悟りktkr(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!) 公演情報 宗教劇団ピャー! !「悟りktkr(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    一般客の扱いが酷すぎ、ってか最悪
    なので、もう観ることはないと思う。
    さよなら、宗教劇団ピャー! !




    ★の数は間違っていない。純粋に公演内容のみについて付けた。

    ネタバレBOX

    「今観たほうがいい若手の劇団ある?」と小劇場好きに聞かれたら、いくつかの劇団名の中にこの劇団を挙げるだろう。
    ただし…。この後は後ほど。

    中二病という安易な言葉を使うのはバカだと思う。
    そんなレッテルに安穏としているのはバカでしかない。
    さらに、それを自ら名乗るのは、「ばっかじゃねーの」と思う。
    自虐的な意味で使っていたとしても、自分でつまらないレッテルを貼って、そのレッテルのうらで安心しているのが、大馬鹿なのだ。

    しかし、そういうレッテルが欲しいという気持ちは理解できる。
    「キャラ」という問題だ。それが安定しないと自分の居場所がない、と感じるからだ。
    「演じる」という行為は「キャラ」とは切り離せないだろうから、「演劇やってます」ということは、やっぱり、この劇団の彼らにとっては、「宗教」に近いものがあるのだろう。

    で、今回の公演である。

    モロにソレなのだ。
    「自殺未遂」というのが流行する。まるで悪いウイルスのように人々を苛んでいくという世界の話だ。
    「自殺」ではなくて「自殺未遂」。
    「死」が目的ではなく、「失敗する」ことが目的なわけで、単純に言えば、「死」と「再生」を繰り返していく行為でもある。
    「生まれ変わる」なんて単純に言っちゃってもいいかもしれない。
    それは「憧れ」ではないだろうか。

    「自殺」なんてできないし、実際は死にたくないのだけど、なんか憧れるような感覚がある。
    それが、自ら望んだわけではなく、老人から順々に低年齢化していくという流行なので、そうなってしまう、というのは都合がいい。
    しかも死なない。安全。

    そんな世界観の中で、自分のキャラを後生大事に、各登場人物が衣装に書いて、演じている。
    登場人物が「演じる」という行為と、実際の役者が「演じる」という行為、さらに言えば、役者が「生きるために」日常生活で「演じて」いるという行為が、渾然となっていく。
    「ktkr」(キタコレ)って自分をアップさせながら。

    それは、前回も感じたことではあるのだが、今回はさらにヒートアップしていて、もの凄いことになっていた。
    ホントに凄いと思うのだ。

    「宗教(劇団)」の面目躍如ということろで、かなりの割合で、公演とその準備自体が、劇団員のリハビリになっているのではないかと思うのだ。
    社会に適応していくためのリハビリ。

    世界は大変なことになっているけれど、自分の周囲1センチぐらいだって大変なんだ、ということで、それを真正面から訴えるのは、なんかねー、なんだけれども、この作品では、彼らはきちんと向き合うとしているのではないだろうか。結果的なのかもしれないが。
    役者の本気の目が、ビンビンと来るんだよね。ヒリヒリするし。

    問題は、彼らが(役の上での「彼ら」ではなく、生身の「彼ら」が)「コミュニケシーション能力に欠けている」と思い込んでいることだ。
    確かに、「会話」はダメなのかもしれないが、演劇を通してのコミュニケーションについて、もっと信じていいのではないかと思う。

    つまり、やけに丁寧で説明的なのだ。
    例えば、開演前に今回の内容について丁寧に解説してある紙を配ったり、同時多発的に起こる台詞の中で、観客に聞いてほしい台詞を、きちんと届けようとして、会話のトーンを意識して調整したりなどだ。

    そんなことまったく気にしなくていいんじゃないかと思う。
    無責任に勝手にやれ、ということではなく、「届けたい」気持ちがあれば、「届いている」と思う。演劇の中では、そんなに自分をセーブしなくても、いいと思うのだ。
    つまり、演劇ぐらいは、もっと言うと「演劇している自分たち」ぐらいは、もっと信じていいのではないかと思う。

    前回、今回と観てきて、役者や作者の、自分たちの作品へのめり込み具合、飲まれ方の厳しさは伝わってきている。
    それだから、観ていて「凄い」と思う。
    この作り方でいくと身体も心も保たないかもしれない。
    だけど、乗り越えていけば、「リハビリ」にはなる……と思う。

    なんかぶっ壊れるまでやってほしいなと思う。

    今回のようにDJとかVJよろしく、照明とか音響をその場でマッチさせるというのもいいなと思う。彼らはど真ん中とか、祭壇のような場所の左右にいてもよかったのではないか。

    で、冒頭の話に戻るわけだが、
    「今観たほうがいい若手の劇団ある?」と小劇場好きに聞かれたら、いくつかの劇団名の中にこの劇団を挙げるだろう。
    ただし、この劇団の姿勢(一般客への姿勢)は酷いものである。
    そんな酷い目に遭うかもしれないし、遭わないかもしれない。
    遭っても、「まあ、いいか」と思う人のみへのオススメである。


    今回、何が起こったのかを一応書いておこう。
    ここからは、鬱憤の撒き散らしになるので、そういうのが嫌いな方はスルーで。



    会場に着いて、係の人に席に案内された。中央部分の見やすい席だった。
    ところが、開幕から30分経って、その係の人が「席を移動してくれ」と、私と隣の人に言ってきた。上演中にだ。演出なのか何なのかわからないから席を動いたら、遅れて3人の男性が入ってきた。
    そして、私たちが座っていた席に案内したのだ。
    私は、端の後ろに折りたたみを出されて座らされた。
    「何これ?」と思った。演出ではない。
    単に、劇団にとって大切な関係者が来たので、見やすい席を案内したのだ。上演中なのに一般客を移動させてまで。
    これは呆れてしまった。
    そこで大人の対応で、セットを壊しながら大声で叫んでもよかったのだが、だらしないことに、結局そのまま我慢してしまった。

    このエピソードの凄いところは、30分遅れてやってきたその3人の「劇団にとって大切な関係者」たちは、途中で出て行ってしまったということだ。
    素晴らしいオチだ。私は笑った。

    どうやら、彼らの公演は、今後のステップに大切な「関係者様」にご覧になっていただくためのPRの場であり、観客は公演を飾るセットぐらいにし考えてないんだろう。

    で、もう行かないな、この劇団と思ったのだ。

    その係の人がどうこうではなく、一般客を大切にしない劇団ということなのだろう。

    さようなら、宗教劇団ピャー! ! さよーならー!

    6

    2011/11/27 04:46

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  • 皆さま
    コメントありがとうございます。
    正直反応の大きさに驚いています。
    と同時に似たような憤りを持った方も多いということなんですね。
    今回の場合は、少々特殊だったかもしれませんが、この劇団に限らず、「自分たちの劇団にとって、お客さんとはどういう存在なのか」ということを、あらためて考え直すきっかけになればいいかなと思います。「観客」がいなければ、公演は成立しないということを、ですね。

    今回の私の書き込みは、日頃、個人的な私憤のようなものを、ここでは撒き散らしたくないと考えていたにもかかわらず、先にも書いたように、多分に鬱憤晴らし的で、少々恥ずかしいものです。
    ただ、悔しいことに(笑)、公演自体には、「良かった」と思ってしまったので(ムカムカしながらも・笑)、書き添えておくことにしました。

    再度記したいのは、これは係の人への個人攻撃ではなく、「劇団として、観に来てくれるお客さんとはどういうものなのか、そして彼らにはどう接するべきなのか」を徹底していけば、今回のようなイレギュラー(と思いたい)なアクシデントでも、正しく判断し、行動できたのではないか、ということなのです。
    公演を成功させたい、という意識で一杯一杯なのはわかりますが、公演を打つ以上、頭の中には「観客」のことを忘れないようにしてほしいと思うのです。それが劇団の制作担当の仕事ではないかと思うのです。


    >ミドル英二さん
    ありがとうございます。
    やはりそういう経験がおありで。
    私は今回はアップしましたが、日頃はアンケートに書くか、受付で一言言って帰ったりします。
    自分で書いておいて何ですが、お書きになる場合は、制裁的ではなく、注意的な感じで(笑)。
    kazuoga5409さんのところに書きましたが、できれば「対応が素敵な劇団」へのコメントが、たくさん書き添えられるといいですよね。


    >kazuoga5409さん
    ありがとうございます。
    関係者席については、いろいろ言いたいことがおありになる方は多いでしょうね。
    会場によっては、遅れた来た方用に仕方がないこともあるので、私は横目で「とってもうらやましいなの目」をしながらも、じっと我慢の二文字です(笑)。実際遅れてそこに案内されたこともありますので、あんまり言えない(笑)。
    通路の席については、実際は劇場によっては、避難通路確保の問題で、禁止しているそうですが、それを破っている劇団もあるようですね。
    これは安全確保すめために、「しかたがない」とは言っていられない、大切なことなので、よっぽどのときには、アンケートに書いて知らせています。
    来る者は拒まず、はわかるのですが、「お客さんを大切に」する心があれば、断る姿勢も必要かと(割引券渡して帰ってもらうとか、他の客の安全のために座席ではなく、立ち見にするとか、対応はいろいろあるでしょう)。
    EOEは素敵な劇団ですね。そういう「素敵情報」は大いに広めたほうがよいですよね。内容ももちろんですが、当日の対応の良さで、気持ちが良くなり、内容がさらに良く見えたりしますし。
    あと、DMなどに気持ちが込められている劇団もうれしいですしね。


    >数学者の奥さん さん
    おっと同じ回でしたか。注意してご覧になっていれば、しょぼくれたおっさんが、席から移動させられていたのがわかったのに残念です(笑)。
    とは言え、あの小さな会場で、今回の出来事に関して、他の観客の方の邪魔にならなかったことだけは幸いでした。
    しかし、気持ち良くご覧になっていたのに、逆に今回の私の書き込みで、後の気分を害してしまったようで、それはお詫びいたします。
    この劇団の内容はご覧のとおりですので、お気に召したのであれば、次回もどうぞ…宣伝してるって(笑)。

    >johnnyさん
    ありがとうございます。
    笑っていただけて何よりです。怒るよりも笑うほうが健全ですよね。
    こんなこと書いて言うのは何ですが(笑)。
    恥ずかしながら、朝昼逆転生活で、夜中に仕事してます。と言っても、他人のお宅にこっそりお邪魔して…の類ではないのでご安心を。
    ですから、仕事一段落してから、こうして皆さんの書き込みを読んだり、書き込んだりしています。
    ああ、今も6時になろうとしていますね。


    ということで、この後の展開はあるのか? こうご期待!?

    2011/11/28 05:59

    こんにちは。
    アキラさんが大変な思いをされた今回の観劇のレビュー、声を出して笑ってしまいました。
    何というか、アキラさんの文才と、朝の5時前に書かれた事実に。
    今後とも率直でウィットの利いた物言いを期待しています。

    2011/11/27 12:25

    私は反対側の席に座っていたようです。
    このエピソードの凄いところと素晴らしいオチは目撃しましたが、その前の部分には気づきませんでした。好感を持って帰っただけに、かなりショックです。

    2011/11/27 10:02

    アキラさま

    いつも率直で、読みの深いご感想、拝読しております。

    確かに私も以下のようなことがちょくちょくあります。

    *全席自由席といいながら、客席の一部(出入りのしやすいところか、センターのいい
    場所)に「関係者席」という紙が置いてあって、開演ぎりぎりに悠然と現われた関係者
    を案内する。もしくは受付付近で手伝いをしていたスタッフが坐る。
    ひどい劇団では開演後、立見客がいても構わずに空けたままにしてあった。

    *開場するかなり前から並んでいたのに、開場して客席に入ったら、すでに数席に
    荷物が置かれていた。やがてスタッフがそれらの席に客を案内してきてその荷物を
    持って戻った。会話の内容から察して、そのスタッフの友人という感じだった。

    *客を詰めるだけ詰め込んでおきながら、開演ぎりぎりに来た客のためにセンター
    通路に椅子を並べて坐らせる。遅く来た客が一番いい場所に坐ることとなる。

    *開演が遅れるのは小劇場では当たり前になっているが、それがどうみても関係者
    としか思えない一人の人間(スタッフの対応から察して)が遅れて来たことによるもの。

    こういう対応を目の当たりにすると、観劇前に不愉快になりますし、どんなにヒューマ
    ニズムに溢れた芝居をしていても、結局は劇団の姿勢・スタッフ教育がよくないのに、
    と白々しい気持ちになります。

    私が劇団EOEを絶賛する理由のひとつは、終演後の役者面会を許さない、そのため
    客に最初に接するのも、最後に接するのもスタッフであり、客が余韻に浸りながら気持
    ちよく帰れるかどうかはスタッフに掛かっているという教育が行き届いていること、及び
    芝居は一期一会だとして公演の録画などはせず、従ってDVDをはじめとして物販が
    一切ないことです。前回公演の最終日もこの劇団のかつての看板女優(1月公演に
    客演)も開場待ちの列に並んでいました。主宰の考えがしっかりしていると制作部も
    それなりの意識をもって客と接するものです。

    2011/11/27 07:54

    アキラさま。いつもレビュー拝読させていただいてます。

    今回書かれている件、ここまで露骨なのは珍しいですが、似たような体験は私などにもあります。

    今回、拝読して、やはりこういう体験は、きちんと「観てきた!」にアップすべきと、改めて感じた次第です。

    こういう情報も、今後、観劇するか否かの判断材料に大いになると思うので、共有すべきだと思うのです。


    貴重情報、有難うございました。

    2011/11/27 06:58

    先程メールをチェックしたら、劇団からお詫びメールが届いていた。
    理由はどうでもいい、公演は一期一会、ということを肝に銘じてほしい。
    これは、係の人、個人の問題ではなく、観客をどう思っているのか、という劇団の姿勢の問題だと思う。

    とか書いたけど、むかついたので、つい鬱憤晴らし的に書き散らしたのは、少し経ってから読むと、ちょっと恥ずかしい感じだ。

    2011/11/27 05:52

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