
傾城反魂香
劇団山の手事情社
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
さすが、の一言。
この劇団はいつも演劇の新たな可能性を見せてくれていると思う。
去年のタイタス・オイディプスも楽しませてもらったが、今回の作品はもっと良かった。食い入るように見た。
まず、舞台セットがあんなにシンプルなのにここまで見せてくれるのか、と圧巻。照明も芝居を引き立てるきれいなものだった。
そして何より、役者の身体が素晴らしい。エネルギッシュの中に繊細さが漂う。もちろん役者によって差があれど、それでも全員が一つのものを見据えて高みに向かって進んでいく様は、世にあまたある劇団、役者に見習ってもらいたいと思うほど。
来週の道成寺も楽しみです。

なんにもゆるしてあげない
パセリス
サンモールスタジオ(東京都)
2011/11/25 (金) ~ 2011/11/30 (水)公演終了
満足度★★★★
気楽に楽しめました
「暗」がテーマの短編、巧い具合にそれぞれの作品に繋がりがありつつ、転換時に流れる音楽もよかったです。
今更ですが、「明」も観たかったです。

キネカ メモリア
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2011/11/25 (金) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
両方観てよかった
ダブルキャストのお芝居ってたまにあるけど、
日程も厳しく、なかなか両方観る機会に恵まれないのですが。
映画好きの友人から勧められた芝居、先に月組を観て、どうしてももう片方も観たかったので楽日に星組も観に行っちゃいました。
結果、満足しました。同じ脚本なのに違うものになるのですね。
月のほうは男性陣がどなたも素敵。
星のほうは女性が魅力的に見えました。
根っからの映画好きには物足りない部分もあったかもしれないですが、
にわか映画ファンの私には、あのポスターだけで満足。
ほしいのもたくさんあったな~。
終演後、あのポスターをどうするのかが気になる(笑)

夏葉亭一門会vol.3
夏葉亭一門
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/12/05 (月) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★
昼の回
夏葉亭一門会初見。
「竹の水仙」 夏葉亭桜 元は講釈ネタの落語。いきなりの下ネタのつかみ。金丸さん、ちょっとフリーズしたのはご愛嬌。
「・・・」 タイトルが思い出せない。夏葉亭雛菊 永島さんの熱演もあり一番笑った。
「たらちね」 夏葉亭メロン 妻の言葉使いがあまりにも丁寧過ぎる為に起こる騒動。確かに「申し はべるなり」なんて言われたら目が点になるなあ。小玉さんの表情を見ているだけでも笑える。
「蜆売り」 夏葉亭金保丸 白浪講談の落語版。親切心が仇になる話。笑うと言うより聞き入ってしまいオチでは泣きそうになる。
俳優さんだけに一人芝居を観ている楽しさがある。
多くの俳優さんの落語を観たいですね。面白かったです。

未亡人の一年
シンクロ少女
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/11/30 (水) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★
想像していたのと・・・
違った(笑)
シンクロ少女、初見です。
前評判が高かったので、初日に当日券で行きました。
おおむねよかったと。
一番最初の暗転での演出は何かが始まる予感がしてとても素敵だった。
台詞の掛け合いも、”シンクロ”していてうまいホンだな、と感心してみていました。
過去と現在が”シンクロ”する部分もなるほど、と感心。
しかし・・・
力のある役者さんとそうでない役者さんの差があって、
その方が登場するたびに気持が冷めていきました・・・
現在のキホさん、アカギさんのカップルが好きです。
一緒に見に行った友人は「古傷えぐられた」と泣いてました。

ノマ
リクウズルーム
アトリエ春風舎(東京都)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/06 (火)公演終了
満足度★★★
すとーりー?
意味を破壊し、言語のわかりにくさをとことん追求。
意味を追求することの無意味さに挑戦した実験的舞台。
あまりの無意味さに感心するばかり。
これだけ無意味さを追求することで、言語の有効性が浮かび上がる。
ストーリー、わからない。
でも、セリフそのものはおもしろい。
不思議な訳のわからない言葉。次々に飛びだしてくる。ネアンドルハインヅガーって何?
「それでいいのだ」と言ったセリフも確か出てきた。

愛想笑いしかできない
and Me
OFF OFFシアター(東京都)
2011/11/30 (水) ~ 2011/12/06 (火)公演終了
満足度★★★★
わかりやすくナチュラルで鋭い
設定がとても巧み。
そのなかで登場人物一人ずつのキャラクターが
あざとさを持つことなく組みあがり、
舞台上に置かれて・・・。
女性たちのスタイルブックのような趣のなかに、
一つずつのキャラクターの感覚が
とてもビビッドに感じられて・・・。
しかも、突き抜けたおかしさがあって、
とても、生々しくシリアスで
ウィットにあふれて下世話でおしゃれ・・・。
紡ぎだす作り手にも、
個々を演じる役者達にも、
ベタな言い方ですが
たっぷりの魅力とジェンダーの壁がはずされたような
不思議な共感を感じる作品でした。
![Bonehead -ボーンヘッド[失策]- 【再演】](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/241/stage24196_1.jpg)
Bonehead -ボーンヘッド[失策]- 【再演】
演劇レーベルBo″-tanz
d-倉庫(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★
無題213
直前まで、本公演の位置付けを理解していなかった(えー、「Lust」みてます)ので我ながら呆れる。席について舞台をながめると…Marshallじゃないですか…下手の階段下はFender、いろんなところにアンプやスピーカー、よくできてるなー(本物?)。シールドがないのでワイヤレスかと思っていたら、役者さんの腰のところ、トランスミッターかな?演奏シーンもいい、とってもいい。G:BLITZのレスポール・タイプ、EpiphoneのSGタイプ(Worn Black)のようにみえる、ベースは反対側なのでロゴみえず。HMは聴くけどデスメタルはほとんど聴いていない。擬似体験かもしれませんが、久々のLive感でした。お話と関係なくてすみません。

あゆみ TOUR
ままごと
森下スタジオ(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
歩み
女優さんたちが全員素晴らしかった。誰かが目立つのではなく、誰かひとりでもいなかったら成り立たない。彼女たちに感動しました。そして、その演出に五感が揺さぶられてしまった。彼女たちが発する言葉、それも繰り返される言葉、歩み、動作に圧倒されました。

桐の林で二十日鼠を殺すには
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/12/03 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】
劇団四季
京都劇場(京都府)
2011/10/23 (日) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

リア王
室生春カンパニー 劇団 風の森
新宿シアターモリエール(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
大迫力!
小劇場でこんなに素晴らしいシェイクスピアが見られるとは思わなかった。わかりやすい脚色。リア王が素晴らしい。娘たちに裏切られ気がふれてからが特に良かった。

ウィキッド
劇団四季
新名古屋ミュージカル劇場(愛知県)
2011/09/25 (日) ~ 2012/06/30 (土)公演終了
満足度★★★★★
三回
も観てきました。
劇団四季は何を観てもすごい。
照明、音響、歌、ダンス。
これくらいの舞台ならいくらはらってもいいよな。

雨とマッシュルーム
スプリングマン
劇場MOMO(東京都)
2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

タイム・フライズ
ミュージカル座
THEATRE1010(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/06 (火)公演終了

二手目8七飛車成り戦法
劇団鋼鉄村松
ザムザ阿佐谷(東京都)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
おもしろい!
通して笑いっぱなしでした。
将棋のわからない人でも、将棋の世界やおもしろさ、所作の美しさを垣間見える芝居だったのかなと思うし。
でも、アフタートークの長田莉奈さん(荒川チョモランマ主宰) 山本タカさん(声を出すと気持ちいいの会主宰)が「?」だったところ・・・あのあたりは、将棋好きとの温度差が産んじゃったのかなあ。ボクには「?」なとこ、なかったもん。
対局中の検討室の様子なんざぁ・・・そのまんま。
プロ棋士たちは、あんな感じで検討してます。
みゅうら八段の登場は、腹抱えて笑うた!
けど、一般鑑賞者人気は、さほどないらしい・・・将棋好きなら、上位3位以内に入るはずのナイスキャラ!というか、三浦先生そのまんまなんだけど(笑)
ディテールにこだわったり、カチっとした脚本がお好きな方は「?」なのかもしれない劇団鋼鉄村松。
でも、この感性というか勢いというか・・・熱量はウリだと思うなー。
鑑賞する日を、ワクワクしながら待つ。
ボクにとっては、そういう劇団です。
それにしても、将棋人口増えないかなー。
芝居の中でも触れられてたけど、最近は、囲碁に押されっぱなしだもの。
・・・ま、ボクも去年から囲碁始めたんだけど。
結婚して艶っぽくなった万波佳奈先生&梅沢由香里先生に褒められたくて、囲碁の勉強を毎日最低15分やってるなんて、石橋幸緒先生には口が裂けても言わない!
最後に・・・この公演で、将棋に興味を持った皆様!
ぜひ、たぶん来年も正月にNHK‐BSで放映されるであろう『大逆転将棋』をご覧ください!爆笑&感心のオンパレード!すごいです、これ!
あと、早逝した棋士村山聖の強烈な一生を描いた『聖の青春』を、ぜひ、ご一読ください!奨励会のし烈さ、そして棋士たちの強烈な生きざま、垣間見せる稚気を、じっくりと味わえます。
あと、先崎学八段のエッセイも爆笑&しんみりの連発で、すっごくおもしろい!
あと・・・
って、将棋の話になるとキリがないわ(笑)

あゆみ TOUR
ままごと
横浜赤レンガ倉庫1号館(神奈川県)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/09 (金)公演終了
満足度★★★★
うた
芝さんの作品って「歌」なんですよね。いや「曲」なのかな?演劇の手法!?を考え直してみる。ここちよい空間があり、会場全体をひとつの空気として共有していた。そんな作品でした。

あゆみ TOUR
ままごと
森下スタジオ(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽日にリピート観劇
最初から面白い。
「わが星」もそうだったけど、1回目は柴演出になじめない部分がある。
2回目からは、普通に見られる。
5つ星。

あの日 ママがくれたもの
メガバックスコレクション
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
ずるい!
コメディなのか、サスペンスなのか?よくわからなかった。話しとしては面白いと思う内容だったが、わざわざ笑いを入れる必要があったのか?というか、この演出は確信犯だと思う。笑いを入れることで怖さを引き立てようと・・・・。しかし、それは不要だった、と思う。全体を通じて締まりがない。ダラダラと続くのが耐え難い。もっと演出を引き締めれば1時間50分で完成すると思う。子役のセリフとBGMがカブって(音量が大きいので)聞こえない箇所があったのは残念。

午前2時、パンプキン通り
羽生一家玉組
劇場MOMO(東京都)
2011/11/30 (水) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
パンプキンって・・・、そういうことだったんだ(笑)。現実とファンタジーが混ざったような、なんとも楽しい舞台。なんといってもストーリー展開が素晴らしかった。楽しめるホンに仕上がっている。演出もよかった。過去に見た「羽生一家」とはひと味違った新鮮味があった。