
ロゼット〜春を待つ草〜【ご来場有難うございました!】
ハイリンド
「劇」小劇場(東京都)
2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★
舞台美術もステキ!
観始めてから初となる現代モノということに加えてシリアスなものも内包しながら基調はユーモラス、というのが新鮮。
また、いわば線描のように最小限の要素だけで組んだ装置(ドアにハイバイ式を連想)もデザイン、機能の両面からステキ。

墓場、女子高生
ベッド&メイキングス
座・高円寺1(東京都)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
満足度★★★
よかった
タイトルが凄い気になったのと、
イキウメの岩本幸子さんが出演するというのと、
松本まりかさんが出演するということで、
当日券を狙って、座・高円寺1に行きました。
開演30分前で当日券狙いの方が、20名超えていて、
キャンセル待ちの列に待機していました。
何とかキャンセル待ちに滑り込んで、
観劇できました。
女子高生の幽霊。
戦時中の青年の幽霊。
やまびこの妖怪。
3人のやり取り。
死んだのに明るい女子高生の幽霊。
その謎は終盤で明らかになる。
授業をサボり、墓場にたむろする女子高生。
とにかく騒がしい。
でも、騒いで遊んでいるのは、
あの明るい女子高生を弔う為か忘れたくない為か。
他には岩本幸子さん演じる教師が来たり、
(チラシを見たときは女子高生姿だったので、
期待したのですけどねwww)
営業マンでご飯を食べに来る人が居たり、
墓場なのに人が溢れています。
幽霊とは誰かが思ってくれる(恨みも含む)間だけ、
存在すると幽霊が語ります。
女子高生たちは友人の死を忘れらない。
それは女子高生が何故死んだのか分からないから。
誰もが薄々と自分のせいかと思っている。
そこから、オカルト部と一緒に、
蘇生の儀式を行い、
まさかの蘇生(笑)
一同喜ぶが本人だけが喜ばない。
そこに友人に語られることのない、
一番笑顔の似合う女子高生の苦悩があった。
死にたいと。
友人たちと一夜をともに過ごして、
大団円と思ったら、
友人たちの隙を突いて、桜の木で首つり自殺を図る。
彼女と過ごしたときのように歌を歌って、
助け出そうとする女子高生たち。
でもライトに照らされる先に女子高生がぶら下がる姿が照らし出される。
結局死んだ理由は分からない。
生き返ったときに死ぬのは苦しくてつらいと言っていたのに、
もう一度死を選んだ彼女。
この世界は彼女にとっては汚れた世界だったか。
理由は分からない。
ただ2度の死は、
彼女の友人たちを前に進めた。
墓場には女子高生は2人だけ。
幽霊も妖怪も居ない。
死者が静かに眠る場所になった。
そして、女子高生が言う。
いつか忘れるし、今のうちに言っておくよと。
「さようなら」
一見軽いシーンの中に、
彼女の真意が見え隠れしたり、
教師と営業マンのコメディ部分があったりと、
ホップな感じの演劇でした。
2時間ですが、途中で中だるみがあるので、
もっとテンポ良くして1時間半にしたらと考えますが、
彼女たちの憂鬱な心情を表すには、
この時間がやっぱり必要かなと。
クライマックスシーンの近くで、
客席からイビキが聞こえまして、
えっどうなるのよ〜と思ったら、
勇気ある観客の方が、
イビキの方を起こしていました。
自分も隣席だったら注意しますが、
あれだけ席離れているのに、
注意した方は凄いと思いましたね。

秋葉原 女子学生会館
AKIHABARA-J Project
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
キャストは全員女優、アキバの話となれば、つい見たくなる。
「秋葉原女子学生会館」に暮らす、地下アイドル達。
今や、学生は1人しかいないおらず、彼女たちはメイドカフェで
バイトを続けながらイベントやブログ、CD制作の日々を送っていた。
そこに3月11日がやってくる。
現地にボランティアへ行くもの、被災地に帰省するもの、
できるところから…募金箱も設置した。
しかし、経営難と老朽化から会館も閉鎖、立ち退きの危機が訪れる…。
アキバ文化を背景に、震災・放射能・台風・増水という時事ネタを絡めた話。
キャストは全員女優、アキバの話となれば、つい見たくなる。
アイドルという虚構のキャラクターを作り上げ、虚構の世界に生きる彼女たち。
現実の世界と不器用に折り合いをつけながら、
メジャーデビューなどの実現できそうもない大きな夢よりも、
確実に実現できるブログやイベントなど、すぐに手が届く
狭い範囲での夢に実現で満足したい、
大きな賭けに傷ついてすべてを失いたくない気持ちが描かれる。
時に支えあって、時に傷つけあいながら、みんなで騒がしく
暮らした会館での日々・・・
アキバという文化は変われど、こういう思い出は変わらない。

審判【ご来場ありがとうございました!】
映像・舞台企画集団ハルベリー
Geki地下Liberty(東京都)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
呼び込みに連れられて
何か観劇しようと下北沢に下見がてら、降りてみたら何か呼び込みをやっていて一人芝居の告知をしていた。
失礼ながら知らない方でしたが、保村大和という役者がやっていて時間もあったし、呼び込みの方の熱意に感化されて見ることにしました。
正直、期待半分不安半分といった心境でしたが、始まって不安が徐々になくなり、最後には感動を覚える程素晴らしい作品でした。
正に審判を問われる作品です。
というのも役者としてここまで出来る方がそうはいないと思うからです。内容もそうですが、役者としての力も審判にかけているのではないか…
飛び込みで入りましたが、この作品出会えて良かったです。

半島にて
オックスフォードパイレーツ
明石スタジオ(東京都)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
恋愛模様
個々のシーンをオーソドックスに無理なく積み重ねた群像劇。
教科書通りと感じるところもあるけど、
キャスティングが良いので2時間飽きない。
泊ヶ山まりなの笑顔が眩しいね。
次も観るよ。

路地裏シャンメリー
演劇集団RK
ART THEATER かもめ座(東京都)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
無題286(12-039)
13:00の回。12:30受付&開場、パイプ椅子、ここは初めて、天井が低いですね。前作のコメントで追記すると書いておきながらサボっていたのが申し訳なく、今回、2回目の観劇。どうも前作の印象と大きく違っているので混乱する、13:03開演〜14:12終演。今度はちゃんと追記します

深呼吸する惑星
サードステージ
キャナルシティ劇場(福岡県)
2012/01/15 (日) ~ 2012/01/15 (日)公演終了
満足度★★★★
最終ステージ
いろいろあるけれども、最終ステージの場にいあわせたということ、その事実がもっとも大きな感想。
ほんとうに、おつかれさまでした。

あけましてロックンスペシャルvol.1 「おわせてくれよ!」
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
ぽんプラザホール(福岡県)
2012/01/06 (金) ~ 2012/01/08 (日)公演終了
満足度★★★
良かったという感想をよく聞いた
ノスタルジー、兄弟、スター、栄光と挫折を折り込んだストーリー。
観劇後、4,5人と飲みに行ったけど、好意的な感想が多かった。

チェーホフのスペックⅡ
カトリ企画UR
STスポット(神奈川県)
2012/02/02 (木) ~ 2012/02/05 (日)公演終了

お伽草紙/戯曲
劇団うりんこ
JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/01 (水)公演終了
満足度★★★★
久々にいろいろ考えました
確かに、子ども劇でした。そう、子どもには分かる有名なお話を忘れてしまった私にはどうだったっけ・・・と思うことが!!
でも、ダークな解釈や私もそう思ってた!ということもあり、楽しめました。
開場が60分前であることを、もっと深読みすればよかったです。

寿歌(ほぎうた)
シス・カンパニー
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2012/01/05 (木) ~ 2012/02/02 (木)公演終了
観ました。
二階席の舞台に近い方なので、割と役者さんたちを間近に観るという席でした。
観終わって、なんでこの3人なんだろう?っと思いました。
お一人お一人は大好きな役者さんたちです。
でも、なんとなくですが完成しきっていないように思いました。
あと気になったのは、戦闘機の音が違うんじゃないかなぁ?と全然違うことが気になってしまいました。

『ZIPPY』 ジッピー
anarchy film
新宿アシベ会館B1(東京都)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
ヨリコジュンワールド炸裂!
「ZIPPY」とはそーゆーことだったのか!
『もしもこの世界に性別がなかったら化粧しない?』
の台詞がいつまでも頭に残った…。

『桔梗ブロッサム』
市ヶ谷アウトレットスクウェア
BAR COREDO(東京都)
2012/02/04 (土) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
無題285(12-038)
20:00の回。1時間前開場とありましたが少し遅れました。これは難しい。受付で図面を見せられ配置されている「布陣」を選ぶように言われる。すぐには位置関係がわからなかったのでピアノの位置を聞く、なるほど、で、いつもの場所にする、入って左。あとから考えるとここは合戦の場だったのですね、で、信長がいて。入ると、6-7人いたでしょうか、スタッフ、役者さん、中央にテーブル(2つ)、紫のクロス、ピアノと奏者、周囲の壁面には家紋。お話のきっかけを掴み損なってしまい、何が何しているのか最後まで解らず、どなたかご覧になった方がまとめていただけるとありがたい。21:00終演。

下谷万年町物語
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2012/01/06 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
2幕から観ました
飛行機が飛ぶ飛ばないやら、飛んでも待たされに待たされ、1幕に間に合わず。2幕から観ました。
そんなこんなで、話の内容が分からずじまいでした。
でも、観た目にわっと華やかで、すごいなぁって思いました。

悲しき天使
SPECIAL BOX
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2012/02/02 (木) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
ストレイドッグ風味で観やすく、悲惨さ薄めな「楽しめる」遊郭の話。
ストレイドッグ・森岡さんによって再演が続けられている
人気作の1作のようです。
個人的に好きなストレイドッグ・森岡さん作品としては、
「路地裏の優しい猫」「心は孤独なアトム」「母の桜が散った日」
などについでの鑑賞です。
娼婦たちを演じる若手女優群を中心に、
その客などを演じる若手男優、そして、
ベテラン重松さん、中原さんらが加わる
森岡ストレイドッグお得意の布陣。
今回も、どうしても悲惨さだけの重い芝居になりがちなテーマを
シリアスなメインストーリーは中心に描きながらも、
笑いとダンスを加味して誰にでも親しめる(遊郭の話なのに)、
わかりやすい芝居というコンセプトもいつもと同様。
そのため誰でも非常に観やすくなっていて
(悲惨な遊郭の話なのに)、楽しめます。
今回主演は小沢真珠さんで、彼女のキャラクターと
相手男優の作り上げる雰囲気がイイ感じ。
その中でも印象に残るのは、自閉症の女郎役の
沢井美優さん。
ご存知?実写版セーラームーン役だった人です。
役柄からセリフは1種類のみ。
同じセリフを感情の起伏に合わせて言わなくてはならない
むずかしい役。
重松さん演じる”女師”の男に度付きまわされる体当たりのシーンと、
その反面その男に甘える普段の姿が短いシーンですが
とってもよかったです。
ほかにも、若手中心のストレイドッグ各作品で最年長になる
中原さんが、女郎屋の店主としていい味出してます。
特にダンスで若手に交じって真剣 に踊る姿が
可笑しくてカッコイイですねぇ。
バラエティに富んだ内容のために、肝心の主人公2人のドラマが
少し弱いのが唯一の欠点でしょうか。

ヌード・マウス
Théâtre des Annales
赤坂RED/THEATER(東京都)
2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
芝居自体が生き物
舞台の空気が生きていることを
肌で感じられる舞台でした。
拝見したのは、
プレビューを経ての初日。、
戯曲の枠組みの中に
良い意味での揺らぎのようなものがあって、
この舞台が描き出すものの
更なる深淵を感じることができました。

中田くんのお見合い
め組のよぎんち
劇場MOMO(東京都)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
これはいい!楽しめた!
個人的には、とても良い時間を過ごせた!
非常に分かり易く、誰でも楽しめる内容。
とても楽しく、心温まるストーリー。上演時間100分。

『ZIPPY』 ジッピー
anarchy film
新宿アシベ会館B1(東京都)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/11 (土)公演終了

仮名手本吉原恋心中
東方守護-EAST GUARDIAN-
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2012/02/03 (金) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
284(12-037)
12:30の回。三鷹に早く着いたので三鷹市美術ギャラリーで「フェアリー・テイル展 妖精たちの物語」をみる、11:50会場着、受付してしばらく待ちます。12:00開場~13:49休憩~14:00後半~14:48終演、15:03~15:11レビュー。
華やかな舞台、艶やかな衣装、奥に遊郭内の廊下があるだけ、後半、大きな屏風がでてきますが、質素な舞台設定、照明は色鮮やか。赤、白、青たくさんの色の役者さんたち、一方で当時遊女たちが恐れていた梅毒、親との別れ、添い遂げることができない男と女。いい雰囲気で観劇できました。レビューではガラッと変わって凛々しい立ち姿。

ベロニカは死ぬことにした
エトワール劇映画製作所
俳優座劇場(東京都)
2012/01/31 (火) ~ 2012/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
女優が大きく成長
ベロニカ役の西条美咲ちゃんの舞台は昨年の夏の夜の夢に続いて2回目。
役作りをしたのだと思うけど、まったく違う人みたいだった。
とても大きく成長したように感じた。
舞台はリアルに面白く感じさせられるし、泣かせてくれる。
もう一度6000円払ってでも見たい舞台だけど、時間がなく、再演するといいなぁ。
久世さんや宮本さん、永山さんの演技もグググっときた。
しかし西条美咲ちゃんは超越していたというか、かなり感じさせられた。
全裸になったシーンも。美しい体を見せてくれました。