最新の観てきた!クチコミ一覧

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がムだムどムどム

がムだムどムどム

crewimburnny

シアタートラム(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

想いが街にあふれる感じ
劇場を巡るだけでもちょっとワクワクものでしたが
そこにパフォーマンスが織り込まれることで
街の鼓動や想い達の流れがしなやかに伝わってきて・・・、

なにかずっぽり嵌ってしまいました。

ネタバレBOX

劇場内にミニチュアの街が建てこまれて・・・。

場所によって、家庭だったり、市役所だったり、学校だったり、公演だったり・・・、
そこには一つの街がある。

で、パフォーマンスが始まると・・・、
といってもゆっくりと、街の空気が動き出すよな感じなのですが、
ダンサーたちが思い思いに動き始めます。

ダンサーたちが集団に取り込まれるのではなく、
その場ごとにしっかりとロールを持って
演じているのがとても良い。
いろんなニュアンスがちゃんと伝わってくるし、
劇場全体でのランダムさが、
とてもしたたかにつくられていて
不統一な動きが
時間のリアリティのようなものを
場に織り上げていく。

時々、高揚が生まれたりもするのですが、
それが一つにまとまるわけではない・・・。
ガムをばらまくように与えられた流行は一瞬で、
それにものらず、自分の世界にたたずんでいる女の子がいたりして・・。

一つの刹那の作りこみや
全体を通したメリハリのバランスが
観る側を着実に閉じ込めていく。
クラシックバレエの動きが作る印象の強度が
べたにならずに、風景の中のビビットな動きとして
確実に機能していることで
劇場全体を見続けていて飽くことがない。

でも、時間が経過するなかで、、
次第に視座が移り、
個々の表現が次第に生活の感覚に思えてくる。
すると、学校や、家庭、いろんな場所で、
街が活気づく時間が次第に長くなって・・・、
やがて、ご飯が炊けると、
圧倒的な高揚が舞台を支配します。

通路が閉鎖されてからの
舞台を一つにしての動きもとても魅力的
特に振付がつくるいろんな流れがとても秀逸。
人の列で強い動線を作ったり、
一人ずつのダンサーの長い動線に
いろんなニュアンスを絡めたり・・・。
観終わって、なんというか、
そのミニチュアの街に暮らしたような感覚が
残りました。
それは、女性の個と全体の雰囲気が
街にあふれていたからだろうなと思う。
劇場に作られた街が、ちゃんと生きていたというか。

ちょっと癖になりそうな魅力をもった
パフォーマンスでした。
なにか理屈を超えて楽しかったです。
おやすみ、かあさん

おやすみ、かあさん

メジャーリーグ

あうるすぽっと(東京都)

2011/11/26 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

二人芝居
二人芝居で2時間持たせることは至難の業ですが、持たせ切りました。ラストどうなるのか!?フー緊張しました。

ネタバレBOX

本当に死んじゃったよー!

個を大切にする文化が背景にあるからでしょうか、母親は娘の自殺を最終的には認めてしまいました。

親より先に死ぬことが最大の親不孝と考える日本人なら、自分の死後のことを、具体的には知人への連絡、警察への通報の仕方から、食料品の注文方法や遺品分けのことまで用意周到に準備して、母親に説明した後で、おやすみ母さんと言って死ねるでしょうか。名前を日本人名にして考えようともしましたが、ちょっと名前が思い浮かばず諦めました。

娘はテンカン持ちでした。最近は薬の効果のため発作はなかったようですが、いつ発作が起きるのかという不安が逆に膨れ上がってしまったのでしょう。母親の友人の娘に夫を寝盗られたことやグレた息子のことも気が滅入る原因でした。

二人芝居の矛盾したような要素、この日は二人が二時間に亘りとことん話し合いました。しかし、父親っ子だったこともあり、母娘はもともと会話が少なかったものと思われます。娘は最近こそ不用品を捨てたり引継書の作成に没頭したりしていたのでしょうが、それ以前は食事のとき以外は一人で部屋でふさぎこんでいたのでしょう。

二人の会話が普段からあればこんなことにはならなかったかもしれませんね。
クリンクリングキュー

クリンクリングキュー

泥棒対策ライト

神楽坂セッションハウス(東京都)

2011/11/26 (土) ~ 2011/11/26 (土)公演終了

無題205
16:00の回、ここは2回目ですが、そのときは上階でした。前の公演が少し延び会場に着いた時には受付・開場が始まっていました。入り口入って左手が座席、右が舞台で壁面は曲線、柱がありますね。サイトにダンス系自由形ユニットとあったように、ダンスとちょっとした会話を挟んだショートストーリーでした。役者は3か所から出入り、2階部分も使っての約50分のパフォーマンス。

ネタバレBOX

16:00開演というのはなかなかなくて、この前と後の間でちょうどよい時間帯でした。会場をみると芝居よりダンスに近い雰囲気、男性2人、女性3人で3-5分くらいのお話しで構成されていました。

途中、男性のトイレシーンがありますが、ここはちょっと(コンセプト/意図)よくわかりませんでした。

会話らしい会話はなく、バナナやサンドイッチを食べたり、リズムにあわせてはみがき、もんじゃやきの道案内、本屋で本を探す..など。「She Loves You」でダンス...Beatlesは健在なのか。

大きな筋立てがあるようではなく、日常のちょっとしたことを表現しているのかなと思いました。

佐々木富貴子さん、エビス駅前バーご出演ですね、時間があえばみにいきます。
【公演終了!】インパーフェクト・ラブ【ありがとうございました!】

【公演終了!】インパーフェクト・ラブ【ありがとうございました!】

ひとくちさいずプロデュース公演

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/11/23 (水) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

思ってた以上に・・・
説明を読んで思ってた以上に(失礼!)良い芝居でした。戦隊ものだからといって軽く考えていてはいけませんなぁ。ストーリーはわかり易くて飽きないし,映像の使い方は効果的,ちょっとベタではありますが,思いは伝わります。ラブコメディとは謳っていますが,戦隊はコメディでしょうが,内容はしっかり恋愛モノでしたね。とっても楽しい観劇でした。

オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

考えさせられました
後半が意外な展開で楽しく見る事が出来ました。

ネタバレBOX

地震の設定は、中にはちょっと気にする人もいるのでは・・・?とも思いましたが、このような話の中でその設定は改めて地震のことを考える機会にもなった気がします。

49

49

ムシラセ

サンモールスタジオ(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

み〜んな大好き
クミコミ遅くなりましたすみません
公演お疲れ様でした

最高の役者軍団
ストーリーも演技も素晴らしいホント大好きだ

とにかくめちゃくちゃ楽しかった本当にありがとうございました

主役の劇団宝船の國武さん、大好きです
また、行きます

なんにもゆるしてあげない

なんにもゆるしてあげない

パセリス

サンモールスタジオ(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/30 (水)公演終了

満足度★★★★

フツーに面白い!
軽妙で、お馬鹿で、お洒落な小編でした。

ネタバレBOX

今回のいくつは天国事務所の話つながりだし、そして前回ともつながっていて、フツーに面白いお話でした。

「わるいやつ」、何して独房に入れられちゃったんだろう?!

「レットイットビー」、数字を操っているようで単なるお馬鹿な女子の話、お洒落なコントです。店員さんのツッコミが痛快でした。

「近からず遠からず」、天国も地獄も職員は同じ公務員、天使と鬼の自由恋愛大賛成!

「必需品」、フム。

「なんにもゆるしてあげない」、物理的暗闇の中で人妻につい手を出そうとする男、天使に見つかり独房行き。で、初めに続く、でした。
人や銀河や修羅や海胆は

人や銀河や修羅や海胆は

TheatreGroup“OCT/PASS”

あすと長町 仮設住宅集会所(宮城県)

2011/11/26 (土) ~ 2011/11/26 (土)公演終了

一つの物語の完結
石巻からスタートした「沿岸部出前ツアー」も今回で終了。
1回ごとに違う会場、あまり芝居になじみのない観客 その中で演ずることで役者も物語も進化してきていた。

悟りktkr(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

悟りktkr(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

STスポット(神奈川県)

2011/11/24 (木) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

一般客の扱いが酷すぎ、ってか最悪
なので、もう観ることはないと思う。
さよなら、宗教劇団ピャー! !




★の数は間違っていない。純粋に公演内容のみについて付けた。

ネタバレBOX

「今観たほうがいい若手の劇団ある?」と小劇場好きに聞かれたら、いくつかの劇団名の中にこの劇団を挙げるだろう。
ただし…。この後は後ほど。

中二病という安易な言葉を使うのはバカだと思う。
そんなレッテルに安穏としているのはバカでしかない。
さらに、それを自ら名乗るのは、「ばっかじゃねーの」と思う。
自虐的な意味で使っていたとしても、自分でつまらないレッテルを貼って、そのレッテルのうらで安心しているのが、大馬鹿なのだ。

しかし、そういうレッテルが欲しいという気持ちは理解できる。
「キャラ」という問題だ。それが安定しないと自分の居場所がない、と感じるからだ。
「演じる」という行為は「キャラ」とは切り離せないだろうから、「演劇やってます」ということは、やっぱり、この劇団の彼らにとっては、「宗教」に近いものがあるのだろう。

で、今回の公演である。

モロにソレなのだ。
「自殺未遂」というのが流行する。まるで悪いウイルスのように人々を苛んでいくという世界の話だ。
「自殺」ではなくて「自殺未遂」。
「死」が目的ではなく、「失敗する」ことが目的なわけで、単純に言えば、「死」と「再生」を繰り返していく行為でもある。
「生まれ変わる」なんて単純に言っちゃってもいいかもしれない。
それは「憧れ」ではないだろうか。

「自殺」なんてできないし、実際は死にたくないのだけど、なんか憧れるような感覚がある。
それが、自ら望んだわけではなく、老人から順々に低年齢化していくという流行なので、そうなってしまう、というのは都合がいい。
しかも死なない。安全。

そんな世界観の中で、自分のキャラを後生大事に、各登場人物が衣装に書いて、演じている。
登場人物が「演じる」という行為と、実際の役者が「演じる」という行為、さらに言えば、役者が「生きるために」日常生活で「演じて」いるという行為が、渾然となっていく。
「ktkr」(キタコレ)って自分をアップさせながら。

それは、前回も感じたことではあるのだが、今回はさらにヒートアップしていて、もの凄いことになっていた。
ホントに凄いと思うのだ。

「宗教(劇団)」の面目躍如ということろで、かなりの割合で、公演とその準備自体が、劇団員のリハビリになっているのではないかと思うのだ。
社会に適応していくためのリハビリ。

世界は大変なことになっているけれど、自分の周囲1センチぐらいだって大変なんだ、ということで、それを真正面から訴えるのは、なんかねー、なんだけれども、この作品では、彼らはきちんと向き合うとしているのではないだろうか。結果的なのかもしれないが。
役者の本気の目が、ビンビンと来るんだよね。ヒリヒリするし。

問題は、彼らが(役の上での「彼ら」ではなく、生身の「彼ら」が)「コミュニケシーション能力に欠けている」と思い込んでいることだ。
確かに、「会話」はダメなのかもしれないが、演劇を通してのコミュニケーションについて、もっと信じていいのではないかと思う。

つまり、やけに丁寧で説明的なのだ。
例えば、開演前に今回の内容について丁寧に解説してある紙を配ったり、同時多発的に起こる台詞の中で、観客に聞いてほしい台詞を、きちんと届けようとして、会話のトーンを意識して調整したりなどだ。

そんなことまったく気にしなくていいんじゃないかと思う。
無責任に勝手にやれ、ということではなく、「届けたい」気持ちがあれば、「届いている」と思う。演劇の中では、そんなに自分をセーブしなくても、いいと思うのだ。
つまり、演劇ぐらいは、もっと言うと「演劇している自分たち」ぐらいは、もっと信じていいのではないかと思う。

前回、今回と観てきて、役者や作者の、自分たちの作品へのめり込み具合、飲まれ方の厳しさは伝わってきている。
それだから、観ていて「凄い」と思う。
この作り方でいくと身体も心も保たないかもしれない。
だけど、乗り越えていけば、「リハビリ」にはなる……と思う。

なんかぶっ壊れるまでやってほしいなと思う。

今回のようにDJとかVJよろしく、照明とか音響をその場でマッチさせるというのもいいなと思う。彼らはど真ん中とか、祭壇のような場所の左右にいてもよかったのではないか。

で、冒頭の話に戻るわけだが、
「今観たほうがいい若手の劇団ある?」と小劇場好きに聞かれたら、いくつかの劇団名の中にこの劇団を挙げるだろう。
ただし、この劇団の姿勢(一般客への姿勢)は酷いものである。
そんな酷い目に遭うかもしれないし、遭わないかもしれない。
遭っても、「まあ、いいか」と思う人のみへのオススメである。


今回、何が起こったのかを一応書いておこう。
ここからは、鬱憤の撒き散らしになるので、そういうのが嫌いな方はスルーで。



会場に着いて、係の人に席に案内された。中央部分の見やすい席だった。
ところが、開幕から30分経って、その係の人が「席を移動してくれ」と、私と隣の人に言ってきた。上演中にだ。演出なのか何なのかわからないから席を動いたら、遅れて3人の男性が入ってきた。
そして、私たちが座っていた席に案内したのだ。
私は、端の後ろに折りたたみを出されて座らされた。
「何これ?」と思った。演出ではない。
単に、劇団にとって大切な関係者が来たので、見やすい席を案内したのだ。上演中なのに一般客を移動させてまで。
これは呆れてしまった。
そこで大人の対応で、セットを壊しながら大声で叫んでもよかったのだが、だらしないことに、結局そのまま我慢してしまった。

このエピソードの凄いところは、30分遅れてやってきたその3人の「劇団にとって大切な関係者」たちは、途中で出て行ってしまったということだ。
素晴らしいオチだ。私は笑った。

どうやら、彼らの公演は、今後のステップに大切な「関係者様」にご覧になっていただくためのPRの場であり、観客は公演を飾るセットぐらいにし考えてないんだろう。

で、もう行かないな、この劇団と思ったのだ。

その係の人がどうこうではなく、一般客を大切にしない劇団ということなのだろう。

さようなら、宗教劇団ピャー! ! さよーならー!
ドコニ・私の元気

ドコニ・私の元気

ショーGEKI

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★

ちょっと・・・
好みの作品ではなかったです。

でも今後にも期待します!
またやる時には見に来ます。

オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しませていただきました
Aキャストを見ましたが楽しかったです!
生死に関わること、震災のこと、絆と愛、感動しました!
そして笑いもあり、あっという間の時間でした!
あと1日頑張って下さい!

ジェローム・ベル『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』

ジェローム・ベル『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2011/11/12 (土) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

エスプリ
非常に分かりやすかっただけに、考えれば考えるほど、
つくづくこの作品は日本の観客向けに分かりやすく、親しみやすい形で
咀嚼され尽くしたものなんだな・・と感じます。

いくつかの手法は、日本の劇団でも似たことをやっているのを観たことがあります。

例えば、役者が観客の顔を逆にじろじろ見る、というのは
ごま氏が以前関西でやっているのを観ました。

新鮮味、というよりかは、そうした普段はあまり見慣れない手法に
フランス的なエスプリをまぶして、
日本の観客に美味しくふるまってくれたのだな、
という気がしました(そう感じた人は多いと思います・・

逆にもしそうした手法に日本の観客が本当に大きな関心を持っていれば、
今回の公演に似た手法を用いるいくつかの劇団は、
とっくに連日満員となっていたことでしょう。

単純に考えるなら、日本の観客はそうした手法に
賛辞を送っているというよりかは、
そうした手法にお洒落なフランス的風味をまぶした「芸術作品」を
美味しく味わいたい、ということを、かのフランス人演出家には
とっくに見透かされているのではないか・・などとも思えるのです・・。

そうしたことを考えると・・
公演に初演のように鍛えられたダンサーを用いなかったという理由も・・
本当はどのような意図をもって考えられているのだろうという気もしてきてしまいます(それについてはほかの街も同じなんでしょうが・・

もちろん、公演は文句なく楽しめました!
・・ただ、初演の挑戦的な雰囲気、鋭さに、
今自分の観ているものがどれだけ及んでいるのだろうか、などと、
ふと考えてしまうのです。
そうするとあまり無邪気にも喜べないところもあるのです・・。

「僕たちはあなたの今までの芸術の理解者ですよ・・」という温かい雰囲気よりかは、
「もっと過激でハジけたもの、今まで観たことがないものを自分たちは渇望している!」
といった渇きのほうが・・海外から来た芸術家を
東京(さいたま)という街が受け入れた際に刺激になるのではないか・・
などと、僕はつい思ってしまうのです・・(汗

INDEPENDENT:11

INDEPENDENT:11

インディペンデントシアタープロデュース

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/11/24 (木) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

たしかに
たしかに西出さんの舞台は素晴らしかったです・・ただ、自分は西出さんの舞台の出だしが、少し所用で外出していたため観られなかった・・(涙

それと、伊藤えん魔さんの古典落語を鮮やかに作り替えた手腕も
落語好き(上方、東京問わず)の自分としては嬉しい限りでした。
繁盛亭に出られるのでは?(笑

・・ただ、平日も昼夜開催してくれれば通しで観られるのに・・金土日仕事の自分にはそこが凄く残念でした・・。

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下にコメント頂いたので
謎のモダン館さんのも・・(初見だったのでまだ書いてなかったのですが(汗

初めて観させて頂いたんですが、なかなかに骨太な舞台
(九州らしい?といっていいのかは分かりませんが・・)で、
ごつい舞台好きの自分としては凄く楽しませていただきました。

主人公は、割と感情が先に走って犯罪に手を染めてしまう死刑囚・・
というと、ニュースなどをみているとこういう人、
わりとあちこちにいそうなんですが、
被害者や家族以外はなかなか触れる機会は少ない。

そうした武骨なキャラクターが
こんなにごっつりと舞台の上に立ち上がることなんて、
実はそうそう無いんじゃないかな、と、観ていて思ってました。

一人芝居だからこそ、そういうキャラクターにしっかりと
光を当てて、その影、皺の細部に至るまで
くっきりと際立たせ、
犯罪者と、その犯罪者に落雷のように大事なものを奪われた被害者との
邂逅をじっくりと魅せる・・・

急ぎすぎず、でも遅すぎず、30分の中にきっちりとまとめていて、
なかなかの手腕だなぁ、と感心してました。

そのなかで一つの作品、キャラクターを
じっくり掘り下げているのが伝わってきて、そこがとても良かった。


なんだか東京の最近のショーケース型のイベントというと、
「セレクトしてきた自分のセンスを見て」
とでも言うように、すでにロングラン気味の公演を打っていたり、
わりと見たことのある劇団を集めてきたり、というのが
多い気がします。

自分は、このインディペンデントシアターのように
長崎など、大都市圏以外でもしっかりとした
舞台を作り続けている劇団にも声を掛けているほうが・・
舞台での表現というものに対する誠実さ、真摯さが伺えて
好感が持てるような気がして応援したいな、と、思ったりします。

センスも大事ですが、
一つの町に腰を下ろして舞台を作り続けている役者・劇団さんというのは、
舞台の上からその町の体臭のようなものを発散しているようでもあり、
椅子に腰かけながら、物語と町とを旅しているようで
なかなかに素敵な、これもまた邂逅のような気もするのです・・。

オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

久々のエンターテイメント!
本日観てまいりました。
Bキャストの公演でしたが、非常にフレッシュで、出演者の一体感を感じました。

新人を中心とした公演だったそうですが、そんなことを感じさせないくらいのパワーを感じました。

観た後は元気をもらえた気分になりました。

ネタバレBOX

やはり一番は健三ですね。
本当に忘れた頃に出てきて全てを持っていく感じは思わず笑ってしまいます。ああいう人もいないとご都合主義の話になるというか、絶対必要な役ですよね。

不思議な話しではありますが、目黒福蔵という役も今までに観た事のないような不思議な役でした。

それ以外にも個性溢れる役がたくさんあり、笑いも絶えず、そして感動するものもあり、終始楽しむことが出来ました!

エンターテイメント!!
悟りktkr(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

悟りktkr(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

STスポット(神奈川県)

2011/11/24 (木) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★

ネットの世界と現実
もう、学生でなくなって何年にもなりますが、今の学生って怖い・・・
演出家の方のメッセージ性がとても強い作品だと思いました。

深呼吸する惑星

深呼吸する惑星

サードステージ

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/11/26 (土) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★

良くも悪くも'80年代テイスト。
この劇団に対する記憶があればあるほど細かい部分で懐かしめると思うのだけど、それ以上でもそれ以下でもなく。118分。

ネタバレBOX

前世紀に体力の限り疾走するようなスタイルで人気を呼んだ同劇団も、さすがに歳を重ねた分同じようなことを貫き通そうとしても身体のキレもセリフ回しもスピード感は感じず。

話の基本はSFです。でも今しか描けない作家が未来のことを描くのではそこにリアリティも説得力もなく。'80年代はそれで通用してたのかも知れませんが、今は2011年なんですよねぇ。

今日現在の”今”と蓄積された”過去”を話題にした小ネタが多すぎるキライがあります。
そんな小手先な部分より、本筋に重きを置いてほしかった気も。

暗転がかなり多いです。かといってその暗転で時間軸を操作させるわけでもなく、場転のみで。客席の年齢層も高くなったので、明治座や新橋演舞場での芝居のように客席の集中力が続かないのを見とおして入れてるのかと思うくらい。


本当の笑いは小須田康人さんがときよりボソッと言って笑わせてくれるくらいで、初日は記憶の多い観客が先走った笑いの比率の方が多かった気がします。

結局解散公演ということでこの劇団でこういうことやってましたよという披露と回顧が主眼かも。チケットの取りにくさと価格とその内容から、万人に勧められるお芝居ではないように思えます。
キネカ メモリア

キネカ メモリア

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★

セットが好き
役者さんの演技もさることながら、何より世界観の演出が素晴らしかったです。
一切話で触れられない吸い殻入れの醸し出す存在感がたまりませんでした!!
ただ、オチが緩かった気がします。

オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

しっかり感動をいただいてきました
オアシスは前作に続き2度目です。
展開が想像できる(思い出せる)部分もありましたが、
やはり最後にはグッと来るものがありましたね。

新人公演とのことでしたので、演者さん達の今後の成長に期待します。

ネタバレBOX

タイムリーな話題を盛り込んでいましたね。

仲間といる時の生死感について考えさせられる作品、というと大げさですけど自分だったらどうだろうってチョッピリ思い巡らせています。
『タイトな車』『日記ちゃん』2本立て公演

『タイトな車』『日記ちゃん』2本立て公演

田上パル

アトリエ春風舎(東京都)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ジプシーパンクでタイトな車
2作品を関連づけた方が良いのかもしれませんが・・
女子の妄想超特急な「日記ちゃん」と比べると、
どう考えても、ジプシーパンクな「タイトな車」の方が、
千倍程度は自分好み・・というか、
予想もつかなかった展開といい、はっきり言ってメチャクチャ好き!(笑

・・どことなく、森の中のミステリアスな二人語りという形から、
以前学習院女子大で観た「マコンド」を連想したりもしましたが、
このようなクストリッツァ的?とも言えるような
音楽的で(ラストの)突き抜けた感じなどは、
ちょっと他の舞台ではお目にかかった記憶が無いようにも思え、
なんとか観ることができて本当に良かったと思います!

途中まで、観ながら手探りで物語の鍵を探しながら次の展開を待つ中で、
「役者さんたちはなんでここまで手堅く抑えながら演技しているんだろう?」
・・などと思ってましたが、
観終わって、成程、ここまできっちり押さえながら話を進めていかないと、
これだけの爽快感は無かったかもしれない!と
逆に感心してしまいました(苦笑

・・いや、なんていうか、このような
ジャンクでありながら完成度の高い雰囲気の舞台は本当に大好き
(・・というか似たものがほとんど思いつかない)なので・・。

ちなみにいつも「初心者におススメ」ってどういうこと?
とか、思ってたりするのですが、
こういう舞台を観て
「・・ああ、舞台の上ではどんなことをやってもいいんだ」
と納得してから新劇などを観始めても遅くないんじゃないか、などと
思ったりもするのです(普通は逆なんでしょうが・・

『ラプンツェルの聴き耳』

『ラプンツェルの聴き耳』

ネリム

スタジオアキラ(東京都)

2010/08/14 (土) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

川添美和の世界!
個人的には、とても良い時間が過ごせた!
一人芝居は初観劇であったが、楽しく観劇でき、満足した。
さすが、川添さんといった感じ!!
脚本も彼女が作成しており、その世界を堪能できた!
ハイジャック公演の川添さんは、鬼気迫る演技であるが、当公演はほんわかムードの温かみのあるものだった。
宮崎弁が可愛かった。


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