時の女 公演情報 路地裏月光堂「時の女」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    照明や横道脱線による効果抜群
    (素晴らしい作品だったので、お知らせしたい意味もあり、
    取り急ぎの投稿をしましたが、内容についてほとんど触れていなかったので、今回書き直しました。)

    素晴らしかったです。

    ただ、この素晴らしさを言葉で表現するのは少々大変です。
    1つ言えるのは、独特の雰囲気を常に感じさせていて、
    それをやや暗めの照明や、横道に逸れた部分の効果により、
    優れたものになっているということです。

    つまり、「筋書き」としては、いわゆる「ベタな人情話」と言えるだろう。
    ただ、この演劇はそれほど単純でないのだ。

    何だか分からない人(怪しい人も多い)が、次から次から出てきて、
    本筋と関係無い話を、かなり時間を取って繰り広げて行く。
    つまりは、オムニバス的とも言えなくはない。

    それから、舞台上も、基本的には暗く、照明が効果的に用いられている。
    これにより、寄り道脱線の多い話の進行と相まって、
    不可思議というか、独特の雰囲気を常に湛えている。

    もちろん、素晴らしい効果を支えているのは、達者な演技の役者陣で、
    主宰のコビヤマ洋一(役としては脇役だが)や、善人か悪人か不明の松岡哲永らが特に記憶に残っているが、
    とりわけ紅一点の山崎美貴の演ずる、薄幸な、
    しかし明るい美人の奥さん役に、強い存在感を感じた。

    ネタバレBOX

    まったくつまらない突っ込みですが、あの時代の救急車、
    サイレンの音は今とは違っていたと思うのですが・・・。

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    2012/05/14 01:24

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