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ラブリー、ラブリー! 【3/21 18~追加公演決定。当日券あります】

ラブリー、ラブリー! 【3/21 18~追加公演決定。当日券あります】

てにどう

シアター711(東京都)

2011/03/16 (水) ~ 2011/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

いろんな要素が盛り沢山
キャラのたった登場人物のテンポの良いコメディ。ドタバタあり、小ネタあり、身振り手振りなど、ありとあらゆる手段で笑わせてくれる。脚本も役者も素晴らしく、久しぶりに何も考えずに笑わせていただきました。確かに「おしゃれでおかしなラブコメディ」でした。

【ご来場・自宅での鑑賞 ありがとうございました】大空襲イヴ

【ご来場・自宅での鑑賞 ありがとうございました】大空襲イヴ

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

うん、楽しかった!!
久しぶりに楽しい時間を過ごせた!
地震対策のためセットは簡易であったが、脚本がよくできており、
楽しめた!
ドタバタコメディで笑えます。楽しくて元気の出る芝居です!

また芝居の前説で地震対策について話があり、結構安心できました。
こんな時に芝居を観たり、演じたりするのは、役者も観客もみんな芝居が好きなんですね。温かい雰囲気を会場に感じました。

オペレッタ 黄金の雨

オペレッタ 黄金の雨

ピーチャム・カンパニー

タイニイアリス(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/28 (月)公演終了

満足度★★★

もうちょっと
土着的なオペレッタ。荒削りのようだけど、結構ひねったストーリーで見応えあります。ただ上演時間が長くて(途中休憩をはさみますが)、ダレてしまいました。もうちょっとタイトにならないかな。あと歌はやや難あり。

冬の旅

冬の旅

アル☆カンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/03/17 (木) ~ 2011/03/23 (水)公演終了

満足度★★★★

繊細で詩的
ほんとうに繊細で詩的・・おもしろかったです。二人の会話とモノローグの境界線が絶妙。
会話しているのに、ふたりの会話がずれていたり・・、きっとその時その場で話し合わないでいたりすることって、お互いの中に違う印象で残っていたりする、そんなふうに。大人の芝居に魅せられました。

コズミック ラテ

コズミック ラテ

劇団赤鬼

ABCホール (大阪府)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日)公演終了

満足度★★★

もう少し掘り下げてほしかった
タイトルにもなっている「コズミック・ラテ」という魅力的なキーワードが、あまりストーリーに活かされてなかったのが少し残念でした。
あと、展開や登場人物の心情の変化も、全体的に少し唐突な印象が残りました。役者の皆さんの演技は心打つ素晴らしいものだっただけに、もう少しストーリーを掘り下げてほしかったかなと。

カスケード ~やがて時がくれば~

カスケード ~やがて時がくれば~

鈍牛倶楽部

駅前劇場(東京都)

2011/03/16 (水) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な感覚
謎が謎のままであるのにモヤモヤ感がなく、ほわっとした感覚が残った。同じようなペースで淡々と演じられているようで、全く飽きることなく舞台に惹きつけられました。

七人の侍なんていらねえ

七人の侍なんていらねえ

劇団演奏舞台

門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日)公演終了

満足度★★★

生バンドの楽曲と演奏良かったですね。
でも、どちらかというと、劇より楽曲のほうが勝っていたような感じでした。何故かと言うとまず、ダンスのパフォーマンスが中途半端。満席で舞台が狭くなったせいもあるでしょうが、明らかに練習不足。最初にダンスシーンがあるだけにきっちりと決めておいたほうが期待感が高まります。また、野伏はキャラが立っていたけれど、百姓のほうはちょっとワンパターンな感じが。
ラストもちょっと救われない感じでしたね。若い劇団員が多いのだから、もっと歌や踊りをたっぷり入れて、エンターテイメント性を高めたほうがこの劇団には合っているような気がするのですが・・・・・・。

『ハコネコ』

『ハコネコ』

ポムカンパニー

遊空間がざびぃ(東京都)

2011/03/16 (水) ~ 2011/03/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハコネコとは蘇りの場所
ハコネコはハコ砂のような場所だ。心が折れてしまった患者を癒して元に戻してあげる。そんな風に優しく丁寧に紡いでゆく物語だ。だから導入音楽も極力少ない。キャストらの丁寧な演技力がこの物語を一層、密度の高い舞台に仕上げたと思う。心を題材にした物語としては完璧に近いと思う。後半は泣いた。泣いて泣いて泣けた。素晴らしい舞台だった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

主人公・尾川敏雄は自分なりに頑張って温かな家庭を築き上げたはずだった。敏雄は妻も子供も愛していたが、あるきっかけでそれらが少しずつ崩壊していってしまう。

原因は敏雄の頑固で不器用な性格から、家族に対して素直な言葉を吐けない、向き合えないと言う少々メンドクサイ事柄なのだが、敏雄のような中年以降の男性には、こういったメンドクサイ男が多いのではないかと察する。笑

彼は妻を疑い子供の嘘を許せず、家族を避け、友人も避けてどんどん孤独になっていってしまうも、それでもなお、受け入れる事が出来なかった。それと同時に敏雄の家族が居なくなってしまう。

彼は家族に見捨てられたのだと勘違いをして自殺を試みるのだが、そこで夢を見る。その夢がハコネコなのだが、ここで彼の辿って来た記憶の洗い直しをされる。家族が敏雄を想う思いとは反対に敏雄だけがどんどん歪んだ方向に向かっていくさまや、思い込みの激しさ故に簡単に心が折れてしまった様子を客観的に見つめなおし、彼は家族に対して今するべき事を実感するのだった。

劇中、「頑張れ!」と父親に励まされて「頑張れ!」という言葉が受験生の長男・雄樹には重荷で負担だという意味の会話が登場するが、ワタクシは「頑張る」という言葉は好きだ。自分が幸せになる為ならば、頑張ることを惜しまないし、他人にも「頑張れ!」なんつって励ます。たぶん「頑張れ!」と応援されて負担に感じるのは回数なのだ。今、日本は世界から「頑張れ日本!」と励まされているが、そういった意味でも頑張れ!は好きな言葉だ。

キャストらの演技力は秀逸で物語りにしっとりと馴染んでいた。素敵な物語だと思う。
七人の侍なんていらねえ

七人の侍なんていらねえ

劇団演奏舞台

門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日)公演終了

満足度★★★

素敵だったけどいい表現的な85分
時代劇でだけど時代劇じゃない、音楽劇であるけれど音楽劇ではない、こういう表現的はよかったですね。野伏と百姓を両方演じた人はすごく大変でしたのはよかったです。

【ご来場・自宅での鑑賞 ありがとうございました】大空襲イヴ

【ご来場・自宅での鑑賞 ありがとうございました】大空襲イヴ

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/21 (月)公演終了

満足度★★★

大地震後初観劇
3月11日地震が起きたときには観劇中だった。1週間迷って,不安を抱えながらも観にいった。前説で丁寧な震災対策への説明があり,多少は安心できた。ところが,芝居が始まったら,そんな不安は飛んでしまった。矢吹ジャンプが出ているんで,まぁ予想はしていたものの,ドタバタなコメディ。久しぶりに笑うことができた。やっぱり芝居っていいものだ。

愛する生活REMIX

愛する生活REMIX

武田浩介作演出作品

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2011/03/16 (水) ~ 2011/03/20 (日)公演終了

はっきり言って
すごくつまらなかった。

ただ、ああいうのが好きな人もいるのかもしれない。

ローヤの休日

ローヤの休日

ゲキバカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/03/16 (水) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

漂う哀愁
ゲキバカバージョンを観た。素晴らしいと思う。なんだろ、この感じ。舞台を観終わった後のなんとも物悲しいこの感覚。今までのゲキバカに抱いていたイメージがガラリと変わった瞬間だった。舞台はリング上が監獄。この上で身体能力を駆使したダンスやコミカルなシーンも繰り広げられるが、その一つ一つが計算されたように一枚の絵となり、美しいロマン絵画を観ているようだ。更に、ホストクラブのショーのような展開も魅せる。お~い、誰か、千円札と割り箸持ってこ~い!下ネタもgood!

以下はねたばれBOXにて。。

ネタバレBOX

監獄では死刑囚の山崎が恐怖にかられながら死刑宣告を待つ絶体絶命の身だ。その山崎に何かと親切にする看守。二人はかつての同級生だ。

山崎はダイヤモンドを狙う窃盗団だったが、仲間を裏切り殺し、ダイヤだけを持って逃亡していたところを捕まって投獄された過去を持つ。

そんな山崎を本当はいい奴なんだと信じて死刑廃止の署名をする看守。一方で囚人となって死期を待つ身の、発狂しそうなほどにギリギリの精神で、己の死を待つ山崎。独房の中で苦悩し葛藤しながら、いつか、自分の犯した罪も忘れたくなるのだった。

そんな折、かつての窃盗団の仲間達が山崎の元にやってくる。彼らは山崎が夢見る家族や監獄からの脱出劇を芝居がかって見せるのだが、この5人のバランスが実に素敵だ。まさに監獄というリング上で魅せるエンタメだ。

しかしこれらの美しい友情は、どれもこれも山崎の妄想だ。自分が仲間を裏切ったことも、殺してしまったことも山崎の心に現実として圧し掛かる。山崎は思う。「ああ、またあの街に生まれても上手くいかないかもしれないけれど、今度こそ一生懸命生きるんだ。」

そして、山崎は死んでしまったが、それを知らない看守は「死刑廃止」の通知を持って山崎の独房にやってきたのだった。

まるで映画を観ているようだった。ザワザワとざわつく感情が今一歩のところで山崎の命を奪う。
上手い!あまりにも構成が上手すぎる。
更に、キャストらによるエンタメ性と演技力が抜群だった。オカマとしての石黒のなんとチャーミングなことよ。そしてビートルズの選曲も素敵だ。
ワタクシは感動のあまり嬉しくなった。
偽善者日記

偽善者日記

荒川チョモランマ

劇場MOMO(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日)公演終了

満足度★★★★

エンターテイんメント
ストーリーも何も知らず、ただただ、学生演劇祭→旅公演→凱旋公演という流れとタイトルだけで観に行った。
実はタイトルもあまり気にしてなかったので、学生演劇祭→旅公演→凱旋公演という流れで観に行ったようなものだった。

でもおもしろかった。楽しかった。笑った、泣いた、怒った、喜んだ。落ち込んだ。救われた。

やはり、凱旋できるようになると、各部署完成度が高いのだな、と思った。
チケット代を鑑みて、久々に安い、観れてよかった芝居だと思ってる。

ネタバレBOX

元々、学生中心の劇団だという先入観があったため、新人類、好景気、花金、リストラ、サラ金と、いかにもオトナな事象を扱っていたので、
「おいおい、こんな古い感じで進むのかよ!?」
と思った。けどそれは上っ面の話。

そこで立ち振る舞う人たちはその時を生きている人たちで、劇団主宰挨拶にもあるように、「幸せになりたい」と思う人たちがその気持ちをストレートに体現していく。

話はオトナな事象に戻るけど、シーン一つ一つが短くて、その切り替えが速く、またうまいので、観てて退屈しなかった。シーン一つが短いことで、魅せたいことが明確だったし、あとは想像にお任せします、みたいのがよかった。セリフもやたらしゃべり過ぎず、間で魅せるところがよかった。

しかし、あまりにも展開が速すぎはしないだろうか?

と思ってたら、この話はオトナ事象で終わりではなかった。その後、双子が生まれ、その双子が成長していく中で、両親が離婚したり、受験に失敗したり、メイドカフェで働いたり、アイドルグループとしてデビューしたり、宇宙エレベータが開発されたり、とボリューム満点のお話だったのだ。だから、展開が速かったのだ。
上演時間が二時間強といわれ、苦戦が予想されたが、まったく問題なかった。

双子の女の子ちゃんが成長していく様を見て、ああこんなふうに、勝手に劣等感、を感じてしまうことってあるよねー、とか周りからすればフォローできない、しようがないことってあるよねー、みたいな、人と人の関係でどうしても生まれる差異、そこからのすれ違い、溝、が非常によく伝わってまいりました。別に双子ちゃんだけそういう描かれ方をされてたわけではありませんし、むしろ全編にわたって人間の違いみたいのが描かれてますが、双子ちゃんのが一番わかりやすかったと思います。

メイドカフェ。よかったとおもいます。歌ったり、踊ったり、と場転のテンポのよさなどと相まって、完全にエンターテインメントだと思った。非常に楽しめた。オタクさんがなにより楽しそうで、曲に合わせて両手を上下に振ってるところが特によかった。

個人的にね、個人的にはね、双子の妹ちゃんが最後には初恋の人と結ばれるのだけれども、あれは、個人的には、別の男と一緒になったら、こう女のしたたかさみたいのが生まれて、それはそれでおもしろいのではなかったかなーとか思った。
恋愛の神様に「諦めちゃだめだよ」といわれ、結局別の人。神様びっくり。
でも。神様も恋愛は傷つくことだよみたいに言ってたからそれもありかなーみたいな。

最後は夢落ち、ならぬプロット落ちということでしたが、個人的には好きじゃない展開でしたが、それでもその先にストーリーがちゃんとあって、今までの速さから一変、ゆっくりじっくり魅せることで、差が生まれていた。

何か別のレビューに「女性の時代」みたいなことが書かれていたが、これもそんな感じがした。ダメ男集合、みたいな。きっと荒木さんの受け皿が大きすぎるからだろう。すごすぎるほど寛容すぎる。
このお芝居の素晴らしいとおもったところのひとつに、

役それぞれにきちんと見せ場がある

ということがある。若干映画的なテイストを感じてたが、そこは演劇の醍醐味というかいいところだと思う。観た人はきっと誰かに共感できると思う。それだけある意味普遍的な人間のウラを描けてたのだと思う。ちなみに私は男性全員に共感できました。HAHAHA!

チェンメだと思ったら、梨香からメールが!!
へー、こんなこともやるんだねえ。と同時に、
どどどど、どうしよう、何て返そう。
なんて思って、ちょっと考えて、それっぽく返信したら、メーラーデーモン。。。
まあそうだよねーいちいち返ってきたら面倒だようねー、なんて思いました。あれは女性客にも同じ内容なのかなあ
ローヤの休日

ローヤの休日

ゲキバカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/03/16 (水) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきた
震災からちょうど1週間。公演の中止、延期が相次ぐなか本公演は予定通り行われていました。さすがにいつものゲキバカの公演と比べて観客は少なかったようでしたが熱気は変わらず。魅力的な男優たちがオープニングからラストまで熱い演技を見せてくれました。個人的にダンスを見るのが好きなので逃走シーンをすべてダンスで表現していたのは◎でした。とくに伊藤今人さんには目が釘付けになります。

「監獄からの脱走」と聞いて昔の西洋映画で観た様なありがちな脱走劇を想像していたし、それならそれでゲキバカにはぴったりはまるんだろうなーと思って観に行きましたがそんな単純な話ではありませんでした。こんな展開はこれっぽちも予想してなかったし、軽く衝撃。気になった方は観に行くことをお勧めします。


以下、本公演についての感想とは離れますが・・・・
この時期の公演開催にはおそらく賛否両論あるだろうし、それぞれが自由に判断すべきことだと思います。個人的には関係者、観客の安全が十分に確保されているなら問題ないと思っています。具体的には知りませんが小劇場で使う電気量など大したものではないはず。某プロスポーツのように「世の中を明るくしたい」とか「元気を与えたい」とかいう偽善めいたことを前面に押し出されるとなんだか興ざめですけどね。予定されていたことをリスクのない範囲で淡々と開催すればいいと思います。

今回は集客の面でかなり苦労されるかもしれませんががんばってください。

凄い金魚

凄い金魚

ラッパ屋

座・高円寺1(東京都)

2011/03/10 (木) ~ 2011/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

相変わらず素晴らしい!
面白かった!流石はラッパ屋さん。
この状況下で大変だったと思います。
役者にも観客にも、、、会場全体に何かが乗ってる感じがした。
そして、物語に引き込まれ、、、ゲラゲラ笑ってる自分がいました。
ありがとうございました!

千穐楽まで無事に公演出来ます様に、心よりお祈りいたしております。

偽善者日記

偽善者日記

荒川チョモランマ

劇場MOMO(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日)公演終了

よくぞ。
まずは中止からの振替公演に漕ぎ着けた事を讃えたい。
がっつり2時間でちょっとしたオマケもあったりしたのに体感では90分くらい。たまたま自分が「観たい!」に書いた荒チョモへの団体としての印象「次どうなるか分かんない」がそのまま作品になっていました。やりたい事は全部詰め込んで、作風さえパーツにしている。一本調子じゃないから飽きない。ってか、一つの作風じゃ同居不可能な役柄が多々登場してくる。それも楽しい。
全てはたった一つ大切な事を伝える物語の為。幾つかの形はあるけど、たった一つ。これは家族を想う話。なので家族と観るのがオススメだし、恋人と観ても良いと思う。とりあえずは今のこの時期に大切な誰かと観るのがオススメ。
万が一の地震対策も開演前に案内されますのでご安心を。始まって30分もしたらすっかり忘れて見入る事の出来る環境になっています。

ネタバレBOX

一幕・二幕の間は本当にずっと「何処に辿り着く?」という気持ちで観ていました。一幕は薄味で二幕は大味な印象があったけど最後の回収からすればそれさえも伏線。
終わりのあっさりさは潔かった。「まだあるんじゃないか?」と、カーテンコールの途中くらいまで「これもメタ構造の一部では…」とか思ってたんですけど。手法が込みすぎて伝えたい本元が薄れたらいけないし、あっさりで良かったんでしょう。個人的にはレナとハナの物語のその後も気になったから、最後に一瞬だけでいいから仲良く楽しそうにしてる姿で出て来て欲しかったというのはあるけど。
好きだった役者を挙げようと思ったら、逆に好きじゃない役者が一人もいなかった。甘めに見てるつもりはないので、それだけ役者と配役が良かったという事。
第二回本公演だった訳ですが、まだ「This is 荒チョモ」が見えない。可能性があって楽しみなんだけど、それでいて「ここがこう面白い」と未見の人に勧める言葉が明確にはなってない気がするのです。今回も観てから誰か誘えば良かったなーと思ったんだけど、さていざどんな言葉で誘えば良かったか考えるとすぐには思い浮かばない。「面白いから」って言葉だけだったら誘う時に誰だって使えるから、面白い理由まで伝えられる様になると今後に繋がると思う。
偽善者日記

偽善者日記

荒川チョモランマ

劇場MOMO(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日)公演終了

満足度★★★★

つながりや包み込みのしなやかさ
尺としてはやや長めの作品ですが
3幕それぞれの物語のつながりがしなやかで
時間を忘れて見入ってしまいました。

ボリューム感があって
だからといってそれが重たさにならず
時間の流れのふくらみとして
観る側に残る・・・。

おもしろかったです。

ネタバレBOX

エアロビから一気に物語に導かれて・・・。

ばらばらというわけではなく
一つの流れのなかに物語が描かれてはいくのですが
3幕それぞれに
物語の色がしっかりと作られていて
全体として冗長な感じがなく
個々のシーンのニュアンスをしっかりと追って行ける。

たとえば、
1幕の男がまるでぽんと背中を押されたように
競馬に転落していく刹那、
あるいは2幕の男の姿を主人公が悟るときの静的な表現、
さらには、
それらの物語の外側が描かれる3幕の
キャラクターの視座のばらつき感などなど・・・
デフォルメされたいろんなシーンから引き出される
空気の実存感が
舞台を次々に満たしていく。

細密に描くという感じではないのですが、
キャラクターの設定や
それぞれの物語の流れに
無理がなく、
自然にその空気に引き込まれるような感覚があって。


個々のシーンの色が
一様でなくそれぞれに満ちて、
ラストシーンの中に
ひといろに染まらない生きていくことの感覚のようなものがあって。
そのヴィヴィッドさに浸されてしまう。

舞台装置の構造にしても
時間をコントロールするようなムーブメントにしても
間に織り込まれるエンターティメント色をもった部分にしても・・・
それぞれのシーンの強弱が
きちんとコントロールされていて。

役者たちにも
単にメリハリに走らないきちんとした心情表現があって
物語を筋書きからニュアンスに膨らませていく。
個々の実直なお芝居が
キャラクターの色をしっかりと保ち
交わらない強さがあるのが良い。

緻密とはいえないけれど、
むしろ作りこまれた緻密さに縛られないからこそ見えてくるような
父母の世代から子供たちの世代にいたる、
それぞれの生きる感覚のようなものが
しなやかに俯瞰されてみる側に浮かび上がってくる。

まあ、いろんなことを盛り込み過ぎた感も
なきにしもあらずなのですが、
ちょっと勇み足のようなラフさも終幕できちんと回収されて・・・。

2時間超えの作品に
ただただ見入ってしまいました。

*** **** ***

終演後、
携帯にメールが来ていて・・・・。
物語がさらに広がる。

こういう表現もしたたかで上手いと思う。

なにかを一歩踏み越えた
表現の手練の豊かさにさらに心惹かれて。
次の公演が一層楽しみになりました



【ご来場・自宅での鑑賞 ありがとうございました】大空襲イヴ

【ご来場・自宅での鑑賞 ありがとうございました】大空襲イヴ

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/03/18 (金) ~ 2011/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

気分一新できる爆笑の連発。
時節を絡めたコメントをすべき時なのでしょうが・・・ここは、作品のみについてのコメントを。

とにかくオモシロイ!

その場しのぎのウソ&勘違いに、恋&欲望&エゴ&クソ真面目&セックス&オナニー&御真影etc.・・・もうごちゃごちゃに入り混じる入り混じる!

なのに脚本演出がしっかりしてるから、本当に見やすく・・・ただただストーリーに身をまかせ、爆笑の連発!もう場内はポッカポカ!

①役者は私服。だから、役柄はたすきに書いてある。
②舞台袖も無い。だから、出番でない役者は舞台後方のパイプ椅子で待機。

非常時ゆえの上記2つの状況には賛否両論があるんだろうけど・・・ボクは大丈夫だった!

活気あるリハーサルを見ているようで・・・途中から、ジャージの斉藤コータは警官にしか見えなかったし、ニット帽をかぶった望月雅行は特高警察にしか見えなかったもん!笑

出演している役者さん全員がすごくいい!

全員の次回作が今から楽しみです。

ネタバレBOX

それにしても、愛人はエエ女や(笑)
解ける/恍ける

解ける/恍ける

セカイアジ

OFF・OFFシアター(東京都)

2011/03/17 (木) ~ 2011/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
ちょっとレトロで猟奇的なミステリーですが、シニカルなブラック・コメディでもあって、結構ニヤニヤと笑えました。こういったアンニュイな雰囲気は好きですね。しかし女性はコワイ(笑い)。いつの間にかハメられちゃってますね。

風の子ピュー

風の子ピュー

KUUM17

ART THEATER かもめ座(東京都)

2011/03/17 (木) ~ 2011/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

記憶に残るであろう芝居。
東北を代表する作家といっても良い宮沢賢治。

その賢治を「作家」としてだけではなく「農民の為に労を惜しまない青年」として描きながら、途中途中に『風の又三郎』をはさみ込む・・・

恥ずかしながら『雨ニモマケズ』と芝居で観た『セロ弾きのゴーシュ』しか知らなかったんだけど・・・観劇後、すぐに本屋で賢治の文庫本を2冊買いました。農家の人間として、知らなきゃいけんと思いました。

すばらしい芝居でした。

すばらしい演技、演出でした。

終幕前の父親が賢治にかける言葉・・・これはボクの「座右の銘」になるかもしれない。。。

ネタバレBOX

「賢治の半生」と『風の又三郎』が同時進行していくんだけど・・・どちらとも、しっかり作り込んであって秀逸。

賢治と「又三郎」こと三郎以外は、ひとり数役だったと思うのですが、みなさん達者な役者さんで・・・じっくりと芝居を味わえました。

賢治役の小林肇さん。三郎役の林生弥さん。

ただただ「すばらしい」です。

林さんのちょっと口を曲げるしゃべり方、「不思議な少年、三郎ぽくてイイな」と思ったんだけど・・・口内炎の痛みと戦ってのものだったんですね。。。

でも、「怪我の功名」だったと思います!よだれも、僕は好きだった!笑


裕福な質屋で生まれ育った賢治。

凶作のたびに、娘の一張羅や服まで質草にする農民をみて「これじゃいけん!」とおもう賢治。

日蓮に傾倒するあまり親友に去られ・・・祈りだけでなく、農業指導という実業にも傾倒する賢治。

農業技術がだんだん農民に受け入れられる賢治。

次世代を担う子供たちへの指導に力を入れる賢治。

なのに・・・天災は容赦なく東北の地を襲う。

困窮ゆえの農民の反発・・・でも、命を削って「動く」賢治。。。

そして又三郎も、大風に「ここは避けて!」と話しにゆく。。。

賢治と又三郎が重なり合っていく・・・心にグッときました。。。


ボクは賢治のように「滅私奉公」に徹することができない愚人だけど・・・自分なりに「大切な命」を使いたい。

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