最新の観てきた!クチコミ一覧

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あかいくらやみ~天狗党幻譚~

あかいくらやみ~天狗党幻譚~

阿佐ヶ谷スパイダース

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2013/05/05 (日) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★

原作からは一味違うようだ
山田風太郎「魔群の通過」をベースに、水戸天狗党を題材にした芝居、ということは事前の情報で分かっていたが、長塚圭史はそう単純には芝居を作っていない。昭和20年からスタートして、幕末が中心となるものの、時代が大きく前後し錯綜し混乱し幻惑する不思議な作りになっている。最近の長塚作品とは不条理さで通ずるものがあるが、ある意味分かりやすい面もあり、エンターテインメント性もそれなりに見せている。座組が豪華で癖のある役割を各々がしっかり演じているのは見応えがあった。

奥村さんのお茄子

奥村さんのお茄子

こねじ

大吉カフェ(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

空間で印象が変わる
東京ねじの時代のカフェ公演を観ている。今回はユニットが変わったものの、佐々木なふみ作・演出で3バージョンの公演。その内、浜野隆之・両角葉のバージョンだけ観た。ほとんど変わっていないようなのだが、空間が洋風のカフェから縁側のある和室に変わったことで印象が大きく変わった。演者が変わったことによる変化はもちろんあるのだけれども、今回観た2人の関係性はマンガの感触に近いようにも思えた。

かもめ

かもめ

地点

カフェ・モンタージュ(京都府)

2013/05/05 (日) ~ 2013/05/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

【おすすめ】かもめ
キャストによるお茶のサービスや解説など、客入れからして面白い。派手な演出などはありませんが、素朴な淡色のライトによる照明の効果も相まって、美しい能のようなミュージカルでした。素晴らしい作品です。おすすめ。

ミニチュア!

ミニチュア!

こちらスーパーうさぎ帝国

小劇場 楽園(東京都)

2013/05/08 (水) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★

街を、人々を描けていたか?
オープニングから小ネタが連発され、役者紹介などもセンスが感じられたので、「おっ、これはいけるかも。」と思ったのだが途中から失速していまい残念。それぞれのキャラクターが一見個性的で魅力的な存在のように見えるが私には没個性的でステレオタイプ的な印象に映った。それは一言で言ってしまうと“深みがない”ということになる。また、サークルの先輩、後輩であったり居酒屋を営む夫婦であったり、幼馴染の男女であったり、それそれ繋がっているようであって描かれ方が希薄で「小さな街に住む人々」としての一体感が生まれていない。必然、「街」の輪郭もぼやけてしまい、作者が当日パンフで語る、「主役は街です。」とはなっていないように思えた。エンディングも予定調和的で物足りない。今後のストーリー性の充実を期待したい。

松ぼっくりⅢ

松ぼっくりⅢ

植吉劇場

「劇」小劇場(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/13 (月)公演終了

満足度★★★★

植木屋ならではの・・・
「植木屋が演る、植木屋の芝居」というだけあって、施主が代替わりし、先代が愛した日本庭園を西洋風の庭園に変えたいという要望に揺れ動く植木屋の親方という、現実にありえそうなエピソードを軸に、師弟関係や兄妹の関係を人情豊かに描いた作品。登場人物それぞれの心情が丁寧に表現され、個人的にはとても好みな芝居だった。造園会社の社長、照山慶司や主人公の妹でリンゴ園を営む木村次郎の登場が物語にアクセントをつけて笑わせてくれる。無農薬で育てたりんごが蕾をつけたことに子供のように大喜びする次郎と、自身が手がけた庭を潰さなけらばならない植木屋の親方、松山吉郎の対比に焦点を置いて観るのもひとつの観方だろう。

三大ミュージカルプリンスコンサート StarS

三大ミュージカルプリンスコンサート StarS

アトリエ・ダンカン

東急シアターオーブ(東京都)

2013/05/08 (水) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

歌、踊り、トークも満喫
ミュージカルだと思ってましたが、普通に歌が中心のコンサートでした。
歌と踊りは安心して見られるのでもちろん最高でしたが、それ以外に、結構おもしろトークがあるので3人のキャラがよくわかってすごく楽しめました。
この3人が集まるのもすごいので、行ってよかったです。
雰囲気はペンライト?振ってる人が多くて、99%が女性って感じでしたので、アイドルコンサートっぽかったです。

【全ステージ終了しました!ご来場ありがとうございました!】ハロー!新宿ちゃん。

【全ステージ終了しました!ご来場ありがとうございました!】ハロー!新宿ちゃん。

なかないで、毒きのこちゃん

新宿眼科画廊(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/05/15 (水)公演終了

満足度★★★

意外なフィット感
3人の作家による2人芝居の約20分×4本。1本目はなかなか面白い仕掛けがあるのだが、アクシデントで一時はどうなるかと少し心配させた。終わり方はちょっと勿体ない。2~4本目は作家が異なるのだが、偶然、微妙な関係の男女の話になったらしく意外な統一感があり、全体が巧くフィットしていたように思う。好みで言えば、2本目が物語として好きなんだけれど、演じられたものとして観ると、4本目に安定感がある。狭くてライブなスペースなので、怒鳴るシーンでもあまり大声で演じられると、うるさくて興醒めな印象がある。

ネタバレBOX

1本目は、15人という大人数の予約をしている客が来ていないので、開演を送らせようということになった、受け付け(制作)2人の話。そのために、「当方の不手際で未到着のお客様が数名いらっしゃるので、開演を10分ほど押させていただきます」と挨拶するところから芝居が始まるのだが、それに対して「時間通り来てる客を何だと思っているんだ。不手際とは何だ。説明しろ。」と怒る客がいて、「実は芝居が始まっているんです」と説明する破目になってしまった。勿体ない。怒る気持ちも分かるけれども、そのくらいなら待ってあげる度量も欲しい気がするのだが…(^_^;)。
奥村さんのお茄子

奥村さんのお茄子

こねじ

大吉カフェ(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

3バージョンそれぞれの面白さ
9日に2バージョン、12日に残りの1バージョンを・・・。
同じ戯曲なのに、印象はかなり違っていて。

そもそも戯曲は従前にも観たものですが、
それぞれの役者たちが、その戯曲にのっかって
描き出す世界の色がおもしろく、
3バージョンの同じ展開を観ても
全く飽きることがありませんでした

ネタバレBOX

・内山奈々×寺部智英Ver

二人の役者が、それぞれのトーンをしっかりと持っていて
それを貫いてもいて・・・。

最初はキャラクターの設定というかペースが
一番ナチュラルに乖離している感じがするのですが、
乖離しているからこそ、
それぞれの個性がしっかりと見えてくる感じもあって。

それが、お互いをロールのベースを崩してではなく、
違ったペースを貫きながら束ねられていくことが
やがて物語の世界全体を大きく広げていく印象がありました。

あと、他のVer.と比較しても、
この二人が醸し出す人見知り感や解け感の精緻さは際立っていて、
ありえない話があるとすれば、
このVer.が一番リアルな描写であったような気も・・・。


・両角葉 × 浜野隆之 Ver.

二つのロールががっつりと噛みあっていて、
物語がストレスなくすいすいと流れていく。
それぞれが,相手の空気をきっちり受け取り、
互いに相手のリズムを自らのリズムに取り込んで
シーンを重ねていく感じ。

物語の骨格が実によく見えて、
台詞のやり取りも観ていて心地よい。
なんというか、戯曲を真正面から見ている感じもあって。

ただ、その分、戯曲からやってくる、
噛みあわないことからの膨らみは、
ちょっと削がれている印象がありました。
もうちょっと、いろいろに遊んでもよいかなぁとも
思った部分もありつつ、
これはこれで味わいだなぁとも。

あと、初日の一発目だったので、
その後の公演ではいろんな崩しがはいっていくのかもなどとも
思いました。

・佐々木なふみ x 菅野貴夫 Ver.

前半はキャラクタのデフォルメとナチュラルさの
ずれがとても面白くて。
それぞれが自らのペースを貫きつつ、
うまく相手とのメリハリを導き出している感じ。

それが後半になると
次第に一つのトーンに束ねられて、
物語の骨格が新たな奥行きをもって現れてきます。
前半にくらべて、物語のペースがすこしだけゆっくりやってきて、
その分、人が生きる時間の感覚が
より深く伝わってくる。

多分、女性のキャラクターそのものは、
一番あからさまに作りこまれているのですが、
そのことがむしろキャラクターそのよりも、
そのキャラクターを踏み台にして訪れる風景や感触に
観る側の視界を開いていて。
男性にも、徒に女性のペースに合わせるのではなく、
女性側にデザインされたものが
ぶれたり滅失したりのない
色や質感の貫きがあって。

他の2Ver.とは一味異なるバランスのよさや完成度が
観る側をより惹き付けつつ、
この会場の雰囲気に醸される
作意の枠からはみだしたような余白を
若干減じさせている感じもしたのですが
最後に見たVer.だったこともあり、それは、他のVer.の魅力を
より引き出しているようにも思えたことでした。

個々の舞台の面白さに加えて、
3バージョン観ることでの味わいも受け取ることが出来て・・・。
ほんと、楽しませていただきました。
ビーチバレー

ビーチバレー

桃と虎

大吉カフェ(東京都)

2013/05/06 (月) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★

ゆるゆるなコント集
今回は、「桃と虎とイギーとザッキー」というユニット名で、4人でのコント集。いつもながら、ゆるゆるで脱力しまくりのコントだが、体を張って頑張っているのは、なかなか立派。ただ、全般にオチは今一つ私にはしっくり来なくて残念。畔上嬢はまた痩せたような気がする。

ミュージカル「あたたかい心」

ミュージカル「あたたかい心」

児童劇団「大きな夢」 稲城子どもミュージカル

パルテノン多摩【旧情報】(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/04 (土)公演終了

満足度★★★★★

町長最高、提督イケメン
町長のぶっ飛び方が凄いです♪
あのなんともいえない魅力ある演技は素晴らしいです!
そしてハッピー提督!
歌も、所作も、台詞も、超カッコイーです!
脇を固めるお付の2人の兵士の所作がまた素晴らしく、提督の素晴らしさを引き立ててました。

ローラもグッド!お姉ちゃんの力強さとお父さんに縋る弱さがよく出てました。引き込まれました
イジル&クロア、リリーも味があってよかったですね。キロリもがんばってました!

トモミとエミル/ジョン/リッチトリオの絡みも最高
イジメッこなのにちょっとダメな感じが、地味ながらにしっかり作品を支えてたと思います。

なんなんとうに雪がふる

なんなんとうに雪がふる

新百合子どもミュージカル

川崎市多摩市民館(神奈川県)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

ユカと不思議な仲間たちがGoodでした!
「なんなんとう」といえば、「キッズミステリーサークル」!
彼らのまじめなオトボケが、「なっちゃん」達の良さを引き立てます。
いい感じの「キッズミステリーサークル」でした♪
ユカは、いいキャラがでてました。また、ジュンのぼけとケイの突っ込みが、とても本当は中高生とは思えない、微笑ましい絡みでしたね♪

「だいだらぼっち」も、うやうやしくも優しい、大自然的な「だいだらぼっち」でした!

婦系図

婦系図

花組芝居

セーヌ・フルリ(東京都)

2013/05/12 (日) ~ 2013/05/18 (土)公演終了

満足度★★★★★

これは「朗読劇」ではない!
初日観劇。
前回のリーディング公演「天守物語」は超えてくるだろうな、程度の心構えで拝見し、猛省しました。
朗読劇だから、といって簡素なイメージを理由に観劇を見送ろうとしてる方がいたら、絶対に後悔します。
イメージを塗り替えます、あまりにも鮮やかに、圧倒的に。

じっと座って本を読む、という朗読劇スタイルが苦手なので、ホンヨミと冠していても役者が動き回るスタイルは見応えがあって…これは立派なお芝居じゃないか!と嬉しかったです。

三人姉妹

三人姉妹

三条会

ザ・スズナリ(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/13 (月)公演終了

20130512
(^・ェ・^)拝見しました

暗室の窃視者

暗室の窃視者

オフィス再生

APOCシアター(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

20130512
(^・ェ・^)拝見しました

SHOOTING PAIN

SHOOTING PAIN

コロブチカ

横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)

2013/05/04 (土) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

コロ・池亀ご両人のイイトコ取り
前半のドタバタ系パートは池亀色が濃厚だが演者がオトナなので(?あくまで私見)また違った味わいがあり、終盤ではしっとりとした哀しみも漂って(「まあくんがいなくなった」以降、立花・マツリそれぞれの喪失感が現出して切ない)、コロ・池亀ご両人のイイトコ取り的な感覚。
OP・EDのシルエットで見せるダンスもステキ!(映画のOPタイトルバックのようでもある)

focus. 神話

focus. 神話

ミームの心臓

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/08 (水)公演終了

満足度★★★

構成はともかくなげーよ!
【総論】
「どちらかと言えば神話よりもアレでは?」に始まり、真っ当に神話に向き合い過ぎた(?)ものを経て、程よくバランスの取れた作品で締めた、な感じ(私見)。

【各論】
ハイブリッドハイジ座「皮にパンク」
神話と言うより都市伝説的な題材だったがトップバッターとして観客を引き付けるに足るイキオイはアリ。
ただ、70分はチョイ長?

ミームの心臓「東の地で」
いかにもミームらしい雰囲気を持った「力作」。
いや、幹事ということもあってかチカラが入り過ぎて堅苦しいという意味で。
とはいえ、終盤での結界(?)や血の「見せ方」などが好き。

四次元ボックス「cicada」
両極端な2作の後に程よくバランスのとれた1作。
移転前のユーロスペースの小さい方のスクリーンでレイト上映されていた映画のようなニオイと神話ネタが上手くブレンドされて好み。

しかし全部観ると3時間半(初日は4時間だったとか)にも及ぶというのに小さなパイプ椅子の席が多いのはいかがなものか?

ネタバレBOX

四次元ボックスの作品には角膜移植により故人の見たものが見えるようになるというブラックジャック「春一番」が原作の映画「瞳の中の訪問者」を連想。
三人姉妹

三人姉妹

三条会

ザ・スズナリ(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/13 (月)公演終了

満足度★★★★

分かりやすく剥がれて
最初は舞台にあるものを
手探りで眺めているだけでしたが、
やがて、シーンのそれぞれから剥ぎだされてくるものが
とてもわかりやすいことに気づいて。

そうなると、やってくるシーンのひとつずつが、
実におもしろくなりました。

ネタバレBOX

「三人姉妹」自体は
ずいぶん前に戯曲に比較的忠実な舞台をみたことがあって、
その筋書きはしっているのですが・・・。

でもそれに比べて、ずいぶんとシーンごとの印象が、
あからさまにも感じて。

作り手のシーンが持つニュアンスの切り取り方も単純ではなく、
ときに恣意的に薄っぺらく、いろいろに踏み出して、
でも、戯曲の記憶というか、
シーンの印象を外していない。
そして、それぞれが内に持つものが、
時にあからさまに、あるいは踏み出し、
でも実直に描き出されて・・・。

終わってみれば、戯曲の新たな印象が残って・・・。
なにか、戯曲にたいする視野が大きく広がったような
感じがしたことでした。


ハッピークイーンとイバラの姫

ハッピークイーンとイバラの姫

カラスカ

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

チャレンジ!大成功!
バカバカしくてめっちゃくちゃ面白かったです!

ネタバレBOX

自分の子供を病気にして、看病する姿を見てもらって満足する性癖のお母さんが実際にいましたが、この作品の主人公葵は自分が虐められたりして不幸を感じることで喜ぶタイプの女性でした。

そんな病気があったなとか小難しいことを考えていましたが、探偵が葵のことを変態と言った一言で、ストーリー全体が物凄く分かり易くなりました。

不幸な目に遭う度にニヤッとする葵、そして、その変態を治すための荒療治ですが、友人たちに連れられて舞浜で遊んだり、ハッピーの押し売りとその困惑振りのまあ面白いこと、面白いこと。

全員が女性、それぞれキャラが立っていて、しかもヘタウマなところがストーリーとマッチしていて最高でした。
月光カノン

月光カノン

劇団ジャブジャブサーキット

三重県文化会館(三重県)

2013/05/11 (土) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

ジャブジャブサーキット「月光カノン」観ました
 ジャブジャブサーキット初の三重公演。各地で巡演、名古屋でも9月にやるそうですが、この時点では知らず…(でも、早く観れる方がいい)


 いつも以上に、役者同士の身体のあり方や台詞の間が、まとまりさらさらと流れる清流の音のように感じられた。当日パンフで、はせさんのクラシック音楽への傾倒を知り、納得。(そうか、そうだったのかw)

 基本設定はすこしSFだけど、全て分からなくても回収できなくても、舞台上の空気をじゅうぶん味わえる。中盤の、位相の違いが外れた逢魔ヶ時のような場面が好き。

 セットもあいかわらず、具象と抽象のはざまに漂うようで不思議。
 辛さとやさしさを湛えた舞台。
 

 土曜夜の回のアフターイベント、はせひろいちさん×佃典彦さん(B級遊撃隊)×平塚直隆さん(オイスターズ)のアドリブ文士劇、観たかったけど、予定が入って観れませんでした。残念。。。

 あ、あと、ラスト近く、はしぐちしんさんの華麗なステップが見物ですw

春のおたより

春のおたより

てがみ座

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/05/08 (水) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

元反政府活動家とは
反政府活動家をやめた者のことです。それなりの理由がありました。

ネタバレBOX

胃の辺りに棲む身体の中の牛が鳴くと、もう我慢ができないくらいに飽きてしまっておさらばしたくなるそうです。反政府活動も恋人も、そしてそろそろ人生も。

半口開けてボーっとした男にはピッタリの設定でした。それでも元カノまでが、死ぬより徴兵忌避の方がいいと真剣に逃走を考えたところを見ると、こんな男にも足は臭いですが魅力的な面がきっとあるのでしょう。

作家の鈴江俊郎さんは、セミを鳴かせたり牛を鳴かせたり、日本にクーデターが起きたり反政府活動があったり、不倫やフリーセックスみたいな自由恋愛があったり反政府活動の行き着くところが婚姻制度の否定と称する一夫多妻的なものであったりと、ちょっとパターンが似たところがあるようです。

因みに、セミが鳴くとは、そう言えばあんなにうるさかったセミがいつの間にか鳴かなくなった、死んじゃったのかな、まっいいか、俺には関係ない…というくらいの意味です。

期待しないふりをして期待するってもろ現世利益を願っていることで、あまり好きなシーンではありませんでしたが、ラストで二人の女性には期待していた汽車の音が聞こえてきました。三人の結婚式、出征前の束の間の幸せといったところでしょうか。

男に牛の鳴き声が聞こえなくて本当に良かったと思いました。

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