最新の観てきた!クチコミ一覧

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サヨナラ サイキック オーケストラ

サヨナラ サイキック オーケストラ

Mrs.fictions

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

201108261400
201108261400@上野ストアハウス

「エダニク」「サブウェイ」

「エダニク」「サブウェイ」

真夏の極東フェスティバル

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

201108251500エダニク
201108251500エダニク@王子小劇場

明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

201108251930
201108251930@シアタートラム

さいごのかみさま【全公演終了!!ご来場ありがとうございました】

さいごのかみさま【全公演終了!!ご来場ありがとうございました】

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

Aug2011
Aug2011@王子小劇場

ペロン

ペロン

AnK

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

やられた。
シアタートラムといえば結構なキャパを持つ結構な劇場なわけで、その結構なキャパを飲み込んだトラムの客席が、まるでなにかに飲み込まれたように誰もが息を呑み、呼吸を殺し、前のめりに舞台を凝視し、全てを、そして詳細を見届けてやろうという勢いで観劇している様子がとても印象に残った。

自分はといえば、まるで自分と舞台の間には遮るものがないのではと思えるくらいに集中して魅入ってしまった。

ネタバレBOX

なにしろもうほんと『まったく男ってやつは・・・』という内容なのだが、簡単には笑い飛ばせないその結末は身震いするほどにシュールで、けれど客観的には身悶えするほどに面白かった。

一旦終わりかという場面ではまさに『やられた』と、完全に事件の背景を観客に想像させる形で占められたようで歯噛みしたが、実際はその後が続いたことですっきりした様な気がするし、再度『やられた』とも思った。
「エダニク」「サブウェイ」

「エダニク」「サブウェイ」

真夏の極東フェスティバル

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

「サブウエイ」を観た
舞台はかなり抽象的だ。序盤、なんとなく、むちゃくちゃでコント集のような感覚に陥るが、終盤にかけて、彼らの言いたいことはなんだか、神、世界の創世記、バベルの塔を引き合いに出し、観客にエラク壮大に感じるように騙す手法は、案外、レベルが高いのではないかと感じた。笑
舞台は初心者向きではない。好き嫌いに激しく分かれる表現だ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

舞台の描写は風変わりだけれど、世界の情勢や世相を映し出す。映し出す、と書くとまるで映像として画面を見るように受けてしまうが、画像は一切ない。役者がスクリーンに映る映像のごとく演じるのだ。どんだけアナログなんだよ。と突っ込みたくなるほどアナログ丸出しだが、表現する情報量は膨大だ。しかもものすっごく早口なので、ワタクシの耳が追いつかない。

こりゃあ、楽しむ他ないな、とか考えて、腕組なんかしちゃって、ついでに足投げ出して、まるで姐御が若いもんを叱咤してるような体制。笑
こなると異様なほどの迫力がある、らしい、ワタクシ。(緊張するらしい。(ある役者の後日談))

そんなこんなで役者らは必死の形相で、一日目から七日、月曜日から日曜日までを台本どおりに演じ、虚構をまるで現実のように表現していた。
ワタクシが好きだったのは図書館員とじいさんのとぼけた会話劇だ。このとぼけた感じがずっと続けばいいな・・。なんて腕組しながら上から目線でド迫力で観ていたが、新聞紙の紙ふぶきが舞ってきた時には、「やっぱりアナログだ。」なんて妙な親近感を覚えちまったよ。
サヨナラ サイキック オーケストラ

サヨナラ サイキック オーケストラ

Mrs.fictions

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

満足度★★★★

絶妙なキャスティング
「やっぱ中嶋康太は面白い本書くなぁ」と思う。
女優陣が皆とてもいい。私的ツボは石井舞。
後味すこぶるよし。
ラストのあれをさらっとできるセンスは競泳の上野氏と同じものを感じる。
ところで、竹内力出てたよね?

ネタバレBOX

シスコンじゃないけど俺も膝枕して欲しい。
ハッピーバースデー

ハッピーバースデー

演劇集団フリーダム

俳優座劇場(東京都)

2011/08/24 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

素人さんの演技に拍手
市民参加型(今回見たのは、福岡バージョン)のミュージカル、しかもプロ顔負けの演技は、一度でもステージに立てる体験ができたからでしょうか。いじめや病気を克服しながら成長していく、あすかの姿はすばらしかったです。

岸家の夏【全日程終了!次回公演は2012年1月東京・2月大阪にて!】

岸家の夏【全日程終了!次回公演は2012年1月東京・2月大阪にて!】

劇団鹿殺し

ABCホール (大阪府)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

エンターテイメントとは、こういうコトだ!
そんな劇団員の言葉が聞こえてきそうなほど挑戦的なエンターテイメント!

どこまでも真っ直ぐに素敵要素を詰め込んである!
話しが全く曲がらない。
一直線なアトラクション!

また、大阪で鹿を観たいものだ!!


いや、
秋にはLIVEがある!!!

A Vital Sign -ただちに犬-

A Vital Sign -ただちに犬-

劇団どくんご

日和山・鹿島御子神社・境内(石巻市)(宮城県)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/26 (金)公演終了

満足度★★★★★

(笑)すぎた
とても面白い!
皆さんとても個性的で特に2Bさん  男性なのに仕草は女性、思わず魅かれてしまった私
 
あっという間の1時間50分、震災後こんなに笑えたのは、劇団どぐんごさん皆さんのおかげです。

26日も行きたいところですが、いけません。
見に行ける方は、ぜひ」見てください。損はないですよ。
来年もぜひ石巻へ来て下さい。    ありがとう

描いたように(満員御礼!!無事公演終演いたしました!)

描いたように(満員御礼!!無事公演終演いたしました!)

613

テアトルBONBON(東京都)

2011/08/24 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てきました
劇場に入ってまず初めに舞台セットが綺麗だな~と思いました。
音楽もいい感じにマッチしていてさわやかな印象を受けました。
ストーリーもいいし、出ている役者さんたちも個性で、細かいところまで丁寧に演じている姿にとても好感が持てました。
話が好みだったので、次回の公演も観てみたいです

描いたように(満員御礼!!無事公演終演いたしました!)

描いたように(満員御礼!!無事公演終演いたしました!)

613

テアトルBONBON(東京都)

2011/08/24 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

妙に感情移入
いちいち主人公の言動にツッコミ入れたりして、「ほら~」とか「なんでよ~」「がんばれ~」。めんどくさい人なのにな~。ま、その辺がもてる理由かな?

ネタバレBOX

プロポーズはできたけど、これからさらに大変そうな人だなあ。あ~、めんどくさい人だ~
これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

ストレートな表現ではないけれど
メッセージは伝わってきました。
表現方法(脚本など)は、賛否両論あるのではないかと思いますが、
自分的にはアリでした。(全部がOKだったわけではないですが....)
今後、どう進んでいくか楽しみです。
最後に、舞台セットに照明、美希さんの声優っぽい声と演じわけ、よかったです。

明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

2008年からの快進撃
縁あって以前から拝見させて頂いてるJACROWの舞台だが、ワタクシの中では2008年11月公演の「紅き野良犬」からの公演快進撃は凄まじいものがあると確信している。
毎回、秀逸な公演でヒットを飛ばし安定感のあるキャストらの起用、そして本当に心から嬉しいのは蒻崎今日子が押しも押されもしない女優に育ったことだ。一観客として役者が育つのを見続けるというのは、至福感と同時に充実感にも似た感情があるのだ。親心みたいな・・。更に毎回のことながら脚本にもシビレル。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

再演なので、ワタクシも再見。しかし今回の「明けない夜 完全版」は警視庁捜査一課と亀有所刑事課の裏事情に重点を置いていたような気がする。つまりちょっと改訂してあったようだ。

1963年、工場を営む裕福な家庭・和田家の一室に一本の脅迫電話がかかってくる。経営者の一人娘・里美が誘拐されたのだ。これをきっかけに、急遽、誘拐事件捜査陣が組まれる。刑事達の確執や体面、保身を上手く絡ませながら刑事の勘と綿密な捜査、事情聴取によって段々と核心に迫っていく。
一方で3ヶ月前の家族と社員の風景、2ヶ月前の風景、事件当日の風景を回想シーンとして描写させながら幸せだった風景が蘇り、と同時に現在の緊迫したシーンと重なり、複雑な心境になる。

事件は和田秀人(社長)が女性社員に手をつける癖が原因となって里美が殺されてしまうのだが、これを世間に隠したいが為に、和田は区議会選に立候補することを匂わせ、刑事課長に「私の個人的な事情は一切外に出さないように。課長さんの将来を潰したくないので。」と釘を刺す。これを聞いてびびりまくる課長。笑

物語は愛人一号、二号の切羽詰った心情をえぐり出しながら犯行に及んだ動機も炙り出す。愛人二号役のハマカワフミエが、和田のような禿げオヤジとディープキスをしたり、抱き合ったりするシーンはハマカワが穢れるような気がして、なんとなく嫌だった。笑
脇を固めるキャストらの演技力もしっかり。

終盤、泣き崩れる妻・峰子(奥さん)に従業員の三好が宗教を薦める。頷く峰子。
絶望のあまり藁をも掴む心理状態の隙間に宗教がそつなく入り込む構図だ。

初演から2年。あどけなかった里美が成長して同じ舞台に登場する。時の流れをひしひしと感じた公演だった。初演とはまた違った角度で物を見ることが出来るのも、再演ならでは。
今回の舞台セットで玄関引き戸の枠の框上部が役者の立ち居地によって顔が見えない。勿論、観客の座る位置によってだが、これがまた、蒻崎今日子の玄関での演技シーンが多いので、ちょっと残念だった。それから玄関屋根も役者の顔と被る。セットを作る場合、こういった環境も考慮して欲しかった。
それ以外は大満足だった。
「くすり・ゆび・きり

「くすり・ゆび・きり

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2011/08/21 (日) ~ 2011/08/30 (火)公演終了

満足度★★★★

本物のバーが会場…その臨場感と限界
本物のバーを利用して行われる芝居。
会場は3階のはずなのだが、「4階 離婚式会場」という貼り紙もあって、
一瞬どっちに行って良いか分からなくなってしまった…。

ネタバレBOX

離婚式当事者の馴れ初めから始まり、
夫に先立たれた離婚式会場のバーのママさんの話や、
さらには離婚式参加者の不倫や同性愛も発覚し、
これらが重なり合って、離婚式も混乱状態に…。
しかし、最後はちょっといい感じで終わる。

ということで、「バーをそのまま演劇の会場にすることのリアル感」や、
小劇場よりも小さい室内で間近に俳優の演技を観られる臨場感という
メリットがある一方、
残念なこととしては、別室で行われている離婚式の様子は、
役者の台詞による伝聞でしか知りえないこと。
そのため、離婚式についてのリアル感は、やや薄くなってしまった。
まあこれは、会場の制約のため仕方がないことであるが・・・。
もしこれを小劇場で上演して、暗転・場面転換という形で、
離婚式そのもののシーンを見せられたら、
もっと面白くなった気が私はする。
美女劇 伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪

美女劇 伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

想像を超えるものがなかった
この劇団ユニットは以前も観たことがあるが、今回は寺島しのぶ目当てで観劇。

満席のスズナリのてっぺんから見下ろす舞台は、往時の天井桟敷の隠微な雰囲気を少しは感じさせてくれただろうか。

通路も補助席でぎっしり埋まった。

私の前の補助席に座った女性が、より見やすいとおもったのか、後ろが1つあいているのをよいことに

椅子を移動して私の鼻先に鎮座したので、彼女のお団子ヘアで視界がさえぎられてしまった。

補助席は視界確保のために階段1つ置きに設けてあるのだから、身勝手なことこのうえない。

ファッションとはいえ、そういう自分勝手な行動をとるなら、せめて高々としたお団子ヘアで満席の劇場に来ないでほしい。

観終わっての感想は、だいたい想像したとおりと言おうか。

寺島しのぶはやはり圧倒的存在感で、つぐみのひとり芝居の場面で他の女優とは明らかに演技の豊かさが違った。

そのぶん突出していて、このユニットに溶け込んでいるとは言い難く、彼女自身参加して、どの程度充実感が味わえたのかは疑問が残る。

寺島の参加が何らかの化学反応を起こせば面白かったが、ゲストの芝居以上の効果が生まれなかったように思う。

ネタバレBOX

ブルジョワのお遊びを嗤った反転の女中劇。

つかのまの自由が与えられて自分の時間と空間を謳歌する女中つぐみ(寺島しのぶ)の正体が最後に明らかになるが、含みを持たして、観客を惑乱して終わる。

もうひとりのつぐみを演じる村田弘美は、寺山修司のアングラ劇で活躍する若手だが、寺島しのぶとのラストの場面は貴重な体験となっただろう。

本水を使った演出も観ていてあまり効果的には感じられなかった。

いつもながら黒色すみれの歌唱力と声量は素晴らしいけれど、今回は高音が響きすぎて少々圧迫感を覚えた。

本篇に挟まる「便所のマリア」の人形劇は素晴らしいのだが、本編とのつながりや必然性を感じないので、「見世物」として浮いてしまっているように感じた。

また、寺島しのぶの出番が少なく、彼女の存在感が強ければ強いほど、彼女が舞台を去ると、ぽっかり穴が開くようで、そこに「便所のマリア」の話が入ると、いっそうツギハギ感が強まる気がした。

どうせなら寺島と人形の共演が観てみたい気がしたが。
「エダニク」「サブウェイ」

「エダニク」「サブウェイ」

真夏の極東フェスティバル

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

【エダニク】「タブー」にチャレンジした意欲作
「エダニク」って何だろう?外国語かな?と思っていたら、
「枝肉」のようだった。

はじめは、職場の休憩室らしいテーブルと椅子だけの簡素な部屋で、
男二人が登場し、カップ焼きそば談義という、
いわばどうでも良い話から始まる。
なんかユルイ話だな、こんなのをずっと見ていたらたまらんなあ、と思っていたら、話は次第に面白くなってきた。

ネタバレBOX

ここに若い男がもう1人入ってくる。
口の利き方もイマイチだし、色々話してみると、
どうもアルバイト以外に勤めた経験が無く、ニート歴が長い様子。
職場の工場部分で何やらもめ事が起こっているらしく、
社員のうち年かさの男は出て行き、若い方の社員と、ニート歴の長かった男の2人だけとなる。
社員の方は結婚して、子供も1人いる33歳。
ところが元ニートは30歳で3歳しか違わない。
そこで、ついつい、「社会人の先輩」として説教を垂れる。

ここまでの話から、この職場が食肉工場、つまり屠殺業であり、
社員2名は屠殺に従事していることが次第に分かってくる。
さらに、元ニートと思って小馬鹿にしていた青年は、
実はこの食肉工場に仕事を出している畜産農家の御曹司であり、
父親が社長、息子は今日は父の運転手役として来ていたのだった。
それを聞いて、いままでの先輩口調が、敬語に変わる(笑)

ここで、年かさの社員が戻ってきて、若い社員と交替する。
ところが、この男は、得意先の御曹司と知っても、
ぶっきらぼうな態度を改めないどころか、
「お前のところは面倒な仕事を出す」とまで言ってしまう。

完全に次期社長になる御曹司を怒らせてしまったところに、
若い社員も戻ってくるが、会話はますます険悪になり、
しまいには刃物まで登場する・・・。

きれいに生肉に加工するために熟練と体力を要する職人的な側面や、
ヘマをすると自身が怪我をしかねないという厳しい側面を持つ一方で、
屠殺業従事者がやはり差別の目で世間から見られている側面等々、
中々演劇のみならず他の分野でも中々取り上げられないし、
言い換えれば取り上げにくいテーマを、しっかり捕えていたと思う。

さて、これらのやり取りの中で台詞に登場するのが、
屠殺従事者への色々の見方、考え方。
畜産農家は、食肉として売り渡すために、牛や馬を丹精込めて育てる。
しかし、それを食肉工場に売り渡す時は、
やはり(多少なりとも)寂しく悲しいもので…
せめて、心を込めて解体してほしいもの…。
たしかにそうかもしれない…。

一方、食肉会社に勤めていれば、一々悲しんだり哀れんだりしていては
仕事もできないし、ほとんどの人は肉を食するのだから、
肉を食べる人が屠殺従事者に偏見を持つのはおかしいだろう…、
と思いながらも、やはり家畜が苦しみながら死んで行くのは確かだし、
また、我が子の一言一言が気になったりもする。

ちなみに、実は私はベジタリアンでございまして、
肉を食することはあまり好まないのだけど、
それは、例えば特定の宗教の戒律にしたがって、
食べたいけど我慢しているという話ではなく、
言わば単純に「私は食べたくない」という話なので、
同席者が肉を隣で食べていても平気だし、
他人にベジタリアンになれ、とも言わない。
それに、もしも屠殺が悪いことと考えるなら、
辛い思いで屠殺をする人よりも、他人に辛い屠殺をさせて、
美味しく肉を食べる人の方が、一層よろしくないとも思っている…。

やっぱり世の中には、地球規模では大規模な虐殺も無くなっていないし、
日本でも、死刑執行、妊娠中絶、屠殺、動物実験・殺処分…と言った
普段中々取り上げられない「闇」のような世界が、厳然と存在して、
そしてそれらが日々行われているのも確かなのである。
ある意味、私はこういう世界にも目を背けないでいたい、
と勝手に思っている…演劇の素材となるかどうかは別として。
以上、余計なことも書いてしまったが、
それほどこの芝居にインパクトを受けてしまったという次第である。
明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

見ごたえ十分
題材は重い。
結末も、タイトルどおりで、お世辞にもハッピーエンドとは言えない。
内容を考えると不適切な表現かもしれないが、しかし面白かった。
見ごたえは十分。
登場人物たちの奥底に秘める醜さや弱さが事件を通して曝け出されていくが、聖人はおらず、全員が俗物だからこそリアルで、面白いと思った。
じわじわと滲みてくる恐怖。現実の範囲内で、でも後戻りは決してできない程度に道を踏み外している。

ネタバレBOX

最後に解き明かされる謎かけも面白い。
物語り冒頭からずっと謎になっていたことが、犯人逮捕に至っても謎のままでいたので、どういうことだろうと思っていたら、最後の最後に明かされる真実。パンフレットに「最後まで肩の力を抜かないでご覧ください」とあった意味が分かった。
謎が解けてスッキリすると同時に、しかしだからこそハッピーエンドとは程遠いことも分かる。このあたりが劇として面白い仕掛けになっている。
SPRING!

SPRING!

シグナルズ

小劇場 楽園(東京都)

2011/08/24 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

16歳の女子高生の
彼氏との胸キュン話や義理の姉妹との交流話がメインなのだとは思いますが、突然おバカシーンになったりして、こういう構成なのね、馴染まないといけないのねと自分に言い聞かせました。

ネタバレBOX

才能の無い役者が楽園で演劇を続けているという自虐ネタも何と言っていいのやら。

高校生らしい爽やかさが素敵でした。剣道少女は可愛いかったです。三姉妹は歳の順がそれでいいのかなって感じがしました。

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