
夫婦Gipsプログラム「無事に終了!ありがとうございました!」
ジャイアント・キリング
ザ・ポケット(東京都)
2012/10/11 (木) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

傘月(サンゲツ)
乞局
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2012/10/10 (水) ~ 2012/10/17 (水)公演終了
満足度★★★★
面白かったものの、不完全燃焼の感
ドキッとさせられる、胸をえぐられるようなキレのいいシーン/台詞が数々あり「いいものを観た」という感じではあるものの、観終わって不完全燃焼の感が結構あり。
個々の要素はよかったのに、それぞれがぶつかり合うような化学反応というかスパークがあまり感じられず、もったいないなあという印象が。
前半のヒリヒリするような居心地の悪さが、後半にじんでぼやけてしまっていたようにも感じられ。
それでも震災に於いてのにんげんの在り様を、既存の枠内に押し込めようとせず正直に描いた脚本には好感。
震災という「事件」を神の視点でまとめるのではなく、それぞれどうしようもなく距離や断絶のある「当事者たち」のものとして綴られた物語からは、人間のどうしようもない無様さや滑稽さ、そしてその向こうにいとおしさすら感じてしまった。
役者陣の芝居、美術、照明、音効など、クオリティの高さが光る。

Basho
劇団岸野組
本多劇場(東京都)
2012/10/06 (土) ~ 2012/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
単なるコメディに終わっていなかった
楽しく笑わせて、ホロリとさせてくれる良い芝居でありました。
(有名声優さん出演に寄りかからないトコもいいなぁ)
<100分でした>

非実在少女のるてちゃん
笑の内閣
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2012/10/06 (土) ~ 2012/10/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
脚本が天才的!
とにかく言葉の使い方や、
物語性が上手い。
役者はテンションと何となくで、スレスレのラインを一直線に突っ切っている。
はっきりアウトラインを、ここまで愚直に引いていることに感動。
高間さん頭がいいなあ!

田舎の侍 【8日(月祝)14時の回、当日券ご用意してあります!】
劇団鹿殺し
駅前劇場(東京都)
2012/10/04 (木) ~ 2012/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★
本格時代劇!
鹿殺し流のロックオペラ+Power時代劇でした。
信長・秀吉・家康と戦国時代の混乱に、百姓侍の野望を歌あり、踊りあり、恋愛あり、いつものギャグありと、見ていて忙しいが退屈せず。
多少、新感線を彷彿とさせたけど、面白かった。
ラップお経「般若心経」と、聞いてて清々しくも勢いある「嫁に来い」が好きかも。

蟻と蝶と蛇と明日と
髙山植物園
アトリエ春風舎(東京都)
2012/10/10 (水) ~ 2012/10/14 (日)公演終了
満足度★★★
感情と感情の間
冒頭から意表をつかれ、着地点の見えないまま、あり得ない事が次々と起こる不思議な感触の作品。でも言外に見える、語れない思いが劇空間を包んでいる。死んだ人を前にしたら、もう何をしてもその死者との関係性は無くなっているんだという当たり前の事実を前にして。大人の女性逹が、いや大人だからこそ、あがいてあがいて喪失してしまった思いを成仏させようとする。女性ばかりの4人芝居で生々しい台詞も飛び出すが、下品に感じさせないのが役者さん達の力だなと思いました。女だけでいかに男を語るか、過去作品にも近いテーマの作品があるようですが、この不思議な空間の魅力は癖になりそうです。

さわやかファシズム(無事公演終了!ご来場まことにありがとうございました)
INUTOKUSHI
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/10/03 (水) ~ 2012/10/14 (日)公演終了
満足度★★
インモラル
インモラルな世界に半ば暴力的に巻き込まれていく。馬鹿馬鹿しくて、過激な、表面的な笑いは好きだ。だから、2時間を越える作品も長く感じなかった。でも終始思考の停滞した話の内容は全然共感出来なかった。不快ってよりも幼稚だな、という印象です。だから、この作品見て笑ってる自分も思考停止してるんだと思う。インモラルを武器にするなら、もっとセンスの良さを見せて欲しい。

虹橋藤雄の事件簿 part 1
劇団・座アバウト
絵本塾ホール(東京都)
2012/10/06 (土) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

道成寺
劇団山の手事情社
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり山の手事情社は凄い。
肉体が、せりふが、凄い。
もう全く別ジャンルの唯一無二の「山の手事情社」のパフォーマンスはほんとなんでこんな皆知らないのかな〜と思ってしまうほど。
先週の傾城反魂香も予約していたのだが、突然入院する事になってしまい、しかし「道成寺」はみたい!ので退院したその足で浅草へ。
万全の体調ではなかったので、そのエネルギッシュな舞台に見るだけでへとへとになると言う・・・
でも見られてよかった!
会場に入るとあっ!いつもと会場の使い方が違うと騒いで
会場のお姉さんに「そうですよね〜」と言われてしまう。
(余談だけど、山の手のお姉さんはとても優しい。マスクしてたら帰りに「お風邪ですか?」と声をかけられてしまった)
去年の9月の「オイディプス王」「タイタス・アンドロニカス」も今回と同じアサヒ・アートスクエアだけど、会場の使い方が違う。今まで長方形の部屋の長い辺に舞台を置いて大きくとっていたのに対し、短辺に舞台を置くこっちの方が多分オーソドックスな作りに。
道成寺は多分4回上演されていると思うんだけど、初演は横だった、DVDにもこのバージョンが収録されている。
これによってどう違うかと言うと、蛇の蛇行が短かくなったという点と桜の花びらが舞うかどうか。
女性が蛇の身体になるシーンが2回あるのだけど
清姫の蛇の移動距離が短かったような・・・それとも初演ではあまりの恐ろしさに
自分が巻かれるような錯覚に陥ったのだろうか?
またエンディングに降り注ぐ黒い桜の花びらが。客席にもがんがん降り注いで、自分自身もそのもの語りのなかに入り込んでしまったかのような錯覚になったものだった。
初演は泣きながらスタンディングオベーションした。外人の人が「ブラボー!」と叫んでいて
うらやましかった物だ。(日本人はどうしていいかわからないから)
違いといえば、
最後に「お前に人の魂が残っていると思うのか」というせりふがあるが
この役柄を演じる女性が背の高い女性だった事。今回は清姫の人が演じていたので小柄感が
あったのだが、ここは前の方が怖かった。しかし、鐘作りの女の後ろから出てくるところは
リアルに(・д・ノ)ノビクッ こうなった。
あと、一緒に行った旦那様は「シールのシーンが変わってた、シールが鱗みたいだったのに」
ともいっていた。
だからといって全然悪かった訳ではない。落ち着いてみれたと言うか。
よくも悪くも複数回みているからそういう細かいところに目がいくようになり
落ち着いてみられるようになっているのだ。それはもう伝統芸術に近い。
歌舞伎とか忠臣蔵何回もみたから飽きるってことはないでしょ。
そういう風に少しづつ代わりながら演じられている道成寺、
しかし私はやっぱり苦しくて悲しい物語にもうならされてしまう。
今昔物語のところで「人を好きになることはいけないことでしょうか」それに理由がいるでしょうか
と詰め寄る女。私ははっとしてむねをつかれていると隣でお客様のなかで男性の方がちょっとわらっていらした。確かに滑稽かもしれない。でも何がいけなかったんだろう。
最後に女が「だから女は修行の妨げになるのでさわってもいけない」といって立ち去る後ろ姿。
山の手事情社のお芝居に置いて舞台上の演技スペースから外れると役者さんは憑き物が落ちたようにスッとシーンから離脱するが、女は見切れるまで女のままだったように想い。
私はぐっと来ていた。
山の手は古典の部分と踊りの部分とシュールな現代劇の側面を持っていて
道成寺はその全部が凄くバランスがいい。
タイタスアンドロニカスやオイディプスだと踊り見足りないし全部が古典で
疲れてしまうかもしれない。そういう意味でも私は道成寺は一番好きだな〜と思う。
もちろん女の蛇体なるその表現も、キャスリーヌも好きだ。
見終わってすぐでなんだが。将来もう一度みられるならまた見たい。
2004.5 AsahiスクエアA 初演?
2004.11 大隈記念講堂
2007.10 赤坂RED/THEATER///見逃し
2012.12 アサヒアートスクエア←今回

WARRIOR~唄い続ける侍ロマン
TEAM NACS
赤坂ACTシアター(東京都)
2012/05/30 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
まちにまったオリャー初参戦。
実は、翌日も見に行ける事になっていて
心置きなく、余裕を持って観劇しました
とにかく、まずは、ここに5人いるってことがうれしくて
物語どころじゃないと言う・・・
お話は宇田さんが入ったおかげでごちゃごちゃしていなくて
史実じゃないにもほどがあるのにもかかわらず
何だか納得してしまう。
家康の物語りながら、御館様存在感、
そして秀吉のあの子気味いい悪ものっぷり
勝家の豪傑ぶり・・・
明日の最終回が終わったら、また追記したいと思います。
席は後ろの方でしたが十分堪能しました。

WARRIOR~唄い続ける侍ロマン
TEAM NACS
赤坂ACTシアター(東京都)
2012/05/30 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

Goodnight
劇団競泳水着
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了
満足度★★★★
友人に誘われて突然見に行ったが、
思いのほか面白く楽しく拝見した
90分くらい
王子の街に始めて行ったが、なかなか独特な雰囲気のところで
一寸呑まれかけた・・・正直若干引きつつ
劇場へ。
100名程度の劇場で既にほぼ満席
小さな劇場のなかにかなりセンスの良い
レストランが完全に出来上がっていた。
完全に暗転になるのが気持ちいい。
御芝居でレストランが舞台で、経営している人達と通ってくる客
などのの悲喜こもごもと言う
のはめっちゃあるあるシュチュエーションだと思うが
笑え、泣け、ほっこりした。
今自分で良くあるシュチュエーションだといったけど
こんなものは、ドラマや映画では出来ない。
あるトラブルフルな一夜が運命の一夜になって行く瞬間・・・
偶然に居合わせた人達が、その晩必要な人だったっていうのは
一寸ジーンとする。
が、登場人物は多すぎたなとはおもった。もう一人くらい削っても良かったかもしれない
が、全員いい味出していたので削れと言われても困る。
もう女性陣がおかしくてね、過剰なのに居そうな人々!
共感してしまいつつ「ないない」
主人公兄弟が三人で兄弟にはみえづらいっていうのが難かな、
特に妹さんがさいしょ弟の彼女かと思ったのだが、
それだったらドロドロしすぎるところ。
はすっぱな妹が意外に兄弟の事考えてるっていうのが
面白いのかもしれない。
どうしていいかわかんなかったって、最後に弟がいってるところは
本と一寸泣けたんだ。
結局このみせにみんなは戻ってくるのか、わからないけど
妹が「あのあと何のかんのと大変だったのよ〜」とタバコを吹かしながら
超ショートカットして話し始める続編が想像つくから
この御芝居は良かったと思う。

水をめぐる2/水をめぐる3
劇団こふく劇場
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/10/11 (木) ~ 2012/10/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
・・ただ、気のせいか会場がとても暑かったような・・。
いつも思うのだけれど、
上演時に空調を切るのなら、
事前にHPなりに書いてくれると助かるのにな・・。
特にここ最近、上演時に空調を切る劇団が非常に少ない・・
というか、自分自身そういう劇団・公演は避けるようにしている
(仕事で疲れて蒸し風呂に入るほどの気力は無いので・・
空調が効きすぎているのはしょうがないと思うんだけど、
最初から切るのはちょっと、なぁ・・
長く観劇を続けるには無理しないに限る。
実際、いくら素晴らしい公演でも、
会場が辛ければ、
何年かして覚えているのは
辛い思い出だけだったりする。
会場に着くまで分からないのはしょうがないが、
避けられるものは極力避けたい(苦笑
ので、ふいにそういう公演に出逢うと、
凄く体力を消耗してしまう・・(苦笑
特にこれからの季節、外が寒くて中が蒸し暑いと、
眠いし暑さでベトベトになるし、
とても辛い。
これから公演に行く方は、
今日のような状態が続くのかはよくわからないが、
調節できる服装で行くことをおススメします・・。
とりあえず、
公演前の自分に公演後の自分が出逢ったら
一番伝えたいと思うことを書きました(苦笑

まつもと企画 vol.1『トコトココントコトン 短いのいくつか』
小松台東
RAFT(東京都)
2012/10/10 (水) ~ 2012/10/11 (木)公演終了

お母さんがゾーマ!!!
ミジンコターボ
門真市民文化会館ルミエールホール・小ホール(大阪府)
2012/10/04 (木) ~ 2012/10/05 (金)公演終了
満足度★★★★
おもしろかったー!
初演時に観たときからあの戦闘シーンが大好きです。演出が素晴らしいですね!もう楽しくて楽しくて!
舞台も広く、音響もオーケストラバージョンで?パワーアップした再演でしたね。
役者さんたちも楽しそうだし、観客席も笑いが絶えなくて(子どもさんもたくさんいたので余計に)、とてもいい空間を劇団と観客両者で作り上げてる、それって素晴らしいことですよね。
ミジンコターボさんの魅力なんでしょうね。とっても楽しかったです!

リリィ
劇団競泳水着
元・立誠小学校(京都府)
2012/09/28 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★
心がふるえました。
セリフだけではなく沈黙で視線で雰囲気で、生徒のこころの揺らぎが伝わってきました。惹かれていく、その人に、どうしようもなく。
こんなふうに描けて伝わってくるお芝居があることが嬉しい。そっと優しくこころに触れ、寄り添い、こころが震えました。ぜひまた関西に来てほしいです!

ライ・トゥ・ミー【終演致しました。】
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2012/09/28 (金) ~ 2012/10/13 (土)公演終了
満足度★★★★★
あとからじわじわくる感じ。
何度かリピートで観劇してます。
最初に見たときの印象は「昼ドラ?なんか重い。。」と思ってたんですが、
重ねて見るうちに、それぞれの人物の過ごしてきた人生が見えてきて、
「男ってバカだなぁー」って、ほろっと泣けて笑える、こゆーい65分です。
見る度に、見え方が違って、本当に味わい深いです。
出演者の皆さんの演技もガラっと変わったりして、何度見ても面白い!!
マジックは必見です(`・ω・´)

シェイク!!
ゲキバカ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
ゲキバカ、初めて観劇させていただきました
すごい役者さんの動きや演技がキレイで、すぐに芝居に引き込まれた。
ライブ感?というか、目の前で起きた事件に自分もさも関わっている感じといえばいいんでしょうか?!とりあえずその事件がどう収束するのか気になったし、登場人物たちの過去の話も交互に絡んできて、いやあ書いててワケがわからなくなってしまいました。★5つの舞台でした。

ズーキーパーズ ★第24回 池袋演劇祭「優秀賞」受賞作品★
マグズサムズ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/09/27 (木) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

サラバ
こちらスーパーうさぎ帝国
テアトルBONBON(東京都)
2012/09/19 (水) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★★
序盤の盛り上がり!
序盤のダンスや昔の仲間を呼び出すシーン、アンドロイドの制作シーン、序盤の盛り上がり方はすごかったしワクワクさせられた。
ただ上手くは書けないが、もう少しアンドロイドとみんなとの部分をもっと濃密に描いてほしかった。終盤かけ足気味になってしまったのが残念。