
ブリザード・ミュージック
旋風計画
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2025/10/17 (金) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

曇天に咲く華
劇団KⅢ
萬劇場(東京都)
2025/10/15 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

ピンクの教室に父の影
友池創作プロジェクト
小劇場B1(東京都)
2025/10/15 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

三道楽煩悩 Sandra born now サンドラ・ボーン・ナウ
劇団Turbo
OFF OFFシアター(東京都)
2025/10/14 (火) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

我ら宇宙の塵
EPOCH MAN〈エポックマン〉
新宿シアタートップス(東京都)
2025/10/19 (日) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
2023年の夏に偶然新宿の小劇場で見て、マッピングを上手に使った生きの良い新時代ファンタジーだと感心した。それから2年。
その間に、23年度の読売演劇大賞は「作品賞、「演出家賞。「主演女優賞を受賞、今年はロンドン公演もやってのけ(まぁ小劇場だろうが)多くの新聞があって劇評の多いロンドンでも、絶賛の星が並んだという(チラシの宣伝)。解らぬでもない。
演劇界を見れば、野田秀樹は確かに日本演劇のリーダーの作者だが、なかなか追いかける若者が出てこない。いつも、野田が焦れている。エポックマンは野田系のインプルーブ版であるが、まだ余力もあるし、期待も持てる。。
かつて初演(23年)を見たときは、パペットやマッピング、物語の作り方など、新しいセンスに感心したが、一方で登場人物の意外に地に着いた現代の単親の一人っ子物語(その子をパペットにしたところなど秀逸なアイデア)が生活感を持ってきめ細かく出来ているところ、などもよかった。(例えば、全自動シアターなどは、同じ路線で一人っ子モノで成功したが、結局、世相ギャグに終わって、野田を超える力がなかった。ようやく、最近リアリズム路線で横山拓也が追撃して見せたが、こちらは自分の世界のリアリズムへのこだわりが強くで野田の上を行稿とは考えていないだろう)。ここは野田と違うところで、野田はファンタジーに現実も寓話もなじませてしまウが、小沢は現代の現実の中にファンタジーを溶けこませてしまう。野田を追っても、独自性もしっかりあって。他の作品でも独自性を持ち、観客への訴求力(オセンチ)も上手い。再演(今回)はラストに近い父親とのシーンを固めに仕切り直している(後半)。ロンドンではこうしないとメルヘンに逃げて腰砕けと言われそうなので直しているのだろうが、そこをどうするかは課題だろう。
作風が現代の都会的センスで、しかも頭デッカチでないところも、野田のように最後に何が何でも情感に持っていき少女ファンを訳も分らず泣かせてしまおうとしないところも、(ことに80年代まではその傾向が強く野田クライマックスに閉口した見物も多かったのだ)新しい作家の登場を感じさせる。(私はラストの処理は初演の方が好きだが、もちろんロンドン帰りと思えば、そこでこれに変えられるのもたいした物だとは思う)。まぁこの三年ほどの中でみたもののなかでは必見の秀作とは言えよう。
一言付言すれば、作る側が、芝居は見せ物であることを忘れていないのが素晴らしい・

全速全進!
劇想からまわりえっちゃん
インディペンデントシアターOji(東京都)
2025/10/16 (木) ~ 2025/10/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/10/20 (月) 16:00
初めましてのからまわりえっちゃん、全員の熱量が凄い。全員/全力/全速/前進でした!
とにかく動き回る、それも全速で、動き続ける。熱量に圧倒された。そこを十分堪能した。
千秋楽の終演後の主宰の方の挨拶、高校で演劇部だった二人が今も一緒に(もう一人の部員だった方によれば名古屋の演劇部)この劇団で演劇を続けておられることが凄いなと。

ハハキのアミュレット
(公財)可児市文化芸術振興財団
吉祥寺シアター(東京都)
2025/10/09 (木) ~ 2025/10/15 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/10/15 (水) 14:00
背信はおっさんの会(5人のおっさん達が仲間に声を掛け、集まった役者達が、ジャズの如く戯曲を読み合う集まり)で 6年程前に 1場ごとの読み合わせを何度も聞かせてもらっているが、上演されるのを拝見するのは今回が初めて。その時に文庫を買っていたのを、スタジオ空洞の外で待っている間に読み直し終えた。
「間」「間」と、ハロルド ピンター氏は 1行ごとに間を放り込んでるのじゃあないかと思うぐらい間を多用しているのだけど、今日の上演を拝見して少し納得した。「間」の時間、もしかして上演時間 115分の内の 20分ぐらいは間なのではないかと思えるぐらい。
たまたま、客席に外人(日本人ではないとの意味で)の女性二人が来ておられた。日本語が理解出来るのかなと思っていたら、終演後に少し一緒に歩くことになり、どうだったか伺ったら「Great!」とのことでした。お一人は少し日本語が話せて、あらかじめ予習しておられたとのこと。伝わるものなのだなと納得。月日を遡及して行く展開、なるほど過去へ過去へと遡ることで説明的な台詞は必要ないしなと拝見しながら納得。
4人の俳優のキャスティングもそうあれかしとの皆さんで、主宰/演出の岡村尚隆さんによると年齢も戯曲に合わせて選ばれたと伺った。緊張感がヒリヒリと伝わって来る。
あのラインはスクォッシュのコートなのか!登場する料理や酒、酒、酒などにも細やかな拘りが、あの色合い達は何なのだろうか?
レストランのシーンでウェイターが「渋滞」と答える部分の拘りにも納得「Si, signore!」だ!
前置きが長くなったけど、これまで、一場でのリーディング的な台詞では伺っていたのが、上演作品で拝見して、なるほどこう言う劇なのだとおおいに納得出来た。
北澤小枝子さん、桂弘さん、今井聡さん、市川敬太さん、皆さんの演技がそれを可能にしてくれた。
海外戯曲、先に触れた外人のお二人、彼女達にも納得出来る舞台だった言わせる、しっかりとした上演作品でした。

ハハキのアミュレット
(公財)可児市文化芸術振興財団
吉祥寺シアター(東京都)
2025/10/09 (木) ~ 2025/10/15 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/10/15 (水) 14:00
大好物でした。いやー良かった。出演者の南果歩さん/平田満さんは普段は行かないクラスの劇に出ておられるので眼福。緒方晋さん/橋爪未萠里さんの演技を満喫、福本伸一さん/田中亨さん/東宮綾音さんは初めましてで作品にマッチしておられた。
凛のシングルマザーを選ぼうとする行動と香港に居て帰ることのない別居婚夫君の設定は少し違和感があったけど、あり得ないことでもないし、まあそこはありかも知れんしと。
関西出身で、東京などで標準語で話し続けていると、雄一の様に実家に戻っても地元の言葉を話せないのは自分自身もそのパターンで良く判る。
そして舞台の奥の山影が、紀州的で良かった!

インディゴは水に溶けない
家で出来る演劇
スペースあや(東京都)
2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/10/11 (土) 13:00
トレンディドラマは見ないけど、きっとこの上演作品の様なのがトレンディドラマなのだろうなと思わせられる、4人の女性と1人の男性が格好良い/あるいはかわいい方が登場するお洒落な75分で、爺は気恥ずかしく思いながら拝見した。
源氏物語、覚えているのは光源氏だけなのでそこはハンディキャップだった。そう言えば、えばなあかりさん、毎回 シューを3個食しておられるのだな。下手奥の舞台美術/小道具が唯一、源氏物語の趣を切り取っていた。

ひとり語り芝居『セロ弾きのゴーシュ』他
お茶祭り企画
space korallion(大阪府)
2025/10/17 (金) ~ 2025/10/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
感想遅くなりました。千秋楽を拝見しました。思い起こすと東京で二回、今回大阪で拝見させていただいていますが、今回もひとり語り堪能しました。宮沢賢治のエピソードも興味深く、今回も誰かに話したくなりました。とても楽しい時間でした。また機会がありましたら拝見したいです。これからも頑張ってください。

しあわせな日々
双身機関
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2025/10/18 (土) ~ 2025/10/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
鑑賞日2025/10/18 (土) 15:00
前半は、胸から上、後半は、首から上だけで
一人、出ずっぱりで2時間延々と
しあわせだった頃を懐かしみ語り続ける女性の話。
私は、これは最初、この脈絡もストーリー性も何もない与太話を
どれだけ役者さんが自分なりにアレンジして演じ切れるかが
この芝居のミソなのかなと思って観てたんですが
なんか芝居の後のトーク聞くと
これは、もともと『審査用の芝居』だそうで
この戯言(たわごと)をどれだけ台本通りに正確に
セリフが言えて決まった仕草通りに演じられるかが
審査の対象だと聞かされ『え?』って感じ。
だったら、こちらにも全員台本渡して
セリフを追わせてほしかった。
でなければ、本当にそれが台本通り、順番通りに
読まれていたのかいないのかわからないし
一人でただ丸暗記した台本を2時間読み続けているだけで
それはそれですごいなとは思うけれど
その台本通り仕草通りにやれたっていうのがわかって
はじめて『流石(さすが)!!』って言えるんじゃないんですかね?
役者さんにとっては、やりがいのある芝居だったのかもしれないけれど
文章垂れ流しのようなとりとめのない話を
ただ黙って聞かされていたこちらとしては
正直、苦痛でしかありませんでした。
実際、退屈し過ぎて隣の人、大いびきかいて寝てましたから。
私、二度も起こしましたよ。

狂人なおもて往生をとぐ
スマートリバー
IMM THEATER(東京都)
2025/10/11 (土) ~ 2025/10/18 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
注目する舞台の一つではあったが、観劇に至った理由というのが不純。その時間枠に当てていた別公演が観られず(チケット購入に至っておらずしかも満席で当日券も出ず)、ポッカリ空いた枠にハマったのがこの公演というわけ(折角だから何か観たいぢゃありませんか)。
未見のIMM THEATERを拝みたくもあり、水道橋へ足を運んだ。
清水邦夫の題名のみ知っていた作品は、不条理劇に近く、不思議な感覚を残す。演出に稲葉賀恵。ある場所(室内らしい)でどうやら幾人かが同居しているのか、出入りしているのか、家族なのか非家族なのか、父母がいて子どもが三人いて・・という事を演じているだけなのかどうなのか定かでない人間同士のある種実験的な共存。関係性の探求が、社会に出る予行演習のように為されているのか、現実を象徴的に写したものか・・。
終盤ある種の高揚が訪れ、(作者が生きた)無秩序が現前したかの時代の空気が吹きすぎる。若者は死と引き換えにしてでも、従来との決裂=新たな未来を切り拓く事に価値を見出すものであり、一笑に付されるものなのかどうか、結論は出ていない、という事が重要であった。
個人的な感覚ではあるが、戦後これほど「自由」の尊さが軽視されている時代は無かったのではないか、と思える現代に、自由の対極の理念=秩序を解体する人間の姿を提示することには、意味があると思われる。

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
ゴージャスな演目。演技空間が5つで同時進行。
お家芸のシチューションコメディも健在。
皆軍服時代服カッコイイなー
歴史の勉強にもなってしまう

いえないアメイジングファミリー【2,000円席有】
sitcomLab
ザ・ポケット(東京都)
2025/10/01 (水) ~ 2025/10/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
それぞれのキャラクターに特徴があり、
笑いのパターンが似たところも多かったですが面白かったです!
雨の日も悪くないですね!

リーディングセッション『蠅取り紙ー山田家の5人兄妹』
OVER40S
ザムザ阿佐谷(東京都)
2025/10/18 (土) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

シャガ
SHEDDING
インディペンデントシアターOji(東京都)
2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

リプリー、あいにくの宇宙ね
ニッポン放送
本多劇場(東京都)
2025/05/04 (日) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

はぐらかしたり、もてなしたり
iaku
シアタートラム(東京都)
2025/06/27 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

ロマンス
ダウ90000
近鉄アート館(大阪府)
2025/06/27 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

バック・トゥ・ザ・フューチャー
劇団四季
JR東日本四季劇場[秋](東京都)
2025/04/06 (日) ~ 2026/03/29 (日)上演中