最新の観てきた!クチコミ一覧

136661-136680件 / 189912件中
一九一一年【ご来場ありがとうございました!】

一九一一年【ご来場ありがとうございました!】

劇団チョコレートケーキ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/12/16 (金) ~ 2011/12/20 (火)公演終了

いい時間だった
とてもいい舞台だった
緊張感が途切れない舞台

いまとても面白く感じるけれども
あと5年、10年後に同じ役者での演技を見てみたい

今が悪い訳ではない
とても良かった。数年後人間の年輪が重なったら
さらに良くなるのではないかと思う。

紅一点の堀さんの凛とした美しさが光っていた。

会話の二時間舞台は基本的に長いと感じる方が多いのだが
時間の流れが絶妙なのだろうか
主役の人に感情移入したせいでしょうか

時間がたりない もう この日になってしまう!とハラハラした

ネタバレBOX

生きる世界の違いが 現代では感覚として解りにくいけれども
平民社の根底の貧しさのドロドロというか
人が人でない扱いを受けて居た時代の
身体に染み付いたものが出せたらもっとエグルような
正義感と虚無感が際立つ気がしました。

今年ぎりぎりに、とてもいい舞台を見れたなぁと思います。

しかし、いいだけに観る方にもパワーが必要でした

個人的に千田さんの影をいかした照明がとても好きなので
王子小劇場に伸びた椅子と役者のシルエットの美しさに見とれました
クライベイビーさようなら【公演終了致しました。ご来場ありがとうございました!】

クライベイビーさようなら【公演終了致しました。ご来場ありがとうございました!】

エレクトリック・モンキー・パレード

劇場HOPE(東京都)

2011/12/14 (水) ~ 2011/12/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

予想以上!
予想以上にすごく面白かったです。まず脚本がとても良く出来ていたと思う。小説にしても面白そうだなと思いました。役者も皆好演だったしあっという間に時間が過ぎて行った感じ。まだ4回目の公演との事だったのでこれからのご活躍に期待します。

ネタバレBOX

友人の死に影響を受ける周囲の人々の描き方が上手かった。

大輔さんはどんな人だったんでしょうか?
そして子供は産まれたのかどうか…。

最後の終わり方が観客に委ねられる感じも想像力を刺激されて良かったです。

あと、チラシのイラストがかわいかった。
【ご来場有難う御座いました。!】少女Aの帰還

【ご来場有難う御座いました。!】少女Aの帰還

「箱」プロジェクト

BAR COREDO(東京都)

2011/12/19 (月) ~ 2011/12/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題234
19:00の回、18:40徒歩で会場着、受付。すでに何人かお客さんがいらっしゃいます。座席配置はいつものように左右に。今夜は入って右、いままでずっと左。奥のピアノの前に椅子。「箱」ブロジェクト連続公演第一弾とあります。作演出の江野澤さんは24歳だそうです。

ネタバレBOX

明日から3日間出張なので、細かいところはそれからとして、「ハーメルンの笛吹き男」の形式を借りているんですね。最後、男が倒れ込むと足が不自由なことがわかりますが、これも「足が不自由なため他の子供達よりも遅れた2人の子(ウィキペディア)」かなと。

テキストを手にしながらの朗読のようであり、普通の演技のようでもあり、聞いていて風景がうかんできます。1つの事象により家族は崩壊、Aの帰還は帰還ではなく回帰なのでしょうか。

テキストを持っているということで視覚的に「そのような状態」が目に入ると同時に、カラダは「普通に」動いています。途中、テキストから離れて演技をしているようにみえる部分もありました。

ここは全くの私見ですが、お芝居は必ずしも「視覚面」で写実的でなくてもいいと思っています。日常の会話でもそうですが、「聞こえてくる」部分のほうが大切に思えます。ですので、お芝居ではセリフをどう音(トーン、波長、響き、イントネーション)として伝えるかが面白さのひとつ。カラダ全体が聴覚器官になったようです。

ということだと効果音や音楽があったほうがいいのかというと、いかにもアフレコっぽいのは興ざめ、また、そこが強調されると映画をみているのとあまり変わらなくなりそうな気もします(ちなみに映画は大好き)。

COREDOは決して広い場所ではないですし、正面をみればお客さんの姿。使っても使わなくてもピアノはそこにある。でも、なぜかこの広さが私の好みにあっているようです(LE DECOなんかもそうですし、「絵空箱」なんかも好き)。

(とりあえずのメモ)原発、厄災、離散、風評、喪われた安住の地、大人になるということ、戻るべきところなんて

なぜ、笛吹という立場を引き継がなければならないのか、それは「声を発する」人がいなければならないからなのか、「A」の意志はどこから生まれたのでしょう。

水を飲むということ=安全であるという保証のよりどころ=個人の見解ではない。

「帰還」...凱旋ではないし、敗退でもない。3.11から12.19に至るも変化がないことを示しているのでしょうか。それは遠い遠いところから戻ってきたことを示す言葉のはず。

寒さ厳しい東北の某県某市、うっすらと雪化粧した風景をみながら考えてみました。
一九一一年【ご来場ありがとうございました!】

一九一一年【ご来場ありがとうございました!】

劇団チョコレートケーキ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/12/16 (金) ~ 2011/12/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

完全に参りました
いや、凄かったです。
この劇団の公演は毎回クオリティが上がっていくようで、驚異的ですらあります。
まず最初に思うのは、よくぞこれだけの役者さんを集めたな、ということです。迫力が違います。皆さん凄い存在感です。
そもそも相当難しい台本で、ただ単に演じていると非常につまらない芝居になるのではと思われるのですが、2時間という上演時間を全く飽きさせないのは、ひとえに役者さん方の力量によるものと思います。舞台装置など無いに等しく(ちょっと変わった構造はしていますが)、とにかく役者の表現力のみで勝負しています。参りました。

ネタバレBOX

山縣有朋に気圧されます。「これが権力だ」という言葉に、ぐうの音も出ません。
TheStoneAgeヘンドリックス「ちょんまげの木の下で」たくさんのご来場ありがとうございました!

TheStoneAgeヘンドリックス「ちょんまげの木の下で」たくさんのご来場ありがとうございました!

The Stone Age

TORII HALL(大阪府)

2011/12/16 (金) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★

男女の色々な関係を楽しめました♪
The Stone Ageは口コミなどで目にするぐらいで
どんなスタイルなのか全く未知数(^^)

今回は
男女ペアの二人芝居の3部作!

最初に「憑いてるっ‼」
最初からテンション高めの演技に少し戸惑いながらf^_^;)
後半はなんとなく二人の懸命さに温かい気持ちになる
淡いトキメキと勇気の感じるお芝居♪

2作目は「おてんばルーシー」
私はこの作品が3作の中で一番好きです♪
ハチの世界を描いた話
個性的な二人役者さんの会話!
間を生かした絶妙なアドリブのような⁈戦いのような⁈掛け合い♪
それだけで充分に楽しく笑えました♪

ラストは「うさぎとダンス」
前の2作と違って静かな雰囲気に独特なリアクションする彼女
二人のリアルな演技での不思議な関係の展開♪
すいません…なんとなくその世界についけずラストの記憶が…f^_^;)

男女の色々な関係を楽しめました♪

オムニバス公演は三者三様のお芝居が観れる楽しさもあれば
コンパクトにまとめられている分⁈
なんとなく淡白に感じる時もあります

バイキング料理で言えば色々食べたけど何を食べたか?
覚えてないような感じ…分かりにくいかなぁf^_^;)

次回は是非、長編の作品を見て観たいなぁ♪

鬼灯の中の華

鬼灯の中の華

dlb-EnterPrise 舞台演戯事業部 Do-リンク場

ぽんプラザホール(福岡県)

2011/12/14 (水) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

新撰組
鬼は自分の心の中にあるのですね。
感動の作品でした。
なんだかため息・・・はぁ~~。。。

ネタバレBOX

女性を持ち上げる男性陣の中で藤井さんは光っていましたね~
ウズキちゃん

ウズキちゃん

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2011/12/14 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度

チョーセン人、部落民差別して笑う台本、クレヨンしんちゃんの女の子版で亡くなった作者遺族に許可もらうべし無断は事務所にあやまるべき
差別台本なおせ!美術はいいかもですね。演技、演出はむかしの、80年代の古臭いタイプ。ウズキちゃんはクレヨンしんちゃんのパクリのようなキャラクター。しんのすけの女の子版です。脚色、盗作の疑いがかかりそうな作品。ウズキ役の表情、幼児エロ、性教育的質問。シモネタオンパレード。あとはジャニーズ的なアイドル曲10曲くらいの歌唱。80年代手法で映画のキャラターが出てきてネタがバレて笑わすを次々とくりかえす。差別台本なおさないと、朝鮮総連と部落同和開放同盟からどなりこまれるよ!にらまれるまえに台本なおそう。「チョーセン人しかやらないきたない手口」「ブラクに住んでる?」で笑いをとろうとすることがないように、気をつけよう!朝鮮人差別、部落の存在の歴史、部落民差別の現代の実際をしらべてよく検討しなさい!早大OB、在学生の見識、定見、教養、常識をうたがわれて、きみたちのために早大生が馬鹿よばわりされるよ。

ネタバレBOX

禁忌なことをやっても、それは放送コードにひっかかるし、映画、TVにはつかえない。メジャーでやりたければ、制限のあるなかでシナリオつくる訓練しないと、素人のままです。在日65万人、部落民数百万人の先祖代々の苦しみを知りなさい。早大にも1千人は在日の学生もいるし、李大統領は朝鮮人従軍慰安婦問題で日本に迫っている。関東大震災でも10万人の在日の人たちがいわれのない疑いをかけられ虐殺された。
ウズキちゃん

ウズキちゃん

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2011/12/14 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

ふむ
シュールやナンセンスが 溢れ
楽しくも
おっ と 思わせたり
ウズキちゃんを がつんと 楽しむ感じ

TheStoneAgeヘンドリックス「ちょんまげの木の下で」たくさんのご来場ありがとうございました!

TheStoneAgeヘンドリックス「ちょんまげの木の下で」たくさんのご来場ありがとうございました!

The Stone Age

TORII HALL(大阪府)

2011/12/16 (金) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

良い意味で裏切られたっ!!
もう笑いに終始すると想像してたんです。
でも、裏切られました、良い意味で・・・。
笑いもあれば泣きもある。
あらためてThe Stone Ageの幅の広さを知りました。

クリスマス・エンド

クリスマス・エンド

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/12/17 (土) ~ 2011/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

終わり
連続公演は、終わりました。
楽しい いろんな事は すぐに終わってしまいますし。

終わりは始まりです。って。
見終わった今は、なんだか 清清しく思います。
また観に行く時を 楽しみにしようと 思います。

一九一一年【ご来場ありがとうございました!】

一九一一年【ご来場ありがとうございました!】

劇団チョコレートケーキ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/12/16 (金) ~ 2011/12/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

凄まじい舞台でした。
終盤に近づくにつれ、身体が痺れ身動きできなくなりました。史実に基づいているからかなりハードで、全員が身を削って取り組んでいるのがよくわかりました。
ありがとうございました。

ネタバレBOX

四方に席があるので数列しかないですが、少し後ろの席で観たほうがいいかもです。私は前で観たので舞台が近過ぎて首が痛くなりました。どこがいちばんいいかわかりませんが、私が観た入口入ってすぐ右側面の席(椅子の右側)は最後の田原の表情が見える席でしたよ。
情熱がほとばしり、叫び声が響き渡る

情熱がほとばしり、叫び声が響き渡る

青山学院大学演劇研究会

北池袋 新生館シアター(東京都)

2011/12/10 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

とても良い素材♪
作者の夢や希望が詰まった”童話的”な作品という感じがした。

上演時間も短く、舞台セットも簡素で、正直”小品”ではあるけど、その小さなステージの中に、作者の描く”世界”が広がっていたと思う。


ネタバレBOX

個人的に、小説や物語というものは飽くまで”架空の世界”ではあるけれど、時代を越えて多くのいろんな人々に読まれ、愛されていくうちに、登場人物たちにも”命”が宿っていくものだと考えているので、非常に共感出来た。

ただ惜しむらくは、登場人物たちが住む街が、実は小説の中のフィクションの世界で、自分達はその小説の登場人物だったという”オチ”の部分が、始まって間もないうちに判明してしまう点。

小説という”フィクションの世界”が1時間くらいあって、観客をその世界に充分引き込んでから”オチ”の部分が登場すれば、すごく効果的で素晴らしい作品になったような気がする。

素材はとても良いので、いづれまた”長編”として再構築してみて欲しい。
ザ・カブキ

ザ・カブキ

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2011/12/17 (土) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

魅せ方がとても美しくて
歌舞伎とバレエを見事に融合させた傑作。見ごたえのあるシーンの連続、素敵な衣装と照明効果、魅力的な登場人物の描き方に満足した。

チラシ裏面に「歴女も必見!」とあるけど、歴女以外も是非といった感じ。

ネタバレBOX

刀を持たずに表現する討ち入りシーンが、音楽と相まって不思議な高揚感に浸れる。その討ち入り→切腹までの流れが一番の見どころだろうけど、何気に塩冶判官の切腹シーンが好き。あと、顔世御前の桜の枝を使った悲哀の表現とかも。怖いくらいに美くしい。

黒子を使った歌舞伎的な衣装の「見せ方」も観客の心を奪うに充分。バレエもそうだけど、歌舞伎もとてもフィクションな舞台で、その二つを絶妙なバランスで一つの芸術に仕上げた感覚に驚くばかり。あと、(一力茶屋)遊女のシーンとか、(山崎街道)樹の表現とかね。

とても美しく惹かれる舞台だった。
へとんしれん

へとんしれん

小松台東

高田馬場ラビネスト(東京都)

2011/12/14 (水) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

すばらしい作品でした。
登場人物は皆どこにでもいそうで、どうしようもなかったり、ちょっと弱いところがあったりして、自分にもそういうところがあるってハッと気づかされたりもします。彼らは苛ついていたり後ろ向きだったり笑うことを忘れていたりもします。でも、作品はあったかくて前向き。明日に向かっています。2時間にも満たないお話なのに、連続ドラマの1クールを見たような充実感(でも、盛り込みすぎていないところもいい)と後味のよい爽快感がありました。
その場面のメインじゃない方々の表情からも感情が読みとれる細やかな演出でした。
デフロスターズ作品は、欠かさず観たいです。

『 GIFT -Love begets love- 』

『 GIFT -Love begets love- 』

劇団PEOPLE PURPLE

HEP HALL(大阪府)

2011/12/13 (火) ~ 2011/12/19 (月)公演終了

さすがピーパーさん
雪も、寒さも、人の優しさも、ぬくもりも、嘘も、すべてが胸に伝わってきて波紋を残していきました。
どうかみんなの上に幸せが降りますように。
クリスマスには奇跡が起こるのかもしれない、と思わせてくれた作品です。

ニュートンの青いリンゴ

ニュートンの青いリンゴ

タマコロ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

なんとも楽しい
B級アイドル達の楽屋は大賑わい。女優さんたちはカワイイし、セリフはなんとも楽しいし、もう満足です。今まで観た三太さんの作品の中では一番かな。

スネークライク・デートコース

スネークライク・デートコース

ブラックエレベータ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/13 (火) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★

確かにゆるふわなんだけど・・・
センスのいいチラシ(3種あり)に惹かれて観劇。ウダウダなカップルをめぐるグダグダなお話で、それでもラクに観れるといいのだけれど、ちょっとボーっとすると展開についていけず(セリフ聞き取りにくいし)、妙に疲れます。映像と地図は期待外れ。こんなもので錯覚するひといるのかな。でも後味悪くない芝居で、次回作も期待します。

milk

milk

ウィルチンソン

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/09 (金) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★

今更ながら
遅くなってしまいましたが、感想を書かせていただきます。
まず、会場が初めてで舞台図だけ拝見したことがあったのでどういう場所なのか気になっていました。素舞台で客席は3方向、イントレ(?)に座布団をひいて座る状態が新鮮でした。クールでシンプルでおしゃれな空間です。
短編という事で、パンフレットの事前説明を読んではいたのですが、上演中に順番がわからずどれだっけと思いながら観ていました。
私は「銀河鉄道の夜」の回を観させていただきました。前列にいたので、客席へのアプローチがちょいちょいあってどぎまぎしながらも面白かったです。
内容が独特な雰囲気のあるお話が多かったので声をあげて笑う事はありませんでした。ニヤニヤしながらなんだなんだといった気持で観ていました。
最後、目を閉じていなくてはならない芝居は初めてでしたので不思議な気分でした。

ITI世界の秀作短編研究シリーズ ドイツ編

ITI世界の秀作短編研究シリーズ ドイツ編

公益社団法人 国際演劇協会 日本センター

ドイツ文化会館ホール(OAGホール)(東京都)

2011/12/19 (月) ~ 2011/12/20 (火)公演終了

満足度★★★

『氷の下』鑑賞
コンサルタント会社を舞台にして、効率を追求する資本主義やマスメディアによって社会から人間性が失われていく様をシニカルに描いた、政治的な作品でした。感情移入が出来るようなドラマが展開されるわけではないのですが、抽象的で取っ付きにくい感じはなく、素直に笑ったり怖さを感じたり出来ました。

横一列に並べられた机と椅子、机の上にはマイクと水の入ったペットボトル、背後にはスクリーンというシンポジウムの様なセッティングの中、コンサルタント会社に転職してきた冴えない感じの中年男性とやり手な感じの2人の若い社員のモノローグが交互に語られる構成で、若い2人のポジティブな営業トークが空虚に連呼され、人間がいない、物達自身が経済活動を行うというシュールなディストピアが浮かび上がってくる物語でした。
ドライな質感の台詞が続く中に、ユーモラスなミュージカルの描写があり、重いテーマとのギャップが面白かったです。

役者達は本ではなくiPadを用いて台詞を読み上げるのが作品のテーマに合っていました。
タイトルそのままに氷(のイミテーション)を使った演出は分かりやすく視覚的にも聴覚的にも上手く使われていましたが、表現がリテラル過ぎる様に感じられました。「氷」をもう少し象徴的に扱い、観客の心の中でイメージさせる方がその冷ややかさが伝わってきたと思います。
最後に流れる、この公演の為に作られた歌がタイムリーで且つ皮肉が効いていて良かったです。

戯曲は興味深い内容だったのですが、役者の台詞回しがぎこちなかったのが残念でした。

タッパー!男の器

タッパー!男の器

動物電気

駅前劇場(東京都)

2011/12/10 (土) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

めちゃくちゃパワフル。
もうパワーに圧倒されてしまいました。
爽快ですらあるブッ壊れ具合です。
やはり自由席は尻が痛くなりましたが
お尻もみもみタイムがあってよかったです。

このページのQRコードです。

拡大