最新の観てきた!クチコミ一覧

125841-125860件 / 189887件中
【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

pit北/区域(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了

満足度★★★

視線!
誰もが通過する成長のポイントとして捉えながら観劇。自分の本心をストレートに受け止めると凄いことになりそうだ。
視線の先にあるものは光りか闇か!

キョウトノマトペ/Kyotonomatopee

キョウトノマトペ/Kyotonomatopee

青年団国際演劇交流プロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

ユニークでした
パフォーマンスは、あまり好みではないのですが、<フランス><日本>2バージョンあることに、興味が湧いて、観賞して良かったです。
素晴しい発声法で、大きさだけでなく、声の高低・表情と響き方が、とても良かったです。演者の表情も動作も魅力的でした。

ネタバレBOX

物語と言うより、単語や挨拶、擬声語で紡がれるので、考えず、感覚で味わった方が、楽しめると思います。

作・演出・出演のコロンさんは、音声学者さんで、特にオノマトペ(フランス語で擬声語)の研究をされているそうです。
日本語のオノマトベの多さは、世界の中でも、トップクラスとの事に、驚きつつ興味深かったです。

同じ本なのに、イメージは全然違うので、両方観て、良かったです。
<フランス>版の衣装やライトの華やかさは、おフランスの香り!で、印象的でした。
背水の孤島

背水の孤島

TRASHMASTERS

本多劇場(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

背水の孤島
面白い。パンフがしっかり作られていて4000円はお得感あり。

ネタバレBOX

序章っぽいのと、前半と後半で200分。
前半…震災後の親戚の小屋に肩身狭く仮住まいする片岡家を中心に描く。
後半…片岡家に取材に入った甲本(星野卓誠)は、その後、小田切議員(カゴシマジロー)のツテで入った警備会社で働く。前半で受験生だった太陽(ひわだこういち)は小田切の秘書になり、太陽の姉・夕(林田麻里)は被曝者を救うための研究を重ねていた。ボランティアに入っていた安藤(木下智恵)は、被曝のことを隠して甲本の部下として働いていて、やはり被曝した野崎(龍坐)は、取材班・貝原(吹上タツヒロ)の被曝者の会の一員になっていた。

前半と後半の時間差で話の深さがグっと増す。とはいえ時間がたっても非常事態という状況は、形を変えて継続し、人を苦しめているのか。その変わっているトコと変わっていないところの視点が面白かった。

舞台美術もいい。「背水の孤島」ってタイトルもいい。
新生 ROCK MUSICAL BLEACH REprise

新生 ROCK MUSICAL BLEACH REprise

ネルケプランニング

ステラボール(Stellar Ball)(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日!観てきました!!
お芝居は深く,
ショーはキラキラしていました。
また見に行きたいです。

圧倒的に女性客なんですが、本当は少年たちに見てもらいたい舞台です。


中身とは関係ないのですが、空調がききすぎてますので、冷房に弱い方はそれなりに準備をされていくことをお勧めします。
私はサイド席で直に風が当たってものすごく冷えてしまいました。

ネタバレBOX

木戸君の変わりの河原田君一生懸命やってて胸が熱くなりました。

ふくすけ

ふくすけ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/08/01 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

大満足
ラッキーにも前から3列目で観ることができたので、圧倒的な迫力にしびれました。
(ミスミ役の松尾さんに「ここらへんのお客さんはチケット取るので精一杯だから」 とおねだりを免除されました。)

奇形とか売春とかエセ教祖とか、普通に生活している中ではあまり見たくないようなところに鮮やかに光を当てて、派手でキッチュで、私的には楽しいお芝居でした。
前作を知る人から「コクーンで毒が抜けた」という感想を聞いたのですが、私的にはこれでよかったと思います。
これ以上、毒が強くなったら笑えなかったと思うので。
(そもそも笑う芝居じゃないって話もありますが)

多部ちゃんがとにかく可愛い。大竹しのぶさんも魅力的。
阿部さんも古田さんも大好きなのですが、他の役者さんも素敵で、豪華なお芝居に大満足。

前作見てない強みでしょうか。


古田さんのラストのシーンは、むちゃくちゃカッコよくて鳥肌ものでした。
終わってもしばらく 「歓喜の歌」が頭をグルグルしていました。

ネタバレBOX

第二幕の開始前に、コクーンの制服を着た男性が「携帯電話のアラームや音の出る電子機器うんぬん、前のめりのご観劇は後ろのお客様のご迷惑うんぬん」の注意をしていたのですが、いつものヤツだと思って下向いてチラシ読んでいたんですよ。そしたら、その男性が「それでは第二幕開演いたします」と言ってそのまま舞台に上がったのです。
役者だったんだー!!団長役の町田水城さん??
ちゃんと見ておけばよかった。

SUMMERTIME

SUMMERTIME

TOKYO PLAYERS COLLECTION

LIFT(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

川遊び
しっとり面白い。

ネタバレBOX

小五のようこ(李そじん)…学校に馴染めず、四国の親戚宅に。あいと友達になる。
中一のあい(相良樹)…両親の離婚で東京から四国へ。サバサバしてる。ショート先輩をフッたことで中学を孤独に過ごすハメに。
二十代半ばの陽子(松本みゆき)…職場の人間関係や恋人のことで悩む。
二十代後半の愛(冬月ちき)…結婚を控える。

一度しか会っていない「はとこ」って関係と、ひと夏の思い出と、弱弱しくて寂しい心を絡めた良作品。かき氷とか、花火とか、雨乞いとか、かわいいアクセントのついたなんとなく寂しい作品。
背水の孤島

背水の孤島

TRASHMASTERS

本多劇場(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

力作!凄い作品だ!!
テレビ放映はちょっと難しい、劇場でしか観れない凄い作品だと思う。
上演時間3時間20分(休憩なし)。
全く長く感じなかった、むしろ集中力が切れないため休憩なくて良かったと思えたくらい。観て良かった!

ネタバレBOX

震災や原発をテーマにしているが、
綺麗ごとでは無い裏側をスコープに物語化してしている。(追記予定)
「プロローグ」、「蠅」、「背水の孤島」の3構成。

作・演出の中津留章仁さんの名前を覚えた!
役者陣に少しバラツキがあったように思えた。
常夏の星

常夏の星

とくお組

駅前劇場(東京都)

2012/08/22 (水) ~ 2012/08/30 (木)公演終了

満足度★★★★

面白かった
潜水艦に車が突っ込むとか、潜水艦から海底都市にチューブがつながってるとか、ありえないんだけれど「面白いからよし」です。
みなさんおっしゃってますが、セットすごいですね。あれがチャチかったら、ひょっとしたらそんなに楽しめなかったかしれません。嘘っぽくて。
嘘でも楽しいドラ○○○みたいでした。
加藤啓さんの先生と地底人がアヤシくてよかったです。

ネタバレBOX

10年前には放射能汚染ネタはなかったんでしょうね。
「脱原発!」「クリーンエネルギー万歳」といいながら、
「お前ら乗ってきたの原子力潜水艦じゃないかー!」
ってとこ、個人的に大受けでした。

『まちづくりproject』8・9月

『まちづくりproject』8・9月

THE TRICKTOPS

ワーサルシアター(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題458(12-201)
19:00の回(薄曇り)。18:30受付開場。舞台正面上、6つの提灯(2種)が祭りらしさを現しています。箱がふたつ、中央のひとつには古い型のラジカセ、水筒。上手にはすのこベンチ。19:00Keioの「砂土」さんが諸注意、今回...ホラー場面があるそうで..弱い方は...。7月に続いての観劇。商店街のひとびとの心を描いたおはなし4つ。20:59終演。10月、またこの商店街に来てみようと思うのでした。

ネタバレBOX

商店街を歩くといろいろなお店、お客さん、散歩する人、仕事に出かける人/帰ってくる人、怒っている人、哀しんでいる人...。そんなひとたち(人生)にちょっと光をあててみたようなお話が4つ。最後は祭りパワー全開のぶつかりあい。役者さんの巧さもあり楽しい2時間でした。

肝試しの仕掛けに少しビビる。
世界の果て

世界の果て

unks

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/08/28 (火) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議な時間をいただきました
プロジェクターと蛍光灯を使った光と影の演出が素敵でした。
役者がほとんど影で覆われる場面もありましたが、そんなときでも鮮やかでした。
私は偶然、普段ならあまり選ばない入り口近くの角の席に座ったのですが、そこがちょうどプロジェクターの裏で、映像も役者もとても見やすかったです。

役者の皆さんの動きや表情が、よく作られていて、不思議な世界を「体感」できました。

原作は未読なのですが、このお芝居を見終わった後は、安部公房をはじめて読んだときに近い感じを受けました。

上田桃子さんの無表情が魅力的でした。

ネタバレBOX

原作を読んでいないので、話の主題を誤解しているかもしれないのですが、捨てようとして捨てられずに自転車のカゴにのせてグルグル彷徨う、その死んだ犬というのが自分にとっては何なのかを考えさせられました。
罪深い過去だったり、人に話せない恥だったり、面倒くさいしがらみだったり。
結局は、捨てられないのかなーとか。
ランドリーシンドローム【たくさんのご来場ありがとうございまいした!】

ランドリーシンドローム【たくさんのご来場ありがとうございまいした!】

劇団5454

劇場HOPE(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

さかさまの空
喧嘩をしている当事者にとっては言葉の持つ意味は違うのだろうけど、それを観ている者には、他人事とは言え、言い過ぎじゃないのとか、火病でしょう、きっと、とかとか、特に日常生活の中でおきる喧嘩は、自分に置き換えられて、ついつい感情移入。

カモミール{鎮静効果があります}&レモンバーベナ
]http://ecx.images-amazon.com/images/I/31dJf4wRAgL._SL500_.jpg

子供のころ垣間見た両親の喧嘩は辛いもんです。だって二人とも好きなんだから、離婚なんてなったら・・・悲しい気持ちでした。でもそのころ気がつかなかったパスワードがあったんだね。たぶん。

パスワードは舞台にあります。



ここまでがユートピア×トラックメロウ

ここまでがユートピア×トラックメロウ

劇団あおきりみかん×オイスターズ

座・高円寺1(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/06 (月)公演終了

満足度★★★★

オイスターズ「トラックメロウ」観ました
 座・高円寺でオリジナルを観て、その約三週間後に長久手文化の家で、「大」(20人近い一般参加者出演)+「続」(20分ほどの短編)を観ました。
  「大」で舞台上のイメージが耕された後の「続」は、こじんまりと個人スケールにまとまって、やや物足りない感。
 「大トラックメロウ」は、人数といううむを言わさぬ質量の力が声、視線、気配や空間を増幅したり埋め尽くしたり。つくづく舞台は、生の材料でできているものだなあ。
 しかし相変わらず、登場人物の会話がかみ合わないまま一致団結して、結局なにも物語が進んでないなあ(笑)
 あとで考えてみたら、「大」にはベケット・ゴドーを待ちながら、「続」には岸田國士・紙風船のイメージが重なって見えてきました。平塚作品と古典との意外な接点(ゴドーは読んでないらしいけど)。

Watson

Watson

演劇人*ゆーぎりす

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

凝ったサスペンス
謎解きサスペンス系として凝って創られているのはひしひしと伝わってきたが、熟知している作家と違いボケッと観ている身には細部まで伝わりきれないのが惜しい、的な。(台本を買わせる策略なら大成功!(笑))
あと、キャスティングならびに使用する銃の選択も的確で感心。
がしかし、欲を言えば「あのお馴染みの台詞」が1回でイイから聞きたかった…。

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル

北京蝶々

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了

満足度★★★

会議メンバーのごとく(笑)
郷土愛を感じれる物語。
テーマがテーマだけに、所々思わず熱くなってしまった(笑)。
面白いと思う。
上演時間75分。

ネタバレBOX

日本を「道」と「州」に分ける「道州制基本法」をめぐり、 国民の意見が推進派と反対派の真っ二つに割れている 近未来の日本。
道州制のメリットを若者にアピールする為、 推進派は「道州フェス」を企画し、 各地から実行委員を選抜する。
その実行委員による「道州フェス」の内容を巡る、会議(会話)劇。

構成は「12人の怒れる男たち」に、ちょっと似ている感じがしたかな。

実行委員の中には使命感を感じているものばかりでなく、、
「早く会議を終わらせて帰りたい、自分の仕事や生活を優先したい」
という面々も。
一方、「もっと話しましょう、納得がいかない」と熱くなる実行委員も。

何が正しいか分からない答えを見つける過程が、
紆余曲折しながら描かれていた。
組織の会議であれば、役職上位が決定権を持つが、
フラットな者同士だと”会議参加者の納得”という曖昧なものとなり、
迷走しやすくなる。
郷土の問題となれば、いっそう拍車がかかる(笑)。

演出では、蝉の鳴き声(小さい音声で)や夏の日差しを感じる照明の使い方が、お盆時期の会議設定に合っていた。

役者陣は、皆さん好演していた。
南東北代表(福島出身)の役者さんが特に印象的であった。
「女性ならではの感情表現だけではなく、自分が悔しい思いをしたことに対して他の人に同様の想いをさせたくない」という強い感情がダイレクトに伝わってきた。

近未来の日本、あながち無い話とも言えないなあと思いながら観劇したが、
神奈川代表として、郷土弁当にはシュウマイは入れて欲しいところ(笑)。

ブルッシャー

ブルッシャー

激団リジョロ

Geki地下Liberty(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了

満足度★★★★

哀しい話だなぁ
大阪市内の公園で暮らすホームレスたちと退去させようとする市職員の「攻防」。
両者それぞれに理と非があり互いに譲らないために(仲介しようとする者がいにもかかわらず)事態が悪化するのが哀しい。
また、現状に甘えてそこから脱しようとしないホームレスたちに自分を見るような気がしたりも…(爆)

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

pit北/区域(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

やってくれました!
これまでの概念を覆す問題作、ホンマかいな。

ネタバレBOX

性犯罪者も開き直って屁理屈こねりゃあ粋な人に見えてきて、真っ正直に生きている人は人生の酸いも甘いも知らない野暮ったい人種に見えてくる、というお話。

純愛がダサく、変態が、戦後押し付けられた戦わないで解決を図るのが良いとされる道徳に対抗する主義主張かと思えるくらい、格好良く思えてきました。

思春期ゆえの過ち、林間学校でどのような暴行事件が発生したのかなと思っていると、えっ、女子トイレの覗き!ってことで肩すかし。しかし、単純な覗きかと思えた事件は藪の中のような奥深さがあり、真っ正直な人にとっては性犯罪に見え、告げ口することが正当化されるのでしょうが、覗き覗かれるという静かな行為は好いた者同士にとっては耽美譚であり、心の中は燃え上がっています。そこが分からないのは粋じゃない、変態万歳です。

校長は今回も校長でヘタウマ、愛人の女先生の性行為を徹底的に覗きまくるド変態男でした。

警察に訴えた愛人の夫の男先生が、男と女を知らない野暮な男に見えてくるのはさすがです。でも、変態でしょ!の一言で一瞬我に返りそうにもなりますが、痴漢王子の格好良さなどもあり、また変態万歳の流れに乗っかります。

ラストの、ある女子生徒に彼氏ができて、別の男子生徒にいつまでも友だちでいようという純愛路線にありがちな言動が、本当にダサく見えました。

そして、この男子生徒もまた一人、粋な道に進んで行くのでありましょう。変態万歳!
ROUGEのマリッジ・ブルー

ROUGEのマリッジ・ブルー

遊々団ブランシャ☆ルージュ

SPACE107(東京都)

2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

エロかわレビュー
個人的には、テーマがあり、ミュージカル仕立ての一幕目が好き。

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

pit北/区域(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

面白い!
なんてお馬鹿な話なんだろうと思ってもしまうけど,どんな場合でも格好をつける生き方を貫かなくてはならないことには共感です。題材がディープですが,これは特別航海とはいえ海賊ハイジャックには期待しているところ,もっとディープでも差し支えはありません。今回は特別公演だからでしょう,劇団員の役者さんが少なくちょっと残念(受付とかで活躍してましたね)でしたが,次回公演では楽しみにしています。後説であった物販のDVDを買おうかと思っていたが,売り場に気づかず外に出てしまい,これもちょっと心残り,これも次回の楽しみにしましょう。

Very Story,Very Hungry

Very Story,Very Hungry

バストリオ

BankART Studio NYK(神奈川県)

2012/08/29 (水) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な存在感
ドン・キホーテのキャラクターが登場する寓話的世界から終盤で次第に現実へ移行していく物語で、良く分からない部分が多く、カタルシスもないのに何か惹かれる魅力がありました。

物語とは関係ない動きや、ずっと静止したままといった独特の身体表現が特徴的で、リアリズムではない演技が不思議な雰囲気を醸し出していました。シーン毎の関連性があまりなく、断片的な印象がありつつも、最後のリアリティのある行為によって、うっすらと全体の繋がりが感じられる展開が興味深かったです。ところどころにチェーホフ作品を思わせる台詞がありました。絶滅動物についてのエピソードが印象に残りました。
ほぼ全員で踊るダンスシーンが2回あり、そのシーン以外では役者それぞれの身体性が出ていたのに、ダンスシーンで急に統一性のあるものを表現しようとしているように見えて、違和感を覚えました。

美術や衣装、映像、舞台上での役者達の立ち位置の配置等、ヴィンテージ感のあるビジュアル表現が格好良かったり可愛いかったりとお洒落な感じがあって素敵でした。音楽も洗練されていて良かったです。
水が重要なモチーフとなっていて、ビニールプール、飲み水、水槽等の使い方が良かったです。元倉庫だった会場で残響がかなりあり、幻想的な雰囲気がありました。

会場の構造上とても蒸し暑く、対策としてうちわを配布し上演中に飲み物を飲むのも可としていましたが、作品に集中出来ない環境だったのが残念でした。

誰かが誰かを愛してる

誰かが誰かを愛してる

アトリエ凹アルコーブ

Studio Do Deux Do(東京都)

2012/08/26 (日) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★

Team B
自分が行った回は観客も役者さんの友人が多かったんですかね。笑いだけならまだしも,仲間同士の「あいつ,まんまじゃん」的なコメントを周囲に聞こえるようにやられると,単なる観客の自分は興ざめしてしまった。ストーリー自体は面白くろく,テンポの良い芝居だったけど,超至近距離というほどでもなく,特別なドキドキもなかった。

このページのQRコードです。

拡大