深呼吸する惑星 公演情報 サードステージ「深呼吸する惑星」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    良くも悪くも'80年代テイスト。
    この劇団に対する記憶があればあるほど細かい部分で懐かしめると思うのだけど、それ以上でもそれ以下でもなく。118分。

    ネタバレBOX

    前世紀に体力の限り疾走するようなスタイルで人気を呼んだ同劇団も、さすがに歳を重ねた分同じようなことを貫き通そうとしても身体のキレもセリフ回しもスピード感は感じず。

    話の基本はSFです。でも今しか描けない作家が未来のことを描くのではそこにリアリティも説得力もなく。'80年代はそれで通用してたのかも知れませんが、今は2011年なんですよねぇ。

    今日現在の”今”と蓄積された”過去”を話題にした小ネタが多すぎるキライがあります。
    そんな小手先な部分より、本筋に重きを置いてほしかった気も。

    暗転がかなり多いです。かといってその暗転で時間軸を操作させるわけでもなく、場転のみで。客席の年齢層も高くなったので、明治座や新橋演舞場での芝居のように客席の集中力が続かないのを見とおして入れてるのかと思うくらい。


    本当の笑いは小須田康人さんがときよりボソッと言って笑わせてくれるくらいで、初日は記憶の多い観客が先走った笑いの比率の方が多かった気がします。

    結局解散公演ということでこの劇団でこういうことやってましたよという披露と回顧が主眼かも。チケットの取りにくさと価格とその内容から、万人に勧められるお芝居ではないように思えます。

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    2011/11/27 01:45

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