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恩師の隣人の同僚のメル友からの助言

恩師の隣人の同僚のメル友からの助言

tea for two

「劇」小劇場(東京都)

2011/10/20 (木) ~ 2011/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

見せ方が素敵。
めちゃくちゃ面白い!って感じではなかったのだけれど、
人と人の関係性を見せる手法が素敵で、楽しかったです。

正太くんの青空

正太くんの青空

幸野ソロ

ワーサルシアター(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★

シチュエーションコメディ
シチュエーションコメディは好きなので、楽しみにしていたのですが、
テーマがテーマで重い感じになっていたのと、
セットの時計が見えていたので、ちょっと飽きてしまった感がありました。

素敵なお芝居をなさる役者さんもいるな、という印象でした。

有毒少年

有毒少年

キューブ

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2011/11/15 (火) ~ 2011/11/26 (土)公演終了

満足度★★★

★3.5
全員ほぼ出ずっぱり。
中盤までは、いまいち。
終盤かなり良くなった。
有毒少年と無毒少女のキスシーンが美しかった。
三倉茉奈が良かった。演技も良いし、踊りもきちんと踊れてる。
2時間25分と聞いていたが、実際は休憩込み3時間。

戦場晩餐

戦場晩餐

パラドックス定数

SPACE EDGE(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★

臨場感と高揚感
内線?紛争?状況での、中華料理店の日常をダンディズムな脚本と演出で描いていて渋かったです。また、男っぽい役者さんたちの外連味の無い演技もカッコ良すぎでした。

しかし、いかんせんと電車の音でセリフが聞き取りにくかった事と後半に掛けて寒くなってきた事はマイナスですかねえ。
この会場でやる臨場感は確かに素晴らしくあったのですが、比例しては高揚していかなったのが残念です。

うお傳説

うお傳説

ザ・スズナリ

ザ・スズナリ(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/11/28 (月)公演終了

満足度★★★★


気合の入ったパンフとOPのかっこよさ、ラストに痺れた。
OPの曲はボーカロイド曲?。こういう舞台で耳にすると思ってなかったが妙に合っていて驚いた。

ネタバレBOX

的外れと思われるかもしれないけど、後半部分だけでも充分見ごたえのある舞台だった。舞台の半分も理解してないと思うけど、ラストの幻想的な演出に充実感を得られた。泡となった男と女。精神病的な錯覚に陥るような、ファンタジーのような、そんな気分。

谷川昭一朗と占部房子、森下真樹の存在感にうっとりした。特に占部。精神病患者として鬼気迫る演技だった。OPの丸太を登るシーンでは、パジャマを着ている谷川が患者と思ってたけど。てか、医師も患者だったのか。

照明が秀逸。OPとか、BGMと合わさって、一気に舞台の中に引きずり込む。
黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】

黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

無題201
JR高円寺から商店街をノンビリ歩き会場へ、劇団も劇場も初めて。シリアスな捜査ものかと思っていたら、何かずれています、最後、3人の雄叫びでそういうことなのかなと推測。続く

ネタバレBOX

これって、原始の「血」が甦って、肉を貪り喰らう、ということなのかな。満月では狼男が、風が吹けば受け継がれてきた血が騒ぐとか。
箱祭

箱祭

箱庭コラァル

ラ・グロット(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

無題200
冷たい雨が降る駒込、夜でもありすぐにここだとわからない会場、ほとんどの方、一旦通り過ぎ、また戻っていらっしゃいます。どんなイベントなのかわからないまま予約、19:30開場、入ってみるとかなり狭い、階段を数段降りたところに椅子が用意されいていました、入り口に向かって席があり、右上にはピアノ、後方から静かな音楽が聞こえてきます、雨に濡れたジーンズが冷たく感じます。

ネタバレBOX

ヴァイオリンとピアノ、これほど近いところで聴くことはなかなかないものです。コンクリートむき出しの会場、雨、楽器によい環境ではなかったと思いますが、演奏、トークなどに引き込まれ、終わったのは21:22。
ドコニ・私の元気

ドコニ・私の元気

ショーGEKI

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★

疲れた人への応援歌
チケットプレゼントにて鑑賞。全体的に良かった。約120分。

主演の廣田朱美が好演してた。
笑いの部分は、まったく笑えないワケじゃないけど、色々ともっと精度上がると良いかな。演者の衣装がコロコロ変わる様は、観てて面白い。

ネタバレBOX

地味で取り柄の無い、35歳?のミツコ(廣田)は、東京で働いているも、人生の充実感もなく、帰省を決意する。その荷造り中、若き日の父(おのまさし)や母(小林こずえ)、姉(出口桃子)、片思いだった男性ら(佐藤修二・宮脇タケシ)が、ダンボールから出てくる‥。
話としては、ダンボールから出てきた人物は、ミツコの中のイメージのようなもので(ミツコ自体も含む?)、彼らがミツコに元気を取り戻させる物語なのだが、途中、アヤミ(竹内美保)の件のようなブラックな感情も描いてくれたのは良かったと思う。また、「元気」というテーマに、「スカートめくり」という一見ヘンテコな材料をもってくる感覚が大変良い。

話自体は面白いと思ったが、演出が若干弱い気がする。特に、終盤の紙ふぶきのシーン、見せ場だと思うけどインパクトが足りない。あそこが活きるような下準備にもうひと手間あってよかった。シーン自体の一体感とかもっとほしい。ちなみに、元気君と元気さんの存在は、作品上どのような効果があったのか分からなかった。
主演の廣田が、地味だがどこかかわいらしいミツコの寂しい感情や嬉しい感情を上手く演技していて、そこが舞台に安定をもたらしていたと思う。ミツコのような人間はめずらしくもなく結構共感できるわけなので、もっと観客の心を鷲掴みにする(共感を寄せやすい)演出での再演を期待したい。
『タイトな車』『日記ちゃん』2本立て公演

『タイトな車』『日記ちゃん』2本立て公演

田上パル

アトリエ春風舎(東京都)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★

意外(でもないか)
二本ともオーソドックスな仕上がりだった。
腕に覚えのある演出家の手堅い仕事というか。
「タイトな車」は面白い本だと思う。
田上豊が男前であることを初めて知った。

ネタバレBOX

ラストは「タイトな車」も日記ちゃんの妄想だったという解釈でいいのかなぁ。
黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】

黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

ぐるぐる考えます
「わからないものを分からないで終わらせてしまうことは、とてももったいないこと」
と、最近、誰かが言っていました。
だから分からないなりに考えたいと思いました。


正直、このお芝居、わからなかったです。
ただひたすら、役者の演技に圧倒されました。
特に3人の被疑者女性と、その女性たちに殺される男(1人3役演じ分け)がすばらしかったです。
女刑事役の亀田智子さんにも、惹きつけられる魅力がありました。

ただただ、感じるだけで頭がついて行かなかった。
けれども、「いいものを見た」という思いは残りました。

会場に入ってすぐちょっとした違和感、いつもは椅子の上にどっさりあるチラシの束やアンケートが無い。そう思っていたら、終演後に、チラシとアンケート&返信用封筒(なんと切手付き!)が劇場出口で手渡されました。
切手付き封筒だけでも、すごいなあと感心していましたが、高円寺の駅のホームで劇団のチラシ(パンフ)を開いたら、役者さん全員の肉筆メッセージが書かれていました。
すごい。
ああ、捨てられないなあ……と思いました。
これから見る人、荷物になるなと思っても、受け取った方がいいですよv


(小さいオツムで考えた内容はネタばれで。これから観劇の人は絶対見ないでください。観終わってからの人は、よかったらご意見ください。てか、教えてほしいー)

ネタバレBOX

この芝居を観る前に「黄金時代(仮)」のSNSに登録して、楽しませていただきました。
その時「今思いつく3つの衝撃的だった殺人事件」についてコメするスレがあり、私は、もっともショックを受けた事件として「神戸連続児童殺傷事件」、酒鬼薔薇聖斗の事件を思いついていました。
今でもたまにニュースでバラバラ殺人とか出て来るとドキッとしますし、その殺人にどんな理由があったにしても、死体をバラバラにするという行為には嫌悪を覚えます。

だから、今日の芝居で、「被告には殺意は無かった。ただ、太古の血が濃かっただけだ」という結論には、衝撃を受けました。

それでいいの?!

しかし、最後の最後、被告3人が子ども(らしき肉片)の手足を引き散って叫びながらバスタブに投げ込んでいる場面が、ものすごく気持ち悪かったので、何か逆説的な意味があるのではないかとも思いました。
太古の血が濃く流れているというのは、人として原始的すぎるということ。

「本当はやっぱり、許されないんだよ」

そう考えたら、全部が逆説で、母親の胎内であるバスタブを「飛び出した」と言われた被告たちは、逆に母親の胎内から出ておらず、猟奇殺人を犯す人間は、精神的に未熟だと言いたいのか、とか。
しかし、そう考えるのも穿ち過ぎの気もします。ええ、かなり。

グルグル考えても、よくわからない。
なので、答えを知っている(思いついた)人がいるのなら、教えてほしい。というのが正直なところです。
すぐに隣の人と答え合わせをしたくなる、共通一次試験世代です。←あっ

ついでに気になったのは、カウンセラーの立場で言わせていただければ、あの八里塚さんは、カウンセラーではないですね(笑)
作家といってました。カウンセラーを名乗る胡散臭い作家です。
だから、彼の言動にも、何が真実なのかぐるぐる悩むのです。

ラストシーン草原の中にポツンと置かれたバスタブは印象的でした。
あれを見て、「小さくなってるよ~」と笑った人がいて、ちょっと興ざめでした。
余韻に浸りたかったんですが。
駄々の塊です

駄々の塊です

悪い芝居

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/11/17 (木) ~ 2011/11/21 (月)公演終了

満足度★★★

怖いお話しなんだけどスッキリもした。
牛丼太郎って代々木にあったかな?そんな中途半端な動物園で起こる不思議なお話し、動物が廻す舞台セットも不思議にその印象を変えて、最初も回っていましたが、最後回転しながら終わって行く3組の駄々って事じゃなくて、障害を消し去る後の清々しさが妙に印象の残る舞台でした。1月も楽しみです。

カリソメ02

カリソメ02

カリソメダンジョ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/11/22 (火) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★

「カリソメ02」観ました
「アイについて」について、何で若い人がこういうのを作るのだろうか、そういう指導しているのだったらやめてほしい、と私は思う。

間違いの喜劇

間違いの喜劇

JAM SESSION

求道会館(東京都)

2011/11/22 (火) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

とんでもないスピード&パワーに圧巻!!
 22日ソワレを鑑賞しました。始まりから最後まで釘づけでした。役者さん達の魂が見れる作品です。 
 シェークスピアの原作なので、その道に詳しい人の様に語る事はできませんが、素直に笑い泣き感動出来る作品だと思います。

 あまりの面白さに、翌日(23日)のマチネも鑑賞しました。
 それがまた大成功!劇場が求道会館ということもあり、窓からさす陽の光の具合が夜とは変化し、全然違う雰囲気を醸し出します。

 私は原作や基本ストーリーがまったく無知の状態で行ったので、1回目はスピードとパワーを堪能し、2回目は内容を把握し、噛み締めて鑑賞することができました。

 仕事で少し凹んでいた私ですが、すっかり元気になりました!

 みなさんもぜひ!!  必見です!!

  

 
 

おもわれて

おもわれて

unit CIMA

上野ストアハウス(東京都)

2011/11/22 (火) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★

頑固親父
親父には親父の考えがある。なかなかイイお芝居でした。倉田さんがいるだけで芝居が引き締まりますね。

LINX’S~03(ゼロサン)公演~ 

LINX’S~03(ゼロサン)公演~ 

演劇ソリッドアトラクションLINX’S

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

お芝居を観る人が増えますように!!
面白いイベントを有難うございました。
 私の願いは、もっともっとお芝居を観る人が増えて、多くの人がお芝居を観る文化になる事でもっと平和な社会になってほしいのです。
そう思えたイベントです、面白イベントを、ほんとに有難うございました。

このイベントは超お勧めです、次回もあるはずですよ!!

トラone×CHUBBY 

トラone×CHUBBY 

トランジスタone

CHUBBY (京王線 代田橋駅 徒歩1分)(東京都)

2011/11/22 (火) ~ 2011/12/13 (火)公演終了

満足度★★★

素敵な時間は過ごせました
もとは倉庫を改造したカフェレストランCHUBBYを舞台にしての食事つき演劇。
芝居が始まるまで、作・演出の水野さんとそのお身内の方、役者の高橋さんのお友達とその先輩、素敵な人との出会いがあり、とても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます。
お芝居の前にこういう時間が持てたというのはとても貴重な経験で、それだけでもとても満足いたしました。

舞台はレストランCHUBBYのど真ん中にしつらえた探偵事務所。
役者たちは、店全体を動きまわり、時には店の外にも出て、空間を自在に使っています。その辺の演出は面白いと思いました。

しかしながら、お芝居自体の内容については、色々な面で「残念」と言わざるを得ません。
(詳しくはネタばれで。これから見る人はご遠慮ください)

役者さん一人一人にはとても好感が持てましたので、これからも応援したい劇団です。

約90分の芝居と聞いていたので、20時に始まって21時30分終演と勝手に思っていたのですが(小劇場の開始時間が平気で5分10分遅れるのにはまだ慣れていません)、そこから25分も遅い21時55分終演には参りました。
21時30分を過ぎてからの芝居がものすごく冗長に感じました。

どんなに遅くとも21時58分代田橋発の電車に乗る予定で、50メートル10秒の俊足(笑)でゼイゼイ走ったのですが、間に合いませんでした。
星の数が減ったのはそこにも理由があります。すみません。

ネタバレBOX

探偵とその仲間たちの話でありながら、事件という事件は起こらず、五人の男の妄想だけで話が進んでいく。それはそれでいいのですが、あまりにもレベルが低すぎて、失笑を禁じえませんでした。
探偵ともあろう人が「ロミオ&ジュリエットってどんな話だ?!」は無いでしょう(笑)
細かいことを言うと他にもいっぱいありますが、探偵がおバカちゃんすぎて引いてしまいました。
途中に度々入ってくるナツメロも、狙いが良くわかりません。
井上陽水までは「探し物」つながりでよいのですが、あみんの「まつわ」とかヴィーナスの「キッスは目にして」とか、いまどきの人に受けるのでしょうか??ところどころ聞かせてくれる、山田英真さんの歌声は素敵でした。


猫缶にしてもロミオ&ジュリエットにしても引っ張りすぎだと思いました。
オチは、観客がわかるまで引っ張ってしまうと笑えないんです。
わかっていても笑ってくれるのは、特別な愛情のある人だけだと思います。

あの、名前から連想するロミジュリ場面、奏さんが「この二人、名前が似てませんか」と言って考えさせていくのは、とても無理がありました。
あそこ例えば、奏さんが二人の関係を勝手に想像して、
「この二人、許されない恋人同士だったとか?」とか言って、それに間髪いれずに鶴さんあたりが、
「馬鹿言うな、いくらフミオ&ジュエリエツコだからって!」(←発音はまんまロミオ&ジュリエットで)と言ってくれたら、
「あ、似てる」「そう言われたら似てる(笑)」という気持ちで笑えたと思います。
笑いは、間というかスピードが命だと思います。
そういう、ああ~残念だなってところがたくさんありました。

それでも、林田さんの名古屋弁キャッツ(の一回目。二回はやっぱりくどい)と鶴さんの梅の木(紅天女か・笑)は、笑えました。
個人的に鶴さん役の高橋信康さんの演技はとても惹かれるものがありました。飄々としていて良かったです。


色々書きましたが、芝居が始まるまでは本当に良い時間を過ごさせていただきました。
役者さん一人一人、とても好感持てます。

だからこそ、役者仲間や身内だけではなく、演劇ファンがお金を出しても見たい芝居を作っていただきたいと心から思います。
これからも応援しています。
仮面の剣士 LOVE之介♡

仮面の剣士 LOVE之介♡

劇団 EASTONES

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/24 (木)公演終了

満足度★★★★★

魅せる殺陣
コミカルな描写や真剣勝負の殺陣の数々。そして小春こと吉浜愛梨の華麗でアクロバットな舞に存分に魅せられた。時にバイオハザードのようになかなか死なない白木隊長の太刀捌きは一見の価値あり。

記念オペラ「古事記」

記念オペラ「古事記」

東京文化会館

東京文化会館 大ホール(東京都)

2011/11/20 (日) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★

おおらかに描かれる日本創世記
来年が編纂1300周年となる『古事紀』をオペラ化した作品で、東京文化会館の50周年記念にふさわしいスケールの大きい物語を休憩込みで2時間強とオペラとしてはコンパクトな時間で描いていました。

イザナギとイザナミが日本の国土や様々な神様を生み出す第1幕、天の岩戸に隠れたアマテラスをアメノウズメの踊りに沸く神々の騒ぎでおびき出す第2幕、天界を追放されたスサノヲが出雲でヤマタノオロチを退治する第3幕、スサノヲとアマテラスが和解しニギノミコトが地上の国に降臨する第4幕、と古事紀の中でも有名な部分が描かれ、能楽師の語りによるプロローグとエピローグがつく構成でした。全編を通して登場する様な明確な主役は存在せず、合唱によるアンサンブルが重要な役を担っていました。

音楽はプロローグとエピローグでは前衛的な響きもありますが、メロディアスだったりダンサンブルだったり部分が多く、無調であっても親しみ易い響きでした。日本の話だからといって殊更に和風の旋律や和楽器が用いられていないのも太古の神話的雰囲気が出ていて良かったです。特にアメノウズメの踊りのシーンでは合唱の人達が変拍子のリズムを手拍子で刻み、躍動感が素晴らしかったです。独唱部分ではオーケストラの音量を抑えめにして歌が聞こえる様に配慮したりと丁寧な演奏でしたが、もう少し荒々しい演奏の方が世界観に合っている様に思いました。

異なる傾斜の2重の円形のステージの内側の円が回り舞台になっていて空間の表情を変化させていましたが、あまり変化がないため効果を感じませんでした。視覚的にもう少しダイナミックな表現があっても良いと思いました。ヤマタノオロチは姿を見せず、合唱による実況中継的な歌詞の歌で盛り上げていましたが、一番激しい場面なのに動きがないのが寂しかったです。ヤマタノオロチの作り物を出すと安っぽくなるので出さなかったのは理解出来ますが、例えば舞台奥で影絵的芝居的に見せる等の演出が欲しかったです。

物語を端折り過ぎていて、実質90分ちょっとの上演時間では物足りなく感じましたが、とても意義のある公演だったと思います。

49

49

ムシラセ

サンモールスタジオ(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

色々考えさせられました!
まず、内容がすっごい面白かったです☆
進むにつれ、明かされる物語の広がりが素晴らしく、諸処、考えてしまうような内容も多くありました。
さらに、第2部(的な)ところの、売れない女優役の塚田さんの演技に魅了されました!
同時に、ちょっと身につまされるようなお話でも、、、w
とにかく、観に行って、損の無い、クオリティの高い物語でした☆

あと、チラシ、劇場の絵が、個人的にとても好みでした〜。

49

49

ムシラセ

サンモールスタジオ(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

演技力の高さ!
ストーリー展開も明快でテンポも良く、とても楽しめました!
壁画とライティングがキレイで抽象的な雰囲気があり、且つセットがシンプルな分、キャスト陣の演技に惹きこまれまくりでした。
特に売れない女優の塚田まい子さんの演技、人間(というか女?)の本音、怖さ、脆さのすべてが非常によく表れていて、演技力に脱帽でした!気だるげな雰囲気と、熱い説得とのギャップが良かったです★

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