最新の観てきた!クチコミ一覧

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エッグ

エッグ

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

エッグ
野田作品らしいどんでん返しと
主演の三人の好演。

秋山菜津子さんが良いw

そして椎名林檎の音楽がマッチしてますw

妻夫木さんはラスト良かったw
仲村トオルさんのマッチョはヤバいw

ネタバレBOX

まさかの戦争もの。
野田さんにはよく有るけど、
ラスト考えさせられる。
言葉が書きかえられるだけで、人の人生がこんなにも激的に変化するとは…
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アマヤドリ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきた
心揺れる。乱舞がないのは少し淋しいです。

おるんと高麗犬

おるんと高麗犬

PandASSH!!!

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

811
フォンチーかわいいよフォンチー。

秀山祭九月大歌舞伎

秀山祭九月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2012/09/01 (土) ~ 2012/09/25 (火)公演終了

満足度★★★

夜の部鑑賞
史実を元ネタにした渋めな作品と、華やかな歌舞伎舞踊の対比が鮮やかなプログラミングの公演でした

『時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)』
明智光秀(作中では武智光秀)が織田信長(同、小田春永)に対して本能寺の変を起こすまでの物語で、動きや場面の変化が少ない、台詞の演技で魅せる作品でした。予習せずに観たので、よく分からない所があり、途中で少し退屈感を覚えましたが、終盤は緊迫感があって引き込まれました。
春永に屈辱的な扱いを受けながらも耐え、最後に謀反を決意する光秀を演じた中村吉右衛門さんの表情の変化が素晴らしく、貫禄があり格好良かったです。

『京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)』
元々の能に比べて、エンターテインメント要素が強く打ち出されていて、単純に楽しめる作品でした。満開の桜の書き割りをバックにたくさんの衣装や小道具を用いて踊り、音楽と相俟って華やかでした。
中村福助さんは何気無いように見える動きでも全身に神経が行き届いていて、美しかったです。拍子の裏拍を的確に捕えていてリズム感がありました。
坊主達(衣装の色合いが斬新でした)の群舞は少々ゆるさが目立っていて残念でした。

四谷怪談

四谷怪談

舞活道 自由童子

シアター風姿花伝(東京都)

2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

新しい解釈
色々な四谷怪談を観ましたが
こういう解釈があったのかと思わせるような展開でした
それも原作の世界観を保ちながら、無理のない展開で
四谷怪談がここまで純愛物になるのかと、素晴らしかったと思います。
今回もセットが素晴らしく、小劇場でここまで出来るのかと
思わせるような戸板返しやどんでんを使った仕掛けなど
視覚的にも大満足です。
そしてお岩さんが特に印象的でした
四谷怪談なのでお岩さんが印象的なのは当たり前かもしれませんが
それにしても鏡を見るシーンは本当に見事でした
全体的にも個性的な役者さんが揃っていて見応えがありました。

[◯]A“Lone” ロン

[◯]A“Lone” ロン

「XXXX」

梅ヶ丘BOX(東京都)

2012/09/07 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度

荒筋は説明通り・・・・
でも内容は自分の拙い脳みそでは理解が出来なかった・・・・。
始終疑問だらけで納得・理解といった、
カタルシスが得られなく残念でしたが。
主演の男女お二人は熱演でありました。
(1時間15分)

ネタバレBOX

なぜに拳銃(男性はSmith and Wesson model 629・銃身長4インチのステンレスモデル+ラバーグリップで、女性はSmith and Wesson model 645のブラック塗装(シルバーライン入り))撃つと必ず死ぬのかな?怪我とか手足狙うことはしなかった・・・。女性の歌や男性の哲学論。黒い素舞台に投影される映像など上手に凝った部分など評価に値する演出も良かった分。ストーリーには残念思ったです。脳内話だったのか、実際に香港で男女は出会えたのか?男女の夢が重なったのでしょうか?彼女は殺し屋さんで、愛用の銃を男性人格化した脳内話だったのか?上記を観客判断に委ねる作品であれば、もっと伏線や情報などをギャラリーに伝えるべきではなかったのか?ほんに役者さんが達者な分不完全燃焼の比率も反比例さ!
(あえて読みやすくはしなかったDEATH)
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アマヤドリ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

死なないもの、生き続けるもの。
登場人物達それぞれが語るエピソードや感情に悉く共感。それはとてもささやかで、日常で確かに感じているはずなのに、いとも簡単に受け流し忘れ去ってしまっていることばかり。そんな何気ない日常が、広田さんによって台詞として紡がれ役者さんを通して語られると、驚くほどキラキラとして切ないほど愛しく思える。自分の中にあるものがこんなに素敵に輝けるなら、もっと日常を、生きているこの瞬間を大切にしようと思えました。演じる役者さん達も、力のある(しかも美しい)方揃い。素敵でした。 ※15日にリピートしました!最後列から観るフリンジのカーテン、とても美しかったです。前に背の高い人が座ることを恐れてついつい最前列に行ってしまうのですが、今回のように高低差のある客席は最後列から全体を眺められるのでとても嬉しいです(^-^)

ネタバレBOX

最後まで分からなかった「生き続けるセミ」。彼女は何を記録していたのか、ちょっとだけヒントをいただいたら全てがつながりました。広田さんの演劇への思い。それは人生とイコールなのだろうな、と。そして人生をも超えて、演劇界へと思いを馳せさせてくれました。「演劇は死なない」。ああなんて演劇って素晴らしいのでしょう。

ちなみに、ひょっとこ乱舞時代に「ブリキの町で彼女は海を見つけられたか」と「HUMAN LOST」を観たのですが、実は全く理解が出来てなかったので今回とても不安でした。でも観て良かったです!次回は座・高円寺とのことで、乱舞も期待してますね♪
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アマヤドリ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

理屈ではなく感覚的に腑に落ちた
いくつかの事前情報から「考えるのではない、感じるんだ」タイプかと思って臨んだのがプラスに作用したか、理屈ではなく感覚的に「腑に落ちた」。作品の凹凸と心の襞(フリルだけに?)がピタリと一致したと言おうか。
また、台詞の持つ響き・感触はまごうことなき広田節(笑)だし動きにも片鱗はあるし。
なお、前半に(大好きな)「夢十夜」に通ずるものも感じた。

ただ、以上は個人の感想であり「やっぱりワカらん」な向きもあるかと思い、初めて演劇を観る方には「どちらともいえない」か。

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

おぼんろ

ゴベリンドン特設劇場(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

是非。
辛いです。苦しくて悲しい物語です。
とても温かくすてきな物語でした。

体中を満たすたくさんのたくさんのはっぴーが
たくさんのたくさんのキンキラキンのラブが
ぽろぽろぽろぽろこぼれてしまいそうで、
息をするのが嫌でした。

でも、たまらず漏れるため息が
この物語のすてきさの証明です。

間違いなく、ほんもの。

そして母はキレイになった

そして母はキレイになった

ONEOR8

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

母帰る
いわば「母帰る」。
父と自分たちを残し出奔してから十数年(?)後に帰って来た母に対する姉妹それぞれの反応。
基本的にはユーモラスな中、気詰まりしたりホロリとしたりをバランス良く配したツクリと、観客に判断を委ねる結末が特にイイ。(終盤の仕掛けも)

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MOKK

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/09/13 (木)公演終了

満足度★★★★

寺杣彩観劇
上演時間40分。客席はなく移動自由。出演者が台に寝そべり、水滴が落ちる、妖しい雰囲気で始まる。ゆったりとした動きで時折映像を交える。舞踏に艶を加えた感じ。コンタクトがあるので触わられたくなければちょっと離れているとよい。

終わってないし ■チケット情報12時16時の回は当日券でます!■

終わってないし ■チケット情報12時16時の回は当日券でます!■

りゃんめんにゅーろん

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2012/09/07 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

こんな会話・・・・したと思う。 
面白かった!!『りゃんめんにゅーろん』です。 

 上手く言えませんが この感じが大好きです。普通の人たちの日常 上手くいかない事、ちゃんと出来ない人、その辺の所がとても普通の人を感じます、今回 携帯ゲームと重ねる緊張感、その緊張感を煽るように赤い照明、
 普通の男心 女心の表現が上手いです、大好きな感じです。

 舞台は4畳半 布団とラジカセ、本棚 ちゃぶ台、
始まりは、 流れる歌 “どこまーッでも行こう 走いって行ーこうおう 道は険しくとも口笛を吹きな~が~・・・”暗転・・・

お芝居の物語は進みます・・・・・そして最後の場面

>もう一度一緒に住もう!!と俺が言う。
>女が言う “ムリ 生活が有るから!! もうけえへん 絶対。”

このんな会話・・・・したと思う。   

どおって事は無いんですが 最高に面白かった。

ネタバレBOX

男が一人ちゃぶ台で履歴書を書く 布団にはm一週間後に分かれる コーヒー嫌いな 彼女、特技~??無いわ マラソンって書いとき、誰もその場で走らせ変わ!! おまえ賢いな!! 趣味・・・・ 読書や!!皆そう書くもんや!! 動機・・・人と話すのが好き・・・ほんとは嫌い  陽一 大卒なんや!! 洋子に甘える、 あかん ゴムないで!! 買ってくる、コーヒーで汚れた履歴書も書きなおし、 ゴムと履歴書を買う女。。。うフフフフ  何となく分かります その、どこか 淫靡な・・・ 

 陽一受かったらメール頂戴ね、うち居心地が悪いから、 家出てどこ行くねん、普通に働いている男と暮らす。 終わっている 終わってないしの題名が頭に浮かびます。

 場転 友達が来ている 同級生 うんこのあだ名の同級生 今は携帯ゲーム会社の社長、彼女いるのか、いるよ それ終ってるよ、のりのいい子を紹介するよ、とても明るい、嫌な事ベスト3 自殺経験、いじめ経験 友達が自殺 今私が生きている事!! 神様の賠償金なんや 宝くじが当たった300万 明るいけど暗い、アンバランスな女の子、付き合いだしたと思ってちょっとした頃友達の伸治がやって来た、おれ付き合うことにした、ええーーっ 
 伸治は営業の会社を辞めていた、嫌ってた携帯ゲームをしている 今はうんこの会社で働いている、それで携帯ゲーム うんこ ええ奴やったわ 親身になってくれた。朝子は怪しい宗教をしている その位は良い。 完全に惚れてます。

 一人になる 赤いライトが回る、うわーー くそーー 終わった、
おそらくゲームセット? 請求? ?ゲーム上での事故?

 目が覚めると 洋子がいた、男の家を出た、家にいる時でも鍵かけって言ってたやろ、 まだ働いてるよ、無遅刻無欠勤 危ない時もあったけど ガンバッタ!!こんどマラソン大会有る、借金はゲームに支払いで減って居ない、もうゲームも止める。


>俺が言う。 もう一度一緒に住もう。      
>女が言う “ムリ 生活が有るから。   もうけえへん 絶対。

このんな会話・・・・ したと思う。

歌が流れます。
“どこまーッでも行こう 走いって行ーこおう 道は険しくとも 口笛を吹きな~が~ら・・・”

神様たちのすむところ

神様たちのすむところ

GENKI Produce

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★

Aチーム初日
観てきました!前作のGENKI Produceの作品とは趣が違いました。初日だからか、ちょっともの足りなかったかな…荒チョモの作品は観たことないので、また違う世界に触れられたのは良かったです。今度、Bチームも観るし後半にも観に行く予定なので、公演を重ねての進化に期待します!

ランドリーシンドローム【たくさんのご来場ありがとうございまいした!】

ランドリーシンドローム【たくさんのご来場ありがとうございまいした!】

劇団5454

劇場HOPE(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

ほぉ。
観てきました!
テンポのいい会話と、シーンの交錯する舞台をたっぷり堪能してきました。
プロデュースユニット時代から好きな皆さんなのですが、今回はいつものパフォーマンス性を少し押さえてきた分、会話とキーワードをたっぷり堪能しました。
主演の関幸治さんの演ずる「どーしようもないイケメン男」光介もいい味で、その彼を取り巻く人たちもみんな一癖も二癖もありつつ、すっごく魅力的でした。
次の公演も楽しみにしています。
もちろんの☆5つです。

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル

北京蝶々

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★

想いの込もった言葉の力!
この演者さんはその地方の本当の出身者なのでしょうか⁈
本当の出身者なら面白い企画のお芝居ですね♪

舞台は夕日の射し込む地方の会議室
音楽もなく役者さんはほとんど動かない会話中心のお芝居

なので役者さんの言葉や演技だけで魅せる♪
各地方の言葉で話し色々な意見が交差して自身の地方とダブらせて見入ります!
関西地方は緒方晋さん(The Stone Age)は朴訥とした雰囲気ながら台詞に力がありスパイス効いてます♪

中でも印象的だったのは福島県代表の高橋悠さん!
ご自身が福島県出身なのは詳しくは知りませんが
その演技には福島に対する想いが重ねられた様な言葉と迫真の演技に引き込まれます!

その他の演者さんも力強い演技で各々の地方の現実を語ります
実際そこで住んでみないと分からない事がヒシヒシと伝わってきます

そして自分の出身地についても改めて考えされられる
想いの込もった言葉の力に心が揺さぶられる作品♪

ナイアガラ

ナイアガラ

劇団HOBO

駅前劇場(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★

皆、いい人過ぎる!
優しくて、他人に対する思いやりもあって、働く気もそこそこあるし、なんでこの人たちホームレスしてるんだろ?なんだか日本の社会って変じゃない?って思った。(まともな会社と言われているところで働いてる人間の方がよっぽど変な人が多い。)滝はなかったが見事なセットとベテラン俳優たちのリアルな演技で面白い芝居になった。滝の音ぐらい聞こえてもよかったかも。(あっ、しょぼい滝だったっけ…)

狙い

狙い

関口愛美一人芝居企画

シアターD(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

まさに狙い通り?
脚本が3人の作家によるため「コスプレ」という共通テーマがありながら(なのか?)タイプの異なる5編(オチが利いているもの、連作コント風、じっくり見せるドラマなど)となり、まさに狙い通りか?
もちろんそれぞれのキャラの演じ分けも◎。

ナイアガラ

ナイアガラ

劇団HOBO

駅前劇場(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

新宿
 実在する新宿の中央公園の一角に住むホームレスたちの日常を描いた作品だが、舞台美術、演出、演技、シナリオどれをとっても素晴らしいできであった。演技では、やまさん役の俳優がとぼけた味を出して普段演出ばかりやっているとは思えないほどの演技を見せたし、他の役者陣もそれぞれのキャラが立つような、それでいて自然なレベルの高い演技であった。また、シナリオでは、新宿という街の持つ特性も良く出していた。

ネタバレBOX

 一種の都市伝説である小山からの人声は、誰もいないのに聞こえてくるが、其処は誰も立ち入らぬ方が良い場所でもある。新宿に集まる膨大な「人々の念が凝り集まって聞こえるのだ」という科白からは、ごった煮、東京の当に中心・中核を為す新宿の掃溜めの漏らす寂しい吐息そのものだと言うことができよう。
 更に、細かい点まで行き届いた配慮が素晴らしい。やまさんの小屋を撤去する時、小屋の屋根にはちゃんと落ち葉が積もっているのだ。
 作品のスタンスも良い。たとえ今では野宿者になったとはいえ、それぞれが抱えた事情の中で人間の尊厳を失わず共生している。そのような彼らの生き様をそっと、とても自然に提示しているからである。
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アマヤドリ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

なるほど第0回公演
試行錯誤。

次回に期待したい、
っていきなり書くのは失礼か(笑)。

ネタバレBOX

ひょっとこ乱舞は「笑いを手に入れた」と、前に書いたことがある。
今回のアマヤドリでもその片鱗は見えた。
が、ほとんど笑えなかった。
それはなぜか?
簡単に言えば、タイミングだろう。

笑える台詞を笑えなくしたのは、そういう演出によるタイミング。

ひょっとこ乱舞は、プッシュ型の劇団の印象がある(そういう分類方法があるかどうかは知らないが)。
エネルギーを観客にぶつけてくる。そして、舞台の上でぶつけ合うという印象だ。

相手に対する欲望や感情を台詞や演技に乗せてぶつけてくる。
もちろん、「押す」だけではなく、「引く」という設定と演技もあるが、それは「引く」というよりは、「プル(pull)」なわけで、「押す(push)」を受けていたと思う。

また、過剰なほどの情報が舞台にぶち撒かれるような、観客への強い「PUSH」も特徴のひとつであり、勝手に「ひょっとこフォーメーション」と呼んでいた群舞は、それをさらに補強したり、オーバーヒートしている観客の脳をクールダウンさせたりする役割もあった。

しかし、今回も「押し」と「引き」の関係、「押し合う」関係もあったと思うのだが、以前のような強さは感じられなかった。

それは「シンプル」にしたからではないだろうか。
余計な感情表現をできるだけ削ぎ落としたシンプルさを、意識したのではないかと思うのだ。

冒頭の2人の男の会話を観て、「あれっ、これはダメかも」と思ってしまった。
ひょっとしたら2人の噛み合わせが悪いままOKしてしまったのではないか、あるいは、単に下手になのか、と思ってしまったほどだ。
とても居心地の悪い数十分間が続いた。

しかし、舞台進行するにつれで、これは演出で敢えてこうしているのではないか、と思い出したら、なんとなく視界が少しだけ晴れてきたのだ。構造についても。
噛み合わせではなく下手なのでもなさそうだ。
(冒頭の2人の男の会話は、2人の距離の変化だけはきちんと見せてほしかったと思う)

また、先に書いた「過剰なほどの情報が舞台にぶち撒かれるような、観客への強いPUSH」も、作品の方向性から、できるだけ排除したのだろう。
「説明はしない」ということで。
(「行間」を読ませることで、実は逆に強く「押して」きているのではあるが)
したがって、ひょっとこフォーメーションも、その必要性はあまりなかったわけであり、実際に、いつもの気持ちいいと感じるほどのものはなかった。

作品の構成には、数人が特定の人物を演じたり、重ねたりという、ひょっとこで培ったテクニックが活かされてはいたが、言葉と演技と台詞のシャワーを一気に浴びせてきて、気持ち良くさせる演出を排除して、全体的には「禁欲的」に、「抑えた」作品になっていたのではないだろうか。

それはチャレンジだ。

各場面にはひょっとこ乱舞の「残滓」も残っていたが(いや、まあ当然だけど)、ひょっとこ乱舞という、言わば安定した劇団を脱ぎ捨てて、「意識して」アマヤドリになるためのターニングポイントをつくり、「意識して」超えるべきラインを跨いだということではないだろうか。

安定しつつあった劇団名を変えてまでやりたかたことは、変革、チャレンジではなかったのだろうか。
それが今回、晴れて第一歩を踏み出した(いや、第〇歩か・笑)ということ。
この先に何があるのか知らないけれど、とにかく新たにスタートを切ったということだ。

「第0回公演」とはよくぞ付けたなと思う。
作品を作る前にこうすること(こうなること)はある程度予測の上ではあったかもしれないが、それでも見事に「第0回」であったと思う。

であれば、前回のアマヤドリ名義の公演は、「ひょっとこ乱舞 〜 アマヤドリ」の過渡期にあるから、アマヤドリ名義にはしないほうがよかったと思う。

今回の公演は、ひょっとこ乱舞の公演と比べてしまうと、もの足りないという人は多いだろう。絶対にひょっとこ乱舞の印象をぬぐい去るこはできないからだ。したがって、厳しい評価が下されると思う。一緒に行った者は、「次回もこういう感じならば、もういいや」とまで言っていたし。

そういう評価や感想によって、この先、やっぱり先祖返りをしてしまうのか、あるいはここから先に踏み出していくのか、は見ものである。
ハードルの高さをどこに持っていくのか、ひょっとこフォーメーションを復活させたとしても、それが今回の延長線上にあるのか、そんなところが楽しみになってくる。

もの凄く苦しむのではないかと思う。
苦しんでくれ、と思う。
大爆破したのだから、更地からのスタートなのだ。

この先に進むということに★5つを賭けた感じだ。

結局、好きな劇団なんで、「それにずっと付き合うよ」ということなのだけど。

蛇足になるが、理由はわからないけれど、個人的には、中村早香さん、笠井里美さんの出演はなく、飛車角落ちなような状況は非常に残念ではあるが、彼女たちが会得し、振りまいていた、ひょっとこ臭のようなものを、新たなチャレンジである第0回で封印した、というのは深読みしすぎか。
だけど、この2人を、この舞台で観たかったと思ったのだけど。

役者では、リコ役の根岸絵美さんが、この作品の良さを体現していたように思う。もともと持っていた素地が活かされたのかもしれない。
ホタル【満員御礼!】

ホタル【満員御礼!】

劇団ゴールデンタイム!

東京アポロシアター(東京都)

2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度

初見
話の筋は良かったけどもっと起伏が欲しかった。
話を練れているので会話をもっと練ることが出来たのではないだろうか。
全編通して台詞のチョイスが悪くテンポが崩れていて非常にもったいない。

ネタバレBOX

ラストの急展開はミスリードが目的になっていてついていくのがやっと。
最終的に奇跡が起きたのはわかるけども、起きた理由がわからない。
旦那となつきが同じ人の理由もわからなかった。
「ホタル」というタイトルをつけているのだから、ホタルをもっと絡めてよかったのでは?

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