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A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM

A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM

声を出すと気持ちいいの会

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

実は問題作
実は問題作である。
色んな問題作はあるが、あえてこの日の、この時間に公演を行うという意味付けに託された舞台であった。

しかし、
その事による風評被害すらも彼らは受けきる事が義務づけられた。
何故なら、
賽は投げられたからだ。




序文が過ぎた。
僕自身は、色んな意見もあるだろうが、かなり素晴らしい作品に近づいたものだと感じている。
しかし僕は観劇をした後に、他に来ておられた観劇仲間にこうつぶやいた。


「やり逃げですね」




実はこの一言に全てが表されている。










ネタバレは避けたい。
何故なら東京公演が今週末から行われるからだ。
なので、もうネタバレで感想をアップしようと思う。

ネタバレBOX

まず、
演出的にも役者的にも、さすが東京を勝ち抜いて選抜された劇団だと思った。
印象的なモノローグから、
あっという間に下世話な嫉妬から巻き起こるSEX話に絡む嫌な感覚。
男にとって最大の屈辱。

「寝取られ」

それを何ともタッパのある素敵な俳優陣が織り成すのだ。
それだけで何となく・・・・それっぽい。
いや、褒め言葉として書いている。
寝取られる方も、寝取る方にもだ。

真相が分からない間のやきもき感は、ちりちりと地獄の業火に少しづつ焼かれているような緩い感覚。
しかしそれが確信(それはまた反転するのだが)に変わった時の人間が壊れる感覚は何とも不愉快。

そう。
この物語のキーワードは【不愉快】。

一体、この物語に盛り込まれた不快なエッセンスはどれほどのものか?
それらを緩和する為のダンスは小劇場ではかなりのレベルだがまだまだ。
統一性はとれているが、上には上がある。
しかしここは小劇場。
エッセンスとしてのダンスは上手く機能していた。
が、演出意図としてなのかオブラート程度。

それよりもひどい真夏の夜の夢が展開されているのだから。


地震。
SEX。

このふたつを安易に結びつけるのは非常に危険だ。
しかも去年あった地震に結び付けつつSEXだと、そのインパクトだけはかなりの破壊力となって観客を襲う。
日々、起こったニュース等を砂の嵐のように僕らの感情に刷り込むだけで、言い知れぬ不安感が包み込んでくるからだ。

だから不愉快なのだ。


観終わった後の僕の言葉、「やり逃げですね」には、そういった意味が含まれている。
実際、この作品を観た後に何人かと話をした。
するとその方は嫌悪もあらわに「無理です」と告げられた。
実はその方の実家が、そのとある地域だったので濃密に嫌な記憶を揺り動かしたからだという。しかもニュース音声の中に挟み込まれる子供の泣き声などは、極まりないほどの感覚だったらしい。

また他の方はいう。
「この作品を、その地方でする勇気があるのか?」
と。
確かにその地方の方は正視に堪えられないに違いない。



だがある方は、
「何もかもがどストライク」
と言われた。


僕は、不愉快を扱ってはいるが、飛びぬけたものを感じている。
なので凄いとも感じた。
だから、
僕は彼らの次の作品を観たいと思った。
この作品の次のステップはかなり重要になる。

いや、そんな事も易々と越えそうな感じもあるのだけれど。




ちなみに、
その地方に実家のある方は、「他の作品なら観たい」
と言われた事も追記しておく。
【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★

魅力的な暑苦しさ
12人がこまばアゴラ劇場を所狭しと歌って踊るミュージカル作品で、熱量の高いパフォーマンスに圧倒されました。

意外な場所から赤ちゃんに扮した役者達が現れて始まり、それほど特別でもない人の半生が下ネタ多目でコミカルに描かれていました。ただ馬鹿馬鹿しいだけではなく、所々にノスタルジックな趣きが感じられました。

一般的にイメージされる演劇の「ダサさ」を洗練化によって消そうとするのではなく、それを過度に強調することによって飽和状態にし、逆にダサさを感じさせなくする演出が興味深かったです。
ただし、このような作風で120分の上演時間は少し長く感じられ、100分程度が適切だと思いました。

デフォルメが強調された演技に最初は違和感があったのですが、楽しそうに演じているのを観ていると次第に引き込まれて、どの役者も魅力的に感じられました。
特に西田夏奈子さんと金子岳憲さんのふっ切れた演技と上手な歌のギャップが良かったです。

フォークやテクノ、昭和歌謡曲など、様々なスタイルの音楽がキャッチーで良かったです。歌とカラオケの音量のバランスが絶妙で、迫力がありながらも歌詞が聞き取り易かったです。
ソロかユニゾンの部分が多く、もっとハモりや掛け合いも聴かせて欲しかったです。

アンラッキー★ツイスターズ

アンラッキー★ツイスターズ

.comet <ドットコメット>

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ジグソーパズルの達成感!
最初は、バラバラのピースが、噛み合うかと見せかけて、実は違ったり、
思わぬところで絵が完成して行ったり・・。
最後は、思わぬ絵が完成した達成感。
「だから、あそこのピースははまらなかったのね。」と帰り道の池袋駅でふと気づく。

そんな感じのストーリー展開で、純粋に楽しませてもらいました。
出演者も個性的で、一つ一つのシーンも丁寧に作ってあって、飽きさせませんでした。
うっかりしていると、時々、分からなくなる部分もありますが、所々で救ってもらえる親切さにも、助けられました。

「注目団体ランキング1位」も十分納得。ぜひ次回も見に行きたいです。

うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

もっともっと上へ
モノローグは、話し手がいろんな意味で100%その言葉を自分のものにしなければならない。長台詞は、言葉に観る者の想像力を煽ぎ続ける力がなければならない。当たり前のことだが、今回マキノが無痛覚になった情況を語るシーンは、それを満たしていなかった。引き付けられた人もいるようだが私は不覚にも眠気に襲われた。ミミの卒業式の日の演技と台詞は、あれほど執拗に繰り返す理由(母親の「ずっといっしょにいてあげる」を引き出すためだけとは思えない。)が見つからず、疑問だけが残るすっきりしないシーンとなった。ずっとジェットコースターに乗っているかのような心地で観劇できた前作と比較するのは避けられないし、当然前作以上のものを期待してしまうわけで、それは叶えられなかった。5☆は次回以降に持ち越し。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★

若干の肩すかし・・・?
面白くはあったんだけど、いつもの「羽衣」を期待していくと失敗、かなあ・・・。

糸井幸之介さんの紡ぐ言葉の美しさというかうまみのようなものは、今回は相当薄味。
歌や踊りの分量も抑え目で、(自分が羽衣作品の魅力だと思うところの)役者さんの身体を酷使することによる「きしみ」によって、言葉が「刺さってくる」ような感覚も少なかったのは残念。

今回多かった役者さんのラフ気味な芝居は、一長一短。
笑えたところは笑えたんだけど、締めるところはもっと多くてもよかったのではないかと。
クロムの幸田さんも、あまり持ち味を発揮できていなかったような印象。
金子さんの歌、日高さんのギターは面白かった。

全体的に本作は糸井さんの私小説(+愚痴?)である、と自分は受け取りました。
今回(敢えて?)こういう作品を作ったことに意味を感じられるような、そんな次回作を期待。

ネタバレBOX

過去の楽曲をああいう感じに使われると、この先、羽衣の作品をどう受け取っていいのか、よくわからなくなってきちゃうような・・・
【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★

中毒です
いつもながら濃厚ですっかり中毒。抑え気味のストレートな感じで始まるが、やはり強烈。羽衣世界へいざなってもらえた。今年は本公演がこれだけとは残念。

素晴らしい一日

素晴らしい一日

自転車キンクリーツカンパニー

駅前劇場(東京都)

2012/03/07 (水) ~ 2012/03/13 (火)公演終了

満足度★★★★

確かに素晴らしい
芯の通ったあたたかい魅力にあふれる舞台。当日パンフの写真はみな素敵。

ネタバレBOX

幸恵(伊勢佳世)が貸した20万を返してもらおうとするも、友朗(内浦純一)は無一文で、一緒になってトモローの友人知人に借金をする、その1日を描く。
ゴルフ場の歌川椎子と元大物女優の歌川(付き人に石澤)から、弁当屋の石澤美和から、キャバ嬢の安藤聖と帰国子女で金持ちの女子大生の安藤から、婦警の浅野千鶴とシングルマザーで頑固な浅野から、次々に金を借りるトモロー。引きっぱなしの幸恵を尻目に、有言実行、20万(正確には19万)を借り切る。
地味でいて変なこだわりを意識してしまう幸恵は、一般大衆の代表のよう。序盤、パチンコに興じるトモローに嫌悪感みたいなものを幸恵同様もってしまう。カネにダラシなくて定職をもたずにフラフラしている人間に対する意識が湧いてくる。それが、キャバ嬢あたりから揺らぎ出し、トモローに尊敬のような感情を抱いて、しまいにはみんなハッピーなんじゃない、と思わせるマジックのような舞台だった。

5名の女優も内浦もみな魅力的な人物だった。特に女子大生・元女優。トモローの、実は奥さんだったというクダリを含め、その優しさ?というか受け止める気概というか、いい感じにフィクションな人物だった。演じた内浦が素晴らしのか。

幸恵のラストの「素晴らしい一日でした」というセリフが、凡庸な言葉でいて、キラキラしている感じがした。ちなみに、キャバ嬢の登場方法(カラクリベッド)は意表をついていて面白い。婦警のチャリンコとかも。
ガラスの動物園

ガラスの動物園

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/03/10 (土) ~ 2012/04/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

観ること出来て良かった
演出によってこんなにも違って…。いや、違わないのかも!動く絵画(絵本)を読むように世界に引きずり込まれました。興奮冷めやらぬ、というか…。これって観た人にしかわからないよぉ!!

ジレンマジレンマ

ジレンマジレンマ

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

三つの物語が作り出す一つの事実。
すばらしかったです。

ひさしぶりにすごいのを観たなと、劇場を出る時の高ぶりが半端なかったです。

ネタバレBOX

冒頭の全員で動きを合わせたダンス(?)・・・あのよくわからない音楽の中でよくあれほど合わせられたものですね、かなり練習したんだろうなと感心しました。そして一気に舞台に引き込まれました。

三つの物語をうまいこと交互に持ってきたところの演出がシンプルながらにとても良かったです。

原発の話を扱っているんだろうな・・・・としばらくしてぼんやりと気付いた時からなんとも言えない期待感が生まれ、そこから真実が明らかになっていくところのスッキリ感、とはいえ最後まで残るジレンマ、今まさに扱うべき題材をじっくりと作り上げた感じが物語に凄みを持たせていました。

刑事役の方、とてもイケメンで、さらには演技が上手で、自分が女だったら完全に惚れてました。
少しはみ出て殴られた

少しはみ出て殴られた

MONO

ABCホール (大阪府)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/12 (月)公演終了

満足度★★★

駄目男っぷりはさすが
好きな世界感なんだけど・・・
寝不足だったのか、途中で何度かうとうとしてしまいました。

出てくる男たちの駄目さ加減は好きなんですが。
違う日に観たら違った感想だったかも。

山三 ・・SWANSONG

山三 ・・SWANSONG

DANCETERIA-ANNEX

渋谷O-EAST(東京都)

2012/03/07 (水) ~ 2012/03/08 (木)公演終了

満足度★★★★

☆どきどき☆
美しい男性同士のからみには思わずどきどき!
そして生バンドによる演奏と素敵な歌声も圧巻!!

主役の方の演技がかっこよくもあり、美しい☆
他のキャストも各々キャラクター色がしっかりあり、面白かった♪

好きな役者さんが増えました!

「春待草 - ひとりでは淋しすぎて-」

「春待草 - ひとりでは淋しすぎて-」

菅間馬鈴薯堂

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/03/07 (水) ~ 2012/03/13 (火)公演終了

201203121930
201203121930@王子小劇場

おやじのシチュー

おやじのシチュー

ATLAS

TORII HALL(大阪府)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

泣けて泣けて
家族に思いを告げるのは、どれほど勇気がいることでしょう。
理解ってもらいたい、ただ一心で。
大切な家族だから。

ATLASさんのお芝居は、自分にとって心の柔いとこを震わせるみたいです。
今回もきっちり泣かされました。
素晴らしい作品でした。

『短編集 仇野の露』津公演

『短編集 仇野の露』津公演

烏丸ストロークロック

四天王寺スクエア(三重県)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

烏丸ストロークロック「短編集 仇野の露」観ました。
社会の中にいる三組の男女の、悲喜こもごもの生きざま。様々なテンション、それぞれが抱える動機が場面を形作る。丁寧に描かれた感情の流れが時に滑稽に、恐ろしく、悲しく、うねりを見せる。場によって佇まいが変わって見える独特なセットも、地味に印象的。京都等、関西圏の舞台をもっと観てみたいくなりました。中部と関西をつなぐ場として、津はちょうどいいのかも。

うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

最終回
突き刺さる言葉がたくさんあって、せつなくなる言葉がたくさんでした。
言葉がどんどん悲鳴になって聞こえてくる。

緊張感のある内容だし、芝居もそうでした。
笑う場所がいろいろあって、突然出てきて、笑わせて、また心地いい緊張感に浸る、そんな繰り返しに感じました。

うれしい悲鳴の前に、「ほのお」の朗読劇があって、
千秋楽のチケットを取っておいてよかったと思いました。

アマヤドリが楽しみです。

コルチャック先生と子どもたち

コルチャック先生と子どもたち

劇団ひまわり 福岡アクターズスクール

キャナルシティ劇場(福岡県)

2012/03/11 (日) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★

演劇を作らねばならない
観ていてストーリーなどは楽しめるものだが、どうにもワクワクしない。
主演のお二人は外部からのゲストだが、他の出演者は軒並み演技が酷過ぎる。
これは劇団ひまわり公演だが、当然大人も出る。
大人の演技は酷く、子供は演技が出来ない。
それでどうして公演を打つのか。
客席は当然、出演者の関係者ばかりだった。
脚本をなぞるだけでは演劇にならないのだ。

ゲキトーク

ゲキトーク

NPO法人FPAP

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/10 (土)公演終了

満足度★★★

演劇教育についてもっと考えたい
お三方ともお話は面白く、それでいて、表現者としてごくごく当たり前のことばかり話されている。
彼らは皆一様に真摯であり、自分たちの地位だからこそ観客に納得させられることを語っている。

だが、当然のことばかり語っているので新鮮な面白さは何もなかった。

演劇の裾野を広げたい、というのはお三方共通されているようだが、その方法論などは納得いくものばかりではなかった。

客席には地元演劇人の姿も多かったように思うが、前のめりになって聞く者、たくさんのメモを取る者、退屈なのかアンケートに落書きする者、様々だった。そして、その姿に苛立ちを覚える私がいた。

ネタバレBOX

オーディションのことを話されたときは面白かった。
セリフを言え、と言われ、いつ始めたのか分からない人間がいた。という話だ。聞く人間に身構えさせないのがプロの技だ。確かに。

その後飲食店にて、交流会も行われるとのことだったが、持ち合わせがあまりないことと、他の理由で参加はしなかった。
春風亭小朝 独演会 2012

春風亭小朝 独演会 2012

シアターネットプロジェクト

エルガーラホール 大ホール(福岡県)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/10 (土)公演終了

満足度★★★

落語初心者入門編、と言っては失礼か
落語に詳しくはないが、小朝さんの評価はいつも同じところに落ち着いてしまう。
「上手いがそれだけ」
きれい、というか、引っ掛かりが感じられず、スーッと聞けるのだが印象に残らないのだ。

「宗論」、「ぼやき酒屋」、「中村仲蔵」の3本。

「宗論」はなんだか息子のキャラクターが戯画化され過ぎていて詰まらなかった。
「ぼやき酒屋」は普通。という印象、特に面白い・つまらないと感じなかった。
「中村仲蔵」は個人的にも好きな話だが、これは以前歌丸さんで聞いたことがあり、こちらの方が好みだった。

小朝さん、どれを聞いても聞かせるし笑いも起きるのだが、印象に残らないのはちょっと弱点かな、と感じる。

おとこ会!

おとこ会!

劇団偉人舞台

テアトルBONBON(東京都)

2012/03/07 (水) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

上質な
コメディーでした。

クッキーが土な感じや、サザエさんが良かったです。

久々に泣き、久々に声を出して笑いました。

Final Fantasy for XI.III.MMXI

Final Fantasy for XI.III.MMXI

福島県立いわき総合高等学校

福岡明治安田生命ホール(福岡県)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/03 (土)公演終了

満足度★★

作品としての評価が行われているか
震災、津波、原発、一連の事柄を体験した現地の高校生たちの創った作品。
アフタートークを聞くところによれば、いわきの作品の創り方は、脚本があり、それを作り上げるのではなく、先生がお題を出し、エチュードにより創り上げられたセンテンスを、先生が脚本に構成し直す。という過程を経るらしい。
それを聞き、押し付けられたものをただこなすのではなく、自分たちで考えてつくることに好感を持った。
自分たちの身の丈に合ったことを、自分たちで考えて創る。これはまさに高校演劇としては正しいことだと思う。
いろいろな目に会い、どうしようもない怒りに震え、それを笑いとして作品に昇華する姿勢も好感が持てる。

ただし、やはり所詮は高校生、と言われても仕方ない考えやネタばかり。
当然ながら、出演者の力量にも差が見える。

「原発被害にあった高校生たちががんばっている」、「これが高校生たちの生の声だ」。
ほとんどがこの視点からのみ語られて、演劇作品としての評価が殆どなされていないのは彼らの不幸だと思った。

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