最新の観てきた!クチコミ一覧

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fuck you!! my love!

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643ノゲッツー

OFF・OFFシアター(東京都)

2011/05/11 (水) ~ 2011/05/16 (月)公演終了

満足度★★★★

冒頭シーン、掴みはOK!!
全体に楽しく明るく、少し変で、楽しめました!

ネタバレBOX

舞台は幼稚園、いきなりの「ブーン、ブーン、カーセブン」、ゆうこりんのCMには笑ってしまいました。

後半の朝マックは全然面白くありませんでした。しかし、受けなくても続ける役者魂の強さには敬服し、あまりのしつこさに少し受けました。

さて、再開発のため墓地移転が必要になり、お寺付属の幼稚園にもその影響が及ぶらしく、卒園者や不動産会社の社員が出入りするようになり、先生たちも交えてドタバタする話。タイムカプセルを掘り出すと人骨が出てきて、空襲で亡くなった人たちの亡霊に憑依されて異常行動を取るという少し不気味な要素が入りつつ、最後は練習の成果を発揮して先生たちが発表会でリコーダーを演奏するというところで終了。

日常に少し非日常が加わる味付け、少し慣れてきました。

臨時園長さんの中指を立てるという以前の癖が題名の由来のようですが、時々題名先にありき感を感じます。

それにしても、タイムカプセルを埋めるときだって人骨は出るはずで、この一帯が空襲で焼け死んだ人たちを土葬した地域だと分かれば、そもそも論ですが、タイムカプセルを埋めようという行事もありえないのではありませんか?!
「コンサギ」

「コンサギ」

東京パチプロデュース

劇場HOPE(東京都)

2011/05/17 (火) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★

ライトなコメディ
派手な場面があるわけじゃないし、どちらかというとベタな展開だと思うが気楽に楽しめるのがよい、前回公演にもそんな印象を抱いたが今回もそうだ。

ちょっと物足りない気もするけど、次回もまた足を運ぼうかと思わせてくれるものは見せていただきました。

バッコスの花ざかり

バッコスの花ざかり

劇団バッコスの祭

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/17 (火) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇以外のパフォーマンスも味わえる
「企画LIVE」と銘打った公演だけあって、「演劇」以外のコンテンツも盛りだくさん。良い悪いあるかもしれないが、力がこもっていると感じた。

公演時間は休憩含めて大体120分。演劇以外のパフォーマンスも概ね上々。てか、女優さん全員キレイでしたね。びっくり!

ネタバレBOX

「看板女優決定戦」…劇団の看板女優を決定する企画。各公演ごとに違うお題(今回はお絵かき)で、お客さんの投票でポイントゲット。最終的なポイント総数で「看板女優」が決まる。たぶんアドリブな企画(お題とかは知らされてないんじゃないかな)と思う。つまり、面白いかはその時次第ということ。こういうのは嫌いじゃない。

「人形の家」…演劇。イプセンの名作に脚色と加えつつ、短時間の舞台にうまく仕上げていて、とても見やすい。ノラを二人配役にしたのも成功したと思う。そのノラ二人の演技も魅力的だった。

「阿吽」「動物園」…コント。ショートコントだが、面白かった。特に「阿吽」の方。

「休憩」…5分ほど。森山智仁と雨宮真梨のフリートーク付。

「楽しい時間」…映画。30分くらいあったと思う。正直長い。一度挑戦してみたかったのかもしれないが、普段演劇をしている団体が「LIVE」と銘打ちやる舞台で、その1/4を映画に充てるのはどうなのだろうか。はっきりいって、内容もとりたてて面白いとは思わなかったため、マイナスと感じた。

「歌」…出演者の歌+雨宮真梨の演奏。劇団の意図も表明しての企画なので評価対象外。

「Hello my girl!」…演劇。電話を発明した「グラハムベル」の裏側の話(ベルはぬいぐるみで代用されてたけど)。グレイ(丹羽)とメイベル(雨宮)の心温まる物語で、短い中に笑いや心情描写がうまく詰められていた。


服装は自前の様子。個人的に稲垣佳奈美のファッションは好き。金子優子は美人だなと。辻明佳のエネルギッシュな演技は劇団に必須と思う。

開演前の1ドリンクサービスや案内も出演者がやり、劇団員のみの公演として上手に運営されていた点一番評価したい。劇団としての総力をみせてもらった良い企画だと思う。
STATION

STATION

リブレセン 劇団離風霊船

ザ・スズナリ(東京都)

2011/05/11 (水) ~ 2011/05/17 (火)公演終了

満足度★★★

ちょっともったいない
素材はよいがもっと成熟できるはず。うまく仕立て直せば名作になるだろう。一生懸命感が見えてしまったので、肩の力を抜いてほしい。店員と駅長は見事、もっと観たかった。放射能ネタは笑えなかった。

【バナナ学園★王子大大大大大作戦】

【バナナ学園★王子大大大大大作戦】

バナナ学園純情乙女組

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/17 (火) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

号泣した
ネタバレにて

ネタバレBOX

糸電話のシーンに号泣した
新しい宿に寄せて

新しい宿に寄せて

けのび

atelier SENTIO(東京都)

2011/04/19 (火) ~ 2011/06/21 (火)公演終了

満足度★★★★

で、みてきました(勘違い編)。
ここは2回目なので迷うことなく到着。少し待って中へ入ると女性が4人いらっしゃいます。今日は座布団席。なんとなく4人が前に出てきて始まったようです。

ネタバレBOX

最初に書きますが、「ワークインプログレスです」と書いてありながら、当然のように読んでいなかったので、観劇中かなり困惑しました。ぼそぼそと誰か/自分の「動き」に対して理由づけをしているのでしょうか、電車の音やトイレの音(?)などが聞こえる中、何が進んでいて、オチはどうなるのかさっぱりわかりませんでした。終盤近く、言葉を発する時間を1として、無言の時間9くらいあったかも。途中で演出の方から指摘があったり、お休みする役者さんがいたり。「ワークインプログレス」自体初めてですが、こういうものなんでしょうか...。普通のお芝居だったら座布団を投げつけるところです。終演後、反省会やトークがありました。やっとそのとき気づいた次第です。お話の内容は少し難しかったのですが、今日のような経験はなかなかできないものだと思います。どんな仕上がりになるのか楽しみです。
鳥瞰図 ―ちょうかんず―

鳥瞰図 ―ちょうかんず―

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/05/10 (火) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

芝居じみた演出がやや残念
「鳥瞰図」は、初めて早船作品に出会った舞台で、それ以来、早船さんとサスペンデッズファンになった自分には、待ちわびた待望の再演でした。

ですが、私の50余年に亘る観劇経験において、どうも初演より進化した再演作にはあまりお目に掛かったことがなく、今回も、ややそういう不安があっての観劇でした。

でも、やはり、最初の衝撃は変わらず、早船さんの物語構成、人物の動かし方、台詞で、感情を如実に表出する劇作家としての手腕に、改めて打ちのめされる思いでした。

ただ、その後、ご自身の演出での作品を多く拝見したせいか、今回は、この早船さんの名戯曲と違う空気の演出の不自然さが目についてしまいました。

その点が、やや残念!
いつの日か、早船さんご自身の演出で、この作品をもう一度拝見してみたい気がしています。

ネタバレBOX

茂雄役が、浅野さんから、入江さんに替わられ、入江さんの茂雄も、自然体で良かったのですが、何しろ、初演の浅野さんの当意即妙の名演技が今でも目に焼きついているため、どうしても、不足感を感じてしまいました。

野村さんは、昔テレビで子役として活躍されていた時、拝見して以来でしたが、美しい女性に成長されて、感慨深い思いがしました。

知っているストーリーでも、やはり、終盤の渡辺さんの独壇場には、涙が溢れました。

先日の震災で、液状化現象で多大な被害が出た地域を舞台にしているので、初演では感じなかった別の感情も湧き上がり、嗚咽しそうになる部分がありました。

初演で、圧倒的に面白かった場面が、今回の演出では、あまり前面に出ず、全体的に、テンポが悪くなったような印象がありました。
各人の動作が自然な流れにならず、時々細切れ感があるのが残念でした。

また、ビデオをセッティングしてからの音声が聞こえるまでの間など、細かな所作の間が、不自然で、これが、作品世界に引き込まれる気持ちに微妙にセーブを掛けるきらいがありました。
早船さんの書く台詞が自然なだけに、この雰囲気にマッチしない、演出のわざとらしさに、少し鼻白む思いを感じる瞬間が幾度かあり、芝居じみて感じてしまうことが、もったいないなと感じました。
世の中の率

世の中の率

月曜劇団

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ちょっと のんびり 生きましょう
舞台は教室 ・校長?伝説のジャージ先輩? ・トイレの神様はキレイ、ナンパしたかった。 ・エグザエルが100人の村やったら、 ・リッツパーティー何も乗せへんかったら口がからっから、 ・劇中に上原 浜本 山本でモンハンをする。
この学校は、おかしな学校 こんな年でも卒業していない。 違うクラスに迷い込む。 違うクラスでは、少し感じの違う先生と同級生、意識の中のパラレルワールド。 OB 山本が入学したい。

ダンスがあり、面白い場面もあり、ダラーっと進むシーンもあり、 進んでいく話の中に、現実はない。 全てが、モンハンの世界のように、現実ではなく、自分の頭の中で、生き方、世間との接し方を、イメージした教室での物語の様に感じました。 こんな感じは初めてです。
肩の力を抜いて 胴上げ部 イライラせずに、ちょっと のんびり 生きましょう、っと、お芝居に言われました。 面白いお芝居を有難うございました。

サイキックフライト!~頑張る7人のエスパーとあと2、3人~

サイキックフライト!~頑張る7人のエスパーとあと2、3人~

劇団プレステージ

千本桜ホール(東京都)

2011/04/28 (木) ~ 2011/05/08 (日)公演終了

満足度★★

ちょっと…
旗揚げ公演がとってもおもしろかったので大きな期待を持って劇場に向かいました。
が…正直ちょっと期待はずれだったかな。
舞台上のキャストが内輪でわちゃわちゃしている印象をぬぐえなかった。
小ネタではなくストーリーとして笑わせ、楽しませてほしかったなぁ。
前回とキャストがほぼ同じで、メインキャラも同様だったため、前作と印象が重なってしまったのも残念。
秋には第3回公演も決定しているようなのでそちらに期待!!

死に際を見極めろ!

死に際を見極めろ!

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/12 (木) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました
要所要所で笑えるし、場内も笑い声は響いていたが、死に際を見極めるのは、難しいと思ってしまいました。

ネタバレBOX

スリム(石毛セブンさん)の意思だけでなく、巻き込まれていく姿が良く、好演でした。
スリムと占い師のシーンも可笑しく、その後のシーンに繋がるのも、良かったです。
殉職専門監督とのシーンも可笑しく、その後の随所でも、場内に笑い声は響いていた。

刑事の殉職シーンに、こだわるスリム(石毛セブンさん)が、銀河鉄道999に乗り込み、宇宙に旅立ち、いろんな星に立ち寄り、その先々で起きる事や、巻き込まれるのが可笑しい。
妹を助けに行ったら、一緒に監禁されてる妹の友達が、犯人の妹だったりと、みんな身内なんていうのも、面白かったです。
・・・ただ、実家に帰って、母や昔の仲間に喜ばれても、本人が状況を飲み込むまでの姿の面白さを狙ったのかもしれませんが、私にはイマイチ・・・母役(前田無夕子さん)が良かった。

確かに笑えるのだが、、、題名と粗筋から、勝手に想像し過ぎた私には、殉職としての《死に際を見極める》とは、離れてしまったように感じてしまいました。
いろんな星での可笑しな出来事では、笑ったので、〈殉職にこだわる〉のと別々の物語としての方が、好みでした。

笑いのセンスは、魅力があると思うので、違う作品を又見たいと思いました。
漕ぐ

漕ぐ

ソラトビヨリst.

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/05/12 (木) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったですよ
たしかに漕ぎ人の解説的な紹介の繰り返しはしつこいと思ってしまいましたが,それ以外では十分満足できる舞台でした。本筋のストーリーはわかり易く,それでいて不要と思える3人の女性も,しっかり漕ぎ人のサイドストーリーに絡んできており,深みを出しています。とにかく海賊ものでありながら船底の操舵室が舞台という視点が面白い。時代考証とかはわからないけど,不確かな知識でも?って思ったところもあったような気もするが,そんなことはどうでもいい。楽しめました。面白かったですよ。

カレーライフ

カレーライフ

日本テレビ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2011/05/14 (土) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

コクのある、いい話
まさに美味しいカレーのような作品。
こんなお芝居見ちゃうと、当分は食事のカレー率が高いでしょう。

死に際を見極めろ!

死に際を見極めろ!

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/12 (木) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

愉しく笑えました
やはりやってくれましたって感じなんですが、
ラストのオチと後半の設定がちょっと残念。
始まりの占い師のシーンでのつかみは120点でしたのにー。

ネタバレBOX

ところどころの差込み台詞や説明台詞が無かったのが敗因ですかね。
幕開け済んだらカチンコの音でも出して、
シーンの変更と簡単な設定観客に伝えればよかったのに。
だんだんと主人公にも設定がわかってくるという筋を外せないのなら、
舞台見て一目でわかる設定をナレーションで入れるとかね。
「ここは過疎化一歩手前の地方の村・・・」とかの台詞でも
入れれば良かったのに。
特に入れて欲しかった説明台詞は
「さあ、これからめぐり行くさまざまなシーンの何処で
スリムは殉職できるのでしょうか?」とあおるナレーション!
これ無いと落ちの監督のメガホンたたきが生きてこないし、
巻き戻しての話のオチは何か肩透かしでしたよ!
ホント残念でした、星5つはいけたのに。

占い師のシーンでの半分話しとか、
冒頭でたこ殴りにされるやられキャラの
キックの防御とそれに続く派手なふっとび演技は大変Goodでしたのに。
その後に続く「俺を倒してからゆけ」の台詞が
伸びてるキャラ見てそのまま行かせる事になるとことか。
細かい芸が笑えたのにー。
前半で力尽きたのかな?
後半の宇宙話しよりも
地球上の外国話しの舞台の話しには出来なかったのかな?
無理に999号とかは出さなくてもーって思いました。
SF=宇宙は安直ではないかい?
などと感じました。









ザ★忍者~忍びの心、星に届けぃ~(再演)

ザ★忍者~忍びの心、星に届けぃ~(再演)

ネコ脱出

ワーサルシアター(東京都)

2011/05/10 (火) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

せんべい食べ損ねたデス
観客を楽しませようとする精神は見事でした。
舞台セットもお祭り会場風に、
せり出した舞台を囲むような配置になっていて愉しかった。
(舞台上のエキサイティング席という3席が特に面白かった)
ユニークな登場人物達が多い分、
タイトルになってた忍者さんの印象は薄くなったかな

ネタバレBOX

忍者ファンのブルー君(小学4年生)が一番受けました。
渋い戦国武将趣味とか、しゃべり方なんかも。
単なるキャラ立てかと思ったらきちんと納得できる設定があって見事でした。
往年のヘドリアン女王を彷彿させる演技を見せてくれたお姉さんとか、
プロに徹する意気込みの語りも納得でした。
社長さんの権力と金になびくとことか、
ユニークなキャラで登場の自殺サイト芸人さんとか。
セットも奥が忍者ショーの舞台で、
観客側にファッションショーよろしく張り出した部分が楽屋裏と。
ユニークで見事な設定でした。
よく動く、動きすぎる役者さんも笑えました。

ラストで社長の心に火をつけるピアニカの曲は、
絶対無敵ライジンオーでしたが。
替え歌になってた分、歌詞もキチン考えたんでしょうね。
それにつけても、ノスタルジィなアニメの曲なんか使たがりますねー。
ファンがいるのか、
報道番組のBGMみたく誰も知らないだろうと使ってるのかな?
裏読みすると面白いですよね。

子供向けのショーが舞台であり、
話しの骨組みも悪くは無かったが、
主人公が目立たない脚本で力押しなところがチト残念でした。

お祭りやお祭り騒ぎが好きな江戸っ子のような方には、
特に薦められる話しでした。
五月大歌舞伎

五月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2011/05/01 (日) ~ 2011/05/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

幸四郎・170年ぶりの挑戦・・・昼公演
松本幸四郎が初役に挑む「敵討天下茶屋聚」(かたきうちてんがぢゃやむら)の演目は、慶長14年西暦1600年に備前の国(岡山)宇喜多秀家(芝居では浮田家)のお家騒動で、闇討ちにあった父の無念を、遺子が9年後の1609年大阪の天下茶屋で実際に敵討ちを遂げた事件を題材に、奈河亀輔が本を書下ろして江戸中期の天明元年1781年に初演された狂言である。
上演当初の評判はイマイチのようだったが、天保6年西暦1835年に四代目大谷友右衛門が工夫を凝らして、江戸中村座で敵役を主人公にした設定で舞台を演じて喝采を博した。その後繰り返し上演されて敵討ち狂言の傑作と言われている!
しかし、今回演じる松本幸四郎は初役であり、しかもその四代目友右衛門が天保14年西暦1843年に、二人の悪人安達元右衛門と東間三郎右衛門の一人二役を通し狂言で演じ分けて以来、170年ぶりの挑戦である。幸四郎は来年70歳。初役でしかも170年ぶりの一人二役。伝統を守りながらも現代感覚の人物描写で自ら挑戦して芸と向きあう姿勢はとても素晴らしい!
幸四郎は時代背景と登場人物の性格描写の他味わいある台詞などを綿密に練り上げ、悪役ながら二役の一方・東間は陰で画を描き人を操る大悪な首領役で、一方の元右衛門は盗人猛々しく小悪を重ねながら三枚目役と対照させるように上手く演じ分けており、四代目友右衛門が人気を博した江戸時代の舞台を、現代感覚の解釈で再現している。
初役ながら、序幕から大詰めまでの全五幕190分を、通しで二役を演じた幸四郎の挑戦する心意気は素晴らしく、改めて人生は生涯学習と感じる!
伝統と向き合う幸四郎の舞台を、実弟の中村吉右衛門が敵討ちを支える人形屋幸右衛門役、敵討ち立ち会い助っ人補佐人役坂田正三郎を八代目大谷友右衛門に演じさせて、粋な「敵討天下茶屋聚」だけに、妙で不思議な因縁を感じながら、言葉で表せない深い感動で観ていた!詳細は、ネタバレBOXにて・・・

ネタバレBOX

時代は江戸幕府開幕前の1600年頃、浮田家は石田三成と気脈を通じているのでは・・・と執権から疑われている。疑いを晴らし忠誠の証のためにも、北条氏より戴いた百歌仙「紀貫之が書いた色紙」を見せる必要がある。筆頭家老・早瀬玄蕃頭(段四郎:史実では林である)は、次席家老・岡舟岸之頭(桂三:史実では長船である)と重臣・東間三郎右衛門(幸四郎の二役:史実では当間である)が、お家乗っ取りの謀反を計略していることを察知していた。一派に一時奪われていたお家の大事な色紙を取戻した上、次席家老の岡舟は切腹させることが出来た。しかしその後、東間には逆に闇討ちにされた挙句に、玄蕃頭が保管する浮田家の重宝である百歌仙「紀貫之が書いた色紙」も奪われて無念の最後を遂げる。東間はそのまま出奔してしまう。早瀬家は、色紙を奪われた咎で取り潰しとなる。早瀬玄蕃頭の子息である伊織(梅玉)と弟の源次郎(錦之介)は、父の無念を晴らし早瀬家再興のために、許婚の染の井(魁春)と祝言を挙げ、家来の安達元右衛門(もとえもん:幸四郎の二役)と弥助(彌十郎)兄弟を伴い、四人で東間追うように上方へ向かう。色紙を奪われたことでお家が取り潰しとなり、二人は侍としての身分を失い浪人となったため、敵討ち免許状は持っていない。まずは色紙を取戻し、敵討ち免許状を得て東間を討つ(二つの使命を順に満たすことで早瀬家再興が認められる)旅へ出たのである。あとを追うように、妻・染の井と源次郎の許嫁・葉末姉妹も大阪天王寺門前へ探しに出て来たが東間側に見られてしまう。兄弟も近辺にいるのでは?と逆に察知され、標的となる。(東間のお家乗っ取りの悪企みを計る証拠の手紙などいろいろとあるが・・・省略)色紙も東間も見つけられぬまま、伊織たちは流浪を重ねて東寺近く(大阪市端の西成~阿倍野辺り?)に貸座敷を借り生活をしている。長屋にも住めぬ不安定な経済的困窮度が伺える。早瀬兄弟の供で来た元右衛門は、生来の酒好きで暴れ者であったために、東間の策略から悪の道へ進んでしまい東間側へと寝返っている。伊織と再会してから貸座敷に一緒に住み始めた染の井だが、それも束の間。伊織が色紙と東間を探し歩く不在の日、家宝の色紙が骨董屋で見つかったとの報が入り、買い戻すために200両必要と聞く。そのため妻・染の井が切ない決意をして、歌を一首詠み弥助に託す。「山川の 流れに沈む栃(とち)からも 身を捨ててこそ 浮かむ瀬もあれ」(栃の実の殻は、一度沈んでも水に浮くことが出来る。覚悟を決めて身を捨ててこそ、初めて浅瀬に浮かぶことができる。つまり「自分は身を捨てる決心(自分は遊郭に身を売る)私が犠牲になることで、貴方が浮かび上がることが出来るなら、それは私の想いである。そして、いつの日にか自分を救い出してくれるなら嬉しいけれど・・・本懐を遂げてくれれば救い出してくれなくても諦める」・・・。小判と引き換えに姿を消していく。同じ日に、東間の指図で盲目の按摩に化けた元右衛門が訪ねて来る。「過去の因果で目が見えなくなった」と弱々しく語り、心根が優しい実弟の弥助へ情実で訴え取り入ったところで、染の井のいきさつ一部始終全てを聞いてしまった。そのため情けをかけてくれた実弟の弥助を殺し、染の井の身売りの金を奪い盗り去ってしまう。(弟の源次郎は病で臥せており、夜眼が不自由で気付かないまま・・・多分、栄養失調?)元右衛門は源次郎も殺そうとするが、丁度伊織が帰って来たのに気付き慌てて逃げ出す。その際、帰ってきた伊織は夜の暗闇で元右衛門に不意を突かれて足を切られて不自由の身になってしまう。(伊織は相手が元右衛門と気付いていない)元右衛門が慌てて逃げ帰る様は、いかにも小悪人で三枚目に見えてしまう。更に時が経ち、伊織兄弟は福島天神の森(非人の部落)まで落ちぶれ果て、物乞いをしながらムシロ小屋で貧窮の日々を過ごしている。東間はそんな兄弟を偵察しながら、少しばかり元気を回復した源次郎が東間を探し出すための留守を狙い、元右衛門に指示をして奴(錦吾)を供に、兄の伊織をいたぶり殺してしまう。伊織の虫の息を確認しながら、過去の悪事を伝える元右衛門・・・「いや、まだあるまだある、うぬが女房染の井の身代金も、この元右衛門様が着服したのだ。」「びっくりするな、まだあるまだある、うぬがその躄(いざり)になったのも、俺がしたのだ」の「まだあるまだある」は、本当に憎々しいが・・・悪が増長していく見せ場でもある。さらには、帰ってきて伊織の死を知った源次郎も、気落ちから絶望したところを襲われ川へ投げ込まれる。(ここまで元右衛門を悪の権化のように書いてきたが、結局は東間の指図通り、彼の掌の中で動いていただけなのだ。)その後中村吉右衛門が演じる人形屋幸右衛門、八代目大谷友右衛門などの登場で粋で味のある演出があり、最終章へ向かう。(以下略)敵討ちのために艱難辛苦の生活を続ける早瀬兄弟達だが、場面場面で身分に拘りなく多くの人々と出逢ってはホッとする癒しの工夫があり、善意に助けられながら成就して行く190分は、観ていて疲労感がない!
TRUST/UNTRUST【ご挨拶更新致しました】

TRUST/UNTRUST【ご挨拶更新致しました】

ウィルチンソン

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/11 (水) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★

表現って難しいですよねっ!
メロスと太宰が交互に演じられつつ、
なんか実際の演者近況なんかも入っていたようですな。
現代美術の画廊のような舞台セットで表現された世界でしたが。
コンクリートの地に作業用鉄パイプ+油絵での作りは、
作品世界にあってたかな?って感じました。
精神世界の入力・出力は個々さまざまですし、
こーゆーのもありかと勉強になった作品でした。

ネタバレBOX

はちみつシアターのお姉さん出てましたね確か・・。
下の名前で呼ばれて嫌がってたのが可愛かったです(^^)。

明暗ではなく役者の動きの停止と再動で切り替えて作品見せるのは、
小さい舞台では有効でしたね。

間近で見たメロスの赤フンとリアルな後日談とか、
結構解釈されてるし、
少なくとも両作品をきちんと読んでいないと楽しめませんな。

相対性理論まで出てきて面白かったのに、
なぜか眠気が・・・。

いまふたつほど感性が合わなかったかなぁ。

メロスのキャラも愉しかったのに何ででしょう?不思議な舞台でした。
ガクラン

ガクラン

THE 黒帯

テアトルBONBON(東京都)

2011/05/11 (水) ~ 2011/05/16 (月)公演終了

満足度★★★★

当りです!
 暫くぶりに小劇場で“当り”だと思わせてくれる舞台でした。

 最初の永山のさんのつかみ(少々粘り気味でしたが)
ここで客席一斉に入った感じがしました。
もう一発決まれば後は何をしても面白いという状態。うまいというか頑張るというか、めげない強さ、意地でも持ってくぞぉ!みたいな、パワフルですよね、皆さん!
 千秋楽のせいか、なんとなく皆さん気がせいているのか?あれもしたいこれもしたいが溢れているような・・・・きっかけへのタイミングが少々焦り気味?のような感じが・・・・私の気のせいでしょうか?
まぁそれは置いといて。
 キャラの振り分けが上手くできている劇団だと思います。
男ばかりだと“殺風景”になる場合もあるのですが、各々の色があって、うまく絡んでいる。だから退屈させない、飽きさせない。その各々の違う色も観てみたいなと思いました。
 次回公演、ぜひぜひ観たいと思います。
 また次回のチャレンジ!?も楽しみにしています

fuck you!! my love!

fuck you!! my love!

643ノゲッツー

OFF・OFFシアター(東京都)

2011/05/11 (水) ~ 2011/05/16 (月)公演終了

満足度★★★

芝居も微妙な感じがしました
楽しく盛り上げようとしているのは良いとしても、
なんか騒がしくガチャガチャした感じの騒ぎ方が好きにはなれなかった。
いろいろ楽しい登場人物なども入り乱れての話でしたが、
幼稚園(保育園?学童?いまひとつな説明不足でないかい)での侵入者!
って昨今の事情では説得力無さ過ぎませんか?
力余って技不足って印象でした。

ネタバレBOX

単位の為に、単位の為だけに来ていた実習生さん。
い~いキャラクターだったのに、ラストで本心から保育士目指す!って・・。
説得力ないわー・・。 引きました。
せめてあのキャラクターだったら卒業までの選択肢として選ぶこと考えます、
くらいの台詞での表明でよかったのでは?
まあリコーダーを楽しく奏でていたり、カラフルなものもあったりと。
それがわかっただけでも良しとしようかな。
煮詰めたり・寝かせたりする時間無かったのかな?

それと毎回思うのだが、
劇場入り口部分、舞台見て右手の方での小芝居多くないですか?
前の方とか右手の方はよいけれど、
客席左後方の席には優しくないですよね。
うまい改善策みつけてくださいねー(^o^)。
死に際を見極めろ!

死に際を見極めろ!

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/12 (木) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

こいつは大笑い!
いやーこういうのは好きです。何も考えずにただただ楽しめ,最初から最後まで笑えます。ストーリーとしての最後の落とし方も好きです。ホントこういうバカバカしい芝居には最近お目にかかっていなかっただけにとても新鮮で嬉しかったです。次回作も期待しています。

エデンの河童

エデンの河童

発汗トリコロール

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/11 (水) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★

小洒落た皿に食材がドン!と載った感じ
河童さんの朴訥とした感じは楽しめたが、
いまひとつ大人の童話と呼ぶにしても説得力に欠ける感じがしたデス。

ネタバレBOX

古代日本の邪馬台国話に繋げた所はスケール大きくて楽しめたが、
いきなりラストに河童さんの台詞で暴露されても今ひとつ感は拭えなかった。
それまでに、それなりの伏線とか、
話しだけでも出てくる異国の噂とか、
いろいろ盛り上げ方があったはずかと思います。
知恵遅れのイミコさんも、
時々は回路がつながる様なシーンを入れていましたが。
キッカケがあったりしないと観客に説得できる要素は無いと感じました。

遅れてきた遅刻者ではありますので、
前説や導入部で説明台詞などあったようでしたらゴメンナサイ。

えー、なんか舞台セットや衣装のイメージなんかも劇団「おんぼろ」と
(やってた所も階が異なるだけで)似てましたね(^^)

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