最新の観てきた!クチコミ一覧

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シャウレイの十字架

シャウレイの十字架

冨士山アネット

横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)

2013/02/14 (木) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★

バベルの塔
男性5人が家具や家電に囲まれた中で、どこまで段取りが決まっているのか分からない無茶で危なっかしいパフォーマンスを繰り広げ、台詞や具体的な物語はありませんが、人類の欲と罪について考えさせられる作品でした。

床面が白いラインで台形に囲われ、その中にソファーやスチール棚、冷蔵庫、洗濯機等が乱雑に配置される中に男達が倒れこんでいる状態から始まり、十字に切れ込みが入っていて中心が光る天井面に触れようとして、家具や家電を積み重ねて登ろうとしては崩れ落ちるシークエンスが繰り返されました。その様子が、欲にまみれて神の逆鱗に触れたというバベルの塔のエピソードのようでした。

「テアタータンツ」と称しているものの、躍動感のある動きはなく、もがく様な緩慢な動きが多く、想像していた物と異なりました。アンバランスに物を組み上げた上に人が乗っては崩壊と共に高い所から落下するので、出演者が怪我をしそうでヒヤヒヤしました。

影絵を用いたシーン等、ところどころに印象に残るシーンがありましたが、全体としては冗長さが感じられました。もう少し動きのスピード・精度を高めて、上演時間もコンパクトにするとより魅力的になると思いました。

映像が投影される天井や、透け感のある衣装がスタイリッシュで、散らかった家具や家電と対照的だったのが良かったです。

『宇宙をskipする時間』×『てのひらに眠るプラネタリウム』

『宇宙をskipする時間』×『てのひらに眠るプラネタリウム』

シアターキューブリック

ザ・ポケット(東京都)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★

宇宙をskipする時間
チケットプレゼントにて鑑賞。

ネタバレBOX

親友の歩(敷名めぐみ)との間に隠し事を残したままの少年・翼(市場法子)が、歩の飼い猫・そら(工藤理穂)に連れられ、宇宙をさまよい事実と向き合う。

カストル(山崎雅志)…ブランコ双子。ポルックス(大沼優記)への嫉妬と犬の糞でポルックスとの間がギクシャクしている。
ポルックス…ブランコ双子。さそり時計(ささきくみこ)に片思い。カストルと仲直りする。
さそり時計…時計。明るい性格。深夜帯(昼間も?)の姿が恥ずかしい。
カシオペア(矢野あずさ)…噴水の女神像。固くて上から目線で好かれてなかったけど、終盤で公園の仲間になれた。
カラカラ(樹)…カラス。翼に一人の寂しさを忘れるなとアドヴァイス。
流星(片山)…さそり時計の80年代ポップを熱唱する。

歩の大切なプラモを壊したことを告白できず、返した返さないのいざこざを経て、いまだに心の中でプラモを探している翼。歩からでなく先生から渡されたミニチュアプラモを、心の中で歩から渡されても、あれは歩が無くしたとかカラスが咥えていったと現実から目を背け続ける。
翼と歩の関係を中心に、ブランコ双子とかカシオペアのエピソードを入れ込んで、短い時間ながらも高い物語性があった。翼を演じた市場の演技もいい。終盤、舞台の空気がガラっと変わるのも翼という存在を後押ししてた。ラストの手紙を書くシーンも、発声も演出もストレートでしっかりしてて良かった。

後半はこんな感じで良いと感じたけど、前半の空気があまり好きでない。悪くないけど。笑うに笑えなかったので。
ムクリ!

ムクリ!

バカダミアン

青年センター ワンコイン実験シアター(福岡県)

2013/02/15 (金) ~ 2013/02/16 (土)公演終了

満足度★★★★

90分1本勝負!
絶対もっと長いと思っていたら90分に凝縮。
それでも中身の濃い作品でした。
弱った体と心に笑いと癒しをありがとう♪
演劇っていいなぁ~

ネタバレBOX

もしかしたらお初の松下さんに注目。力強い母は最終兵器です。
ダンス公演「ミナレット」

ダンス公演「ミナレット」

少年王者舘

ザ・スズナリ(東京都)

2013/02/15 (金) ~ 2013/02/18 (月)公演終了

もっと観ていたかったヾ(*´∀`*)ノ
スッゴく良かった! 夕沈さんと池田遼さんのダンスに魅了されたよ☆中村榮美子さんはやっぱ超可愛い☆好きだわぁ~ヾ(*´∀`*)ノ今回のダンス公演は大満足!ずーーっと観ていたかったなぁ~♪

舞台版 まいっちんぐマチコ先生

舞台版 まいっちんぐマチコ先生

ゴブレイプロジェクト

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/02/11 (月) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

クセになる
とてもファンキーでスピード感溢れる作品。ゴブレイプロジェクトさんの舞台は今回が初見であるが、あっという間に過ぎてしまう100分間はクセになりそう。

地図に無い背中

地図に無い背中

ZENROCK

劇場MOMO(東京都)

2013/02/13 (水) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★

部分
部分は悪くなかったのですが、ちょっとストーリーが強引かなぁと感じてしまうところがあったように思いました。 全体的には、もちろん戯画化されているとはいえ、あぁ、日本のサラリーマン社会、という感じなのですが、そんなに簡単に会社が乗っ取られたり、それで身の危険が及んだり、会社がなくなってしまうようなことはないかと思います。。笑。 あと、もうちょっと笑いの要素があってもいいのかなとも思いました。スイマセン。。 そして、開発された製品がいろんな意味で怖すぎる。。笑。



れいのへや  【劇団未成年 第7回公演】

れいのへや 【劇団未成年 第7回公演】

★ 劇団未成年 ★

アドリブ小劇場(東京都)

2013/02/13 (水) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

大人のファンタジー
水島さんと轟さんがとてもかわいらしかったです。出前の弓谷さんも夢に出てきそうなインパクトでした。やさしい口調でしたが力強い水島さんのメッセージが心に響きました。

NonStop to TOKYO

NonStop to TOKYO

演劇ソリッドアトラクションLINX’S

世界館(大阪府)

2013/02/14 (木) ~ 2013/02/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

正反対の組み合わせの妙
はじめての世界館。
行くまでに不安にかられる。本当にこの先にあるのだろうか?
ありました。ほっ。

なんか猥雑な感じがした劇場。
虚飾集団廻天百眼が出てきたらもっと猥雑に。

ぬいぐるみハンターと廻天百眼。

真逆の劇団をブッキングさせた凄さ。
1日でこの二つの劇団を観れた幸せ。

LINK'S。
ええ企画ですね。

自分では選んで行かないであろう劇団さんを観れるのは良いですね。
そして気になる劇団になりました。

ネタバレBOX

ぬいぐるみハンターさん目当てで観に行きましたが
虚飾集団廻天百眼さんにちょっとやられました。

ぬいぐるみハンターさんはある意味、想像出来る範囲の作品。
神戸レントゲンさんがかなりおもろかったのだけども。


あの方々には驚きました。

何の情報もないまま行きましたので
「濡れたくない方は後ろへ」という案内の通り席移動。

うぅ・・・苦手かも・・・と思っていました。


が、しかし。
始まるなり惹きこまれ、わけがわからないのだけど
すごく集中して見つめていました。この方々を。

役者の力量が凄いと思います。

ちょっと歌舞伎チックでもあり、アングラ劇(劇団側はアパグラと言われてますが)でもあり。
非日常へどっぷり連れて行ってくれます。

私自身が現代口語劇よりも歌舞伎、時代劇なんかが好きなので
この世界は嫌いではない。
あまり近くでは観たくないのだけども
ちょっと後ろからこっそり観ていたい集団、廻天百眼さん。

嵌る人には嵌ります。


次も観たい劇団になりました。
宇野亜喜良さんの絵が見たくなりました。

満足。




れいのへや  【劇団未成年 第7回公演】

れいのへや 【劇団未成年 第7回公演】

★ 劇団未成年 ★

アドリブ小劇場(東京都)

2013/02/13 (水) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです! 楽しくて、ほっこりと暖かい気持ちにさせてくれる、ハートフル・コメディです☆ 
バレンタインデーの夜なので、空いてるかなとおもいきや、満席に近い状態でした。
舞台をより楽しむために、
「マリーセレッソ号事件」 
「臨兵闘者皆陳烈在前」 
「Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now),」 
を知らない方は、予習(?)していくと、より楽しさ倍増です♪ 
観劇日記もブログに書きました。

「白夜」「狂人教育」「犬神」

「白夜」「狂人教育」「犬神」

青蛾館

劇場MOMO(東京都)

2013/01/31 (木) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★

初!寺山修司
初の寺山修司でしたので、アングラな感じを期待していましたが、お笑い的な要素がいっぱいでビックリ。でも、楽しめました!アダムスファミリーの女の子がとってもいい味が出ていて可愛かったです。

感想絵を描きましたので、よろしかったら。。
http://chigusa.petit.cc/muscat2/

腕王-UDEOU-

腕王-UDEOU-

colorchild

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/02/13 (水) ~ 2013/02/19 (火)公演終了

満足度★★★★

「一生懸命」という言葉通りの舞台。
今回のキャストに、一度共演した事ある役者さんがいたので観に行ってきました。

セットなし、小道具なしの肉体表現だけで織り出す手作りの舞台で、力技で繰り出しているので台詞のあらが個人差でバラついていたけど。全員が一丸となって作品を創り上げていく姿を見て、久々に活きた芝居を見ることが出来て良かったと思いました。

地図に無い背中

地図に無い背中

ZENROCK

劇場MOMO(東京都)

2013/02/13 (水) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★

う、うん?
主旨は解るのですが、展開に無理が多いように感じました。

ネタバレBOX

まず、テーマにある「背中を取る」という表現がピンときませんでした。「背中を捉える」なら分かるのですが、これも相手が射程圏内に入っただけで、追いついたり抜いたりといったイメージがありません。「取られた背中を取り返す」という表現も、首位奪還の意味で使われているようですが、後ろ向きなイメージがありピンと来ません。また、主役がわかりづらく、誰の立場から全体を見るべきかが分からないのも理解が難しい一因だと思います。

国際的な企業競争を題材として物語を展開するのであれば、リサーチが足りない印象もあります。今時の大企業では、社長がボケても大概は役員層が何とかすると思います。新興企業ならともかく、古豪は確固たる地盤がありますので、社長一人で会社が揺らぐ様は中小企業みたいでした。また、大学生のお嬢様が悩むとしても家庭内レベルで、大会社の全容が把握できるとは思えません。不祥事の方がダメージが大きいと思います。

ゲーム会社買収の下りも良く分かりませんでした。有能な技術者が、自分の移籍を条件に会社の買い取りを迫るならともかく、移籍したくない技術者を脅して会社ごと買収する下りが冗長で分かりにくかったように思います。ゲーム会社の経営が危うい様子がはっきり出れば、分かりやすかったと思います。

アマテラスチップの発想や技術が盗まれる展開は良かったと思います。ただ、MOには違和感がありました。舞台上の見栄えを考えるのであれば、裸のMOよりUSBをケースに入れた方が真実味がある気がします。

序盤の通勤シーンでは、大手町辺りで通勤時に電車が空いているイメージがなく、現実味が乏しいと思いました。あと、個人的には丸の内の方がデキる感が強いです。フライパンの音は、もう少し小さいと助かります。耳が痛くなりました。

ゲーム会社の間取りは、社員と部長で動線が違う気がしました。引きこもりの商品テスターの家も不思議な間取りな気がします。細かい所ですが、舞台装置がないので、動きの矛盾で信憑性がなくなる気がします。

サニーの社員は、大企業勤めの設定なのに格好にだらしなさが目立ちました。パンツの丈がほぼ全員合っていないのは残念です。デキるビジネスマン感を出すなら、丈を合わせて靴を磨いた方がいいと思います。特に天野は裾を引きずっていたので、だらしなく見えました。

また、社員証の紐がだらしなく見えました。ワイシャツの襟下を通せば、ちゃんと見えると思います。象徴的に使われていたようですが、付け忘れが目立ったのも残念です。大企業とゲーム会社の社員証入れも、違う物にした方が格の違いを表現出来ると思います。OLのお化粧直しのシーンは、脂取り紙を使うとか髪をとかすとか、バリエーションがあると良いと思います。歯磨きもアリだと思います。

演技では、中途採用の悪者社員、部長、ゲーム会社社長、メガネ女子、もぐら、新入社員、外国人が良かったです。声が聞き取りやすかったです。ただ、台詞はほぼ全員が噛んでいて、テンポが悪いと思いました。外国人は西洋訛りに聞こえましたが、韓国訛りの方が合っている気がします。あと、子持ち主婦も健闘したと思います。お嬢様は、悩んでいるシーンが体調不良に見えました。思い悩んでいるというより、ぼーっとしているだけのようで、深刻さが伝わってきませんでした。

全体的に、設定が壮大な割に作りが甘い印象です。新しい家電の発想や技術開発は面白かったので、引きこもりや主婦に焦点を当てた話にした方が良かった気がします。
最後に新入社員がゲーム会社を退職するシーンは印象的でした。外国人のTシャツも面白かったです。舞台装置の丸枠も良かったと思います。

おかえり、ギフト

おかえり、ギフト

春の日ボタン

「劇」小劇場(東京都)

2013/02/14 (木) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

傾斜角度10度ぐらいかな
ジェットコースターじゃない、ジワッと来る上品なコメディでした。

ネタバレBOX

どちらもちょっとした誤解が招く行き違いを楽しむコメディ。

後半のギフトが始まったときはおかえりとギフトは別々のものかと思いましたが、上手く繋がっていました。

喫茶店のマスターが生前葬には出席したものの、おかえりに登場していなかったのが良かったですね。

ただ、行き違いは結末が簡単に予想できる展開ではありました。

それに、殴るけどその後優しいというフレーズがありました。これぞ正にDVそのものであり、普通は無いけれどもごくわずかの夫婦の間では見られるような言い回しに不愉快になりました。
ソラオの世界

ソラオの世界

キティエンターテインメント

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★

余りにもサービス満点の景色
19:00公演を観劇。
ニコ生で2010年版を拝見して非常に気に入り、さてどう変わるかと期待していたがなるほど真逆。
ここまでされたらありがとうとしか言えなくなってしまう。たとえ言いたくなかったとしても。

ネタバレBOX

井澤勇貴さん主演のために編まれた極彩色の夢の中で、見事に心を奪い去ったのはエド役の日向野祥さん。
視線の運び方と、肩から指先までの筋肉が好きでたまらないようで、ママがたくさん出てきたシーン以降、完全にロックオン。
カテコではリラックスした様子で、肩を揺らして笑っていて。その仕草が大好きなんですよ。演技とは関係のないところで止めを刺されてしまったような。
もっと暴れているところを拝見したくなりました。

右小指役の天羽尚吾さん、軽やかで伸びがあってどこにいてもライトが当たってるみたいで、出てくるとつい目で追ってしまう。

ハレルヤ役の川隅美慎さん、唯一無二の王者の輝き。嫉妬に黒くくすんだ黄金色も味わい深かった。余裕たっぷりの井澤さんを、ソラオとして苦悩させる説得力があって素敵でした。
西暦2040年に死んだばあちゃんの娘

西暦2040年に死んだばあちゃんの娘

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2013/02/13 (水) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

女優陣が大活躍!
コーヒーカップオーケストラってこんなに笑いに徹していたなんて、初めて気付きました。

ネタバレBOX

軍曹さんの身体を張ったボヨヨンのしつこさ、ドスコイという感じのお母さんの貫禄に笑い、磯川家健在を証する美脚の信原久美子さん、妙に色っぽくてこれまた美脚の看護師さんがいて、そして何よりお上りさんにピッタリのちょっと田舎臭い美女鈴木アメリさんが主役で長時間出演されたことに大満足でした!

人は順番に死んでいく、時にはイレギュラーに。きな臭い2040年、お母さんは死なないかもしれない、なんとグダグダな。

そして、グダグダなアフターイベント後にモリサキミキさんからバレンタインチョコをもらって帰りました。
+GOLD FISH

+GOLD FISH

株式会社エンタテインメントプラス

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2013/02/07 (木) ~ 2013/02/16 (土)公演終了

満足度★★★

音楽はよかった
歌のうまい人たちが揃っていた。でも、人数が多いと一人が歌う曲数や長さは当然少なくなるので、ちょっと物足りない感じ。生バンドじゃなかったみたいだけど、いい演奏でかっこよかった。音楽以上に物足りないのが、物語。これだけ人数が多いと遊んでいる時間はない。特に前半でもっと要領よく人物紹介をしてほしかった。ミステリーの最後もちょっと無理。

ネタバレBOX

映画「アガサ」を作者は見ていると思うけど、人に引き金を引かせるのは難しいよ~。もっと巧妙に仕組まないとね。単純すぎる
『ANARCHIST』アナーキスト

『ANARCHIST』アナーキスト

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

これでいいのか
こういう作品、ないです、なくなりました、日本には。
こういうことなんです、芸術は。と、思いました本当に。
これを作っている作家、演出家、役者たちは画家が一枚の絵を描くのとおなじ作業をしているのだろう。意味が解らないとか、話がつながらないとかいう次元を超えていた。一枚の絵をじっと眺めて、自分の解釈で、自分の答えをだす。それを楽しむのが、鑑賞で、まさに美術館で芸術を鑑賞した気分だ。
隣の客は寝ていたが、その理由は、この作品を、普通のお芝居を観る感覚で観ていたからだろう。普通に物語をおっていこうとしたら、あっと言う間においていかれるので要注意!

ネタバレBOX

作家のじぬ?と、絵描きのそんひょんの人と裸の人がすごくよかった。
『宇宙をskipする時間』×『てのひらに眠るプラネタリウム』

『宇宙をskipする時間』×『てのひらに眠るプラネタリウム』

シアターキューブリック

ザ・ポケット(東京都)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

必ず覚えがあるのでは
宇宙をskipする時間、てのひらに眠るプラネタリウム、どちらも観てきました。全く違うテイストでありながら、底に流れるテーマは同じなのかと。登場人物一人一人の心情や経験は、誰もが胸の奥にしまいこんで触れずにいるものではないでしょうか。重いが、観劇中はよく笑い、帰りには自分の心と対話しながら歩くことができる。そんな舞台です。
二作品両方観るのがお勧めです。

DANCE TRUCK PROJECT vol.2

DANCE TRUCK PROJECT vol.2

Offsite Dance Project

TPAMメイン会場周辺(2月14日:開港広場、15日:象の鼻パーク、16日:KAAT神奈川芸術劇場)(神奈川県)

2013/02/14 (木) ~ 2013/02/16 (土)公演終了

満足度★★★

14日の回鑑賞
スピーカーや照明がセットされたトラックの中で踊る屋外公演で、第1日目はフェリーターミナル近くの開港広場で4組の出演者がそれぞれ10分程度の作品を上演しました。

きたまり
白のブラウスに紺のロングスカート姿で観客の視線に驚くそぶりをしながらウォームアップする導入に続いて、ストラヴィンスキーの『結婚』に乗せて踊る作品でした。オリジナルのニジンスカ版の振付と同様に、縦にジャンプし続ける姿が印象的でした。

白井剛
中央に吊した裸電球の明かりだけの中で静かに踊る作品で、振り子のように揺れる電球によって人物や木の幹の影が常に変化するのが美しかったです。トラックのエンジン音や船の汽笛等、周辺環境と同化する音響が逆に非現実的な雰囲気を生み出していて興味深かったです。

ほうほう堂
足を観客に向けて仰向けに寝た2人がゾンビや幽霊のように手足をぎこちなく動かす前半と、立ち上がってラップミュージックに乗せて踊る後半からなる作品でした。素っ気ない雰囲気の中にユーモアが感じられて楽しかったです。

向雲太郎
白パンツ一丁に横浜にちなんだ赤い靴という格好で奥の壁で十字架に磔られたキリストのようなポーズから始まり、様々な感情を動きと顔の表情で表現する作品でした。様々に色が変化する照明によって照らし出された剥き出しの肉体が美しかったです。

サロメvsヨカナーン【CoRichグランプリ受賞後第一作!】

サロメvsヨカナーン【CoRichグランプリ受賞後第一作!】

FUKAIPRODUCE羽衣

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/02/01 (金) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

めったに観れない妙ージカル
堪能しました。反復される曲がイイ。振り付けもイイ。男達のぴっちりスパッツも。サロメvsヨカナーンを数組のカップルが演じる。彼らを物語の中で絡み合わすことは特に考えられておらず、お話に有機的な繋がりを期待すると肩透かしを食らうのですが、その短編集の様なカップル達の間を王であるタクシー運転手と客がうろつく時に、なんとも言えない摩訶不思議な様子が漂う。まるで心中したカップルの死体が漂う水中を硝子のタクシーが当て逃げしていく様な。そんな夢想をしてしまうのは、天井を埋め尽くすチュッパチャップスの雨のせいでしょうか。舞台に溢れているのは愛という名の生の営み。唄い踊る彼らの身体からゾロ目の人生が透けて見える。あたしたちは生まれて食べてセックスして死ぬんだねえ。途中、フィナーレの様なレヴューがあり、終わりかなと思ったらまたエピソードが始まるのも妙ージカルたる由縁なのかな。バナ学で強烈な印象を残した浅川千絵サンが出ていました。

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