最新の観てきた!クチコミ一覧

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ホタルイカの上にいた日

ホタルイカの上にいた日

劇団くりびつてんぎょう

ウッディシアター中目黒(東京都)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルに負けてないのだ
なんとも不思議なタイトルに興味を持って観てきました。
脚本がブッ飛んでて、突拍子がなく、それでいて違和感なく、そしてとっても面白く、そして泣きました。タイトルそれ以上のインパクトがありました。3月11日の大地震と大津波をこんな形で劇に仕立て上げた、そのみずみずしい感性にすっかり魅せられました。役者さんも元気とパワーを舞台で発散させてました。
次回も大いに期待したい劇団をまた1つ見つけました。

3×3=Q

3×3=Q

若旦那の企画

イカロスの森(兵庫県)

2011/11/19 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

これ観逃したら。。
コトリも俺の穴も地底人もリリーも凄かった。心配したコトリ会議が元気で良かった。そしてなにより、初めて観た西向く侍士に震えました。まだ観ぬすごい劇団、あるんですね。この狭い関西でも。烈しくお薦め。素晴らしい企画です。上演時間は約100分。

祈り

祈り

劇団だるま座

座・高円寺2(東京都)

2011/11/15 (火) ~ 2011/11/18 (金)公演終了

満足度★★★★★

感動的!!
これぞ演劇と言う文句無い素晴らしい作品。
20世紀初めのロシアの裕福ではないけれど、たくましく生きる幸せな家族の絆と宗教について、笑いあり涙ありで丁寧に描かれていて、とても感動した。
観ることができて神様に感謝。

ジェローム・ベル『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』

ジェローム・ベル『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2011/11/12 (土) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

F/Tのトリを飾るのに相応しい作品
計算された、作品の余白の大きさ。熱狂する大衆の輪に加わるのも、その輪から引いてあれこれ考えを巡らせるのも自由。エンターテイメントとアートを又にかける大作。

往転―オウテン

往転―オウテン

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2011/11/06 (日) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
桑原裕子さんの脚本は本当によく出来ている。
今回もさすがの面白さ。
セットに凝っていたり映像を交えたりする演出も良かった。
役者を含め安定感があって満足の出来栄え。
ただ、自分は「ひとよ」の方が好み。

太陽

太陽

イキウメ

青山円形劇場(東京都)

2011/11/10 (木) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

太陽に背いて
イキウメの真骨頂といえるSFヒューマンドラマ。
泣けるぜ。
脂が乗ってるわ前川知大。
そして、もはや劇団員以上にイキウメンだな安井順平は。

ネタバレBOX

伊勢佳世の吸血鬼まがいのキスシーンはやり過ぎかなぁと思う。
終盤のインパクトとして効果はあるけど。
祈り

祈り

劇団だるま座

座・高円寺2(東京都)

2011/11/15 (火) ~ 2011/11/18 (金)公演終了

ご来場ありがとうございました!
「祈り~テヴィエ一家とその仲間たち~」へご来場いただき、
本当にありがとうございました。

皆様のおかげで無事に公演を終了することができました。

まだ、市川での公演が残っておりますが、頑張ってまいります!

今後も応援よろしくお願いいたします♪


SONOKO

SONOKO

Gフォース

ブディストホール(東京都)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

やはり難解です
予習として約20年振りに、戯曲を再読しましたが、台本を読んだだけではなかなか理解困難なお芝居と感じ、心して観劇に行ってきました。心して観たのですが、やはり難解です。パンフレットにあった益田さんのコメントが良いヒントになりました。多分もう一度観たら、もっとつかさんの意図したものが見えてくるのではと思います。実に深い玄人向けの作品です。それにしてもSONOKOさんもとても良かったけど、あの役を岸田今日子さんがやったのですよね。やらせたつかさんは、やはり偉大ですね。
追伸
アキ☆ラさんって、あきほしらと読むのですね。勉強になりました。

リライト【終了】

リライト【終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

NAVAJO COYOTE(新宿)(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

衝撃的な
今回、初めての演劇鑑賞でした!
見る側と見せる側に距離感がなく、初めての私たちにも緊張せずに見ることができました。現実と妄想の間にある壁を感じさせず、最後までテンポ良く、スピード感を失わない演出にとても楽しむことができました。

三人姉妹

三人姉妹

グルッポ・テアトロ

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2011/11/17 (木) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★

自然な演出だが、難点を感じた
かなりの長期間、稽古に時間をかけたそうで、その成果で、翻訳ものにありがちなとってつけたような違和感がなく、自然な人間関係の雰囲気を出すことには成功していると思う。

だが、個々の俳優の資質の違いがアンバランスな感じで、「公演」と言うよりワークショップを観ているような印象が残った。

作品の人間的心情が現代人にとっても理解し、共感しやすくなっている反面、現代的演出が作為的に浮き上がって、ロシアらしい雰囲気が伝わってこないように思えた。

私は映画の「ドクトル・ジバゴ」や、「戦争と平和」、「アンナ・カレーニナ」が好きなので、「三人姉妹」を観るからには

やはりロシアらしさを味わいたいのだ。

チラシの女優たちの平服も現代を意識したのかもしれないが、野暮ったくてゼンスを感じない。

満席の場合、補助席は小さな木の丸椅子で、これで2時間30分はきついので、ごらんになるかたは早目に入場されることをお勧めする。

ネタバレBOX

一番、違和感を持ったのは、衣裳である。

最初の場面で、三女イリーナは盛夏に着るワンピースだが、ほかの人は秋らしい服装。

家政婦アンフィーサ(豊田真弓)が、日本の割烹着を着て、いかにも日本のおばちゃん風で、和風のお盆を持って泥鰌救いを踊っていたのには唖然とした。

市原悦子の家政婦でもエプロンくらい着ている。

長女オリガは地味なお茶くみOL風だし、次女マーシャは合コン好きのOLみたいな服装だ。

しかもアンドレイの妻のナターシャやイリーナは着替えるのに、次女はずっと着た切り雀なのが気になった。

やはり、女優にはロングスカートをはいてほしかった。イリーナのAKB48を思わせる衣裳は特に気になった。

女性の足がきれいに見えない中途半端なスカート丈で、マーシャのぴったりしたパンツルックの皺も気になる。

全体に90年代初頭のバブルの日本の雰囲気を感じた。

当時の自分の職場の人たちの服装にそっくりなのだ。

南海ホークスのギャグなど不必要に思った。

アンドレイ(原野寛之)が日本のサラリーマンみたいにネクタイで鉢巻して騒いだり、宴会でカフェバーみたいな現代的な音楽がかかる。

もちろんロシアらしい曲もかかるが、音楽の入れ方も聴こえ方も不自然で、調和していないのが気になった。

下手、無音でみんなが踊っていて、上手ではアンドレイとナターシャが会話している。

その靴音が下手側の席ではとても耳障りで狭い会場ではパントマイムも不自然に見え、むしろ低く音楽を流したほうがよかったと思う。

ヴェルシーニン(片山健)が40代初めという設定だが、茶髪の若者にしか見えない。

ローデ(ゴールドバーグ翔音)が体育会系の雰囲気を出そうとしてか、声が大きすぎて浮き、芝居の雰囲気を壊している。

チェブティーキンの宮川知久だけが新劇風の手堅い演技で、かろうじてチェーホフ劇らしい。

若手ではトゥーゼンバフの佐藤学ニの個性が印象に残った。

アンドレイの妻ナターシャの如月皐は婚約時の純情娘から豹変した嫌味な小姑ぶりがよかった。

三人姉妹では、いつもオリガが印象に残るのだが、壱岐照美は堅実さはあるが、寂しい顔だちで演技も控えめなので、役の性根が見えてこない。

マーシャの久保田涼子は難役を好演したと思う。

イリーナの山本美紀子は愛くるしい美少女ぶりが目を引き、今後の成長が楽しみだ。




ひとよ

ひとよ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

大満足。
成清正紀さん演じるヨシナガさん。ざしきわらしか、心の精か。

三鷹の化け物

三鷹の化け物

ろりえ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★

でかい
旗揚げから全公演を観させてもらっている数少ない劇団。あの装置については「力技」過ぎた気もするが、そう言われる覚悟でやっている事だと思うのでまあOKでしょう。ただ上演時間が長い・・・

東京ミルクホールの快傑ハリマオ〜双頭の虎DX〜

東京ミルクホールの快傑ハリマオ〜双頭の虎DX〜

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

あれ?グンちゃん?!
相変わらずの美し過ぎる男子校、浜本ゆたかのキレのいい動きに加えて
まるでグンちゃんと見紛うような美形がひとり!
バビ市、ちっちゃい顔からまつ毛がはみ出て今度も徹底エンタメありがとう!

リライト【終了】

リライト【終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

NAVAJO COYOTE(新宿)(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

深化を見た
作品、演出、空間の使い方が前作よりも深化してより自然に芝居の世界に引き込まれた。とても面白かった。
ただ日常の空間から演劇の空間にトリップしていくときに「ああなんか芝居始まった」と思う、それは時間が経つとと解消されて芝居の世界に入り込んでいるのだけれど、開演後15分くらいは違和感を覚え続ける。その違和感も面白いと思うけど、作品との間に時差が生まれて、その時差を埋めるための時間がもったいないような感じがした。

LINX’S~03(ゼロサン)公演~ 

LINX’S~03(ゼロサン)公演~ 

演劇ソリッドアトラクションLINX’S

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

ついに始まっちゃったのですよ!
LINX'Sついに開幕!
初日、Aチーム初回を観てまいりました♪

わたし、今回がLINX'S初めてだったのです。
これが!これが話に聞くLINX'Sか~!と、初日から熱き洗礼を!
すごい、これはすごいイベントだ!

この熱いイベントを、元は一介の観劇ファンだったサラリーマンの石田さんが開催されておられるというのが信じられない。
そこにお力添えをされ、多大な協力の手を惜しまず参加されておられる、演劇人の方々が素敵すぎる!

まだ初日、多くは語るまい。
ただいえることは、どの劇団さんも、スマッシュアクトも、ゲストも、見逃せないクオリティです!
興奮のるつぼ、間違いなし!
Aチームも、Bチームも、まだまだ行きます!
これから月曜日の千秋楽まで、興奮MAXおさまる気配なしです!

駄々の塊です

駄々の塊です

悪い芝居

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/11/17 (木) ~ 2011/11/21 (月)公演終了

満足度★★★★

不思議なファンタジー
色んな混乱、テーマが混在していて全てがスッキリしたわけではありませんでしたが、舞台装置も面白く、勢いがあって良かったです。

ネタバレBOX

回転舞台が良かったです。檻をイメージした長かったり短かったりの細い棒が奥と手前で速度が違って見えたりして、光の加減もあってクラクラしてきました。

兄を巡る妹と兄嫁の確執があったり、ホームレスを騙して働かせる金持ちの話だったり、オペラ座の怪人ならぬ動物園のプータローの話だったり、父と娘の話だったり、不思議なファンタジーでした。

なんで動物がいなくなってしまったんですかね。ラストの金持ちとその娘の会話が聞こえなかったので、どんな関係だったかはよく分かりませんでしたが、全体として満足しました。
駄々の塊です

駄々の塊です

悪い芝居

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/11/17 (木) ~ 2011/11/21 (月)公演終了

面白かったような・・・
それなりに面白かったような気はします。というのも,ごめんなさい,まったく集中力を欠いてしまいました。というのも,開演5分前くらいに隣に座った男,座ったときからニンニク臭くって,しかもそれに体臭でしょうか混じっていて,後半以降は気分が悪く,退席しようかな,でもこの席出にくいなぁ,って,限界に近い状態でした。いま振り返っても後半の展開は記憶に薄い。だから,今回の観劇には満足度のホシはつけません。悪い芝居の評価は次回に持ち越します。皆さん,狭い空間です。周りの人のためにも匂いには気をつけましょうね。観劇前に餃子などを食べるのは論外としましょうね。

LINX’S~03(ゼロサン)公演~ 

LINX’S~03(ゼロサン)公演~ 

演劇ソリッドアトラクションLINX’S

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/21 (月)公演終了

満足度★★★★

Aプロ見てきました♪
実に楽しいイベントになってました。
前回、「02」は、客席が四方囲みで、正面が無いということも影響してか、重い作品ばかりで多様性が低かったのですが、今回は一味違います。

期待していた通りのエンタメ感たっぷりのイベントになっていました。

もし、前回ご覧になっていて「重いのはちょっと…」と思われている方がいらっしゃいましたら、今回は大丈夫です。
重い作品も有りますが、明るい気持ちで帰れること請け合います(^_^)v

ネタバレBOX

伏兵コードさんの作品に出てくる、借金した人間の訳の分からない論理展開や開き直りっぷりは、実にリアルでした。
借金を作った人の理屈を聞いた事がある実体験を元にしたのかしらと思ってしまう程でした。
身内に多額の借金をした人がいて、その人の屁理屈を聞いた事がある方なら、思わず「そうそう」と頷けます。

展開はそのままで、笑いを取れるセリフをもっと盛り込んだ方が客受けは良くなると思いました。

月曜劇団さんは、作品の根底に最近流行りの「寛容」(人は皆違って良い、違って当然)が織り込まれているのが、実に目新しく素晴らしい。
ちなみに「寛容」の流行の代表格は、マンガ「ワンピース」です。
日本の心理「甘え」に繋がるもので、最近の学生運動を回顧した作品のリバイバルもこれに当たるようです。
ソウル市民五部作連続上演

ソウル市民五部作連続上演

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2011/10/29 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

『ソウル市民1939・恋愛二重奏』
「ソウル市民・5部作」の4作目。
面白い。
が、広げすぎではないか。

つまり、「恋愛」のバックミュージックとしては、「1939年」は音が少々大きすぎたのではないか、ということ。

ネタバレBOX

1939年は舞台として設定するには難しい年だと思う。
つまり、何をどう表現するのか、ということはすなわち、どこに立っているのか、となるからだ。
そこで、当パンにある、平田オリザさんの「当時、(朝鮮人の)志願兵制度には20倍もの応募があった…だから植民地支配は哀しい」に、なるほどと思う。

個人的には、1909年が舞台の『ソウル市民』、続く1919年が舞台の『ソウル市民1919』と観てきて、この『ソウル市民1939・恋愛二重奏』となるのだが、先の2本に比べると、否応なしに、日常の生活(空間)に外の空気が入り込んできている。
つまり、戦争の影が濃くなっている。それだけ時代が逼迫してきているということなのだ。

もちろん、そうした世界(社会)の中にあっても、日常は日常であり、登場人物たちも「内地では…」と言うものの、別世界の話をしているようで、日本軍は連戦連勝で、何の憂いもないのだ。
内地でそういう状況ならば、どんな事態になっているのか、と想像できそうなものでもあるのだが、それに思いを馳せるのは、よほどの悲観論者であったのだろう。
帰還兵や出征、ヒトラーユーゲントに、業の中心になっている慰問袋などの戦争の空気が、家庭のあらゆるところに現れてきており、しかし、それがあまりにも緩やかなので、危機感はない。
それは、今の世の中を見ても同じだ。今が最悪の事態になる前兆を見せていることに気がつかないことは、あまりにも多くの事例がある。
考えたくない、考えるのが怖いということもあるだろう。

そういう状況下にあって、戦争神経症のような症状を見せている、帰還兵の婿とその妻や、使用人などの「恋愛」感情を交えながら描かれていく。

当時の人が考えていた(当時の人にとって普通のことだった)だろう、中国や半島の人々との関係や、ユダヤ人に対する感情など、彼らに対する発言は、とてもセンシティブなものであるのだが、(今の尺度に持ってきて変な弁明をさせることなく)それを語らせることのうまさを感じる。すぐに「右」「左」と色分けしてしまったり、「言葉狩り」の世の中にある者にとって、それは刺激的でもある。

『ソウル市民』シリーズの特徴の1つには「歌」がある。

今回も、何曲か歌があったが、特に「東京ラプソディー」を替え歌で合唱する「京城ラプソデー」は、その歌詞があまりにも美しく、つまり逆に虚しく聞こえ、今ここで歌う彼らの今後のことを思うと胸が熱くなった。

また、書生だった朝鮮人が志願兵となって出征するのを、同じ朝鮮人の社員が1人「愛国行進曲」を大声で歌うシーンにもぐっと来た。
この歌の歌詞には、「八紘一宇」が込められており、「軍隊では朝鮮語は話せない」「手紙は朝鮮語で書くと届かない」という台詞があっての、この歌であっただけに、その意味がとても重い。

日本と朝鮮の関係は、「相思相愛」になっているのか、ということをタイトルをふと思い出し、このシーンでは考え込んでしまうのだ。

そして、帰還兵の夫とその妻の関係は、当分は埋まりそうにない。夫は、もがき苦しみながら、かつて持っていた「日常」に戻ろうとしている。それが見事に現れている幕切れの台詞はあまりにもキマっていた。
婿の昭夫を演じる、古屋隆太さんが舞台に現れることによる不協和音は、素晴らしいと思った。ビリビリ感は、彼の力だけでなく、それを受ける側のうまさでもあるのだ。

また、「津山30人殺し事件」を引き合いに出し、「それだけ殺せるならば戦争に行けばよかったのに」と言わせる。それは、いわゆるチャップリンが『殺人狂時代』の中で「1人殺せば殺人だが、100万人殺せは英雄だ」に通ずるニュアンスもあり、さらりと言わせるのは巧みなのだが、それをあえて言わせなくても、と感じてしまった。

さらに、ヒトラーユーゲントのくだりは、あまりにもドタバタが過ぎて、どうかなぁ、と思わざるを得なかった。笑いがそこまでしてほしかったのか、と思ってしまった。

とにかく、そんないろいろな事象を盛り込みすぎて、私の観た他の2作と比べると、やや広げすぎの感がある。もちろん、それが収まってないか、と言えばそんなことはないのだが、結局、「恋愛」のバックミュージックとしては、「1939年」は音が大きすぎた、というところではないだろうか。
駄々の塊です

駄々の塊です

悪い芝居

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/11/17 (木) ~ 2011/11/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

怒涛の舞台
どこか崩れた人間たちのわかるようなわからんような舞台。音響と照明と舞台と演技が一体となって攻めてくる感じ。圧倒されてしまった。面白かった。

90分。

ネタバレBOX

回る舞台セットが効果的に使用され、スムーズな場面転換が気持ちよい。
中央の高い位置にマイクが吊るされ、見せ場ごとに心の叫びを上げる。同時に、舞台が徐々に速度を上げて回転し、照明と音響が加わっていく。この時の、照明と音響の加減が丁度よくて、グイグイ押されているような感覚になる。終盤の直のゴリラの雄たけびシーンからが最高潮。

役者は、直役の呉城久美と、誰太役の池田貴清、点子役の畑中華香が良かった。特に池田。

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