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Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

正邪いっぺんに観たい
エロ・グロもキャラ設定も面白いが、似たようなシーンが多くてちと長い。
邪道に2時間10分費やすより、1粒で2度おいしい公演にしたら
登場人物の魅力がより伝わるような気がする。
もっとコンパクトにして正道・邪道いっぺんに観たいというのは我儘か?

ネタバレBOX

黒っぽい舞台の奥、中央のひときわ高い所は王様が座る場所だ。
左右から段差の大きい階段で上るようになっている。
鬼ヶ島に棲む王様と兄君は、供される素行の悪い女ども「桃姫」を食べて生きている。
王様は「桃」=「お尻」しか食べない。
この「人を食う」場面を中継する番組があって、世界中に愛好者がいる。
御前と呼ばれる大財閥の会長は有力スポンサーだ。
あろうことか、この御前の娘キジが生贄として島に送り込まれてきた。
この会長と娘の親子関係、桃太郎と父親の世代交代、食われる桃姫たちのプライド、
裏ビジネス・・・それらを軸にストーリーは展開する。

出演者の「桃」は確かに魅力的だし(桃太郎の桃も!)、
「桃姫」たちの衣装も、台詞を言うたびに腹筋の動きが見えて面白い。
正道バージョンと表裏一体で初めて個々のキャラが立体的に見えるのかもしれないが
邪道バージョンだけ観たのでは人物像が少し物足りない。
興味深い桃太郎の親殺しの心理や、桃太郎に食べられる事を選んだキジとの関係、
桃太郎を助ける従者サモエドの心理等を丁寧に描いたらもっとドラマチックになっただろう。
番組放送シーンや桃姫折檻シーンを減らしてもそっちが知りたかった。
ラスト30分、桃姫の一人が舌を切られる場面からメリハリがついて一気に引き込まれた。

御前役の秋山輝雄さん、でっぷりしたお腹に着物が良く似合って存在感大。
「これは筋肉だ」という台詞に大いに笑った。
キジ役の川添美和さん、よく分かる台詞でヤンキー娘らしさ全開。
父親に中指立てて桃太郎に食われるラストシーンは最高!
サモエド役の伊藤亜斗武さん、キャラを活かした変化のある台詞が良かった。
この人にもっと硬軟取り混ぜたキメの台詞を言わせて欲しかった。
桃太郎ビズラ役の平良和義さん、台詞の少ない役だったが強烈な印象を残す。
それだけに正道とセットで観て、その行動の裏を知りたくなる。
同じ人を食う鬼でありながら、父親と兄を退治するに至るプロセスが分かって初めて
エログロシーンも生きて来ると思う。

2バージョン方式は流行りかもしれないが
片方しか観ない客をどこまで満足させるかが、鍵かなと思った。
月とスイートスポット

月とスイートスポット

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

バタバタと笑わせながら、結局切ないSFヤクザもの。
「自分が輝いていた昔が見れる」という新種のドラッグ「スイートスポット」。
中国マフィアに追われ、瀕死の状態たチンピラは、死を目前にして
自らその薬を使って、一番良かった昔を見ようとしたが、
実際には幻覚が見えるのではなくて……

私には、SFっぽい特殊な環境における淡々としたゆる~い日常…
というイメージがあるヨーロッパ企画ですが、今回は、
ヤクザ+ドラッグ+タイムスリップ=ペーソス?ノスタルジー?

ドタバタやセリフの繰り返しが可笑しくて、それに加えてSF的展開も面白い。
クライマックスでは、さらにエスカレートしたり、いきなりドラえもんのような
ベタな”人物”と設定までもが登場し、笑いに拍車をかける。

バタバタと笑わせながら、結局切なくて、なかなか良くできた作品だったと思う。
しかし、もう少し長く、この作品世界を味わっていたかった。(上演時間約1時間30分)

前回公演は観れなかったが、タイムスリップ物は作りやすいのかも。
ヨーロッパ企画の有名な傑作「サマータイムマシンブルース」しかり。

※アフタートークでは小芝居的宣伝?まであって、さすがヨーロッパ企画は
ファンサービス満点。
でも、「ヨーロッパ通信」より、普通のパンフもほしいな (^^;)>

Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

邪道
『正道』より、露出度、エログロ度もアップしてましたが、物語的には『正道』の方が深く、感じました。エログロ系嫌いな私ですが、ハイジャック的美学が貫くと、幻想的な美しさと化します。ちゃんと。鬼退治していました。

「ストレンジャー イン ザ 騎士」

「ストレンジャー イン ザ 騎士」

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/10 (月)公演終了

満足度★★★★

シリーズ物ですが
初見の方でも、楽しめる内容です。当パンの裏側に、相関図が載っているので、開演前に予習しておくと、より解りやすいと思いますが、見る時間がなくても、大丈夫です。探偵物ですが、ただ事件を解決するだけではなく、年を重ねたならではの、人生の苦味と旨み、堪能できました。ビターチョコレートな味わいは、観続けたいシリーズです。

ネタバレBOX

私は、シリーズ3作目なので、レギュラーメンバーが、懐かしく、昔からの知人に再会したような?感じでした。
はまり役と言える演技達者が連なり、芝居の厚みを増してくれます。

 探偵風吹役(白川孝さん)の好演は見事。風吹の助手で天然癒し系な紅(小川さん)元ヤクザの南雲(酒井秀人さん)、片手が義手の情報屋・藤キリコ(大平美由紀さん)など、その役柄ならではの言動と見解が良かった。

キリコが、元彼の立花(杉浦雄介さん)と再会したのに、立花が行方不明になり、心配するキリコは、風吹に捜査を依頼する。

風吹探偵事務所に依頼されていたボディーガードの仕事。

犯人探しが、暗礁に乗り上げている殺人事件担当のベイシティ警察。

風吹を逆恨みしているらしき奴ら(らしきというのは、未だ事情は明かされていない)

と、それぞれの事情と想いが絡む。

立花の居所を探すうちに見えてくる、立花の人物像。立花が抱えている想いや、犯してしまった罪。

キリコの過去や義手になってしまった訳、情報屋をやっている理由や、言動の意味等が、見えてくる過程や心情が、とても納得いくもので、心に染みることも、多々あり、良かったです。

キリコにとっては、ハッピーエンドではないけれど、事件解決。どこかで、止まっていた心の呪縛から、解かれたような感が、良かった。

風吹とキリコの会話も、良かった。
『何にも、わからないくせに!』と言うキリコに、
風吹が「何にも、わからないよ」(すみません、正確なセリフは、忘れてしまいました)答える感がとても良かった。
文字にすると、冷たいようだが、突き放すのではなく、痛みをしる大人だけが受けとめられる、優しさだと思いました。
クールだけど、ハートのある風吹ならではの言葉だと思いました。

コミカルな部分も、大いに、笑ったけど、『異邦人』をみんなで交互に歌うシーンは、突然過ぎて、ちょっと違和感でした。あの演出自体は、面白いと思うのですが、緊張感のあるシーンからは、、、

パントで魅せる、カーチェイスは、見事でした。
白川さんのケンカのアクションシーンも、きまってました。
次回も必ず観たいと思わせるラストも、素敵でした。
Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★

面白くなりそうなのに
邪道verを観劇。
長い。長くてもいいのだけど必要のない設定やシーンが多過ぎる気がした。そして、ちゃんと訓練がされていない役者の早口台詞は、聞いていて不快。
面白くなりそうな要素はちらほらあるのに、ちょっと残念。

ひげ太夫第34回公演「トラジャ百香拳(ひゃっかけん)

ひげ太夫第34回公演「トラジャ百香拳(ひゃっかけん)

ひげ太夫

Geki地下Liberty(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/10 (月)公演終了

お初です。
以前から噂には聞いていたのですが、今回ようやく拝見できました。ありがとうございました。
15周年だそうでおめでとうございます。この体力勝負(?)の公演を34回とはすごいですね。
受付や案内のスタッフさんたちの対応も好印象でした。

ネタバレBOX

演じるのは華奢な女性たちなのに宝塚ばりのメイクにおひげ。9人でバラエティ豊かな登場人物(?)を次々に演じ分け、家具や扉や運河に地図まで、すべてを身体でスピーディにかつユーモラスに表現していました。
モノが拡大したり縮小したりが簡単に出来るのも人が表現するからこそで楽しかったです。大技の組体操は天井の照明器具まで届かんばかりの迫力で客席もわいていました。下になる人も上に乗る人もたいへんでしょうに笑顔を絶やさないのはさすがです。荒唐無稽なストーリーが次々に展開していくたびにクルクルと役が変わるのもスムーズでわかりやすかったです。
前説から始まる客席とのやりとりも楽しくアッとホームな雰囲気でしたね。私が拝見した回は比較的おとなしめでしたが回によっては盛り上がるのかなと推察しました。ラストのNG集はおもしろいアイデアですね。
みせられて

みせられて

はぶ談戯

劇場HOPE(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

底無し沼のように引きずり込まれる
SNSのオフ会にありがちな身近な光景で引き付けておいて次第にディープな世界に変貌、気が付くとコワい世界にどっぷりハマっているのは底無し沼の如し。
イイ話やコメディリリーフ的なキャラで緩和されてはいるもののこえーよ!(笑)
そのナマナマしさはσ(^-^)がかつてオフ猿であった(爆)ことよりも適材適所のキャストによるものが大きく、序盤では意外だった役も「あぁ、やっぱり!」だったりして妙な説得力アリ(笑)。
また、事前に目にしたいくつかの評の通り伏線とその回収が裏打ちしていると言えよう。
しかしホントに女性はコワい、いや、劇中人物ではなくこういう芝居を創る穂科さんが…(←もちろん褒めているつもりです)

眠れない羊

眠れない羊

ライズ・プロデュース

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

二匹目の羊
余りにも面白かったのでリピート観劇。
内容を知った上で観ると、いかに緻密に作られた作品であるかが分かる。
オープニングシーンの語りから既に伏線が張られていたのね。
他にも一回目だと気づかなかったところがたくさん。
てか、多分まだ全部分かってない気がする。そのくらいどのシーンも伏線だらけ。
戯曲だけでなく、演出も役者さんの演技も本当に繊細。
台詞一つで客席を凍り付かせ、仕草一つで笑える空気に戻す、これぞプロの手腕。
できればもう一回観たい……

ネタバレBOX

ナイロンの廣川さん演じる老執事・大蔵の行動が、最初から全て最後の芝居につながっていることが分かった瞬間のぞくぞく感が半端なかった。
ボクのおばさん

ボクのおばさん

自転キン演劇部

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/12/04 (火) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

母なる人
面白い。

ネタバレBOX

紛争国への単身赴任を独断で決めた圭介(瀧川英次)に不満を持つ彼女の美香(春日井静奈)が家を訪れることに憤慨する圭介。同時に、叔母・純子(歌川椎子)にも、いつまで同居してんだと当り散らす。圭介の子を身ごもり涙にくれる美香に土下座する純子は、自分が圭介の本当の母だと告げる…。

荒れた生活から、圭介を捨てて姉に預けた純子は、姉の死をキッカケに圭介らと同居する。それまで姉の子と思っていた圭介は以後反発するも、純子は、息子と一緒にいられることの幸せを感じていた。
そんな純子が、圭介の赴任をやめさせる妄想にふけるシーンは、地味ながらもあとからジーンとくる。
美香や子と向き合わず、逃げるように赴任しようとする圭介に対し、純子の告白で腹を括る美香が、精神的に母に近づく。そして、純子と圭介の仲を取り持つ。ラスト、圭介の「ハッピーバースディ」に「誕生日おめでとう」と、背中で魅せる演出と演技が上手い。

引きこもりチックで虫好きな妹・良子(松坂早苗)と片思いの相手・酒井(平塚真介)との失恋。劣等感と怪我で失意の兄・隆史(藤本浩二)。二人とも自暴自棄になるも、純子たちの助けで活力を取り戻す。
「家族の死」で狂い始めた「家族」が再生する話。いかにも元気なオバさんである純子が、大きな傷を抱えた母であることの意外性。90分で上下に揺れ動く舞台に満足できた。

「母には勝てない」という台詞を美香が言ったけども、結局美香も母になるワケで。「女」と「母」の関係も面白いなと思った。
理屈で説明にしくい「母」って存在に怖いなと思ったり、あたたかいって思ったり。そんな舞台。
さぶ

さぶ

劇団俳小

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

あたたまりました
この劇団は、ほとんど「外れ」がないので、安心して観ていられます。
今回は山本周五郎の「さぶ」
すでに本で読んだものだということもあり、余裕を持って池袋に向かいました。
無償の愛。損得を考えずに、愛情を注ぐという生き様が、山本作品には貫かれて
いるのですが、私もそんなテーマにすこぶる弱く、何度も涙腺が弛んでしまいました。

2時間25分という長い時間であったにもかかわらず、1度も「睡魔」に襲われる
ことがなかったのは、原作が優れていたことだけでなく、脚本も、そして役者さん
の熱演があってのものでしょう。

私の両親の生き方が、「自分と同じくらいに(時としては自分以上に)他人を大切に
する」といったものだっただけに、今は亡き父と、年老いた母と対話しているような
心持ちで、劇を観ていました。

1人1人、人生の重さには軽重の違いはないものだ
明日からがんばって生きよう
人に優しくすることを後押しされた

そんな気持ちにさせてくれる劇。
寒い帰り道も、心は温かいままでした。

ゆめとあくま

ゆめとあくま

劇団 四葉のクローバー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

残念ながら合わなかった
残念ながら自分にはシナリオが合わなかった。演者多すぎ。それに伴って必要ないバックストーリーを無理やり詰め込んでいる感じ。あと冥府ネタが駄目なんです。何よりの不満はサスペンスでないこと。緊張感が保てていない。

まるてん

まるてん

劇団龍門

しもきた空間リバティ(東京都)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

久しぶりにいい芝居みた
ムダな間が全然ないから思わず見入ってしまう…。 作・演出共によかったです。役者さんごとのキャラが立っていました。濃密な稽古内容、そして座組に恵まれた本作品だったのではないでしょうか?

「ストレンジャー イン ザ 騎士」

「ストレンジャー イン ザ 騎士」

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/10 (月)公演終了

満足度★★★★

贅沢な時間♫
狭い空間を効果的に活かした演出で、終始楽しく鑑賞しました。

主演の白川 孝サンの顔がとっても濃いので、ある意味エンターテインメントとしてもハリウッド作品に負けてないです(*^_^*)

久保田早紀『異邦人』で大セッションのシーンがサイッコ~でした。

カゼマチ

カゼマチ

ゲンパビ

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

手堅く着実なツクリでワカり易く好感
「罪とその償い」「消えないばかりか暴走るす被害者意識」などが心に迫り、犯した罪は赦されないのか、被害者の心はどうしたら癒されるのか、などについて考えさせられる。
また、各人物や物語の背景をじっくり語ってからクライマックスを迎えるツクリはオーソドックスながら着実で、当日パンフレットに掲載された登場人物紹介と相俟ってワカり易い。(以下ネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

その一方で母の死など観客の想像に委ねる部分のぼかし方も程よく、序盤でのしゃぼん玉を使って明日香の心境を示す幕の引き方も巧み。
ただ、「土喰い」の謎が解かれないのはやや気になる。(笑)
あと、強いて言えばあそこはべレッタでなくトカレフの方がイイような…。(爆)
Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

ピーチ姫
邪道ver.

ネタバレBOX

人の尻を食べたい鬼王(渡辺一人)に差し出されそうになる、財閥会長・御前(秋山輝雄)の娘で粗暴なキジ(川添美和)や他の桃姫たちの話。色んな人間や鬼の思惑が交差し、ツグミ(水川美波)が身代わりになり助かるハズだったキジだったが、進んで鬼王の次男・ビズラ(平良和義)に喰われ、御前にファックユーする。

鬼に差し出される桃姫はエロティックな衣装を着させられ、暴力と薬物で支配されって不遇な扱い。そもそも、鬼の島に来る前は水商売だかなんだかやってたヤサグレた女でという、裏社会な設定。キビタキ(水辺小百合)の女のプライド発言とか、ツグミの御前らに吐いた意地の台詞とか、なかなか見ごたえあった。
キジは、父の愛情不足から荒れた生活を送ったせいで鬼に差し出されそうになったワケだけども、なんつー家出少女なメンタルかと思った。それが父に逆襲するってとこがキモなのかしら。ちょっとピンと来なかった。

一方の鬼や人間らの関係がゴチャゴチャしているせいか、興味が惹かれなかったのが残念。あと、早口だと聞き取りにくい。
カゼマチ

カゼマチ

ゲンパビ

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

想像力
設定含め、相当行間があるお話だった。

行間を想像させるのはとてもいいと思う。

もう少し「行」に書かれていることからの刺激がほしかった。

第二回 演劇早慶戦

第二回 演劇早慶戦

演劇早慶戦実行委員会

牛込箪笥区民ホール(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

ロミジュリ→飛龍伝!!
予備知識も無く鑑賞していたら、なんだか観たことあるぞ、これッ・・。

当方にとっての『飛龍伝』とは、アイドル女優がフィーチャーされて女優としての飛躍を遂げるための話題先行の戯曲、といった色合いが強い。

今回は、演劇早慶戦というシチュエーションだからこそ、大好きなつかこうへい作品を純粋に楽しめたことは味わいもまた格別だった。

個人的には、あんかけフラミンゴの群舞シーンが毎回ツボで大好きです。
早稲田と慶應どちらも良かったです。

リーディング・フェスタ2012 戯曲に乾杯!

リーディング・フェスタ2012 戯曲に乾杯!

日本劇作家協会

座・高円寺2(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

劇場版“月いちリーディング” 『ヒネミの商人』
三択の女王、竹下景子さんも出てた(ギャラは大丈夫だったんですか)。
七味さんが女子高生役だったけど、柿喰う客のアフタートークでの乙女っぷりを見てたから違和感なかったです。
七味さんも牛水さんも出番すくなかったのは残念。
討論は概ね高評価で、公開処刑的な方がおもしろかったかも。

Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

どっちが鬼?
鬼が島にさらわれた桃姫を鬼といわれるご宗家様が喰らい、この光景をとある企業が物見遊山に立ち入り、それに目をつけた闇企業がリッチな顧客をターゲットにこれを放送するという粗筋でした。

ポップな音楽を流しながらの演出は狂気を少し薄れさせ、色気を押し出していたような感覚でした。楽しかった。

【終演致しました!】インピーダンスオージオメトリー

【終演致しました!】インピーダンスオージオメトリー

やみ・あがりシアター

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

黒い青春
終盤の見せ場は良かった。チラシデザインも良かった。案内もしっかりしてた。

ネタバレBOX

旧校舎取り壊し前に集まった、高校放送部の面々。懐かしんだり今の立ち位置を確認したり、過去と現在を行ったり来たり…。

人見知りの中原遥(高木和沙)に優しく指導する小林春花(加藤睦望)。小林のおかげで明るく振る舞えるようになった中原。順調な高校生活だったが、二人の心に少しずつズレが生じていく。そして、中原は皆の前で小林の秘密(不妊)をばらす。
二人が微妙な心を上手く演じてた。話もここの部分は見ごたえあった。「言わなきゃわからない。以心伝心しない」ってとこもいい。
ちなみに、出版業の彼が盗聴してたってのもいい。

見せ場以外の会話部分が、やや弱いかなと思った。平坦な会話でこそ独自なセンスをみせてほしい。
放送室が舞台だからかBGMがうるさい、というかしゃべりがかなり聞き取りにくい。BGMは小さくてよいのでは。会話がメインなわけだし。

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