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美しの水

美しの水

AND ENDLESS

THEATRE1010(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

大感動
WhiteとBlueを二日続けて見てきました。
この作品、大好きなので、ようやく見れて嬉しかったです。
ホント、笑いまくり、泣きまくりでした。
すっごく良かったです。
Whiteでの思いを引き継いでいるので、
Blueでは始まってすぐに涙があふれました。
そして、Redを思い出しながら、より泣けました。
来週見る、Redが本当に楽しみです。

Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

難解でも魅力的
言葉遊びのような独特なセリフと難解な構成が個性になっているような劇団。

私のように演劇を専門的に勉強したわけでもなく、頭がよくない観客にとってはじゅうぶん理解できたとは言えないのですが、私は佐野木さんが創る芝居が、理屈抜きで、ただ「好き」なんです。

自分にとって受け付けられない難解さではなく、独特の個性があり、それに惹かれて観続けている。

前回公演の中途半端感に比べれば、シンプルで、テンポもよく、時間も気にならなかった。

今回は吉祥寺シアターの大舞台で、映像を駆使して縦横に使うなど、それにふさわしい空間演出だったと思う。

「愛する者を失っても、それでも生きてゆく物語」が今回のテーマだそうだ。

初演を観ていないのでどのあたりを改訂されたのかわからないけれど、プラネタリウムのような涼やかな空気が流れ、夏芝居らしく暑苦しさがなく、なかなか考えさせられる内容で楽しめた。

ネタバレBOX

前にも書いたが、銀石は野田秀樹の芝居と共通する雰囲気を感じる。

野田さんが「最近は難解で感情移入できないから楽しめなかったと観客がソッポを向く傾向があるが、僕は昔から簡単に感情移入できる芝居を創りたくなかった」と新聞のインタビューで語っていたことを思い浮かべる。

好みや評価が分かれる劇団だと思うが、いまよりも広く観客の心を捉えるには「難解な個性」だけでなく、解釈は人それぞれでも、何か1本スッと太い筋がより明確に伝わる工夫が必要かとも思う。
そのへんの伝わり方が今回、何となくモヤモヤとしていたようにも感じるが、欠点はあっても、ちんまりとまとまっていない若さに期待している。

抽象的な世界が、個々の具象的な場面によって紡がれていくという点で観客にとっては難易度が高いのかもしれない。

場面の相関関係がいまひとつ理解しにくく、太平洋戦争の特攻隊を連想する場面もどこか戦争ごっこのように描かれ、弟と兄や父との絆がいまひとつ、シリアスに迫ってこない感もあった。

ウツセミを演じる安藤理樹のキレのある動きと聞き取りやすいセリフ、表現力はさすが。蝉の鳴き声もうまい(笑)。

明るくも病弱で命はかなげな妹(浅利ねこ)の隔離されたような存在も気になる。

SF的な世界の中でゆったりとした日常を演じる母親役のながみねひとみがとてもよかった。


ピアノ演奏の吉田能が中空で人々の営みを眺めている様子が、観客の視点と一体化しているようで、演者ではないが印象に残った。
団扇を使っている姿が俳優だけになかなかかっこよく、面白い演出。目立ちすぎてもいけないし、難しい立場と思うが。

「聞き出すことが危機脱すること」。今年の夏は、蝉の声に耳を傾ける人々にも昨年までとは違うさまざまな想いが去来したことと思う。

死者の声に耳を澄ませながらも、これからの人類の未来と足元の現実をしっかりとみつめて行動しなければならないことを改めて考えさせられた。




これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

無題94
だいたい、学生芸術祭というものがどのようなものなのか知らず、このお芝居がその参加作品であることを知ったのは、席について頭上を見上げたとき。さっきサイトのインタビューを読んだが、もひとつわからない。わからなくても誰も損はしないし、お芝居もそんな感じでした。開場前、入口で待っていると目の前を今村さんが通りました。アフタートークのゲストだったんですね。舞台上、下手、ぶら下がっているのは縞模様の惑星群。扇風機があって、上手では男性がひとり寝ている。しばらくすると女性が一人、扇風機にあたったり、シャボン玉、風車で遊んだり。風鈴を鳴らしてみたり(もっといい音の風鈴を)。シャボン玉、その小さく生まれた星々は扇風機に吸い込まれる前に消滅、まるで事象の地平線(ブラックホール)をみているようです。柔軟体操をする(湿布を剥がしている?)女。ドリンクを一気飲みする男。携帯で自身を撮る女。ドリンクの蓋がなかなか開けられない女。古風なタイプのカメラで写す男。グーとチョキで蝸牛をつくる男。爪を切る女。歯磨きをする女。体が硬い男。チラシで飛行機をつくる男(ちゃんと飛ばそうよ)。コマ送りのように10数秒でいろんな人が出入り。個人的には、開演時間までじっと待たないですむのでありがたい。いろいろ目に入ってくるのはいいけど、セリフはあまり耳に届かない。それだけ耳の皮が厚くなったということかも。

ネタバレBOX

萩尾望都さんのトークイベントに行ったとき「私はすぐに妄想しちゃうんです」と何回かおっしゃっていました。1971「11月のギムナジウム」1972「ポーの一族」1974「トーマの心臓」1975「11人いる!」20代半ばまででこれだけ書いている。若い人たちの妄想から生まれ育つものは、それだけでも眩しいはずだけど、なんだか本作品に光は感じなかった。何億光年も先まで届けるのならもっと光らなくちゃ。なんと言っても「メルト」という現象に意味はなく(「花と魚」の現象とは大違い)、なくても問題なさそう(舞台上の誰ひとりとしてビビってないし)だし、個人的には語感がよくない。
これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

夢の中?
全体的にラブコメというよりコント集を繋いだような劇。自由が丘ハイスクールが舞台。
序盤、すやまが寝ているシーンから始まり、終盤もすやまが寝ているシーンで終わるこの舞台はきっとすやまが見た夢の世界の出来事を描写したものなのかな、とも思う。その妄想劇ともいえる世界観はアニメ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

中性的な魅力のすやまは、草食系を通り越して既に蜜食系な女声で「自殺しても死ねない」なんてのたまう。どうやら思春期特有の自殺願望手前の「死んでもいいかな」程度の思いなのだ。時折、すやまはナイフで自らの胸を刺したりして自害するも、なかなか死ねない。そんなすやまには海の中の気泡のような女神・美希が憑いていてすやまを守っていたのだった。

自由が丘ハイスクールが舞台なので当然、同級生の男女、教師も登場するが、これらのキャラクターたちがイッチャッテル。笑
特にあいちゃん演じる真鍋建史が異様な色気で背後から紫の煙のようなものが立ち上ってるような感覚にさえ感じた。笑

学園に新たに蔓延るメルト。それは人間以外の地球外生物のようだが、姿かたちははっきりしない。メルトとは地球の白血球みたいなもんで雑菌を排除しているのだが、これに感染すると、進化しなかったサイヤ人ごとくゴリラのように毛深くなったり(ドラゴンボールかよ)それぞれのキャラクターたちは、人間離れしていってしまう。

すると人間そのものが雑菌かよ。なんつって突っ込みたくなるようなオチなのだが、林の自虐ネタなアドリブには笑えたけれど、それ以外のネタがあまり面白くない。また役者がこの日はカミまくり、その都度、現実に引き戻され物語に浸れる度合いも浅かったように思う。全体的に練習不足な印象。

全ては僕の世界そのもの、つまり、すやまの脳内物語のようなものなのだが、すると君と過ごした時間もすべては夢ってことで、それは僕が夢の中で描いた物語なわけで、メルトは僕が排除したい人間なわけで、あとやっぱりそんななかでも僕は普通以下の人間なんだと思ってるのだけれど、だがしかし、
             それでも僕は、あがいていかなければならなくて、
                     他の生物になりたい、なんて思ってしまうわけで・・。


・・と、蔵ラのため息が聞こえてきそうな物語。笑
増殖にんげん

増殖にんげん

ぬいぐるみハンター

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/16 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

やはりいいね
こういう感覚の演劇がこれからの演劇を変えていくのは間違いない

そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった

劇団東京乾電池

駅前劇場(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

不条理なのに論理的に推理劇として成立し、大どんでん返しがあるという矛盾。それ自体が不条理。面白い。
本多劇場こけら落とし第2弾として上演された演目。
タイトルの通りクリスティの同名小説に材をとりながら、
ゴトーを待ち続けるという味付け。

どうも、別役実というと不条理で難解という
イメージが強く苦手なのですが、
その中にあっては、殺人の動機も「不条理な理屈」
には合っている。

本作の「不条理推理劇」としては、
連続殺人の犯人探しのストーリーも、
不条理な動機から客観的に理屈が合うという
一見矛盾した状況が面白い。

そしてラスト、推理劇として普通に?感心する?
どんでん返しがあるというところが面白かった。

ここがチラシの宣伝コピー「モンティパイソン的大どんでん返し」
を指すのでしょうが、表現方法というか絵面が
「モンティ…」なだけなので、
他の作品を引用するのはかえってマイナスであり、
別に、「他作からの引用を宣言するような」必要はないと思う。

柄本さん(セリフはとんでたけど)、綾田さんという
ベテラン勢の力の抜け切った演技もいいが、
クライマックスでは探偵的な役割を担った、
江口のりこさんが光ってた。

八月花形歌舞伎

八月花形歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2011/08/06 (土) ~ 2011/08/27 (土)公演終了

満足度★★★★

第3部を見てきました。
宿の月は夫婦の愛憎をコミカルな作品でした。
怪談乳房榎は怪談噺。

バランスの取れた作日を2本。
前者は亀太郎役の橋之助さんががいい味を出していました。

後者は現代劇でも活躍中の勘太郎さんが四役早代わり、獅童さんの敵役も憎らしさをうまく表現。みていて肩のこらない作品でした。面白かったです

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★

学生演劇
学生演劇だから…、とわかっていても…、やっぱり好みが合わなかった。ところどころ笑えたけど、やはりついていけない(笑)。開演前の舞台で、役者がいろいろ動いていたのは何だったの?

GHOST IN THE BOX!!

GHOST IN THE BOX!!

PEACE

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/22 (月)公演終了

満足度★★★

若さがある
皆さんお若くて、エネルギーがほとばしっていました。アフタートークでもメンバーの演劇にかける情熱を感じられました。

Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

難解
独特の世界観で、個性的なストーリーだ。あの大きなステージを有効に利用した演出は実に見事。縦方向、横方向、高さ方向を無駄なく使うことで立体的な表現が冴えていた。舞台美術も見事だ。ただ、なかなか入り込めない。隣の客が、幕が開いて5分ぐらいで寝ていた。その気持ちわかる。確かに難解だ。でも、我慢して(笑)いると次第に慣れてくるのかも。単純な、分かりやすい台詞回しではないから好みが分かれる作品だ。セリフが聞き取りにくいのも困った。

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

観念的?
もう少し軽くて、青春ものだと思っていましたが、実は結構しっかりした芝居でした。
ただ、不条理劇というべき内容で私の琴線には触れてきませんでいた。

東京タンゴ

東京タンゴ

マドモアゼル・シネマ

神楽坂セッションハウス(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

童話的な朗らかさ
カエルの王様が発令した「ポワント条例」によって全員がポワントを履くことになった村の人々という童話的物語をユーモラスに描いた作品でした。

ポワントを履いて常に爪先立ちのため動作がギクシャクするのをコミカルに見せ、観客にポワント条例を続けるかどうか多数決を取り、晴れて廃止となって自由に踊り回るという分かりやすい筋立てでしたが、親しみ易さを演出しようとするあまり、必要以上にウケ狙いのベタな動きや台詞が盛り込まれている感じがしました。

マドモアゼル・シネマのメンバーのダンスは悪くはないのですが、ちょっとモサモサした感じがあり、あまり印象に残りませんでした。
ゲスト出演のジャン・ローラン・サスポーテスさんは、シルクハットを被ってゆったりと粋な感じ踊る姿がダンディーで、彼が所属していた故ピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団の作品を彷彿させる雰囲気がありました。特に両手を恋人に見立てて椅子に座ったまま手だけで踊るシーンが美しかったです。

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/01 (木)公演終了

満足度★★★★★

鳥肌が立った
このシリーズの其ノ壱を観ていない自分が情けない・・・、と思うくらい良かった。

前川作品を観るのは5月の「散歩する侵略者」以来2作目だが、どちらも素晴らしい作品。

もう一回観るか検討中。

ネタバレBOX

ラスト、ぞくっとした。
そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった

劇団東京乾電池

駅前劇場(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルとサブタイトルにあるようなストーリー展開
下手の観客席の壁にも、この芝居の内容がいろいろ書いてあったりしたし、推理劇でもストーリーを追うというのでもないのだろう。

東京乾電池は不条理劇の印象が強い。
そして、今回も別役実作の不条理劇。

劇団の初期の頃に上演した作品だということらしい。
そして、今回は東京乾電池35周年記念公演ということである。

ネタバレBOX

大きな黒い箱を男女が前後を持ちながら出てくる。
箱を持つこと、置くことに関してやり取りが始まる。
「箱を置けば楽になる」「誰が楽になるのか」「私が楽になる」「そうすると私はどうなる」「あなたも楽になる」「箱を置くときに指が挟まる」などという会話が延々続く。微妙に噛み合ったり、噛み合わなかったりと、まさに(画づら)も含めて「不条理劇」だ。

その後次々に一癖も二癖もある登場人物たちが現れ、どうやら、誰かが彼らをパーティに呼んだことがわかる。呼んだのはゴードンなのかゴドーになのかオウエンなのかゴウエンなのか、パーティの理由さえも定かでない。
とにかく、主催者を待つことにするのだが、会話は、やっぱり噛み合ったり、噛み合わなかったり。

待つ間、お茶を飲みながら、箱からレコードを取り出してかけることにする。レコードからは、主催者らしき男の声がする。レコードの声は、ここに集まった10人は、それぞれの罪により死刑に処すと告げる。彼らには思い当たるフシがなかったり、あったり。
さっそく1人の男が飲んでいたお茶により毒殺される。
そして残った9人は慌て、犯人捜しをし出そうとする。
しかし、また1人、そして1人と殺されていく。

箱から見つかった手紙に書いてある、10人のインディアンの詩が、どうやら自分たちの運命と関係することに気がつく。
そして…。

全編、変な空気がずっと漂っている。
目の上に濃いアイラインを入れたメイクを全員がしてたりして。
そんな変な雰囲気。
絶えず会話は噛み合ったり、噛み合わなかったり。

確かに面白い。見せる。
柄本明さんのトチったり、台詞が飛んでしまったり、思わず吹きだしてしまったように見せる演技も冴えている。これはほかの人にはできないレベルだ。
江口のりこさんも、淡々としながら、長台詞を見事に聞かせ、思わず、「うまいなあ」と思う。

「ギャグ」とかくすぐりのような台詞が、それほどあるわけではないのだが、「間」とちょっとした関係性だけで笑いに変えていく手腕はさすがだ。

ただし、物語が妙に古めかしく感じてしまった。
別役さんの戯曲は、大昔は「へえ」とか「ほう」とか思って観ていたのだが、この最近はどうも古くさい感じが否めないのだ。古典にはならない古さとでも言うか。
それは、不条理劇っぽい設定すぎて(最初の箱を抱えた2人の会話とか)、それがあまりにも不条理劇そのものなのと、ストーリーの展開が妙に辻褄が合いすぎることにあろのではないかと思う。
あまり観客を突き放さないのだ。

例えば、この舞台のラストの「オチ」(あえて「オチ」と言ってしまうような感じ)も、「なるほどねぇー」と思ってしまうものだったし。
もちろん、ビジュアル的には人を喰っているような感じで、大いに愉快で楽しいものではあったのだが。

駅前劇場はとんでもないぐらいに満員だったが、35周年記念公演で、公演期間が短いのでもう少し大きな劇場でもよかったのではないかと思った。

それにしても、東京乾電池は面白いよ、と思う。
できたら新作を観たかったなあ、とも。
しかし、次回は、『ハムレット』とのこと。これはこれで期待したい。数年前に観た乾電池の『真夏の夜の夢』はとんでもない怪作で、もの凄く楽しんだので。


ついでに書くと、今回の舞台の中で、「ゴドー」という名前が出てきた(サブタイトルにもある)。もちろん「待っている」ということから、あのゴドーのことであろうと思う。不条理劇に限らず、「待って」いたりするとよく出てくる。そして、その戯曲そのものをベースにした戯曲も多く書かれていると思う。もちろん、リスペクトだったり思い入れだったりがあるのだろうが、その名前を舞台で呼ぶ限り、本家ゴドーを超えることはできないと思うのだ。まあ、わかっててやってるとは思うけど。
Caesiumberry Jam

Caesiumberry Jam

DULL-COLORED POP

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

泥くさい
その事実をひた隠すように、まるで何事もなかったように生きる人々。 
しかし時が経つにつれ否応なしにも悲惨な現実を受け入れなければならない。 

なぜもっと早く向き合わなかったのか、現実から目をそらしてはいけない、
しかし生きることはとても泥くさいことなのだと、まざまざと見せつけられました。 

テーマが重いだけに、序盤、中盤の登場人物はかなり明るい! 
特に子供役の中村梨那さん、元気な児童で見ているだけでホントに微笑ましかった。

だるまさんがころんだ

だるまさんがころんだ

燐光群

江東区文化センター(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

あえて今。
意欲的な作品。
内容は2004年の初演からあえて手を加えなかったということで、当時の世論や情勢を感じさせる。
自衛隊派遣、地雷問題、戦争と人間のあり方等々。
今年は災害の年にあって様々な問題があちこちで噴出し、余裕のない中であえてこの作品を観ることに意味はあるかもしれない。

総じると、一度は観て損はない芝居ですし、同時に二度は辛いかな、というのが素直な感想でした。

この先も地方を廻るということですので、これから観る方は是非しっかりと睡眠をとってから劇場に足を運ぶのをお勧めします。

以下、ネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

舞台。さすが役者さん達の演技力は確かなもので、安心して観ることができ、時には指先一本つま先の動きひとつにも目を奪われた。

ただどうしても長い。
オムニバスのように紡がれる物語が最後のシーンで集大成のようにまとまるのだが、いかんせん刺激的なことを淡々と語る形のエピソードが交代交代続く。それが2時間半。
最初は興味深く観ていたのだがだんだんと周りのイビキの音が大きくなってくうちにこちらもついこくりとなりかけた。

とはいえ地雷を取り扱った芝居は初めてで貴重なものを観れたし、無口な人やとりわけ義足の女性の話は食い入るように見てしまった。

義足の女性の役者さんが本当に美しくて。徐々に身体を失っても逆に自由になっていくような、でも物悲しい有様に胸が締め付けられた

中山マリさんの流石の存在感。それからどの方も皆さん素晴らしかったです。

これからも再演が重ねられるようですが、この芝居以外もいつか観てみたいです。
GHOST IN THE BOX!!

GHOST IN THE BOX!!

PEACE

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい
前回の「LAST SMILE」が人間賛歌を全面に出した作品だったのに対し、今回は人間賛歌のメッセージを残しつつ、恐怖、笑いの要素をうまく入れてきた。詳しくはネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

内容は大きく前半と後半に分かれる。


前半はある研究室の廃墟の2階が舞台となる。昔人体実験が行われていたと噂される山奥のこの建物に映画サークルの4人、研究者とその助手、廃墟オタク、小説家が集まり、そこで次々と殺人事件が起こる。最初に映画サークルのアサマ、カクダテの2人がそれぞれ暗闇の中で刺殺、毒殺される。次に映画サークルのロラク、小説家のイワツキが殺される。人間には不可能と思われる殺人に、残された人々はこの場所の都市伝説は本当なのではないかと思い始め、研究者のネロメが外へ飛び出す。ここで助手のミナカタが、奥の部屋に入り日が明けるのを待つことを提案する。しかし、廃墟オタクのツジムラがその部屋に入ったところでミナカタは部屋の鍵を閉め、毒ガスにより毒殺する。ここで最初に殺されたはずのアサマが現れる。実はこの殺人は、アサマが死んだフリをして行っていたことであり、それにミナカタが協力していたことを知らされる。アサマは部屋に入る前に逃げ出したネロメを殺し、共犯者のミナカタも銃殺。そして残された映画サークル仲間のツバキをナイフで刺そうとしたところで暗転する。


後半はこの研究室の3階が舞台となる。後半になると登場人物に映画監督、脚本家、助手、制作、助手の彼女、制作の友達、土方の7人が加わる。そして前半に見せられていたものは映画の撮影現場であった種明かしがされる。そして前半の映画の舞台裏ではどんなことが起こっていたのかをコメディタッチで描いていく。


この作品のオチとしては、「お化けに人々が殺される話と見せかけて、お化けに人々が助けられる話」というのが非常に面白いところである。後半の伏線の回収の見事であったし、前半もいろんな意味でまんまとだまされた。


本当に楽しめた100分だった。脚本と俳優陣に拍手。
Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

銀石、初見です。
高い空間まであますことなく使いあげた演出や、ピアノの生演奏の音色とそのビジュアル(黒い服を着た吉田さんが舞台を見つめる姿が美しかった、、)はとても素敵でした。しかし、様々なファクターが、個々は分かりやすいにも関わらず結局繋がらないまま時が過ぎてしまい、結果、「難解だなぁ」と思いながら見終えてしまったのが残念でした。こういった難解なお芝居の場合、どこかに落としどころがあってそれがカタルシスへと繋がり、「よく分からなかったけどいい舞台だった」ともなり得るのですが。役者さん達のセリフの聞き取りづらさも気になりました。そんな中、安藤理樹さん・加藤諒さんの存在が救いでした。いい意味で毒気がなく、ファンタジックな演技。素敵です。

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★

日芸の芝居って
こんなもんすか。 なんかエラそうなコメントですいません。 

Caesiumberry Jam

Caesiumberry Jam

DULL-COLORED POP

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

あわわ
この作品を4年前に描いていたという事実が恐ろしい。

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