ドコニ・私の元気 公演情報 ショーGEKI「ドコニ・私の元気」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    疲れた人への応援歌
    チケットプレゼントにて鑑賞。全体的に良かった。約120分。

    主演の廣田朱美が好演してた。
    笑いの部分は、まったく笑えないワケじゃないけど、色々ともっと精度上がると良いかな。演者の衣装がコロコロ変わる様は、観てて面白い。

    ネタバレBOX

    地味で取り柄の無い、35歳?のミツコ(廣田)は、東京で働いているも、人生の充実感もなく、帰省を決意する。その荷造り中、若き日の父(おのまさし)や母(小林こずえ)、姉(出口桃子)、片思いだった男性ら(佐藤修二・宮脇タケシ)が、ダンボールから出てくる‥。
    話としては、ダンボールから出てきた人物は、ミツコの中のイメージのようなもので(ミツコ自体も含む?)、彼らがミツコに元気を取り戻させる物語なのだが、途中、アヤミ(竹内美保)の件のようなブラックな感情も描いてくれたのは良かったと思う。また、「元気」というテーマに、「スカートめくり」という一見ヘンテコな材料をもってくる感覚が大変良い。

    話自体は面白いと思ったが、演出が若干弱い気がする。特に、終盤の紙ふぶきのシーン、見せ場だと思うけどインパクトが足りない。あそこが活きるような下準備にもうひと手間あってよかった。シーン自体の一体感とかもっとほしい。ちなみに、元気君と元気さんの存在は、作品上どのような効果があったのか分からなかった。
    主演の廣田が、地味だがどこかかわいらしいミツコの寂しい感情や嬉しい感情を上手く演技していて、そこが舞台に安定をもたらしていたと思う。ミツコのような人間はめずらしくもなく結構共感できるわけなので、もっと観客の心を鷲掴みにする(共感を寄せやすい)演出での再演を期待したい。

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    2011/11/23 23:40

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