最新の観てきた!クチコミ一覧

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SINGLES【ご来場ありがとうございました】

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青春事情

調布市せんがわ劇場(東京都)

2012/01/25 (水) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

男女7人体験修行物語
「オトナの修学旅行」あるいは「男女7人体験修行物語」的な?(笑) 各人物のキャラクターもきちんと描き分けられていて手堅い。
終盤の「書」でそれぞれがホンの少しだけ成長したことを示すのとその後の歌が(それに加えて前半での般若心経も?(笑))特に上手い。

新春浅草歌舞伎

新春浅草歌舞伎

松竹

浅草公会堂(東京都)

2012/01/02 (月) ~ 2012/01/26 (木)公演終了

満足度★★★★

第2部千秋楽は亀治郎さん卒業式
いってきました!新春浅草歌舞伎千穐楽、亀治郎さんの最後の浅草の公演に。
第2部敵討天下茶屋聚(かたきうちてんかちゃやむら 通称天下茶屋)のほうです

お年玉といわれるご挨拶、亀治郎さんは決してくだけずまじめに固めに。
笑顔も少な目の珍しいお姿。

亀)「10年間(14年間?)浅草で公演して、浅草に育てていただいた。
初期は2階席なんか数えるほどしかお客さんがいなくて、どうすれば歌舞伎が根付くのか試行錯誤してきた
今日のように満員で、浅草では平成中村座も公演している、2座公演できていることはすごいと思う
400年の歴史のある歌舞伎を、今後もお見捨てなきよう」

ネタバレBOX

メインの天下茶屋ですが、亀さん演じる元右衛門は小悪党の典型のような男。恩ある主を裏切って敵に寝返りながら、自分が殺されそうになると逃げ回る。これ、シリアスなお芝居じゃないんです。人は何人か死ぬんですが、小悪党が逃げ回るところを楽しむドタバタ喜劇なんだと思います、ドリフのコントが長いような芝居。難しいこと考えなくて単純に笑い転げて楽しむんです。
筋も簡単、難しいこと考えなくても良い、たまにはそういう観劇があってもいいですよね。

普通の歌舞伎では、最後大団円でお辞儀して幕。おしまいのはずが、なぜか再び幕が開き、片岡造酒頭姿の亀治郎さんご登場、その後ひとりひとりの役者が登場しては礼って、えーーカーテンコールするの?歌舞伎で?って思ったのですが、違う趣向でした。いつのまにか亀さんは舞台にいなくて・・・

最後に登場したのは地獄に行った三角の布を付けた元右衛門(小悪党)姿の亀治郎さん。
それで、地獄の責めにあい、閻魔の口上が「14年間、この浅草を騒がせた咎により」・・・
ここで横断幕が広げられるんです
「亀治郎さん
14年間お疲れ様でした
猿之助襲名おめでとうございます」の大きく書かれた文字。
布にはファンからの多数の寄せ書きがありました。

千秋楽を観にいけて亀治郎さんの感慨も受け取った感じです
-----
ただ、こののお芝居の筋書きは決して面白いものではありません。歌舞伎に良くある、実は、実は、の入り組んだ展開は全くなく、どちらかといえばこのくらい筋が簡単なら心情描写するとか小悪党の元右衛門の社会的地位によるゆがみだとか、そういうむしろ「近代的何か」で脚色した上演も考えられないかと思った次第です。もちろん亀さんの「ドタバタ喜劇」もこれかこれで大いにありで、何も考えずに大いに笑えたというのは喜びではあります。



SINGLES【ご来場ありがとうございました】

SINGLES【ご来場ありがとうございました】

青春事情

調布市せんがわ劇場(東京都)

2012/01/25 (水) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

爽やか
A-1GPの予選がツボだったので、本公演を観劇。
悪い人が一人も出てこなくて、ほのぼのしていて癒されるお芝居。
ストーリーも分かりやすく、特に難しい凝った演出も無いので観る人を選ばない。
元気になれる気持ちよい作品。

十一ぴきのネコ

十一ぴきのネコ

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/01/10 (火) ~ 2012/01/31 (火)公演終了

満足度★★★★

絵本の思い出と、今回得た感傷と。
十一ぴきのネコは、馬場のぼるさんの「11ぴきのねこ」を下敷にした井上さん戯曲ですが、絵本の骨格を残しつつ、格段の面白さと昭和の薫りと、健全な毒を盛り込んだもの。
私は、現在大学生の息子が保育園児だったときの思い出あり。保育園の運動会で11ぴきのねこをテーマに演じみんなネコのお面を付けて「みんなで力を合わせれば、おおきなさかなも取れるんだ」っ引いてました・当然、そんなほのぼのとしたお芝居ではなく結末もダークで、もし子どもをつれてきたらなんて答えればよいんだろう、と悩みながらの帰途でした。

ネタバレBOX

♪じゅういっぴきのネコ、じゅういっぴきのネコがたびにでた
おなかぺこぺこ 鼻はひこひこ 丘をとことこ みずうみどこどこ・・・♪
(メロディがこびりついて頭を離れません)

語呂合わせ語呂合わせ。
擬態語、擬音語使いまくり。井上さんの言葉の遣いって面白いなあ。

擬音語は、歌でなくてもたくさん出てくるのですが、せっかく音楽演奏者に荻野清子さんが舞台下手にいらっしゃるのに、ひゅー、さやさや(風)、どっかーん(ぶつかる音)、ぱたん(倒れる音)。役者さんのボイスパーカッション?、も使いまくり。子どもたちこういうところで結構笑っています。
おじさん役者12人がときにハモりながら歌って歌って、踊って踊って(お決まりのラインダンスも)、マイムでせっせと示しながら「鯉の姿煮」の作り方を演技して、と。たくさん動いて、たくさんネコ問答。これなら小学生でも飽きないで見ていられますね。
主役のにゃん太郎(北村有起哉)は「天晴れ指導者のにゃん太郎」と紹介されており、実際物語の進行はにゃん太郎のリーダーシップの元に進んでいくのですが、取っ掛かりからいえばにゃん太郎はよそ者なんですよね。十匹の仲間集団の方が先にいる。
十匹集団の取りまとめ役は中村まことさん演じる「穏健温和仏のにゃん次」です。そこらへんがラストのビターさにつながるかも。え、日本人のムラ社会とか?
山内圭哉さん演じるにゃん十一はもう一人の主役ともいえそう。
十匹集団の中になんとなくいたはずなんだけど、実際は徹底的なアウトロー。にゃん十一は「ねこばばのにゃん十一」と紹介されていて、もともと泥棒に買われていた猫だったんです。ねこばば」って、絵本作家の馬場さんへの敬意をひそかに込めていませんかね。
野良ネコ共和国を作ったあと、政府の要職はにゃん次たち9匹に牛耳られ、リーダーだったにゃん太郎は暗殺。にゃん太郎が死んだあと、にゃん十一はにゃん太郎に布をかけ、あの♪十一匹のネコが旅に出た♪を一人で歌います。幕。

もし私が子ども連れてきて、子どもから「何でにゃん太郎くんは殺されちゃったの?にゃん太郎くんは悪くないよね」って聞かれたら、なんて答えたらよいのでしょう。
昭和の時代背景とか、日本人の偏狭さとかそういうことは大人の領域であって、
○貧困はとっても苦しい
 成長のために努力するのは幸せだ、でも成長後の繁栄社会に陰があることがある
○国家というのは自分たちの自由を守るために作られているもののはずが、時には個人に対して暴力的になるんだ

こどもに、君にはにゃん太郎の生き方でも、にゃん十一の生き方でもいい。
そういう生き方は厳しいんだ。
でもあまり世間(にゃん次からにゃん十)に流されてほしくはないな。
って感じで伝えようかな、と考えつつ、本当は子どもたちにまずは感想を聞きたいなと思いました。
こういうことは、確かに未就学児童には無理ですが、小学生くらいの子どもであれば、このお芝居を観てすぐ完全に理解できなくても、確かに触れさせてあげてもいいはずの毒だなあ
青春のプロ

青春のプロ

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/01/26 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

笑った。
初見だが笑わせる技術がとても高くてテンポが良くて観やすい。
それでいて脚本がしっかりしているのでストーリー性があって楽しめた。
悪く言えばパンチが無いが、安定感があって万人受けしそう。

27's

27's

THE TRICKTOPS

劇場MOMO(東京都)

2012/01/26 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

Side-1『27's』
思っていたのと全然違う内容だった。熱いメッセージ性のある素晴らしい芝居だった。
こういうテーマは若者の言い訳に聞こえてしまいそうだが、説得力があってきちんとした主張があって納得できた。
日本が抱える問題として勉強になったし、より多くの人に考えて欲しいと思った。
もっと大きな劇場で公演出来たら良いのに。
主役の久住ヒデトさんが熱演。

乱雑天国のA·B·C

乱雑天国のA·B·C

乱雑天国

エビス駅前バー(東京都)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/31 (火)公演終了

満足度★★★★

切なさ漂う2編
とあるバーの開店10周年記念パーティーを描いた「ユーモアのさじ加減」は後半で寂しさが漂い、それゆえラストのマスターの一言に(人生の)深みを感じる。
小学生・大人それぞれの男女3人組を描いた「独特リズム」はヒロインの哀しみを子供たちで緩和する、みたいな?

ネタバレBOX

深みを感じたマスターの一言は「楽しくなくなっちゃったんだなぁ、いろんなことが」。これ、よくワカると言おうか、感じたことがあると言おうか…。

また、「独特リズム」のヒロインの終盤での慟哭は観ている側も哀しくなるほどで説得力(?)アリ。

あと、2編が実は20年の時を隔てた同じ場所での物語で、登場人物の1人は両編に出てくるというのもよくできているよなぁ。
太陽は僕の敵

太陽は僕の敵

シベリア少女鉄道

座・高円寺1(東京都)

2012/01/25 (水) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★

期待しすぎた・・・。
長い長いフリを辛抱強く観たが、結局最後までいつもの一気に突き抜け感が無かった。
逆にこれが狙いなのか?
正直、自分には何が面白いのか分からなかった。

乱歩の恋文

乱歩の恋文

てがみ座

シアタートラム(東京都)

2012/01/26 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!!
初演を観ていないが、脚本が物凄く良いのと更にセットの雰囲気が抜群で圧倒されて引き込まれた。
乱歩と妻の愛と苦悩が痛いほど伝わって感動した。
観る事ができて良かった。

青春のプロ

青春のプロ

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/01/26 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

初見でしたが・・・
今年は、まだ観ぬ劇団さんなどを積極的に見てみよう と思ってるんでしが、こちらも初見の劇団さん。
タイトルからしてノスタルジックなイメージだけど、いやいや めっちゃ面白かった~!!!!
思春期に悪いことをしないで育ち、大人になってから道を踏み外さないように現れたヒーロー 自称 "青春のプロ"。
それは SMクラブから逃げるように出てきた 自分のお父さんだった・・・

そんな はちゃめちゃな設定のお話しなんだけど、とにかく面白い!!!

シンプルなステージですが、各シーンがめっちゃ面白いコントのような作り。

それでいて 全体はやっぱりお芝居になってます。それぞれのキャラ説明的なサイドストーリーも無駄に多くなく、少なくなく、絶妙なバランス!!!

二時間を少し超える作品でしたが、全く時間を感じさせずに、次のシーンを期待しちゃう面白さ。

ぐっとくるシーンも用意されているんだけど、そういう時にも、笑いの要素を忘れてません。
ベタなシーンは期待どおりに進んでくれるし papasan的には 年に2~3度出会えるか出会えないか くらいの 極上な舞台でした!

ライオン・パーマ 絶対に◎

恒例!! 第32回 新春爆笑寄席

恒例!! 第32回 新春爆笑寄席

福岡音楽文化協会

福岡市民会館(福岡県)

2012/01/25 (水) ~ 2012/01/25 (水)公演終了

満足度★★★

来年はあるのか
柳亭小痴楽「湯屋番」、小痴楽を襲名してさほど経ってはいないが、語り口に淀みもなく、若旦那の痴態ぶりも悪くない。湯屋の客の反応の間にやや“もたつき”を感じたが、真を打つのもそう遠くはないだろう。
柳家ろべえ「もぐら泥」、小痴楽に比べると、今ひとつ観客の反応を待てず、多少急くところがある。笑わせどころの難しい噺を選んだのも失敗か。
桂歌丸「紺屋高尾」、もう何十年、この人の高座を観てきたか分からないが、語り口にこれだけ変化のない人も珍しい。若いうちに老成してしまったと言うべきか。それほど笑えないのだが、骨董品に文句をつけるのも憚られる面はある。
柳家小三治「お化け長屋」、昨年はかなり調子を落としていたが、今年はやや持ち直した印象。絶妙な間、ちょっとした仕草で笑わせる腕は、当代、敵う者がいない。それでもマクラが長すぎて、肝心の噺がサゲまで行かずに「中程」だったのは残念(もっとも元々長い噺なので端折られることはよくある)。
柳家三三「試し酒」、トリにしては軽い噺だが、酔っ払いの仕草の巧さで充分に笑わせてくれる。しかしこの会で、小三治、歌丸師匠以外の噺家がトリを務めるのは稀で、もしかしたらこれは「引き継ぎ」なのだろうかと、不安な気持ちにもさせられたことであった。

ネタバレBOX

 毎年、この会を観に行っているのは、小三治師匠の噺を聞きたいのが第一だ。
 小三治は当代一の名人と謳われてはいるが、長年のリウマチに加え、昨年は東日本大震災のショックで、一時期、落語を全く話せなくなったと伝えられた。

 今回の噺のマクラでも、東日本大震災について触れて、「でも、あれから人がみんな優しくなったような気がします」と結んだ。
 毒を吐くのが商売の落語家が、こんなに穏やかで、悪く言えば「差し障りのないこと」を口にするのはやはり元気をなくしているのかなといったんは思った。しかし、その口で「さらに昨年は談志が死ぬという喜ばしいことも」とやったので、ああ、結構「快復」されていると嬉しくなった。不謹慎だと怒る客もいそうではあったが、落語はそもそも不謹慎なものなので、そこに腹を立てるのは勘違いも甚だしいのである。

 まくらが長いことで有名な小三治師匠ではあるが、今回は特に長かった。
 爆笑寄席を初回から通して出演し続けてきたのは、もう小三治だけである(第1回は談志、円楽、小三治の3人)。市民会館のぼろっちさや、円楽への悪口(を何も口にしないが、「円楽は・・・・・・」と「沈黙の間」でもって笑わせてくれる)など、これまでの思い出語りで時間を費やし、同じ福岡音楽文化協会主宰の「寄席囃子の会」の宣伝でまた時間を費やす。おかげで、「お化け長屋」を中程で切り上げたにもかかわらず、終了したのは終演予定の9時の7分前。トリの三三師匠が、「お帰りの電車の都合のある方はどうぞお立ちになって」と言う羽目になった(そのあと「落語家に背中を見せると7代祟ると言われますが」と、しっかり落としてくれたが)。

 三三師匠がトリを務めることになったのは、小三治師匠が歌丸師匠に頼み込んでのことだったという。
 小三治の弟子も数多いが、「小三治」の名を継がせるだけの実力があると師匠は見込んでいるのではないだろうか(兄弟子が多いので、「気持ちの上で」ということではあろうが)。仕草の巧さは確かに小三治直伝という印象である。映画『小三治』の中で、入船亭扇橋が小三治の仕草について、「声を変えたりするわけでもないのに、すっと顔の向きを変えると別人になっている」と評したが、簡単に言えば「雰囲気そのものを変えてしまう」から別人に見えるのである。
 巧いとは言っても、三三はやはりまだまだ小三治のその粋にまでは届いていない。しかし、その事実を認めた上で、トリを余裕で務めているのがよい。師匠の「風格」はそのうち身についてくるだろう。

 けれども、小三治師匠が来られなくなってしまえば、この会を観に行くこともしばらくはなくなってしまうだろう。円生、志ん朝、談志らの全盛期を観てきた身にしてみれば、それ以下のクラスの落語家の会をわざわざ観に行く気にはなかなかなれないのだ。「名人」の名に値する落語家が本当に減ってしまったのだと、寂しさも覚えた「初笑い」の席であった。
少なくとも、世界

少なくとも、世界

お菓子な家

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/16 (火) ~ 2011/08/23 (火)公演終了

満足度★★★

こういうのはやってるのだろうか
脳味噌にマドラー入れてぐちゃぐちゃかき混ぜられるかんじ。

ホーンテッドラブ

ホーンテッドラブ

in企画

上智大学一号館講堂(東京都)

2011/12/16 (金) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★

にぎやか~
オンナノコっぽさがしつこくなくてよかったとおもいます

「だって、あたしたち3人みんな、美人なんですもの!」
だとかいうセリフが忘れられない・・・。

黒手帳に頬紅を

黒手帳に頬紅を

劇団唐組

花園神社(東京都)

2009/06/06 (土) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

くらくらした記憶
よくわかるような、わからないような。唐組のお家芸にアテられたまま幕になってしまいました。

唐十郎がもはや神格化されてた印象。

『雌鹿 DOE』ワークインプログレス ファイナル

『雌鹿 DOE』ワークインプログレス ファイナル

指輪ホテル(YUBIWA Hotel)

森下スタジオ(東京都)

2012/01/27 (金) ~ 2012/01/30 (月)公演終了

満足度★★★

個人的には
色々なイメージが飛び交っていて凄く楽しめました。
何年も前ににしすがもで観た記憶をうっすらと思い浮かべながら、
今回も同じ高い天井ながら、この高さをずいぶんと贅沢に使えるようになったんだな、と思いながら・・。

ただ、海外に持っていくとなると・・どうなんだろうか?

ポップカルチャーの文脈で捉えられる感のある
チェルフィッチュや快快などと違って、
今回の戯曲は完全に海外の作家であるので・・
演出は、イメージの豊饒さだけではなく、
完全に論理的に設計されていることも重要である気が・・。

~以下、ネタバレへ~

ネタバレBOX

自分も、1つ1つのシークエンスを見ながら、
ここはこういうことなんだろうな・・というのは何となくわかるものの、
唐突にカツラをかぶって神話めいた展開になったり、
料理教室になったりして、
観ていてバランスが悪いようにも思えなくもないかなと・・(汗

ポエジとグロテスクの結合などというと、
自分は何となくP・グリーナウェイあたりを思い浮かべてしまうのですが、
海外に持っていくのだとしたら、
やはりああした感じで、
なんでもいいのですが、例えば戯曲の構造なり、
言葉なりできっちりと構造として強固な枠組みがあった方が
逆に自由に作るより今回の場合は映えるのではないかな、と、思ってみたりもします。


ちなみに鹿は自分も大好きな動物で
(同じ好きでも猫やタヌキのグッズはないものの、牡鹿のネックレスは持っていたり)
最近特にdeer hunter とかdeer tracks とか、
鹿の名前を冠したバンドで好きな所もあり、
猫などだけではなく、鹿をテーマにした舞台がもう少し増えればいいな、とも思います。
青春のプロ

青春のプロ

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/01/26 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったです
想像していたのとはかなり違っていたけど、楽しめましたね。いろんなエピソードが絡み合って、どうなることやらと思いましたが、ムリクリ大団円。バスの中や本屋でのモーソーは笑えます。もうちょっと時間が短ければ、もっとよかったのに。

十一ぴきのネコ

十一ぴきのネコ

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/01/10 (火) ~ 2012/01/31 (火)公演終了

感慨深く。
幕開けの、劇場を包む鳴き声は、何でかわからないけど、泣けてしまった。
おじさんの真面目な鳴き真似って、なかなか聞けないよー。


まあ、それはさておき、
世代交代を意識させられた作品でした。

いつまでも若くはない。
ですね。

オカエリ! 【ご来場ありがとうございました!】

オカエリ! 【ご来場ありがとうございました!】

劇団与太組

小劇場 楽園(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました
もどかしさを感じながらも、終わってみると結構いい芝居。劇中朗読劇の猫の話は泣けますね。

バージンロード

バージンロード

企画集団回天木馬

シアターシャイン(東京都)

2012/01/27 (金) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめた!
個人的には、なかなか楽しめた!
分かり易くて、素敵な物語であった。
上演時間2時間10分。

ネタバレBOX

正直、観劇本数の多い者にとって、目新しいところは無かった。
ただ、劇団のコンセプトである「わかりやすくて、笑って泣いてドキドキするお芝居、 観終わったあとに心がじんわりあったかくなるような【ハートフルコメディ】【喜劇】を上演」という言葉に偽りはないと思う。
観劇初心者&10~20代の人には、オススメできる素敵な物語だった。
荒削りではあったが、個人的には好感がもてた。

<良かった点>
・とにかく分かり易い、観客目線の構成。
・役者全員に自然とスポットが当たる作風。
・20代の恋愛として、観劇している者が共感できるような内容が(笑)。
・幽霊の彼女が、この世で話せる相手として選んだのが、
自分の婚約者ではなく、自分を想ってくれていた幼馴染だったところ。
・最後、歌で終了させるのは良かった、楽しかった。

<残念だった点>
・舞台美術がちょっと。。。
・公演後、役者さんが知り合いに挨拶するため、すぐ客席に来て 帰り道を
塞がれてしまった。
・スタッフの人が芝居中、何度も劇場に出入りしたため、外の光が入り、
集中力が欠けてしまった。(多分、周りの人も)

劇団の人には、私が掲示板に投稿した「【ご参考】残念な公演の共通点」は
読んで参考にして欲しいと思う。
戦場のような女

戦場のような女

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2012/01/26 (木) ~ 2012/01/30 (月)公演終了

満足度★★★★

ボスニア紛争時の
レイプ被害者の話だが、被害者と精神科医という二人芝居のシリアスな展開の中にもいくつもの見せ場があり、惹き込まれる要素が盛りだくさん。また、胎児からの母親への呼びかけなど、強いクリスチャニズムを感じる展開だ。しかし、全体にかなりマニアックな感じで、この紛争の歴史に相当詳しくないと入り込めないのではないだろうか。日本ではそんなによく知られていないのではと思うのだが。また、頻出する医学用語、哲学用語など、かなり観客を選んでしまう感じが残念。原作には無いのだろうが、もう少しこの地方の歴史的背景や宗教問題、民族問題や浄化主義などについて説明が欲しかったです。翻訳物の難しいところですね。

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