最新の観てきた!クチコミ一覧

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みのり

みのり

劇団プロジェクト

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度★★★★

なんかエロい。
坪井文さんの「ハロプロ仕様」って感じの芝居。まあ、トロけるというか…ノケぞっちゃう台詞のオンパレード。
ま、『梅ちゃん先生』の坂田先生には負けるけどな!笑

元モーニング娘の新垣里沙さんが、24歳のニートを好演。まじカワイイ。

所々「下手だな」って感じる部分はあるんだけど…ボクの中での伝説の舞台『高橋さん家と新垣さん家』からずいぶんと精進したんだろうな、と。

ま、あの舞台のどーしようもなさは、アンドリウ氏のミスとも言えるんだろうけど(でも、記憶に残っちゃってるということは、アンドリウ氏の策略に、はまっちまったともいえる 笑)。

それにしても、アイドル舞台ってのは雰囲気がイイね。
客席に、同僚(?)のアイドルがいて華やかだし…開演前の暗転で拍手が湧くし…。
この開演前の拍手って、食事前の「手を合わせて、いただきます」のように、したほうが良いんじゃないかな、って思うんだけどなあ。したことないけど(笑)

観劇数が多すぎるのかな…「2か月ぶりの観劇」の時の、ワクワク感、感動の深さはスゴいものがあるもの。

あとはネタバレで。

ネタバレBOX

坪田さんぽくていいな、と感じたのはラブシーン。

と言っても、キスやセックスが舞台上で繰り広げられるわけじゃなくて…それを想像させるセリフ、仕草がたまらなく良いんだよなあ。ボクは、他人のキスやセックスを見たくないので、こういう演出は大好き!

嗚咽する母親を支えながら部屋に向かう若き恋人(しかも、娘の目の前でだぞ!)…エロティ~ック!!!

若き恋人から強烈な説教をされ、母親(元妻)&娘(新垣さんが演じてる)の家を後にする父親(元夫)&パートナー(母親の元同僚なのだ)の背中…言葉にならね~!!!
でも、その背中に男と女の情愛を濃厚に感じるんだよなあ。寄り添って生きていくしかない二人を応援しようとは思わないけど、酒酌み交わしながら、話聞きたいね(笑)

あっそうそう。若き恋人が調香師って…なんかズルい(笑)

最後に。

「親子丼完成しちゃったよ…。」と心中でつぶやいておりました…。

猛省いたします。
リンダリンダ

リンダリンダ

サードステージ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

悪かないけど。
とんでもねーバカがそろっちゃってんだよなあ…主催がTBSかと思っちゃったよ。

「頑張れよ!」「おい、それは違うぞ!」っていう気にならないんだよ…「バカにつける薬は無い」ってさじ投げちまった(笑)

良いバカもいるんだけどね。松岡充くんを目の敵にするジャージ3人衆。こやつらはイイ!笑

馬鹿の暴走を止めようとするのは、バンドリーダーの彼女(高橋由美子さん)だけ。

それにしても、高橋さんは手堅い女優になったなあ。昔、グッピーって呼ばれててさあ…ポワ~ンとしてて…頭からシャボン玉が噴き出てるような感じだったけど、イイ女になったよなあ。。。

松岡充くんは、やっぱイイ!!!
『キサラギ』での「アイドルおたく公務員」ぷりに感服したけど…イイなあ。。。

ま、その松岡くんも「お、お前までバカだったのか!」だから参っちゃうんだけどな!笑

脚本のぬるさを、場内に張り巡らされたライブハウスを髣髴とさせるポスター&チラシとブルーハーツの楽曲が、とことんカバーしていくって感じ。

ま、半端じゃなく思い入れのある『ラブレター』をグッピーが歌い始めた時は、のけぞったけどな! 良かったけどさ(笑)

『リンダリンダ』はアンコールで。

そりゃないぜ!

それにしても、やっぱロッカーが童謡って・・・勘弁してくれー。

ベタっていうか昭和だけど、ロッカーにはギャンブルやってもらわんと。

バイト程度の稼ぎのくせに、イカゲソフライかじりながら、川崎競輪場あたりでくすぶっててほしいよ(笑)

血みどろ君

血みどろ君

踊れ場

ひつじ座(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

後半は、話芸で魅せる。
3作品の中では、一番コミカル。
コミカルに見せて実は深い・・・ということは、多分ない(笑)

「後半ネタばらし」系の芝居なんだけど、前半のドラマ部分(?)の気狂い模様が凄く良くって・・・それだけで1本の舞台として十分な濃度をもっていて、しっかりと創られてる感じ(つまりはキュートでポップでゲスでバカを、とことん突き詰めてるってこと 笑)。

となると、後半のネタばらし部分は、ダレるというか、「後半無くても良かったんじゃね?」ってことになりがちなんだけど…藤吉みわさんの芸で、バッチリまとめあげてるんだよなあ。

藤吉さんのあの「話芸」は、どこかの舞台でも披露してた気もするんだけど…どの舞台でのものだったか思い出せない。リジッター企画だったような気がするんだけど。
ものすごくおもしろいし、「やっぱ藤吉さん好きだなー」って思うんだけどさ…ちょっと安い感じもする。器用な奴なら、あのレベルの「話芸」はできるのかな、って。少なくとも、10数年前に都立大の自転車サークルに所属していたY君はできた(笑)
高いポテンシャルと熱意をもってる女優さんなので、主宰作品では、意識的にプロの技を見せてほしい気もする(今のままの藤吉さんでも良いんだけどね…そもそも主宰作品に出演なさるかわからないんだけどね 笑)。

それにしても、布教隊助手は、一体なにを撒いてたんだ?笑

Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

劇空間としての「居心地」の良さ
とにかく劇空間の「居心地」の良いことと言ったら! 客席にいて舞台上で起こることを観ているだけでシアワセな気分になれる、的な。
なので敢えてどこがどう良かったとか理屈での分析はせず、その旨のみにとどめる。
抽象的な表現になるが、「口当たりが非常に良い酒」のようかも?
何の抵抗もなく、すいすい受け入れることができて、いつの間にかすっかり酔っている、的な?
しかもそれでいて悪酔いはしない、みたいな。(笑)

永遠に少年

永遠に少年

劇団HallBrothers

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/07/06 (金) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度★★★★

初日
久々のホールはすごく心地よかった。
若い役者さんがもうちょっとなのはほほえましくて・
これ、いいよ。どんな人にも巣食っている感情をえぐりだしている
作品だと思う。

ネタバレBOX

徹底的にいやな奴もいたのに最後はちょっと盛り返すのが
ホールの優しさ?かな
高き彼物

高き彼物

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度

みた
トンデモ芝居。こんなのみちゃだめ。

ネタバレBOX

この作品に感じた不満または違和感というのはいくつかあって、ひとつは役者の魅力。石丸謙二郎演じる先生が舞台に顔を出すまで、開演から20分くらい。その間、彼を取り巻く人々がやたら彼を褒める。見ている私としては、その人物に対するハードルを上げてしまう。けれども石丸謙二郎という役者の存在感や台詞の中身が、そのハードルを超えてはくれなかった。説得力に欠けていた。

物語の方では、シノケンの死というのが序盤の鍵となるわけけれども、誰も秀一を無免許の件で責めない。責めることをすっ飛ばして、いきなり弁護や同情に入っていく。先生に至っては、実際に会ったこともないシノケンの言葉を借りて激励までしていたはず。ここまでくると、作家の眼差しは温かいというより独り善がりに見えた。
先生の抱えた秘密も唐突で、何より×××である意味はあったんだろうか。もし女生徒だったら…という台詞もあったものの、取って付けたような気がし、むしろ女生徒であった方が、高き彼物というあの言葉が、しっくり来たのではないかと思った。
終盤、先生の苦悩は取り越し苦労と判明する。過ちと思っていたことは、過ちではなかったと告げられる。でも人間なのだから苦しみ続けてもいいじゃないか、と私は思った。過ちは犯さないに越したことはないけれど、しでかしてしまうこともまた人間の姿ではないかと肯定して欲しかった。ああした形の解決は、問題を投げてしまっている気がした。
見ながら、漱石の「こころ」を思い出したけれども、あの物語はその点を肯定していたように思う。
短編劇集 vol.2 夏カフェ『夏いろいろ』

短編劇集 vol.2 夏カフェ『夏いろいろ』

劇団桃唄309

RAFT(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

濃厚な2芝居
友人の紹介で観た。

カフェ公演と聞いていたが、
入ったとたん、まずは模擬店ぽいカフェスペース
まわりにたくさんの店員が
どうやら店員はみなさん役者さんのようでした。

お茶とビールケーキを購入。

味はちゃんとしたカフェなみだった。
美味しかった。

2本の作品は、どちらも男女の2人芝居。
(桃唄309の方はちょい役で他にも出るが)

ネタバレBOX

1本目 みきかせworks
烏色の夜を行け
学生時代に、一人の男を介して付き合いのあった男女が、
男の死をきっかけに再会する。

前半は重い感じで寝るかと思ったが、
中盤からカラスの行動をきっかけに男女の関係が変化する。
最後の二人で叫ぶシーンは、笑いと共に涙が滲んだ。
あまりない設定と役者の集中力が凄い。

2本目 桃唄306
ずっと待ってる

夏のオープンテラスで、思い出話をする男女。
他の人には、カップルには見えないと言うところがみそ

最初は女が死んでいると思った
男のテンションの高さが悲しみの大きさを表しているのかと
思ったので。

でも死んでいたのは男。
女は母親も巻き添えで死んでいて、ひとりぼっちで待っている。
爽やかさと相手を思いやり続ける男女の言葉が涙を誘う。

短編集としては、とてもいい組み合わせ。
長さも良かった。

他のプログラムも観てみたい。
朝がある

朝がある

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

はじめてのままごとは・・・
以前、喫茶店か料理屋なにかの会で会った男性が
「ままごと」の「わが星」を勧めてくれた。
私はそのときまでままごとのことを知らず、
携帯に2語だけメモして後日調べてみた。
公演のチケットは売り切れでもう手に入らなかった。

この劇団が随分人気なのではないかと気づいた。
しかし、だからと言って、良いものだという予感はなし。

特殊なスタイルの芝居をして、
普段商業演劇を観ない人、そもそも演劇を観ない人
に人気があるファッションに近いものなのだろうと想像した。

そしてこの「朝がある」の公演に突然行ってみた次第。
これまで思っていたようなものではなく、
存外に感ずるところのある作品だった。

以下、ネタバレ。

ネタバレBOX

まあぶっちゃけ、
絶対面白くない、至らないものだろうと思ってたんですよ。

でも、そうでもありませんでした。
楽しく観ることが出来ました。

はじめてだということで、随分集中して観てしまいました。
広い舞台の中に、人間が一人、その言葉は私の脳に
「想像!」するようしむけてきます。
一言一句聞き逃せません。
だって、細かく状況が説明され、それらは一続きでつながっていて、
一言でも聞き逃すと重要なヒントを欠いてしまう恐れがあるんですもの。
すっっっっげーーーーー集中力が必要で、
いやがおうにも脳みそを使わされました。

朗読みたいなものかもしれません。
そういう意味で、演劇的というより文学的だったのか?
朗読みたいなんだけど、聴衆は自分の内部に落ちていって想像は出来ず、前を向いて舞台を観なくてはならないんです。

そんなこんなもあって、
脳みそフル回転で聞き続けることは難しかったです。
集中力が続かない、というより、
つまらなくなって、飽きてしまうんです。
不思議なことに、何度も同じようなテキストを語るにもかかわらず、
そのテキストは特に魅力的なものじゃないんです。
苦行。

でも、私の場合、
役者に引っ張られて、観劇を降りないでいられました。
役者が一人。
彼が、一人で、よどみなく語り、動く、ことが魅力的なんです。
しかも、し損じないで!

また、演出が丁寧なことも影響しました。
照明や投影映像、舞台装置の妙など、丁寧な仕事です。
モノがないのは稚拙なのではなく、十分にコーディネイトされた状態。

そうして事の次第を見届けよう、という気に。
これで至らない稚拙なものだったら、本当に帰っちゃいますね。

芝居、というより、バレエとかダンスとかエクササイズに近いものを感じました。
英会話教室では、似たようなダイアローグを本を見ずに
何度も繰り返して語りますが、そんな感じもある。
これが新しいものかは分かりません。誂え方が目新しいとは思いますけど。

もし新しいのだとしたら、彼らの狙いが新しいということなのでしょう。
では、彼らの狙いはなんでしょうか?

私がこの公演を面白いと思えたのは、本城直季の写真のようなイメージを
プロセスの指定を受けて頭の中に想像したからです。
洗脳とか催眠に通ずる方法なんじゃないかな。
強制的な頭の体操。
そんな舞台はなかなかないですね。

大抵、舞台はエンターテイメントで、
面白がらせるとか感動させるための基本的な構造があって
それに乗っ取っていることが多いです。

苦行ギリギリの、頭の体操みたいな体験をできる、舞台鑑賞。
これがちょっと楽しかった。
また、私のために一生懸命パフォーマンスし続けてくれる役者
を観るのも楽しいです。
ももいろクローバーのライブが面白いのもこれと同じです。

この舞台で何を見せたかったか、ということを考えると
ちょっと難しいですね。
何かありそうだけど、それは3回くらい観ないと分からないんじゃないかしらん。

あと、公演時間中、何度も飽きが来たけど、
でも、また観たいと思います。
繰り返しまくるくせに、トランス状態になりません。
なんのために繰り返してるのか・・・
もしかしたら、観客も基本のテキストを暗記して、
肩の力を抜いて聴けたときに
やっとトランスの入り口が開くのかもしれません。
そのためには、3回くらい劇場に足を運ばねばならないでしょう。

こんなマニアックな舞台がなぜ人気なのか不思議です。
もしかしたら、
人はもう、魅せられたり、感動したりするのに疲れているのかな?
やたら力の入った芝居は現実的には不自然です。
肩の力をぬいて観られる、見世物を求める人が増えているのかもしれません。
サモン

サモン

ブルーノプロデュース

サブテレニアン(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/25 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇版「4分33秒」
いわば演劇版「4分33秒」、観客のイマジネーションを喚起するために演者によるモノローグや動作がある、みたいな?
そういえば前回は「言葉による交響詩」のような印象を受けたし、ここの作品って極めて音楽的なのではあるまいか?

Heavenly Bento

Heavenly Bento

ジェイ.クリップ

青山円形劇場(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

芸術品
映像と光と、役者がいい感じにシンクロして世界を創り上げていました。
こういうノンフィクションの作品は、なんとなくつまらなく、味気ない事実の羅列になりがちですが。そんなことは一切ない芝居でした。
全編英語上演ということでしたが、字幕もついていて普通についていけました。
また、日本にはないジョークの感覚もキレキレで、ちょいちょい笑えてよかったです。

さくら+

さくら+

ENBUゼミナール

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/07/03 (火) ~ 2012/07/04 (水)公演終了

満足度★★★

題材はとても良い
前回は見た事なく、+が初めてでした。
話そのものはとても面白い物だと思います。のんびり見てると、複雑になってきて混乱してくる感じもしますが、最後などは予想と違って終わったので良かった。
生徒さん達が演じられているとのことで、お芝居の良いと感じるところ、改善して欲しいなと思うところの差は所々ありました。各キャラクター自体は魅力もあり、テンポや掛け合いをより磨けば、更に面白い作品になると思います。
こんな青春も遠目で見ていればとても楽しいだろう。

ネタバレBOX

テンポが良さそうな箇所もありましたが、もう少し詰めたらどうだろうという箇所もあり、各役者さんで差が出てしまっているようにも思えました。録画してる生徒さんの間とか立ち位置、ギャル生徒さんのお芝居的な軽さは気になりました。修理の人とかキャラの濃さは好きです。下手な芝居をするのも、またお芝居だと思います。
個人的に面白くて笑いそうなのもありましたが、あまり笑えない観客席の空気もありました。立ち位置や見せ方以外にも、役同士のバランスなども影響してたかなと思いました。
他に上手の暗幕向こうで歩く音か何かがしたり、学ランのズボンの色違いやビデオ画面がOFFになっているのも見えたので、セットの作り込みからすれば拘ってもよいのかな、と思いました。
終盤は話がゴチャゴチャし過ぎて僕の頭では把握が大変だったけど、最後は両想いというのは微笑ましいです。
スペーストラベラーズ

スペーストラベラーズ

ネルケプランニング

本多劇場(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

めっちゃ 笑えました!!
”ジョビジョバ”の代表作で、1995年に駅前劇場で上演された「ジョビジョバ大ピンチ」

もちろん その頃はpapasan まだ演劇など全然しらない状態だったので 超楽しみにして 初日に出かけてきました。

とある田舎の地方銀行を襲った強盗グループと、人質たちの まさにノンストップコメディ。

いやぁ、じめじめした梅雨を 思いっきり吹き飛ばすくらいの 楽しいお芝居だった
なぁ~
中身はネタバレBOXにて

ネタバレBOX

いわゆる 一幕一場で暗転なし キャストは1時間40分 ハケなしで シャターで閉ざされた銀行を舞台に 極限状態の 犯人と人質のそれぞれの事情が思わぬ方向に展開していドラマです。

papasanは観ながら アル・パチーノ主演の『狼たちの午後』 を彷彿しました。 なんとなく似てるー。。

とにかくコメディに徹してるところが なんともおかしい~

ちょっとシリアスチックな雰囲気にもなるんだけど すぐ"笑い"をいれてくるんですよぉ

これでもかっ てくらい 笑いでせめてくるので とっても早く感じました。。

papasan的には 富岡晃一郎くんと 坂田聡さん が特に めっちゃツボ りました。。

富岡君の
強盗・・「なんで そんなにいつも笑ってるんだ?」
富岡・・「堺雅人さんにあこがれているもんで・・」

超笑えます そのセリフ通り 最後までずーーーと口角をあげつずけて笑顔で通してました!! あっぱれ!!

ワンダフル・ワールド

ワンダフル・ワールド

劇団フライングステージ

駅前劇場(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

家族
お母さん役とおばあちゃん役の人がよかったです。
離れて暮らしている母親に電話しようと思いました。

色々なことは「無かったこと」にできないけれど、その上で繋がっているのが家族だと思いました。

ネタバレBOX

はっきり言うと、主人公の修一にはイライラしました。
セクシャルマイノリティなのは別にかまわないとして、「実家を継ぐという約束で大学に行かせてもらった」くせに、勝手に違う学校に行っている・・・・・・信じられません。学費は親に出させているんでしょ。私が親ならその学校を辞めさせるか、少なくとも金返せと言います。即金で耳そろえて返せ。
ゲイをカミングアウトしたら他は何でも許されるという風な生き方(に見えた)が許せない。

ちゃんと働いてないってのも、家族をないがしろにしながらもボランティア活動にはせっせといそしむあたりにも、いろいろモヤモヤした気持ちになりました。
だから、お母さんが(独特の方言で)怒鳴ってくれたときには、溜飲が下がりました。

最後、(舞台に姿は見えませんが)一升瓶を2本持ってきたお父さんの姿に泣けました。
それに対しての修一の演技が、またなんとなく腹立ちました。
あそこは、もっとグッとつまって目を赤くするくらい感極まってほしいですね。
「息子? 息子って言ったのか」「仕方ない、紹介してやるか」って台詞が、照れ隠しだとしても上から目線で、結局お前の勝ちかよ!という気持ちになりました。
たぶん、そういう感想私だけですね(笑)
錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.

錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.

まごころ18番勝負

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

久しぶりにおもしろい劇団みつけた!
おもしろかったです。脚本が素晴らしい。ミステリーなので人間関係が多少難しく、ともすれば観客が置いていかれてしまいがちなのに、こちらが疑問に思ったことを分かりやすくスムーズに説明してくれる脚本と俳優陣の手腕は秀逸。
初めて観劇した劇団ですが、女性の主宰は底力がありますね・・
演技全体が極めて現実的で「普通」なのに、印象に残る。
欲を言えば、主催の女性以外の俳優陣にもう少しがんばってもらいたいのと、けいこ不足が残念でした。初日だからしょうがないとは思いますが・・

次回公演もぜひ観たい劇団です。

七月大歌舞伎

七月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

夜の部、黒塚は必見!
これこそ猿之助襲名にふさわしい演目。老女から鬼女へ、静から動へ、メリハリのきいた踊りが素晴らしい。さすがに踊りの名手である。上の配役表には載っていないが猿也のアクロバティックともいえる軽やかな踊りもとても良かった。中車は最初の演目でいい役をもらった。猿翁は最後の10分の演目だけにでるので、帰らないように。(ちょっと痛々しい感じだった。)カーテンコールもあり。(珍しい)

ウィンドミル・ベイビー

ウィンドミル・ベイビー

演劇企画集団・楽天団

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/06 (金)公演終了

満足度★★★★

パワフル!
世界に多々ある先住の者達への差別と弾圧。
アボリジニだけでなく普遍的な話として受けとめた。

押さえつけられながらも人と人が結びつき、精一杯逞しく生きる姿をたった一人で見せてくれた。

大方さんの圧倒的な大きさ・あたたかさを感じる舞台だった。

ネタバレBOX

たった一人で・・・と書きましたが、演奏のバロンさんのチカラもあっての舞台。最小限で最大限の効果を出していたと思う。

テーマソング(?)が観劇後2日過ぎても耳に残ってます。
May's frontview Vol.32 ファンタスマゴリー

May's frontview Vol.32 ファンタスマゴリー

May

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

骨太のお芝居です
みなさんの演技力、状況や心情表現の仕方などとても素晴らしかったと思います。内容は・・・うーん・・・重いですね、考えどころがいっぱいあって。観ながらふと現実と照らし合わせていました。
意見を言うならば、重い状況は一つでよかったかも。根底に流れているものは一つだと思いますが。それから、できれば亜由美さんの普段のしゃべりのスピードがもう少しゆっくりの方がいいと思います。聞き取ることに気を取られるときがありました。私だけかな?
皆さん素晴らしかったですが、特に、リュンギくん、春雄くん、真二郎くんに拍手!日曜日まで頑張ってください。

うしおととら 第二十三章 『里に降る雨』

うしおととら 第二十三章 『里に降る雨』

シアターOM

シアターOM(大阪府)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

アットホームな雰囲気でお芝居は本格的!
お芝居が始まる前に恒例の前説?
それにしても長~~~~~~い!
まぁ面白かったんですがね…(^_^;)
客席温まり過ぎ~♪

事前に図書館へ行き、うしおととらの情報収集_φ(・_・(勤勉な観劇者!)
しか~し! 主役のうしおととらが出ない回だったなんて…_| ̄|○

内容はうしおの父親が母親と出会うまでの大人のラブストーリー?

 父親役に座長の稲盛誠さん!
初めて拝見しましたが一見貫禄があるので怖そうですが話をすると優しそうで面白い♪

まぁ~その人の剣さばきがお見事で貫禄の渋すぎる演技!
他の女優さんもしっかりとした演技に惹きつけられます♪

話の展開で妖怪が出て来るのですが
これがリアルに作られていて対決シーンなど迫力満点!
光の演出もレーザーなどで綺麗に表現!
全然、普通の劇場にヒケをとりません

シリアスな話の途中に素に戻り
ちょこちょこ笑いを盛り込んだり、
プロダンサーの本格的なダンスシーンなど
重たくなりすぎない様に楽しんで貰いたいという
この劇団のサービス精神の表れでしょうか?
終始、観ていて色々と愉しめるお芝居でした!


ストーリーはうしおととらの漫画を観て居なくても全然楽しめます♪
キャラがうしおととらの登場人物なだけで話しはすんなりと入り込めます♪

終演後も豪華なプレゼントコーナーなどもあり、
凄くアットホームな雰囲気の中で楽しめました(^^) 

Weekly2【Re:verse(リバース)】

Weekly2【Re:verse(リバース)】

アヴァンセ プロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2012/07/03 (火) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★


人前でしゃべるとか文章にするとかすると、考えは纏まるものです。そしてその結論は自分自身に重くのしかかってきます。

ネタバレBOX

折り合いの悪かった義母が死んでもいいと思って家に娘の服を取りに帰らせたのか、育児ノイローゼの母親は子供を殺したのか、息子は寝たきりの父親を見殺しにしたのか、東日本大震災から一年経った日に起きた茨城沖大震災の津波によって引き起こされた悲劇の裏側をヒヤリングする話。

地震が起きた時お姑さんのことをあんなに心配したのに、ちょっと時間が経つと知恵が働いたのかもしれません。最終的には夫から離婚を言い出された女性、美元さん、素直に受け止めていました。

已むを得ないとは思いますが、津波の激流の中で娘の手を離した母親。

因果応報…、寝たきりの父親を見捨てた息子は、彼の娘から働き盛りの男が何で今にも死にそうな人より先に死ぬくらいの消耗をする必要があるの、あれで良かったのよと言われ、ああ自分も歳を取ると娘から見捨てられるんだと悟る因果応報さに愕然とさせられます。

なぜコブ付きと結婚した女性は夫に声も掛けずに義理の娘と逃げたんでしょうか。地震のときにお母さんと初めて呼ばれたからだったんですね。

家族を捨て東京へ向かったことにより自分だけが助かったインタビュアーの時間を巻き戻したかに見えたときの、ヒヤリングした消防団員の自殺の知らせ、痛かったです。重かったです。
ミュージカル「ひめゆり」

ミュージカル「ひめゆり」

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度★★★★

【月組】素晴しい作品、レベルの高い出演陣!
さすが、ミュージカル座、歌があまりにも素晴らしい!!
久しぶりに、”ミュージカル”を心ゆくまで堪能できた!
「ひめゆり学徒隊」を描いた哀しい物語であったが、
生きていくことの希望を見出せる内容であった。
劇場内には、「元ひめゆり学徒隊」の方々のコメントが掲示されており、
ひとつひとつ拝見したが、今私たちが普通に生活していることが
どれだけ幸せなことなのか、再認識することができた。
これはオススメしたい公演である!!
上演時間2時間40分(休憩20分含む)。

ネタバレBOX

前半と後半で構成が大きく異なる。

前半は、全体的に大人数で歌う構成であり、かなり迫力がある。
息をつく暇もないほど、圧倒的な歌、演出を堪能できる!

後半は、個人個人の魅せ場がある構成。
大人数でもレベルが高いが、個人になると、それが一層顕著になる!

照明や映像の使い方も秀逸で、一層舞台/出演陣が映えてみえた。
舞台美術も場面場面にあっており、なかなかのもの。


いわずもがなであるが、第二次世界大戦末期の沖縄戦を描いた作品。
戦禍が悪化していき、次第に追い込まれていく人々。
最期、ひめゆり学徒隊として戦場で亡くなる人、敗走中に捕虜となる人、
そして、戦禍の少ない母の待つ実家へ逃げ帰る姉妹。
それまでの道程を、ミュージカルとして見事に描いていた。

主演の神田沙也加さんであるが声質が可愛らしかったが、
安定した声量で、彼女の存在感をしっかりと植え付けた。

脇を固める、保坂知寿さん、阿部よしつぐさん、今拓哉さんも
本当に素晴しく、いやはや良い時間を過ごせた!

それにも増して良かったと思ったのが、姉妹役を演じた劇団員であった。
歌めちゃめちゃ上手い!!
全体的にレベルが高いのに、その中でも存在感があったなあ。

料金は7500円と我々一般人にはそれなりの価格であるが、
公演内容からみるとお得感さえ感じる稀有な公演だと思う。

とにかく、沖縄本土復帰40周年記念公演としてふさわしい内容であり、
満足した!

ちょっと残念だったのは、劇団ではなく観客の方であった。
開演時刻を遅れてくる客が多く、落ち着かなかった。
また、公演中の客同志の話声や公演途中で携帯をみる客がいた点である。

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