STRIKE BACK 先輩
芝居流通センターデス電所
ザ・ポケット(東京都)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★
クリスマスに見ちゃう?
歌って踊ってのミュージカル風で楽しくなるかと思いきや悪趣味な展開はいつまでも続く~(笑)。キャリー(映画)は嫌いじゃない、映画のような衝撃的なラストを期待したんだけど。。。
uni017 食虫演劇 『溶かせばいい』【全日程終了しました。ご来場いただいたお客様誠にありがとうございました!】
演劇活性化団体uni
スタジオアサガヲ(共栄興業跡地)(埼玉県)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/24 (土)公演終了
満足度★★★
極寒
倉庫が会場で息が白く凍えながらの観劇となった。また道路の騒音が結構聞こえた。これだけ厳しい環境での観劇はめったに経験できないので、終わってみれば貴重な体験となった。作品は独裁と恐怖を生み出す根幹を描くが、小難しくはない。環境ゆえに集中できなかったのだ残念。
学生版日本の問題
日本の問題
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★
B
奇しくも「絆」が共通点と思われる。
『三月の5日間』100回公演記念ツアー
チェルフィッチュ
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2011/12/16 (金) ~ 2011/12/23 (金)公演終了
満足度★★★★
戦争と日常
イラク戦争が始まった日を挟んだ5日間における、日本の若者の様子を斬新な語りと身体表現のスタイルを用いた作品で、はっきりとした物語のない、とりとめのない言葉の羅列の中から、現代日本の若者が持つ何とも言えない浮遊感が立ち上がっり、社会批評的な視線も感じられました。
基本的には渋谷のラブホテルに泊まり続けた男女の話で、そこに渋谷から赤坂へ向かう戦争反対のデモのエピソードが交わるのですが、役者と役の関係が固定されていなくて、他の人が言っていたことを伝聞型で話しているかと思いきやいつの間にか一人称での話になったり、対話の相手役に入れ替わっていたりと、変化し続ける様子が印象的で、物語の展開があまり気にならない不思議な魅力がありました。
台詞も途中で話題が脱線し続け、主語と述語が対応していない様なダラダラとした文体で、日常では普通な会話が舞台で行われると強烈な違和感があるのが興味深かったです。
背後に大きな白い壁が立つだけのシンプルな空間で、壁や床にロシア構成主義的な形の照明が当てられるのがスタイリッシュで素敵した。
初演から7年経っている現在に観ても新鮮で刺激的で、普遍的な魅力のある作品だと思います。
銀河鉄道の夜
東京演劇アンサンブル
ブレヒトの芝居小屋(東京都)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
大人も子供も楽しめる絵本のような舞台でした
一つ一つの言葉、動きを丁寧に扱っていて、大人も子供も楽しめる絵本のような舞台でした。
原作が持っている、幻想的な世界を話して聴かせてくれるように見せてくれました。
またぜひ、クリスマスに見てみたいです。
星の結び目
時間堂
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了
鴎座クレンズドプロジェクト「浄化。」
鴎座
SPACE EDGE(東京都)
2011/12/22 (木) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
これで私の心も浄化された。
もう、観て下さい!としかいえません。衝撃ありあり面白かった。マチネを観ましたが、またソワレは違ったみえ方になるのでしょうね。
アイドル、かくの如し
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/29 (木)公演終了
満足度★★★★
虫がつかないように
クドカンがかっこよくて、ツダカンが熱くて、…。伊勢志摩さんと夏川さんが似ていて…。出演者みんな一癖以上の方々でしかも作・演出の岩松さんがどっしりといやらしく…。前半??がたくさんあったけど後半ふむふむとドキドキしながら笑いました。
節電 ボーダー トルネード
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/12/20 (火) ~ 2011/12/30 (金)公演終了
満足度★★★★★
幸田尚子さんの魅力に酔いました
この劇団は、他に類を見ない魅力に溢れていて、いつも、感嘆しつつ、家路につきます。
青木さんの当パンのご挨拶文で、震災をモチーフにした芝居らしく、ちょっと、肩に力を入れて、身構えて見始めましたが、何だろう??
粗筋とか、全く空気を伝えられるようにコメントするのは不可能ですが、脚本、演出、振り付け、演技と、何もかもが、大変絶妙な匙加減で、一体感があり、内容の説明し辛さとか、考えてる余裕もなく、クロムモリブデン色にどっぷり染まって、観てしまいました。
たぶん、私の知る限り、どこにも似ていない、独自のカラー。
もはや、私は、クロムの魔術に魅了され、やや中毒症状かも。
ネタバレBOX
この劇団の役者さんは、全員が、大変個性的で、尚且つ、別個の魅力に溢れた方ばかりで、いつも、目を見張ります。
あの変なダンスも、すごく好き!
一見、架空の世界の出来事のような描き方ですが、これぐらい、今の社会現象を忠実に再現した芝居もないのではと感じるくらい、胸の奥が、微かに痛んだり、共感したり、感情を揺さぶられる場面が随所にありました。
誰もが魅力的で、嘘のない演技の中、特に、秀逸だったのが、どんちゃん役の幸田さん。
レイプされて、神経を病んでいる女の子の心情を、デフォルメした演技にも関わらず、実にきっちりと、実在の人間の感情として、表現して下さいました。
どんなに早口で喋っても、一言一句聞き漏らさないように、客席に伝えられる技術は大したものです。
目撃者を自慢する、とかげさんの飄々とした演技、可憐で可愛い天使のような金沢さん、大人の女性の魅力を放つワレタさんと、ここの女優陣は、それぞれ、あまりにも魅力的で、客演の七味さんの存在感が霞む程でした。
井上陽水の「傘がない」ではないけれど、被災した当事者でない者の、日常が、シュールな世界の中で、とてもリアルに描かれて、秀逸な作品でした。
竜巻をただ単に、カメラマン根性で、撮影したいだけに見えたニジが、何故に竜巻を追いかけて、シャッターチャンスを狙っているのかの本音が語られた時は、胸がジーンとしました。
神経を病み、でも必死に再生しようとする幸田さん演じるどんちゃんに、心から声援を送りたくなりました。
竜巻が去って、忙しくなくなった後の、優しく事情聴取する巡査役の森下さんの表情の変化が秀逸でした。
節電ガレキーズのパワフルな演奏シーンには、同性の私でも、メロメロになります。
とにかく、曰く言いがたい、魅力に溢れた劇団。
最後のシーンで、たくさんの一般生活者が、普通の生活をしている日常を切り取った光景が、同一人物が演じ分けているとは思えない程、誰も彼も、実在人物のように、立ち居振る舞いしていて、何という、底力に満ちた劇団かと、感嘆しました。
お目出たい人
劇団だるま座
アトリエだるま座(東京都)
2011/12/20 (火) ~ 2012/01/27 (金)公演終了
満足度★★★★
温かくて ちょっとしんみり
お通夜の席の男六人のやり取り。
各々のセリフやしぐさがとても自然で、本当に米田さんという人のお通夜に同席してしまったかのように見てしまいました。
大笑いするような仕掛けは無いのに笑ってしまう、役者さんの間が上手いんでしょうね。
温かいお話だったのですが、私自身にふと置き換えて、しんみりしてしまいました。
ネタバレBOX
私が死んだ時、ひとりあたり60万円もの借金を肩代わりしてくれる友人が5人もいるかなと思い、その顔が浮かばなくて悲しくなりました。
逆に、私自身が「あなたの残した借金なら60万円被っていいよ」って言える友達、ひとりくらいしか浮ばないし。
最後のカーテンコールのじゃんけん大会まで、楽しく温かかったです。
ただし、会場内は寒くてコートが脱げませんでした。
上演前のスタッフからの問いかけに「暑い」と応えたご婦人がいらしたからでしょうが、開演同時くらいに冷たい風が吹いてきたときには、かなりまいりました。私の隣の女性も寒いとつぶやいて、コートを着ていました。
そしてそのご婦人までもが、自分の上着を抱え込んだのを見て「あんたも寒いんじゃん!」と、内心突っ込みました(笑)
バータイム/パラダイム【全公演終了しました!ご感想お待ちしております!!】
Minami Produce
エビス駅前バー(東京都)
2011/12/14 (水) ~ 2011/12/23 (金)公演終了
満足度★★★★★
無題235
「永遠の終わり(The End of Eternity)」…佳織は「現実」から切り離された「永遠」にいるのでしょうか…「時の支配者(ここはひとつ光瀬さんのイメージで)」は孤独で、必ず、必ず、ひとりになっても還って来なければならないのです…「永遠」が終わるまでは。だてさん、今回はカウンターの内側。ゲームに誘われたはずなのに、いつのまにかという展開は上手かったし、終ってひとり扉の向こうに去って行くシーンもよかった。
2012.1.2追記:南様、本日、台本が届きました。ありがとうございます。
ネタバレBOX
「時間もの」はどこか切なく、孤独で、別れが辛いものが多い。自分には過去、他人には未来、渡れそうで渡ることができない時間の流れ、岸辺は緩やか、それが徐々に深く速く。
「タイムアクセル 12:01」という映画、味わいが似ていたような(相当記憶が曖昧…)。
帰り際、南さんに台本をお願いしたところ、お話しの中にハインラインという名前がでてきてびっくり。ちなみに「永遠の〜」はアシモフ(現在、入手困難)、SF+ミステリー=アシモフ、ですね。
本編とは関係ないのですが、マスター役の三浦さん、「絵空箱」でブルマーやってましたね。
次回は、新宿に戻っての「2つのパターン」ですね、ということは「セット券」か。
「永遠の終わり」100%余談でネタバレ
その消失とともに-彼はさとった-終わりが<永遠 エターニティ>の最終的な終末が到来した。-そして<無限 インフィニティ>の始まりが。
深町真理子さん訳、なんて美しい文書なんでしょう。
STRIKE BACK 先輩
芝居流通センターデス電所
ザ・ポケット(東京都)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★
初
チケプレで鑑賞。
グロいと聞いていたけどへっちゃらだった。
キャリアのある団体&キャストだから安定している。
ちゃんと固定ファンがいるんだろうなというのはよく分かったけど、
好みではないかなぁ。
葛木英のキャラがちょっと意外だった。ていうか萌えた。
吉川莉早可愛い。大抵のおっさんは吉川莉早好きだと思う。
ネタバレBOX
前半に映像でデパルマを見せて、後半にキャリーをやるという。
初見なので知らないんですが、いつもデパルマオマージュなんですかね。
だとしたら、時々観たいかも。
『三月の5日間』100回公演記念ツアー
チェルフィッチュ
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2011/12/16 (金) ~ 2011/12/23 (金)公演終了
満足度★★★
よくできた小品という感じ
100回もやったんだ、「寅さん」かよ
プライド
TPT
d-倉庫(東京都)
2011/12/15 (木) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★
同性愛者たちが50年の間に手にしたのは「Pride」
「1958年、2008年」「社会の大きな変化をはさんだ2つの時代の2つのラブストーリー」というチラシの文章は、読んでおいてよかった。
役者たちの演技が素晴らしい舞台
ネタバレBOX
一見「あれっ?」って思ってしまった。
「2つの時代を挟んだ」というのが、てっきり同じ人が年齢を重ねていくものだと思っていたので。
役名も、設定も同じ2つのストーリーなので、最初はちょっととまどってしまった。同じ役名だけど、別の人生を物語るストーリーということだった。
それがわかってからは俄然面白くなってきた。
つまり、1人何役というのは、舞台ではよくあることなのだが、役名が同じなのに、別人で、それに絡んでくる人たちの役名も同じ、設定も似ている、となると、役者の中での切り替えが非常に難しいのではないか、ということだ。
つまり、同じ役名で呼びかけたとしても、相手どころか自分も、先の役とはまったくの別人になっているのだから。
特に、馬渕英俚可さんの、その変化には目を見張るものがあった。
まったく別人になっているのだ。
58年は、どこか陰鬱で、秘め、陰がある人々。その50年後は、弾けていて、会話のテンポも早い人々。
そんな大きな違いがあり、ゲイのカップルと男女のカップルの微妙な三角関係が描かれていく。
58年の同性愛者は、「病」であり、「矯正」することが必要であった。「カミングアウト」などは考えられず、自ら辛い「治療」を選択するというラストにつながっていく。
58年の彼ら3人ともは、そばにいても孤独であり、その溝を埋めていくことはまったく考えられない。
そして、08では、一変して彼らを理解しようとするマスコミが出てきていたり、彼らが出会う場所や商売までもが成り立っている世界となっている。
だから、ラストは、ちょっと微笑ましい光景になっていくのだ。
50年という歳月で、同性愛者を取り巻く環境は大きく変化してきており、彼らが自ら戦い手にしたものでもある。
その象徴が、08年に彼らが見に行くゲイの祭典「ゲイ・プライド」なのだ。
つまり、この50年の間に彼らが手にしたものが、まさに、その「Pride」ということなのだ(だからタイトルには、定冠詞theが付いているということか? よくわからないけど)。このタイトルにすべてが込められていると言ってもいいだろう。
ゲイの関係と恋愛は、こうした歴史を踏まえて見せられると、簡単に男女の恋愛に置き換えることができないので、個人的には、共感できるところはなかったのだが、「孤独」や「相手を想う」という点のみからは、なんとか見ることができた。
また、男性同士のラブシーンも、観るのは結構きついものがあったのも確かだ。
しかし、とにかく役者がうまい。
間や沈黙の間隔が素晴らしいのだ。
台詞というか、呼吸というか、そんな感情の込め方、見せ方が。
そして、時代が変わること(役が変わること)での、テンションの変化は凄すぎるのだ。
本当に4人ともが素晴らしい演技だった。
その演技で、舞台に釘付けになった。
つまり、この作品は、彼ら役者たちの素晴らしい演技と台詞を楽しむものということなのだろう。
もちろんそれは、シーンの重ね方、余韻の残し方など、丁寧に気持ちを表現していく、演出のうまさもある。
立ち位置、人との関係、セットの使い方、いちいちが憎い配慮に溢れていて、凄いとしか言いようがないほどであった。
実際、涙ぐんでいたりする表情まではっきり観ることができる、前方の席がベストだったような気がする(指定席だから移動はできないけど)。
このサイズの良さがあったと思う。
ただ、ストーリーがもう少し面白かったらなぁ、とも思う。
そして、須賀貴匡さんて、朝の連ドラ『カーネーション』に出ていたあの人だったんだと、舞台観て知った。
学生版日本の問題
日本の問題
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
AB観ました。
個人的にはBが好きです。
女の子っぽかったから。
ネタバレBOX
Aはコエキモがノスタルジックで
原風景が目に浮かびました。
Bは思出横丁がアングラで好きでした。
言葉が綺麗なだけじゃではなく、染みた。
あと荒川チョモランマ。
可愛い&あるあるネタからの若草物語。
アホ可愛いだけじゃなくて
小さな幸せさえ、眩しくて大変な人々なんだと思ったら
愛おしくなる地球人。
流星ワゴン
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2011/12/03 (土) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
涙が止まらないのが悔しい。
原作モノの舞台化に関しては右に出る劇団はいないと思っているキャラメルボックス。
2011年を締めくくるは重松清さんの大ヒット作『流星ワゴン』の舞台化!
これまでの原作付のキャラメルボックス作品は大抵は原作を既読で劇場に行っていたのですが、恥ずかしながら今回は未読。
ですので原作との相違点などは分からないですが、その分新鮮な気持ちで観劇が出来ました。
ネタバレBOX
まず構成の上手さに“ヤラレた”と思いました。
小説の舞台化となると“地の文”をどのように表現するかというのが一つの大きなハードルだと思います。
これまでのキャラメルボックスの原作付作品では、巧妙な独白などでそれを実に上手く表現していたのですが、今回はそれとはまた別の形。
物語の登場人物とは別に“読者”を登場人物として登場させることで、読者と人物のやりとりによって実に巧みに物語を進めていくという手法。
自分も脚本を嗜んでいる身として、心底“ヤラレた”と思いました。
これは実に合理的かつ感情の流れを損なわずに最大限に原作の情報量を舞台に乗せる手法だと思います。
自分もいつかやってみようか(笑)
さて、本編に関してですが、恐らく観劇する側の性別・年齢によって随分と感じ方が違うのではないかなと思いました。
物語のキーになる3人の“38歳男性”
3人はそれぞれに環境こそ全くことなるものの家庭を持ち子供を持つ身。
その3人の物語を誰一人として損なうことなくしっかりと描き上げている。
私は家庭こそ持たないものの30代の男性という点では大いに共通点もあり、気がつけばこれまでにないほどに物語に感情移入して観劇をしていました。
正直な話を言いますと、これまで観劇をしてきた中で一番涙を流した作品だと思います。
目の前がかすれるから泣きたくないのに涙が止まらないくて悔しい。
余談ではありますが、近くに座っているお客さんはすすり泣くを通り越して“ヒックヒック”と声をだして泣いておられました。
こんなのも観劇をしていて初めての経験。
年末に実に気持ちのいい、頑張ろうと心から思える作品に出逢えたことを本当に嬉しく思います。
☆BSC☆〜オフィスは秘密基地?〜
本若
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2011/12/22 (木) ~ 2011/12/24 (土)公演終了
満足度★★★
ゆるシュール
夏に大殺陣祭りで初めて拝見した平宅さん。
その平宅さんの世界を初めて観てきました。
なんともいえず、ゆる~いシュールな世界。
笑いの印象的にはアメリカンな、スパイコメディでした。
おひとりおひとりは、とってもしっかりしたどっしりした達者な役者さん揃い。
その芝居のクオリティの高さで、おそろしくくだらないことをやりきっていらっしゃる。
ツボるところはツボるし、ん~?ってなるところは脳内が混沌とするし(笑)
この激戦クリスマスシーズンを、なんにも考えずにふふっとしたゆるい笑いが出る舞台で始めるのも悪くない☆
ネタバレBOX
平宅さんの服の上からでもわかる鍛えられた体躯を、これでもかというくらい活かさない芝居がある意味いさぎよいコメディの追求(笑)
ジャンプ愛しすぎです、大好きすぎです。
山南さんのあの服えろい!やばい!!スタイルよすぎ!!!
しかし、あえてひとつ、これだけは言いたい。
キャッ○○イなら、やはり腰はスカーフを!しかもスケスケ素材の!(笑)
声だけの出演だと聞いていたのにも関わらず、冒頭では流して聞いてしまっていた森山さんの声。
締めくくりで意識して聞くと確かに森山さん。
でもかっこつけいて、いつもと印象がちがう☆
一九一一年【ご来場ありがとうございました!】
劇団チョコレートケーキ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/12/16 (金) ~ 2011/12/20 (火)公演終了
満足度★★★★
ただただ良かった
自国の歴史にあまり触れるというか振り返ることがあまり少ない僕にとってはこういうことがあったんだとと伝えてくれる作品に感謝です。
内容もとても良いものに仕上がっていたと思います。
うつくしい世界
こゆび侍
サンモールスタジオ(東京都)
2011/12/14 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★
美しき哉、世界
正直序盤で、登場人物のキャラ設定に月並みっぽさ、在り来たりの展開の話になりそうな感じがしてしまい、これは飽きるなと不安になりました。しかし、中盤からラストに掛けて多少冗長で型どおりな展開にも陥っていたように感じられた所も多少ありましたが、脚本の巧みさと役者の力量で全く飽きませんでした。
ネタバレBOX
ラスト近くの哀しくも美しく気高い女の子の選択に感動したのですが、利潤を独占する独裁者を倒せば丸く解決と言わないまでも、良かった良かった的になったのは如何なものかなと。もう少しあの主人公の男の子・女の子の二人がいたから、世界は変わった感があれば、もっと良かったのかなあと思いました。
うつくしい世界
こゆび侍
サンモールスタジオ(東京都)
2011/12/14 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
台詞で語られず、シーンで綴られる物語だから
初日を拝見。
なんだろ、物語が台詞でくみ上げられていくのではなく
シーンの重なりで綴られていく感じ。
だからこそ、
そのまま観る側の視野から五感にまで至る
舞台の空気の豊かさがあって
浸りこんでしまいました。
ネタバレBOX
冒頭、
誕生を寿ぐ家族のシーンから物語が始まります。
母親に戻される赤ん坊、
それとそぐわない銃声・・・
意図などわからないのですが、
舞台の感触が肌触りで残る・・・。
そこから、淡々とシーンが紡がれていきます。
特に台詞がその場所の説明をしてくれるわけではない。
ひとつずつのシーンの状況は
その場の雰囲気や、キャラクターたちのしぐさや会話、
さらに醸し出される想いから観る側に映し出されていく。
舞台の絵面や空気が
観る側の内側に
その世界のありようをくみ上げていくのです。
その街の広さも、人々の暮らしのディテールも
断片的にしか見えない。
でも、見えないから曖昧なわけではなく
そこにはくっきりと伝わってくるものがある。
歴史も生活の感覚も描かれるわけではないけれど
でも、役者達は
そこにキャラクターたちの雰囲気や刹那の感覚を
しっかりと根付かせていく。
幼子が絵本を読んで、
その世界に取り込まれてしまうのって
こんな感じなのかもしれないと思う・。
そしてシーンたちは重なり、冒頭のシーンにも繋がって
観る側を浸しこむように広がっていきます。
作り手の描く世界のしたたかさが、
観る側の意識の水面下に
そのシンプルな世界を描きこみ
驚くほどたくさんのことを織りこみ
観る側に広げていく。
畜空器や金貨、棘状の凶器、セロハンテープなどの道具立ても
ぞくっとくるほどに秀逸で
物理的なものも
物語のニュアンスへとしなやかに編み込まれていく。
後付けで言葉にしてしまえば
空気が汚れていくことや
貧困や格差のこと、
独裁者のことや
人々の心の豊かさや貧しさ、
などとくくられるのでしょうけれど
でも、それらは概念としてではなく
もっと細かいイメージとなって観る側の内側に織り上がっていくのです。
絵本の世界の虚と現の時間の区別がつかなくなるように
なにかがすっと入れ替わって、
その世界の肌触りのなかで
それぞれのキャラクターの想いに染められていく。
清いものであっても醜いものであっても
舞台上の人々の心情を受け取るの中でなく
もっと内側から染められていくような感覚にまで
引き入れられて・・・。
役者たちのお芝居にも
特に大仰やあからさまなデフォルメを感じるわけではない。
でも、そのトーンのなかに
高い解像度で細密に織り上がるものがあって。
銃声も、恋する気持ちも、死者への喪失感も、
愛するものへの想いも、
貧困の感覚も、
支配者のロジックも、
憎しみや恨みすら
それらの事象や刹那のあるがままのごとくやってきて。
舞台の広がりは、そのままの感覚で沁み入り
抱いているものと結びついて
観る側の物語に変わっていく。
舞台の、そして役者の演技に向かい合うという感覚から、
もう一歩踏み込んだ質感が生まれて
場の色やキャラクターに浮かぶものが
そのまま、自分の感覚になっていく感じ・・・。
それは愛情のぬくもりや
恋する心や
思いやる気持ちの清いものにとどまらない。
よしんば、
それが独裁者の想いであっても
保身や訪れることの醜さであっても
陥れることであっても
さげすみであっても、
人の死の軽さですら、
役者が描き上げた
あるものがあるがごとく感じられる。
そうして観る側が抱いた物語の終盤には、
たくさんの含蓄がありました。
そして、深く満ちていくものに
ゆっくりと心を揺すぶられた。
多分、作り手にとっても劇団にとっても
エポックメイキングになるような作品なのだと思う。
少なくとも、これまでに体験したことのない感覚で
演じ手たちの世界に浸されたことでした。