最新の観てきた!クチコミ一覧

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ヌード・マウス

ヌード・マウス

Théâtre des Annales

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

演出が素晴らしい
恐怖という感覚を無くしたらこうなったという話ですが、時間軸を動かしたりして謎解きの要素が加わり、重厚な2時間のストーリーに仕上がっていました。

ネタバレBOX

免許取りたての弟が運転する自動車の事故が引き金となって血栓が破裂し脳の一部に損傷を受けた姉は、恐怖という感覚を無くして性格が変わり、性欲を抑えきれなくなり、父親や弟と淫れた関係になり、夫婦関係は壊れ、最後は恐らく別の血栓が破裂するなどして姉は死亡、弟も父の許を離れるという話。

恐怖の感覚が無くなったことによるものか、あるいは物語上脳のその辺りに存在していて機能が衰えたものなのか、防衛本能も無くなっていました。

ビックリすることは無いのでしょうが、かと言って、いきなりビリヤードのキューが振り下ろされてきたときに身を避けることもしなくなるとは。うーん、そんな気もするし、そんなことはないような気もして、ここが一つの見せ場なんでしょうが、それだけに考え込んでしまいました。
お伽草紙/戯曲

お伽草紙/戯曲

劇団うりんこ

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

見応えあり!!
脚本、演出、役者のすばらしさは言うまでもないが、スタッフ、制作など全てにおいて質が高い!

軽快にポンポコと君は

軽快にポンポコと君は

ぬいぐるみハンター

OFF OFFシアター(東京都)

2012/01/06 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

満足度★★

成り下がった印象
割りとどこにでもありがちな印象を受けました。もっとぶっ飛んだり、特徴的な芝居を期待していたのに・・・


下北に初進出とのこと。他のゲキダンとは一線違ったものを創ってほしいです、完成度をあげないならば。

太陽は僕の敵

太陽は僕の敵

シベリア少女鉄道

座・高円寺1(東京都)

2012/01/25 (水) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★

最高に最低
うーーんな印象。ここで低評価なのをねらってますとすら感じる作品。ま、やりたいことやってるんだらあんまり悪いことは言いませんが・・

もう少し、新しいことに挑戦してほしかった。古くさいシベリアはもう見たくありません

十一ぴきのネコ

十一ぴきのネコ

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/01/10 (火) ~ 2012/01/31 (火)公演終了

満足度★★

泥臭い
土臭いミュージカル、と銘打てばまだ理解出来たのだが。やはりそこはミュージカル的に華やかさがもう少し欲しかった。


小劇場のおじさま達が舞台上で頑張ってますは観客に感じられてはやはりいけないと思います。

ヌード・マウス

ヌード・マウス

Théâtre des Annales

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

最近では最高の
言い方が悪いかもしれませんが・・・もった芝居でした。(イイモノをってことと、時間的にもという意味でね)


冷たい感触で進む物語、それは照明や音といった効果がとても魅力的だったと思います。ラストのほんの少しの温かいシーンがより引き立つ、そんな印象です。


ここ数年では最高の観劇になりました
谷賢一さんに感謝したいです。

ある女

ある女

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/02/01 (水)公演終了

満足度★★★★

他人事として見れば「なにやってるんだ」ってな話だけれども
ずるずるな状況は、心地良いからずるずる続く。
「これないわー」って自分で思っていても。

そんな哀しい物語、の岩井秀人バージョン。

ネタバレBOX

誰にでもあると言っても、不倫とかではなく、その「状況」ついてである。
結局不倫だった、という男の身勝手さに、なぜかずるずると引きずられていく、というのは、気をつけないとあり得ることかもしれない。

つまり、「これはないよなー」というような「倫理的に反している」ことや、「(倫理的に反していないけれど)何のメリットもなさそうな」ことであっても、ついずるずると続けてしまうことはあり得るということ。
それが「生活」に溶け込んでしまえば、特にそうなる。

主人公・タカコの場合は、相手のアパートに行くということが、すでに生活の一部に組み込まれてしまっていて、さらに人恋しいというような、哀しい理由も(たぶん)あって、関係を続けてしまう。

それは赤の他人から見れば「なんてバカなことを」と言われてしまうことであり、実は自分自身も「いやー、これはダメだよなー」と薄々気がついていることでもあろう。
「人間は弱いんだよー」と、訳知り顔で言うのは簡単だけど、それは他人からの「感想」であって、当の本人には関係のないことだ。

タカコは、相手に喜んでもらいたいために、セミナーを受けに行く。
それも「ないよね」という感想だろうが、当の本人にとっては、とても大事なこと。本来、なぜ男性を付き合っているのか、ということをどこか脇に置いてしまい、変なねじれ方で本末転倒してくる。
「ああ、これもよくあるなー」と思ってしまう。
後から「なんであんなことしてたんだろう」と思うようなこと。
その渦中にいると、他人の忠告は何を言っているのか、まったく理解できない。

観客は、腕を組み、あるいは足まで組んで、「ほほー」とか思いながらタカコを見ているのだけど、それは「他人の目」からの姿であって、タカコの視線には絶対になれない。
つまり、「実生活」においても、「他人への感想」や「忠告」をすることは可能なのだが、「他人の忠告」を聞き入れることはできないから。

舞台の上タカコは、「他人の忠告(感想)」を受け入れることができない「私たち」ということにほかならない。

「ずるずると何かを、やってしまった」ことのない人も中にはいると思うのだが、そういう、ずるずる経験をして、後で止めたのちに、胸からわき上がる苦い味を、布団の中で味わったことのある人ならば、「ああ、あれは私だ」と思えるのではないだろうか。

そして、ラストの、あの暗さ、そして定食屋のオヤジの台詞が、ひよっとしたらタカコの道しるべになるかもしれないし、暗く続く闇は、タカコが我に返ったときに、味わう布団の中の苦みなのかもしれない。

隣の部屋にある「定食屋」ってのはタカコの脳内の心の拠り所だったりして。

岩井秀人さんは、男であるが、女を演じたということは(しかも台詞の感じは岩井秀人さんがしゃべっているようで、女という演技をしていない)、女とか男とか、そんなこと関係なしに、そういうことって起こっているっていうことを示している、というのは深読みすぎか。

そして、女であるという演技をしていない(しているようには見えない、台詞とか)のに、なぜか女に見えてしまう。
ただし、29というよりはもっと上の、おばさんに。

それにしても、タカコは献身的ということはわかるし、どこか男に都合のいい女なのだが、どうしても、つまり金を出してもつなぎ留めておきたいほどの女に見えないのが辛い。
そこも、男からの「ずるずるした関係」で、「この女ないわー」と思いつつも、ずるずるということなのかも。

こういう言い方は、かなり酷いかもしれないが、この、先の見えない不思議なストーリー展開とラストの、あの静寂は、五反田団を思い浮かべてしまった。
しかも、五反田団にはあるペーソスが、ないような少し背筋が寒くなるラスト。
「通し狂言 三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」「奴凧廓春風(やっこだこさとのはるかぜ)」

「通し狂言 三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」「奴凧廓春風(やっこだこさとのはるかぜ)」

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2012/01/03 (火) ~ 2012/01/27 (金)公演終了

満足度★★★★

ピカレスクとシュールの2本立てで、新春だなー
『三人吉三巴白浪』は、いわゆる「白波モノ」であり、とんでもないピカレスク。
そして、105年ぶりに上演される『奴凧廓春風』は、親子孫三代の競演がウリの、これまたとんでもなく、シュール(?笑)な物語。

ネタバレBOX

『三人吉三巴白浪』

新春からこう責めてくるというのは、さすが歌舞伎。
本人たちの責ではない、畜生道に落ちてしまった男女(息子と娘)を、その理由を告げずに、包丁で滅多切りにして殺してしまう、凄絶なシーンや、ラストの、これから三人の吉三たちは、どう自分たちに落とし前をつけていくのか、ということを匂わせるようで華麗なシーンなど、本当にピカレスク。

しかも、ストーリーが、「ええ?」という展開で、「そういう関係なの?」という人間関係が露わになってきて、登場人物たちが、皆なんらかの関係があるというストーリー、因縁話は、とにかく面白くて引き込まれる。

そして、ラストの雪景色での立ち回りは歌舞伎らしくて美しい。

時間を掛けて洗練されてきて、気持ち良く流れる台詞(特に七五調の長台詞)は、音楽を聴いているようで楽しい。
どこかで聞いたことのある、お馴染みの台詞が満載だ。
松本幸四郎の兄貴分的な貫禄のある悪役がよかった。



『奴凧廓春風』
市川染五郎が奴凧で現れ、本当の子の金太郎がその糸を引く。そして祖父役の幸四郎が、その子(本当の孫)に凧揚げの手ほどきをする。
それが新春ぽいし、華やかと言えばそうなのが。

奴凧は舞台の上で宙乗りとなり、空中で踊ったりする。かなりの熱演。
その物語の展開は、奴凧が中心となり、イノシシが出てきたりと。

『曽我物語』のパロディも取り入れられているらしいのだが、それはよくわからなかった。


お芝居の中で、手ぬぐい撒きがあるのも、新春公演らしい楽しさだ。
ザ・カブキ

ザ・カブキ

東京バレエ団

Bunkamuraオーチャードホール(東京都)

2010/04/24 (土) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

華麗な復讐劇の忠臣蔵
『仮名手本忠臣蔵』に沿っての物語。
山崎街道の場まであり、イノシシも登場する(バレエなのに!)。

ネタバレBOX

舞台の全体は、まるで日本家屋風の囲みになっていて、日本風。

意表を突くオープニング。
浄瑠璃で始まり、和楽器を交えた音楽がドラマチック。
黒子が出てくるところが歌舞伎風。

塩冶判官高貞(浅野内匠頭)が切腹後、腹を真っ赤に染めながら、恨みを込めて延々踊るというのは、なんとも言えない。

つまり、東京バレエ団『ザ・カブキ』。バレエは無言劇ということだけでなく、浅野内匠頭の「無念」が色濃く描かれていた。

そして、赤ふん姿のバレエなんて、なかなか見られるものではない(笑)。


バレエの『ザ・カブキ』も先日国立劇場で観た歌舞伎の『元禄忠臣蔵』も、ある程度、忠臣蔵のストーリーを知っていないと、少々辛いのではないかな。

とは言え、バレエの『ザ・カブキ』のほうは、ストーリーを知っていると、逆に高齢のはずの高師直(吉良)が軽やかに踊っているのを見るのは、違和感があるかも(笑)。

『ザ・カブキ』の音楽は、黛敏郎。悪く言えば外連味な印象も少しは受けるが、盛り上がり方はさすが。電気楽器、和楽器、コーラス、そしてオーケストラのアンサンブルが見事。
アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

The end of company ジエン社

d-倉庫(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

心地よい煩雑感
内容はあまり感じることがなかったが、演出手法の強烈さが印象的。激しく同時進行・同時発声が続き、追いかけるのがかなりキツかった。しかしそれは不快ではなく、舞台から挑戦されているような感覚で、それ自体がエンターテイメントとして楽しめた。

ヌード・マウス

ヌード・マウス

Théâtre des Annales

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

クール
シンプルな舞台が好きなので、役者4人だけでワンシチュエーションという本作は好みのスタイル。装置も証明も音響も役者も良かった。ただ、作品のテーマというか作者が表現したかったものが何なのかは微妙に見えづらく、しばらく咀嚼が必要に感じた。

新春能・狂言鑑賞会【解説付】

新春能・狂言鑑賞会【解説付】

ルネこだいら

小平市民文化会館 ルネこだいら 大ホール(東京都)

2012/01/29 (日) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

華やか
新春公演に相応しい華やかな演目を並べ、最初に解説もあり、親しみやすい内容の公演でした。

仕舞『融(とおる)』
源融が月光の下で奥州塩釜を思って舞う話の舞の部分が東日本大震災の犠牲者の追悼として演じられました。
シテの高橋忍さんは流れるような動きと張りのある謡で、エネルギーが感じられました。

能『猩々(しょうじょう)』
1月に上演するのにふさわしい、目出度い雰囲気の作品でした。30分程と能にしては比較的短い上演時間なので、集中して観ることが出来ました。
酒飲みの妖精「猩々」は鮮やかな赤の髪に朱色の装束という派手な出で立ちで舞い、謡われる内容と相俟って明るい雰囲気でした。

狂言『唐相撲(とうずもう)』
出演者が20人以上いて、しかも1人以外は中国人という設定の、賑やかでコミカルな作品でした。日本人の相撲取りに中国の帝王の配下達が次々に勝負を挑む話で、アクロバティックな技や馬鹿馬鹿しい遣り取りが繰り広げられ、賑やかな雰囲気が楽しかったです。
帝王役の山本東次郎さんのエセ中国後の台詞回しが滑稽で面白かったです。日本人役の山本則重さんの芯のある通る声が素敵でした。

ホールでの公演だったので2階席から、能楽堂では不可能な見下ろすアングルで観ることが出来て興味深かったです。
ステージの手前半分に仮設の舞台を組み、鏡板がなくて奥の何もない空間をそのまま見せていて間が抜けていたのが残念でした。幕でも良いので松の絵があった方が空間が引き締まったと思います。

青春のプロ

青春のプロ

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/01/26 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ぶらっと
観てきました。

王子に行く前に春風舎で観たヤン・アレグレが、
恐ろしくレベルの高い芝居だったので
B級感が溢れた雰囲気のこちらにハマれるか
ちょっと不安でしたが(苦笑
杞憂で、とても楽しめました。

今回は地方での劇団の話だったのですが、
こういったものは舞台が凄く好きな者にとっては、
とても気になってしまう話題だったせいもあるのかもしれません(笑

セットの朴訥とした?雰囲気といい、以前観た隕石少年トースターの
「パペット・オン・ザ・パニック」(自分が観たのは大阪での2007年版)
を思い出したりしました。

他の方が言っているように、
ちょっと無茶な展開がたくさんあるのですが、
それらがみんな劇団の味になっている不思議な良さがあると思います。

ちょっと台詞が詰まり気味な所があったのは、
役者さんというよりかは、
たぶん脚本が上がるのが遅くて、
台詞を役者さんたちが声に出すのを聞いてから
無駄な部分をカットしたり
すっきりとした言い回しに直す時間が無かったのかもな、と思ったりもしました。
というのも、面白い部分は早めに上がったと見えて、詰まるところがほとんどなかったのですが、そこまでではない部分(苦笑)は台詞がすっきりしていなくて、役者さんたちもちょっと聞き取りにくい部分があったからです。

でも、それはそれとして、
地方での劇団の話を誰にでも面白くするのは、
実は想像以上に難しい
(例えば・・てがみ座の乱歩の作品は素晴らしいですが、乱歩自体がもつ謎めいた雰囲気に負うところも多く、逆に予備知識も全くない地方の劇団を題材にしても、結局はどこにでもある地方の町の話である以上、相当に物語を作りこまなければ、観客を引っ張っていくことは難しい・・)
ように思われるところを、バスの乗客の話や、
地方のちいさな本屋での葛藤?など、
ムダとも取れる小さなエピソードをふんだんに絡めながら、
マジメに破綻なくまとめるよりかは、
多少破綻しても面白さを優先して
ネタをたっぷり盛り込むサービス精神というか、
おなか一杯のボリュームに仕上げようという心意気というか、
B級グルメの良さがこれでもかというばかりに出ていて、
そこも地方劇団の雰囲気ともあっているようで良かったように思います。

・・ちなみに隕石・・の方はまさにウェルメイドという感じできっちりまとまっていて(この劇団はいつも丁寧に作りこまれているのです・・)
ライオンの方は、まさにB級(どちらも褒め言葉です(笑

昔の観劇のことなどを思い返しながら、
これだけ実は作るのが難しいと思われる題材で、
これだけふり幅大きくできた作品同士を頭の中に思い浮かべながら楽しむのは、
なかなか贅沢な気持ちになったりもして(笑
自分もまた、無名の劇団(スミマセン(汗
ばかり追いかけている楽しさを客席で、
同じように(劇中、出てくる地方劇団を追いかけて
他の町まで観に来ている人たちがいる、という設定があります)
体感できました(苦笑

無茶な所もあるけれど、味がある、まさにその通りだな、と思いました(笑

補足・・ちょっと時間が無くて今回は(も?)だいぶ読みにくいところがありますがご容赦ください(汗

白夜王アムンゼン【観客動員数1000人突破!】

白夜王アムンゼン【観客動員数1000人突破!】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/01/25 (水) ~ 2012/01/30 (月)公演終了

凜とした空気感。
氷雪の世界を感じさせたし、観劇後に劇場を出た時の寒さと余韻がちょうどマッチ。登場人物の背負ったカルマが滲むここ最近の作風とはまた違った爽やかさからの清涼感がありました。

ネタバレBOX

もしや「南極物語」を見ているか否かで補完・助長される部分もあったのかも、とも。単独で観て意味が通じないところはありませんでしたが、予備知識や予備感覚のオプション的な意味で。
劇中、南極の厳しさに関してはそこまで強く感じず。恋愛要素をもっと効かす為にも、取り巻く環境は更に過酷にしても良かったかも。追い込まれて最後に何を大事にするか。いわゆる高い障害ほど燃え上がる的な。序盤の時点で二人にもっと絶対的な隔たりを用意して越えた先で結ばれるっていう、物語としてはマニュアル通りすぎる流れにはなるけど。日常の環境と異なる南極が舞台なら今回以上に過度なデフォルメやファンタジーを盛り込んでも、主線さえストレートならちゃんと回収出来たと思う。個人的には物足りなさがある訳でもなく楽しませてもらった上で、「作品内でもっと遊んだりおちょくっても大丈夫じゃない?」って印象。真摯な団体だからこそ、舞台上ではまだまだ暴れて欲しい。
青春漂流記

青春漂流記

劇団鹿殺し

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

まさかの
音響のトラブルがあったようで、一時間押しましたが、無事開演。
確かに、音が無いとなんともな作品で、音楽が耳に残りました。
しかし、趣味が合わなかったようで物語は心に残らなかった…かな。

背水フォーメーションZ

背水フォーメーションZ

低気圧ボーイ(ズ)

nitehi works(神奈川県)

2012/01/27 (金) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

あふれでるギャグセンス
ストーリー/セリフはもちろんの事、セットの隅々にまでいきわたるギャグセンスに脱帽!!映画ファンにはいろんなコネタ満載で、尚楽しめる公演だったのでは。
どこに向っていて、いつがラストなのか、先が読めそうなのに読めない展開で、とにかく笑えました。笑えるゾンビもの。素敵でした。

おてあげラプソディー

おてあげラプソディー

春の日ボタン

「劇」小劇場(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了

満足度★★★★

繋がりの展開はお見事
4話目までに微妙なキャラのリンクを明示しながら、5話目で一気にキャラクターの繋がりを見せる展開はお見事で、また、無理なく繋がってる脚本はお見事でした。
面白かったです。

ネタバレBOX

少し、2話目の司会のキャラが強引過ぎる(というか、司会者独断場になってしまっている)展開はもう少し工夫が欲しいとは思いましたが。
ヌード・マウス

ヌード・マウス

Théâtre des Annales

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

おおあたり
ここ最近の観劇で、一番のヒットでした。
自分にとって、ものすごくツボであり、感動したのに、言葉にすると軽くなってしまうため、感想を言葉に出来ない作品。
じんわりと。3、4日経ってからふと思い返すような、そんな後味でした。

愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】

愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】

バジリコFバジオ

駅前劇場(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了

満足度★★★★

物語はサクサク進む
最後に主人公の中学生がヒーローに変身するのだが、守りたいと思って変身したのはいいと思うのだが、やはり変身に至るプロセスはもう少し描いて欲しかったかな。
また、主人公の幼馴染みが主人公のヒーロー姿と同じカッコのブラックバージョンで出てくるのだが、こちらも急ではなくて、エピソードを挟んで欲しかったかな。
でも、登場人物多いながらも、物語はサクサクと進んで、面白かったです。

ネタバレBOX

対面客席になっていたが、セット中央の回転セット以外は、対面である必要性があまり感じられなかった。
『渡り鳥の信号待ち』

『渡り鳥の信号待ち』

世田谷シルク

シアタートラム(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

広い舞台が合う
大幅に脚本を変更してきた(と思う)のと、また広い舞台が合う物語なので、
その広さを十分に生かせた演出となっており、新作と言ってもいいぐらいでした。
ただ、広い舞台が逆に足枷になって、文字などのプロジェクター映像は若干みずらかったのと、場面によっては少し間を感じてしまいましたが。
でも、面白かったです。

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