最新の観てきた!クチコミ一覧

133341-133360件 / 191532件中
踊り場にて、(2012年リアレンジ版)

踊り場にて、(2012年リアレンジ版)

演劇創作館 椿楼

甘棠館show劇場(福岡県)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

いろいろ考えた
漠然とした内容を、いろいろ想像しながら観ていった。
登場人物のそれぞれのキャラクターが面白くて、けっこう笑った。
真っ赤なセーターのおばさんが一番自分と近い感じで好きだったな〜

ファウスト

ファウスト

モナカ興業

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/04/04 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

Faust
何もない空間を怒濤のセリフとシャープな照明で満たす1時間35分。まさかこのまま…?のまさかで、最後にまんまとヤられました。俳優の中に、…あーネタバレなので書けないっ。森新太郎さん演出。女優の渡辺樹里さんが健闘。

ネタバレBOX

渡辺樹里さんがファウストを演じます。「なぜ女性がファウスト役?」という疑問は、最後の最後に渡辺さんがマルガレーテを演じ始めた時に、解けました。

人間は孤独で、どんない愛し合っても傷つけ合っても、肉体がある限りひとつになることはできない。でも、演劇ならそれが可能なんだと証明してもらえたように感じました。
ピーター・ブルックの魔笛

ピーター・ブルックの魔笛

彩の国さいたま芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

身近なオペラ
思ったよりもフレンドリーな感じな演劇(オペラなの?)で
楽しく見れた、小難しかったらどうしよーと思っていたので。
パパゲーノはほんとに楽しかった。
ピーターブルックが親の年代というのに驚く。
心地よいドイツ語にうとうとしてしまったのが不覚。

名探偵・蘭光太郎シリーズ/「朝に別れのギムレットを2012」

名探偵・蘭光太郎シリーズ/「朝に別れのギムレットを2012」

劇団冒険倶楽部

青山円形劇場(東京都)

2012/04/04 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★

うーん。
ちょい残念な出来でした。
初日だったからかしれないが、特にベテラン陣の空気が硬く、台詞忘れてるオーラ漂う箇所もあり。

台詞の掛け合いのテンポはまずまずだが、深みがない。加えて、台詞で出してるテンポを、挿入歌やダンスで崩してしまっているように感じました。

脚本が求めるエネルギー量を役者が出せていない感が強く、どうにもキレの悪い舞台に。

アフタートークで「小劇場の良いとこは技量はないけど情熱があるとこ」
って話をしていたけれど、
情熱のこもった舞台には見えなかった。

テンポを上げて、台詞に酔わず、本気で遊べば、もっと良い物になるはず。

東雲十六夜【ご来場誠にありがとうございました!!】

東雲十六夜【ご来場誠にありがとうございました!!】

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

演出
亡くなった人の隠された遺言。
簡単な謎解き風なのですが、演出の巧さで良く観せていたと思います。
ただ、遊びの部分はちょっと過剰だったように感じました。

「しき」

「しき」

成長剤

そらあるき(福岡県)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

春は奥歯が浮く。
青春って恥ずかしいのね。

どうこう説明できないけど、好みでしたので、次回も行きます。

ネタバレBOX

これからどんどこ、行くと思うんで追いかけます。
ピーター・ブルックの魔笛

ピーター・ブルックの魔笛

彩の国さいたま芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

オカンの呪縛。
派手な装飾が排除されたことで、夜の女王にパワーが無い。
その普通さがしみじみと

ああ。母親ってこうやって娘に自分の価値観という呪いをかけるよねぇ。

って思えて、とっても面白かった。
あちこちで、いっぱい笑いました。

パパゲーノは最後、死ぬって思い込んでたからハッピーで安心した。
なぜに死ぬと思い込んでいたのだろう。
なぞだ。

ネタバレBOX

筋書きを気知らない「字幕もの」は、2階席の最前列がおすすめ。
舞台と字幕と丸ごと目に入るから。
愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了しました!ありがとうございました!

愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/02 (月)公演終了

満足度★★★★

愛、あるいは哀、それは相。
はじめて拝見させていただきました。帰りのバスの時間が迫っていたため、アンケートに十分感想かけなかったんで、こちらに書きます。(^^)
題材が題材だけにどんな風にするのか。楽しみでもありました。
せりふひとつひとつに大事なものが、込められているのが伝わってきて
とても複雑な気持ちになりました。セリフのっひとつひとつに考えさせられました。もっと多くの人に見て感じてもらいたいなぁと思いました。
春の嵐で大変な日でしたが、見に行ってよかったです。
お芝居、大好きで久々に見られて楽しかったです。また、見たいです。
スタッフの方々には色々ご配慮ありがとうございました。
素敵な時間でした。

ネタバレBOX

車椅子でそのまま見れる工夫をぜひよろしくお願いいたします。私でよければアイディア出します。^^;
うしるの座席が冷房聞きすぎて、極寒でした。
運よく私は免れましたが・・・・。
空調調節また防寒アナウンスをして頂くと、観客はありがたいです。
スタッフさんのあたたかいご配慮嬉しかったです。(^-^*
SAMURAI 7

SAMURAI 7

ネルケプランニング

青山劇場(東京都)

2012/04/01 (日) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

もっと早くロビー開場ぐらいしろ!
かなり風雨も強く正面玄関付近まで雨が吹き込む中、おとなしく並んで待っていたお行儀のよいファンの女の子たちはえらい!こんなファンが嵐の中来てくれたんだから早く開場するのが当然のサービスでしょ。「早くいれろよ!」と仏頂面してたのは私だけ。(しかも並ばない) 今回で三度目になるが、ダンスや歌は減らして話はさらにわかりやすくなっていた。中川晃教の出番が増えていたような気がする。歌うのは主に彼だけにしたのは正解。とてもいい役になった。特にイケメンファンでない方には後方の席がおススメ。(2階の前の方でもいい)舞台の絵面全部を使っているので、上の方に映る映像や華やかな照明がより楽しめる。

ストレンジャー彼女

ストレンジャー彼女

tsumazuki no ishi

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/03/28 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

やられました。
観た後の、直後よりも数日経ってからの尾の引き方が半端ないです。
感想としてツイッターで「人が人を殺すということ」について自分なりの考えを記していたら友達に軽くキレられました。
あの時あの空間には人間の不可解さが確かにあったと思います。

ピリオド

ピリオド

東京セレソンデラックス

ザ・ポケット(東京都)

2012/04/03 (火) ~ 2012/04/20 (金)公演終了

満足度★★★★

ベタ、ベタ
2003年11月初演の再演。泣けませんでした。

ネタバレBOX

ラスト、「しずかが途中でいなくなって…」のセリフを聞いて、うわぁ言っちゃったよと思いました。元気で、お揃いのピンクのウィンドブレーカーを着て、異常な盛り上がりで、それでいてそこにはしずかがいなくて、それで分かります。

わざわざ写真立てを手に取ったのも不要でした。もし持って行くなら別の写真を昨日からバッグに入れてありますって。社長が、「ありがとな」と言っただけで充分でした。

もっと言えば、ファンからの頑張ってメールのタネ明かしも要らないような気がしました。

誰かを死なせて男はアホでは健在でしたが、夫婦だったのに妻の病気に気づかず、妻の本心にも気づかず、なんか男はアホ過ぎました。

いつもお見かけする役者さんを見て、解散してシャッフルするのも有りだなと思いました。
父帰る/おふくろ

父帰る/おふくろ

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2012/03/19 (月) ~ 2012/04/02 (月)公演終了

満足度★★★★

凄みを感じた・・・
短編といえる「父帰る」、
役者さんの演技の力がヒシヒシと伝わってきました。
竹刀ではなく、真剣を向けられるような演技に脱帽です。
「おふくろ」の方は、
落語のような感じが、サクサクとして面白く感じられました。
うむ、観れて良かった(^^)。

SAMURAI 7

SAMURAI 7

ネルケプランニング

青山劇場(東京都)

2012/04/01 (日) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごく 楽しめました
招待で観たものでしたが エンターテイメント性にあふれ とても楽しめました。役者の方々おのおのが 前面に押し出せる武器(歌 演技 たて ダンス)を持ち色んな面から 心躍らせていただけました。音響さん 照明さんなども本当にせりふ全部頭に入ってるなって感じで皆さんのプロ魂魅せて頂いた感たっぷりでした。私も住谷さんすっごく良かったと思います。うっかり泣かされてしまいました。負けたッ。もちろん中川さんはもう完璧。マイクの音が割れてしまうほどの歌声は迫力有り過ぎなのに 消え入りそうな呻きはちゃんと心の奥に届き沁みました。今回中河内 雅貴さんのファンになりました。切れのいいダンスと殺陣 惚れました。

まほろば

まほろば

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/04/02 (月) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

満足度★★★

女優陣で魅せる
女しか出てこない芝居だが男の甲斐性を問うた作品。
新国でこの芝居をかける意味はよく分らないが
女優陣の演技を観るだけでも価値はある。
三田和代は数ある新国出演作の中でも、一番の適役。
前田亜季がSEXY。

Kの結婚前夜

Kの結婚前夜

男肉 du Soleil

駅前劇場(東京都)

2012/04/02 (月) ~ 2012/04/03 (火)公演終了

満足度★★★


初男肉を果敢にも「男肉飛び散る席」で挑戦。

観てるこちらも大汗でした。

汗とか臭いとか、本当キッツイ席で楽しめました(笑)

また一緒に踊りたいです(笑)

ピーター・ブルックの魔笛

ピーター・ブルックの魔笛

彩の国さいたま芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

ぱぱぱぱぱぱぱぱ、ぱぱげーの
 誤解を招くことを承知の上で、あえて書くなら、ピーター・ブルックには、アマデウス・モーツァルトが全く分かっていない。
 しかし、モーツァルトが皆目分からないと知っているのは、他ならぬブルック自身なのである。彼の非凡は、まさしく「無知の知」によって支えられている。
 ブルックが『魔笛』の演出に当たって、確信していたのは、「理解不能でも、面白いものは面白いのだ」というこの一点にあって、だからこそ、オリジナルの『魔笛』を自由に解体し、他作品からの引用も行い、再構築することが出来たのだ。
 言い換えるなら、オリジナルの持つ「強さ」を信頼しているからこそ、ちょっとやそっとの改作で、モーツァルトの面白さが損なわれるはずがないという「敬意」の表れである。
 そのおかげで、今回の『魔笛』は実に軽妙である。軽妙であるがゆえに、かえって観客はそこに何かの「意味」を深読みしたがるものだろうが、そういう客をこそ、ブルックは「退廃観客」と呼んで嫌悪していた。難しく考えることはない。パパゲーノとパパゲーナが「ぱぱぱぱ」と愛の交歓をし合っているのを聞いて、そこに何かコリクツをひねくり出そうとしたところで無駄だろう。われわれはそこで大笑いしておればよいのである。

ネタバレBOX

 ブルックにはモーツァルトが分からないと書いたが、もちろん、現代人で、モーツァルトが分かる人間なんているはずがない。
 モーツァルトの遺作である『魔笛』について、昔からマコトシヤカに語られ続けている都市伝説として、「モーツァルトは『魔笛』でフリーメイソンの秘密の儀式をバラしたために暗殺された」というものがある。フリーメイソンがカルト的な集団だと認識されるようになったのはモーツァルトの死後なので、もちろんそれはただの伝説に過ぎないが、後世、そのように喧伝されるようになったのは、当時のオペラの殆どが、「実在人物をモデルにしたパロディ」だったことに起因している。
 当時の観客たちには、夜の女王が誰であるか、ザラストロが誰なのかは一目瞭然であったろう。だから大いに受けたのだ。モデルにされた当人たちは苦虫をつぶしていたことだろうが。

 時が経ち、国も違えば、モーツァルトが仕掛けたそんな最初の「仕掛け」は全く分からなくなる。モーツァルトの意図が正確にはどうであったか、現代人には分からないと書いたのはその意味でだ。
 では、その物語は死んでしまうのかというと、そうはならない。その時代のみの特殊性を放棄した後、作品が再生される時には、新たな価値が付与されるのが常だ。よく引用される例としては、風刺文学の『ガリバー旅行記』が、現在ではファンタジーとして受容されていることが挙げられる。
 『魔笛』もまた、現在ではファンタジーの一つとして再演され続けているが、オリジナルのままの上演は、オペラとしての性格上、どうしても現代のスピード感覚に付いていけない面は残っている。元ネタの意味が分かるならともかく、オリジナル3時間の舞台は、オペラファンであっても、現代人にはいささかキツい。

 ブルックは、結果的に物語を1時間半に短縮した。
 フリーメイソンを彷彿とさせる儀式的な部分はまず殆ど省いている。しかし、主要人物までは、いくら元ネタが分からなくなっているからと言って、省いてしまえるものではない。
 しかし、ブルックは、脇キャラを除いて、主要人物たちに改変を施す意志はなかった。タミーノはタミーノとして、パミーナはパミーナとして、男と女を入れ変えたりとか、全員を男にするとかあるいは女にするとか、モーツァルトから離れるとか、一般的に「大胆」と言われるような改変は一切行ってはいない。
 どんなに「解体」し「再構成」しても、『魔笛』は『魔笛』のままだったのである。

 パロディの本質を知っている人間には、その理由がなぜなのか、お分かりだろう。パロディは、たとえオリジナルを知らなくとも、“なぜか面白い”ものなのだ。それは、優れたパロディには、オリジナルに対する徹底的な観察が行われていることが常だからである。当時の「文化」に対する、辛辣な批評が行われているからである。そしてその「批評性」は、それだけで独自の価値を生み出す。優れた批評文が、たとえその対象である作品を知らなくとも、面白く読めるのと同じだ。
 また、「古びたパロディ」は、その元ネタが分からないために、逆にシュールな面白さすら生まれてくる場合もある。実はブルックが「眼を付けた」のは。まさしくこの点にあった。

 またまた識者の神経を逆なでするようなことをあえて口にするが、『魔笛』のオリジナルを観て聞いて、その筋に納得している人間が本当にいるのだろうか。「分かった気になっている」人間が、意外と少なくないのではないか。
 そもそもザラストロと夜の女王が憎しみ会う必要があったのかとか、試練とか儀式とか意味あるのかとか、パパゲーノ、お前は何のためにいるとか、突っ込みだしたらキリがない。
 それを何とかリクツを付けて現代人はむりやり解釈しようとするが、本来それはあまり意味のあることではない。物語上の数々の齟齬は、元ネタとなった昔話に、「現実のモデル」を当てはめたために生じたものが殆どだからだ。
 先日、いわき総合高校の舞台で、『ファイナルファンタジー』の設定にむりやり実際の原発事故のキャラクターたちを当てはめていたが、まあ、あんな感じだ(あの舞台も、百年経って上演されたら意味不明な喜劇になることだろう)。

 ブルックの「再構築」は、そういった「よく分かんないが何か意味がありそうだ」という部分を「拡大」させていった点にある。
 即ち、ブルックが目指したものは、徹底的な「ナンセンス」なのだ。だから観客はいったんは混乱させられるが、そのうちに「何だかへんてこだが妙に可笑しい」気分にさせられるのである。
 中には「退廃観客」で、「分かんないものを脳内で補完する」手合いもいるだろうが、まあ勝手にしなさい、といったところであろう。

 もう物語は出だしから分からない。
 蛇に襲われたタミーノを、パパゲーノが「自分が助けた」と嘘をつくのだが、オリジナルでは彼の嘘を見破るのは夜の女王の侍女たちだ。ところが、その蛇と侍女たちを、ブルック版では黒人俳優が一人で演じているのだから、やられて床に倒れた蛇がいきなり立ち上がって、パパゲーノを嘘つき呼ばわりするのだ。
 この黒人俳優(もう一人いて、計二人)は、主要キャラクター以外の役を殆ど全て演じることになる。夜の女王とザラストロとの和解も、タミーノとパミーナの試練と恋の成就も、パパゲーノとパパゲーナの邂逅も、全ては黒人たちの「計らい」による。時には黒子的な行動すら取る彼らは、果たして物語を混乱させるためにいるのか収束させるためにいるのか、どちらとも判別がつかない。しかし、先述した通り、オリジナル自体、キャラクターたちの行動原理には不可解なものが多いのだ。
 オリジナルでは明確ではなかった物語を転がしていくトリックスターの働きを、この黒人俳優二人が担うことで、混乱は無理やり終焉を迎えることになる(役名も「俳優」だ!)。さながら、シャラントン精神病院患者たちの混乱を収束させたマルキ・ド・サドのように。

 今回のブルック演出の最大の特徴が、舞台美術とその活用にあることは論を俟たない。林立する竹のスティックのみ、オペラにありがちな豪奢なセットは全く用いられていないが、これを「シンプル」とだけ言ったのでは説明にならない。このシンプルさは舞台空間を平行横移動にのみ限定する目的でなされたものだ。
 舞台はそもそも、奥行きも含めて横の空間にのみ広がりを持っていた。現代の演出家、舞台美術家は、懸命になってそれを縦の方向に変化させようとしてきた。舞台上に山を作り、階段を作り、地下室を作り、窓から外に飛び出し、時には俳優は観客席の上空を飛びさえした。
 そんなことまでしなければ、演劇は、観客の想像を喚起することが出来ないのか、というのがブルックの謂いだ(もっともブルックがこれまで「縦の演出」を全く試みたことがなかったわけではない)。
 竹は全て、「天」を指している。時にはそれは黒人俳優たちによって横向きにされたりなぎ倒されたりするが、基本的には縦の向きのまま、森や門や壁を表現する。そしてそれは全て「横移動」によって行われる。その間をキャストが行ったり来たりするだけで、「演劇」は成立するのだ。

 そうして出来上がったのは、小味の効いた、ナンセンスな「軽演劇」である。そしてそれは、オリジナルの『魔笛』が持っていた楽しさを、再現したものになっているはずである。

 どうしても、この舞台を「小難しく」解釈したい人に。
 たまに日本語の台詞で、パパゲーノのが「オカアサン!」と叫んだり、舞台から降りて、お客さんをナンパしようとしていたが、ああいうベタなギャグって、「大衆演劇」の定番でしょ?
 今回のブルック演出は、日本で言えば「浅草軽演劇」である。森繁久彌なのである。全編、その精神で貫かれてるところが楽しさの所以なのである。
ジキル&ハイド

ジキル&ハイド

東宝

日生劇場(東京都)

2012/03/06 (火) ~ 2012/03/28 (水)公演終了

満足度★★★

石丸ジキルハイドの挑戦!キャスト一新、若返り、これからに期待。
さて、ジキルハイドは鹿賀丈史さんの当たり役で、ラスト公演で観て以来、その強烈な印象が残るばかりで、今回の新キャストはどんなものかと思っておりましたが…。
やはり、つい、鹿賀版と比べてしまいます。
石丸版は… 結果、若返ったのはとても良くて、非常にクールなジキルとハイドになった印象。
ただ、全般的に少し「細く」、迫力はまだこれから、と感じました。
濱田めぐみさんは、私はまだ、なじみがなくて。
良くお見かけする笹本玲奈さんは、今回は、ひたすら静かに地味に演られていたような気がします。
吉野圭吾 さんは、悪役のイメージが強かったのですが、今回は普通にいい人、親友役。
中嶋しゅう さんは、歌は、やっぱりちょっと厳しそうで…。
アンサンブルの方々の歌は、ソロ・パートの安定感がいま一つ。
皆さん今後、再演でさらに進化したところを観てみたいです。

演出面では、今回、各殺人場面が変わったようで、それぞれ方法に「ひと工夫」加えられていました。
中でも、ロープで吊られた荷物が、次々に落ちてくるところは、なかなか上手く出来てました。

また、いい意味で気になったのが、照明です。
くっきりとした「光の筋」が段階的に動いたりして、とても目を引きました。

サド侯爵夫人

サド侯爵夫人

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/03/06 (火) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★

「戯曲×六人の女優×野村演出」の密度の高さに圧倒され,特に蒼井優さんがとっても良かった!
以前、篠井英介×スズカツ版で観ましたが、何といっても、この知名度の高い6女優の顔合わせがスゴイ。

白石加代子さんのうまさ、自然さ、安定感が良くて、そして最初から最後まで出ずっぱりに近い。
麻実れいさんの存在感と強さ、潔さ。
そして何よりも、蒼井優さん。
最初は清楚で、澄んでいて、か細く、美しく、
しかし中盤からは、他を寄せ付けない自分の信念に、狂ったように一途に酔いしれていて、
その小さく細い体から溢れる強さが演じられていて、凄かった。

この難解なイメージの作品で、大量のセリフと独白に近い応酬であるのに、
非常にわかりやすく、エキサイティングに感じられたのは、
まさに、野村演出によるものでしょう。

密度の高さに圧倒されました。

※それにしても世田谷パブリックシアターの2階席のイスの【座りにくさ】!!
 どうにかならんものか!!

光をあつめて

光をあつめて

一般財団法人大阪府男女共同参画推進財団・ドーン運営共同体

大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)ホール(大阪府)

2012/03/23 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

モダン都市大阪
カメラ写真は大好きです。
女性の自立と真実 女性の写真家、戦中の一生を描いてます。
そこに出てくるカメラはとても懐かしいです。
お芝居の一瞬を写す、 
家族のカメラ 戦争で埋まっていたカメラ、

大切な写真を撮り損ねた、この台詞は、やられましたよ!!

記憶にあります プロの写真家が、何度か撮った女優の写真
しかし超えられなかった写真を思い出しました。
時間は戻らない。 しっとりとしたお芝居でした。
こんなお芝居が、最近いいと思います。

舞台しちゃいますッ!!

舞台しちゃいますッ!!

池袋チャリンコ倶楽部

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

希望と力をありがとう
全通したかった!
全通してもまったく損はないし、何度見てもこのすごさって変わらないと思う。
同じ話を何度見てもこんなに胸打たれて、涙して、パワーもらえるんだってすごいと思う。
オムニバス形式でそれぞれ違う演出さんの作品なのだけど、どれも本当に素晴らしくて胸を打たれました。
是非、かなうなら再演を観たいと思います。
もちろん次回作も必ず観に行きたいと思います。

このページのQRコードです。

拡大