最新の観てきた!クチコミ一覧

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Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

おしゃれで意外性を追求
 イタリアンレストランで繰り広げられる送別会と称して集まる人たちのエピソードが折りなす、若者たちの挫折と、今後の展望をコメディタッチで描く。

ネタバレBOX

 レストランで水道が出ない、ガスが付かない。
 そんなあり得ない設定がおもしろい。
 けんか別れした兄弟、元カレ・元カノ、酔うと遠慮知らずに何でも言ってしまう女友だち、場違いで気弱な女子銀行員、落語家志望の元予備校講師、コンビニ好きのシェフ、バンドをあきらめきれない送別される元店員、片思いのアルバイト店員、有名店に引き抜かれてゆく女子シェフ。
 役者それぞれが良い味出している。
 街の水道破裂によって、料理がつくれない送別会が流れ解散となる。
 レストランから一人去り、二人去ってゆく。
 その余韻がなんともいえない。
 それぞれのエピソードがていねいに描いたため、平板になったきらいある。
鈴木の行方

鈴木の行方

タテヨコ企画

駅前劇場(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/12 (火)公演終了

満足度★★★★

随所で懐かしさ炸裂
人の名前と顔が一致しにくくなってきた身(爆)としてドキリとする出だしだったが、状況の極端さに何やらフシギなナニカだと思い直す。
そうして展開するのは懐かしき「少年時代あるある」的な。随所で懐かしさ炸裂。
また、街なかや集合住宅戸口など様々な場に対応できる装置も◎。

ミュージカル『サンセット大通り』

ミュージカル『サンセット大通り』

ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★

一縷の望みを掛けたけれど
やはり、期待しなかった以上の、良い意味での期待はずれはありませんでした。

まず、冒頭10分は、観に来るんじゃなかったと本気で後悔しました。

信頼している劇評家が、「正確な歌唱に豊かな表情が加わり、演技面でも成長。」と書かれた田代さんの演技ですが、初体験の私には、それでもまだ演技面に表現不足を感じ、慣れるまで時間を要したことと、字幕が必要だと思う程、歌詞の内容が全く聞き取れず、このままなら、1幕で帰ろうかと思った程でした。

でも、だんだんと、芝居が進行するに連れ、台詞劇部分が多くなると、聞き分けられるようになり、安堵しました。

長い間、待ち望まれた日本初演舞台だったのに、演奏も、お手軽で、音が薄く感じられ、ガッカリしました。

できることなら、ノーマは、麻実れいさん、ジョーは、井上芳雄さん、山本耕史さん、伊礼彼方さんあたりで観たかったと切に思います。

ネタバレBOX

映画は、何度もチャレンジしましたが、冒頭シーンが怖くて、敬遠していました。

でも、かつて、この作品の曲を自分の企画CDに入れたことがあるので、特に、訳詞部分に関しては、かなり興味を抱いて観に行きました。

客サイドからすると、不本意な訳詞でした。ジョーが、2幕冒頭で歌う、表題曲は、原詞は、かなり抽象的です。それをたぶん、説明台詞のように、わかりやすくと心がけての訳詞だったのかもしれませんが、字余りだったりして、音符以上の単語を早口で歌うために、逆に、それが裏目に出て、歌詞が耳に届かないのです。

50歳の往年の大女優ノーマは、たぶん、ミュージカル女優さんは皆さん演じたかった役でしょう。安蘭さんは、大健闘されてはいたと思うのですが、何にしろ、この役を演じるには、まだ若すぎると感じました。

べティ役の彩吹さんも、可愛い声で好演されていますが、22歳には見えません。ノーマとべティの、残酷なまでの年齢の差が出てこそ、この作品の本質が見えると思うので、そういう観点からも、このキャスティングには、難があったと思います。

一番の要は、鈴木綜馬さんの存在でした。ずっと、ノーマを愛し、陰で支えて来た執事の想いが、しっかりと体現されて、終盤の感動を少しだけ頂くことができました。

鈴木裕美さんの演出は、やはり見せ方がお上手で、螺旋階段のセットをうまく動かしながらの、人物の配置が巧みでした。

たとえば、ジョーとべティが、心を通わせるデュエットシーンは、ウエストサイド~のマリアとトニーのようだし、最後のノーマが警察に連行されて行く場面は、「欲望とういう名の電車」のラストシーンを想起させます。

だけど、その粋な演出が生きなかったのは、ラストの演奏の盛り上がりがなく、まるで、周辺住民に配慮した音量のような、音の薄い、拍子抜けな幕切れになって、何とも残念でした。

演技には、目を瞑るとしても、楽曲を聴くことを楽しみにしていたファンは、相当数いた筈ですから。
富士幻談

富士幻談

声を出すと気持ちいいの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/19 (火)公演終了

満足度★★★

「見立て」の趣向
俳優の声と肉体を駆使し、独特の世界観で複層的な物語を構成するのがこの劇団の特徴。

今回の公演でも「見立て」の趣向でさまざまな情景を描き出していた。

山本タカの作品は密度の濃さが特徴でもあるが、1時間40分、決して長くはないはずの時間が今回は体感的にとても長く感じられた。

この劇団の特色でもある俳優の発声の妙を感じ取るべく、目を閉じて聴いてみたりもしたが

少々退屈し『百年時計』のとき同様、集中力がとぎれてしまう箇所があった。

今回は一つ一つの点景としては面白いのだが、全体的に『覗絡線』『被告人ハムレット』『黒猫』(再演)のような圧倒的に引きずっていく物語としての魅力が弱かったようにも思える。

山本タカ氏は若手演出家としては非凡な才能を持っている人だと早くから注目してきたので、次回作に期待したい。

ネタバレBOX

富士を扇で表現するというアイディアは面白いと思った。

扇を持つ形というのは簡単そうでなかなか難しいもので、様になっていないと美しく見えない。

日本の扇を洋風な手つきで持つと形が崩れて見えてしまう。

この点、日本の「直線文化」というのは侮れないものがあるのだ。

扇だけで舞う能の仕舞を何回も見て動きを勉強してほしい。

最後に扇を閉じた俳優が体の前中心に差し体が突っ張ったのには一番違和感があり、吹き出しそうになった。

扇は左脇に寄せて帯に差すのがどんな場合も和装の作法になっており、それは一番美しくおさまりもよく、好みの問題ではなく肉体的にも意味のあることなのだ。


和服を着ての演技が現代の若者には慣れていないこともあり、動きながら台詞を言うと変な「間」があいて、ぎくしゃくしてしまう箇所が気になった。

この作品も脚本を整理して、伝統芸能を身に着けた俳優が演じれば、一段と良くなるかもしれないと思った。
Nightfall

Nightfall

劇工舎プリズム

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2011/11/04 (金) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

うちゅうだった
宇宙でした…大胆な場転に引きつけられ、飽きずに最後まで楽しめた。

GO HOME

GO HOME

サスペンデッズ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

洗練された舞台
吉祥寺シアターの階層を上手に利用し、シンプルだが美しい舞台面。水面が映ったような照明も美しかった。

ネタバレBOX

「Go Home」という題名がまず気になる。あちら側(冥界)にいる人が「帰りなさい。」と言っているような感じだが、内容はそうでもないような・・・開幕から30分ぐらいは「何をやってるんだろ?」と、思ってしまう場面が続いたので、もう少し観客の心をここで掴んでおきたいところ。その後の展開がとてもおもしろくなったので、その辺りちょっと残念。非現実的な死者と会える森や火の鳥も必要だったか?あまり効果的には見えなかった。和博には親を食べて生きるたくましさがほしかったな。せつなくて泣けました。
Weekly1【レッドカードファミリー リターンズ】

Weekly1【レッドカードファミリー リターンズ】

アヴァンセ プロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2012/06/26 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★


反則技一家とあり、倫理観を求めるのは野暮というものであろうことは分かっていますが、それだけにスカッとした感じは残りませんでした。

ネタバレBOX

大人の役者はクセのある個性派、姉キャンモデルの熊澤枝里子さんは颯爽としてスタイル抜群、加美乃素みたいな名前の今村美乃さんも可愛くて出演陣は素晴らしかったです。

実際にニラレバ炒めを作ってみんなで競争して食べたりして、身寄りのない子供を引き取ったからには決して遠慮させないというリアリティ溢れる生活感を表現していました。

その一方、新聞とか封筒とか、手紙とか花とか、真っ黒な小道具を使う表現法はリアリティから離れているとともに、見慣れない光景のため逆にそこに注目してしまうことで、黒子的効果はあまり期待できないと思いました。
Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★

レストランが主役であるならば。
俳優陣(特に男性陣)の好演が目立ちましたが、個人的には少々物足りなさが残った内容でした。劇団競泳水着さんを拝見したのはこれで3度目ですが、今までで1番…なんだろ、何がやりたい作品なのかわかりづらかった印象です。群像劇のようなテイストである割に「キャラクター性」のみに特化された登場人物が多かったように思いますし、舞台であるレストランの今後の展開にあまり含みが持たせられなかった後半の流れも残念。もしかしたら「絶対的主役」がいた方が周りのキャラクターたちも活き、物語も締まったのかもな、なんて考えてもしまいました。群像劇であるのならば、その人達が集うレストランという場所への作り手の愛がもうちょっと見たかったです。劇場全体の空気が若干固く、前半の笑いを誘うやりとりでイマイチ盛り上がり切れなかったのも楽しみきれなかった理由としてあるかなー、と思うとちょっと勿体なかったかなぁー、…まあ、それは誰のせいでもないんですが。照明も音響ももっとアプローチの仕方があったんじゃないかなぁ…。でも今後ももちろん期待して観に行かせて頂きます!

狐狗狸狐狸九九二錠の1/2

狐狗狸狐狸九九二錠の1/2

mimimal

新宿眼科画廊(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/27 (水)公演終了

満足度★★★★

おもしろかったです。
変な雰囲気が始終漂ってる舞台。話の内容はよくわかんないけど、別にわかんなくてもいいのかな、という感じ。無茶苦茶だけど滑稽で、ちょっと切ない。おもしろかったです。

これから観に行く人は、早めに行った方がいいかも。開場してから開演まで、役者は板付きで、女子高生たちの繰り返しの会話の変化が好き。本編にはあんまり関係なかったみたいだけど。
舞台美術に結構凝っていて、照明やスクリーンの使い方も格好よかった。
画廊に合ってると思う。

『CHORIKO』revival

『CHORIKO』revival

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

懐かしい気分
相変わらず客席が観にくい。おそらく、一番良い、前列の希少なボックス席を5人分ぐらい取ってしまうオバさんがいた。客席は、劇の途中で、近くのお婆さんが急病で運びだされたり、ハプニング。

劇はというと、前作を観ているので、あのチョリコの世界に戻って来たような、懐かしい気分だった。

ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景

ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景

マームとジプシー

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

マームとジプシー「ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景」観ました
縦長の舞台上で、薄い鉛筆で何度も重ねてなぞるように、淡々とリフレインし交錯し角度を変えて語られる、数人の男女達ひとり一人の人生。舞台の形が象徴するある場所で一まとまりとなり、変えられない結末へ向けてゆるゆると収束。予想外に社会性が強く、走馬灯のように切ない舞台。たわけたDJブースや他愛ないラップが、不思議に切なさを際立たせる(笑)。20年安泰。の短編以来1年ぶりに観ましたが、力強い舞台でした。

THE ICEBREAKER ~その凍てつきし場所で~

THE ICEBREAKER ~その凍てつきし場所で~

ネオゼネレイター・プロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ネオゼネレイター・プロジェクト2012「THE ICEBRAKER」観ました
世界の変化が人々の変化を。限定環境に密集するカオス…変異は一段と進行。もう「〇〇だから敵、味方」という単純な線引きが通用しない事態に、入り乱れ例外無く変わり行く私達…この先どうなるか分からないという不安感を抱えつつ、それぞれの信じる道を歩くしかない。前作「THE NIGHT HAWKS」から一年の期間を置いた意義を感じる、現実世界に即したB級SFホラー舞台。ネオゼネの舞台は、終わった後も観た人の中で続くなあ。

メビウス

メビウス

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった、泣いてもた!!
林遊眠さん、無感情な雰囲気の中から、徐々に見えて来て高まる感情の表現、。 成瀬トモヒロさん、林さんを引き立てる役どころ、これが最高に良い!!。。。 結果 面白い!! 
 3千年に渡る、生まれ変わり巡り合い、壊れかけるロボットが、電池が切れる寸前に、記憶を探る旅、
 廃棄されることになった、ロボット 自分で廃棄場所を探す、1っ体のロボットが壊れる寸前声をかける どこかで会った? 25点(ナンパ?)
  よみがえる記憶、動物の時、戦争 食べたのはアップルパイじゃない、アップルパイとマロンのケーキ。 1輪の花 君はずっと覚えていたんだ、あなたが死んでから、ずっと祈っていた あなたの墓の回りに花をいっぱい植えて ずっと祈っていた 思い出してほしかった 思い出してくれてありがとう。花と旅に出た。

面白かった、泣いてもた!!
写真を一緒にお願いいたしました。ありがとうございました。

金の卵1960~あすなろう~

金の卵1960~あすなろう~

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/06/21 (木) ~ 2012/06/27 (水)公演終了

満足度★★★★

あんぱん食べました。
時代の、時間の中に生きていることを感じられる作品でした。
完全に、脚本の力による物だと思いました。
役者さんは、フレッシュでパワフル、ゆえに若く、拙さが目につきました。
美しい難しい特殊な台詞、時代を感じさせる空気が滑舌の悪さで伝わらない。
これでは、勿体ないと言わざるを得ません。
勢いよりも落ち着いて、練り上げる何かがあっても良かったのではないでしょうか?

それでも、見ていて感じたのは
自分の親が子供だった時代、本当にこんな風景の中で
やっぱり、今と変わらず生きて、働いて、恋をして、夢を描いて、
人がワサワサしているのって…本当に愛おしいな、という感覚でした。

帰りに、荻窪駅前であんぱん買いました。
本当、久々。ダイエットしてるのに。
あんぱん、おいしいよね。
演劇って、現実の続きになっちゃう。
そこが、好き!!

ネタバレBOX

私は、この作品の後の時代の作品、
「金の卵1970」で茜の(パラレルワールドですが)その後を演じたのですが、本当に大切に演じ、研究した空気、風景が、今回の役者さんたちにもっと想像して頂けたら良かったな、と思います。
見たこともない、焼け跡の風景。
見たこともない、火鉢の残り火。
見たこともない、裏道のネオン。
見たこともない、野良犬。

書いてない所が、演技で見えない。

もちろん、大切に思っていた役者さんもいらっしゃるとは思います。
しかし、そういった風景を踏まえずに
「私だったらこう言う。私だったらこう動く。」では、
「今の自分だったら」の判断基準では、どうなのでしょうか。
私はそれは演技では、芝居ではないと思います。
だって、演技をしているのは「私」であっても、演じられるべきは「私」ではないのです。

ああ、書きすぎました。

ごめんなさい。

それでも、あんぱん、買いました。
パンに対して大切に演じていてくれたからなのかもなぁ。





挫折と思いやりと連続殺人

挫折と思いやりと連続殺人

G-フォレスタ

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです(^^)
参加型ミステリー劇の初観劇、愉しませて頂きました。
始まる前から案内人の存在、音楽と共に静かな始まり、心地良かったです。意外なとこで、意外な出来事など、参加型だけあって、いつもと違うワクワクした気持ちで観てました
話ももちろん、結末もなるほどと、感心してしまいました。

月の岬

月の岬

青年団

座・高円寺1(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

上品なエンターテインメント
具象から離れた舞台セットや、長崎弁を使っているにもかかわらず俳優の殊更にニュートラルさを強調した演技は、離島の閉鎖性といった在り来たりのイメージから芝居を引き離しています。空っぽな器の中に洗練された言葉や演技を置いた感じ。芸術作品として上品だと思いました。
ここで描かれているような狭い人間関係に規定されることとは縁のない人生を送ってきた私にとって、あまり身につまされるリアリティを感じない芝居でありました。観た後に何も残らない、エンターテインメントな舞台です。

Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

博士
ライトに楽しめる群像劇。好み。

ネタバレBOX

従業員への理解に乏しく、意固地なレストラン経営者・朋和(竹井亮介)、朋和と腹違いの弟で朋和との確執を抱えた亮(瀧川英次)、亮の姉?でさっぱりした美人の純子(岡田あがさ)、亮と恋愛じみた関係にあった、朋和の店のコック・みのり(黒木絵美花)、朋和の店で働いていた、バンドの夢を諦めたけい(川村紗也)、朋和への反抗心を覗かせ、けいと付き合っていたコック・聡志(澤田慎司)、聡志に心寄せる就活生・遥(篠原彩)、けいとバンドもやってた堺(阿久澤菜々)、けいの予備校時代の先生・平(菅野貴夫)、朋和からの借金の取立て業務に頭と心を痛める銀行員・大林(大川翔子)らが、けいの転勤祝いのため朋和の店に集まるが…。

朋和と亮の確執、亮とみのりの恋を中心に、いいバランスで人間が描けてた。聡志のファミマ便所とか、けいの北海道偏見とか、堺の変化球的な人格とか、コメディな色彩で笑ってみてられた。特に、平の博士っぷりが、真面目なボケって感じで、素晴らしい。確かに「今夜必要な人間」だった。
動物園の話とか、しんみりした空気もできてたし、明るい中にビターな味のする舞台だった。

みのり役の黒木の大人しそうで毒もってそうな表情が良い。瀧川英次もいい存在感だった。
温室

温室

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/06/26 (火) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

敵も味方も、嘘も本当も、生死も、、
怖かった~!意味わからない~!けど、面白い!ストーリーも結末も確かにあるのですが、何が本当で嘘なのかわからない…。でも面白かったんです。出演者では山中崇さんが素晴らしかった!

ロビーで戯曲の文庫本を買って、家に帰ってからパラパラと読んでみたんですが、私のような素人にはどう読むのか見当もつかない…やはり深津さんは凄い演出家だと思いました。

ネタバレBOX

最後に登場する“本省”の役人が、すべて計算通り、何もかも知っていた…といったニヤニヤとした態度なのが恐ろしいです。でも高橋一生さん演じる“専門職員”の報告だって、本当かどうかわからないですよね(実は誰も死んでなかったりして?)。
色々想像をめぐらせてみると、今の日本の政治に似てるとも思えてきます。
星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

時間堂「星の結び目」観ました
しんしんと静かに雪が降り積もるような舞台。幾重にも折り重なる人の気持ち。外に出したものと内に秘めたものが複雑な営みを築き、振り返る事はできても引き返せない道に。流れの戻らない川のように…人がそこにいるから愛憎が伝わる、しっとりとした上質の芝居でした。

ロイヤルをストレートでフラッシュ!!

ロイヤルをストレートでフラッシュ!!

猫のホテルプレゼンツ 表現・さわやか

本多劇場(東京都)

2012/06/24 (日) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

あ~くだらない(笑)
失笑・苦笑系コント劇。
くすくす笑って、アタマカラッポになって、
観終わった後、仕事の疲れがスッキリ飛んでいました!
(これちょっとびっくりした)

好みが別れる劇団かなと思いますが、私は好き。

ネタバレBOX

こうなるともうハナシの筋とかどーでもよくて(笑)。
ミュージカル調である必要性もあったのかどーなのか?
終わって帰ってきたいま、強烈な印象はココシャネルさん・・・(爆)
いけだしんさんと村上さんはずるいですね。
イケテツさんの女装は相変わらず綺麗。足が綺麗!
真弓さんの少年キャラも岩本さんの親友もゲスト陣も鉄板。
メイケンさんがいまいち元気が無かった感じがしました。。。
いやしかしみなさん着替え(早替え)大変だったでしょうね!

パンフレットがトランプだったのも斬新。
思わず買ってしまった。。。(^^;ゞ

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