
杮葺落五月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2013/05/03 (金) ~ 2013/05/29 (水)公演終了
満足度★★★★
全部を一日で鑑賞
どれか一つの部をみるならやはり第3部かな?「京鹿子娘二人道成寺」の玉三郎と菊之助がほんとに美しい。こけら落とし公演で見たことを後々まで自慢したいところだが、私が見た11日は玉三郎が不調だった。どこが痛かったのだろうか、踊りを途中でやめてしまったところもあり、顔にも剣がある。「石切り梶原」がいまひとつわかりにくいのに長いのも難。第二部の「廓文章」は品のいいぼんぼんを愛嬌よく、嫌味なくできるのは仁左衛門ぐらいしかいない。こちらの玉三郎もきれいだが、出番は少ない。打掛が素晴らしいのでお見逃しなく。

あかいくらやみ~天狗党幻譚~
阿佐ヶ谷スパイダース
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2013/05/05 (日) ~ 2013/05/26 (日)公演終了
満足度★★★
原作からは一味違うようだ
山田風太郎「魔群の通過」をベースに、水戸天狗党を題材にした芝居、ということは事前の情報で分かっていたが、長塚圭史はそう単純には芝居を作っていない。昭和20年からスタートして、幕末が中心となるものの、時代が大きく前後し錯綜し混乱し幻惑する不思議な作りになっている。最近の長塚作品とは不条理さで通ずるものがあるが、ある意味分かりやすい面もあり、エンターテインメント性もそれなりに見せている。座組が豪華で癖のある役割を各々がしっかり演じているのは見応えがあった。

奥村さんのお茄子
こねじ
大吉カフェ(東京都)
2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了
満足度★★★★
空間で印象が変わる
東京ねじの時代のカフェ公演を観ている。今回はユニットが変わったものの、佐々木なふみ作・演出で3バージョンの公演。その内、浜野隆之・両角葉のバージョンだけ観た。ほとんど変わっていないようなのだが、空間が洋風のカフェから縁側のある和室に変わったことで印象が大きく変わった。演者が変わったことによる変化はもちろんあるのだけれども、今回観た2人の関係性はマンガの感触に近いようにも思えた。

かもめ
地点
カフェ・モンタージュ(京都府)
2013/05/05 (日) ~ 2013/05/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
【おすすめ】かもめ
キャストによるお茶のサービスや解説など、客入れからして面白い。派手な演出などはありませんが、素朴な淡色のライトによる照明の効果も相まって、美しい能のようなミュージカルでした。素晴らしい作品です。おすすめ。

ミニチュア!
こちらスーパーうさぎ帝国
小劇場 楽園(東京都)
2013/05/08 (水) ~ 2013/05/12 (日)公演終了
満足度★★★
街を、人々を描けていたか?
オープニングから小ネタが連発され、役者紹介などもセンスが感じられたので、「おっ、これはいけるかも。」と思ったのだが途中から失速していまい残念。それぞれのキャラクターが一見個性的で魅力的な存在のように見えるが私には没個性的でステレオタイプ的な印象に映った。それは一言で言ってしまうと“深みがない”ということになる。また、サークルの先輩、後輩であったり居酒屋を営む夫婦であったり、幼馴染の男女であったり、それそれ繋がっているようであって描かれ方が希薄で「小さな街に住む人々」としての一体感が生まれていない。必然、「街」の輪郭もぼやけてしまい、作者が当日パンフで語る、「主役は街です。」とはなっていないように思えた。エンディングも予定調和的で物足りない。今後のストーリー性の充実を期待したい。

松ぼっくりⅢ
植吉劇場
「劇」小劇場(東京都)
2013/05/09 (木) ~ 2013/05/13 (月)公演終了
満足度★★★★
植木屋ならではの・・・
「植木屋が演る、植木屋の芝居」というだけあって、施主が代替わりし、先代が愛した日本庭園を西洋風の庭園に変えたいという要望に揺れ動く植木屋の親方という、現実にありえそうなエピソードを軸に、師弟関係や兄妹の関係を人情豊かに描いた作品。登場人物それぞれの心情が丁寧に表現され、個人的にはとても好みな芝居だった。造園会社の社長、照山慶司や主人公の妹でリンゴ園を営む木村次郎の登場が物語にアクセントをつけて笑わせてくれる。無農薬で育てたりんごが蕾をつけたことに子供のように大喜びする次郎と、自身が手がけた庭を潰さなけらばならない植木屋の親方、松山吉郎の対比に焦点を置いて観るのもひとつの観方だろう。

三大ミュージカルプリンスコンサート StarS
アトリエ・ダンカン
東急シアターオーブ(東京都)
2013/05/08 (水) ~ 2013/05/12 (日)公演終了
満足度★★★★
歌、踊り、トークも満喫
ミュージカルだと思ってましたが、普通に歌が中心のコンサートでした。
歌と踊りは安心して見られるのでもちろん最高でしたが、それ以外に、結構おもしろトークがあるので3人のキャラがよくわかってすごく楽しめました。
この3人が集まるのもすごいので、行ってよかったです。
雰囲気はペンライト?振ってる人が多くて、99%が女性って感じでしたので、アイドルコンサートっぽかったです。

【全ステージ終了しました!ご来場ありがとうございました!】ハロー!新宿ちゃん。
なかないで、毒きのこちゃん
新宿眼科画廊(東京都)
2013/05/10 (金) ~ 2013/05/15 (水)公演終了
満足度★★★
意外なフィット感
3人の作家による2人芝居の約20分×4本。1本目はなかなか面白い仕掛けがあるのだが、アクシデントで一時はどうなるかと少し心配させた。終わり方はちょっと勿体ない。2~4本目は作家が異なるのだが、偶然、微妙な関係の男女の話になったらしく意外な統一感があり、全体が巧くフィットしていたように思う。好みで言えば、2本目が物語として好きなんだけれど、演じられたものとして観ると、4本目に安定感がある。狭くてライブなスペースなので、怒鳴るシーンでもあまり大声で演じられると、うるさくて興醒めな印象がある。

奥村さんのお茄子
こねじ
大吉カフェ(東京都)
2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了
満足度★★★★
3バージョンそれぞれの面白さ
9日に2バージョン、12日に残りの1バージョンを・・・。
同じ戯曲なのに、印象はかなり違っていて。
そもそも戯曲は従前にも観たものですが、
それぞれの役者たちが、その戯曲にのっかって
描き出す世界の色がおもしろく、
3バージョンの同じ展開を観ても
全く飽きることがありませんでした

ビーチバレー
桃と虎
大吉カフェ(東京都)
2013/05/06 (月) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★
ゆるゆるなコント集
今回は、「桃と虎とイギーとザッキー」というユニット名で、4人でのコント集。いつもながら、ゆるゆるで脱力しまくりのコントだが、体を張って頑張っているのは、なかなか立派。ただ、全般にオチは今一つ私にはしっくり来なくて残念。畔上嬢はまた痩せたような気がする。

ミュージカル「あたたかい心」
児童劇団「大きな夢」 稲城子どもミュージカル
パルテノン多摩【旧情報】(東京都)
2012/08/03 (金) ~ 2012/08/04 (土)公演終了
満足度★★★★★
町長最高、提督イケメン
町長のぶっ飛び方が凄いです♪
あのなんともいえない魅力ある演技は素晴らしいです!
そしてハッピー提督!
歌も、所作も、台詞も、超カッコイーです!
脇を固めるお付の2人の兵士の所作がまた素晴らしく、提督の素晴らしさを引き立ててました。
ローラもグッド!お姉ちゃんの力強さとお父さんに縋る弱さがよく出てました。引き込まれました
イジル&クロア、リリーも味があってよかったですね。キロリもがんばってました!
トモミとエミル/ジョン/リッチトリオの絡みも最高
イジメッこなのにちょっとダメな感じが、地味ながらにしっかり作品を支えてたと思います。

なんなんとうに雪がふる
新百合子どもミュージカル
川崎市多摩市民館(神奈川県)
2013/03/27 (水) ~ 2013/03/28 (木)公演終了
満足度★★★★★
ユカと不思議な仲間たちがGoodでした!
「なんなんとう」といえば、「キッズミステリーサークル」!
彼らのまじめなオトボケが、「なっちゃん」達の良さを引き立てます。
いい感じの「キッズミステリーサークル」でした♪
ユカは、いいキャラがでてました。また、ジュンのぼけとケイの突っ込みが、とても本当は中高生とは思えない、微笑ましい絡みでしたね♪
「だいだらぼっち」も、うやうやしくも優しい、大自然的な「だいだらぼっち」でした!

婦系図
花組芝居
セーヌ・フルリ(東京都)
2013/05/12 (日) ~ 2013/05/18 (土)公演終了
満足度★★★★★
これは「朗読劇」ではない!
初日観劇。
前回のリーディング公演「天守物語」は超えてくるだろうな、程度の心構えで拝見し、猛省しました。
朗読劇だから、といって簡素なイメージを理由に観劇を見送ろうとしてる方がいたら、絶対に後悔します。
イメージを塗り替えます、あまりにも鮮やかに、圧倒的に。
じっと座って本を読む、という朗読劇スタイルが苦手なので、ホンヨミと冠していても役者が動き回るスタイルは見応えがあって…これは立派なお芝居じゃないか!と嬉しかったです。

三人姉妹
三条会
ザ・スズナリ(東京都)
2013/05/09 (木) ~ 2013/05/13 (月)公演終了

暗室の窃視者
オフィス再生
APOCシアター(東京都)
2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

SHOOTING PAIN
コロブチカ
横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)
2013/05/04 (土) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
コロ・池亀ご両人のイイトコ取り
前半のドタバタ系パートは池亀色が濃厚だが演者がオトナなので(?あくまで私見)また違った味わいがあり、終盤ではしっとりとした哀しみも漂って(「まあくんがいなくなった」以降、立花・マツリそれぞれの喪失感が現出して切ない)、コロ・池亀ご両人のイイトコ取り的な感覚。
OP・EDのシルエットで見せるダンスもステキ!(映画のOPタイトルバックのようでもある)

focus. 神話
ミームの心臓
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/05/02 (木) ~ 2013/05/08 (水)公演終了
満足度★★★
構成はともかくなげーよ!
【総論】
「どちらかと言えば神話よりもアレでは?」に始まり、真っ当に神話に向き合い過ぎた(?)ものを経て、程よくバランスの取れた作品で締めた、な感じ(私見)。
【各論】
ハイブリッドハイジ座「皮にパンク」
神話と言うより都市伝説的な題材だったがトップバッターとして観客を引き付けるに足るイキオイはアリ。
ただ、70分はチョイ長?
ミームの心臓「東の地で」
いかにもミームらしい雰囲気を持った「力作」。
いや、幹事ということもあってかチカラが入り過ぎて堅苦しいという意味で。
とはいえ、終盤での結界(?)や血の「見せ方」などが好き。
四次元ボックス「cicada」
両極端な2作の後に程よくバランスのとれた1作。
移転前のユーロスペースの小さい方のスクリーンでレイト上映されていた映画のようなニオイと神話ネタが上手くブレンドされて好み。
しかし全部観ると3時間半(初日は4時間だったとか)にも及ぶというのに小さなパイプ椅子の席が多いのはいかがなものか?

三人姉妹
三条会
ザ・スズナリ(東京都)
2013/05/09 (木) ~ 2013/05/13 (月)公演終了
満足度★★★★
分かりやすく剥がれて
最初は舞台にあるものを
手探りで眺めているだけでしたが、
やがて、シーンのそれぞれから剥ぎだされてくるものが
とてもわかりやすいことに気づいて。
そうなると、やってくるシーンのひとつずつが、
実におもしろくなりました。

ハッピークイーンとイバラの姫
カラスカ
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2013/05/10 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

月光カノン
劇団ジャブジャブサーキット
三重県文化会館(三重県)
2013/05/11 (土) ~ 2013/05/12 (日)公演終了
満足度★★★★
ジャブジャブサーキット「月光カノン」観ました
ジャブジャブサーキット初の三重公演。各地で巡演、名古屋でも9月にやるそうですが、この時点では知らず…(でも、早く観れる方がいい)
いつも以上に、役者同士の身体のあり方や台詞の間が、まとまりさらさらと流れる清流の音のように感じられた。当日パンフで、はせさんのクラシック音楽への傾倒を知り、納得。(そうか、そうだったのかw)
基本設定はすこしSFだけど、全て分からなくても回収できなくても、舞台上の空気をじゅうぶん味わえる。中盤の、位相の違いが外れた逢魔ヶ時のような場面が好き。
セットもあいかわらず、具象と抽象のはざまに漂うようで不思議。
辛さとやさしさを湛えた舞台。
土曜夜の回のアフターイベント、はせひろいちさん×佃典彦さん(B級遊撃隊)×平塚直隆さん(オイスターズ)のアドリブ文士劇、観たかったけど、予定が入って観れませんでした。残念。。。
あ、あと、ラスト近く、はしぐちしんさんの華麗なステップが見物ですw