金の卵1960~あすなろう~ 公演情報 劇団だるま座「金の卵1960~あすなろう~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    あんぱん食べました。
    時代の、時間の中に生きていることを感じられる作品でした。
    完全に、脚本の力による物だと思いました。
    役者さんは、フレッシュでパワフル、ゆえに若く、拙さが目につきました。
    美しい難しい特殊な台詞、時代を感じさせる空気が滑舌の悪さで伝わらない。
    これでは、勿体ないと言わざるを得ません。
    勢いよりも落ち着いて、練り上げる何かがあっても良かったのではないでしょうか?

    それでも、見ていて感じたのは
    自分の親が子供だった時代、本当にこんな風景の中で
    やっぱり、今と変わらず生きて、働いて、恋をして、夢を描いて、
    人がワサワサしているのって…本当に愛おしいな、という感覚でした。

    帰りに、荻窪駅前であんぱん買いました。
    本当、久々。ダイエットしてるのに。
    あんぱん、おいしいよね。
    演劇って、現実の続きになっちゃう。
    そこが、好き!!

    ネタバレBOX

    私は、この作品の後の時代の作品、
    「金の卵1970」で茜の(パラレルワールドですが)その後を演じたのですが、本当に大切に演じ、研究した空気、風景が、今回の役者さんたちにもっと想像して頂けたら良かったな、と思います。
    見たこともない、焼け跡の風景。
    見たこともない、火鉢の残り火。
    見たこともない、裏道のネオン。
    見たこともない、野良犬。

    書いてない所が、演技で見えない。

    もちろん、大切に思っていた役者さんもいらっしゃるとは思います。
    しかし、そういった風景を踏まえずに
    「私だったらこう言う。私だったらこう動く。」では、
    「今の自分だったら」の判断基準では、どうなのでしょうか。
    私はそれは演技では、芝居ではないと思います。
    だって、演技をしているのは「私」であっても、演じられるべきは「私」ではないのです。

    ああ、書きすぎました。

    ごめんなさい。

    それでも、あんぱん、買いました。
    パンに対して大切に演じていてくれたからなのかもなぁ。





    1

    2012/06/27 01:42

    0

    0

  • ご来場ありがとうございました。

    もっともっとこれからの若手です。
    ご指導ありがとうございます。

    一言ひとこと大事に謙虚に学んでいきたく思います。

    この若手が今後どのように成長していくのか、見守っていただけると幸いです。

    今後も何卒よろしくお願い致します。

    2012/07/02 18:37

このページのQRコードです。

拡大