最新の観てきた!クチコミ一覧

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青春残酷短編集

青春残酷短編集

ENBUゼミナール

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/03/13 (火) ~ 2012/03/14 (水)公演終了

満足度★★★

短編集だから観やすかった!
何にも考えずに観られて、なんだか下らないんだけど、それが逆に面白かったのかも。味ある魅力的な役者さんもいて、楽しませて頂きました♪

阿国神舞

阿国神舞

劇創ト社deネクタルグン

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★

華麗な踊りをもっと観たかった♪
出演者は馴染みある人たち♪
オープニングは華麗な踊りを盛り込んでいい感じ~(^^)
そんな踊りを存分に盛り込んだ展開に期待が高まる!

しかし、思いとウラハラに淡々とした語り中心のお芝居…
演者さんは皆さん大人の演技で上手いんですが…
話しが想像できる内容だったからなのか…?
ステタイのパワフルなお芝居の観劇後だったからなのか…?
前半、記憶が飛んでしまった…^^;

それにしても主役の田所草子さんをはじめ役者さんは存在感ある人ばかり!!
特に菊池さんは今年だけで何回観たかなぁ~^^;

踊りの上手い人たちばかりなのでもっと踊りやダンスを
盛り込んだエンタメ要素が強いお芝居を期待してた分、少し物足りなかったかなぁ…f^_^;)

三月大歌舞伎

三月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/26 (月)公演終了

満足度★★★

荒川の佐吉
後半の、仮名手本忠臣蔵は用事があって見られず、荒川の佐吉のみ鑑賞。
華のある芝居で染五郎さんが、生き生きとしていた。当日は暖かい日で、少し、うとうととしてしまった。

異性人/静かに殺したい【ご来場ありがとうございました!】

異性人/静かに殺したい【ご来場ありがとうございました!】

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

ブラックながら
前作に引き続き2回目。

時間は少し長いものの
2作品なだけあって長さは感じずに
すっきり見れました。

静かに殺したいのドタバタ感からの
異性人の駆け引き。
どちらかというとじっくり見れる後者が好みでしたかね。

ちょいとカミ癖は気になりました…

「間~あわい~」全日程終了しました。ありがとうございました。

「間~あわい~」全日程終了しました。ありがとうございました。

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/03/06 (火)公演終了

満足度★★★★

バーの使い方
ここでの作品は何作品も観てきましたが
また新しい場所の使い方でよかったと思います。

音楽イベントもされている場所だけあって
音楽がマッチしますね。

話もちょっとしんみりな感じで好きでした。

「1年後の日曜日...」

「1年後の日曜日...」

d’UOMO ex machina

Rooms SHIMOKITAZAWA(東京都)

2012/03/11 (日) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題329(12-072)
14:46の回。14:00開場のところ少し遅れる。狭い階段を上がり左手ドアを開けると商店街に向けて大きなガラス窓、その右端には真っ赤な消火栓の標識がみえる。小さなテーブルとクッション、開場したばかりなのに数名座っている(役者さん)。縦長の部屋、真ん中に段差、奥(窓側)が低く舞台に、手前にキッチン、カウンター、受付。こじんまりとしたカフェにお客さんが集まってくる、暦で1年が経った、今日は3月11日、みなさん好きな場所に腰を下ろす。紙コップに飲み物を入れ、当パンと一緒に渡されたピンクのメモ用紙に、昨年の今頃、どこにいたのか書く。段差の所にはちゃぶ台とノートPC、いいお天気、時々雲が陽を遮る、お客さんは同じ方向をみて座っているのではなく、思い思いに、30人くらい。14:46、「Daydream Believer」が流れ…開演、Cheer up。16:22終演、大船に向う。

ネタバレBOX

雑記です。
「モンキーズ」は聴かなかったけど(ビートルズは今でも聴く)この曲はよく耳に…先月末、メンバーのひとりが亡くなりました。このように、劇中、知っている曲がかかると意識が違う方へ揺れ、グルっと廻ってお芝居に戻ります。また、今日は「オンブラ・マイ・フ」がいろいろなバージョンで流れました。きっかけとなったキャスリーン・バトルの公演、1987/5/25、昭和女子大人見記念講堂に行きました。座席は「ヌ-35」とあるのでほぼ中央、ちょっと遠いなという印象以外覚えていません。同じく覚えていないのは、前年の「V.ホロヴィッツ」(86/6,なんとチケットは35,000円…バブル!!)、てことがスッと頭の中をよぎる。

観て(目)、聴いて(耳)、嗅いで(鼻)、触れて(肌/カラダ)、想像して(意識/経験/感情)、「からっぽ」な状態からは程遠く、雑念の塊であり続けながら、この時、この場所、公演中、目をやると窓の外の色は変わり続け、時間と雲の具合を教えてくれ、室内にそのまま外の色が映り込むのをみます。役者はあまり動かず、お客さんに隠れてみえない時も、声が聞こえ、時々カラダを傾け覗き込むのでした。

戯曲について。「紙風船」(青空文庫をみると初出1925年、約90年前)。セリフが耳に届く、「大船」ですね、今日はこれから大船、実家、に行くのですが18:00を回るでしょう。八幡宮、海岸、江の島…なじみのある風景が浮かんでくる、江の島からだとモノレールで大船へ帰るのが良い…と考えてしまうのです。

もうひとつの「メデア」、ここで語られる物語(約2000年前に書かれた?)は感覚の周囲を掠め拡散。神々、巨人、王、英雄…関心はあるものの、「ギリシア・ローマ神話」も「ガリア戦記」も数ページで挫折している(映画だったらいけるハズ)ので、こういった場合、コトバを空気の揺らぎ、音階のように聴くように。

2011.3.11都内の某高層ビル内で勤務中、大きく左右に揺れます、このまま折れるのではないかと思うほど揺れ続けます、揺れのため防火扉が勝手に閉じ、向かいのビルとは互い違いに揺れていてその振り幅は半端ではありません。ビルの外へ避難。仕事の関係で東北某所と深く関わっているのですが連絡がとれない…やっと連絡できたのは2時間くらい後、家に帰ることができずネットで状況を見続け、翌日午前中も動けず、午後になってようやく…いまだ現在進行形です。
【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★

水蒸気むんむん
二日続けて音楽劇、一つはミュージカル、もう一つは妙ージカル。別に妙とは思いませんでしたが。

ネタバレBOX

中学生の時から、恋愛、結婚、浮気もあったよ、そして一区切りの作曲の旅に出掛けて崖から落ちて死ぬまでの、音楽好きでおっぱい好きの男の恋愛的な出来事を中心とした一生の話。

明るい楽曲が主で、全体を楽しくしていました。6組の男女が恋してラブホに行って親しくなって結婚の挨拶をするようなときに使われたラップ風の曲も良かったです。

歌と踊りで熱気に溢れ、舞台は水蒸気が充満しているように感じられました。

主宰者の客いじりみたいなのもあって、最前列は少ーし要注意かも。それにしても女性陣が濃いのが印象的でした。
協走組曲序章

協走組曲序章

ステージタイガー

日本写真映像専門学校・実習棟1階ホール(大阪府)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

客演なし、すべて劇団員の芝居
小生が観たステージタイガーの作品の中では、作品の形としては一番好きです。素舞台、役者が舞台美術。肉体と熱量の武器があるのに、なぜ言葉が多くなるのか、説明が多くなるのか、そして必然性のないことで笑いを取ろうとするのか、いつも不満です。今回はその要素がかなり減り、個人的には作品に集中することができました。しかし言葉での説明が多いですよね。丁寧に説明されるのはよいのですが、観客をもっと信頼していただいて、想像する余地を残してほしい。言葉がなくても、肉体が語っているではないですか。肉体と汗で伝わらないことはないと思います。劇団員を育てることをやめ、客演に頼って自らの負担を減らす(ノルマで収入は増える)劇団があるなかで、団員個々の成長、結果として劇団全体の成長を考えられていることに盛大な拍手を送ります。観客がこの点を気にもしていないことが残念。

『ひとりじゃできねーもん二回目』

『ひとりじゃできねーもん二回目』

おぼんろ

サクラフルール青山メリーココhttp://www.sakura-hotels.com/rental-space.html(東京都)

2012/03/11 (日) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

温かい独特の空間
芝居という表現の模索の答えの一つかな。
楽しくはあったのだが、万人受けはしそうにないかなって。
星はひとつマイナスです(^^)。

協走組曲序章

協走組曲序章

ステージタイガー

日本写真映像専門学校・実習棟1階ホール(大阪府)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

今年一年を走り続ける カナデ 
登場人物 盲目のランナー カナデ、 父ハジメ(阿部部)、 スポーツ記者 ゴミミ(サキエ)、ミララ、ワタタ、ツヅキ? 皆が面白い。

父は娘にええ着物を着せたかった、だから八百長をした。 不器用な父
反発する娘カナデ、つくす婚約者、

いつでも、足を止めない父と娘 心臓の倍のスピードで。

照明がとても綺麗でした。
まっすぐで、直球ど真ん中で 熱い やられました。

面白かった。



『夜のしじま』

『夜のしじま』

からふる

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/03/06 (火) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

夜のしじまには
こんな出来事が起こる隙間があるのでしょうね!?
ひとときの異空間へのトリップ、楽しませてもらいました。

異性人/静かに殺したい【ご来場ありがとうございました!】

異性人/静かに殺したい【ご来場ありがとうございました!】

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/12 (月)公演終了

満足度★★★

笑えました
2本立てという事もあり、テンポがリズミカルで飽きる事無く笑わせてもらいました。役者さんが皆若いので若干パワーで押し気味の化はありましたが、おじさんでもついて行けましたよ!
今回はチケットプレゼントにて初観させて頂きました。ありがとうございました。

素晴らしい一日

素晴らしい一日

自転車キンクリーツカンパニー

駅前劇場(東京都)

2012/03/07 (水) ~ 2012/03/13 (火)公演終了

満足度★★★★★

ラブ・コメだと思う。
すごく好き。演出が好み。テンポのよい会話、楽しい仕掛けがいっぱいの美術と夢見心地の照明も好き。なんとなく映画『地上5センチの恋心』のような雰囲気(もちろん全然違うのですが、脳内で映像化するとあの映画のイメージに・・)でとてもファンタジックな演出にたくさん笑いました。シンプルなセット、ドアや窓になることは想像できたけれど、まさかあんなものが飛び出すとは!あんなふうに出てくるとは!(美術は土岐研一さん!!)何回も大笑いしました。出演者も皆最高に楽しかったです。

A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM

A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM

声を出すと気持ちいいの会

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

実は問題作
実は問題作である。
色んな問題作はあるが、あえてこの日の、この時間に公演を行うという意味付けに託された舞台であった。

しかし、
その事による風評被害すらも彼らは受けきる事が義務づけられた。
何故なら、
賽は投げられたからだ。




序文が過ぎた。
僕自身は、色んな意見もあるだろうが、かなり素晴らしい作品に近づいたものだと感じている。
しかし僕は観劇をした後に、他に来ておられた観劇仲間にこうつぶやいた。


「やり逃げですね」




実はこの一言に全てが表されている。










ネタバレは避けたい。
何故なら東京公演が今週末から行われるからだ。
なので、もうネタバレで感想をアップしようと思う。

ネタバレBOX

まず、
演出的にも役者的にも、さすが東京を勝ち抜いて選抜された劇団だと思った。
印象的なモノローグから、
あっという間に下世話な嫉妬から巻き起こるSEX話に絡む嫌な感覚。
男にとって最大の屈辱。

「寝取られ」

それを何ともタッパのある素敵な俳優陣が織り成すのだ。
それだけで何となく・・・・それっぽい。
いや、褒め言葉として書いている。
寝取られる方も、寝取る方にもだ。

真相が分からない間のやきもき感は、ちりちりと地獄の業火に少しづつ焼かれているような緩い感覚。
しかしそれが確信(それはまた反転するのだが)に変わった時の人間が壊れる感覚は何とも不愉快。

そう。
この物語のキーワードは【不愉快】。

一体、この物語に盛り込まれた不快なエッセンスはどれほどのものか?
それらを緩和する為のダンスは小劇場ではかなりのレベルだがまだまだ。
統一性はとれているが、上には上がある。
しかしここは小劇場。
エッセンスとしてのダンスは上手く機能していた。
が、演出意図としてなのかオブラート程度。

それよりもひどい真夏の夜の夢が展開されているのだから。


地震。
SEX。

このふたつを安易に結びつけるのは非常に危険だ。
しかも去年あった地震に結び付けつつSEXだと、そのインパクトだけはかなりの破壊力となって観客を襲う。
日々、起こったニュース等を砂の嵐のように僕らの感情に刷り込むだけで、言い知れぬ不安感が包み込んでくるからだ。

だから不愉快なのだ。


観終わった後の僕の言葉、「やり逃げですね」には、そういった意味が含まれている。
実際、この作品を観た後に何人かと話をした。
するとその方は嫌悪もあらわに「無理です」と告げられた。
実はその方の実家が、そのとある地域だったので濃密に嫌な記憶を揺り動かしたからだという。しかもニュース音声の中に挟み込まれる子供の泣き声などは、極まりないほどの感覚だったらしい。

また他の方はいう。
「この作品を、その地方でする勇気があるのか?」
と。
確かにその地方の方は正視に堪えられないに違いない。



だがある方は、
「何もかもがどストライク」
と言われた。


僕は、不愉快を扱ってはいるが、飛びぬけたものを感じている。
なので凄いとも感じた。
だから、
僕は彼らの次の作品を観たいと思った。
この作品の次のステップはかなり重要になる。

いや、そんな事も易々と越えそうな感じもあるのだけれど。




ちなみに、
その地方に実家のある方は、「他の作品なら観たい」
と言われた事も追記しておく。
【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★

魅力的な暑苦しさ
12人がこまばアゴラ劇場を所狭しと歌って踊るミュージカル作品で、熱量の高いパフォーマンスに圧倒されました。

意外な場所から赤ちゃんに扮した役者達が現れて始まり、それほど特別でもない人の半生が下ネタ多目でコミカルに描かれていました。ただ馬鹿馬鹿しいだけではなく、所々にノスタルジックな趣きが感じられました。

一般的にイメージされる演劇の「ダサさ」を洗練化によって消そうとするのではなく、それを過度に強調することによって飽和状態にし、逆にダサさを感じさせなくする演出が興味深かったです。
ただし、このような作風で120分の上演時間は少し長く感じられ、100分程度が適切だと思いました。

デフォルメが強調された演技に最初は違和感があったのですが、楽しそうに演じているのを観ていると次第に引き込まれて、どの役者も魅力的に感じられました。
特に西田夏奈子さんと金子岳憲さんのふっ切れた演技と上手な歌のギャップが良かったです。

フォークやテクノ、昭和歌謡曲など、様々なスタイルの音楽がキャッチーで良かったです。歌とカラオケの音量のバランスが絶妙で、迫力がありながらも歌詞が聞き取り易かったです。
ソロかユニゾンの部分が多く、もっとハモりや掛け合いも聴かせて欲しかったです。

アンラッキー★ツイスターズ

アンラッキー★ツイスターズ

.comet <ドットコメット>

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ジグソーパズルの達成感!
最初は、バラバラのピースが、噛み合うかと見せかけて、実は違ったり、
思わぬところで絵が完成して行ったり・・。
最後は、思わぬ絵が完成した達成感。
「だから、あそこのピースははまらなかったのね。」と帰り道の池袋駅でふと気づく。

そんな感じのストーリー展開で、純粋に楽しませてもらいました。
出演者も個性的で、一つ一つのシーンも丁寧に作ってあって、飽きさせませんでした。
うっかりしていると、時々、分からなくなる部分もありますが、所々で救ってもらえる親切さにも、助けられました。

「注目団体ランキング1位」も十分納得。ぜひ次回も見に行きたいです。

うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

もっともっと上へ
モノローグは、話し手がいろんな意味で100%その言葉を自分のものにしなければならない。長台詞は、言葉に観る者の想像力を煽ぎ続ける力がなければならない。当たり前のことだが、今回マキノが無痛覚になった情況を語るシーンは、それを満たしていなかった。引き付けられた人もいるようだが私は不覚にも眠気に襲われた。ミミの卒業式の日の演技と台詞は、あれほど執拗に繰り返す理由(母親の「ずっといっしょにいてあげる」を引き出すためだけとは思えない。)が見つからず、疑問だけが残るすっきりしないシーンとなった。ずっとジェットコースターに乗っているかのような心地で観劇できた前作と比較するのは避けられないし、当然前作以上のものを期待してしまうわけで、それは叶えられなかった。5☆は次回以降に持ち越し。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★

若干の肩すかし・・・?
面白くはあったんだけど、いつもの「羽衣」を期待していくと失敗、かなあ・・・。

糸井幸之介さんの紡ぐ言葉の美しさというかうまみのようなものは、今回は相当薄味。
歌や踊りの分量も抑え目で、(自分が羽衣作品の魅力だと思うところの)役者さんの身体を酷使することによる「きしみ」によって、言葉が「刺さってくる」ような感覚も少なかったのは残念。

今回多かった役者さんのラフ気味な芝居は、一長一短。
笑えたところは笑えたんだけど、締めるところはもっと多くてもよかったのではないかと。
クロムの幸田さんも、あまり持ち味を発揮できていなかったような印象。
金子さんの歌、日高さんのギターは面白かった。

全体的に本作は糸井さんの私小説(+愚痴?)である、と自分は受け取りました。
今回(敢えて?)こういう作品を作ったことに意味を感じられるような、そんな次回作を期待。

ネタバレBOX

過去の楽曲をああいう感じに使われると、この先、羽衣の作品をどう受け取っていいのか、よくわからなくなってきちゃうような・・・
【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★

中毒です
いつもながら濃厚ですっかり中毒。抑え気味のストレートな感じで始まるが、やはり強烈。羽衣世界へいざなってもらえた。今年は本公演がこれだけとは残念。

素晴らしい一日

素晴らしい一日

自転車キンクリーツカンパニー

駅前劇場(東京都)

2012/03/07 (水) ~ 2012/03/13 (火)公演終了

満足度★★★★

確かに素晴らしい
芯の通ったあたたかい魅力にあふれる舞台。当日パンフの写真はみな素敵。

ネタバレBOX

幸恵(伊勢佳世)が貸した20万を返してもらおうとするも、友朗(内浦純一)は無一文で、一緒になってトモローの友人知人に借金をする、その1日を描く。
ゴルフ場の歌川椎子と元大物女優の歌川(付き人に石澤)から、弁当屋の石澤美和から、キャバ嬢の安藤聖と帰国子女で金持ちの女子大生の安藤から、婦警の浅野千鶴とシングルマザーで頑固な浅野から、次々に金を借りるトモロー。引きっぱなしの幸恵を尻目に、有言実行、20万(正確には19万)を借り切る。
地味でいて変なこだわりを意識してしまう幸恵は、一般大衆の代表のよう。序盤、パチンコに興じるトモローに嫌悪感みたいなものを幸恵同様もってしまう。カネにダラシなくて定職をもたずにフラフラしている人間に対する意識が湧いてくる。それが、キャバ嬢あたりから揺らぎ出し、トモローに尊敬のような感情を抱いて、しまいにはみんなハッピーなんじゃない、と思わせるマジックのような舞台だった。

5名の女優も内浦もみな魅力的な人物だった。特に女子大生・元女優。トモローの、実は奥さんだったというクダリを含め、その優しさ?というか受け止める気概というか、いい感じにフィクションな人物だった。演じた内浦が素晴らしのか。

幸恵のラストの「素晴らしい一日でした」というセリフが、凡庸な言葉でいて、キラキラしている感じがした。ちなみに、キャバ嬢の登場方法(カラクリベッド)は意表をついていて面白い。婦警のチャリンコとかも。

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