最新の観てきた!クチコミ一覧

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みちゆき

みちゆき

椿組

ザ・ポケット(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

妄想の果て
物語は北澤の葬式のシーンから。ここでコミカルなダンスも披露し、高羽の独特なセンスが浮き出される。そして死んだはずの北澤(西泰平)が友人のもっさん(長嶺安奈)に「自分は死んでない。焼かれるのは嫌だ。俺を背負って、ここから逃げてくれないか?」と言い張る死体に逃亡を持ちかけられたことから、この「みちゆき」は始まるのだ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

だから「みちゆき」はまんま、道行なのだ。
朽ちゆく死体を背負いながら逃げるもっさんに、彼女に密かな恋心を抱いている田辺医師が加わり二人と死体の珍道中が始まる。ここで喪服のもっさんが白装束の死体を背負って彷徨うさまが実に可笑しいし、はたまた、北澤の精気を失った死体があまりにもリアルだ。

もっさんは口を半開きにしたままの死体を、腐らせないようにと氷で冷やしてみたり、北へ行くことを決意したりと、とにかく死体を恋人のように甲斐甲斐しく世話をするのだ。更に北に向う田辺の車中で、死体と仲むつまじく会話するもっさんをみるとどうやら二人は恋人同士だったようで、もっさんに流されるままついて来た運転手の田辺の心が痛々しい場面でもある。そして彼らを追う遺族と死体の死因に不信感を持つ刑事らが絡み、物語は大山けいこ温泉という旅館に落ち着く。

しかし、この旅館に終結した自殺志願サイトの面々と生死の根源に触れ、そしてこれを支援する旅館の女将にも疑問を抱いたもっさんは思うのだ。ここは生きたいと考える私たちの居るべきところではない。だってここは死にたいという人たちの場所だもの。

徐々に朽ちてゆく「死体」を背負いながら朽ち果てるまで道行しようというもっさんの心が痛々しい。やがて田辺の「死体は死んでいるんだ。」との説得と真実によって、目が覚めたもっさんは幻想から目覚めたように現実を見るのだった。

北澤本人と家族の意思で安楽死を選択した後の物語。死ぬ直前にやっぱり死にたくないと本人の気が変わったら・・・というセリフにかなり考えさせられた。また雪の降る北の国の情景があまりにも美しく、そこで落とされた赤い塊も芸術的であった。喪服に白いナース帽って案外、色っぽいんだね。西泰平と長嶺安奈が絶妙な演技をしていた。素晴らしい。

コミカルで滑稽で愉快な舞台。だけれど胸にズシン!!と響く。
百光年の詩【無事終演致しました。沢山のご来場ありがとうございました。】

百光年の詩【無事終演致しました。沢山のご来場ありがとうございました。】

TOKYOハンバーグ

千本桜ホール(東京都)

2011/10/25 (火) ~ 2011/10/31 (月)公演終了

満足度★★★★

アトラクション!
劇場に入ると男女2人のフライトアテンダーが船内の説明をしている。ここはスペース内、ギャラクティックドリーム号だ。そしてワタクシ達観客はコロニーメトロポリタンまで搭乗する観客という設定。船内にはスペース独特の機械音が流れバリバリ、ディズニーのアトラクションのさま。いあいあ、めっさ楽しくなりそうだ!なんつってワクワクしちゃう。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


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私たちは枯渇した地球を脱出し宇宙空間へ移住した。それはスペースコロニーでの新しい生活だ。そして主軸となる乗組員は祥子と比鞠の親子、国生と春香の兄妹、聡と久美夫婦、鮫島という旅人、そして革命家を隠して乗り込んだROTSらだ。ここで親子、兄妹、夫婦・・という設定が家族愛をテーマに押し出した作品だと察する。実際、親子の情愛の場面で涙ぐむ。

当日パンフにはSPACE CRAFTの内部が印刷されており、ワタクシの座っている位置も容易に想像出来る。こういった撒きえさの仕方は大西の上手いところだ。

比鞠と春香は同じ不治の病にかかっており、比鞠はその病気が悪化して既に死んでいる状態だが、母親がその肉体のみを改造しているようだった。息子を愛するが故の行為だ。一方で春香は手に黒い痣が広がって、やがて比鞠と同じように死を迎える運命だ。ここでも兄が妹を思いやる愛をみせつける。

彼らの病気は宇宙革命家(ROTS)のような科学者が未来のことを考えずに多くの悪を発明した結果、もたらしたものでもあった。そして革命家の企みは人類の遺産である新しい兵器を作るべくワープシステムを操作し宇宙船の機能を低下させ、乗客全員をブラックホールに導き殺すことだ。

そんな折、春香にだけ宇宙に響く歌が聞こえ、そして同じように比鞠にも歌が聞こえる。この二人だけが頭で交信できる能力があり、これらは宇宙生まれ宇宙育ちとなった彼らの特別な能力なのだろうか?ちょっぴり「宇宙少女」を思い出した。やがて宇宙を彷徨いながら革命家は徐々に正体を現していく。そして彼らに立ち向かう比鞠だったが、彼の意思や考えは革命家に復讐するという歪んだものに変化する。しかしこれを止める春香。

その昔、地球は美しく青かった。しかし今の地球は赤く染まり、暮らすことはできない。
そんな嘆きの星に神は哀れみ、百光年の詩を歌うのだろうか。その歌は幸福の歌ではない。人間を創世した神は自分の愚かさに嘆き哀しんだに違いない。その詩は地球という星から響いてくるのだ。

そんな地球に彼らは戻る。赤い星だと思っていた星は青かったのだ。結末に希望を残して幕引きとなる舞台だ。壮大な宇宙ロマンの物語。
スペース内から見た宇宙の映像があったら更に良かったかな。
切り子たちの秋

切り子たちの秋

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

流石は青年座
恥ずかしながら、切り子(キリコ)って人の名前かと思った。そしたら金属を削ったときに出る螺旋状の金属くずのことだって。いあいあ、まだまだ勉強が足りませんな。苦笑!

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/


舞台は1974年秋、東京都大田区にある従業員がたった2人の佐久間製作所。流石は青年座です。セットの作りこみが素晴らしい。物語は下町で起こる人情劇だ。

亡き父親のあとを継いだ出戻りの幸子と職人たちの熟練で細々となんとかやってきた町工だったが、親会社の倒産によって諸に打撃を受けた佐久間製作所は工場の存続の為に駆けずり回っていた。そんなある日、光子(幸子の姉)は杉山(光子の夫)を連れ立って実家の佐久間製作所にやってくる。

それは、小さな工場が集るこの一角を新しい工場町として立て直すことだった。「もう町工場の時代じゃないんだよ。コンピュータがあれば職人なんていらない」と、技術革新の波を引っさげて土地買収にやってきたのだ。

従業員も家族同様の扱いをされて和気藹々と頑張ってきた佐久間製作所は大きな帰路に立たされるも、幸子は姉夫婦の提案を頑として受け入れることが出来なかった。それは亡き父と姉夫婦の間で過去に起こった出来事を含め、姉夫婦の考え方に共感できなかったからだ。そして何よりも幸子自身がここでの暮らしを幸せと感じていることだった。

そんな幸子に職人の伸吉はプロポーズのような言葉、「二人で一緒に工場を続けて行きませんか?自分ももっと最先端技術を習得します。」と告白し、これを受けて幸子は大きく頷く。町工を営む昭和の家族にも温かな明るい日差しが射した場面だ。

職人たちと家族の絆を描いた物語だったが、全てのキャストの演技力が秀逸で、町工の風景を鮮やかに彩っていた。満夫を演じた山崎のキャラクターにも笑わせてもらったし、舞台上に立つ役者の役年齢も相応で違和感がないというのが観ていて自然だった。
ほのぼのとしたいい物語だと思う。
たゆたう曾祖父

たゆたう曾祖父

さるしげろっく

テアトルBONBON(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめた
小劇場の舞台を初めて見る友人と出かけたが、私も初めて見る劇団なので多少の不安もあった。が、楽しかった、といってもらえたし、自分でも十分に楽しめた。役者たちも楽しんでいるように見えた(稽古は大変だろうが)ので、観ているほうも十分に楽しめた。日常にありそうな内容を小気味よく、そしてテンポよく進行する演出で、時間の経過が短く感じられた。

溶けるカフカ

溶けるカフカ

カトリ企画UR

日本基督教団 巣鴨教会(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/10 (土)公演終了

満足度★★

感性とか文学性とか
チケットプレゼントにて鑑賞。

カフカ作品はろくに知らない。そのせいかわけわからんかった。序盤と終盤はおっと思わせるところもあった。

ネタバレBOX

A4白紙が敷かれた舞台。十字架の前にはスピーカー。教会の雰囲気にあってるんだかあってないんだか不思議な感じ。

カフカ作品の言葉を体現した舞台だったのか、理解の範疇をこえていた。舞台と観客の橋渡し的ななにかがあるとうれしい(あったのだろうけどそれがなんだったのか)。序盤の「しょうがないじゃないですか」のシーンに漠然とした期待を抱いたけど、中盤集中力がきれた。

演技は皆良かった。特に中村早香。
森田の「おっぱらっても帰ってくる」の台詞が「酔っ払っても帰ってくる」に聞こえてしまった。声をもう少し通してほしい。


舞台中央の非常階段表示は隠してよかったのでは。
溶けるカフカ

溶けるカフカ

カトリ企画UR

日本基督教団 巣鴨教会(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/10 (土)公演終了

満足度★★

可?不可?
正直言って、内容はよくわからないし、面白さのツボもわからない。好きな役者さんのパフォーマンスを見れたのはよかったかな。1時間で終わってホッとしました。会場の雰囲気はいい。

トーキョービッチ,アイラブユー

トーキョービッチ,アイラブユー

オーストラ・マコンドー

サンモールスタジオ(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★

なかなか楽しめた
個人的には、なかなか楽しめた。
「オーストラ・マコンドー」は好きな団体なのだが、今回はちょっと好みではないところがあったかも。

ネタバレBOX

<感想>
全体的に、物語が駆け足のような気がした。
それぞれの話に深みがあるようには思えなかった。
近松門左衛門「曽根崎心中」を90分でまとめるのは、少し無理があるような気がする。ダイジェスト版といったところか。役者陣は魅力的だった。

<良かった点>
舞台上に箱がいくつか置いてあり、主人公と奥さんと愛人がこの上を移動して演じる。男女間3人だけ世界観が表されていて、個人的には好みだった。

<残念だった点>
・生演奏は贅沢だし好きなのだが。。。
上演中ほとんど演奏しているし歌っているので、ちょっと耳障りに感じてしまった。なんだか芝居ではなく、個人的には演奏がメインなのかと思ってしまった。
私は後方の座席で観劇したのだが、演奏が舞台前方で行われるのに対して、役者陣が舞台後方で芝居するときなどは、セリフが聞き取りずらかった。
これだけ演奏するなら、もう少し大きい劇場の方が良いのかも、と思ってしまった。
・舞台前方の芝居は小劇場の魅力なのだが、後方の席だとちょっと見えにくかった。
今回は舞台の奥行があるのだから、もう1歩くらい後ろで演じても良いのではないか、と思った。
今回は座る席が良くなかったのかな。。
法王庁の避妊法【全公演終演致しました!ありがとうございました!!】

法王庁の避妊法【全公演終演致しました!ありがとうございました!!】

ファルスシアター

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったです
荻野先生の話はテレビドラマ版を観たことがありますが、舞台版は初めて。ストーリーは知っていても、やぱりいいですね。結構のめり込んでしまい、上演時間があっという間に過ぎちゃいました。どうでもいいことですが、個人的には診察室に置いてあった顕微鏡に注目。この時代に双眼式があったけ?商売道具なので気になりました。

女の平和

女の平和

ネルケプランニング

俳優座劇場(東京都)

2011/12/03 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★

よく分からなかった
原作は知りませんが、舞台はよく分からなかった。
あと、美術と演出が安っぽかったと思います。
ラスト、女の子が大勢あそこまで脱いだのだけは迫力ありましたが、、、

トーキョービッチ,アイラブユー

トーキョービッチ,アイラブユー

オーストラ・マコンドー

サンモールスタジオ(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

パワーアップ
初演ヴァージョンとはかなり改訂されてますね。初演の舞台は細長く狭い空間でしたが(でも結構それを生かした巧い演出でした)、今回はスペースが広がって、芝居も演奏もパワーアップした感じです。ただ繊細さはちょと後退したかな。

女の平和

女の平和

ネルケプランニング

俳優座劇場(東京都)

2011/12/03 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

原案とは名ばかり
題名をもらっただけ。

ネタバレBOX

最初に夏用セーラー服姿の美少女、美女の出現にあららびっくり、どんだけ原作と違うのかなと興味津々。で、話は全く原作とは関係ありませんでした。

女子高生たちが真冬に校内行事で地雷が埋まっているような戦場にさつまいも掘りに行き、殺し合いをしたり、ただしそれで死んだ者も本当に死んだのかよく分からず、寒くて逆に服を脱いだりしてハイになったりする話。ストーリー性は感じられませんでしたが、ところどころ面白い箇所があったりして楽しめました。

最後の27人の半裸、手ぶらは壮観でしたが、何か健康的でエロっぽくはありませんでした。

それでも、27人の半裸、手ぶらに感謝!
『タンバリン・スナイパー』

『タンバリン・スナイパー』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

ワーサルシアター(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しい!!
主宰の鈴木雄太くんが 演出に徹して 石原美か子氏の作品と絶妙なコラボだったと思います。
いつもの8割世界とはちょっと違ったイメージが観れて それもよかったと思います。
奇想天外的なシチュエーションだけでも笑えるんだけど くだらなさの中には いろいろとメッセージなんかも盛り込まれていて 一本ビシッと芯がる そんな作品でした。
諭す のでなく あえて笑いの中に忍ばせている雰囲気が いいですねぇ。。

ステージの狭さをアイディアで 面白い作りをしていたし、結構ある転換も 流れるようなテンポで まったくブツ切りっぽくなっていなかかったのは よーく練られていたと感じました。。

前作の『そこで、ガムを噛めィ』 の日高ゆいちゃん も違った雰囲気でgooood だったし、

今回は8割世界ではおなじみの 奥山智恵野ちゃんが言ってみれば主役なのですが、彼女の持ち味の一生懸命な演技が存分に観れて 大満足でした。

平日は19:30開演っていうのも勤め人には有難いし、今回は2週間の公演なので ぜひオススメな一品ですよ☆

初夜と蓮根【終演!ご来場ありがとうございました!】

初夜と蓮根【終演!ご来場ありがとうございました!】

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

初日に行きました!!
始めて訪れたTACCS1179 とってもきれいなシアターでしたねぇ。 
係員のスタッフの応対も丁寧で さすが俳協 って感じでした!!

この作品は2009年に 演劇集団円で上演されたねの(たぶん、間違ってたら ごめんなさい) ですが、

翌月に結婚を控えた娘と 引きこもりの弟 そして とっても仲睦まじい夫婦一家のストーリー

立ち上がりは いかにも幸せそうな雰囲気がいっぱい。
しかし、徐々に それぞの秘密が明かされていく というほんわかコメディなんだけど サスペンス風味で味付けされていて しり上がりに 引き込まれていきました!!!

土田氏の作品自体がとっても 面白いのですが キャラ設定とキャストさんがぴったりきていて 上演時間 約2時間 楽しめました☆

基本的にはワンシチュエーションなんですが、 これは僕だけなのかもしれないけど 暗転がちょっと長めなのと やや多いのかな・・・ って感じましたけと゜ あくまで私見です。

キャストさんとしては、お母さん役の 今泉葉子さんがとっても素晴らしかったなぁ!!

ミュージカルなどにも出ている方なんですね!? シリアスとボケを使い分けて この舞台には 絶対不可欠な存在であったと思います。

ホームグラウンドなのでしょう舞台美術も きっちり作りこまれていて いい作品を紹介していただいた制作さんに感謝です☆☆

トーキョービッチ,アイラブユー

トーキョービッチ,アイラブユー

オーストラ・マコンドー

サンモールスタジオ(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★

何故、曽根崎心中にこだわるの?
 前回に引き続き、MOGMOSさんの生演奏で芝居を進行させる、これは小演劇の空間では、とても贅沢な試みです、それだけでもこのお芝居を観る価値はあるのではないでしょうか?
 ただ、観劇後の感想としては、再演とは聞いていますが、主人公・徳兵衛のお初との惹かれ合う場面が描かれていない点が違和感として残り、残念です。

ネタバレBOX

 原作を読んでいないので、指摘する資格はありませんが、あらすじでは、主人公二人が再会することから始まり、徳兵衛の妻も周囲から強引に娶らせた設定だと記憶しています。まったく知識が無い眼を持って観劇しても、何故、「徳兵衛とお初が付き合うようになったか」「妻とは何故結婚したのか」この点は疑問が残ると思いました。
 最後は、徳兵衛がお初との心中を辞め、妻の下に帰り、「地に足を着けて」手を取り合って舞台から去る、この行為で幕を閉じることは「救い」とは思いますが、では「曽根崎心中」にこだわる必要はないのではないでしょうか?
 男優陣・女優陣ともにそれぞれ個性的で上手な方々で固められているだけに残念です。
河童夫人

河童夫人

猫の会

劇場MOMO(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

優しくて丁寧、日常と非日常の狭間
ゆったりと、とても丁寧に作られた、そしてとっても軽くて心地よいお芝居です。

非日常空間で描かれる日常の風景が心に響きます。

久々にとてもよいものを見せていただきました。

初夜と蓮根【終演!ご来場ありがとうございました!】

初夜と蓮根【終演!ご来場ありがとうございました!】

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

大人の(悲)喜劇。
丁寧で落ち着いた演出に好感。

TACCS1179(俳協ホール)には初めて行った。
駅から近いし、立派なビルだった。

ネタバレBOX

家をリフォームし、娘は医者ともうすぐ結婚予定、息子はニートだけど、人はよさそう。
「幸せ」と口に出して言えるほど、幸せな一家が舞台。

しかし、近所で起きる事件に関して刑事が息子に会いに来たり、娘が知ってしまった両親のヒミツから、一騒動が起きてくる。
そんなストーリー。

あらすじを読むだけで、ホームコメディ的な印象を受けると思うが、まさにその通り。
両親のヒミツが少々奇妙なことを除いては。

前半は動きがあまりないのだが、物語が動き出す後半からは「これ? どう決着つけるのか」が気になってくる。

結果的には、観客の誰もが望むような、ハッピーエンドになるのだが、それに対しては異論などあるはずなく、気持ち良く拍手できる。

結局、家族と言えども「話し合う」ことの大切さが語られていた。
「話さないと伝わらない」のだ。
母は自分の言いたいことを吐露し、それを父が受け止め、きちんと返す。
そういう当たり前のことをしていこうじゃないか、というメッセージがきちんと観客まで届いた。

このテーマは、個人的にもいろいろあって、じんわり染みてきた。
大切なんだよな、やっぱりそういうことは。

家族とか夫婦で観るのもいいのかもしれないな。

ただ、息子については、あまりにもあっさりと「普通」になっていくところが、甘い気もするのだが…。
特に、「普通」になったら、大切に集めていたフィギュアを処分してしまうなんて、あり得ないだろうと。

まあ、伴侶のような相手を見つけることができたことで、「踏み出せなかった1歩」を踏み出すことができた、ということなのだろう。
彼自身も、「わかっていることと、できることは違う」(そんな意味のこと)と言っていて、わかっているけど、自分を変えられないというジレンマにあったのだから。
それと、「普通」というのが、きちんと就職して云々という価値観は少々古くさいが、テーマがそこにあるわけでもないし、この物語のトーンとしては致し方ないかもしれないのだが。

お父さん役の鈴木浩之さんは、なんとも言えぬ雰囲気があった。お母さんの吐露から、気持ちの切り替えの表現は難しかったと思うのだが、飄々としていい感じであった。
お母さん役の今泉葉子さんは、上品で、ホームドラマのお母さんという感じ。お父さんの部下から慕われるような雰囲気もうまく醸し出されていた。所作や動きがきれい。
権田役の山岸治雄さんは、空気読めない人を好演。いい間といい雰囲気だった。
三田役の斉藤未千花さんの、衣装替え前後の違いもいい。

もっと笑いがほしかったかな。
女の平和

女の平和

ネルケプランニング

俳優座劇場(東京都)

2011/12/03 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

う~ん
演劇はカタリシスであると思っている同輩には不向き。
作者の“表現”は伝わるが“公演”としては、中劇場に見合わない。
裸体を出すなら美的であってほしい。

桐の林で二十日鼠を殺すには

桐の林で二十日鼠を殺すには

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2011/12/03 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

スリルとサスペンス
登場人物の設定、閉じ込められた山荘、過去の事件との繋がり等、2時間サスペンス的要素満載で、自分は、Whodunitの本格ものを期待していましたが、Whydunitでも十分楽しめました。

ただ、教科書通りと言うか丁寧で親切すぎるかなあとも思いました。
もう少し怪奇的か猟奇的の方もしくは謎解きミステリーの方に振れても良かったのかもしれません。

ニュートンの青いリンゴ

ニュートンの青いリンゴ

タマコロ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

もう1度観に行く。
おもしろかった!

台詞のテンポが良いし、音楽もダンスも良い。

ラストは爽快!というか胸が熱くなっちまって、帰路は足取りが軽かった!
普段は絶対に買わないクリスピークリームのドーナツを買っちまったくらい。

あっそうそう。加藤なぎささんの芝居は、何度か見たことがあるんだけど、ダンスをしてる姿を見るのは初めて。

彼女のダンス、すごくイイ!
正直、ビックリした・・・運動神経が鈍そうなイメージがあったもんだから(スミマセン)。。。

身体能力の高さにおいては、加藤さんと沖山麻生さん、そして丸石彩乃さんは、このメンバーの中では、抜きんでてるかなあ。演技が安定してる。
実際にはわからないけど、体幹がシッカリしてる感じ。

池亀さんの作品って、観てる間は興奮して、楽しくて・・・なんだけど、びっくりするくらい記憶に残らない。写真のような場面場面の記憶はあるんだけど、セリフを覚えてない。
ぬいぐるみハンターの公演『くちびるぱんつ』で言えば、「神戸さんがセンターでジョギングみたいなダンスを踊ってたなあ」とか「今は横浜で”あゆんでる”藤吉みわさんが、気合入れて走ってたなあ」ってことくらいは覚えてる。

池亀さんのブログを読む限りは、狂気をはらんだ人のようなイメージがあるんだけど・・・その狂気を受け取るだけのスキルがボクには無いのかもしれないし、ボクの好きな「狂気」は、沈黙の中に存在するものだから感じないのかもしれない。

それはそうと、池亀さんの「ごあいさつ」の1枚ペラにある「稽古場風景」の文章は、とてもおもしろい。

稽古場での、池亀さんと役者さんとの「やりとり」「緊張感」を観たいな、と強く思ったなー。

てか、役者「池亀三太」を、いつか観たい!


・・・と、長々と書いてきたけど、一番感じたのは、小堀紗矢香さんはイイな、ってこと(←前置キガ長スギダネ)。

そういう意味では、演劇ユニット「タマコロ」の目論見通りにいった公演だったのかもしれません(笑)。

ネタバレBOX

今回の作品は、下り坂のインディーズの女性アイドルグループの話。

でも、全く同じ脚本で、男性アイドルグループにしても、違和感を感じないような感じはした(生理やレズの話は別にして)。

女の平和

女の平和

ネルケプランニング

俳優座劇場(東京都)

2011/12/03 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

原作をとどめてない
本当にそうでした。平和というよりは戦争、破壊。まさに肉弾戦。

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