最新の観てきた!クチコミ一覧

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或いは魂の止まり木

或いは魂の止まり木

A級MissingLink

AI・HALL(兵庫県)

2013/03/01 (金) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

見失う すぐちかくに有る止まり木 
 止まり木は、あります それぞれの人に 止まり木を探す 見失う すぐちかくに有るのですね それぞれの事情があって それぞれに生きる でも止まり木は、そこなんでしょう。 舞台の上下のロッカーに立つ家族   最高に面白かった。 ピューイイ ピピ  ピューイイピピ

ネタバレBOX

 舞台上下にロッカールーム 中央にテーブル 椅子4脚
 カオリ何してるの ねられへん アルバム見ている これが最後のアルバム これが最後の写真 どうでもいい写真 そうでもないよ 奇跡 この日7人家族 おじいちゃん脳梗塞 ゆきひこ自殺 父蒸発 マナブ引越し 私、神戸へ おばあちゃん肺炎 母は一人で ずっと一人で暮らした マナブ今年の盆は帰っておいで ただいま こんにちわ(ウノザワ)こんにちわ ただいま(カオリ) シキビ (私の田舎ではシキミといいます)後で取ってきて(同じく私の いなかでも お供えのシキミは、自宅の墓に植えております) マナブ墓参りの前に大切な話 驚かんといて お父さん返ってきた17年ぶり 新しいお父さんです。 ハワイに移住いたします。 カオリ 彼は? 別れたわ!!

 今年のお盆 ユキヒコ兄ちゃん重大発表あるらしい ただいま兄ちゃん帰ってた ハワイのお父さんお母さんから手紙 墓参り 頼む。 黄色い鳥は逃げた マキと席を入れました この家に住む 

一人目の息子は戦争に行った呪いをかけた 自殺に来る人を思いとどめる ボランティア 上から見ると吸い込まれそう マリア(鳥人間 カナリア)ピューイ ピピ 黄色い鳥逃げて写真を撮れなかった 父と母どこで知りあったんやろ 花火大会の券 黒豆の作り方 マナブはどうするの返ってくるの、帰って来る場所がなくなってもいい ほんとにm、とそう思っている?
父が帰ってきたら  父の写真住所 この件はマナブ君に、 アルバムここに兄が居たら ピューイピピ ノート兄の形見 ウノザワ 人探し 合法的に別れさす依頼 

ヨシイさん 夫からの依頼 帰ってこないよ ピューイピピ すき観て帰ってきた ピューイピピ 首を絞める ここもあかんな 樹海にでも行くか私も行く おれ直ぐ鳥になるで、 直ぐになってください

お伝えください ここが世界の果て じゃ無かった このノートを置いていったのは、そう言うこと ここに帰ってくる理由が欲しかった 兄の変わりは無理やな カオリノートはお前が持っといて 

母 マナブ カオリ この家どうするの 今のところ考えていない ランボルギーニで走っていった 親父の写真も貼っといて どこへ行ったんやろ 私も連れて行って干す買ったわ(カオリ) 皆一緒に住めたらよかったのに  さてと 戸締りしといて 俺らもかえるから アルバムを閉じる カオリ 

止まり木は、あります それぞれの人に 止まり木を探す 見失う すぐちかくに有るのですね それぞれの事情があって それぞれに生きる でも止まり木は、そこなんでしょう。 舞台の上下のロッカーに立つ家族   最高に面白かった。 ピューイイ ピピ  ピューイイピピ
The Chair

The Chair

坂本企画

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2013/03/02 (土) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

死が人生の締めに有るように。
人生のたたみ方 終わり方 自分の椅子を探す  そう言う事だと思います。
面白かった。命にかかわる椅子に、死が人生の締めに有るように。       面白かった。   

ネタバレBOX

    《沈む赤》  ただいま 戻りました 今日は食事抜き 納屋へ行きなさい。 全部 僕が悪い あの日は返らない 噂を信じたわけじゃない 呪いの椅子 これは僕の椅子じゃない 写真を? 一人でか 学生 照明写真なら上半身 椅子に座って 帰れ 撮って下さい 帰れ 死なんよ。 先月写真取った 家族が、一人分空けて撮ったその息子か、撮ればよかったか? 帰れ。呪いの椅子なんだろ 知っているぞ 学校では噂だ 椅子を汚さないでくれるか 迷信だ パシャ 手伝ってくれ 人はいつか死ぬ 僕は生きていて良いでしょうか ちょっと手伝ってもらおうか えっ    一人 家族3人 2人 写真を撮る 手伝う 写真やを撮る。どんなもんですか わるくない ここ来て6年になる どうぢて僕を? どうしてだろう 座ると死ぬ椅子かぁ 昔探している人が、だから座らない? 違う座りたいから探す 案外この椅子が死ぬ椅子かも と思う。 一生かかった事 死ぬと消える 消えない その人に用意された死の椅子がある 2度と友人は出来ないと思ってた。 この年になってな  寝るか 風邪引きますよ 寝るように逝った 先代の主人もああして この写真館をレストランにする話 この後はどちらへ 他の待ちへ 旧いカメラを貰う事になっております 修理部品も無いので、そのぐらいならどうぞ 僕も僕の椅子を探してみようと思います。 “沈む赤” 私事のように感じます 生きること   人生のたたみ方 終わり方 自分の椅子を探す  そう言う事だと思います。
                             
   《浮かぶ青》 短編                          
「玉座」 椅子に座ろう 劇場 若手が残っている。  旧い劇場が無くなるのは 何にも無いところでするのは悔しいこっけい 呪いの椅子 演目しだい ロープと滑車 椅子を吊りあげて後ろに引き寄せて 劇中劇 死ぬかと思ったよ 死んだんだよ お客様もめごと 罰をどちらかに 丸く収まった ロープあと一本 ここに落ちた時に死んだんだ。王だから殺す 外部から来た王が作るべき世界は チャンスだ君が欲しかった自由平等 土から来て 土に返る 4人どちらかが死ぬか 確立は悪くない 最後の命令を拒めばそれもカウントされる お前は逃げ切れるか?私が通訳 不利な事は伝えない ゼスチャーで命令 有難う ぱちぱちなるほど。
                                  
「電気椅子」 では刑の執行にかかわる話 今日もやめときますか? 人殺し もっともらしい顔をしろ 被害者の遺族が 執行を、延期 中止 求める事が出来る。 自分でボタンを押せる 私は法律を守る 守ってくれないなら アリバイ 確信が多数 4人とも嘘 起こりえない事 信じる根拠は? 私は聴いた 死ぬ間際 病院へ連れて行ってくれ やったといって助かろうととするのでしょうか・、 刑の減ずる事は出来ない どうぞあなたの先に死が、押されるならあんたは極刑 あんたを罰するのはどうすれば 今は保護してくれる 私は捉えられる前にするべき 私のように自分が正しいと思っているから兄を信じているの あなたが自分の事を信じているのとは違う オレは兄の仇を討つために着たんだよ 気に食わない どうでもいい ピーピーピー ボタンを押した。    
                       
「かの椅子」 誰かを特別に愛する。 電気椅子若い頃コラムを書いた 酒場に吊り上げられた椅子 君は私のようになる カメラを手に 自分の椅子を探していた 1つの椅子にたどり着いた ついに男は座れる 勇気とインチキに飲む。

面白かった。命にかかわる椅子に、死が人生の締めに有るように。面白かった。 
あとにさきだつうたかたの

あとにさきだつうたかたの

演劇集団 Ring-Bong

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/12 (火)公演終了

満足度★★★★

味のある芝居
ドキドキ,ワクワクするような楽しい部類の芝居ではない。考えるべきことがいくつも含まれていて,それでいて主義主張を押し付けるようなものもなく,あとは自分の頭で考えていかなければならない。振り返れば振り返るほど味のある,思いが深くなる芝居であった。ベテランの役者さんを配役し,見応えもある。最後の終わり方も好み。良い芝居を観たと思う。

虚言の城の王子

虚言の城の王子

空想組曲

吉祥寺シアター(東京都)

2013/03/03 (日) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

作家の力
初見の劇団。作家も俳優も若い。
が、人気の出る理由を納得した。
作家の構成力が素晴らしい。舞台美術も秀逸。俳優も巧い。
ただ、おとぎ話のパートは、あまりにも「らしく」作りすぎでは?
わかっていても、聞いていてぐったり疲れた。
あのテンションの高さには、懐かしさも感じたが。

100万回Regret

100万回Regret

元素G(エレメントごんべえ)

高田馬場ラビネスト(東京都)

2013/03/08 (金) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★

平板な印象
梅田めぐみサンの篤実な人柄が感じられました。彼女のはっちゃけた演技を観てみたいですね。

連続おともだち事件

連続おともだち事件

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★

ストレートのちクロム
近年の社会問題を驚くほどストレートに取り上げながらもそれを巡る人々や設定、特徴的な動きはお馴染みのクロムスタイル。
ポップな衣装やラストの落とし方なんて目一杯クロム!(笑)
なお、開場時から生演奏があるので早めの入場が吉。
上演時間105分。

愛して紅

愛して紅

劇団†勇壮淑女

ザ・ポケット(東京都)

2013/02/26 (火) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★

ベタでアツい
一言で表現すれば「ベタでアツい」。
往年の大映テレビのドラマ風なベタな導入部から、母の顔色を伺ってばかりだった「お嬢様」の自立(?)を経てベタの王道(笑)で締めくくる娯楽作、散歩道楽は苦手だったが外部提供作は好みかも?
客入れ時、本編を通じての使用曲も懐かしかったなぁ。

月の剥がれる

月の剥がれる

アマヤドリ

座・高円寺1(東京都)

2013/03/04 (月) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

王道広田作品
「力による力の抑止の行き着く先」や「命と引き換えの抗議の是非」をテーマにしており、どちらかと言えば淡々と進むのにグイグイ引き込む力がある。
そうして「命の躍動と祈り」を見せて締めくくるなんて堪りませんわ。
正直なところ、大半は「広田戯曲の王道」ではあるものの今までに観てきた作品群の中では平均的か?などと思いながら観ていたが、終盤の収束のさせ方と締めくくり方で評価急上昇。
いやぁ、ヤられたなぁ。
また、今回は観ていてNODA・MAPに通ずるモノを感じたが、現存している問題を多少カタチを変えて近未来のこととして描くシカケが共通するのか、と思ったりも。(詩的で耳から入るリズムが心地好い科白もそうかな)
強いて言えば泣かせ逃げなのがズルい(笑)が、本作に関してはあれしかなかろうしなぁ。

若手演出家コンクー2012 最終審査  

若手演出家コンクー2012 最終審査  

一般社団法人 日本演出者協会

「劇」小劇場(東京都)

2013/03/05 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

天辺塔『箱』
女性4人が出てきて、いろいろやってたよ。箱をテーマにした短い脚本をいくつか用意して、それを演出家がコラージュして出来上がった舞台。普通は『構成』っていうと思うけど、『コラージュ』って呼んでるのが、なんとなく女性っぽくていいなあ、と思ったなり。

女性が4人出てくるけど、そのなかの一人がものすごく舞台映えする人で、その人に眼が行きがちでした。ああいう人が4人いて、舞台上を動いていたら、それだけで素晴らしいだろうなあと思ったり。

箱をテーマにした物語だということだったけど、よくわからないまま終わったものもあり(いや、へっぽこな僕が見逃してそう感じただけだと思うけど)。

でも動きなんかは面白くて、よく訓練されていて、素早い動きが印象的でした。

ネタバレBOX

一応演劇的なクライマックスも用意されていて、ここで盛り上げようとしてるだなあというのはわかった。でも時間的に短くてあっというまにクライマックスは過ぎ去ってしまった。残念。あの場面、もっと観たかった。

演劇的なクライマックスを作るときは、その前に何かの問題が浮き彫りになったり、気持ちが大きく揺らぐシーンがないと、次のクライマックスがなかなか効果的に働かないような気がする。『箱』にも、きっとそういう気持ちの盛り上がりのようなものがあったのだろうけれど、僕がぼんくらなもんで見逃してしまったんだろう。
だからクライマックスはクライマックスだけっていうことになって、気持ちのさらなる高揚みたいなものには繋がらなかった。それも残念でした。
CASE

CASE

劇団伍季風 ~monsoon~

小劇場 楽園(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

初サスペンス
 どういう場を設定するか? これが上手くゆけば、芝居は滞りなく運ぶ。それほど大切なことなのだ。今回劇団MONSOONが使った小屋は、小劇場楽園、客席は舞台に直交して2か所。小さな小屋でレイアウトもちょっと特殊。その小屋の特性を見事に活かし、密室のサスペンスを織り上げた。シナリオの緻密さ、役者陣の落ち着いた演技と適確な間、やや落とし気味の照明と全員黒で統一した衣装が、いやが上にも観客の集中力を舞台上に、その筋の展開に絞り込んでゆく。そのことを意識した演出である。無駄な物が何一つない舞台上には、想像力を刺激するアタッシュケースが一つ。これが、シナリオの展開のコアにもなれば、観客が、舞台上に馳せる想像力のコアにもなって重層的に作用しているのだ。
 サスペンスなので、内容説明は避けるが、ラストも含みのある良い作品である。
 

テネシーの女たち

テネシーの女たち

Theatre Polyphonic

シアターシャイン(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

うら悲しい
テネシー・ウィリアムズの五つの短編、構成の仕方が素晴らしかったです。

ネタバレBOX

五つの短編を全く別々に演じるのかと思っていましたが、アパートのいくつかの部屋で起きた出来事のように構成するなどして一つの作品にまとめ上げていて素晴らしかったです。ただ、2時間10分という時間を考えると、少し異質な『財産没収』はカットしても良かったのかなとは思いました。

病気で働けなくなり、いまさら無心もできないであろうに男に手紙を出そうとする女。しかし決して本気じゃないから出したと思い、来てくれると思うくらいを夢想して慰める『バーサよりよろしく』のうら悲しさが好きでした。

窓から見える赤い工場は印象的でした。ここから得られるお金でこの街の一角は回っているのですが希望が見えません。職にはありつけるものの非正規雇用のような工場労働者の様子を見ると、男にとって家庭を持つまでには至らない今の日本のようにも思えます。

アパートの女主人の義父の台詞、「工業製品が売れなくなったときに売上を増やすためにどうするか。価格を下げて中流家庭にも販路を広げるようにすると思うか。そんなことはしない。生産を抑制して品不足にして価格を釣り上げるんだ。」、金持ちだけの消費に頼っていると、いずれ大恐慌になります。

という訳で、時代は大恐慌の直前辺りかなと考えながら見ていましたが、テネシー・ワルツも流れていたし、やはり戦後なのでしょうね。いつの世もお金にはパッとしない人々がいるものです。

ところで、タバコを吸うシーンであえて細身の巻紙を使うことで、火を付けなくてもタバコを表象することができていました。とても素晴らしい演出であり、心配りだと思いました。
「ジャパニーズ・ジャンキーズ・テンプル」

「ジャパニーズ・ジャンキーズ・テンプル」

ハイブリットハイジ座

シアター風姿花伝(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度

痴的
 何事にも“ずれ”が生じてしまう主人公の話。ずれの原因も一応明かされるが、何ら演劇的説得力もなく、シナリオの内的関連も無い。ぐちゃぐちゃのシナリオでジャンキーの生態を描こうとか、ジャンキーの見た夢、という落ちがついているわけでもない。矢鱈にダンスパフォーマンスが入るが、シナリオとの連携を欠くが故に、何の説得力もなければ、感動もない。ないない尽くしの公演であった。

今、出来る、精一杯。

今、出来る、精一杯。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

本当に良いもの
初めて舞台で泣いた。人間関係の黒くて複雑な部分、僕の五臓六腑をかき回すようなずっしりとした人間関係を正に、描き出していた。
共依存の関係における、大きな物の共有は、お互いその認識が保たれているときにおいて、ある完成したものであるが、一度そのどちらかの認識が崩れた場合、それは他人をも巻き込むのですね。また、第三者にとって、彼らの大きな物はちっぽけな物にしかすぎず、理解できない。しかしその第三者でしか存在し得ない存在にも、「私は正しいと思います」と最後に。
役者さん達も本当に素晴らしく、舞台芸術も細かいところまで完成度が高かった。演出に関しては、余計な奇抜さは無く、でもどこか新しさを感じさせた。
本当に良いものを観れた気がする

斜め45度

斜め45度

劇団モンキーチョップ

アレイホール(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★

話は1本筋通してました
オムニバスとはいえ、よく繋げてあって面白かった。
ただまあ小品な感じは抜けなかったなぁー
でも荒唐無稽ながら妙な説得力のある話は楽しめました(^^)

<90分>


ネタバレBOX

下北沢は劇場通いでよく来てましたが、初めての劇場でありました。
駅から近かったのですが、入り口がチトわかり辛かったかなー。

さて開演は出演男性陣のダンスと名前を紙に書いたもので役者紹介ですが、
漢字名の下にハングル語が表記してあった。珍しいですね。

お話は船の乗船待ちに人が集まってくるなかで、
実は自分こんな話ありまして→とオムニバス8話が展開していきます。

自分的には5話の「ゲイ人戦」の冷静な記録係が受けました。
「床に飛車」・「仲直り」などの読み上げ&オチの暴露記事記者の暗殺が、
ブラックで楽しめた(^^)。

8話は先の上演からの人気作の再演だそうです

韓国の方が言語・文化ギャグでかますのも新鮮に写ったかな

でー、船は天国への出港であり。
集まる方々は死んだ方々という設定で、一人生き返る事ができる御仁が出てきますが、元の体が損傷してるので無傷な他人の身体に入ることになるのですが、20年前に1度あったのみで珍しいので無事に生き返れるかは係りの人も”わからない”ということでしたが、その20年前に生き返った当人がいて後押ししてくれます→そして生き返ったらして欲しかった・したかったことをメモにして託されて生き返るのでした。

具体的に出てきた天国・地獄のイメージと生活感あふれる話がリアリティあって笑えましたな(^^)

あの世なんてあってもなくても、どうせ現世の人間はいつかは知るのだから。
いろんな世界の想像は聞いていて楽しいです。
(ちなみに自分は、なんも無い=感じなくなるのではと漠然と思ってます。)
秘を以て成立とす

秘を以て成立とす

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2013/03/01 (金) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

役者さん上手かった
セットも綺麗に出来ていて、話も面白くて引き込まれました。
個性的なキャラクター付けで、
見てても安心な登場人物達はみごとでありました。

惜しむらくは、煙草を吸うのはやめて欲しかったなぁ。

ネタバレBOX

別々なキャラクターとみせてて・・・・実は主人公の別人格3人でした!
が見事なだまし=ミステリー劇であった。

幼少時に自分のせいで死んだ姉=いつかの事が心的外傷になって分裂した心のありどころが判りやすかった。

最後に心のわだかまりの原因だったマラソンでまとめて、
周囲の暖かい気遣いも心が震える出来でした(^^)。
後ろの正面だあれ!

後ろの正面だあれ!

椿組

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/02/27 (水) ~ 2013/03/05 (火)公演終了

満足度★★★

なかなか良く出来ていた
小品な感じでしたが・・・

過去話のはしゃぎっぷりと現在とのギャップが少々な感でしたが、
オチの付け方が結構良かったでっす。

DUST SHOOTERS~ダストシューターズ~【金曜マチネ完売しました】

DUST SHOOTERS~ダストシューターズ~【金曜マチネ完売しました】

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/02/28 (木) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

好みの話でした(^^)
対象年齢が若い気がするのに、話はレトロSFというアンバランスさは受けた。
またわかり易さに勤めてくれる上に、素舞台での肉体突撃演劇は動きもコミカルかつ躍動的で楽しかった(^^)。(腹筋さん的なスタイルの演劇観劇が妙に続いた気がします・・・このところ)巨大宇宙船から個別な宇宙人たちなど全て役者さんが演じるのは面白かったなー。再演でパワーUPしてました確かに!楽しい作品でありました

VOCA PEOPLE - ボカピープル

VOCA PEOPLE - ボカピープル

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/02/26 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★

コミックショーみたいでした
まぁ90分でありましたし・・・・

映画音楽やら名曲のアカペラは良かったが、
観客いじりでの頭の”キュッキュッ”は、ちといただけなかったかな。

SF仕立ての(ET系の話ですが)は好みだった

う~ん値段と出来考えると星の数は・・・・
という感じがしました

あとにさきだつうたかたの

あとにさきだつうたかたの

演劇集団 Ring-Bong

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/12 (火)公演終了

尽くした、その結末。
詳しくはネタバレへ!


ほとんどバレてないのに、ネタバレに書いてます。

ネタバレBOX




いつも、当たり前のように  そこにいる人がいる。
住宅街の道端に、身なりを整えた若い青年が  10分以上、同じ場所にたたずんでいれば、角にあるタバコ屋の看板娘に夢中なのだろう。
津波の慰霊碑の前に、毎日、神妙な面持ちで手を合わせる御婆さんがいれば、身近な人を失ったのだろう。
私達は、 いつもいる人のバックグラウンドを容易に考えることができる。
ある博物館で、365日、年始年末と休館日を除き、開館から閉館の時刻まで  そこにいる人がるとすれば‥。どんな、バックグラウンドを思い付くだろうか。

戦後の日本経済は、焼け野原以上だった。人々は仕方なく、手作りのバラックへ住み着き、目の前に不安を抱えながら暮らしていた。
舞台は、博物館の常連であるお爺さんの現在、戦後を生き抜く幼少期の回想が入り交じる。

特攻隊を志願し、御国へ貢献しないまま敗戦を迎えた、歳の離れている兄がいた。当時の若者は、無力感に襲われる者と、ポリティカルに目覚める若者とに分かれた。後者にとって玉音放送とは、厳粛な目覚まし時計だった。
「御国のための放送は、今度はGHQの宣伝だ。何も変わっていない」
要約した彼の主張・思いが、後の安保闘争へと続いた。時代性だけがもたらす、身体に染み付いた言葉達を彼から貰った。


ご都合主義の政財官界、メディアに流される国民が、戦後という底を掘ってしまった。そして、その議論は、311の原発事故においても同様にされている。
物語は、戦後と現在、1980年代後半の原子力研究者としての葛藤という、三部構成でもあった。原子力ムラのなかでしか、原子力工学を研究することは金にならない。果たして、今そこにいる“常連のお爺さん”は、311原発事故に至る過ちを犯したのか、技術的に警告する立場を取ったのか。
分からない。もう、誰も彼のことなど知らない過去の人なのだ。約25年の空白こそ、この物語のキーだと思う。


いつも  そこにいる人。一人ひとりに歴史があり、実はどれも壮大な舞台なのかもしれない。






秘を以て成立とす

秘を以て成立とす

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2013/03/01 (金) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

祝15周年
クリニック兼自宅が舞台で、扉の向こうでは近隣住民の抗議デモの怒号が飛び交う。そこに暮らしている家族、よくわからない下宿人、町の人。夫婦の葛藤も錯綜している。
特に目新しい題材というわけではない、どこかの舞台でも見たような話。大人になったら、胸に秘めたまま、人には言わない秘密は出来るもの。
押し付けがましくなく、時間経過と共に、口に出さずとも人の温もりがゆっくりと沁み込んでくる優しい舞台だった。
舞台上で暴れまくる清水宏さんが荒ましかったw。

ネタバレBOX

多重人格の克服とそれを受け入れる方法は、ケースバイケースなので、あの夫婦にとってはあれが一番の最善策だと思った。

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