宇宙船に乗りたい女達
青ひげマシーン
pit北/区域(東京都)
2011/10/14 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了
満足度★★★
2階の使用方法に課題あり
意外性がちょこちょこ顔を出すんでダレそうでダレずに楽しめた。
おいらは、最前席で頭上から足だけ見えたが奥の席の客は声しか聞こえなかったみたいだ。
「別冊 エレファント 13月号」
13月のエレファント
ワーサルシアター(東京都)
2011/10/13 (木) ~ 2011/10/16 (日)公演終了
満足度★★★
ちょっとしたオモチャ箱
好きなオモチャもあればそうでないのもあったなと思えるバラエティにとんだオムニバス作品。
おいらのふたを開けるワクワク感が大きすぎたようだ。
アイドル、かくの如し
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/29 (木)公演終了
満足度★★★
初日:)
初の本多劇場での観劇でした。
宮藤さんの演技を生で見ることが出来て、本当に良かったです。
夏川さんのセリフがとんでしまうというハプニングもありましたが、岩松さんのカバーで、より面白くなりました。
ネタバレBOX
私的に一番面白かったのは、柿ピーをぶちまけるところです:)
これから
アンティークス
OFF OFFシアター(東京都)
2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
コロッケのうた
「これから」は不思議で魅力的なファンタジー作品でとても気に入りました。
トーキョービッチ,アイラブユー
オーストラ・マコンドー
サンモールスタジオ(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
今
作品と劇場といろいろと が、合っている気がしました。
愛のお話 だと 思い知りました。
わたしのアイドル
猫のホテル
ザ・スズナリ(東京都)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★
スズナリの支配人
初猫のホテル。
ラスト美しかった。前説もグッド。アドリブのようなところも面白かった。
ネタバレBOX
けど、全体通して眠かった。
16歳の千葉と24歳の佐藤が知り合ってから、分かれるまでを描く。千葉は、歌い手として成功し、佐藤は作詞をしつつ、千葉のマネージャーを勤める。そんな、友情のような愛情のような関係がぼんやりと浮かび上がってくるも、起伏がなく引き込まれるものを感じなかった。
森田ガンツをはじめ4人の俳優が黒子的なポジションで舞台を下支えするスタイルで千葉と佐藤の二人芝居的な側面が強い。
演技が悪いわけでなく、単純に、舞台の感性が合わなかったと思う。
終演後、お互いがアイドルとして結ばれていたのかなとぼんやり思った。
その妹
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/26 (月)公演終了
満足度★★★★
文芸が密着している時代と暮らし
現代から見れば、大正時代の地味な話なんだけど出ている役者さんが皆上手。あらすじの内容を丁寧に表現されてた。その時代の言葉遣いにしてはちょっと早口だったけど、ゆったりしてると上演時間がもっとかかるか。
ネタバレBOX
決して報われるとは言えない結末を受け入れる品のある妹。
兄妹の状況に惹かれる編集者。
その夫に為す術無く自分達の行く末を案じる妻。
盲目の兄の周りを探り探りする動作や表情が秀逸。
最後の最後までやや卑屈で自己満足な生き方に、兄の屈折感がよく出てた。
人情噺 『紺屋高尾~こうやたかお~』
劇団扉座
座・高円寺1(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
靴職人と元国民的プリンセスの紺屋高尾
賀来千香子さんをお目当てに観劇しました。けれど、実は一番印象に残った役者さんはラッキィ池田さんでした・・・。自然な感じだったからかな。
溶けるカフカ
カトリ企画UR
日本基督教団 巣鴨教会(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/10 (土)公演終了
満足度★
カフカだから。
わかり辛いです。というか、よくわかりませんでした。こういう難しいのを好きな方もいらっしゃると思いますが。。。
Bonehead -ボーンヘッド[失策]- 【再演】
演劇レーベルBo″-tanz
d-倉庫(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
スピンオフだけど
7つの大罪シリーズを初回から追っていて、ボーンヘッドは2回目の観覧です。登場人物の高校生時代の回想シーンがあるからか、本編より爽やか?で、スピード感のある作品です。
スピンオフと聞いて、手を抜いているのかと思いきや、
ずっしり見応えがあります。2回観ても楽しめます。
In This Momentのイザベルちゃんがカワイイです。
たゆたう曾祖父
さるしげろっく
テアトルBONBON(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★
三姉妹って
すごかった。長女はしっかりしている。次女は怖かった。三女は末っ子らしく。この掛け合いが楽しかった。
あの日 ママがくれたもの
メガバックスコレクション
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★
毎度
子役の演技もしっかりしていて
話も面白かったです。
ただ、バスの彼氏と彼女の話は
なくてもよかったかな?
あの彼女がいなくても
話はなりたったと思うし
少し話的に無理があったというか
そこまでやることに違和感を覚えてしまった…
女の平和
ネルケプランニング
俳優座劇場(東京都)
2011/12/03 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★
おっさんウケ!な公演
生きるために、エロ。というキャッチどおり、期待に答えて素晴らしい半裸の脱ぎっぷり。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/
原作は、だらだらと続く戦争をとっとと終わらそうと、兵隊の妻達がセックスストライキを決行し、平和へと導いていく話だが、今回の舞台はまったく原形をとどめていないほど脚色していて、殆どがショー。その描写は、はちゃめちゃ。
だから、じっくりとした芝居を観たい方には不向きだが、おっさん受けはしそうだ。
そのせいか、客席最前列はおっさんだらけで、舞台上でも同じセリフを吐いていた。苦笑!
オープニングから描かれる物語は、はっきりいって良く分からず、登場するキャラクターは全てセーラー服だ。27番の御馴染み柿丸美智絵だって、なりふり構わずセーラー服だ。今回の舞台ではっきりくっきり分かったことはセーラー服には年齢制限がないらしい。ということ。
でもって20番の高山のえみが「砂の女」と称してすり足でパフォーマンスしたのには大受けしたが、全体的には同性としては、もうちょっと演劇重視にして欲しかった。勿論、次回も脱いで欲しいのだが・・。笑
ちなみに、今回、江本純子は脱がない。
河童夫人
猫の会
劇場MOMO(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
平成の下流に生きる謎と河童夫人
のんびり、ゆったり下流の河川敷に生きる人びとのストレートなメッセージが伝わりました。人はなんの為に生きるのかと云う疑問符を感じた公演。ホームレス社会も上流社会も悩みは同じ。スルーして欲しいのに、ついついかまいかまわれる河童夫人も内面を激しくもやすなぞの多い夫人だった。価値観の留め金はずして、幕切られずに、河川敷の人たちの一体感と生活が明日もあるぞと明るい夕焼けで終わるところが圧巻だった。
ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』
舞台芸術集団 地下空港
ギャラリーSite(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題216
終ったばかりなのでまとまっていないし、体の中に入り込んだ余韻は消え去りそうにないので、少しずつ。フロアの真ん中、というより周囲1メートルほどを残して全部座席、但し、間隔は広くて、役者さんが通ります、360°の舞台、正面なんてなく、自分で向きを変えます、おまけにこの椅子、自分で作ることになっていて、役者さんが場内にいて椅子の組み立て方法を丁寧に教えてくれます。
私は、入って右奥、Siteに来た時はたいていこの位置、座席エリアの一番外側(の中央)に座ると三方(自分からみて左右、正面)はあまり位置を変えずにみることができますし、後ろを振り向けば役者さんはすぐそこに。中の方に座るといつも体を回すことになります。
この世のものとは思えない情景が浮かびあがり、オドロオドロしい物語が繰り広げられます。演出は細かいところまで行き届いていて、あるシーンではそこにある音を自然に聞かせ、照明の切り替え、合唱(これは会場内によく響いていました)もお見事。
部屋の片隅にチェロ奏者(これが素敵なほど効果的)、照明、針金細工の小道具、あとは四方の白い壁、観客であり参加者でもある私たち。何も知らず椅子に座って体験する、そんな時間でした。
この作品、先にネタバレみちゃだめだと思います。話が進めば自然とわかるようにできていますし、何といっても、次はどうなるのかってドキドキしながらみた方が楽しい。
続く。※もう一回みたいな…と激しく悩みながら前作のDVDを買って帰るのでした。
ネタバレBOX
受付時に座席を選ぶようになっています、荷物はできるだけ預け身軽に、番号札を受け取り場内へ、役者さんが案内してくれます。早速、椅子作り。
座席キットには電話帳なみの分厚いファイルが付いていて、これを読み込んで…ではなく、4ページに図解があって、各ピースを組み合わせると簡単に出来上がります。
このファイル329ページまでありました。書かれているのは、1789年のウラン発見から2008.11.20の美浜原発送電停止事故までの原子力、核(兵器)に関する記述。
映像も面白く、四方にいらっしゃる役者さんたちも細かいところで演技をしています。ですので、時々まわりを見渡してみてください。
19:33前説…21:09終演。
聖ひばり御殿
花組芝居
博品館劇場(東京都)
2011/10/14 (金) ~ 2011/10/23 (日)公演終了
満足度★★
昭和のテキスト
ものすっごくベタな大衆演劇だった。かつてこれほどまでの大衆演劇は観たことないわ!ってくらい。大きな健康ランドで公演してるような催しそのもの。しかも公演の半分はカラオケ大会みたいなナリ。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/
花組芝居は自らを『ネオかぶき』と称し、活動しているがあまりにも歌舞伎とは程遠い演劇。歌舞伎というよりも、いにしえのドリフターズを観ているよう。とにかく緩い。原川浩明はセリフを忘れ、アドリブかますわ、全体的にはちゃめちゃ。
劇団の紹介は「高尚になり、堅苦しく難解なイメージになってしまった『歌舞伎』を、 昔のように誰にも気軽に楽しめる最高の娯楽にと、『歌舞伎の復権』を目指す。 底知れない歌舞伎の知識を活用しながら、全く枠に囚われないユニークな発想と、 古今東西の音楽美術を取り込んで、独特の『加納ワールド』を展開。 」なんて偉そうに書いてあるが歌舞伎のかの字もない体たらくでした。マジ、びっくり!!
流石に衣装は豪華絢爛。キャストは男性ばかりなのでカマ風味も登場し、狸や狐や海坊主(原川浩明)も参加し殆どお化け屋敷状態!失笑
物語は、かつて狸軍を率い救世主と称えられた姫狸田の君。処刑裁判により火刑に処せられてから25年。ポントコナ七世の命により復権のため尋問が開かれようとしている。
なんつってジャンヌ・ダルクのような筋だが、観ているとジャンヌとはかんなりかけ離れた筋のように観える。休憩を挟んだ公演だったが、休憩時に帰られた観客も結構いらして眼の前の視界は遮られることなくゆるりと田舎芝居を観てヘタな歌を聴かされて、眠くなりました。
ニュートンの青いリンゴ
タマコロ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★
そろそろ
三太さんは違うことが出来ないのだろうか。毎回おんなじに見えてしまう。自分の団体ならばまだしも、他の団体でも同じならばなおさらである。
出ている役者もあまり代わり映えがしないのも理由のひとつか?
トーキョービッチ,アイラブユー
オーストラ・マコンドー
サンモールスタジオ(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★
今を生きる物語
生演奏が心地よい、古典をリメイクした人生讃歌劇。現代版「曽根崎心中」はシリアスで生々しい。でも、今を生きる人達にこういう形の応援の仕方もあるのかなって思った。
ネタバレBOX
父親は死んで、母親はアル中で、父親の借金のせいで風俗で働く女、お初、21歳。惚れた相手の徳兵衛は結婚している。好きだけど添い遂げられないと一歩身をひき、徳兵衛との間に出来た子も人知れず堕ろす。一方で、友人の作った借金を肩代わりさせられ、親戚からも金を借りまくり首が回らない徳兵衛。
さて。舞台上には、幾つかの箱馬が並んでおり、お初と徳兵衛の2人は物語のクライマックスまで、他の役者が動かして並べていく箱馬の作られた道を進み続ける。自分で選ぶことの出来ない、流されて進む道だ。現実に追い詰められた二人は物語終盤で手を取り合い心中しようとするも、徳兵衛は直前で躊躇し箱馬を降りて妻の元へ帰る。残されたお初は、周囲で「死ね」「誰も必要としてない」等と罵られ続けながらも、死なずに笑う。そして終わらない日常を生きる。
江戸時代と比べれば、当然我々はやり直すチャンスが多い時代に生きている。相対化すれば絶望は浅いなと感じる。でも、裏を返せば挑戦を求められ続け停滞を許さない息苦しさを内包している。そんな中自分の置かれた環境から抜け出せず、周りが皆自分を罵倒していると感じ、進むべき道がなくなった時に、死んでしまいたいと思う人をどうして責められようか。そして、それでも笑えるだろうか。お初のその姿に、観劇後何だか底知れぬ力をもらったのは僕だけではないはずだ。
ただ、その上で。やはり箱馬の上でしか生きられない2人の生き辛さを痛感してしまう。箱馬に乗って移動する姿は、常識や社会通念といったものに縛られた道の様に思えるからだ。箱馬を降りてみたり、自分で箱馬を動かしたり、舞台一面が箱馬に覆われている様な選択肢が許容されるような世の中を願ってしまう。単なる純愛ものに収めてしまえば、少し前に流行ったケータイ小説みたいな安直な不幸の羅列と同一視されかねない。差別化を図るために、もう一つ何かあればと期待してしまったのはゼイタクだろうか。
道成寺
劇団山の手事情社
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
ウゴウゴ
昔テレビで観ていたウゴウゴルーガを思い出した、いや「道成寺」なのですが
タイム・フライズ
ミュージカル座
THEATRE1010(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
熱い時代の申し子たち
オープニングがめっちゃカッコイイし、流石にミュージカル座だけあって歌があまりにも素晴らしい。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/
平成生まれの哲平と大輔は就活するもなかなか決まらず、なんとなく過ごしていた。そんなある日、ひょんなことから平成から昭和にタイムスリップしてしまった二人は1968年、安保粉砕!権力反対!ベトナム反戦!!などとシュプレヒコールする学生運動の真っ只中に入り込んでしまう。
当時の世相や風俗を散りばめながらコメディタッチに描きつつも、昭和と平成、二つの時代の若者の姿を対比させて描いた熱く沸き立つようなミュージカルだ。一方でこの闘争に参加していた哲平と大輔は、若かりし頃の大輔の両親が、過激に学生運動を繰り返していたのを見つけて驚く。当時の両親がどんな思いで学生運動に参加したのかにも焦点を当てながら、ほっこりとした温かいエピソードも交える。
世の中の矛盾を感じて国を変えようとした彼らの行動をみて、平成生まれの哲平と大輔が感じたものは、自分達はあれほどの情熱を持って社会に立ち向えただろうか?ということだ。個人的には彼らのような恵まれた能力を暴力に使うのではなく自分が権力の一部になって国を変えたらどう?なんて安易に思ってしまう。
やがて平成の二人はタイムスリップして過去に行ったときと同じようにひょんなことから現代に戻ってくる。昭和の激動の時代を体験した二人は、少しだけ大人になった。今は平和だけれどちょっぴり生温い感覚も感じながら、哲平はNPOとしてアフガニスタンに活動の場を求め、そこでかつての学生運動のリーダーだった神崎に合う。大輔は「いつか小さな会社を持ってみたい」との夢を叶えた父の会社の跡を継ぐことに。
冒頭から平成の大学生コンビ(松原剛志、中本吉成)がコメディタッチで演出され楽しくてかわいくてとっても素敵だ。素晴らしい歌声と共に舞台全体が回転する鉄骨3階建ての舞台美術もド迫力だった。
笑いあり、涙あり、昭和な時代を感じて平成の時代を考える熱いHOTなミュージカル。