最新の観てきた!クチコミ一覧

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Vector(ご来場ありがとうございました!)

Vector(ご来場ありがとうございました!)

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劇場HOPE(東京都)

2012/03/24 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルがおしゃれ
タイトルが『vector』ってなるほど。
ベクターとベクトル。

チラシ右下の「どうしたらいいのだろうか」というフレーズはタイトルにほかならないということかな。


主演の大竹浩平さんのもつ温かい雰囲気が大好きです。

ネタバレBOX

最初と最後に繰り返されるシーンで君塚に「方向性」という台詞を都合2回吐かせるあたりが好きでした。
シンベリン

シンベリン

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2012/04/02 (月) ~ 2012/04/21 (土)公演終了

満足度★★★★

初日
シンベリンの初日を観て来ました。やはり初日特有のヒリヒリとした緊張感が立ちこめていました。個人的にはこの雰囲気がとても好きです。全体的に美術は日本的な和を感じさせるものが多く、ヨーロッパで蜷川さんが見せたいと思っている日本流シェイクスピアいわゆる蜷川シェイクスピアというのがかなり色濃く出ていたと思います。そしてこの時期にシンベリンを上演した理由というのが少しわかったような気がします。
勉強になりました。ありがとうございます。

ネタバレBOX

初日ということもあるのですが、かなり無難にまとまった演技になっていました。ほかの若い役者さんも少し硬かったのですが、そのなかで窪塚さんの演技が少し浮いてしまっているかなとも思いました。大事な所で噛んでしまったりしましたが回を重ねていくごとにどんどん修正されて素晴らしくなっていくと思います。吉田鋼太郎さん鳳蘭さん、そして大竹しのぶさんはやはり圧倒的な存在感でした。勝村さんの演じるクロートンは最後までバカバカしくかなり笑いも取っておりそれをしっかりとやりきることにより清涼剤のような役割を果たしていたと思います。

最初の役者の楽屋のシーンによって、日本人がハムレットを演じることに対して違和感を出さない様にしている様にも思える。美術も源氏物語や震災での奇跡の一本松などを取り入れたり、琵琶の演奏を入れるなど過去や現在の日本を作品の中に盛り込むことにより、ヨーロッパに対して蜷川流ハムレットというの日本の作品を見せつける意図がかなり色濃く出ているなと思いました。
一丁目ぞめき

一丁目ぞめき

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

最終日観劇
癌だった父親が亡くなり、母親は三日三晩何もせず寝込む。
葬儀の為に20年ぶりに実家に戻ってきた長男、葬儀の喪主で通夜の準備でてんてこ舞いの次男、葬儀の為に集まった従兄弟達とその親族。
故人、葬式、昭和の時代から古い商店街にある家庭、等これまで幾つかの赤堀作品に見られた背景だけど、「今」のこの状況の中、だらしなく生きている苛立ややるせなさもあったり、でもそれがちょっとした幸せでもあったりと、日常の「生」の匂いと悲と喜が漂ってくるような舞台。

ネタバレBOX

しょうもない会話のリアリティ感。
「禿とデブでなに言ってんのよ!」までの台詞の流れに爆笑。
父親の死亡原因は実は自殺だった、母親のショック具合。
やる事なす事振り回され状態の弟がまたどこにでも居そうな小市民で。
葬儀屋の何気ない一言から父親の死の真相を知る事になった、兄や従兄弟、幼なじみ。言い方悪いけど、立派な馬鹿の取る態度に、彼らの優しさが垣間見えた瞬間だった。

松田聖子の「白いパラソル」が流行していた時期の父親の地元への貢献が子供心に誇らしく、当人も酔う度自慢していた。その状況を何気に話す態度が、彼の父親への弔いの言葉と思う。また、その場にいた弟、従兄弟。幼なじみ達が一斉に歌い出す場面では何気ない一体感があって、知らず知らずに故縁の良さを彷彿させたりして。
その当時の幸福感から成人して思い描いていた今とは現状が全く違い、閉塞感もありつつ(みんなそうだろうけど)生きている。兄が弟にバスの運転手に転職する事を告げた後から、母親は部屋の奥から出るキッカケにもなり、少し暖かな余韻が見られた終わりにこの一家の日常が再び動き出すんだろうな、と期待したりして。
深夜の市長

深夜の市長

とくお組

シアタートラム(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても良かったです!
今回も2回、観に行ってきました、「深夜の市長」!
1回目と2回目で見比べるというか、2回目に1回目にぼーっとみていたところなどを詳しく見れてよかったと思います。

21世紀の現在に住む「浅間」という司法修習生。
彼の趣味にしている真夜中の散歩。
ある日、行き先もわからないバスに乗ったところ、全く訳の分からない世界に飛び込んでしまう。
そこは・・・・

「真夜中のT市はラディカルでドラスティックになる」
という言葉にあるように、浅間がたどり着いたのは、昭和11年のT市。
T市は、雷文と卍という2つのグループが勢力争いをしている街。
そこに「市長」と呼ばれるバーのマスターに出会ったことで、浅間は、その世界にドップリをつからざるをえなくなる。

ネタバレBOX

前回の「雲をつかむような冒険」、前々回の「魔法の公式」と比べると、その抽象的な雰囲気のセットに驚いた。
そしてその抽象的なセットが、現在と昭和11年を行き来する際、ある時は学生寮に、ある時はバーに、ある時は研究室に・・・・と次々に場面が変わる。

そして、複数の役を演じる魅力あふれる役者さん達の演技も素晴らしかった。
現在から突然、昭和11年に迷い込んだ浅間を演じる篠﨑さんは、その不思議な状況をいかに受け入れ、(多分、浅間本人は最初は受け入れていないんじゃないだろうか?)最終的に自分が「新市長」に落ち着くまでの気持ちの移り変わりを時には大胆に、時には繊細に演じられていた。
また、今回、唯一とも言える「ホントの悪役」だった「ニンニク」を演じた堀田さんは、冷静沈着な冷たい感じが出ていて、「恐ろしさ」さえ感じた。特に、カラメを殺すシーンは予測できたものではあったけど、その時の雰囲気や目付きなどは、本当に怖かった。
逆に「怖い」はずなのに、全然怖くなく、ある意味、魅力的なキャラクターに仕上がっていたジローを演じていた鈴木さんは、いつも通り、コメディ部分を担っていた。また、ものすごい衣装の松井やジローと松井の1人芝居など、鈴木さんの活躍シーンもあって、目が離せなかった。
そして、やはり爆笑したのは徳尾さんだった。前回の「マックス」さん同様、鍋島さんなどは、登場するだけで笑え、さらにこってこての大阪弁でまた爆笑した。今だに鍋島さんの「世の中の真理は、目に見えるものだけが、すべてやないんやで」は、頭に残っている。

前回も客演で出演されていた本折さんは、低いワイルドな声で渋さもあるカラメを、全くセリフはないけど、表情1つ1つで繊細にアンドロイドのドビュッシーを演じられていた。一緒に行った後輩は、本折さんがとても印象に残ったと言っていた。
同じ客演の鬼塚さんは、研究員の速水を憎たらしく思われるようなほどの冷静さで演じていた。1度目に観た際、この速水が途中まで印象が悪かった。しかし、彼が未来へ行き、戻ってきた時の情けない姿を見ると、その印象は薄れ、逆に人間くさい部分もあるんだと感じ、面白いキャラクターに思えた。

最後に、タイトルにもある「市長」を演じていた柴田さんは、とても堂々としていて、その立ち姿に惚れ惚れした。
1度目では、あまり感じなかったが、ラスト、市長がバス停に行く時に、浅間に言った言葉が印象に残った。
多分、それは、自分が置かれている状況がそうさせたのかもしれないが、市長の「人間、生きていれば誰でも、理屈で説明できないことが起きる。これもその一つだよ。それでも、自分なりに答えを見つけて生きていくしか、ないんだな」という言葉には胸に響いた。
そして、それを言う市長(柴田さん)が、あまりにも優しく諭してくれるような言い方で、思わず涙がでた。

今まで(DVDも含めて)とくお組の作品をみて思うことだが、とくお組の作品には「本当の悪いヤツ」がほとんど出てこない。
バイオレンスなシーンもほとんどない。
そういう意味で、今回は、ちょっとバイオレンスなシーンもあるし、悪いヤツも出てきた。
でも、とくお組の持つ穏やかな雰囲気が、それらのシーンを毒々しく感じさせないのかなと思い、逆にとても見やすかった。
昨今、バイオレンスなシーンの映画や芝居を観て、「ウワッ」と思うことは多い。
思わず目を伏せてしまうことも多いが、このお芝居は、そんなこともなく、笑いの要素もふんだんにあって、とても楽しい時間を過ごすことが出来たと思う。

次回は夏にあるようだが、また、時間を見つけて行きたいと思っている。
うっちゃれ三行半

うっちゃれ三行半

東京パチプロデュース

上野ストアハウス(東京都)

2012/03/20 (火) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

いいねー!
東京パチプロデュース作品、私が見たなかで最高の作品だったと思います。 とにかく笑いも多く、感動させられる場面もあり、一緒に行った友人皆に大好評でした。次の作品が待ち遠しいです。
役者のパワーのある演技、脚本のうまさ、とにかく良かったです。
面白い作品を演じる劇団がもっともっと数多く上演できるような環境に行ってほしい、この劇団にはそんな思い入れを持っております。
これからも、東京パチプロデュースに注目!!

貴方と私の演劇革命

貴方と私の演劇革命

月刊「根本宗子」

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/04/02 (月) ~ 2012/04/09 (月)公演終了

満足度★★★★

多彩な1人芝居
開演直前に飛び込んだためステージに触れんばかりの最前列に。
前情報通り気合いの入った舞台を堪能しました。

ネタバレBOX

まさか目をつぶって包丁持った根本さんに腕捕まれるとは。
少しビビった自分が恥ずかしい…。
ニジンスキー

ニジンスキー

ニッポン放送

天王洲 銀河劇場(東京都)

2012/04/01 (日) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★

バレエファンとしては…
20世紀初頭に活躍した伝説的なバレエダンサー・振付家、ヴァーツラフ・ニジンスキーの半生をニジンスキーの妹が回顧する形で描いた作品で、ダンスは勿論のこと、歌もあってミュージカル的でした。
今年、東京バレエ団のニジンスキー特集と、バレエ・リュスの伝統を受け継いでいるモナコ公国モンテカルロバレエ団の公演を観たことと、振付が平山素子さんということで期待していたのですが、作品としてまとまりきっていないと思いました。

ニジンスキーが興行師のディアギレフに見い出され、バレエ・リュスで活躍した後に精神を病んで死ぬまでが、ニジンスキーの兄、妹、妻、妻の不倫相手でもある医師、ディアギレフの台詞を通じて描かれ、ニジンスキー自身はあまり台詞を喋らず、ダンスで表現する構成でした。
『薔薇の精』、『ペトルーシュカ』、『牧神の午後』、『遊技』、『春の祭典』等の代表作がオリジナルの振付を引用しながら踊られていて興味深かったです。

ニジンスキーやバレエに馴染みがない人でも分かるように配慮した説明的な台詞が多い、親切な作りでしたが、あまりニジンスキーの独創性が伝わって来ず、ドラマとしての流れも悪くなっていました。
『牧神』のエピソードに比べて『春の祭典』のエピソードはほとんど触れられなかったのはニジンスキーを語る上でバランスが悪いと思いました。

カンディンスキーあるいはクレー風のグラフィックが施された、両サイドの大きな箱状のセットや黒幕の開閉で一部だけが見え隠れする背後の壁や具象的な柄の照明等、ビジュアル的な演出に必然性も効果も感じられませんでした。
ドビュッシーやストラヴィンスキーの曲をアレンジした音楽も原曲の良さが殺されているように感じました。ヴァイオリンとヴィオラだけ生音で他は打ち込み音源のトラックに違和感がありました。オーボエやチェロも本物の楽器の音で録音して欲しかったです。

第2幕の後半、舞台から捌けた役者のマイクの音量を落とし忘れたのか、舞台監督が舞台裏で指示を出しているらしき声がスピーカーから聞こえていて、気になりました。

歌劇「死神」

歌劇「死神」

横浜みなとみらいホール

横浜みなとみらいホール 小ホール(神奈川県)

2012/03/24 (土) ~ 2012/03/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

とても楽しめました
いままで何度かこのみなとみらいホール小ホールのシリーズを観てきましたが、正直演奏会に毛の生えた程度の上演で、こちらも「聴きに」行くものと割り切っていましたが、今回はしっかりと演出されていて驚きました。
現代音楽のオペラというととてもとっつきにくいものが多いですが、
テーマもきちんとあって面白い作品だと思いました。

NMSグレイテストヒッツ

NMSグレイテストヒッツ

石原正一ショー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

日曜日よりの使者
なんとか10作品すべて観る事が出来ました・・。
一番ほっとしているのは、主宰でしょうが、
自分もまた10作品を突き抜けられたことに安堵しました(笑

10作品を通して観て、
NMSの珠玉の作品群の素晴らしさが、非常によく分かりました。

どの作品も、懐かしくて優しく、
瑞々しくて豊かで、人情味があり、
中崎町から天六あたりの、
路地裏や軒下から湧き上がるみたいな、
色鮮やかな香気が溢れていました(笑

これらの作品、すべて約1時間で作られている・・ということは、
どういうことか?というと・・・
当たり前のようですが、入場してから1時間かそこらで街へ出る、ということで、
これが2時間だったら、昼下がりにコモンカフェに入ったなら、
外に出て、商店街を抜けて天六に差し掛かるころには
中崎町のほうにはもう夕暮れが差し掛かって見える頃でしょう。

でも、1時間なら、きっと、中に入った時と、
それほど変わらない時間が、まだ外の街に流れていることでしょう。
・・・・・ということで、

街から、ふっと、夢の世界に入って、すぐまた戻る、
みたいな。

そんな、街と地続きな夢の時間が持てる、
ということ。

自分は思うのだけれど、
これらの上演作品、そのどれもが、
作家さんたちが、もっと出演者を増やし、世界にちょっと息を吹き込んでふくらませば、
簡単に1時間半~2時間弱の本にする事が可能だと思う。

石原氏は、それをさせなかった。

それは、多人数の劇団の公演をわざわざ見に来る、というよりも、
とある待角の、
地下に住んでいるちょっと変わった(けれどいかがわしくない(笑)
友達の家にふらっと遊びに来る、
    ・・・みたいな気持ちで、ぶらっと、
街と地続きな演劇と出逢ってほしい、と思ってるからなんじゃないかな、と、
自分は思ってみたりするのです(笑

1時間なので、筋はそこまで複雑にはできないし、
群像劇でもなく、
世の中をすべてみわったすには、まだ遠いかもしれない・・。
賞を取る道を、あえて捨ててるようにも見えなくもない(苦笑

それでも、上演作品のどれもが、
石原氏と、石原氏とマッチアップする役者さんたちの、
向かい合って打ち合う遊び心の応酬によって、
ふくらみ、飛び跳ね、弾け、時にはまわったり踊ったりして(笑
素晴らしい色を、自分の胸に届けてくれるのを感じました。
(二人ということは、相手の呼吸さえわかっていれば
飛び跳ねて自由に動けるということでもあるのです)

自分は、これら10作品を通して、
技巧的に洗練された芸術作品というよりずっと、
多くの人間の心に出逢えたと強く感じました。
そしてそれは、自分が演劇作品に求めるものでもあるのです。

この作品を提供してくれた石原氏やスタッフは勿論、
上演に協力してくれたアゴラにも感謝します。

・・そして、これらの作品は、
正直な所、傑出した作品が人知れず?湯水のごとく湧き出る青年団周辺において、
最も足りないものは何なのかを指し示してくれている作品群でもあるようにも
思うのです(苦笑

・・ちなみに最後に観たのは千秋楽の「日曜日よりの使者」で、
その前に「神さまそれではひどいなり」を見ましたが、
そのコメントはまたあとで書きます(汗

24の瞳の次世代の最初の道筋

24の瞳の次世代の最初の道筋

ENBUゼミナール

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動
中盤までの演出があまりにも抽象的な表現で理解できなかったが、終盤にかけての物語の構成が素晴らしかった。終わってみると感動で震えてしまった。

きら星のごとく【YoutubeにてPV動画公開中!!ご来場誠にありがとうございました!!】

きら星のごとく【YoutubeにてPV動画公開中!!ご来場誠にありがとうございました!!】

蜂寅企画

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

殺陣、舞台美術、チケット、屏風、大凧・・
役者の熱意のこもった演技だけでなく、
細部にまで、非常に情熱の溢れた作品に仕上がっていました。

物語の筋、というよりかは、物語の魅せ方に凄くこだわった作品だな、と感じました。

役者さんたちの細かい仕草、動きの一つ一つにまで、
細かい気配りがなされていて、
実を言うと、全く予備知識が無いままに
観劇したのですが、
見始めてすぐに、演出の方が女性だろうと自分が感じてしまうほどでした(実際そうでした

葛飾北斎の娘の話は、自分も知っていたのですが、
そこを切り口に、
北斎の絵から抜け出た様な、人間味あふれる江戸っ子たちをきっちりと描き切り、
中でも女性たちが非常に生き生きと描かれているのは、
舞台として観て、出色と言ってもいい出来だったように思います。

今回観てみて、
個人的には、やはり女性の作る江戸物というのは
非常に個性の光るものが多いように思います。

ちょっと思い出すだけでも、
劇団千年王国やユリイカ百貨店や快快など・・。

いくらでも色彩豊かな傑作が思い出されてくるようにも・・。

次が楽しみな、非常に将来性が豊かな作家さんだなぁ・・と思いました。

貴方と私の演劇革命

貴方と私の演劇革命

月刊「根本宗子」

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/04/02 (月) ~ 2012/04/09 (月)公演終了

満足度★★★★

ファン必見、一人芝居
ちょっとマニア向けな感じの一人芝居短編集。かなり小さい空間なのでいろいろな根本宗子をつぶさに見ることができる。1番目の柔道着の「新座総合」がツボに入ってしまい尾を引いた。4番目が一番の好みだが、非理性の実験作ともいえる作品で、賛否両論だろう。この公演、一人舞台というその気力がすばらしく、観終わった後に確かに気分が陽転した。喉と精神を消耗しそうで、最後まで頑張ってほしい。

東雲十六夜【ご来場誠にありがとうございました!!】

東雲十六夜【ご来場誠にありがとうございました!!】

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

個々のキャストは個性的なのに
無理に笑いを取ろうとしたせいか、あるいは笑いのネタが古いのかスベッテた。遺言状の真相でホロリ・・としたものの全体的な舞台構成はがちゃがちゃとしていた点が惜しいと感じた次第。それでも観た甲斐はありました。

うっちゃれ三行半

うっちゃれ三行半

東京パチプロデュース

上野ストアハウス(東京都)

2012/03/20 (火) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

オススメ
時代劇と思って、固い話なのかと思っていたのですが、全然気にならなかったです。ストーリーに入っていけました。ドタバタ劇!

東雲十六夜【ご来場誠にありがとうございました!!】

東雲十六夜【ご来場誠にありがとうございました!!】

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

ようできたエエ話でした
よう出来たエエ話やと思いました。途中からストーリーがある程度読めましたけど、それでも手紙のシーンでは私も泣けてきましたし、すすり泣いておられる観客が沢山おられるようでしたので、それだけ感動的なストーリーであったし、やっぱり小鶴さんはスゴイと思いました。あと園田さんの自然な演技も好感が持てました。ラフメーカーの最高傑作じゃないでしょうか。

一方、少し残念なのは、台詞を噛むところが多かったのが気になりました。初日だからでしょうか。あと、前半のドタバタさは嫌いでは無いのですが、少し度が過ぎる気がしました。寿司屋は要らなかったのでは?

踊り場にて、(2012年リアレンジ版)

踊り場にて、(2012年リアレンジ版)

演劇創作館 椿楼

甘棠館show劇場(福岡県)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

「縁」とは?!
ストーリーが、うまくできていておもしろかった。

役者の人達もハマっていて良かった!



うっちゃれ三行半

うっちゃれ三行半

東京パチプロデュース

上野ストアハウス(東京都)

2012/03/20 (火) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすが!
久々に観させていただきました。最高でした!笑いがあって涙があって全体の内容も自分はすごい好きだった!次回にも期待したいです♪

ストレンジャー彼女

ストレンジャー彼女

tsumazuki no ishi

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/03/28 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日を観て
設定と展開は好み。罪(と言われているもの)を題材にしているだけにどこまでいってしまうのか心配しながらも引き込まれた。空間の使い方も上手。冒頭、少し入り込めずに長く感じたのが難点。それでも2時間超観させるのはさすが。

春風

春風

年年有魚

駅前劇場(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

観劇後
感じることは色々ありましたが、年老いてきた母にもう少しやさしくしようと思いました。内容は、色々な要素が感じられて、テーマが少しぼやけてしまったのかな!?と...ただ、キャストがいい人ばかりではなかったのはよかったと思います。

鬼界ヶ森

鬼界ヶ森

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

大団円、ですね。
いつ観てもこちらの劇団の役者さんたちの動きの美しさには目を見張りますが、今回も本当に美しかったです。
淀君の生霊としての情念が鎮められることなく大団円を迎えたことには違和感を拭えませんでしたが、役者の方々の美しい演技には心の底から感動いたしました。
311から1年、どういう視点で何をどう語ろうとしているかのを見せていただきたいと思い、今回の舞台は観させていただきました。
社会や人の心の有り様の変化が著しい中での、虚構の世界の在り方というか、虚構の世界に生きる人々の心の有り様がどのような形で作品に描き出されているのだろう、と。
そんな視点からは、もう少し美しい絵空事としてではなく、いろいろな意味で切り込んでくれるともっと楽しめたと思います。
十二分に素敵な役者さんたちの演技に酔いしれたのですけれど。
次の本公演に期待したいと思います。

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