
百年の秘密
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2012/04/22 (日) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしかった。
登場人物たちのキャラクター、物語、映像、すべての演出が素晴らしかった。ナイロンは好きでずっと見続けているが、今回の作品は中でも非常に好きだ。家族とか友情とか恋愛といった普遍的なテーマを、残酷に、無秩序に、滑稽に描き出すケラさんのセンスがすばらしすぎる。俳優陣は言うまでも無くよかったし、なんといってもあの舞台上で巻き起こるスタッフワークがハンパない。

45°
多少婦人
OFF OFFシアター(東京都)
2012/05/25 (金) ~ 2012/05/29 (火)公演終了
満足度★★★★
どこでもミンナすみません
チケットプレゼントで拝見いたしました。ありがとうございます。
最前列のど真ん中。ステキな役者さんがいらっしゃったので目の前で観れてよかったです。
前半は気持ちは引っ張られましたがオチに「カクン」としたのは否めません。でもお話が…というのではなく。何でしょう?
中盤からは、もおおお沢山笑わせていただきました。
好きです。おもしろかったです。必要要素がそろい、おいしいハーモニーな感じでした。
後半はいいお話なんですけど流れてしまったような…
全体的にニンニクや鷹の爪をもっと投入したくなるようなボンゴレが浮かびました。何言ってるんでしょうワタシは。

真義―マギ―★千秋楽完売しました!
u-you.company
Geki地下Liberty(東京都)
2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★
美術に予算があれば…
女優Ver観劇。
作家の前説によると、山口県の言い伝えを基にしたフィクションとか。
美術があまりにも貧弱で、(小劇場としては)高め設定の木戸銭と見合わない。
女優陣の芝居は、とても真摯で、男性客には、目にも優しい。

赤い夕陽のでんでけ伝
劇想からまわりえっちゃん
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2012/05/26 (土) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
若い人には面白いかも・・・^^;
ん~話しはシンプルなんだけど色々な要素が盛り込まれ過ぎて脈略のない話しに感じましたf^_^;)
コメディ⁈なので笑わせる内容にしていると思うのですが笑いがドタバタ過ぎてあまり笑えなかった…
終始、ハイテンションで軽いノリの展開なので同じ年代の学生さんには受けてました♪
所々、楽しい部分はあったのですが、
あまりにもノリについて行く事ができなくて途中、久しぶりに落ちてしまった…( ̄  ̄)zZ
役者さんの演技は皆さん元気に突き抜けていて気持ちいいですね♪
同年代の学生さんには皆さん人気ありそう~!
このノリが特徴の劇団なら学生さんは楽しめる劇団ではないでしょうか♪

PUNK HOLIDAY
匿名劇壇
ウイングフィールド(大阪府)
2012/05/26 (土) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★
面白い表現方法(^^)
ハッキリ言って分かる部分と分からない部分が半分ずつぐらいf^_^;)
人間の固定概念を崩すようなお芝居♪
私の頭がPANKしそうでした…
今まで観た学生演劇でも特異な表現!
話しも笑えるとこもあったり、
考えるところもあったりなかなか興味深い♪
もっと絞り込めばかなり面白い作品になりそうな話し!
それこそお客さんを引き込むほどの独特な笑いが生み出せそうな会話劇!
この独特な表現はマニアックになる事もあれば、観た事のない驚きや感動も作れる面白い世界観(^^)
結成して一年とは思えない役者さんの堂々とした演技も惹きつけられます♪
ラストのパンを食う=PANKは繋がってるのか⁈ 関係ないのか⁈
分からないモヤモヤを残して終わった…
この思考回路は次にどんな作品にしてくるのか愉しみ♪
あまり上手く感想を書けませんでしたが学生とは思えない表現は興味深く愉しめました♪

45°
多少婦人
OFF OFFシアター(東京都)
2012/05/25 (金) ~ 2012/05/29 (火)公演終了
満足度★★★
CD買った。
謝る人の話。あるあるネタとナンセンスコメディが混在したゆるい笑いがダラダラ続く。劇中歌は面白いから後で検索しようと思ったらオリジナルでCD販売してたので買った。パンフ以外の物販に手を出したの久しぶりだ。

キツネの嫁入り
青☆組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★
優しいホラー
未来の昔話ですが、密かに織り込まれたぞっとする現代への問いかけ。でも優しいおとぎ話であり、ホラーでもあり。決して明るい話ではないの、心は暖かくなれる舞台でした。

西暦2222年2月22日の22時22分22秒
劇団鋼鉄村松
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/05/25 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★
小劇場の王道的な作品
脚本は小劇場系演劇の王道という感じで、なかなか良かったと思う。これで舞台装置の質感が高ければ…。そしてちょっとセリフを噛む場面が多かったのが残念。

キツネの嫁入り
青☆組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
やわらかさに惹きこまれる
観る者にしとしとと「滲んでくる」演劇というか。
比較的エグイ表現が好きな自分としては趣味ではないものの、それでも十分に楽しめる、上質な舞台。
美しい舞台美術であったり、劇場に入るなり線香の香りに包まれる心憎さであったり、空間演出が素晴らしい。
「昔々、未来のむかし」に始まる、寓話的で宇宙的な広がりを、あからさまでなくさりげなく展開していくストーリーテリング。
さまざまな方面から高い評価を受けているのも納得です。
残念だなあと思ったのは、舞台に登場するキャラクター以外に存在するであろう「島」の住人の影があまり感じられなかった点。
昔話的な語りを目指すにしても、リアリズムによる演出をするのであれば、もう少しそのコミュニティの在り様が見えてくる、そんな脚本だとよかったのになあとは思いました。
役者の芝居も、声色の巧みさ、所作の美しさなど、一人ひとり魅力的ではあったものの、時系列入れ替えを多用した作品の演技としては、キャラクターの年齢による演じ分けがもっとほしいなあ、と。
印象的だったのは吉田小夏さんのホスピタリティ溢れる前説。
某劇団(?)の醜聞にトゲトゲしていた心を癒された。

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい
アマヤドリ
STスポット(神奈川県)
2012/05/24 (木) ~ 2012/05/28 (月)公演終了
満足度★★★
再出発
団体名が変わって中身がどう変わるか期待と不安を抱きながら観劇。結果的には(脚本が旧作の改訂版ということもあってか)大きくは変わっていなかった。こんな狭い場所で大丈夫かと心配したけどむしろちょうど良かった。群舞のキレも変わらず、芝居は濃縮された印象。

ハンズアップ
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2012/05/23 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
大満足♪
ボクラ団義さんの作品はいつも何かを考える機会をくれて楽しかったと一言では終われないものがあります☆
時間を忘れるくらいに入り込んで、とても満喫しました(*´∇`*)
素敵な作品に出逢えたことに心から感謝致します♪

ミッション
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

EXPO
乞局
スタジオイワト(東京都)
2012/05/18 (金) ~ 2012/05/23 (水)公演終了
満足度★★
このシリーズは初見
あんまり乞局らしくなかった気がする。おまけの蜂はいい味だった。そして体育座りの前列だったので途中からかなり尻が辛かった。

I'm (w)here
はえぎわ
ザ・スズナリ(東京都)
2012/05/17 (木) ~ 2012/05/23 (水)公演終了
満足度★★★
初見
この劇団を観たのは多分初めてで、やや予想と違った。楽しいひとときを過ごせたけれど、あとに残る観劇体験ではないように思う(悪い意味ではない)。

どうしても地味
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2012/05/16 (水) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★
少し変化したかも
田舎の話。どのキャラもちょっと歪んでて、でも共感できる。題通りやや地味な雰囲気なので、この劇団のカラーを知ってて観ると味わいがわかるけど、初めての箱庭がこれだと「ん?」てなるかも。

ま ○ る
miel(ミエル)
ザ☆キッチンNAKANO(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/14 (月)公演終了
満足度★★★
ショーケース
毛色の違うテキストを一人の演出が料理したショーケースのよう。圧倒的に演出が飲み込んでいる作品もあれば、テキストが突出しているものもあり、それぞれに楽しめました。

天使たち
リュカ. (Lucas [lyka])
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/05/02 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

誰か、月光 恐怖・ハト男
劇団東京乾電池
本多劇場(東京都)
2012/05/26 (土) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★
どこが恐怖?
ところどころコント、大半は不条理演劇でぜーーんぜん怖くなかった。かといって決して面白かったわけでもなく、とはいえ後悔するほどつまらないということでもない・・・形容しがたい気分。タイトルやチラシデザインが違ったら、もっと印象が(良い方に)異なっていたかも・・・なんてね。拍手の後に柄本さんがされた挨拶が一番面白かった。

キツネの嫁入り
青☆組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
いつも思うのは
青☆組の作品は3本見ていて、いつも感心に思うのは俳優さんたちの所作の美しさです。物語は上質ですし、舞台セットも照明も素敵なのですが、それらだけではない「青☆組」らしさのひとつではないかと私は考えています。立ったり座ったりはもちろんのこと、例えば木目のちゃぶ台を木目にそって拭いたり・・・というような細やかなところが素晴らしいと思うのです。

HOLE(ご来場まことにありがとうございました)
田中明子・梶野春菜
Gallery + Cafe : tayuta(東京都)
2012/05/29 (火) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
熱演
ギャラリーカフェでの公演なので、女優二人は、目の前で演じている。舞台は殆どフラットで、テーブルと椅子が2脚。小さなカラーボックスが、上手壁際にいくつか置いてあり、小道具が其処に置いてある。
振られそうになった女の、自己解体、孤独が増殖してゆく様を通して、彼女の至りついた地点を、女性の宿命に重ねて昇華した。女優2人の熱演が見ものだ。バックに流れる音楽の殆どはサティーだ。その選曲のセンスの良さと、この作品とのマッチングにも注目したい。
無論、いくつかの仕掛けがある。そして、その仕掛けは、劇中に鏤められたいくつものヒントを用いれば、容易に解くことができる。だが、女優の迫真の演技は観客に否応も無く解釈を迫り、久々に観客としても作品との対決を迫られた。