
Knight of the Peach
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★
正邪いっぺんに観たい
エロ・グロもキャラ設定も面白いが、似たようなシーンが多くてちと長い。
邪道に2時間10分費やすより、1粒で2度おいしい公演にしたら
登場人物の魅力がより伝わるような気がする。
もっとコンパクトにして正道・邪道いっぺんに観たいというのは我儘か?

月とスイートスポット
ヨーロッパ企画
本多劇場(東京都)
2012/12/05 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
バタバタと笑わせながら、結局切ないSFヤクザもの。
「自分が輝いていた昔が見れる」という新種のドラッグ「スイートスポット」。
中国マフィアに追われ、瀕死の状態たチンピラは、死を目前にして
自らその薬を使って、一番良かった昔を見ようとしたが、
実際には幻覚が見えるのではなくて……
私には、SFっぽい特殊な環境における淡々としたゆる~い日常…
というイメージがあるヨーロッパ企画ですが、今回は、
ヤクザ+ドラッグ+タイムスリップ=ペーソス?ノスタルジー?
ドタバタやセリフの繰り返しが可笑しくて、それに加えてSF的展開も面白い。
クライマックスでは、さらにエスカレートしたり、いきなりドラえもんのような
ベタな”人物”と設定までもが登場し、笑いに拍車をかける。
バタバタと笑わせながら、結局切なくて、なかなか良くできた作品だったと思う。
しかし、もう少し長く、この作品世界を味わっていたかった。(上演時間約1時間30分)
前回公演は観れなかったが、タイムスリップ物は作りやすいのかも。
ヨーロッパ企画の有名な傑作「サマータイムマシンブルース」しかり。
※アフタートークでは小芝居的宣伝?まであって、さすがヨーロッパ企画は
ファンサービス満点。
でも、「ヨーロッパ通信」より、普通のパンフもほしいな (^^;)>

Knight of the Peach
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
邪道
『正道』より、露出度、エログロ度もアップしてましたが、物語的には『正道』の方が深く、感じました。エログロ系嫌いな私ですが、ハイジャック的美学が貫くと、幻想的な美しさと化します。ちゃんと。鬼退治していました。

「ストレンジャー イン ザ 騎士」
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/12/07 (金) ~ 2012/12/10 (月)公演終了
満足度★★★★
シリーズ物ですが
初見の方でも、楽しめる内容です。当パンの裏側に、相関図が載っているので、開演前に予習しておくと、より解りやすいと思いますが、見る時間がなくても、大丈夫です。探偵物ですが、ただ事件を解決するだけではなく、年を重ねたならではの、人生の苦味と旨み、堪能できました。ビターチョコレートな味わいは、観続けたいシリーズです。

Knight of the Peach
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★
面白くなりそうなのに
邪道verを観劇。
長い。長くてもいいのだけど必要のない設定やシーンが多過ぎる気がした。そして、ちゃんと訓練がされていない役者の早口台詞は、聞いていて不快。
面白くなりそうな要素はちらほらあるのに、ちょっと残念。

ひげ太夫第34回公演「トラジャ百香拳(ひゃっかけん)
ひげ太夫
Geki地下Liberty(東京都)
2012/12/05 (水) ~ 2012/12/10 (月)公演終了
お初です。
以前から噂には聞いていたのですが、今回ようやく拝見できました。ありがとうございました。
15周年だそうでおめでとうございます。この体力勝負(?)の公演を34回とはすごいですね。
受付や案内のスタッフさんたちの対応も好印象でした。

みせられて
はぶ談戯
劇場HOPE(東京都)
2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
底無し沼のように引きずり込まれる
SNSのオフ会にありがちな身近な光景で引き付けておいて次第にディープな世界に変貌、気が付くとコワい世界にどっぷりハマっているのは底無し沼の如し。
イイ話やコメディリリーフ的なキャラで緩和されてはいるもののこえーよ!(笑)
そのナマナマしさはσ(^-^)がかつてオフ猿であった(爆)ことよりも適材適所のキャストによるものが大きく、序盤では意外だった役も「あぁ、やっぱり!」だったりして妙な説得力アリ(笑)。
また、事前に目にしたいくつかの評の通り伏線とその回収が裏打ちしていると言えよう。
しかしホントに女性はコワい、いや、劇中人物ではなくこういう芝居を創る穂科さんが…(←もちろん褒めているつもりです)

眠れない羊
ライズ・プロデュース
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
二匹目の羊
余りにも面白かったのでリピート観劇。
内容を知った上で観ると、いかに緻密に作られた作品であるかが分かる。
オープニングシーンの語りから既に伏線が張られていたのね。
他にも一回目だと気づかなかったところがたくさん。
てか、多分まだ全部分かってない気がする。そのくらいどのシーンも伏線だらけ。
戯曲だけでなく、演出も役者さんの演技も本当に繊細。
台詞一つで客席を凍り付かせ、仕草一つで笑える空気に戻す、これぞプロの手腕。
できればもう一回観たい……

ボクのおばさん
自転キン演劇部
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2012/12/04 (火) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

さぶ
劇団俳小
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
あたたまりました
この劇団は、ほとんど「外れ」がないので、安心して観ていられます。
今回は山本周五郎の「さぶ」
すでに本で読んだものだということもあり、余裕を持って池袋に向かいました。
無償の愛。損得を考えずに、愛情を注ぐという生き様が、山本作品には貫かれて
いるのですが、私もそんなテーマにすこぶる弱く、何度も涙腺が弛んでしまいました。
2時間25分という長い時間であったにもかかわらず、1度も「睡魔」に襲われる
ことがなかったのは、原作が優れていたことだけでなく、脚本も、そして役者さん
の熱演があってのものでしょう。
私の両親の生き方が、「自分と同じくらいに(時としては自分以上に)他人を大切に
する」といったものだっただけに、今は亡き父と、年老いた母と対話しているような
心持ちで、劇を観ていました。
1人1人、人生の重さには軽重の違いはないものだ
明日からがんばって生きよう
人に優しくすることを後押しされた
そんな気持ちにさせてくれる劇。
寒い帰り道も、心は温かいままでした。

ゆめとあくま
劇団 四葉のクローバー
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★
残念ながら合わなかった
残念ながら自分にはシナリオが合わなかった。演者多すぎ。それに伴って必要ないバックストーリーを無理やり詰め込んでいる感じ。あと冥府ネタが駄目なんです。何よりの不満はサスペンスでないこと。緊張感が保てていない。

まるてん
劇団龍門
しもきた空間リバティ(東京都)
2012/12/07 (金) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
久しぶりにいい芝居みた
ムダな間が全然ないから思わず見入ってしまう…。 作・演出共によかったです。役者さんごとのキャラが立っていました。濃密な稽古内容、そして座組に恵まれた本作品だったのではないでしょうか?

「ストレンジャー イン ザ 騎士」
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/12/07 (金) ~ 2012/12/10 (月)公演終了
満足度★★★★
贅沢な時間♫
狭い空間を効果的に活かした演出で、終始楽しく鑑賞しました。
主演の白川 孝サンの顔がとっても濃いので、ある意味エンターテインメントとしてもハリウッド作品に負けてないです(*^_^*)
久保田早紀『異邦人』で大セッションのシーンがサイッコ~でした。

カゼマチ
ゲンパビ
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
手堅く着実なツクリでワカり易く好感
「罪とその償い」「消えないばかりか暴走るす被害者意識」などが心に迫り、犯した罪は赦されないのか、被害者の心はどうしたら癒されるのか、などについて考えさせられる。
また、各人物や物語の背景をじっくり語ってからクライマックスを迎えるツクリはオーソドックスながら着実で、当日パンフレットに掲載された登場人物紹介と相俟ってワカり易い。(以下ネタバレBOXへ)

Knight of the Peach
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

カゼマチ
ゲンパビ
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★
想像力
設定含め、相当行間があるお話だった。
行間を想像させるのはとてもいいと思う。
もう少し「行」に書かれていることからの刺激がほしかった。

第二回 演劇早慶戦
演劇早慶戦実行委員会
牛込箪笥区民ホール(東京都)
2012/12/08 (土) ~ 2012/12/08 (土)公演終了
満足度★★★★★
ロミジュリ→飛龍伝!!
予備知識も無く鑑賞していたら、なんだか観たことあるぞ、これッ・・。
当方にとっての『飛龍伝』とは、アイドル女優がフィーチャーされて女優としての飛躍を遂げるための話題先行の戯曲、といった色合いが強い。
今回は、演劇早慶戦というシチュエーションだからこそ、大好きなつかこうへい作品を純粋に楽しめたことは味わいもまた格別だった。
個人的には、あんかけフラミンゴの群舞シーンが毎回ツボで大好きです。
早稲田と慶應どちらも良かったです。

リーディング・フェスタ2012 戯曲に乾杯!
日本劇作家協会
座・高円寺2(東京都)
2012/12/08 (土) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
劇場版“月いちリーディング” 『ヒネミの商人』
三択の女王、竹下景子さんも出てた(ギャラは大丈夫だったんですか)。
七味さんが女子高生役だったけど、柿喰う客のアフタートークでの乙女っぷりを見てたから違和感なかったです。
七味さんも牛水さんも出番すくなかったのは残念。
討論は概ね高評価で、公開処刑的な方がおもしろかったかも。

Knight of the Peach
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
どっちが鬼?
鬼が島にさらわれた桃姫を鬼といわれるご宗家様が喰らい、この光景をとある企業が物見遊山に立ち入り、それに目をつけた闇企業がリッチな顧客をターゲットにこれを放送するという粗筋でした。
ポップな音楽を流しながらの演出は狂気を少し薄れさせ、色気を押し出していたような感覚でした。楽しかった。

【終演致しました!】インピーダンスオージオメトリー
やみ・あがりシアター
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了