最新の観てきた!クチコミ一覧

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エレジー

エレジー

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2011/10/13 (木) ~ 2011/10/19 (水)公演終了

満足度★★★★★

上質な芝居に心洗われる2時間半
上質なお芝居に心が洗われるようでした。平幹二郎さんの台詞は一言一言がとても豊かで、人としての奥行までもが感じられもので、沈黙の演技から聴こえる声は、しんしんと降り積もる雪のように静かに心に落ちてきました。激情からではなく、静かに、ただ静かに言葉が降り積もるのです。不器用なまでに実直な人生には笑いも悲しみも同じように在って、それは時に微笑ましく、時に涙をさそう切なさとして、心に迫るのです。台詞の外側から伝えることの多いお芝居に、平幹二郎さんの懐の深さと色気を感じました。
「エレジー」は28年も前に書かれた戯曲だそうですが、いい戯曲は時間を超える力もあるのでしょう、すこしも色褪せてみえません。 そして、お花はいついただいても嬉しいものですね。観劇でお花を贈ることはあっても、いただくことはめずらしいので、とても、とても嬉しかったです。帰宅してさっそく花びんにうつしてあげました。可児市の薔薇園、いつか行ってみたいですね。

ぼくはだれ

ぼくはだれ

RISU PRODUCE

シアター711(東京都)

2011/10/06 (木) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

取調室で人生をみる
取調べのヒリヒリした緊張感が漲る中に、それぞれの人生や価値観が見え隠れする良舞台。

ネタバレBOX

パンフは有料だったので、役者名で。

浜谷‥飲酒運転手に妻子を殺され、それが原因で犯罪(者)に対して威圧的暴力的になった警官。
伊原‥人間味ある温和な取調べを行う警官。
西村‥いい年して巡査の警官。浜谷と同期。
大迫‥エリートコースを歩む若い警部補。浜谷にやり方に疑問を持つ。
泉‥強盗放火殺人の被疑者。障碍者の母の行方を探す。
横関‥泉の弁護士。若いが仕事はしっかりしてそう。
松本‥過去に家族を強盗に殺され、その復讐で拳銃殺人を3件行い、現行犯逮捕される。
大維‥窃盗事件の被疑者。浜谷にビンタされビビりあがる。同じ留置場のホモに狙われている。

泉がシロとわかっていながら(不十分な証拠で)、犯人に仕上げようとした浜谷が恐ろしい。その後の取引も含め狂気じみた存在感だった。また、泉がその取引を受け、その後の横関との会話→母との再会が良かった。障碍者の母を疎ましくも思い見捨てるも、会えるなら死んでもいいと言い切る泉。後悔の人生をおくってきて、ここでその選択ができた彼は幸せなのかもしれないと思った。作中で「自分探し」というキーワードが出てきたが、取調室という狭い空間で、彼はやっと自分を見つけられたのかもしれない。

浜谷、泉、松本の過去は会話の中で断片的に示され、それが舞台に厚みを持たせていた。死刑になるかもしれない松本は結果はどうあれ、納得しているだろう。泉も同様だろう。ただ、浜谷はどうなのだろうか。彼の家族を失った悲しみは、癒されるのだろうか。過去の呪縛から解放される日がくるのだろうか。ここのところ、もう少し描いてもらっても良かったかなと。
INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

インディペンデントシアタープロデュース

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

5本だけ、観れました
いろんなタイプの作品を堪能できて、良かったです。ネタバレは、自分の好きな順です。

ネタバレBOX

f 〈いまさらキスシーン〉
私も場内も一番、笑っちゃいました。女子高生があっという間に過ごした3年間の物語。
スッゴイ早口で始まったので、苦手かも?と思ったのは、余計な心配でした。かなりの早口なのに、しっかり聞き取れる言葉で、情景や情感も豊かで、中屋敷法仁さんの本の面白さと、玉置玲央さんの力量の素晴らしさを痛感しました。まさかの超ミニスカートでのバック転も、見事に決まってました。

j 〈暗くなるまで待てない〉
けっこう好みでした。切ないけど温もりもある作品でした。盲目の少女の不思議な能力ゆえに、わかり得た真実が良かったです。一人芝居の意味や価値を感じました。

g 〈頼むから静かに聴いて。〉
TPO御構い無しで、しゃべり続けるオカマ。その友人の女と、女の兄の3人の想いが、浮かび上がってくる、演じ分けが良かったです。

e 〈はやぶさ〉
人口衛星を擬人化する着目が良かったです。希望に向かって、突き進むのだが、壮大過ぎる宇宙が舞台なので、孤独感の方が、ちょっと強く感じてしまいました。

c 〈0141≒3088〉
まるっきり、理解不能でした。いきなりTシャツ脱いで、フライドチキン食べたり、しゃべっては、ただ食べ続けるだけ。ヤケ食いの心情は、理解できるが・・・他の方々のコメントをみて、なんとなく解ったが、不毛な作品に、魅力は感じにくいです。
正劇ラグナロク

正劇ラグナロク

劇団Please Mr.Maverick

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2011/10/13 (木) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

”らしさ”は失わず。。。
第四回目の公演。。。
最初から観ているオイラはモチロンいってきました。。。

さて、今回はいつもと違い神話をベースとした内容ということで、
「博士は~!!」とか「鳥取ネタは~!!」とか
いろいろ考えながら道中ワクワクしてました。

神話、つまり神様を演じるということで、荘厳な演出を勝手に
想像していたが、そこはのっけから時節ネタを
ぶっこんだりして、いきなり笑わしてくれました。
そのおかげであとの内容はリラックスしてみることが
できました。
キャラクターの性格付けも「いまどき」テイストで
観客と時代設定のギャップを緩和してくれていました。
それでもキャラのセリフでメッセージは発信していたりと
オイラが感じている、劇団の”らしさ”はキープできていた
と思います。

あと、個人的に注目したのが、一場面でセリフの掛け合い
なしで、二箇所同時に掛け合いが発生していたところ。
それにより、その場面の視点が増えた気がしました。
いろいろ考えているね。

これからも応援&楽しみにしています。

ネタバレBOX


さすがに鳥取ネタは「諏訪泉」だけでしたが、オイラは
まだ飲んだことがない。。。今度帰省したらチャレンジするかな。

オーディンの演説のところにガンダムブッコムかと思いきや、
聖闘士星矢が出てきて。。。
そういえばアニメのオリジナルで「アスガルド ミッドガルド編」が
あったなと思い出しました。

ラインの娘が現代の娘っこにしか見えんかった(笑)

原作の詳細をしらないのでなんとも言えんが、ロキとか
他のキャラが最終的にどうなったかとか気になるところ。。

今回はロキをやっている方の役と個性が気に入ったな。。。
さすがレギュラーメンバー!!


ハッピーゴーアンラッキー

ハッピーゴーアンラッキー

アリスインプロジェクト

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2011/10/12 (水) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

よろしいのでは
予想通りですが,よろしいのではないでしょうか。みなそこそこ可愛くて,思っていたよりもまぁ演じているし,楽しい時間はすごせましたからね。文句はないです。それに,好きな劇団の役者さんが出ていましたし。自分にとっては充分です。

ハコニワムスメ ~エリートOL殺人事件~

ハコニワムスメ ~エリートOL殺人事件~

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北池袋 新生館シアター(東京都)

2011/10/15 (土) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題163
「東電」とはほとんど関係ないお話。なんだけど、面白かった。18:30受付&開場。開演は19:07、終演20:22。もう一回みたいけど予定を入れてるので次作で。続く。

ネタバレBOX

ここは初めて、帰りは歩いて板橋駅へ。「観たい!」にも書いたように「東電」については佐野さんの著作を2作「東電」「シンドローム」を、つい先日読んだ「アンアンのセックスできれいになれた?」もこの事件に触れていました。事件そのものも新たな展開を迎えているなか、本作も事件に相当なかかわりがあるのかなと思っていましたが、そうではありませんでした。

説明をゆっくり読むとたしかに事件との関わりは強くないようです。

役者さん3人、椅子と台しかない舞台。客席は舞台向かって左がソファ、右がパイプ椅子。

本作、役者さんを気に入ったことが大きなポイント。

工場、リストラ、親の期待、親殺し。企画しているCMの世界なのか、現実なのか、錯綜しながら。テンション高く。

いつものように一番前でみます。私がみた回、何席か空いてましたけど、後ろの席(ちょっと段差が少ない)より絶対いいと思います。

暗転中の動きや客席に迫ってのお芝居、そして「女性」としての主張、どれもよかったです。そういった点で、直前に「アンアン~」を読んでいたのがよかったのかも。興味のある方、ぜひご一読を。

May 「ビリー・ウェスト」

May 「ビリー・ウェスト」

日韓演劇祭 道頓堀はなマダン2011

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2011/10/15 (土) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

心に響く魂のこもった演技(^-^)/
いゃ〜色々と熱いお芝居は観てきましたが

なんでしょうこの熱さは!

魂のこもった演技に圧倒されました!(◎_◎;)

そんなお芝居は心に入ってきて揺さぶります‼

植村好宏さん圧巻でした!脱毛じゃなく脱帽ですm(._.)m

だから終始ウルウル~。・°°・(>_<)・°°・。

男だから泣いてませんよ~( ; ; )

前作同様、金さんのシンプルだけど大人の演出もいいです♪

マジックアワー

マジックアワー

[DISH]プロデュース

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

大友さんの笑顔がいいですね
大友さんの存在感が劇全体をリードしていると感じました。
魚さん、飯島さん、近藤さんは目を引きました。

ネタバレBOX

お姫様は見た目も雰囲気も動きもまさに有名な遊園地から連れてきたかのようでした。実は手品師に身を扮した宇宙人が連れてきたアンドロイドだったというおちがついています。
舞台は有名ミュージカルで使用されるような観音開き式の大がかりなセットでした。お金がかかっていそうですね。
ダンスは特に最後が良かったです。

いろいろな映画のエッセンスを取り入れたりファンタジー的な要素もあり全体的に楽しかったのですが、脚本にオリジナリティやストーリー性が感じられるともっと良かったと思います。

開始が遅れたことは大変残念でした。後の予定があっただけに。プロとしての仕事をお願いいたします。
Kと真夜中のほとりで

Kと真夜中のほとりで

マームとジプシー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★★

単なるアクション演劇
単なるやさしくてゆるやかな内容だと思っていたが、ふたを開けてみると、大騒ぎのようで、激しいアクションのような芝居でほんとにわからない内容でした。

羽球魂

羽球魂

劇団EOE

千本桜ホール(東京都)

2011/10/11 (火) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

スピード感が心地良い
前回さよなら、なつやすみのチケプレで初めてEOEさんのお芝居をみましたが、とても気になる劇団になつてしまいましたので、本日二度目の参戦でした。平澤さんの安定感は一段と増し、他の方のレベルも着実に上がっていました。男性陣の滑舌がまだ気になりますが、キャプテン役の男性、なかなかいい味を出しており今後の活躍が楽しみです。最後の幕末の予告、平澤さん、格好良かったです。二日とも見に行きたいです。

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナナ学園純情乙女組

元・立誠小学校(京都府)

2011/10/15 (土) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

やばい
たいぶ楽しかった。
明日も行ってしまうかもしれん。。

ハコニワムスメ ~エリートOL殺人事件~

ハコニワムスメ ~エリートOL殺人事件~

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北池袋 新生館シアター(東京都)

2011/10/15 (土) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★

う~ん・・
理解に苦しんだと言うか・・正直よく分からなかったような感じでした。それと遅れてきた方達を、何度も真ん中の通路の席に案内するのは理不尽な感じがしました。良かった所は、主役の「ヤスコ」役の女優さんの熱い演技だったかな・・。

DRAWING

DRAWING

N-Trance Fish

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

今更ながらの
感想ですみませんm(_ _)mダンス物はあまり観ないのでどんな感じなのかなぁーと思っていたら、、、とても迫力があり、出演者の皆様の個性がここに出ていたように感じました。また機会があれば観て観たいです。

羽球魂

羽球魂

劇団EOE

千本桜ホール(東京都)

2011/10/11 (火) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題162
初日に続いて2回目です。昔々、来日バンドのコンサートに行くとき、よく2回観に行ったものです。ほとんど変化のないステージだったバンド、曲を入れ替えるバンド、それは行ってみなければわからないもの。Pink Floydの「鬱」ツアー、久しぶりの(ウオータース抜きだけど)来日、4回、聴きに、そして観に行きました…それはLiveだからです。DVD、大画面の映像、何度でも再現できるものを観るのと、会場のPAから届く大音響の中に身を置くのとはまったく違う体験。EOEのお芝居もそんな感じ。お気に入りのバンド、そのバンドがLiveを演るときいたら、行かないわけがありません。バンドはひた走り、ソロパートではそれぞれの持ち味を存分に披露。でもって、また明日であります。

ネタバレBOX

開場、入ってみるとまだ役者さんは舞台にはいらしゃいませんでしたが、下で待っている間、声が聞こえていました。みなさんゆっくり登場。、ん、ちょっと髪型を変えている…。天上を切り裂くようなセリフでも、その表情は清々しい。伝えること、受け継ぐこと、語り続けること、そのなかでかわらないもの、今日も満足。
羽球魂

羽球魂

劇団EOE

千本桜ホール(東京都)

2011/10/11 (火) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

バトミントン格闘技!
スポコン丸出しの舞台。ファイティング溢れる舞台にこちらもハイになって見入ってしまった。役者の汗や唾も飛び散りながらの演技で頑張っている姿勢に感動した舞台だった。次回は剣にちなんだ舞台らしいので、次回も観たい。

はい!スクール

はい!スクール

おばけの森

新宿眼科画廊(東京都)

2011/10/09 (日) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

後半4作は◯
前半の3作は終わり方が微妙でしたが、後半の4作はまあまあよかったのではないでしょうか!?前半のネタが後半の作品に登場するのもよかったです。ただ完成度はもうひといきに感じました。

ハコニワムスメ ~エリートOL殺人事件~

ハコニワムスメ ~エリートOL殺人事件~

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北池袋 新生館シアター(東京都)

2011/10/15 (土) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★

上演前のベサメムーチョ最高
上演前に流れていたジャズ調ピアノのベサメムーチョが最高でした。
というわけで芝居は私にはそれほどではなかったです。
構成が悪いのか、私の頭がわるいのか、途中からようわからん。
段差すくなく見づらかったし、場所がわかりづらかったためと思われますが開演後に数名の方が中央から座席に着かれたりで。

芝居中、人を殺す理由は?~のところで、私は「太陽がまぶしかったから」(byカミュ)とか考えて一人で悦にいってました。

エレジー

エレジー

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2011/10/13 (木) ~ 2011/10/19 (水)公演終了

老いと家族を問う
平幹二朗ら5人の役者の円熟な芝居と地方公共劇場の志の高さに、どっぷり浸かれる3時間弱。

~散る 散る 満ちる・その2~

~散る 散る 満ちる・その2~

東京ネジ

なんてんcafe (要町)(東京都)

2011/10/12 (水) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

その場所に物語を置くちから
昭和の匂いを感じさせるような
おそらくは商家を改造したスペース。

三和土があって畳の奥間があって・・・。

そして2本の作品には
その雰囲気を良い意味でとりこんで
観る側に作品のふくらみとして残すだけの力がありました。

ネタバレBOX

・てがみ

すっと舞台が立ちあがる。
開演待ちの観客たちが醸していた空気をそのままに残して、
舞台となる空間の時間が流れ始める。

強いメリハリがあるわけでもなく
淡々と流れる時間。
でも、紋切り型の演劇の空間でないことで
空気の揺らぎのようなものが観る側にも伝わってきます。

なんだろ、過去から今を見つめる感覚と
今思う過去の記憶が交差するような感じがあって
でも、それらの感覚は
あからさまに語られるのではなく、
役者たちが醸し出す揺らぎや空気の差異として
観る側に伝わってくる。

観終わった後に、
よい意味で不思議な感覚の残る作品でした。

・奥村さんのお茄子
劇団員3人のうちのひとりが
それぞれに男優とともに演じる二人芝居。
私はAバージョンを拝見。

こちらも、ちょっと変わったテイストの二人芝居で、
妻の出産の知らせを待つ男のところに
女性が訪ねてくる。
宇宙人みたいなものらしい。
人間には似せているものの
細部の作りはいい加減で
靴が体の一部として作りこまれているらしく
新聞紙で足を靴ごと包んで座敷にあがったり・・・。
物語はある意味、奇想天外だったりもするのです。

でも、15年前のとある日のお昼の食事を思い出してくれという
宇宙人の無茶な要求から
人が何気に過ごしている時間の感覚や重さのようなものが
浮かび上がってきて。
会場の雰囲気が作るありふれた日々の質感と
宇宙人の無茶の狭間から、
無意識に過ごす日々の積み重なっている姿が
観る側に柔らかく鮮やかに伝わってくる。

物語のウィットや、役者の組み合わせが醸し出す
どこかアンマッチな(褒め言葉)テイストにも惹き寄せられ
一方で、単に面白かったというのとは一味違う感慨も残って。

観終わって、
結構シュールな部分を持った作品だったにもかかわらず、
心に余分なテンションが残らず
物語を受け取った心地の良さと
時間の感覚に対するすっと開けたような感触が残って。

そのあたりも
作り手の力なのだと思う。

「・・・茄子」については、他のバージョンのテイストはきっと違うと思うのですよ。
他のバージョンの出演者たちも、
よい役者たちであることを知っているだけに
観に行けないことが
この上もなく残念に思えたことでした。



「BABALESQUE~ババレスク~」大入りにて終了しました。ご来場の皆さまありがとうございました。

「BABALESQUE~ババレスク~」大入りにて終了しました。ご来場の皆さまありがとうございました。

junkiesista×junkiebros.

六本木BEE HIVE(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

ハイクォリティなメンバー!!
六本木の裏通りにあるライブハウスでの公演、まったく予備知識ゼロでの観劇でした。

ワンドリンクをいただきながらの ライブ感覚な舞台でした。
お芝居中心なんですが、歌ありダンスあり そして笑いもたっぷりな めちゃめちゃ楽しい90分でした

初見だったけど、このjunkie sista ダンサー・役者・ミュージカル俳優からなるパフォーマンスユニット。

いやいや、ダンスのキレは抜群でした そして歌も 完璧なハモリはきかせてるし とってもクオリティの高さを感じます。

そして その実力派が わざとくずして 笑わせてくれるので 単なるネタとしての笑いではないんです。

男一点の原田優一くん 後で知ったのですが、レミゼやミス・サイゴンなどにも出ているミュージカル俳優さんなんですね!!

歌もガチ上手いし ダンスもビシッとしてました~。。

ストーリーも 全身整形をして、さえない自分を生まれ変わり、美しさを手に入れた5人の女の物語というコメディタッチなんですが、観る側の想像力に頼る なんて楽しい演出でした☆

"本当の自分" とは的なメッセージも描かれていて テンポもあり 実に楽しい90分でした。

junkis sista さんこれからも要チェックですなぁ!!!

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