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『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

七里ガ浜オールスターズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

因果応報。
中盤から「胸チク」しまくり・・・3人の元カノの顔が浮かんでは消え・・・きっとボクは、地獄に落ちるね(←現世では地獄に落ちないと思ってるバカ者)。

一人での観劇だったんだけど・・・女性と一緒なら、飲みにでも誘って、じっくりと「感想戦」をしたくなるような芝居だったなあ(←ま、「男女の仲なんて、そんなもんだって!大丈夫っ!」と言って欲しいだけなのかもしれないが)。

息詰まるような展開なんだけど、2人の会話のテンポが軽快で・・・とっても、良い芝居でした!!!

でも、今でも時々、胸チク状態になりますわ。。。

ネタバレBOX

説明文にある通り、「裁判を間近に控える元嫁と、なぜか彼女から弁護を依頼された弁護士の元夫との哀しくも可笑しいドラマ」。

最初から最後まで、元嫁の手の平で転がされ続ける元夫が、なんともイタい。

別れた原因が100%自分にあっても、「女性ってのは、(フラれても)切り替えが早い」なんて自分に思い込ませちゃったりして・・・。

そのくせ、「(他の男と付き合ってる)今でも、心の底ではあなたを忘れられない。なんで私と付き合ったの?他の女性でも良かったんじゃないの?」なんて言われちゃうと・・・情が湧いてきちゃったり・・・ウルっときちゃったり・・・ちょっとばかり、ほんとちょっとばかり嬉しくなっちゃったり・・・(バカダネ)。

まあ、その結果、元夫は、元嫁に策略にはまっちゃうんだけどねぇ(自業自得とは言え、哀しい)。

いろんな解釈が可能な芝居だろうけども・・・

元嫁にとっては、「堕ろせ!」とのたまった今の彼氏に復讐できたし(ベランダから突き落とした)、殺人未遂を犯したにもかかわらず、弁護士である元夫を操って(彼は証拠隠滅までしちまったのだ)、無罪放免に導いたし(←このあたりはボクの想像デス)。

当面、仕事には困りそうだけど・・・気分はちょっとばかりスッキリしたのかなあ。


あっそうそう・・・ちょっと気になったこと。

生命保険は、内縁関係にあれば「死亡保険金受取人が、被保険者の親族外」でも認められる可能性はあるけど・・・このケース(不倫関係)は、無理っすね。確実に稟議に引っかかるだろうなあ。

テレビ局の大物プロデューサー(今彼)のコネで契約できた、という解釈なのかもしれないけど・・・生保とテレビ局じゃあ、CM収入が激減してる現在、生保のほうが圧倒的に力が強いもんねえ。
わが星

わが星

ままごと

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2011/05/19 (木) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

むず痒い…
DVDもリーディングも観ずにいきなりでした。
迷っているとこを薦めてくれた人に感謝…

素直に、いい作品だなぁ。と思いました。
もっと知り合いを誘っていけばよかった…って、連日の満席でしたけど。

ネタバレBOX

ありがちな事だと思いますが、長く稽古や公演を続けていると「最終判断」をする人が大事になります。

音楽と言葉のセッション・ラップ・惑星・いのち

そういうテーマ(?)と聞いていたので、肝心な部分の「言葉」が「音」に遮られて聞き取れないことにストレスを感じました。

個人的な趣味でいうと、「わたしたち」が「ちーちゃん」の中で燃えている時に音楽がMAXで時間が刻まれていたなら、もっと素直に泣けたカナと。
(客席を円形にしなかったのは、ここの照明を360度にするのが難しいから?それともわざと?なんとなく、わたしたち(観客)も、物語の一部なのであれば円形でもいいんじゃ…と思ったので。)

他の渦状星雲からやってきた(?)少年とちーちゃんの、わずかな時間の出逢いと別れにもっと感動出来ただろうな。

気持ちよく、ディラックの海に、沈む事ができただろうな。

思いました。

ところで
カイメイ って言ってたと思うんですが メイカイ に変えなかったのは語感?
解明・晦冥… 明快・冥界…
謎。聞き間違い?
散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

 観劇
 

喜劇「ハムレット」&悲劇?「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」

喜劇「ハムレット」&悲劇?「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」

キョードー東京

渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール(東京都)

2011/05/18 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

テキサスヒット!
第一幕『ハムレット』、第二幕『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ。』(←『ハムレット』の脇役2人を主役にしたスピンオフ喜劇)の構成。

『ロゼギル』は、吉本芸人のWキャストならぬVキャスト。

ちなみに・・・「博多華丸・大吉」「ハリセンボン」「NON STYLE」「ハイキングウォーキング」といったテレビでおなじみの中堅上位の芸人達が日替わり(?)で演じていく。

で、ボクらが観たステージは・・・「チーモンチョーチュウ」の2人が担当。

チーモンチョーチュウ・・・。


誰?笑


鹿児島おごじょであるツレは「博多華丸・大吉の回がヨカッタ」とのたまう始末・・・その気持ちは、よくワカルぞ!笑

まずは『ハムレット』。
長谷川純(ジャニーズJr.)のハムレット&高橋愛(モーニング娘)のオフィーリア。これは、アイドル芝居の及第点はある、といったところ。
楠美津香さんのシェイクスピア講談(?)を観ちゃうと、たいていのシェイクスピア劇が物足りなく感じちまうから・・・楠さんは罪な人だ(笑)

それにしても、高橋さんの体躯には恐れ入った。。。
その脚は完全にアスリートの脚!適度な太さ&筋肉がしっかりついてる(なぜか冒頭は短パンのオフィーリアなのだ)。
『真夏の世の夢』のパック役を軽くこなせそうな脚・・・高橋愛さん、侮れん!(←ちなみにボクは、『真夏の世の夢』は、『ガラスの仮面(マンガ)』でしか見たことありません。笑)

1幕が終わり、15分休憩。『ハムレット』の終盤、かなりの睡魔に襲われたので、レッドブル注入。

で、聞いたことが有るような無いようなコンビ「チーモンチョーチュウ」の『ロズギル』が開幕。

これが・・・異色の出来!

狙ったギャグが確実にヒットしていく!ツレは腹を抱えて笑ってる!

コント(持ちネタ)中心の芝居と言われりゃ、その通りなんだけど・・・この2人の声、客席にビンビン響く!届く!お笑いライブで鍛えたノドは本物だわ!
菊地の声なんざ、プロの演劇人に引けを取らない。たぶん。

客席を沸かせながらも、ラストはしっとりみせるあたりが・・・ニクい!

チーモンチョーチュウ。

この出会いに感謝!!!

ネタバレBOX

ま、持ちネタ連発の2幕が『ロズギル』として認識できたのは、1幕の『ハムレット』あってのものなわけで・・・。

そういう意味で、2幕は、チーモンチョーチュウによる「コント」と言い切って問題ない!笑

でも、高橋さんなんかは、2幕メインで出たかったもしれないなあ・・・客席の「前のめり度」がまったく違ったもの。

あっそうそう・・・チケット代は、3,500円~4,000円くらいが適当だと思います!笑
又聞きの思い出

又聞きの思い出

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2011/05/19 (木) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

ベテランの貫禄
ベテラン役者揃いで安定した演技を堪能しました。
筋も面白い。

ナレーターを兼ねていた家出娘がタバコ吸い過ぎで、こっちのノドまで痛くなって、咳払いを我慢するの大変。電子タバコで代用しても作品にとって全然マイナス要素ではないと思いますよ。

『prayer/s』※ワーク・イン・プログレス公演

『prayer/s』※ワーク・イン・プログレス公演

RAWWORKS

SRギャラリー(福岡県)

2011/05/16 (月) ~ 2011/05/17 (火)公演終了

満足度★★★

業と欲と我

観る人の「我欲」によって見え方が代わる面白い作品だと思いました。
ラストに至るシーンの解釈で、特に。

あたしは永山さんの描く世界に「古代神話」の空気を感じるので、中々に恐ろしかったです。

っていうか、本当に素晴らしき変態。
変態って、「変態性欲」って意味だけじゃないんですよ。
ふふふ。

本公演、楽しみ。

★が3つなのは、お尻が痛いのとトイレが無くて不便だったから。
芝居とは関係なく、場所選定のための減点…(←偉そう)

関ヶ原でダンス

関ヶ原でダンス

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

大所帯の迫力
敵味方が入り乱れて右往左往する様子が大所帯でうまく表現されていたと思います。大人数=強力な武器だと感じました。

醜い蛙ノ子

醜い蛙ノ子

張ち切れパンダ

テアトルBONBON(東京都)

2011/05/19 (木) ~ 2011/05/26 (木)公演終了

満足度★★★★

とても楽しめない
作・演のパンフ挨拶に「楽しんで観ていただければ~」とあったが、とても楽しめない。

主人公・加絵(八木菜々花)の悲痛な19年。「私が何をしたっていうの!」という叫びがとても重い。

終盤の深夜のシーンを筆頭に、上手い演出するなと感心した。このようなテイストの話は好きではないが、また観たい。八木菜々花の美しさがストーリーの悲壮感を一層際立たせていた。

ネタバレBOX

加絵は、母とも姉とも似つかない美人として出生する。両親の軋轢のとばっちりで母にオイルをかけられ、火をつけられ、首から下に大火傷の痕がのこる。味方であった姉も、次第に加絵につらくあたるようになり、加絵は孤立し自宅に独居しひきこもる。ゴミに囲まれながら…。

「みにくいアヒルの子」の話は、実は白鳥でした、というシンデレラストーリーだが、本作はもっと地味で現実的。加絵の回りの人間も良いも悪いも普通にいそうなキャラ。だからこそ怖い。
原一家は、本作の中で一番良心的に振舞い、物語を安定させている。こういったキャラがいないと、ある程度のリアリティを保てなくなり、話についていけなくなる。
ちなみに、林(小島竜太)はいかにもな雰囲気がうまく出せていたし、上田(深井邦彦)も、独善的なオーラと小心者な空気を醸し出せていたと思う。演者の功績とも思うが、やはり演出が巧みだったのだろう。

気になった点が少々。
加絵を演じた八木の演技。幼いころの演技が、知的障害をおっているように見えた。また、ここまでどん底に落ちた加絵が、姉(中島愛子)に守ってもらったことで急に回復したように見えたのが、ちょっと軽くないか、とも感じた。(それぐらいどん底にいると思っていたので)
もうひとつ、加絵が美人なのは良いが、ゴミ屋敷に住んでいるにしては綺麗(服とか髪とか)すぎないかな。
どん底

どん底

演劇企画集団THE・ガジラ

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/05/20 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

たとえていうなら
たとえが、合ってないのだけど、これしか思いつかないので。
この曲を唄うために声を潰しました、の演劇版。俳優さんの声は潰れてないですよ。たとえ、です。

散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

当日券がイキウメなことに。
当日券で観たのですが、受付で渡されたチケットが実は翌日のものでした。
まさかそうだとは私も気付かず、もぎりの方も気付かず。

主演が代替わりしてました。青山円形のときと台本がやや違うような印象(←このときのはDVDにもなってないのでわかりません。あくまで印象。)

もっと引き込まれてもよかったかな。

散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★

この世界
好きです。思わず引き込まれるんですが、前回のほうがもっともっと入ってしまった気がする。今回はちょっと物足りず・・・

『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

七里ガ浜オールスターズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事でした
見事な二人芝居でした。
ため息でました。

ネタバレBOX

入ったら真ん中に面会室みたいなセットがあって、客席は両サイドにわけられている。
王子にしてはやたら席数少ない。30席くらいしかない。
舞台と席は真ん中に密集していて、空いてる横の空間なにに使うの?と思ったら開幕して判明。
暗転中に席の両側、つまり会場入り口側と奥側の壁というか幕が
舞台ぎりぎりまで迫ってきていて、余計なスペースは潰されていた。
視覚的には明転と同時に部屋の容積が小さくなっていたのだ。びっくり。

日向の言うことが二転三転して、名塚だけでなく見てるこっちもイライラやきもき。
何度も何度も嘘が変わって、ようやく最後に明かした事実。
日向はまだ名塚を愛していた。
しかし、実はそれすらも真実ではなく…?
この辺をぼかされて終わってしまった。
結局日向は殺したのか殺していないのか真意は。
まぁでもその辺はこの芝居において重要ではないのかもしれない。

会話の間がすごくよかった。

二人の間に置かれた面会室のガラス。
これが何より二人の距離を象徴していた。
目の前にいるのにちっとも近付かない。
二人の結婚生活もこんな風だったんだろう。

まだ愛してるって日向が告白して、お互いに手を伸ばしてもガラスに阻まれて。あーもう。切ない。
別れて、時間を置いて、お互いに別の人間を好きになって、その相手ともまた別れたり、殺人未遂を犯したり、それだけいろんなことを経験して、そこで初めて二人が会話ができたというのが、皮肉。

結婚しているときに話せたらよかったのに。
ガラスのないところで、近くで、じかに、見つめ合って、話せたら。
それでも結果は変わらなかったかもしれないけど。

普段(良くも悪くも)冷静な目で芝居を見てしまうことが多い私だけど、そんなもんすっとばしてすごく感情移入してしまった。
『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★

白熱の『十二人』
名作をオーソドックスな演出と役者達の熱演で、様々な考え方を持った陪審員たちが紆余曲折がありながらも白熱した議論を経て次第に有罪派から無罪派に変わっていく陪審員たちの心情が伝わって来ると同時に、陪審員制度の怖さを見せつけられ、考えさせられる作品でした。

真ん中に置かれた大テーブルを挟んで客席が対面配置になっていて、一緒に議論に加わっているような効果があり引き込まれました。1人が核心を突く発言をして全員が沈黙するときの静けさと、熱い言い争いの激しさの対比が良かったです。
大塚秀記さん演じる陪審員十番が差別意識を露にして感情的に巻くし立て、他の陪審員が引いていくシーンがビジュアル的にも美しく、とても印象に残りました。

各登場人物の見た目・性格付けと台詞・行動がぴったり合っていて分かり易かったのですが、意地悪な言い方をすると型にはまり過ぎなように感じました。真面目そうに見えるけど実は適当など、少し意外性のあるタイプのキャラクターがいた方が奥行きが出て面白くなるかもしれないと思いました。

作品の内容と直接は関係しませんが、最前列の座布団席は視点が低くて常に見上げて形になり、テーブルの向こう側の役者がほとんど見えないので、低いベンチを設けるか、全部椅子にして前後の列を半分ずらした配置にした方が良いと思いました。

五月大歌舞伎

五月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2011/05/01 (日) ~ 2011/05/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽・素晴らしき挑戦・・・幸四郎!&吉右衛門
今月昼夜ともにそれぞれ2度目の公演へ・・・幸四郎が、170年ぶりの悪の二役をやるのって、もう見られないかも・・・と思うだけで、いてもたっても行かずにはいられなかった!(もちろん夜公演の吉右衛門の、懐の深い芝居の演技は言うことがない!私は本来・播磨屋・吉右衛門!)
隣席に座られた高麗屋(幸四郎の屋号)に特段に詳しい方がいて、幸四郎が三枚目を演じるのは、歌舞伎の世界では本来は許せないことなのだとか・・・!?(〇〇さ〇りがAVにでるようなものだと・・・?)そのことからも、70歳になる幸四郎が、伝統へ挑戦する意欲は素晴らしいということなのだ!!
(その方も吉右衛門を褒めていた・・・。短い登場で兄・幸四郎の舞台へのエールを贈る姿勢は素晴らしいと・・・。夜公演だけでも出ずっぱりで大変なのにって・・・同感!播磨屋サポーターとして嬉しい!)
最終章のかたき討ちシーンから拍子木が入って・・・「本日千秋楽に付き・・・・・」で舞台上からのご口上・・・・・。その後に幕が下りたが、スタンディングオベーションしたのは自分だけだったみたい!?
日本の演劇にはスタンディングオベーションは根付かないのかな・・・?
何処へ行っても、みなさんとてもおとなしいよね!良くも悪くも感情は素直に伝えたいね・・・・!

ネタバレBOX

昼公演・敵討天下茶屋聚(かたきうちてんがじゃやむら)主演・松本幸四郎の二役
夜公演・籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)主演・中村吉右衛門と中村福助

この舞台の「芝居の非日常性と、善にも悪にも華が咲く!」素晴らしさと、芝居のストーリなど、今月の「観てきた!コメント」と「ネタバレBOX」に記載しました。ご覧戴きたく存じます。
戦争にはいきたくない

戦争にはいきたくない

らくだ工務店

駅前劇場(東京都)

2011/05/20 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

本物を観た。
完璧ですね。
なにからなにまで。

もうなんだかジワジワと凄かったです。

脚本なんかはこれがまたじっくりねっとりと練られているんでしょうね。じつは少し前に観たお芝居が登場人物がそれほどいないにも関わらずいったい誰が誰なのかまったくわからないままモンモンとした思いを抱きながら観終わったという経験を強いてくれたのですが、こちらの芝居ときたら絶妙なタイミングで出演者の名前がセリフの中に組み込まれていたり、呼び掛けたりで、自然と誰が誰なのかわかるようになっているものですから、ズンズンと物語に入り込むことが出来ました。テクニックですね、ああいうのって。素晴らしいです。

ネタバレBOX

お父さん役の方、最高ですね。
ラストの散歩に誘う場面、たまらなかったです。

それにしてもあの肉片のようなものはなんだったのでしょうか。

髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】

髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】

TOKYOハンバーグ

千本桜ホール(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

ただもうたくさんの人に観てもらいたい。
そう思った。

人間ってよくできていて、目の下、眼底辺りに小さな穴が空いていて、涙が分泌された時には溢れ出てしまわないようその穴を通って鼻まで流れるように出来ていて、悲しい物語でも観たときには涙は鼻水へと変わり、雨は雪へと変わり、誰もがグズグズグズと鼻をススることになるわけだが、まさに今日の千本桜ホールはその鼻ススリの大競奏会になっていた。

ただ、その細い穴では通りきれない程の涙を大量に分泌し続けた自分はもうずっとずっと泣き続けていたせいで、脱水状態の放心状態で終わりを迎え、グッタリ状態だった。

そのくせなんだか心には、ふんわりと焼き立ての温かみが湯気を立てていたから人間って不思議だ。

とにかくね・・・

この物語はとても悲しい話かもしれないけれど、愛に溢れた温かい話でもあって、胸が張り裂けそうなくらいに切ないけれど、それ以上に幸せの姿を見ることができる、そんなとても心に響く、誰彼構わず、ねぇ観てよ観てみなよ、と勧めたくなる、そんな話なわけだし、話なわけさ。

ネタバレBOX

歳を取った幸子さんがとても可愛らしいからこそ成り立つ芝居だったのかもしれない。

幸せな夫婦、幸せな家族、結婚の許しを求めるシーン、出産を控えた幸せな時間、どこを切り取ってみても自分にはないものばかりでどうしようもなく涙が出てきた。

ラストのシーン、幸子さんが笑ってくれたら、とんでもなく泣けたかもしれない。
関ヶ原でダンス

関ヶ原でダンス

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

関が原とダンスをどうやって
無理なくマッチさせるのかと期待していたのですが・・・・・。ダンスにいたるまでの経緯がぐだぐだとしつこく、場面の変換の度に同じようなことが起こるので、ちょっとだれてしまった感じ。侍と盗賊と百姓の関係が最後まで変わらないのも残念。これでは命の大切さとか、百姓に代表される一般人の感性の重要さなどが伝わらない。ダンスへの必然性も弱いような気がする。衣装、舞台美術、音楽、効果などすべて素晴らしいし、演技もいいのだけれど、ちょっとストーリーが弱く、その分くどくなってしまい、イマイチ盛り上がらなかった。ダンスシーンの間に他のエピソードが入るのも、力強いダンスに水を差してしまい、すっきりしなかった。全体に何となく思い切りの良さに欠ける印象を受けました。

裏窓

裏窓

スポンジ

OFF・OFFシアター(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

良かった。が
前半の伏線を回収しきれてないかも。

全体的には好みです。
暗転の演出とか狂気に満ちた兄弟とか。
マジで怖かったです。

ヒッチコックを今度観たいと思いました。

劇団初見なので次も観たいです!

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

風琴工房

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

重く切ない。
昨日、会社で虐待された子供は親になって子供に同じことをする。こんな話をしていたばかりで、まさにコレ。
この小さな空間での観劇は、ずっしりと心に染み入ります。
イイお芝居でした。

黒い十人の女

黒い十人の女

ナイロン100℃

青山円形劇場(東京都)

2011/05/20 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

痛快感があった
私は、この映画は未見なので、舞台化に当たり、どれぐらい、ケラさんのオリジナリティが発揮されているのか、知る由もないのですが、映画未見の私には、ゾクゾクする程、刺激的で、ワクワクする芝居でした。

最近のケラさん舞台で、一番好きかも。

とにかく、10人の女が壮観!皆が個性に溢れ、何だか不思議な魅力に溢れていました。

私は、男運がいい方で、みのすけさん演じる風松に対する女達の復讐を個人的にはしたくなる対象はありませんが、親類や親友を酷い目に遭わせた男達に、こういうことをしたくなって、登場人物の女性達の行動に、何だか、爽快感さえ感じてしまいました。

テレビドラマの「必殺仕置き人」を見終わった後の痛快感に似た感情でした。

10人の女達も良かったけれど、それ以上に、魅力的だったのが、桃子役の奥村佳恵さん。彼女の活躍は、今後もとても楽しみです。

花巻アナウンサー役の小林高鹿さんは、ずいぶん昔に一度舞台を拝見して以来でしたが、いやあ、驚きました。得な役どころだったせいもあるでしょうが、この舞台の成功要因のかなりの位置をこの方が占めていたと思います。
演技が、妙技になっていました。

ネタバレBOX

いつも思うのですが、ケラさんは、舞台での映像の使い方がお上手ですね。

今回も、要所要所で、映像が魅力的に使われていました。

女達の登場がファッションショーのモデル風だったのも、小粋な演出でした。

でも、現代の男達の、コンテンポラリーダンス風の振付は、何だかあまり見栄えが良くありませんでした。踊れないヒトも踊れるように見せるのが、振付の腕の見せ所だと思うのですが…。

他が絶妙な表現だっただけに、幕開きのこの部分だけが、素人芝居じみて残念でした。

大事な役のみのすけさんが、何度か噛んだのも、惜しいところ。

花巻アナウンサーの、自分の状況を物語るニュース解説が面白くて、これから、当分、頭から離れそうにありません。

それにしても、私も、この風松みたいな、親友の旦那に、こういうお仕置きしたくてたまらない!!

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