
Turning Point 【分岐点】
KAKUTA
ザ・スズナリ(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
一本の話に繋がる瞬間
チケットプレゼントで観劇させていただきました。オムニバスということで多少は強引かなという部分もあったが、ふたりの女性の15年を上手く一本に繋がったときに少し感動してしまった。いい作品でした。
勉強になりました。ありがとうございます。

ダンデライオン~飛龍伝より~
ThreeQuarter
池袋GEKIBA(東京都)
2012/03/18 (日) ~ 2012/03/20 (火)公演終了
満足度★★★★
全チーム観せて頂きました
正午より20時半迄、三チーム全て観劇させて頂きました。私としては最後に観た卵チームが一番良かったと思います。一平、美智子の宮内、涼木コンビは最強にして最良の組み合わせでありました。宮内さんの軽さ、涼木さんの表情豊かな強さがとても役にあっていたと思います。
ストーリーは、前作のベロニカと比べて分かりやすくなっていたと思います。おそらく飛龍を初めて観る人には今回の方が数段理解し易かったと思います。その理由はネタバレになってしまうので触れませんが、両作品を観られた方なら、すぐ分かると思います。
本劇団は社会人の方々が働きながらやっておられると伺いました。本当にお疲れ様でした。

旅居 vol.02
旅居
ザムザ阿佐谷(東京都)
2012/03/18 (日) ~ 2012/03/19 (月)公演終了
満足度★★★★
無題332(12-075)
16:00の回(小雨)。15:20受付(チケットはなく、靴入れ用のビニール袋がチケット代わり)、15:40開場。ザムザでダンスは始めてです。鳴海さんのお名前があったこと、ちょうど阿佐ヶ谷に行くのでみにきました。床、上手側(下のほう)、正面上部(カーテンで)は真っ白、下手側は剥き出しのまま、床に四角い穴(もともとそういう造り?)があり黒い矢印がそこを示しています。黒いスピーカが2つ。チラシをながめていると…床が何となく動く(影でした)ので、目を上げると上手奥、2階に女性がひとり座っていました。両足をぶらりとさせ、何か書いています。それを破り、折って、紙ヒコーキができて飛ばします、それを繰り返し、6-7機が飛び、2機が客席まで滑空。女性は阿竹さん、初めてです。16:05鳴海さんの開演挨拶、阿竹さんは舞台へ、落ちているヒコーキを集め「穴」へ。残った奥の1機の前に座り込み、床に文字を書き始めます、フランス語でしょうか…C'est ナントカ…曲線を描いて「穴」の縁まで書き続けます。黒い髪を後ろで留め、黒い瞳と眉がくっきり、衣装は白。照明は場面によって照度が変わります。基本はゆっくりとしたもの、繰り返し、時にスピードの変化。終盤、髪を解き、舞います。背中にかかる黒髪、衣装、床の白さとの対比。ダンス=黒+暗というパターンではない舞台。終演の挨拶なし…ちょっと残念。個人的に:もう少し動きのパターンがあって、穴を塞いで下手側をフルに使って、どこかでひとつ(薄くても明るい)色を使ってくれたらなぁと思いました。でも、横になって客席方向に向けられた眼差し、物憂げに閉じられた瞳はとっても魅力的。16:49終演。お客さんいっぱいいらしてました。

サド侯爵夫人
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2012/03/06 (火) ~ 2012/03/20 (火)公演終了
満足度★★
退屈
何年か前に新妻聖子さんと剣幸さんが演じた舞台は、息詰まるような母娘の闘いを演じて見事だったが、今回はいささか集中力に欠けたものとなったと思う。演出も、本来は言葉だけで盛り上げていくべき二幕、三幕のクライマックスを中心に、若干過剰に感じた。

掏摸―スリ―
サイバー∴サイコロジック
OFF OFFシアター(東京都)
2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★
悪。。
お父さん怖かった~。
万引き母すごすぎる!
初恋の人との再会、ほろりとしました。
あの場面だけはかわいく見えてくるのが不思議でした。。

ビューティフル・サンデイ
東宝芸能
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
心の交流。
ある晴れた日の日曜日の物語。 ゲイカップルの部屋に迷い込んだ、三十路の女性。
その三人の、心の交流。観ていて、心がとても温まりました。
物語に既視感を感じたりもしましたが、その普遍性の中で三人がとても魅力的に演出されていて、大きな舞台でも隅々まで伝わる空気に、言われもない温もりを感じました。
途中、大粒の涙がボロボロとこぼれて止まらなくて。 瀬名さん演じるちひろの心境がダイレクトに伝わってきて、でも決して心が痛いわけでもなく、染み入るようにとめどなく泣いてしまいました。
いえ、不倫してたわけじゃないのですが(笑)細かく揺れる女性の心にはやはり感情移入を激しくしてしまい。その末の、ふわっと心が温まる感覚。きっと創り手も客席全体も、同じ思いを共有してる。そんな感覚を観ていて感じて、ああ、演劇って素敵だな、観て良かったな、と思ったのでした。

パーマ屋スミレ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2012/03/05 (月) ~ 2012/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
鄭義信さんの芝居は心を打つ
在日コリアンの昭和時代の生活を描く。
焼肉ドラゴンもすばらしかったが、本作も前作以上の出来。
隣の女性が涙していた.まさに感動の一作でたあった。

HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞
メガバックスコレクション
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2012/03/16 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★
魅力的
ストーリーも面白く、セットや衣装も素敵で、中世ヨーロッパ(?)のホテルにいるような気分になりました。とても良かったです。ただ、途中で電気トラブルの為に舞台が中断してしまい、興醒めしてしまいました・・残念でした。でも、最後には、それを忘れさせてくれるような見応えのある劇だったと思いました。

被災地の子ども達による平和宣言3.11
CARE-WAVE
【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)
2012/03/17 (土) ~ 2012/03/17 (土)公演終了
満足度★★★
福島県のあさか開成高校演劇部
福島県のあさか開成高校演劇部の方々を観たくて、また、知人の関係で鑑賞。感想はトラックバックしましたので、よろしければ。

2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2012/02/20 (月) ~ 2012/03/01 (木)公演終了
満足度★★★★★
観劇史上、最高の。
類稀な美しさと愛しさに溢れた舞台となりました。黒と赤を基調にした衣装は荘厳で、重厚さを纏った役者さん達が舞台を縦横無尽に駆け回る姿が幻想的で美しく。中でも、奈落で繰り広げられる芝居・・・それは、亡き王の恨みの声であったり、オフィーリアの狂気であったり。劇中劇であったり、葬式であったり、と様々なシチュエーションでその場が使われるのですが、狭い空間なのに無限の広がりを感じさせ、「そこに行きたい」との憧憬まで感じさせられます。その舞台上で「ハムレット」且つ「ハムレットを演じる役者」として生きていた川口覚くんの実力の確かさと美しさは、上演時間(4時間近く)を絶え間なく愛しいものにしてくれました。この舞台は、私の観劇史上最高の舞台です。これを超える舞台に出会える予感が今のところありません。(逆に、誰か超えてくれるのを待ってます。)

上手な想いの遺し方
削除
北池袋 新生館シアター(東京都)
2012/03/16 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了
満足度★★★
コメディ?
3人のサエキヒナコと3枚の絵でラブストーリーを語らせることになった恋愛画家ハルの記憶を呼び戻そうとした物語だったような・・?
客いじりがあって楽しかったが、内容を物語る台詞に起伏がなく全体的にまとまりがなかったような印象を受けた。

鏡に映らない女 記憶に残らない男
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了
満足度★★★★
癒えない傷を抱えて
ボクラ団義は以前大野さんが客演した時にもブログで読んでいて、面白そうな作品を上演する劇団だなと思っていました。今回はサスペンスだし、内容にとても惹かれたので観に行きました。
オープニングのダンスや映像を交えたキャスト紹介がとてもカッコ良くて素敵でした。内容に合わせて鏡文字を使っているのも良かったです。
事件を解く為に3つの事件について語る男の話は脱線が多いので面白かったけれどかなり翻弄されました。緊迫したシーンで突然笑いを入れてくるので、戸惑いながらも吹き出してしまいました。それぞれの事件で同じ人物を違う役者さんが演じるというのも面白かったです。

A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM
声を出すと気持ちいいの会
小劇場 楽園(東京都)
2012/03/15 (木) ~ 2012/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
よかったです
感想は人それぞれだと思いますが、私個人は大変面白く、楽しんで見られました。
「楽しかった」とストレートに言うと、私自身が不謹慎だとか、何も考えていない奴だとか思われそうですが(実際そんな気もします)、本当に楽しめたので。
役者さんたち、すごく良かったです。演技もダンスも小劇場系ではかなりレベルが高いと感じました。
東日本大震災を絡めたお芝居はもう何作品も見てきましたが、どれもどこか似たようなテイストになっていることを思うと、こういう切り口は斬新だと思いました。
フキンシンというフィルターを外して観たら、なかなかの秀作ではないでしょうか。1977年のニューヨークと2011年の東日本大震災を絡めて、ちゃんと「夏の夜の夢」なっていましたよ。
今はまだ「全てが悪い夢だった」では片付けられない多くの人たちから見たら、あまり歓迎されないかもしれませんが、少し離れたところから見たら、こういうエールがあっても良いんじゃない?と、思いました。

あたりまえのできごと
パセリス
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

異性人/静かに殺したい【ご来場ありがとうございました!】
アガリスクエンターテイメント
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/03/08 (木) ~ 2012/03/12 (月)公演終了
満足度★★★★
予想外
勝手にシリアスな話と勘違いしていたのですが、それぞれのラストのひと味も含めて面白かったです。芝居とは関係何のですが、満員のわりに関係者席がポッカリ空いていたのが気になりました。

サド侯爵夫人
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2012/03/06 (火) ~ 2012/03/20 (火)公演終了
満足度★★★★
言葉による緊縛
演出の野村萬斎がコピーとしてつけた通り、全体的に俳優はあまり動かず、稽古で積み上げてきた台詞の語りを披露することに神経とエネルギーを集中させる芝居でした。白石加代子と麻美れいの演技スタイルの違いが明瞭で興味深かったです。蒼井優も大健闘。彼女には舞台女優としての華がある! 見た目の可憐さの内側に透けて見える芯の強さが、舞台を成立させるのに相応の役割を果たしていたと感じました。
それにしても休憩2回含め約3時間30分、修辞が係りに係った手強い台詞をひたすら聞かせるこの舞台は、公立劇場だからこそ上演できる企画なのでしょう。ネームバリューのある俳優のおかげで満席になって良かったと思います。

十二夜 ※終演しました。ありがとうございました。
劇団天地
福岡市男女共同参画推進センター・アミカス ホール(福岡県)
2012/03/10 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

アイ・アム・アン・エイリアン
ユニークポイント
シアター711(東京都)
2012/03/13 (火) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

ハッピーハッピーブサイク
20歳の国
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2012/03/16 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了
満足度★★★
前作に続き、便器が。
劇団木霊時に観た竜史くんの作品『最果てのロゼ』でも強烈な存在感を放っていた「便器」。まさかまた便器が登場する芝居だとは思っていなかったので、開演前その存在に気がついた時からドキドキでした。前作での便器の使い方が個人的にたまらなかったので、コイツは期待せずにはいられません!といった感じで。…う~ん、今回は当時に比べ便器の使い方に味がなかったですね、チョット残念。まあ別に便器を観に行ったわけではないので、いいっちゃいいんですが(笑)。
便器以外の感想としては、若さ溢れる芝居だったと思います。さすが「20歳の国」と名乗るだけはあります。ただフリーの俳優集団であるならば、演出は誰か呼ぶか、もしくは出演者全員で演出、っていうのでもいいのかな、と。演出と出演を兼ねた竜史くんの演技が若干タンパクというか、計算の演技にも感じてしまう所があったのが勿体無かったように思いました。
でも全体的に魅力的な俳優さんが揃っていたのが良かった!これからどうなるんでしょ、20歳の国。せっかくだから予想もしない方向に行ってみて欲しいなぁ。

希望的観測
デッドストックユニオン
ウッディシアター中目黒(東京都)
2012/03/16 (金) ~ 2012/03/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
伏線が多い、難しい作品
面白かった!
デッドストックユニオンらしからぬ、芝居だった気もする。
人数が減ったのかな?演者の言葉に重みが増し、コントも
面白くも、味があった。
すばやい突っ込みで笑いを取る芝居。
でも、期待通りの正義感!
ネタバレになるとあれなんだけど、渦中の人、中島知子さんの気持ちが少し
見えた。
ただ、なんなんだろう。
『行け行け やってやれ 』と共感させられる部分と、それを断行して、
後悔する部分と...。
根拠が自分に無いんだろうなぁ、と今更、反省させられました。
色々なヒーローの有り方を提議した作品だと思います。
ワンさん、夜逃げ、巨乳社長を封印しての今作。
また、観に行きます。
今回がターニングポイントなのかも。