
首無し乙女は万事快調と笑ふ!
ポップンマッシュルームチキン野郎
サンモールスタジオ(東京都)
2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
ティム・バートン的世界観
ダークでポップで、笑いと涙が詰まった独特の世界観を持つ傑作でした。
現在進行系で、こういう劇団と付き合える喜びは何物にも代え難い。
いつも以上の落差に、賛否両論あるんだろうけど、私としては断然オススメです。

厨
演劇企画集団LondonPANDA
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/05/10 (木) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

スパイス刑事【ポストパフォーマンストーク開催決定!】
Andem
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

イヨネスコ「授業」
長堀博物館◎プロデュース
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

宇宙Remix (無事公演終了いたしました。ご来場まことにありがとうございました!)
INUTOKUSHI
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2012/05/10 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

宇宙Remix (無事公演終了いたしました。ご来場まことにありがとうございました!)
INUTOKUSHI
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2012/05/10 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
楽しそうで楽しい!
早稲田における最終公演らしく素晴らしい作品でした。
とにかく役者さんたちが楽しそうで何よりでした。そして、こちらも楽しくなりました。

イヨネスコ「授業」
長堀博物館◎プロデュース
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
やばいブーム不条理劇高レベルで感激。聖地神楽坂デイプラッツ7月涙の閉館みおさめ。
さよならデイプラッツ。(T_T)もう神楽坂の老舗劇場が牙をむくこともないか。坂道をくだりながら思った。とんがった公演が多かったデイプラツ。日本でもこれくらいの聖地はあるのだ。長堀、授業はさすがでした。効果音、音楽のつかいかたは秀意がうtおころは逸。最後の演出に関してわたしの考えとちがうところは、役者同士の演技の呼応があまりなくて、演劇が不成立ぎみだ。悲劇は最大の喜劇という法則ならなおのこと劇でなくてはならない。劇のエッセンスをばらまけば、それは劇だろうか。ちがいますそれは前衛です。演劇のアンチにあるわけで前衛は劇を必要としていない。不条理劇の定義は劇をねらってするものだ。悲劇はおもしろいという結論なら演技的に成立して不条理な形になってるが劇でしょう。キャストは感情の交換をすべきだろう。

ハンドダウンキッチン
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2012/05/12 (土) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
本物は…
ブラックだけどコメディではなかった。
職業上グサグサと突き刺さる台詞にやられました。
江守徹さんが可愛い!まさか癒しの存在になるとは。
仲村トオルさんは千葉哲也先生似?
宮崎くん存在感があって良い。
蓬莱作品のYOUさんは抑えた演技でいつもと違うのが魅力。長台詞鈍っていたけどそうだよね。
お話もですが、セットも照明も
素敵でした。
誕生日プレゼントとしてチケットをくれた、そして一緒に観に行ってくれた友人に感謝。

スパイス刑事【ポストパフォーマンストーク開催決定!】
Andem
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

旅
SPAC・静岡県舞台芸術センター
遠州横須賀街道(静岡県)
2012/05/04 (金) ~ 2012/05/04 (金)公演終了
満足度★★★
期待が外れた
ぐるりと観客に囲まれて演技をするなら、
正面を強く強要する演技はしないで欲しい。
原案となる詩を勉強して、改めてこの作品を解釈したい。
演劇祭のアピールにはまずまずの試みだとは思った。

ブランカ・リ「エレクトロキフ」
九州日仏学館
JR九州ホール(福岡県)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/09 (水)公演終了
満足度★★★
あの手足は反則
学校での一日を切り取りながら8人のダンサーがみせてくれる。
ダンスナンバーの中には好みのもの、そうでないものとやはりあるが、手足の長さを活かしたダンスはやはり観甲斐がある。
会場には外国人も多く反応もホットだった。
もう少しキャラクターを活かしたダンスが見られたらもっと楽しめたと思う。

首無し乙女は万事快調と笑ふ!
ポップンマッシュルームチキン野郎
サンモールスタジオ(東京都)
2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
切ない良い芝居、だが前半の「笑い」部分が少々うるさかった、かも?
一応、ナチス・ドイツを素材として、その素材を自由に用いた内容である。
人造人間というかサイボーグというか、独特の能力を与えられた者や、
タイトルロールでもある、首だけの女性、
それに、その手のものを研究している研究者、
さらには、大戦下で虐待・虐殺の対象となるユダヤ人やポーランド人、
ソ連の侵攻等が起きる中でのドイツ軍人たち、
こういう登場人物が織りなす物語である。
この劇全体を貫いているのは、哀しい話であるが、
しかし特に前半は、ワイドショー的、あるいはクイズ番組的な
喜劇的要素が多く、笑いも多い作りである。
ブラック・ユーモア的なものも多く、その着想の奇抜さと豊富さには
敬服せざるを得ない。
ただ、多分に私の好みの問題かもしれないが、この作品については、
「笑い」部分と「本筋」部分が別物のように感じられてしまった。
最近私が観た作品の中では、例えば、古典であるシェークスピア「十二夜」
http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=145206
や、路地裏月光堂さんの「時の女」
http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=147060
など、本筋はしんみりさせるものでありながら、かなり強烈な笑いの要素が挿入されているものを観ていて、
そちらでは、相反する要素が、他方の邪魔をすること無く、
むしろ相乗効果を上げていると思える。
しかし、本作では、前述のような「TV番組的」笑いが、
本筋と別物であり、やや「本筋」の足を引っ張っている箇所もあるように感じられた。あくまで私の感じ方であるが。
さて、役者陣では、(これも個人的感想だが)何といっても、
首だけの女性エマ役である小岩崎小恵が秀逸と思えた。
彼女の表現は、首から上だけの動きと、顔の表情、そして台詞回しだけに限られるのだが、ピュアーな性格が見事に表現され、
そしてそのピュアーさゆえの切なさも伝わっていたと思う。
そして、後半は、諧謔的要素は影を潜め、ラストは
エマと科学者の2人だけになる。
この幕切れも効果的に思えた。
評価は一応☆4つにしました。
前半が残念なので3つにしようかとも思いましたが、
ラストが良かったので、今回は4Pとしました。

首無し乙女は万事快調と笑ふ!
ポップンマッシュルームチキン野郎
サンモールスタジオ(東京都)
2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
とんでもないモノを観た!
今回もヤられた!最高傑作かもしれない。
物語の持つ落差、ナンセンスさ、そしてドラマ性。
すべてのバランスが絶妙だったと思う。
リピート決定。
これは、もう一度観たいと思わせる圧倒的な構成だった!

時の女
路地裏月光堂
シアター711(東京都)
2012/05/04 (金) ~ 2012/05/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
照明や横道脱線による効果抜群
(素晴らしい作品だったので、お知らせしたい意味もあり、
取り急ぎの投稿をしましたが、内容についてほとんど触れていなかったので、今回書き直しました。)
素晴らしかったです。
ただ、この素晴らしさを言葉で表現するのは少々大変です。
1つ言えるのは、独特の雰囲気を常に感じさせていて、
それをやや暗めの照明や、横道に逸れた部分の効果により、
優れたものになっているということです。
つまり、「筋書き」としては、いわゆる「ベタな人情話」と言えるだろう。
ただ、この演劇はそれほど単純でないのだ。
何だか分からない人(怪しい人も多い)が、次から次から出てきて、
本筋と関係無い話を、かなり時間を取って繰り広げて行く。
つまりは、オムニバス的とも言えなくはない。
それから、舞台上も、基本的には暗く、照明が効果的に用いられている。
これにより、寄り道脱線の多い話の進行と相まって、
不可思議というか、独特の雰囲気を常に湛えている。
もちろん、素晴らしい効果を支えているのは、達者な演技の役者陣で、
主宰のコビヤマ洋一(役としては脇役だが)や、善人か悪人か不明の松岡哲永らが特に記憶に残っているが、
とりわけ紅一点の山崎美貴の演ずる、薄幸な、
しかし明るい美人の奥さん役に、強い存在感を感じた。

イヨネスコ「授業」
長堀博物館◎プロデュース
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
いわゆる「不条理劇」
このジャンルに分類される作品群は、非常に多様な演出の可能性を有するということを、今回、ディプラッツのフェスティバルは証明したのではないか。今後も様々な解釈の、優れた演出作品が演じられることだろう。
今日、評者は、2通りの演出を見た。どちらも興味深い演出であったが、なぜ、生徒は女性ばかりなのか? を問う演出があっても良いのではないか。今回見た2通りの演出では、その点は問われていなかった。然し、それぞれの演出家が、それぞれのスタンスで舞台化した作品自体は、とても面白く拝見した。今後も、このような企画をどんどんやって欲しい。

シダの群れ 純情巡礼編
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2012/05/04 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★
久しぶりにコーヒールンバ聞きたくなった。
各々がディベート?ディスカッション?を繰り広げる静かな大人任侠愛憎演劇。日本のどこか、でも日本ではないような簡素な舞台セット、ギター演奏がいいアクセント。

宇宙Remix (無事公演終了いたしました。ご来場まことにありがとうございました!)
INUTOKUSHI
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2012/05/10 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了
満足度★★★
若い
如何にもという感じだ。その価値観は、受験競争に喘いで来た者のそれだろう。即ち、費やした努力は報われた。ところが、努力の涯に入手した”もの”の内容は? という場所で目先の事象を笑い飛ばし、意味から離れようとの傾向を生みだすのだろう。中盤まで、コント風のショートプロットを次々と繰り出す手法が刹那的で今まで書いたようなことを感じさせた。だが、今後は、古典を深く読み、ドラマ成立の条件を見極めたうえで、自らの作品を作って欲しい。

ドリームキャスト~楽しい夢の作り方~
劇団ときめきプロジェクト
TACCS1179(東京都)
2012/04/13 (金) ~ 2012/04/15 (日)公演終了
満足度★★★
後半が急ぎすぎか
夢の中に入り込むとのことで、夢の中ではアニメや妄想ネタを散りばめた作りでなかなかに笑わせてもらった。
ただ、後半の救出展開はもっと暴走(笑いも含め)させてから収束させてもよかったかも。

アバレアン☆ナイト
LOVE&FAT FACTORY
しもきた空間リバティ(東京都)
2012/04/13 (金) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

ハムレッツ!! To be or Not to be
メディアゲート
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/04/10 (火) ~ 2012/04/15 (日)公演終了
満足度★★★
予想外に面白くは感じた
途中で部活の部長を決めるための集計時間を取るためとは言え、そこの時間をアイドルさんたちの告知時間にしたらいかんだろう、そこはネタを見せないとと思う部分はあったが(まあ、ネタはどうでもいいが、流石に告知時間はオイオイと思った)、予想外に面白くは感じた。
ただ後半、学園の掲げている理念の意味を知る部分をキッチリ作りこめてたら、もっと面白かったと思われる。