最新の観てきた!クチコミ一覧

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世界を終えるための、会議

世界を終えるための、会議

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

マイケル・サンデル
正解がないのに回答を迫られる

ネタバレあり

ネタバレBOX

舞台が中央細長くありその横に客席。奥に座る人たちは舞台上に敷かれたシートの上を通っていく。女性がスカート気にされてたのがちょっと気になったけど。
開始前、客がまだ完全に入りきった状態でないがオセロを始める男性たちとそれを眺める女性たちが順に入ってくる。こういう始まり好き!

利益やこれからのことを考え即座に最善の答えを出す旧型
人格?を持ち葛藤をし時間をかけて美しい答えを出す新型
いまの時代なんでもネットやなにかに頼らなけれは生きていけない人は多くいてどちらが正しいかなんて絶対的なものがなきゃ選べない、なんてよくある話で。
話の内容もすごくおもしろかったです

前半がもう少し短くてもとも感じましたが即座に回答から個性をだし悩み戸惑いなどを描くならあれで丁度良かったんですね
80分ときれいにまとめられていてとても有意義な時間でした

できるならまた観に行きたいです
土曜日の世界を終えるための、アイを観に行こうかかなり悩み中(笑)
カエルの魔女とネズミの王子【閉幕御礼!】

カエルの魔女とネズミの王子【閉幕御礼!】

劇団やぶさか

相鉄本多劇場(神奈川県)

2013/01/19 (土) ~ 2013/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

センスいいんじゃね?
ファンタジックなアドベンチャーを装いつつも芯には容姿のために引っ込み思案な少年の成長を据え、程好い笑いも交えながら緩急のリズムを心得て語られるストーリーはディズニーかジブリ作品の舞台化の如し。
また、傘を使った飛行・落下シーンの表現や花道を使うなどの演出も巧み。
さらに各動物をモチーフにした衣装は秀逸で登場人物名もユーモラスだし、あれこれセンスがイイんじゃね?。

だから、1周年なんだってばぁぁぁぁ!!!!汗

だから、1周年なんだってばぁぁぁぁ!!!!汗

38mmなぐりーず

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/12/21 (金) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

次はライブハウスで
持ち歌が倍増した上に日替わりコーナー&ゲストアクターと内容も濃くなり、従来のイベント寄りなステージから音楽系のライブ色が濃厚に。何と100分超え(これまた1年前と較べて倍増)とは。
1年前の4曲に負けず劣らず豪華な作詞&振付陣の今回の新曲4曲、2曲はライブ終盤での「こっからトばすぜ、みんなついてきてね!」系、あるいは乃木坂46における「制服のマネキン」的ポジション(←私見:マニアックか?(爆))のものだし、前回と違って8人全員ではない曲も複数あることで、ステージ進行に変化を付けることが可能になったと言えよう。
また、振付陣も知った上で観ると確かに「あー、あの人らしい!」と思える部分があって楽しい。
さらに、お披露目では歌とは完全に独立し別モノだった芝居も今回は楽曲と関連したものになって全体に統一感も出て来ており。
お披露目ライブでは「女優がアイドルを演っています」な感じだったのが今回は「アイドルもできる女優」に進化、これは「芝居もできるアイドル」よりも強いんじゃね?
今までは劇場での公演だったが、次回はライブハウスで観てみたいモノである。
なお、最終日の卒業イベントで、挨拶の間は涙を見せないどころか微笑みながら卒業の理由と諸経緯を自分の言葉でしっかり澱むことなく語ったまりーは立派。(「最年少で21歳」などと余計なコトを口走ったのはご愛嬌(爆))
また、メンバーが次々泣き崩れる(←大袈裟:しかし涙もまたアイドルの必修アイテムだよね)中、堪えて仕切ったまいまい、さすがリーダー。

祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~【KERAバージョン】

祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~【KERAバージョン】

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/12/09 (日) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★

どこまでもKERAさんっぽいのにまるでギリシア悲劇のよう
4時間10分もの大作なのに、面白い!
KERAさんの脚本を、KERAさんと蜷川さんが別々に演出するという挑戦的な企画。

ネタバレBOX

舞台となるウィルヴィルとは、「海と火山に囲まれた、小さな島」にあるという。
これって、「日本」じゃないか、と思う。

未来なのかいつかなの、あるいは気がつかないだけで、今の日本の話なのかもしれない。

「苦痛で電気を起こす」というシステムが登場する。
その電気で拷問にかけるための電気を起こすという設定まである。
「苦痛で電気を起こす」っていうのは、原発事故を起こしている、今の日本じゃないか、と思ったりもする。それは深読みしすぎか。

そこは「欲望」という怪物が当然の顔をして居座っている。
そして、命が軽い世界でもある。

ますます日本というか、この世界のことではないだろうか、と思う。

普通ストーリーには軸となるモノがある。今回の場合は、タイトルとなっている「三姉妹」がそうであろう。
その軸に、「不安定」「不確定」の要素が絡み物語が動き出す。

今回は、その「不安定」「不確定」の要素が多い、三姉妹の祖母と双子の老婆とその息子、密航者、錬金術師の弟子、地下組織、宗教と。
どれもに、それぞれの濃い設定があり、それによって物語がどうのように動くのかがポイントとなってくる。
先がまったく読めないのだ。だから4時間10分もの大作でありながら、惹き付けられ、面白いと感じるのだ。

ただ、そういう要素が多すぎるため、軸が少々ぼやけてしまったような気がする。軸となるのも、1人の娘ではなく、三姉妹だし。

暗い笑いが舞台の上にある。
ちょっと顔が引きつるような笑いもある。
ただし、下品にはならず、その下に常に何かを秘めているようだ。
それがKERAさんぽいなと。

やっぱり行き着くのは「家族」のこと。
どの家族も絆は深い。
欲望の怪物になる双子の老婆とその息子の関係も、どんなになっても断ち切れない。仕立屋とその娘、メイド夫婦とその子ども、そして三姉妹と親。

外に対してはどんなことでもするのに、家族だけは大切にしている。
これは、今の日本に対するメッセージではないだろうか。
皮肉ではなく、ストレートなメッセージ。

ラストに向けて、欲望にまみれた人々はそれぞれにふさわしい「罰」を受ける。
それは「罰」とも言えるし、単なる「結果」「運命」とも言える。

三姉妹の父、ドン・ガラスは、すべてを失い、生き残ってしまうという「罰」を受けるのだ。
家族も部下も何もない世界に1人。
悪態をつきながらも、教会に寄りかかる。
悪態には、実は感謝の気持ちが現れている。
教会でもらった毛布にくるまりながら、「ちょっとは褒めてやってもいいよ」と教会に向かって声を掛ける。
少し甘いかもしれないが、彼がたどり着いて先がここだった、ということなのだ。

音楽がパスカルズで、生演奏だった。
これがもの凄く舞台内容とマッチしていた。
演奏だけでなく、舞台に上がっても、印象的。
そう言えば、かつてKERAさんの主宰していたナゴムレコードに、パスカルズの石川さんがいた、たまがいたんだよなーと。

コロスの登場、日本っぽい設定、ギリシア悲劇のような雰囲気、こういう要素や構造は、蜷川幸雄さんが好物としているものではないだろうか。
だから、KERAさんは、敢えてそういう要素を入れてきたような気がする。
これは変化球を蜷川幸雄さんに投げたのではなく、直球勝負に出たのではないだろうか。
「お手並み拝見」と(笑)。

長時間の公演時間で、面白かったのは確かなのだが、いかんせん、長い。
しかも休憩時間が10分は短すぎ。
女性だとトイレにいけるかどうかだ。
夜の回だと18:30に開演して、23時近くになってしまう。
食事を取るタイミングがないのだ。
キツイなあ。
例えば、新国立劇場であれば、終演後でもレストランが開いていたりするし、軽食も食べる時間があったりする。
そのあたり改善されるとうれしいのだが。
世間の口にゃ 戸は立てられぬ の巻

世間の口にゃ 戸は立てられぬ の巻

Stage SS zakkadann

中津芸術文化村ピエロハーバー(大阪府)

2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★

昔々のお芝居の様な雰囲気があります。
昔々のお芝居の様な雰囲気があります。 そのまま楽しめす 最後の感じは 蒲田行進曲の雰囲気も致しました。 もっと違うお芝居もすると思われます。 次も観てみたい

ネタバレBOX

田抜山 花子 父から逃げる 普通じゃないお父さんから逃げる。 お父さん弁当できたよ 父:こんどはどこに住むの? 逃げるのばれてる!!
 あなた佐藤さんの娘さん出来ちゃったらしい 父親は分からないらしいわよ。誰にも言わないでね、誰にも言わないでね・・・ みんな知っている たけさん92歳結婚するらしいわよ。
くまののタヌキ村 タヌキ大明神と2匹のタヌキ 都会の話・・・。  夕飯 コロッケ 取り合いして食べる。 佐藤さん3姉妹 蘭子 花子 京子 が家に来て、父を出せ 隠している? この子のお父さんです!!三人とも父は佐藤さんのお父さん タヌキ2匹も出来ちゃった!!
 むちゃくちゃ!! たぬき大明神・・・・うっうっ つわり?  父は自由な太陽族 アカネ族
(昔々のお芝居の様な雰囲気があります。 そのまま楽しめす 最後の感じは 蒲田行進曲の雰囲気も致しました。 もっと違うお芝居もすると思われます。 次も観てみたい)

夢幻泡影江戸川乱歩【アンケート即日公開!】

夢幻泡影江戸川乱歩【アンケート即日公開!】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/28 (月)公演終了

満足度★★★

(*゚▽゚)ノ優紀さんは普通に可愛いさ!
(*゚▽゚)ノ軽快で楽しげなオープニングは好きです。滅多にない斉藤優紀さんの女性役も可愛らしくて大満足であります。で、お話も素直に見れば面白かったと思うのですか。江戸川乱歩の探偵小説の世界観はこんな感じだろ?って固定観念を持ってしまって観たのはこちらの問題か。

(・・;)どんなトリックだろう?何なら解いてやろうと構えて客席に着いてしまうと、やや予想とは違う[そんなん有り?]な世界観の違うトリックに肩透かしな印象をうけてしまった。初見ではね。

(^_^)/題材であって、江戸川乱歩の作ではないのだ。変な色眼鏡をかけず素直に観れば面白かったと思います。次回も期待しております。

演劇集団 砂地 『Disk』

演劇集団 砂地 『Disk』

演劇集団 砂地

シアタートラム(東京都)

2013/01/24 (木) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

開演前にひたすら走り続けた後に・・
息も切らせず何事もなかったように芝居を始めたのには驚いた。鍛えているなあ。彼だけではなく女性たちも相当鍛えているようだ。恋人の死から時が進まなくなっているような兄。円の中でぐるぐる回っているだけのような人生。重苦しい、息詰まるような時間だったが、作り手たちの真面目さが伝わってくるような芝居。

ネタバレBOX

物凄く気になったのは、度々人を殴ったり、なぐり合ったりする場面があったこと。普通の人はそんなに殴ったりしないでしょ?怒りや不満の表現としてはわかりやすいかもしれないが、多用すると安直に見える。
世界を終えるための、会議

世界を終えるための、会議

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

システムは進化し続ける
しかし人間を超えることはできない。それはシステムを作るのも利用するのも人間だから。新たなシステムが誕生してもそれはきっと変わらないのだろう。この芝居を観て思うのはやはり「人間ってなんだ---」なのだがその正解も当然システムからは得られることはない。

飛龍伝

飛龍伝

ゴーチ・ブラザーズ

本多劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

主演二人がとにかくいい!!
玉置さんを観る為に行った飛龍伝。僕の場合、たいてい期待が大きすぎるので観た後に失望する事が多いのですが、今回は違った!!
とてもとてもすばらしかった。
玉置さんのエネルギーすごい!し、ユニーク。というか、なんなんですかね?観ている人を引き込むってすごいことです。
そして、今回玉置さん以上にいいなと思ったのが、もう一人の主演。黒木華さん。この人、全くノーマークでしたが、野田マップ出てた人なんですね。納得のうまさ、というか、この方も人を引き込む魅力に溢れている方でした。凄い!!

この二人を観るだけでも、見る価値有ります!!!
ただ、作品としてみると、僕の中にはいまひとつ感動まではいかなかったのはなぜだろうか?

演劇集団 砂地 『Disk』

演劇集団 砂地 『Disk』

演劇集団 砂地

シアタートラム(東京都)

2013/01/24 (木) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

予算があると
パンフレットも厚紙になるのですね。

ネタバレBOX

開演前に舞台上のディスクの周りを延々とランニングを続ける兄。時間になっても合図が来ず、開演が押した場合の精神的苦痛は如何ばかりかとご同情申し上げました。

学生時代に死んだ恋人のことを引きずって精神的に病んで自殺した兄と、彼の周りの妹や友人たちの話。

ストイックな彼は欲望を押さえ込んでいます。画家である彼です。欲望がなければ絵は描けません。

妹の奔放さを見たり、恋人の普通の人さ加減を友人から聞いたりして、自分だけの女かと思っていたけれども、もしかしたら恋人ですら無かったのかもしれないということを認識するに至り、恋人を美化し過ぎた自分を呪い、押さえつけていた感情を爆発させ、自らの血で最後の絵を描き自殺したということでしょうか。

孤独死でもあり、業者が遺体や部屋を片付けたという話は、兄の心の軌跡とは何ら関係しないただただ現実の無常さを感じます。

始まってすぐに妹の裸の背中にdiskの文字を映し出したときは、妹の奔放さ、エロっぽさを際立たせるためのものか、凝ったことするなーと思いましたが、ラストシーンで兄の裸の背中にもdiskの文字を映したときには凝り過ぎ感はあるものの、素直にさすがだなと思いました。
飛龍伝

飛龍伝

ゴーチ・ブラザーズ

本多劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

若者の若者による若者のためのつか作品
感想は……若い!とりあえず若い!
ネガティブな意味ではありません。むしろ賞賛の意味を込めて若い!すごいエネルギーでした。
中でも玉置さんのエネルギー放射量がハンパなく、玉置さんを初見だった私は最初は少し引き気味だったのですが、いつの間にか引き込まれ、終盤は山崎一平にしか見えなくなってました。今後も注目していきたい役者さんです。
そして…紅一点、黒木華さん。可愛い!美しい!凛々しい!格好良い!今回、最も貴方に惚れました。ちくしょー。追っかけます!
主演の2人が素晴らしかったぶん、脇の役者陣にはあともうひと息、頑張ってほしいところ。
///
BGMが多いかな?とも思いましたが、アフタートークの中屋敷さん曰く、ある法則があるとのことで、納得かな。。。いやでもやっぱりちょっと多かったかな…。照明とダンスは、好きでした。小ネタもじゅうぶん面白かったけど、まだまだハネる気がします!
///
この若者たちの発射する半端ないエネルギーを、違うことなく受け止められるのは、若者でしかない。ぜひ若い人に観てほしい、つか作品です。

夢幻泡影江戸川乱歩【アンケート即日公開!】

夢幻泡影江戸川乱歩【アンケート即日公開!】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/28 (月)公演終了

満足度★★★★

コミカルで楽しく
エンディングも素敵でした。

ネタバレBOX

江戸川乱歩が、彼の妻に横恋慕する若者からトロイメライという睡眠中の夢に入り込んだりモニターで見ることのできる機械を使って妻の記憶を盗まれる話。

当時としてはちょっと最新式過ぎるかなとは思いましたが、チラシの物体はテレビだったんですね。

どうせ変装しているんだろうとか、アイデアを試しては失敗したとか、色々ツッコまれる乱歩でした。

どんな役でもこなす丹羽隆博さんですが、へなへなーっとなって崩れた顔はまさに二十面相でした。

ところで、エレベータガールの靴が脱げたのはご愛嬌として、酒屋のご用聞きが土足のまま書斎に上がったのはとても不快でした。上がる必要性は無く、お庭で騒げば済むことです。

開演前のイベント、怪人二十面相からの挑戦状で頂いた「エイレーネのくちづけ」は甘かったです。
世界を終えるための、会議

世界を終えるための、会議

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

暴走列車
 サンデルの暴走列車の例題を援用しながら、現代、我々が暮らす状況の底に潜む不信と、コンピュータを用いたシステムの不可避な限界をぶつけることで、被造物の立場から人間を描き、その存在の曖昧、面白さを照射し考察した近未来作品ということができよう。話がストレートで分かり易く、テーマの追求方法にも合理性があって、ITに起こる諸問題についても素人が充分ついてゆけるレベルに噛み砕いている。人間のいい加減さを機械が真似ることの困難も面白く描かれているが、旧タイプ、新タイプのレベル差とアップデイトなどを手掛けるプロ集団と、ブラックボックスの内実も分からず使っている人々との関係も示唆されていて、楽しめる。

熱風

熱風

トム・プロジェクト

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/29 (火)公演終了

満足度★★

芝居じみた舞台
芝居なのだから、この表現はおかしいかもしれませんが、一言で言えば、脚本も演技も、トータルかなり芝居じみていました。

皆さん、それぞれ、力のある女優さんなのですが、演技をしている感が濃厚に漂うのです。

だから、観ている方も、どうも、舞台の世界の住人にはなりきれないもどかしさがありました。

それに、登場人物、誰もが、男性に捉われ過ぎて、心的自立ができていない女性ばかりなので、誰ひとり、魅力的に感じるキャラクターがいないのが、残念でした。

とは言え、チラシの雰囲気からは想像だにできなかった、今時女子を体を張って演じきった岸田さんの思いっきりの良い演技には、感服しました。林田さんの自然な佇まいも好きでした。
概して、ベテラン女優さんの方が演技過多になっていたように感じます。

桑原さん、もう少し、登場人物を熟成させて頂きたかった気がします。

ネタバレBOX

無駄に、雨や本水を使う、演出舞台に慣れ過ぎてしまったせいか、シチュエーションに反して、常に服も濡れず、小奇麗なままの女優陣の様子に、リアルさが欠如している感がありました。

また、これは、個人的好みなのですが、アウトローでもない、登場人物が、平気で、マリファナなどを吸引するという芝居に嫌悪感を感じてしまうため、そういう展開になって以降、心の中に、決定的拒絶感の壁ができてしまって、白けた気持ちで、舞台を見守るスタンスになってしまって、自分でも残念でした。

斉藤さんは、ずいぶん久しぶりに拝見し、最初は自然体の演技に好感を持ったのですが、夫に言われた台詞を再現するシーンで、急激に、演技じみてしまって、惜しい気がしました。

最後に、落下して行った者の正体がわかるのも、あの存在を提示された時点で、観客には予想が付くし、逆に、登場人物達は、どうして、その可能性に誰も気づかなかったのかと、疑問が湧きます。こういう点にも、脚本の詰めの甘さを感じてしまいました。
夢幻泡影江戸川乱歩【アンケート即日公開!】

夢幻泡影江戸川乱歩【アンケート即日公開!】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/28 (月)公演終了

満足度★★★★

この芝居のテイストは好みでした(^^)
開演前の謎解きやら、夢の話に池袋賛歌(^^)。と楽しい要素が多かった。
アクションまで入れてくるとは良いサービス!

江戸川乱歩の人となりが上手に紹介(概要ですがね)されててGoodでした

(1時間50分)

ネタバレBOX

夢に入れる装置が出てきてたりするところが、
なんかレトロSFで乱歩の作品世界観でしたねぇ(^^)。

アフターペーパーまで配布あるし、サービス精神もよかっったであります。

助手の推理力頼りに探偵してるキャラもユニークでした、
このコンビでのスピンオフ作品作っても笑えそうですねー。
ゴジラ  

ゴジラ  

“STRAYDOG”

SPACE107(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日に観劇☆
(^^)/ 面白かったです! いつも絶対にハズさない “STRAYDOG”! さすがです☆ 観劇日記もブログに書きました。 役者さんたちのブログなどを読んでみると、この舞台の稽古量はハンパでないようです。そのおかげで 「セリフに血が通ってる」 と感じた、ネホリハホリです☆ 

ネタバレBOX

ブログの観劇日記の後半に、ネタバレあります。
冬物語

冬物語

劇団AUN

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

ロマンス劇
舞台奥に風景画あり、その正面に場面事にテーブル等出てくるが殆どセットらしいものはなし。
プリンスとプリンセスは美男美女と相場が決まっている。
冒頭から激しく嫉妬に狂い、妊婦の王妃に向かい罵詈雑言を浴びせる王の鋼太郎さんの迫力は見もの。
渋いながら、品格と愛情を感じさせるポリクシリーズの大塚さんも素敵だった。
一幕目が王室の愛憎劇、二幕目は牧歌的風景と羊飼い親子と道化やらにぎやか展開。
終結させるまで存分に楽しめた。
上演時間約3時間、休憩1回10分。

ネタバレBOX

一幕め、鋼太郎さん演じるリオンティーズの衣装にシワが多かったのが気になった。
王様なんだから、せめてアイロンかけた服を着させてあげて(苦笑)!
世界を終えるための、会議

世界を終えるための、会議

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

純粋に、
面白い。素晴らしかった。「世界を終えるための、会議」タイトルだけ聞くと重苦しいお芝居かとイメージしてたが、コメディ要素を多々取り入れつつ同時に、色々と考えさせられた。「人間って何だーーー」美しくも切なく、悲しくも綺麗な世界観と言葉。終わり方は特に心に響いた。できたらもう一回観に行きたいくらい自分は好き。

青春暑寒

青春暑寒

祭りの準備

ワーサルシアター(東京都)

2013/01/22 (火) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

受験の話でした
それと人生の分岐となるような話かなぁ、
正直平凡な話のように感じてしまった。
そこそこ話に波があってオチも家族としての繋がりも描けてはいるのだが、
なんかこう、ありきたり・・・感が抜けなかったなぁ。

前回の突き抜け感が無くなって、冒険しなくなった感じですかな。

ネタバレBOX

受験生を持つ父親が息子に重ねる自己の受験回想録→
と現代での息子との対話と重ねた芝居でした。

北海道を舞台にした過去の医大受験を重ねて浪人を続けるありし日の父。
なぁんか受験生のわりに、飲み会やらバンドやらやってると・・・。
ぬるくて医大落ちてもおかしくない気がするんですが。
んで国立目指しつつも、すべり止めの私大の医科にTop合格するも、
300万が払えなくてあきらめる・・って、甲斐性の無い親だなぁ。
話では奨学金も学費ローンの話もなくて→??でありました
(父も自分の家の経済状況把握してないの?
医大目指すくらい頭の良い方がねぇ)
それに医大=医療を目指すなら=人を助けたいなら、
医療系で薬剤師や看護への道
(時代が70年代だから男性は少なすぎるとは思うが、
いないわけないナースマン!。)への話が無かったのも??でした。
なんで父は医大目指してたの??わからん

結局小学校教諭へ転進しとなるんですが、
周囲の共に医大目指す連中もぬるかった・・・・。
正直受験程度でめげるようじゃ医大生にはなれても、
国家試験なんぞ通るわけ無いと思うデス。
(それに卒業までに取る単位数すごいんだから!)
(で医大卒業が国試の受験条件だし)

という1部へのつっこみですが、他にもいろいろあったんで・・・。
ほんと今一歩以上な感じが否めなかったなぁ。 残念、平凡感強し。

その主人公達のバンドの為に
ギター2つにドラムセットまで舞台に持ち込んでたのに、
1回しか使わないし・・・。 ねぇ
飲み会死ね(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

飲み会死ね(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

BankART Studio NYK(神奈川県)

2013/01/21 (月) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

やりたい放題
卒業制作だけあって、特にセットに気合いが入ってましたね。卒業後もこの劇団続けてもらいたいです。

ネタバレBOX

巨大ロボットがトタンの壁をなぎ倒しながら登場したのは大迫力。

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