最新の観てきた!クチコミ一覧

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Kの称号【ご来場ありがとうございました!!】

Kの称号【ご来場ありがとうございました!!】

水槽ラドン

東京アポロシアター(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

いきなり
あることが分かってしまいました。

ネタバレBOX

パジャマ姿の女性を囲む五人の男女…、スタートした瞬間に多重人格物と分かってしまいました。

そもそも解離性同一性障害に懐疑的なので、もうがっかり。そして、各人格が勝手に殺し合ったり、果ては圭が自殺することで霜月キリエが生き残るなんて、何て安直な方法なのかと思いました。

ラストで医者が病室に入ってきて、「昨日は混乱していましたね、真王子圭さん。」と言っていましたが、彼女の表面に出ている人格は分からないのではないでしょうか。誰なのか確認するような語りかけをしても良かったのではないかと思いました。
Kの称号【ご来場ありがとうございました!!】

Kの称号【ご来場ありがとうございました!!】

水槽ラドン

東京アポロシアター(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★

壮大な密室捜索劇・・・・
うーん見せ方が今ひとつだった気がする

登場人物群の癖のあるキャラふりは良いにしても、
話の展開が何かもったいない感じでした。

なんかコウ平たい感じを受けました
上演時間80分

ネタバレBOX

主人格の交代=脳内(精神)部屋での話でした

誰が現実世界に出るか=アパートの外へと・・・・
で今後の恒久的な主人公の人格決定の勝者が、
「Kの称号」を渡されると。

SFショートショートでしたね
通路まで席が埋まった満席状態でしたが、
今ふたつに感じてしいました。

基本人格はパジャマの学生さんですが、
(審査決定もした黒幕さん)
他の人格たちもどのくらいからいるのか?
とか、いつごろ出てきたとか?
いろいろ説明を考えていないような感じを受けましたな。
説得力に乏しいというか、なんか残念。

舞台は中央に机と椅子、
机の上には「K」と表記のあるトロフィーがあり。
周囲の壁には「K」の頭文字を持つものの額が飾ってあるのだが、
あぁ使いそうなナイフは実物使いやすそうなとこに飾ってあって、
やっぱり使ったし・・・。
ひねりをもっと効かせるべきだったなーとつくづく思った。
法王庁の避妊法 [公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました!]

法王庁の避妊法 [公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました!]

劇団☆東京SaVannaT’s

アドリブ小劇場(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

初日観劇
面白かったー

時代考証考えた台詞や衣装頑張っていました

小道具とかの使い方や配置は良いのに、
舞台セットがいまひとつだったような感じ受けました。

なかなか日本人では表立って話さない内容の話を、
上手に見せてくれていました(^^)。

ネタバレBOX

女性の排卵周期からの妊娠・避妊をコントロールできる、
名前は一度は聞いたことあるでしょう、という。
「オギノ式」の発見の話でした。

実話を上手に演じていて、飽きることの無い話の進め方でした。

しかし荻野夫婦の夜の営み暴露論文ともいえるのに、
当時の女性の地位向上・権利の保護の為に
発表するDrの志に感動できました。

役者さん頑張っていましたねー(^^)
当時のウーマンリブの代表をしていた看護婦さんがカッコよかった。
着物姿の荻野Drの奥様の嫁・姑戦争や、
リアルな当時の女性の位置(跡継ぎを世に出すための道具扱い)が、
台詞ながらも過酷だったんだなぁと感じさせられました。
ラ・カヌビエール~奇跡のディナー

ラ・カヌビエール~奇跡のディナー

演劇プロジェクト・Decca(デッカ)

シアターサンモール(東京都)

2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

上手に固定された厨房のセットを使っていました
料理対決がメインかなーと思っていたら、
人とのつながりを重視した内容になっていました。
でも状況説明がギリギリのバランスでなんとかもってる様な、
危うさを感じました。
楽しめましたけどねー(^^)

ネタバレBOX

料理は実際に実物切らずに、
リズム対決とするのは面白い演出でした。

ただ、過去と現代が錯綜する話のつなげ方は、
理解すると面白いが、わかんないとつまらない。

わかってやっている演出が危うい感じでした。

同じ厨房での3代にわたるシェフの交代劇というと判り易いですねー

若いときと年齢重ねた時のギャップを表現した、
「残念」のキーワードがツボにハマって笑えました(^^)。
うつくしい革命

うつくしい革命

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

フルタ丸の進路
結成10年となるフルタ丸が、「ちゃんちゃらおかしい」(当日パンフより)という
理想と現実の狭間で
「演じる」こと、それを「仕事」にすること、それで「生活」することを問いかける。
その上で「当然やるっきゃないでしょ」という決意が示されている。
前半の抑圧された描写の緊張感と、後半真実が明らかになってからのギャップが鮮やか。

ネタバレBOX

元遊園地だったところにある郊外のタウン。
ここには「二度と演じません」という約束と引き換えに
生活を保障された元役者たちが暮らしている。
そこへマツナカ(真帆)というひとりの元役者がやって来た。
彼女は監視員から、演じることや戯曲の朗読、モノマネ等も禁止されていて
禁を破れば銃殺も覚悟しなければならないこと等の説明を受ける。

舞台上手の一段高いところに彼女の部屋は用意され、
その部屋から広場を見下ろすことができるようになっている。
部屋には最初からオペラグラスが置かれていて
マツナカは自然にそれで広場を見下ろすようになる。

やがてこの安定した暮らしを維持しつつ、ここで演じることができるよう
革命を起こそうという密かな動きが現われた。
誘われたマツナカは頑なに拒否するが、やがてあることに気づく──。

“役者で食ってく”事の厳しさから、次第に疲弊して行く残念な現実。
作者はこの根本的な“職業的困難”を憂いつつ
じゃあ、辞めれば楽になるのか、楽になれば幸せなのかと突き付けて来る。
その姿勢に悲壮感はなく、むしろ笑い飛ばしているところが心地よい。
しかもラストはマツナカの選択にウルッと来てしまった。

住民たちの「舞台組」と「映像組」の対立や、内通者の存在などがリアルで
前半は銃の「パン!」という音も緊張感を呼ぶ。
エピソード毎の暗転が頻繁で、少し流れが途切れがちな印象だったが
後半、真実が明らかになってからは勢いがついて気にならなくなった。
勢い余って若干持って行き方に無理も感じられたが
マツナカを現世(?)へ戻す為の「強力なワークショップ」だと思えばいいか。
ならば尚更、マツナカが演じることをあきらめて来た理由づけが弱いのが残念。
ただ所属劇団が潰れたというだけでなく何か強い理由があれば
再びそこへ戻る覚悟が感じられるような気がした。

役者陣が個性的なキャラクターを生き生きと演じていて、
演じることの根源的な意味を考えさせる。
母親を演じ、キャリアウーマンを演じ、強い男を演じ、悪女を演じる・・・。
そもそも人は、どこからが素でどこからが演技なのか曖昧なものだ。

マツナカが食らったビンタの「びたん!」という快音が忘れられない。
あれは“現実”の音だ。
フルタ丸は“現実”を少し距離を置いて眺めながら、
真面目に自分の進路を進んでいて、その青臭いまでのみずみずしさが魅力だ。
フルタさん、うつくしい革命はその航路の彼方にあるんですね。
背水の孤島

背水の孤島

TRASHMASTERS

本多劇場(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

また見たい
 核武装もそれに必要なプルトニウム生産に役立つ原発も、言ってみれば、不信感と不信感に基づく恐怖が支えているのだろう。その不信感を信頼への希望に変えることによって終わらせているシナリオの詐術が素晴らしい。3時間15分の長丁場で休憩なしだが、パート1~パート3まで、全然、飽きさせず、ぐいぐい引っ張ってゆく力は流石である。金銭的余裕さえあれば、ぜひともリピートして見たい舞台であった。

うつくしい革命

うつくしい革命

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

役者の業
 業界人向けか。日本の演劇人の多くが、我が事として見れるような内容である。小劇場演劇に携わる殆どの演劇人が、演劇では食えない。これは現前たる事実である。而も、ぽっと出の何の取柄も無いような連中が、アイドル扱いされて事務所のプッシュだけで大金を稼ぎ、すぐ飽きて捨てられる、スターシステムも間近にある。夢と現実の狭間で、演劇を諦める者も多くいる。業界人なら誰でも知っていることであろう。
 そんな背景があるから、この物語は、変にカッコイイ。革命の仕方がクールなのである。演出レベルのちぐはぐがあったが、まあ、許容範囲である。何より、役者のみならず、表現する者の業を描いたのだから。

ラ・カヌビエール~奇跡のディナー

ラ・カヌビエール~奇跡のディナー

演劇プロジェクト・Decca(デッカ)

シアターサンモール(東京都)

2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

大人の芝居
 セットを上手に利用し内容的にも深みのある舞台であった。多用されたギャグは洗練されないもので自分の好みではなかったが。ジャズ楽団が、ちゃんとした楽器で演奏しなかったのは、調理器具との合奏をするために敢えてやっていたのかもしれないが、音的には、もう少しまともな音を出してほしかった。フルートは最初、まともな物を使っていたのだから、タンギングまでやれとは言わないものの、もう少し正確な音を出してほしかった。ピアニカも、リズム、メロディーとも及第点ではない。役者陣の演技については、それぞれ、中々きちっとした仕事をしていたと思う。

ラ・カヌビエール~奇跡のディナー

ラ・カヌビエール~奇跡のディナー

演劇プロジェクト・Decca(デッカ)

シアターサンモール(東京都)

2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

長く感じた。
全体的に私にはしつこい部分が多く、時間が長く感じました。


また出演人数が多い事や舞台を全て使っていることから、シアターサンモールのような段差のない席がある会場には不向きかな~と思いました。
段差のない席で端のほうに座っていたので見づらかったです。

ネタバレBOX

どこまでを現実世界の舞台裏を描くかの問題だとは思うが、厨房という場にしてはダンスなどのパフォーマンスを除いて、
①ジャンプをする ②調理台を叩きまくる ③走り回る ④外部の人間が簡単に入ってくる 
などこんなのアリか?とツッコミたくなる部分があった。

さらに、過去シーンの1つ1つに時間を割きすぎて、口説いと感じた。
もっとテンポ良くし、大きな変化が訪れる部分を強調しても良かった。

コントのような部分は面白いが同じネタで笑わせようとし過ぎ。
役者同士で遊び過ぎ。

以上のようなこと以外では、オーナーシェフと小西のギャンブル癖が同じだったり、そっくりにしてもまったく同じというのはいささか変ではないか。
私の理解力が足りなかったのか、小西は何故ギャンブルをしているのかわからなかった。

料理器具で音楽を奏でるシーンは途中と最後の2つ登場したが、途中は不協和音だった。
最後は良かった。
【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

pit北/区域(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了

満足度★★

ごめんなさい
厳しい評価かもしれません。
私の感性が追いつかなかったのだと思います。
最後まで何が言いたいのか掴めなかったし、面白さがわかりませんでした。

私には全体の印象として、長いセリフを一生懸命唱える役者さん、そして難しい言葉で観覧者に混乱を招いているようしかに思えませんした。

きっと伝えたいことがあるはずなのに
私の勉強不足で申し訳ないです。

ネタバレBOX

言葉が頭に入ってこないものだから、ただただ煩いと思いました。憤りを感じた轟先生が怒鳴るのは納得出来ますが、それ以外の人物が声をはる必要性は感じれませんでした。あの狭い空間でキャストの皆様が全体的に声が大きくて耳をふさぎたくなるほどでした。

私が一番印象に残ったのは、
「クマとかヒツジとかね」という
動物園への言葉です。

“たたかえ”ということがこの劇の主題だとしても、登場人物は誰もたたかっていないじゃないか、と突っ込みたくなります。

校長やアタルののぞき、シュンの痴漢にしろ、たたかっていると言いながら、実際は罪を言い訳しないだけ。特別こだわりがあるわけでもなけろば、誰かをかばうわけでもない。
人間の本能だ、というならば浅はか過ぎる。口で言い争おうとしたくせに、
論が荒すぎはしないだろうか。


今回は初見ですので、次公演の
桃太郎に期待しています。
浮遊

浮遊

monophonic orchestra

新宿眼科画廊(東京都)

2012/08/24 (金) ~ 2012/08/25 (土)公演終了

満足度★★★★

設計図から立体へ
リーディング版が「三面図に透視図法を加えた設計図面」的なものだったのに対してこちらはそれの完成品(=立体)といったオモムキ。
内容がわかっているだけに各人の演技に集中もでき、より深く作品世界を味わう。

ロボット

ロボット

演劇集団リレーションシップ

APOCシアター(東京都)

2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

なかなかなか
APOCシアターでこのクオリティーを出すのは難しかったのではないでしょうか?演出も役者も戯曲に対して真摯に向かっていて素晴らしかったと思います。

ネタバレBOX

イントレをあーゆーふーに使って、客からあれだけ近いのに臨場感たっぷりでした。
サマータイム

サマータイム

中立地帯

d-倉庫(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

輝きを秘める原石
経験浅い学生が中心のキャスト。夏休みが終わる寂寥を夏の陽気で吹き飛ばす。前途が未知数の楽しさがある。

富裕

富裕

monophonic orchestra

新宿眼科画廊(東京都)

2012/08/10 (金) ~ 2012/08/15 (水)公演終了

満足度★★★★

「僕の兄の幸福な結婚」
以前一人語り版を観たが今回は二人版。
会話シーンはもちろんのこと、台詞と地の分を振り分けたり、さらには一人語りの一部分をユニゾンにするなど、まさに独奏曲を二重奏に編曲したようで面白い。

7年後のYELL

7年後のYELL

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2012/09/01 (土) ~ 2012/09/01 (土)公演終了

満足度★★★

ダンス+映像
もっとコンパクトにした方が前半・後半の対比がはっきりしたと思う。とはいえ、このシリーズは粗削りこそが楽しいので、今後も自分がやりたいようにやって欲しい。

音楽朗読劇「薔薇は生きてる」

音楽朗読劇「薔薇は生きてる」

Aux-Sables

東京文化会館 小ホール(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/08/30 (木)公演終了

満足度★★★★

島田歌穂さんは凄いなあ
平日公演なのに、約650席がほぼ満席。
公演が始まってからすぐに、物語の世界へ惹き込まれた。
上演時間約100分。

ネタバレBOX

山川彌千枝さんが元気であった8歳から結核で亡くなる16歳までを
朗読&歌で綴った物語。
公演の原作である「薔薇は生きてる」は彌千枝さんの母親が彌千枝さんの生前の日記、短歌、散文を遺稿集としてまとめたもの。

島田歌穂さんの公演は初めてであったが、とにかく歌が上手い!
結構広い会場なのに、1人で行う朗読なのに(ピアノ、バイオリンの生演奏はあったが)、惹きつける力が凄い!
あっという間で60分~70分の公演に思えたが、実際は約100分で
びっくりした。
これはきっと再演?すると思うので、もししたらオススメしたいなあ。

サロメ

サロメ

芸術集団れんこんきすた

テアトロ ド ソーニョ(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/10 (日)公演終了

これまで
れんこんきすたの世界には、愛か憎しみ、愛と憎しみしかない。

舞台芸術の王道をゆく、あくまで『お芝居』でしかない。
奇を衒った演出はしない、斬新さは無い。
大衆に媚びない、間口が狭い。
空間の構築に十分な時間をかける、冗長で忍耐が必要になる。
勧善懲悪や説教臭さは無い、得られる教訓は大して無い。

お約束の大団円的エンドなぞ無く、全てが壊れようが消えようが、物語としてあるべき結末を迎える。
それが容赦の無い潔さと映るか後味の悪さとして残るかは観る人間によって感想は割れるだろう。
良くも悪くも安易に観れる劇団ではない。

ネタバレBOX

私はタナトスバージョンを観たが、サロメのみに止まらずあらゆる登場人物の業の深い関係が綿密に描かれていた。
あらゆる堕落の何からも目を反らさず、浅い美化も救済も無い。
実際は小劇場の小さな演舞台だ。だかそこに落胆するほどの腐敗と混沌が広がっていた。

が、長い。
正直飽きた。結末が衆人知るところの古典であればなおのこと。
私の感性と合わなかったと言えばそれまでだが、終始粘着質な愛憎ばかりで息苦しく、とても『観劇を楽しむ』ものではなかった。
そして役者の語りは総じてれんこんお得意の、フォルテ→ピアノ→クレシェンド→フォルテ→ピアノ→クレシェンド→フォルテ……、のくり返し。
素材が『サロメ』で主題が『官能』なのだから延々と執着ばかりなのはむしろ当然なのだろうが、砂糖もミルクもシナモンも無いエスプレッソをひたすら何杯も飲まされるようでげんなりだ。

そしてヨカナーンがあまりにも浮いていた。
まずもって神の預言者たる迫力に今一つ欠ける。洗礼者ヨハネ≠ヨカナーンではあるが、もっと禁欲的な壮絶さがあってよかったのではなか?
サロメを拒否する姿も高潔さというより単なる頑固さに見えてしまう。
王という世俗の首領に捕らわれている時点で預言者が卑近になってしまうのは仕方ないことなのかもしれないが。
いっそ預言者を登場させず人間のみを描いておれば、ヨカナーンの冷厳な純潔と王宮の罪科に塗れた愛憎が映えたかもしれない。

容赦も譲歩も婉曲表現もしない気迫は十二分に伝わった。
歴史的背景など大量の資料と考証の上に造られているのも窺える。
あと求めるとしたら大胆な減算とパフェにおけるミントのような存在か。
Weekly1【ダメ出し】

Weekly1【ダメ出し】

アヴァンセ プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2012/08/29 (水) ~ 2012/09/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

期待を裏切るほのぼのストーリー
これまでに見た坂上作品は暴力的だったり、下ねたが多かったり、本当に酒をガブ飲みしてたり、猟奇的だったりしたので、今回も…と思いきや、見事に期待を裏切られました。坂上作品を見て、あたたかい気持ちで劇場をあとにするなんて…。学校の道徳の時間の教材としても使えそうな教育的に正しいお芝居。

ネタバレBOX

読モの顔黒ギャルに中年俳優がこてんぱんにやられる不条理な話かと思ったら、ギャルが改心するという極めて常識的な線でエンディングを迎えたので、肩すかしと言えば肩すかしなんだけど…。あの後、私も一緒に飲みに行きたいと思いました。
【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

pit北/区域(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了

満足度★★★★

たたかいの中で
あ~、おバカなお話し?・・・いゃ、何かあるみたい・・・え~っ!!
とてつも無く大きな話し・・・やっぱ、おバカかな⁈ まぁ、面白いです。

うつくしい革命

うつくしい革命

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

うつくしい
本当に面白かったです‼
演劇に関わる人間として、痛いところ突かれたなという気分でもありました。でも、見終えた後の軽やかさ、半端無かったです。こんな素敵な舞台に出会えて良かったです。

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