最新の観てきた!クチコミ一覧

128901-128920件 / 191580件中
10MINUTES

10MINUTES

劇団ズッキュン娘

ENBUゼミナール(東京都)

2012/07/28 (土) ~ 2012/07/28 (土)公演終了

10MINUTES
ズッキュン娘のお披露目を密かに見守るイベント敢行

その他の団体も楽しみつつ4時間過ごさせてもらった。

12月の旗揚げ公演も期待できそうです。

IST-イスト-

IST-イスト-

nitrock

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2012/07/27 (金) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★

永遠の美少女
久保亜沙香さん健在!

ネタバレBOX

表紙を飾る権利を得るために、グリム童話のキャラと日本人一人が組んでチームを作り、チーム同士が戦闘能力が無くなるまで戦うというのは表向きで、何かの陰謀が隠されていた…、のですが、陰謀の内容が良く理解できませんでした。

白いグリムの子孫と黒いその秘書、どちらが正義か判然としないところが良かったです。青年に、恋人と母親のどちらを助けるかの究極の選択を迫る…、恋人は久保亜沙香さん、母親はシンデレラ、まるで心理テストのようでしたが、青年の成長のためにはこれがやりたかったんだろうなと思いました。

どちらも救うー!と叫んでいましたが、これが現実に戻っても告白できず、シンデレラにまだまだねーってな感じで言われる所以なんですね。

インターネットが流行り初めの頃、写真集の写真がよくアップされていた久保亜沙香さん、ロビーには永遠の美少女と書かれたスタンド花もありましたが、本当にちっとも変わっていませんでした。目の前に立たれて、素敵でした!

現在は歌の活動もされているというのに、路上ライブの様子がバックの音楽に合わせてギターを爪弾く真似だけでは物足りませんでした。
『トヨタ コレオグラフィーアワード 2012』“ネクステージ”(最終審査会)

『トヨタ コレオグラフィーアワード 2012』“ネクステージ”(最終審査会)

トヨタコレオグラフィーアワード

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/07/22 (日) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

「『トヨタ コレオグラフィーアワード 2012』“ネクステージ”(最終審査会)」観ました
事前に予備知識なく行きました(facebookでは何人か知ってます)。最後の関かおり「マアモント」、鼻」を基点に滑らかに幻想的に、そしてエロく(汗)。いっとう飛び抜けてました。個人的には、何か悲壮な決意を感じさせるようなソロ・竹内梓「KAMI」、集団の連携と無秩序を精密に表現・岡本優「チルドレン」も好み。篠田千明さんや鈴木優里子さんは、その凄みが私には分からず。。。北尾亘さんは「おお、凄いなあ」とは思うけど、心の奥底にはぐっと来ず…本来ダンスは門外漢ですのでご容赦を(汗)

浮遊するfitしない者達

浮遊するfitしない者達

劇団TEAM-ODAC

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/07/26 (木) ~ 2012/07/30 (月)公演終了

満足度★★★★

独特の世界観!
物語の軸、伝えたいことがしっかりしていたので、
出演陣が多くても焦点がぼけず、伝わってきた!
重い話なのだが、それが数々のコミカルな場面で緩和され、
いい塩梅となっている。
上演時間2時間。

ネタバレBOX

私たちが誰でも経験しているような家族、友人、そして街ゆく人々との関係を、主人公の青年を通して、私たち観劇者に伝えるのと同時に問いかけているように感じた。

家族にも、友人にも愛されていない主人公の青年。
同級生によるいじめ、両親、姉から疎まれ、両親は離婚寸前。
そんな主人公が自殺を図り、昏睡状態となる。

昏睡状態となった以降の世界が、無人島の生活として描かれている。

「物語の軸である重い話」と「天使、悪魔、死神のトリオのコミカルな話」が
コラボしており、観劇していて気持ちが重くなり過ぎず、助かった(笑)。

さよなら、なつやすみ

さよなら、なつやすみ

劇団EOE

ウッディシアター中目黒(東京都)

2012/07/27 (金) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★

ポイスパフォーマンスから視点を見た100分
今回も素舞台で照明もすばらしい。今回は、ポイスパフォーマンスの視点で見た、EOEらしい内容でしたね。なぜ、この真夏に、沖縄問題、原爆を取り上げたのは、「今」しかないだからできたというでしょうか。それにしてもEOEのポイスパフォーマンス劇、良かったです。

黛(まゆずみ)さん、現る!

黛(まゆずみ)さん、現る!

ナカゴー

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/07/25 (水) ~ 2012/07/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

しびれました。
菊池明明さんの破壊力にしびれました。
後半も凄くて面白かったけど、今回の芝居は菊池明明さんの破壊力に恐れ入りました。

組曲『回廊』

組曲『回廊』

空想組曲

OFF・OFFシアター(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすがです。
短編集の魅力を完全に引き出して、長編を凌駕している。
役者の生かし方がすごい。

ルドルフ ザ・ラスト・キス

ルドルフ ザ・ラスト・キス

東宝

帝国劇場(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

ふたりの想い
今更ながらなのですが、初演を観る事ができずにいたので再演は何があっても行こうと思ってました。ルドルフの苦悩は半端ないものだったのだなと。自分の考え、周りの考え、父とのわだかまり、、、悩むなという方が無理なくらいの環境下の中、マリーと出逢い救われ求めたのだなと。マリーもまた同じだったのかと。あるシーンのふたりは本当に幸せそうで楽しそうだった。だから余計に最後にとったふたりの行動は悲しすぎる。人は追い込まれるとそうなってしまうのかと。切なすぎるお話でした。

ネタバレBOX

あるシーンとは野外スケート場でのシーン。本当に楽しそうで、互いに本当に必要だというのを再確認したところでは無いかと思った。
暗いところからやってくる

暗いところからやってくる

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2012/07/26 (木) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

とってもラブリーなイキウメ(笑)
イキウメじゃないけどイキウメ、だけどやっぱりちょっとだけ違うかな。

ネタバレBOX

「こどもとおとなのためのお芝居」と銘打っているとおりに、こどもにはこどもの感覚で面白く、おとなにはおとなの感覚できちんと面白い。

特に、恐いシーンが近づきそうになると、手で耳を塞ぎ、しっかりと目までつぶったり、お母さんにしがみついたり、台詞の一部をそっと口に出して、ふふふと笑ったり、にこにことお母さんの顔を見上げたりと、そんなこどもたちの姿が見えたり聞こえたりするところまで含めて、『暗いところからやってくる』の舞台は形作られる。

観客が参加するという形式になっているのではないのだが、観客が、特にこどもたちがいないと成立しない舞台なのかもしれない。

こどもたちの反応と舞台内容できゅーんとなってしまう舞台だ。

前川さんが「子供の僕には、自分を子供扱いしないその作風が、他の子供向け作品よりも信用できる感じがした」と自分のウルトラセブンでの経験を述べているように、この作品も、それがある。

暗いところが恐い、というラインから始まり、主人公の輝夫くんの気持ちになったり、暗いところにいる人たちは誰なんだろうと思ったり、自分のこどものときに思いを馳せたり、あるいは自分のこどものことを思ったりと、そんな観客それぞれが理解できる範囲で、面白くなっていると思う。
それは、どういう見方をしても大丈夫、と言っているようで、そういう見方で十分に面白いのだ。

おとなから観ても、暗いところにいる人たちが、実は光ある私たちのいる場所に出て来る前(舞台の中では「昇進」と言っていた)にいる人たちなのだ、とわかることで、また少しきゅーんとなったりするのだ。特にこども連れのお母さんたちには、そういう設定はたまらないだろう。恐いとしがみつく我が子を腕に抱きながらだから。

そこに「家族」の姿を観るとしても、とてもいい作品だと思う。

子どもたちにとっても、暗いところにいる人たちが「いつも観ている」というのは、恐かったり、もの凄く好奇心をそそられたりするのだろう。

そして、最も凄いと思うのは、就学前のこどもたちが大勢いたのだが、70分もの時間、騒がす、飽きずに、舞台に集中して観ていたことだ。舞台のその力は素晴らしい。

こどもの頃だけでなく、今だって、家が軋む音にどきりとしたり、何かの気配を感じて、劇中の輝夫くんのように、風で膨らんだカーテンを蹴ってみたりする。

そういう誰にでもありそうな細かいディテールが随所にあり、本当に楽しめた。

脚本もだが、演出もいいなぁと思う。もちろん役者も。

イキウメが観劇後に残すトゲのようなもの(イタさが伴うような)は、なかったが、トゲではなくて、闇の怖さとか闇への好奇心とか、家族とか、そんな要素たちで、心の柔らかいところを、くっと突っつかれた感じ。

役者は、例えば、お姉さん(伊勢佳世さん)はお姉さんらしく、お母さん(木下三枝子さん)も優しいお母さんらしく、全員がとても丁寧で共感が持てた。特に輝夫くんを演じた大窪人衛さんは、いつものイキウメだと、なんひねた感じがあるのだけど、この舞台での輝夫くんの、切実に訴える姿などは、泣けそうななるほどいい感じ。
浮遊するfitしない者達

浮遊するfitしない者達

劇団TEAM-ODAC

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/07/26 (木) ~ 2012/07/30 (月)公演終了

満足度★★★★

良かったですよ
ちょっと重い内容なのですが,十分楽しめます。fitしないのは何が問題なのか考えてしまう部分もあるのですが,天使と悪魔そして死神のやり取りがそこんとこを薄めてくれて深刻にならずに過ごせるのです。初見の劇団でしたし,開演前,プロマイド写真を購入する女性たちを見て,芝居に不安を感じていましたが,演技内容ともに見せてくれるもので,満足いたしました。

職業◉寺山修司(1935〜1983/1983〜2012)

職業◉寺山修司(1935〜1983/1983〜2012)

重力/Note

STスポット(神奈川県)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★

重力/Note「業◉寺山修司(1935〜1983/1983〜2012)」観ました
予備知識なしに行きました(名古屋の知り合いが観に行くようだったので)。寺山修司戯曲の舞台は何本か観たけど、こう眠くなってたのは初めて(汗)昼に「義経千本桜」を4時間半観て疲れたせいか…入場時に見た、背景にブースが見えるセットや雑多な道具立てにはワクワクしてただけに意外…。役者の身体の違いについて、それほど感じず(衣装の印象が強かったせいかも)。あと、やはり空間が小さかった?役者との距離感が近いのはいいけど、上演中に世界が変わって見えなくて…なんだか何かと残念。

『孤独の惑星 (コドクのホシ)』ご来場ありがとうございました。

『孤独の惑星 (コドクのホシ)』ご来場ありがとうございました。

演劇ユニットG.com

劇場HOPE(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題427(12-170)
19:00の回(晴、暑い)。18:03受付、中(受付の奥)で待っていても構わないということでしたので涼しい所で待ちます。18:30開場。原作が「ソラリス」、とても複雑な気持ちのまま階段を下り、舞台が目に入ってくると...。

午前中、浦和のIMAXで「THE DARK KNIGHT RISES」みてきました。IMAXをみたことがある方はわかると思いますが、壁一面のスクリーン、高画質。大音量で椅子がビビります。絵と音と音楽と。それを持ち続けながらのお芝居でのSF作品、それも個人的に特別な思い入れがある「レム」であり、「ソラリス」。ほぼ同時期に「2001年宇宙の旅」をテアトル東京(シネラマ版)でみていて(余談ですが、シネラマ版は通常版と違うところがあるとネットにあります)、両作品が劇場でのSF作品のスタートであり、頂点でもあります(実は、SFの映像では、TV放送されたB級作品も大好き)。

そのソラリスが目の前に。湾曲した部屋、銀色に輝くテーブル、ワインとグラス。左右の柱も銀(鏡のイメージかな?)、舞台手前の床に白い..湿布薬みたいなものが何枚も。インスト曲が控えめに流れ、正面上の(青紫)照明が宇宙ステーションの冷ややかさを感じさせてくれます。

ここでおこるであろうこと、「お客さん」が来ること、理解するにはあまりに遠くにある「海」のことを思いながら、18:55三浦さんの前説、BGMに代わり嵐のような音が聞こえてきます。暗転、そうかこれは海の音なのか...21:03終演。

理解できないもの、ソラリスの海、「星からの帰還」の100年以上先の世界、「砂漠の惑星」の機械、「エデン」の異星人...異質なものを描くレムの世界。

終演後、前作のDVDを購入、三浦さんにお声がけさせていただき帰路へ。続く、

ネタバレBOX

正直、よくここまでまとめられたものだとビックリしています。映画のシーンと重なる部分...ああ、ここはこんな風に仕上げたんだ、おやっ、これは映画にないけど...いいな、とか。登場人物は「日本人」になっていますが、名前にもひねりがあり、終演後、「ハル」は「HAL9000ですか?」とお聞きしたほどで、「猿田」は「火の鳥」からきているそうです。タルコフスキー版は水とゆったりとした映像の中でお話が進み、こちらではそれを照明がセリフ以上に語りかけてきます。

役者さんたちも大好演、男性は「人」、女性は「お客さん」。もう一人の登場人物、「海」は赤と青のふたつの太陽のひかりを受け様々な面をみせてくれます。

ハルが(場面としては出てきませんが)ドアを突き破るシーン、蘇生するシーン..どれもいい。お客さんは4名、飛ばしたロケットの音は3つ、で間違ったのかなと思っていたら、残っていました。柳葉のお客さんが本人の自殺後も残っていたのは数にいれていいんですよね?

タルコフスキーのラストは絵的には嫌いなので、どうなるのかなと思っていたら..おおっ、海に降りるのか.....で、ふたたび「お客さん」、海との対話が始まったのか....オドロイた。「2001年」で「スターチャイルド」がでてきたくらい驚いた。

今借りている「物理学、まだこんなに謎がある(小谷太郎著 2012/4刊)」に、「ソラリス」と「2001年」に関する記述があり、「地球外生命探査」という章に「火星年代記」なんて洒落た副題がついています。

余談:袴塚さんと園田さん...「おおばんぶるまー」でみていました。
紙芝居活劇オペラ『怪人フー・マンチュー』

紙芝居活劇オペラ『怪人フー・マンチュー』

演劇実験室◎万有引力

座・高円寺1(東京都)

2012/07/26 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

これが万有引力のオペラだ!
すなわち、芝居仕立てのロックライブ、「名画組曲:怪人フー・マンチュー」!

ネタバレBOX

義和団事変の際に、出兵してきた列強の軍隊に家族を殺されたフー・マンチュー博士によって、軍人とその家族を次々に毒殺する事件が起こる。
フー・マンチュー博士を捕まえるために、イギリスから探偵とスコットランドヤードの刑事、そして医者がやって来る。
フー・マンチューはそれを察し、探偵の家にインド人に化け忍び込み、赤い毒蜘蛛を放つものの、探偵は気づき一難を逃れる。
探偵たちは、フー・マンチューを追い、銀幕へ入り込む。
フー・マンチューは、なおも欧米人たちを殺害するのだが、結局、探偵たちに追い詰められ、殺されてしまう。
しかし、死んだはずのフー・マンチューが現れるのだ。
そんなストーリー。

大音響のゴジラのテーマから幕が開き、 J・A・シーザーらによる生演奏と歌で物語は綴られる。途中までは原作どおりであろうが、中盤からは、万有引力のオドロオドロしく、どこか滑稽さもある世界に突入する。

この舞台、万有引力を見慣れていない方には少々わかりにくく、伝わりにくいものかもしれない。
それは「オペラ」というレッテルだけに気を取られてしまっているからだろう。
何も「オペラ」と銘打っているからと言って、演じられるのが、誰もが知っている「オペラ」の形式とは限らない。つまり、オペラだ、と言ったとしても、それは、台詞を歌ってストーリーを進めるものだけとは限らないのだ。そんな、いつもの安全な場所にいて観ているだけではわからないのかもしれない。固定された概念にしがみつくことなく、積極的に受け入れる、頭の切り替えが必要だ。
これが「万有引力のオペラ」なのだ。

観ていればわかることなのだが、ストーリーそのものについては、狂言回しや登場人物たちの台詞や絵によって示されていく。
それにプラス「音楽=歌」があると言っていいだろう。
特に合唱部分の歌詞は、いつもの万有引力、あるいはいつものJ・A・シーザーさんの曲のように、聞き取りにくいかもしれない。しかし、リフレインはなんとなく耳に残るし、聞かせたい歌は(特にソロ)、聞き取れるように歌っている。
例えば、合唱で聞こえてくるリフレインの1つ、「上海という女がすすり泣く」なんていうのは、「怪人フー・マン・チュー」が持っているテーマそのものなのだから。

ご存じのとおり、ロックには、「歌詞が聞き取れないもの」と「歌詞を聞かせるもの」とがある。この舞台ではそれを使い分けていると思っていいだろう。

ちなみに、歌詞は、言葉の遊びと過剰な言葉の羅列、さらに中国語も入っていたようで、内容を聞きながらロジックに組み立てることは、難しいと思われる。
だから芝居にプラスして、音楽を楽しむというということだ。

いや、逆に、ライブが「芝居仕立て」である、と言ってもいいかもしれない。

ロックのライブに、芝居仕立てのストーリーがあり、ダンスもあるというパフォーマンスである。「怪人フー・マン・チュー」という素材を、おどろおどろしく、ロックにアレンジして弄んだ、と言ってもいいかもしれない。
これが寺山修司さんとJ・A・シーザーさんが結局完成させるに至らなかった作品の、2012年時点における現在だ。

つまり、当パンでも、劇中でも「名画組曲「怪人フー・マン・チュー」」とあったが、まさにそれなのだ。そういう意味においても、音楽としてのカッコ良さは抜群で、まさにロックしてた。

好みのロックだ。J・A・シーザーさんの曲は、やはり合唱がいい。
冒頭からやられた。

客席から観た舞台ビジュアルも計算ずくであったし、左右に分かれた生演奏では、今回特にビートの強いパーカッションの響きがよかった。ひょっとしたら、先日のJ・A・シーザーさんのライブよりも、音の抜けはよかったかもしれない。

ダンスもキレがあったし、活弁士を演じた森ようこさんの歯切れのいい台詞もよかった。名前はわからないが、フー・マン・チューの手下で、剣の使い手の殺陣もなかなか。さらに熱を帯びた合唱もいい。

そして、なにより、J・A・シーザーさんとa_kiraxxさんの2人だけで(録音部分もあるが)、あの素晴らしい演奏をしたことには大きな拍手を送りたい。

ただし、ストーリーにはもうひとつ深みはほしかったところだ。
「フー・マン・チューとは、列強に踏みにじられた中国の数万の民の意志の総体なのかもしれない」(意訳)という締めはよかったと思うのだが。
さんさんロード

さんさんロード

劇団C2

萬劇場(東京都)

2012/07/25 (水) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いました!
とっても面白かったです。お芝居を観て、こんなに笑ったのは久しぶりでした。笑いのツボは人によって違うと思いますので、合わない人もいるかと思いますが、個人的には大好きです。笑えたのは、テンポの良さもあると思いますので、それは役者さん達の力量もあるからなんだろうな・・と思いました。面白いキャラクターでしたが、特に新人の金田君が最高でした。演じている役者さんに拍手です!

ハッピーネガティブ・ボーイフル

ハッピーネガティブ・ボーイフル

神保町花月

神保町花月(東京都)

2012/07/24 (火) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

人対人 の
知らないこと が あった って
思い知りました。

ネタバレBOX

セットが ぶっ壊れるかと思いました。
それでも、展開していきそうな 力量と、
舞台上の 熱は すごかったです。
ドラマティック

ドラマティック

カラスカ

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2012/07/27 (金) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い!超オススメ!!
これはかなりいい!超オススメしたい!
かなり笑えて、楽しめて、ジーンとくるストーリーである。
死をテーマに取扱いながら、それを強くは感じさせない。
シンプル(ほとんど何もない)な舞台セットでありながら、
こんなに楽しめるなんて、脚本がしっかりしていて、
かつ役者陣が上手い証拠である!
1500円の芝居とは思えない!
上演時間2時間。

ネタバレBOX

なんといっても脚本が素晴らしい!
脚本・演出の江戸川崇さんの名前を覚えた。

こういう公演を芝居観劇の1本目にした人なら、きっと芝居の面白さに
嵌るんじゃないだろうか。

子供の頃に出会った動物との、出会いから別れ(死)までを描いた話。
出会った動物とは、「ミネユキ」。
「ミネユキ」とは限りなく、人間に近い動物であり、人と会話もできる。
ただ、寿命は犬と同じ程度の設定と思われる。

主人公の麻衣子は、、ノラ「ミネユキ」と出会う前は内気な子供で友達もいなかった。それが出会ってからは友達もでき、性格も明るくなっていった。
ノラ「ミネユキ」を麻衣子の家で飼い始めたのだ。

麻衣子が成長し、大人になり、幸せ(彼と両想い)になるのを見届けて、
「ミネユキ」は死んでいく。

一見ありふれた感じがするかもしれないが、
描き方が本当に楽しめ、良作だと思う!

役者陣も皆さん、本当に上手い!
麻衣子の両親、お兄さん、お兄さんの同級生、お父さんの愛人等、
多くの出演陣がいたが、いい感じで演じていた(笑)
脚本と見事にマッチしていた。

皆さん良かったが、やはり麻衣子役を演じた大仲マリさん、
ミネユキ役を演じた峰之さんは特に印象に残った。
どちらもはまり役である(笑)。

会場は、ほぼ満席。
私も楽しめたが、客席からは笑い声が聞え、私の前方に座っていた人は、
観劇中、皆笑みがこぼれていた。

評価は限りなく☆5つに近い、☆4つである。
記憶、或いは辺境

記憶、或いは辺境

風琴工房

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

戦争か
初のシアターKASSAIにて風琴工房。「Archives of Leviathan」以来。

うーむ。もう勘弁してくれというくらいの良作だった。素晴らしい。素晴らしい。瞬きをするのが勿体ないくらいの2時間。終幕のシーンが最高。

何なのだろうな、あの空しくてどうしようもないのだけれど、集団になると乗り越えられてしまうという力強い感じ。戦争を精神論で語っても何の意味も成さないのだが、それでも気の持ち様で乗り越えられた困難を見事に描写してくれている。日本と韓国・中国・北朝鮮はまだまだ荒れ荒れな状況だ。ポーランドとドイツとかって実際どの様な関係なのだろうな、現状。やはりこちらまでは情報が届いていない軋轢がやはりあったりするのだろうか。

どこかで一回OFFにしないと、一生子孫に引き継がれ続けてしまうと思うのだが・・・でも加害者側と被害者側では、当然傷の深さが違うのだろう。ただ、加害者側の子孫(我々)って、本当にどう振る舞って良いのか分からないよなあ。戦争は絶対にしてはいけないと思うし、過去の軍国主義を完全に否定する事もできるのだが、被害者側の*子孫*達に「我々が悪かった」と本心で言えるかどうかは難しい。もちろん歴史の過ちは完全に認める事はできるのだが、我々としては「自分たちが係っていなかった戦争の責任云々」よりも、これからもっと前向きに一緒にアジアを強くしていきましょうと言いたいのに、その度に過去の戦争が云々と言われてしまうと、やはり興ざめしてしまうのだ。難しいねえ。

劇場に向かう電車の中で読んでいた週刊ポストの「宿命の子」の中で、笹川良一さんが終戦を迎え巣鴨プリズンへ収監される場面がちょうどあって、いろいろシンクロ。

役者さんが全員素晴らしい!ブルドッキングヘッドロックの津留崎夏子さん、相変わらず美しい。

新宿・夏の渦

新宿・夏の渦

ピープルシアター

サンモールスタジオ(東京都)

2012/07/25 (水) ~ 2012/07/31 (火)公演終了

満足度★★★★

新宿
 若い頃、新宿で毎日を過ごしていた自分には、マイノリティーの被差別状態を描いたこの作品を通して見えてくるのは、新宿という名の街。否、都会そのものである。いわば都会の腸と言ったらよいか。
 この劇団の社会性が、ちょっと変わった形で現れた舞台と言えよう。いわば、身体化した街という形だ。
 良く、幕が上がったら、そこからは、役者と言う。実際、ミロ役は素晴らしい演技だった。歌舞伎の女形の名優にインタビューアーが、「どうやって女性を演じるのですか」という質問をした話を読んだことがある。問われた役者の答えは、「男を殺すんです」というようなものであった。最近では、男性の中にも女性的なものがあり、女性の中にも男性的なものがある、ということが、諸学問の間でも認められるようになってきたが、俳優というものは、このような離れ業ができるものなのである。実際、自分の目の前で、男性が、なまめかしい女性性を獲得していた。
 ピープルシアターに出演する役者は、実力のある者が多い。身体能力の高さも抜群である。女性用の服装、靴のままで、カンフーのような動きをこなす。”おかま達”の置かれた微妙な社会的位置を後ろ姿で演じて見せる。
 都市の都市たる所以は、狭い所に多種多様な個性が犇めき合うこと。当然、その人間関係は、非常にセンシブルである。その辺りの呼吸も役者達は、登場人物のキャラクターを活かしながら演じている。
 更に、仕掛けがある。舞台と現実が、繋がって仕舞いそうな、新宿の新宿らしさとでも言って良いかも知れぬ演出が施されているのだ。実は、この公演に登場しているのは、役者だけでは無い。本当に新宿のその世界で生き、働いている方々も出演しているのである。観客は、演技者と本物を見分けられるか否か、狭く多様な演劇空間と現実の狭間を自分自身で見極めることすら、求められていると言えよう。

ルドルフ ザ・ラスト・キス

ルドルフ ザ・ラスト・キス

東宝

帝国劇場(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

感謝の気持ちでいっぱい
4回目、そしてマイラスト観劇。

こんなにも、心を揺さぶられたミュージカルは久しぶりでした。

たぶん、「モーツアルト!」(中川バージョン)以来でしょうか。

何度も観ても、どこにも厭きる場面がなく、全ての台詞に深い意味が籠められていて、これ程、完成形の舞台にもなかなかお目に掛かれないと思いました。

最初は、違和感を感じた、坂元ターフェも、どんどん演技が深くなって、進化していました。

竜真知子さんが、ミュージカルの翻訳に携わられるようになって、もう10年くらいになるのでしょうか?

当初は、歌詞が曲に馴染まなかったり、歌いにくそうだったり、聞き取れない部分が多かったりして、やはり、岩谷さんの穴を埋められる訳詞家はいないなあと感じていたのですが、今回の「ルドルフ」の竜さんの訳詞は、素晴らしいと思いました。それもあって、このミュージカルが、より心に沁みるのだと思います。

ネタバレBOX

明日で楽だからか、キャストの皆さんのパワーが炸裂していました。

それが、ちょっとオーバーに感じる部分もあり、ステージの出来栄えとしては、先日ぐらいの匙加減が塩梅いいように感じました。

初見の日は、村井さんのマイクの調子が悪く、雑音が気になったせいで、幕開きすぐの、皇帝と皇太子父子の確執場面が堪能できずにいましたが、その後の観劇では、まずこの場面で、既に涙腺が緩みました。

ルドルフが、「何故ですか?聞こうとしない」と語るように歌い出すシーンは、珠玉の宝石のようなきらめきを感じます。父親と口論して、思わず、皇帝が座っていた椅子に腰を下ろし、はっと我に返る表情に、胸が切なくなります。
いづれ、座る筈だったこの椅子に、もうルドルフが二度と座ることはないと観客は既に知っているから…。

こういう、細かい演出が、心憎いまでに上手なルウ゛ォーさんです。

ターフェが、チェックスを連れて来ようとするマイスナーに向かって、わざと焦らして、チェックスの妄想を掻き立てようと、人心の惑わし方を伝授するシーンは、なるほどねえと、大変勉強になったりしました。

観れば、観る程、良くできていると感嘆しきりのミュージカルでしたが、それだけに、最後の場面のピストルの音が、あまりリアルでなくて、残念でした。
しのぶさんも書いていらっしゃるように、ベットも、何だか形状が残念に思いました。あそこだけは、亜門さんの方が好みだったかもしれません。

ベットが出て来てもいいのですが、もう少し、羽布団ぽいとか、具体性のない形の寝具の方が良かったように思います。
スペーストラベラー ~LOVE is in the Mother Ship!~

スペーストラベラー ~LOVE is in the Mother Ship!~

スーパーグラップラー

あうるすぽっと(東京都)

2012/07/25 (水) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

仕掛けが良い
 最早、地球には住めなくなったヒトは地球タイプの惑星を求めて宇宙の旅に出る。これは、初の移民船の物語だ。ブラックホールの向こう側には、ホワイトホールがあるということが、最近、科学雑誌の誌面を賑わすが、そういう知識も取り入れながら、物語は進む。指揮統括は、当然、コンピュータである。「2001年宇宙の旅」ではハルがその役を務めたのだが、この宇宙船のコンピュータはマザーマリア。出発当初は、総てが上手く回っていたが、総てのことがそんなに順調にゆくはずもない。
 目的の惑星までの所要時間は、10か月と10日。この日数から誰でも想像するのは、ヒトの妊娠期間である。無論、この推論は正しい。複雑系を持ちだすならば、ヒトに限らず、生命の振る舞いと物の振る舞いは、非常に近い関係にあることが、分かってきている。結晶を作るような振る舞いは、素粒子が、原子や陽子、中性子などを形成し、更に生物の基になるアミノ酸や、炭素などの分子、或いはその構造体を作るような振る舞いに似ているし、条件次第では、結晶は崩れて構造体ができたとしてもすぐに壊れてバラバラになり、一定の構造を有することができないカオスの振る舞いをする。生命体は、このカオスと結晶との間の領域、殊に、カオス辺縁部での自己増殖や安定構造を持ちつつ同時に遷移する相互連鎖系を持つことによってカオスと結晶構造の間でバランスを保つのである。このことは、コンピュータサイエンスにおける普遍的プログラムの諸様態にも対応する。
 さて、この物語解釈のヒントは与えた。みなさんは、どう解釈するだろうか?

このページのQRコードです。

拡大