最新の観てきた!クチコミ一覧

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ロールシャッハ

ロールシャッハ

KKP

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2010/10/27 (水) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

しかけ
賢太郎さんらしいしかけの数々に、してやられました。
どうしてあんなに気付かなかったんだろう。

タイトルと内容がお互いを映し合っていて、気持ちが良かったです。
収録をしていないというのは本当でしょうか?
是非、もう一度だけでもいいから観たい作品です。

ケージ

ケージ

ミームの心臓

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

「よく見えてしまう」ということ。
「よく見えてしまう」作品だった。高校演劇出身者かな?難しい言葉の羅列であったり、知的になにかを伝えようとしているだけであるように見えた。
だからすごい作品なのかもと思えてしまうが、本当に伝わってこない。
もちろん、「よく見えてしまう」ということを出来たことは素晴らしい。
脚本酒井くんの今後に期待します。

黒猫【公演終了しました!誠にありがとうございました!】

黒猫【公演終了しました!誠にありがとうございました!】

声を出すと気持ちいいの会

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/07/29 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★

それらしく。
中だるみはしたがとてもレベルが高く学生演劇としては勿体無いと感じた。
が、もっと若さで突き抜けてほしい。
なにかの真似を出来てしまうことは素晴らしいが、新しさが感じられなかった。
初演の手で演じたネコのほうがよかったかも。。。
ただ、確実に今後も大きくなる劇団でしょう。

ケージ

ケージ

ミームの心臓

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

賛否両極
清々しくて瑞々しくて、それでいてビターな正しく大学生を体現したような舞台で自分は面白かったですねえ。舞台はタイムスリップしたSFでしたが、実際、若い世代が全共闘世代と現代で交わるそれ自体が若い世代にはSF何じゃなかろうかなんて思ってしまいました。
劇団員の皆さんには憂国の志士たれなんて言わないですが、このまま演劇を誠実に理想の地点に向かって突き進んで欲しいです。

ネタバレBOX

この舞台の大学生の様にあの時代は過去の歴史の一部なのだろうか等と思っていたら、成田空港の「天神峰現地闘争本部」が取り壊しのニュースが丁度流れていた。実は、まだ過去じゃないのかも知れないなと感慨にふけりましたね

いよいよ決戦です、その際の心構え。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

タイガー

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

独特の舞台ではありました
チケットプレゼントで鑑賞。劇団所見。90分程度。

嫌いではないが好きとも言えない感じ。チラシのストーリー紹介は結構魅力的だと思ったのだけども実際の舞台に魅力を感じられなかったのが残念。肌に合わなかったのだろう。

横島裕は良い演技だったと思う。

ネタバレBOX

面白かったのは、ピロリ(横島)の恋愛絡みの話くらいかな。中盤と終盤の。
そのほかは、面白い!と言い切れないもどかしさが残った。

終盤前のケツオの芸?は好みでない。
そのあたりの出演者の素の笑いとかも、知り合いでもないからキョトンとしてしまう。(演出なのか知らないけども)こういうのは極力なくしてほしい。ほかの場面でも若干見受けられたけども。


ちなみに、チラシの女の子の表情がとても良い。
天使は瞳を閉じて

天使は瞳を閉じて

虚構の劇団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/08/02 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

見てきました。
新鮮でした。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

タイガー

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

ぐだぐだを愛せるかどうか
登場人物の目的はいたってシンプル。
その中でのぐだぐだ。脱線につぐ脱線。話は一向に進まない。
そのぐだぐだ感を受け入れられるかどうか、それがすべて。

ネタバレBOX

戦士たちは登場の時すでに、見た目からぐだぐだ、
話がまったく進まないので、その間もぐだぐだが舞台を支配する。
しかし、このぐだぐだで笑っている人は意外に多かった。

物語性はなく、ずっと宿屋でぐだぐだして、
最後は決意して魔王を倒す、というシンプルな話。
設定やストーリーの面白さを求めていくと肩透かし。
ゆる~くグダグダ感を楽しみにいける人向けだと思います。

チャイムが鳴り終わるとき

チャイムが鳴り終わるとき

オーストラ・マコンドー

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

感性が問われる作品
私には凄い力量のある作品に思えた。見応え十分。
芝居に見入っているうちに、あっという間に時間が過ぎた。

観劇が終わったときの感想は、「なんて重い芝居なんだ」と思った。
決して愉快な芝居ではないし、感動的な作品でもない。
でも人の深層心理に迫る、とても深い話だと思う。

1つの芝居を観劇しても、色々な意見が出るものだと思う。
観劇する側が、その芝居や役者に何を期待しているか、が違うのだから、
しょうがないのだろう。作風の好みもあるだろう。

それに加え、この作品には、観劇者の人生体験も背景にあるように思える。

感性が問われる作品だと思うので、芝居好きの方にはオススメしたい。
ただし、重い芝居であることは覚悟して。
あとはネタばれで。

ネタバレBOX

すでに多くの方があらすじは書いているので、省略。

この作品を通じて、「どの登場人物に共感できるのか、どの人物が嫌に感じるのか、どの人物を可愛そうに思うのか。」
見方を変えれば、芝居から得られる答えは色々あると思う。

答えは、レビューではなく、自分でみつけた方が良いと思える作品です。
まだあの頃の話

まだあの頃の話

劇想からまわりえっちゃん

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

大阪から凄い学生劇団がやってきた!
シアターグリーンにて学生芸術祭参加、大阪芸術大学劇想からまわりえっちゃんを観た。関西から最終兵器が東京に殴りこんできたような衝撃を受けた。
二時間を越す大作ながら長いとは少しも感じさせない。しっかりした演技に裏打ちされた笑いと感動で観せきった。

危うし東京勢!

遊眠社時代の野田秀樹のように宇宙から茶の間まで瞬時に入れ替わる縦横無尽の場面転換。演出がみずみずしい。

大阪風の笑いの味付けがありながら、情感あふれる物語はとてもロマンティックでとてもナイーブ。

劇想からまわりえっちゃん、もう一度観たいという気にさせる劇団だ。

「熊」 「附子」

「熊」 「附子」

森崎事務所M&Oplays

国立能楽堂(東京都)

2011/08/11 (木) ~ 2011/08/12 (金)公演終了

満足度★★★

チェーホフと狂言の親和性
チェーホフの短編を狂言の様式に翻案した新作と定番を茂山家の若手役者が演じ、敷居の高さを感じさせない親しみやすい雰囲気の公演でした。

『熊』(原作:チェーホフ)
登場人物の名前と文体が狂言の様式になってはいますが、台詞は概ね原作通りでした。意外と違和感がなく自然な話の流れになっていたと思います。特に貸した金を取り立てに来た男が水や酒を家の従僕(太郎冠者)に要求する下りは、狂言作品によく見られる同じ行動の繰り返しで笑わせる手法に重ね合わされていて、興味深かったです。
終盤でのピストルでの決闘シーンは武器を刀や弓に置き換えるのかと思いきや「ピストル」という単語をそのまま使い、出てきたのは昔ながらの竹製の水鉄砲、しかもそれを見た男が「スミス・ウェッソン製の立派なものですな」と原作通りの固有名詞が含まれた台詞で畳み掛けて、とても笑えました。
原作にはない、従僕の後口上りで締めたのも程良く様式感が演出されていて洒落ていました。
太郎冠者を演じた茂山宗彦さんの台詞を本当に忘れたのか演技なのか分からないようなスリリングな老人っぷりが楽しかったです。

『附子』
有名すぎて逆にあまり観る機会がなく、久々に観た演目ですが、前半の何度も繰り返される動作と、後半のとんち話的な展開がやはり小気味良かったです。
次郎冠者を演じた逸平さんのとても小心そうな振る舞いがチャーミングでした。太郎冠者・次郎冠者ともにこやかな表情で演じていたのが印象的でしたが、個人的にはもっと真面目な表情で馬鹿馬鹿しいことをしているタイプの演技の方が面白くなりそうだと思いました。

雨に紅花 (無事終演いたしました!)

雨に紅花 (無事終演いたしました!)

くロひげ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

無題82
相変わらず体調が悪いなか、せっせと劇場へ足を運びます。邦楽ロックには無縁(99.95%洋楽)なので、始まる前にかかっていた楽曲も知らないものばかり。開場時間の少し前から4F階段で待ちますが、人影がなく少し不安。ようやく開場、人当たりの柔らかい方が案内をしてくれます。えっと、暑かったでしょうとお茶までいただく。洗濯物を干してある(?)フロアをぐるっと回ると木造のプールとパイプで組まれたいつもの客席、席数は14だったか。フロアの2/3くらいを使った舞台。木の枠で作られたプール、内側は黒。外側には四方にタオルが敷かれています。プール内、奥には木製のテープル。ちょっとポンペイの噴水のようなかんじ。真上には空調、その風によるのか薄く張られた水面がさざめき、天井に反射しています。プールの外にはスピーカーが左右に2台。演出のコジマさんの前説を受け、ようやく始まります。

追記①チケットがいいです。水に滲んだようなタイトル(黒)と手をつないだ細い腕(水色)。

追記②(9/6)「生きている=水っぽい=やわらかい=しなやかに動く」。『生物学的文明論』本川達雄著。今日、読んでいてこの公演のことを思いました。

ネタバレBOX

どのような様子だったかは他の方のコメントにあるとおりで、2人の女性が同じ言葉を話す、ずらしながら話す、途中で役割を代え、ときには同じセリフを繰り返す。プールの外を歩く、内側を行き来する、横になる、座る、微睡む。役者さんはずぶ濡れになります。なにか水が空気のようにもみえてきます。どのようなお話しなのかなかなかわからないお芝居・・・今までは単に「アワない」の一言で片づけてきましたが、今日は、なぜか退屈することなく、眼をそらすことなく観劇することができました。お二人の爪が真っ赤なことを除くと、外見上共通なところはないようです。もう少し時間をおいてみないとうまく整理できません。一旦、ここまで。

プールの周りのタオル、黒でそろえた方がいと思います。そこもプールの一部ということで。ホントはこういったお話、作家の方や演出の方のお話を聞けるといいなと思いつつ会場を後にしました。
彼女に鎌を下ろすとき。

彼女に鎌を下ろすとき。

激団しろっとそん

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2011/08/08 (月) ~ 2011/08/10 (水)公演終了

満足度★★★★

見ましたよ、 お仕事 昼から帰って。
楽日 2回見ました、前回同様エンドが少し変わる。
前回も同じ感じなんですが、たまたまか? 2回目のほうが、入り込めた、演出の違いと思っていましたが、ミステリーとサスペンスの違いになるのかな? 初めは、謎がわからないミステリー、2回目は謎がわかっているサスペンス、になりますよね!!その演じ方って違うんでしょうね。

私が見た2回の順番でたまたまなのか、私がサスペンス好きなのかも。

このお芝居には、謎から引きずられた台詞が多く有ります、2回見て初めて解る所が多かった、死神の台詞は半分以上が謎に思いを込めた言葉です、よく出来た脚本です。

この劇団 自分達が思っているより力をつけています、初めからネタばらしでも、そして判った中でのお芝居を演じても 面白いのではないか、
 判りきった古典落語のような、水戸黄門のようなお芝居を、出演者たちの思いっきり大きな演技で、私は“しろっとそん”のそんな芝居が見てみたい!! 観せる力は十分あるとおもいます。

責任がもてない勝手な感想です。 失礼致しました。

天使は瞳を閉じて

天使は瞳を閉じて

虚構の劇団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/08/02 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

いまなのか
第三舞台で初演の脚本で、一部改定はあるみたいだけど、今だからこそ上演したんだろうなとおもった。はなしを理解できたとはいえないが、派手ではないけれど印象に残るシーンが多くあったのでよかったです

青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

みてきました
観劇しました。もうあの手この手で笑わせてこようとする熱がすごい。たぶん見逃してる面白ポイントがいたるところにあるんだろうと思う。ストーリーよりも笑いにおもきがおかれているのがわかるから、コメディが好きな人にはおすすめですが、そうでなければ長く感じてしまうかもしれません。

『ナツヤスミ語辞典』

『ナツヤスミ語辞典』

演劇集団キャラメルボックス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了

満足度★★★★★

画期的なコラボによる理想的なフュージョン
劇団名を合わせると柿キャラメルなのかキャラメル柿なのか、現物の方はいまいち喰い合わせが悪そうですが、劇団の方はそんな事はなく、自分は多いに楽しませてもらいました。
中屋敷さんの日本刀の様な切れ味鋭いリアクション芸がキャラメル成井さんのエンターテイメント性の高いファンタジーによって、多少薄くなる部分はあったにせよ、それぞれの良い部分を打ち消しあう事無く最適な調合になっていたように思いました。しかし、そう考えるとそれぞれの劇団の熱烈なファンで劇団の最も濃いエッセンスが好みの人には物足りなかったのかもしれないなあとも思いますが、自分は小学生のナゾナゾじゃないですが1+1が田んぼの田になるような楽しさを感じました。

雨に紅花 (無事終演いたしました!)

雨に紅花 (無事終演いたしました!)

くロひげ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

私は好き。
ふたりの声のトーンがそれぞれ違っていて、言葉の重なる感じや、追いかける感じ、そして呼びかける感じ。
音楽よりも水の滴る音や弾ける音の方が、印象に残っている。
名前を呼んで欲しいなって思った。
名前を呼んで。
優しく、柔らかく、強く、確かに。

パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/07/29 (金) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

白い二人、「聖俗」「祈り」「命」そしてマリア
すごく気に入ったのですが、何がどう気に入ったのか、なかなか感想を書きづらく思っていました。私はどうやら「温かく重い」ものを受け取ったようなんだけど、それが何なのか、不完全ですが、書いてみます。

たくさんのドアと街灯の舞台美術をみて最初の印象は「絵本のよう」と思いました。そして、街灯は「なんか人魂(たましい)みたい」と感じました。
(この最初の印象は間違っていないことにあとで気づきます)

このお芝居で白い服を着た登場人物は二人。街娼Mと猫ナナシです。
街娼と捨て猫、一番汚い、一番穢れた存在が白い服を着ている。

彼らが白い服を着ている意味は二つあるように思います。
(以下ネタバレBOXにて)


ネタバレBOX


ひとつは最も穢れた存在が最も神聖なものにつながる、ということのように思います。聖と俗は対比されながら、つながる。
聖書のなかで、イエスが最初に弟子にしたのは徴税人や罪人でした。
あるいは、心の貧しい人々は幸いである、悲しむ人々は幸いである、そのような世界観に通じるように思います。

もう一つは、彼らは固有の存在ではなく、抽象的な存在だということ。望まれずに生まれてきた混血の子とその母、そういう類型を描いていることを視覚的に現しているのではないでしょうか。

ナナシを演じる大西玲子と、Mを演じる木下祐子は、下記の複数の親子を演じます。

①水島鞠子の子ども時代(ナナシ=大西)とその母(M=木下)、母が米軍兵に強姦されることが示唆、その後混血の男の子が産まれ、父が間引きをした可能性も示唆
②ミッキーこと本田幹子の子ども時代(ナナシ=大西)とその母(M=木下)、ミッキーが孤児院に連れて行かれる道中を描写
③ナナシの赤ん坊(大西)を捨てた母(M=木下)、母がMの墓前にひざまずき、懺悔と告別の場面

直接的にはナナシとMは③のみの関係なのでしょうが、①も②も演じることで、この時代に普遍的だったことを示しているのではないでしょうか。

私はこの③の場面で泣けて仕方ありませんでした
ナナシ「来てくれたんだね。ずっと待っていた。ここで。何度も、死にながら。何度も生まれながら。」
M「あなたを捨てたあの日、『私を離さないで』あなた、はっきりそう言った。声が出るはずもないのに・・・・」

この白い二人が邂逅する場面で、全ての登場人物がユリの花を捧げて祈ります。
「祈り」はこの劇のテーマのひとつと思われます。

もう一箇所全ての人物が出てきて祈る場面があります。

舞台上手上方で史子(高橋智子)と松田(荒井志郎)が丘の上の墓所とそこで眠る「望まれずに生まれてきた命」について語り、舞台中央クレモンティーヌ(足立誠)が「これまで看取ってきた猫の名前を挙げる」シーンが並走する場面。
(ナナシが「何度も死にながら何度も生まれながら」というように、この舞台では猫は魂の現われとして描かれています)

ここで、他の人物が全員ろうそくを持って登場します。
跪いて祈る姿ではないですが、これも鎮魂の祈り。
戯曲を見ると「無数の魂が灯火となり、丘から降りてきて、食卓や階段の周りに集まってくる」と書いてありました。ああ、やはりこれは魂なんだ、と得心しました。美しい場面でした。

実は、舞台美術の私の第一印象は「たくさんのドアとたくさんの街灯、街灯はまるで魂みたい・・」と感じた、そのイメージが強調されて出てきて揺さぶられたのだと思います。
魂と呼ばれているものは実は「命」そのものです。たくさんの命の存在を感じることが出来るから、格別に美しく、揺さぶられるのだと思います。

このお芝居では、混血の子=望まれずに生まれた命、だけでなく、ユリ(小瀧万梨子)は乳がんで乳房を失いますし、松田は無精子症と、「欠けた命」をも描いた群像劇になっています。命、生きていることの奇跡を強く感じさせられます。

このお芝居の何が気に入ったのか、気になったのか・・・
私にとってのキーワードは「聖と俗」、「祈り」と「命」という感じでしょうか。
大きなテーマにつながる世界を水島家の長女鞠子(福寿奈央)中心にしっかりと束ねているので、優れた舞台になっているのだと思いました。

この3つのキーワードをひとつにすると多分「マリア」になるのだと思います。

マリアは特定人物を指すものではないと思います。
街娼M=メリーさんとも、長女鞠子とも、またナナシも自分のことを「マリア」と呼んでいますし、ユリも・・・百合の花はマリア様の象徴ですよね。そういえば終盤、善次郎(林竜三)にも「マリア様みたい」といわれていましたね。
マリア様=女性性一般でも、いいのでは。

久しぶりに、女性性が強く肯定された世界に触れて、こういうのも気持ちよいな、と思いました。
チャイムが鳴り終わるとき

チャイムが鳴り終わるとき

オーストラ・マコンドー

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

ギターの人
三上寛が髪を伸ばしたような感じでした、単なる雰囲気。吉祥寺シアターは間口の割りに高さがあるんですね。ピーターパン見たこと無いけどピーターパンもできそうな高さです。 生徒の人数を絞ったほうがよかったんじゃないでしょうか。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

タイガー

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度

たまには。
こういうのもいいかも。
でもグダグダだけでは、どうしようもない。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

いよいよ決戦です、その際の心構え。

タイガー

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

脱力系コメディ
序盤から終盤まで緩くグダグダな展開。どこまでがアドリブで、どこまでが台本なのかも収支がつかないグダグダな舞台。まあ、コメディだから、テキトーに楽しんで!のノリ。苦笑!

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

伝説の勇者率いる光の戦士達3人組ってはずなのだが、こいつらが見たからにめっさ弱そう。失笑!
でもって、大魔王に戦いを挑む前に眼の前の大きな敵に底知れぬ恐怖を感じて尻込みする。戦闘気力を失った彼らに対して業を煮やすキャッシーこと天童よしみ似の女将さんの腕っ節の強い事。笑

光の戦士に任せるよりは炎の術を使うというお七やキャッシーに任せちゃった方が大魔王も簡単に倒せるんじゃね?みたいに思うのだが、終盤はアニメ的なグダグダな展開で大魔王を倒す戦士達。

しかし、よくよく考えてみれば、もっさりが拾ったという「光の石」は邪悪な心を倒す不思議な力が宿っているという。だったらさ、大魔王も「光の石」で簡単に倒せるんじゃね?と思う。

要するに本の練りも雑なら、コメディとしても雑なタイガーでした。
これならタイガーバームのほうが使い道はあるみたいな・・。(とことん脱力!)


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