
ジレンマジレンマ
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
満足度★★★★
まさにジレンマの観劇
ここの紹介文から想像したのとは、ずいぶん趣の違う演劇でした。
三つの部屋で進行する、3つの取調べが、演劇的な効果を生んで、巧みな構成で描かれて行くので、観ていて、ある種、ワクワクする感覚が宿るのですが、描かれる題材は、震災後の現実社会に根ざしているので、演劇として、舞台を楽しむ感情と、現実社会の現状を憂える気持ちが相反し、何となく、居心地が悪い心境で観てしまいました。
出演者全員の役者力が優れ、小劇場では珍しく、華のある若手も揃っていて、一跡二跳の時より、遙かに、劇団力もアップした印象。
東京新聞社会部の、実際、震災現場に何度も取材に赴いている片山記者と、古城さんのアフタートークは、大変、考えることの多い、実のある時間でした。

「間~あわい~」全日程終了しました。ありがとうございました。
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2012/02/22 (水) ~ 2012/03/06 (火)公演終了
満足度★★★★
木綿のハンカチーフ
って結構難しいのですね。
いや、丘咲さんはうまかったです。歌い方を工夫されてるようでした。
内容とは関連しないかもしれませんが、銭湯にいってくつろいだような感じがしました。

慣れの果て
演劇チーム 渋谷ハチ公前
赤坂RED/THEATER(東京都)
2012/02/22 (水) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★
静かで熱い舞台
事情があって施設暮らしの少年少女、青年達が町の片隅の何かの工場で働いて暮らしている。そんな彼らの家族、友情、日常の葛藤やせめぎ合いは常に起こっている。
前半というか話の導入から中盤まで静かに話が進んでいたので、このまま行くのかと危惧していたら終盤に全てが凝縮されていた。
彼らは幸せなのか、不幸せなのかと考えたが、でもどこか煮え切れない部分も見え、それは自分が彼らより年代がずれている上の世代だから?とか不毛な考えがつきまとってしまい、誰かに手引きしてもらいたくなった。
客席から登場した彼がメインになるのかと思いきやそうでなく、舞台上で出演者がそのまま、演技というより待機しているように見えた。
また、誰でも主役になれる立場に見えたので、役名の一覧表を添付して欲しかった。

桃の花を飾る
若伊達プロジェクト
せんだい演劇工房10-BOX(宮城県)
2012/03/02 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
若伊達プロジェクト「桃の花を飾る」観ました。
現実と架空、複数の物語や視点が並列し交錯し、もつれ合って語られる。世界の線引きを(死生すらも)越えていく思い。わちゃわちゃの中からにじみ出る、大事な人へのいとおしさや切なさ。終盤の、生命讃歌を感じさせる美しいシーンや、世界を再生させるカーテンコールに涙しそうに。一度は頓挫しながら、一年がかりで復活した若きプロジェクトに拍手!名古屋から観に行った甲斐がありました。

Turning Point 【分岐点】
KAKUTA
ザ・スズナリ(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
この先の人生
女性二人の友情から分離、30代になってからの再出発までを、明るく直球で、しかし熱くならず、淡々と本音を探り合いながら二人の対比を見せてくれた15年の年月は、KAKUTAの歴史にも受け捉え出来るし、観客の歴史としても振り返らせてくれました。
出会いがあって、その個人と係わってきた状況により優勢や優劣をつけたくなるのが感情というもの。いろいろ経験して全てをぶちまけて一歩踏み出したその先は明るく、それが出来た二人が羨ましくも思った。
変に飾り付ける「希望」とか「未来」とかに括られそうだけど、そんなもんつけなくても充分活気あって、心豊かになれそうな舞台だった。

トミ子の足
開座
開座 森下アトリエ (都営新宿・大江戸線「森下」駅 徒歩5分)(東京都)
2012/03/06 (火) ~ 2012/03/08 (木)公演終了
満足度★★★★★
無題313(12-066)
19:30の回。久しぶりのアトリエ公演です...万有引力の七生さんが出演された「お照さん」は8月なのでおよそ半年ぶり。19:00会場着、受付。先日の「奴婢訓」でチケットを手配していただいたのであらためてお礼をします。今夜は手前が舞台で、奥に座席が用意されています。台に座布団、座って眺めると天井やら壁には半紙に書かれた文字、各国の都市名や、必要、不在、仏頂面、美、引力、艶...などの文字、かかっている音楽は女性の物憂げなボーカル曲。座席両サイドにはカメラマン、お隣は外国の方、入口のほうをみると、亀、「寺山修二著作集(クインテッセンス出版)」。畳3畳ほどの絵...女性2人の裸体画、後ろ姿ですが首から上がみえません...描かれていないのか黒髪に隠れているから見えないのか。
さて、谷崎潤一郎、「富美子の足」を検索してみると映画のものがたくさん出てきます。谷崎は読んだことがありません...「源氏物語」なら1-2巻を持っていますが、ちゃんと読んだことがないのです。
19:36開演、一段と暗い照明、衣装が黒なので輪郭が薄れ、闇に半分溶け込んでいるように見えます。20:42終演。

『ウサドラ』
超人予備校
舞道ダンスシアター(大阪府)
2012/03/04 (日) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てよかった。
『ウサドラ』 最高でした。
2時間です てんこ盛り
いごごちが悪い様な、良いような そんな 他に無い超人予備校ワールドです。
ひょっとしたら、観ていて “ いらいらする だけ ” って人も居るかも、そのすれすれな線を突いてきます。
★11日にもう一度あります。 少し席があるようですよ、★
ほんっま おもろいです、すれすれな線を突かれると、病み付きになります。
ウサドラってウサギのドラマ? 観れば分かります。
超予備の皆さん、おもろいイベントを ありがとうございました。

うれしい悲鳴
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
満足度★★★
もう一回観たいなぁ~
群舞が素晴らしかったです!初めて観た公演が最終公演というのは残念でしたが(>_<)一度では全部を消化できなかったので、できたらもう一回観に行きたかったなぁ~

「ザ・シェルター」「寿歌」2本立て公演
加藤健一事務所
本多劇場(東京都)
2012/03/02 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

飛んで孫悟空
NAGOYAダイアモンズ
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
NAGOYAダイヤモンズ「飛んで孫悟空」観ました。
名古屋演劇教室の発表公演「NAGOYAダイアモンズ」、今まで二回観たけれど、今回は今までとは異色。仕掛けや道具に凝った、まさに大人も子どもも楽しめるエンタメ公演(うりんこっぽい?)。別役実戯曲は、普通に楽しむことも深く考える事もできる内容。アイデンティティの拠り所を放り出したり探したりの、多重構造ドタバタ。クライマックスで手に汗握り、ラストに茫然、気を抜かれる。今年も、可能性を求める新しい活力と、積み重ねを生かす経験者とが力を合わせるベストミックスでした。

【公演終了!】グッドモーニング・マイ・ヴィーナス
GAIA_crew
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/03/02 (金) ~ 2012/03/06 (火)公演終了
満足度★★★
千秋楽観てきました!
舞台セットの使い方、照明&効果音がよかったです!そして、お目当ての田中優也さんはやっぱり素敵でした(^^)お芝居にグイグイ引き込まれて、2時間楽しませて頂きました!

Boogeyman ブギーマン ~灰色の街~
FRANK AGE company
内幸町ホール(東京都)
2012/02/29 (水) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
サスペンス?コメディ?
初日から千秋楽まで全9公演拝見しました。
キャストの皆さんをほとんど存じ上げているので、
学芸会にでる子供を見守る母親のような心境で初日は始まりました。
緊張感からなのか皆さんかっちかち・・・
私自身も最前列という幸運な席だったにもかかわらず
かなり緊張して拝見しました。
2回3回と回が進むにつれて自然体な演技になりました。
サスペンスな作品?と聞かれたら???だけど、
いろんな感情を抱くことができるいい作品だと思います。
以前は正直この演技じゃ~なんて思っていた役者さんも
見違えるほど素敵に演じられていたし、
次の舞台が待ち遠しいです。
キャストの皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

スターラインエクスプレス
劇団有馬九丁目
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白いお芝居を有難うございました。
物語が最高に面白いです。
2時間半と長丁場そして登場人物が多いが、無駄は無い。
少しシンドイ芝居かもしれないが、脚本ありきで観る私にとって最高です。
多くの人が演者の回りで、大きな輪になって場面のイメージの動きをし回ります、この演出も良かった。
禁じられた惑星間渡航 その中、星から星へ渡航するアンブラスターライン、ひかり、のぞむ、アンドロイド哲彦
□ それぞれの星での出来事、それぞれの星の個性、 □ 奴隷の子供たち、海賊 権力を振り回す警察。 星から星へと移動していく 物語は楽園惑星ターミナスタキオンへそこは楽園?
□ 嫌な事からの逃避、記憶の削除。
実験衛星ハーマサイトで分かったアンブラの過去と誕生 作られた頭脳
アンブラのすべてを理解し助言するフレア アンブラも子供の頃の記憶を一分なくしていたのか、 すべてを取り戻す、 人間が生きる中での物語に観えました。 徐々に自分の意思を強く持って生きる方向に変わる、ひかりが主人公の様にも見えました。

レディ!? GIRL!! on air THE GOLDEN
劇団コダマ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★
好きだから厳しい事を言います。
音楽と物語とダンスと殺陣と、てんこ盛りで面白いです。
しかし あと少しの所で、あと少し入ってこない所が有ります。
もったいない、 もっともっと面白い最高のお芝居に出来るはず。
一年後にもう一度観てみたい。
好きだから厳しい事を言います。 御免なさい。

うれしい悲鳴
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
最後かぁ?
劇団・ひょこと乱舞の【うれしい悲鳴】を観劇。
以前から聞いていた名前の劇団で、やっと観る機会に恵まれた。
観劇の際には誰もが、チラシに書かれたあらすじなり、演出家の言葉なりから内容を想像して観劇に挑むと思うのだが、そこで自分の想像が外れる事で新たなる世界を感じられて、体感、感動というのが生まれ出てくるのだが、今作はまさしく始まりから見事に想像を外してくれて、これは行けるぞ!と思って行ったら後半から思わぬ方向に行ってしまい、別な意味での外し方を体感してしまったようだ。残念ながら、これは演出というより戯曲の出来の悪さが露出してしまったようだ。だがこの劇団、たまたま今作は上手くいかなかったような気がする。全体のレベルはかなり高いと見た。
でも劇団は今回で解散らしいのだが・・・・。

ユーリンタウン
Seiren Musical Project
早稲田大学学生会館(東京都)
2012/03/01 (木) ~ 2012/03/03 (土)公演終了
満足度★★★★
空組を拝見しました。
クオリティの高さに驚きました!少々、客席は窮屈でしたが…大満足です。帰り道は、やっぱり「Run, Freedom, Run!」がエンドレスでした( ´艸`)

The Doll
坂本企画
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
ふしぎなくうかん
始めて観た坂本企画さんの舞台がこの作品で良かったと思います。人形は持つ人によって扱う人によって『いきもの』にも『ただのもの』にもなる。生きた人形として生まれた彼は何者か。白と黒。雪と夜。相対象でありながら、どこかで繋がっている気もしなくはない。個人的には夜の遠心力の方が好きかもしれません。

A級MissingLink第19回公演 『悲惨な戦争』
A級MissingLink
AI・HALL(兵庫県)
2012/03/02 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★
私には難しすぎた。
アメリカ人が 内戦中のサラエボで「後藤を待ちながら」を上演したように・・・とチラシに有りますが、そのようには観えなかった。
ごめんなさい、分からなかった。

【公演終了!】グッドモーニング・マイ・ヴィーナス
GAIA_crew
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/03/02 (金) ~ 2012/03/06 (火)公演終了
満足度★★★★
卓馬のキャラクターがとてもよかった
暴力団、ギャング、警察とくればお決まりのパターンかなと思いきや、それぞれの世界にも愛すべき(かっこいい)キャラが描かれていて、一風変わった
抗争劇になってて目が離せません。それでいてリラックスできる場面、笑いの場面もあり、とてもよく出来た脚本。そして卓馬が変化/成長していく演技に魅せられました。

平成中村座 三月大歌舞伎
松竹
隅田公園内 仮設会場(東京都)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/27 (火)公演終了
満足度★★★★★
勘九郎襲名公演ですが
仁左衛門様目当てで行ってきました。夜の部です。
最近、3000円前後のチケット代に慣れてしまったので、歌舞伎の、特に今月の平成中村座のチケットは高すぎると思っていたのですが、やはり観てしまうと、全然高くない。というか、もう一度見たいと思いました。
傾城反魂香、通称吃又。
仁左衛門さんの又平に勘三郎さんのおとくという組み合わせは、もうこの先、観られないと思うのですが、本当によかったです。
「腕も二本、指も十本」のくだりでは、本当に涙が出たのですが……その涙が、引くおそろしいできごとが!
いえ、大したことじゃないのですが(私的には大したことだった)、石の手水鉢の後側に描いた絵が表に抜けて浮き出てくる、あの名場面で、出て来た絵があまりにもお粗末だったのです。
まず、なかなか抜けてこないので、大丈夫かしら 「かか、抜けた」に間に合うのかしら とドキドキしていましたら、出て来たのが、昔、私が落書きで書いたツルハマルマルムシみたいな顔(笑)
筆を持った手だけがやたらはっきり書かれていましたが、あとは薄くてふにゃふにゃで見えない。
あれ、中の人が描いているという話、本当だなと思いました。
今まで吃又は何回となく観ていますが、今回の絵には衝撃を受けました。笑撃というか。
とにかく、涙が引っ込みました。が、まあその後はめでたい場面なので良しです。
土佐将監の奥方の役が無くなっていて代わりに下女になっていたのです。なんでだろう?と思っていたら、わかりました。
又平が将監から貰った着物に着替える場面、普通ならおとくが甲斐甲斐しく着付けるのですが、おとくではなくその下女が着付けているのです。
ああ、勘三郎さん、普段こういう役しないから。
着替える夫を見つめて「いい男だねぇ」とか言って笑いを取っていました。着付けはできませんでしたが(失敬)、その後の鼓は立派でしたよ。
そして、勘太郎改め勘九郎の御所五郎蔵、仁左衛門さんがご指導されたそうですが、すごく基本に忠実。新勘九郎丈の芸に対する真剣さが窺われました。
それがややもすると、真面目にやりすぎていて面白みに欠ける。
というか、ちょっと華がない。
華だけはある海老蔵と並ぶと、五郎蔵と土右衛門「いい男対決」では負けてしまうところもありました。
でも、だんだんよくなると思います。まだ初日三日目でしたから。千秋楽近くになると違う印象になると思います。
それもあって、もう一度観たいと思ったんですよね。
(あと手水鉢の絵の進化にも期待・笑)
この演目では、笹野高史さんが出ていて、とてもいい味出していました。大向こうさんからも、ちゃんと「淡路屋」と声がかかっていましたよ。
歌舞伎なんで、基本ネタバレというものは無いと思いますが、口上は楽しみにしている人のために隠して下に書きます。