものに加えて
空気の粒子を個々に染めていくような繊細な表現を
しっかりと身につけていることを実感できました。
客演などで鍛えられた側面もあるかもしれません。
とにかく観る側がそれぞれのお芝居へと
そのままにゆだねられるのです。
父子の物語として、3人の男優がきっちりと
個々のキャラクターを作り上げていきます。
2人の女優は物語のなかでは
傍系の位置にあるのですが、
彼女たちの醸し出す空気が
物語の枠や色をしなやかに編み上げていく。
それぞれがそれぞれに映えるようなバランスのとり方が
しなやかで、安定していて、ぶれない。
初日ということで
多少のギクシャクらしきものはあったものの、
作品全体としてはまったくの許容範囲。
作・演出の才能の発露に加えて
劇団としての演じ伝える実力を
しっかりと感じることができる舞台であったと思います。
SIS(エスイズ)-僕の彼女は多重人格-【全日程終了致しました。ご来場ありがとうございました!】
劇団三年物語
ザ・ポケット(東京都)
2011/03/04 (金) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
変化×試行錯誤=変わらぬ感動
キャラクターに色がついてきた、それが一番の感想。…上から目線だなぁ汗。
一人ずつにキャラがなじむというか、個々のストーリーが全体を作り上げるというか。
毎日観てるからこそわかる小ネタアドリブで楽しませて貰うってのとはまた違う、『劇の中の自分を大切にする余裕?』とでも言いましょうか、ストーリー全体の訴えかける力が増した感じ♪
今日から平日行けないのが残念でならない!
誰か私の代わりに平日見続けて!!
もぅ超超オススメ!!
大好き!
ネタバレBOX
連日観劇、最後のテーマは可愛い♪
重い話、笑えない話。
それでも息が詰まりそうになると笑えて可愛くて嬉しくなる。最終的にははっぴーになる。
あぁもぅ大好きだー!!
ゆぅたくん→人格になった後の『えー?』と振られてるタイミングの言葉ナシの演技がダイスキー!
だってかわいぃんだもん★
マックス→おいしすぎ!
イケメンて言って貰えて、なお美味しいし、さりげに昨今めっきり言ってるし(笑)でもなにより動きがキュート!
テレビ見る以外の動きも期待してよっと★
宮沢さん→そもそもの原因!でも憎めないっ!!かわいすぎだよお父さんっ!!
一番好きなのは、コーヒー豆挽いてるとこと、ふくろうさんに自分の存在確認するとこの可愛さ!
ふくろうさんの正体を問うところは可愛さより優しさと切なさでいっぱいになっちゃうから反則だよぅ。毎回号泣ポイント。
サチ→おどおど可愛ぃ★ふくろうさんに隠れようとしたり、埋めちゃってくださぃとかもぅ可愛くて可愛くて!!
一番の主人公。一番辛かった本人。笑えない場面にも目を背けたい部分にも立ち向かう姿は可愛ぃより凛々しい。今回テーマが可愛いだから、ここまで♪
みずさわみゆき→存在が可愛い★すばらしぃかわいさ!!
ラスト正体を明かすまでほわほわを振り撒いてくれる★素敵♪テディとぴったり真っ白な無垢★
…だからこそ怖いって話も(笑)
…ダメだ可愛ぃにはパート2がいる気がしてきた。今日はここまでー。
「したごころ、」【満員御礼!千秋楽を無事迎えることが出来ました!】
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2011/02/25 (金) ~ 2011/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★
上質でお洒落なお芝居
本物のバーで繰り広げられる、バーのお話。
バーに集う人々の、様々な恋愛模様がオムニバス形式で3エピソード+α上演。
どのエピソードも直球そのまんまなお話はなく、一筋縄ではいかない感じで。
どれも、えっ!そうなっちゃうの!?という具合に、巧みにひねってあって。
複雑だけど、それゆえに生身の人間らしい心情に説得力があって、とてもおもしろかったです。
エピソードとエピソードの合間合間に挟まれる無声芝居もお洒落で良かった!
上演時間は60分。日によっては開演時間も21時からと遅かったり。
お仕事帰りでも気軽に観に行ける。
アルコールのグラス傾けながら、キャンドルライトが灯るバーで、こういう上質かつお洒落なお芝居を観る。
なんて素敵で贅沢な時間の過ごし方だろ~って思いますね。
こういうのが、もっと広まればいい。と願う。
ネタバレBOX
どのエピソードも、女性が強くてたくましかった(笑)
男子がせつなくって・・・もうなんだかきゅんとなっちゃいましたよ☆
出てくる料理、本当にどれもこれもおいしそうでおいしそうで。
なんとか見えないものかと、ガン見。
ぜひ、エビス駅前バーで出してほしいです!!
ブタメンすらまだ食べれてませんが。。。
労働です
範宙遊泳
STスポット(神奈川県)
2011/03/02 (水) ~ 2011/03/09 (水)公演終了
満足度★★★
演劇の垣根を越えて
どんどん変化していく範宙遊泳。常に観客の持つ固定観念を打ち破ろうという企みが感じられる。自分の劇団さえ、こういう劇団というレッテルを貼られるのを嫌うように、裏切って裏切って、新たな道を切り開こうとしている。
魅力的な役者が揃っていて、とても刺激的なシーンが続いていく。それにも関わらず、少し戸惑っている自分がいる。「労働です」というインパクトのあるタイトル。そしてくり広げられる魅力的なシーン。しかし、作者の本当の狙いが私には伝わらなかった。
演劇という垣根さえ越えて、新たな次元に飛び出そうとしている範宙遊泳。これはひょっとしたらとてつもなく凄い芝居を観ているのかもしれないと思いながら、取り残されている自分を感じた。
サザンカの見える窓のある部屋
カムヰヤッセン
小劇場 楽園(東京都)
2011/03/03 (木) ~ 2011/03/06 (日)公演終了
満足度★★★
良い意味で
手作り感のある劇団だなーと思いました。演技、演出、いろんな面で。
ストーリーとしてはSF要素を交えるとことか、キャラメルボックスを観ているみたいだと思いました。きらいじゃないです。
ネタバレBOX
でも誰もが共感しやすいテーマを扱っているわりに胸に響いてこなかったかな。
カウパー忍法きりたんぽ
ゴキブリコンビナート
タイニイアリス(東京都)
2011/02/17 (木) ~ 2011/02/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
下手したら人生観が変わってしまうかも。
たとえば飛び降り自殺の現場に群がる人々が携帯カメラで死体を撮影している光景だったり世界遺産に相合傘とか書いて思い出づくりしちゃってる旅行者たちのイノセンスな悪意に対して常識という名の偽善で落とし前をつけないで、ストレートに殺意を向けること、全力で嫌悪感を抱くことこそが市民感覚として正常なのではないかという歪んだ正義がもたらす優越感や、すべての人間には裏があってグロテスクな変態性が息を潜めているという他言厳禁な本音に向かってつき進んでいくときの奇妙な時めき、あるいは淫靡な愛欲に溺れ壊れゆく者の精神性や、欺瞞と虚飾に満ち溢れた世相の仮面が剥きはがされる瞬間の目を逸らしたくなる反面、最も知りたい人間元来の持つディープな本性、生理、潜在的な欲望をまるごとがっつり目の当たりにしているという罪悪感が何ともたまらない気持ちにさせられる。
これは観るひとによってはこれまでに信じて来た人間観/倫理観/価値観が覆されて下手したら人生観が変わってしまう演劇かもしれない。
ネタバレBOX
土地はやせ細り多くの者は貧乏で荒くれ者が私服を肥やす閉鎖的な村に暮らすうつ病を患うきりたんぽは、村の特産品としてきりたんぽバーガーを売って貧困から脱出しようと試みるが、周囲の人間に蔑まれ、子供たちは学校でいじめられる。
思考錯誤の末、今度は紙芝居屋でひと儲けしようとするが、柄の悪い学生たちに有り金全部を巻き上げられる始末。
甲斐性なしの夫をはげます妻の光恵は分裂病を患っており、起伏がはげしく夫婦間のコミュニケーションは家計同様、破綻寸前。最愛のふたりの子供たちは明るく元気ではあるものの、教育環境に貧しいためかどこか白痴めいていて、村人たちにはモラルという通念はなく暴力的で、欲望こそがすべての原動力になっている。
そんなある日のこと。塩辛四兄弟なる忍者衆が現れる。彼らはかつての闘志であったきりたんぽの匂い(!)を嗅ぎつけてはるばるやってきたのだった。
兄の身に危険を察知したきりたんぽの妹・おたべも加わり地獄の死闘がはじまる…。
するとこれまでの荒廃で殺伐とした陰鬱なトーンは一転し、ギャグめいてくる。両者とも趣向を凝らした必殺技を出しまくるのだけど、いちいち野蛮で下品。しかし戦の本質は愛する者を守るためにあるという人間らしさが邪魔をするのだからなんだかとてもやるせない。
そして勝つためならどんな手段をも厭わずやってのけようとする人間の愚かさや弱さが引き起こす残虐性は過激さを増すほどに、欲望が満たされていくようで。その異常性に気がついた時、急激に生理的嫌悪感に襲われた。
全体を通してみれば良くも悪くもくだらないなぁ、に落ち着くのだけれど、これほどまでに社会の有り様、人間の生き様/死に様を見せつけられると本当に有無を言えなくなる。
わたしたちはこんな風にしてトラウマになるほどの強烈的な体験をすることでしか、絵空事みたいな今に対して生きてる実感を持てなくなってきているのかもしれない。