入江雅人グレート一人芝居『MY GREATEST HITS 2』
キューブ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2013/04/05 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★
様々なタイプの一人芝居
SF大作からナンセンスな学園モノまでバラエティに富んだ構成で、映画や音楽に対する愛情が感じられる公演でした。
録音の声にツッコミを入れ続ける作品、1役だけを演じて他の登場人物は観客の想像に任せる作品、レクチャーのような作品、20以上の全ての役を次々に演じ分ける作品、と色々な形式による一人芝居が演じられ、楽しめました。
基本的に笑える作品が多いのですが、時折泣かせるシーンがあり、バランスが良かったです。
作品と作品の間の繋ぎの時間も、映像や舞台上での衣装替えを用いて、ちゃんと見せる演出になっていたのが洒落ていて良かったです。
SF大作『東京大パニックメガネ』では、衣装や小道具を用いず(メガネが重要なアイテムなのに、そのメガネさえ振りで演じていました)、声色も極端に変えているわけでもないのに、多数の登場人物の誰を演じているのかがハッキリ分かり、素晴らしかったです。
内容も映画で良くあるような台詞や演出をパロディー的に散りばめながら、投げやりなくらい早い展開で進めていて楽しかったです。
スモークを度々用いていましたが、量が中途半端で効果が無いように思いました。わざわざ使わなくても演技だけで十分表現出来ると思いました。
入江雅人グレート一人芝居『MY GREATEST HITS 2』
キューブ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2013/04/05 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★
ワクワク感が無い
立って行う新作落語のようでした。つまらないものと少しつまらないものがありました。
ネタバレBOX
ブルー&スカイさんの新作『火につよいアイツ シリーズ』は、火をつけられても大丈夫な人たちを巡る何本かのシュールなナンセンスコメディ。発想は豊かです。
『東京大パニックメガネ』は、メガネ型宇宙人の襲来とでも言うべきSF超大作でしたが、急いで筋を追っかけているだけでした。
『爆走遊戯』は、とある俳優が役者を目指すきっかけになった学芸会でのウサギとカメをモチーフにしたシニカルな賭けマラソンの話でしたが、本当に学芸会のようでした。
一人で2時間10分、50歳、大変なのは分かりますが、頑張ってるで勝負されても困りますと思いました。
極彩色vol.1
劇団虚幻癖
荻窪小劇場(東京都)
2013/03/29 (金) ~ 2013/03/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
一筋縄ではいかない
6作品のオムニバス形式だったので、テーマはそれぞれにあったと思います。
コミカルで大笑いした場面でも、作者のシニカルな笑みが見え隠れするような、単純かつ複雑な内容で、観劇した後でもいろいろ考えさせられました。
一風変わった、そして見応えのある公演でした。
次回の本公演が楽しみです!!
続・11人いる! 東の地平 西の永遠
Studio Life(劇団スタジオライフ)
サンケイホールブリーゼ(大阪府)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっと
全チームの『続11人いる!』を観る事ができました。人が違えば印象も違う。それでも伝えたい事は同じ。星同士の争い、平和共存が互いの為であるのに、支配しようとしたくなる。王様の決断、フォースの想い、観ていて苦しいし悲しい。でもそこから始まる未来が、のちの星々にとって明るいものであることを祈らずにいられない。何度でも観たくなる舞台。ありがとうございましたm(_ _)m
紙風船文様
カトリ企画UR
atelier SENTIO(東京都)
2013/03/30 (土) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★
演出家(たち)の、格闘の記録
岸田國士の有名な戯曲『紙風船』を、同じ役者を使い、演出家を変え、2年ぐらいかけて上演するという、意欲的でとても興味をそそられる企画だ。
その第1回目。
次回も楽しみだ。
ネタバレBOX
『紙風船』は、2011年の利賀演劇人コンクールでも取り上げられ、確か5つの団体(個人)が同じ『紙風船』を上演し、競い合った。
また、オクムラ宅さんの企画で、『紙風船』の戯曲には手を加えず、演出のみでオリジナルに近い大正時代と現代の2つのパターンを2本立てで、見事に見せたというのも記憶に新しい。
今回の企画は、前述のように、演出家は「同じ戯曲」「同じ役者」「音楽なし」という縛りのみで、あとは何をしても自由というレギュレーションで行われる。
「同じ役者」という縛りは、相当な縛りではないだろうか。
演出家にとって、自分のイメージで演出したいとなると、役者というピースはとても大きなものとなるからだ。
役者は、黒岩三佳さん、武谷公雄さんという、味があってうまい人が用意されている。
しかし、やはり、その人の持つ、あるいは醸し出す雰囲気はあるだろう。
第1回目の演出家は、西尾佳織さん。
戯曲の中心は、なるほど変えてないものの、最初から違和感が生じた。
それは、もちろん演出によるものだ。
そして、その違和感は、「マルイのスプリングセール」で頂点に達した。
丸井が大正14年(戯曲の発表された年)にあったかどうかではなく、例えば、「スプリングセール」と「活動(映画のこと)」という、2つの語句の座りの悪さ。
時代設定がどう、ということいではなく、聞き流すことのできない違和感だった。
それは、最初から感じていたことなので、聞き流せなかったということもある。
つまり、この違和感は、どうやら「戯曲に対する演出家(たち)の違和感」でもあったようだ。
戯曲で描かれる男女の関係に違和感を感じ、演出家(たち)はそれと格闘したようなのである。
つまり、これは演出家(たち)の、格闘の記録ではないか。
演出家(たち)が、結婚1年の夫婦、あるいは男女の関係について、どう感じ、どう理解して、どう表現するかということなのだ。
演出家(たち)は、自分たちが感じているものを、(たぶん)岸田國士の戯曲『紙風船』の中には見出せず、何かを加えて、あるいは削って、自分たちの気持ちに近づけようとしたのだろう。
結局それが中途半端で「違和感」を感じてしまったのだ。
岸田國士の戯曲『紙風船』が「強い」ということもあろう。
長年、いろんなところで上演されてきたこともあり、さらに言えば、ここで描かれる「結婚1年目、ある夫婦の、ある日曜日の、ちょっとした倦怠感」が、共感されやすいということもあるからだろう。
「共感されやすい」とは、「ああ、なんかそんなこと、ありそう」と思わせるところで、その力がこの戯曲は強いということなのだ。
そこに対して、「ああ、そうなんだろうな」では済まさないで、「違和感あり!」と、立ち向かった演出家・西尾佳織さんの姿勢は素晴らしいと思う。
それでなければ、この企画は成立しないのであるから、プロデューサーのカトリヒデトシさんはしてやったり、というところではないだろうか。
ただし、結果としては、岸田國士に力で押し返されてしまったという印象だ。スタンダードな戯曲となっている強さが見えた。
『紙風船』を換骨奪胎して自分のカラーにしてほしかった、ということではなく、『紙風船』を取り込んでしまうような演出が見たかったと思った。
それが時間切れなのか、諦めなのかよくわからないが達成されていないところに未練は残る。
私が最初に感じた違和感というのは、芝居の冒頭に訪れる。
夫が部屋に入って、お菓子を食べるシーンがある。飲み物を飲むときにわざと音を立てるのだが、それに気がつき、妻がちらりと夫を見るのだ。
その「ちらり」と、それに対する夫の反応が、2人の関係を表していたように思えたのだ。
この2人の反応は、岸田國士のそれではなく、その後にも現れてくる、妻の「低体温」な雰囲気が夫婦の関係を支配しているように感じたのだ。
その2人の関係が、結婚1年目、ある日曜日の、夫婦のちょっとした倦怠ムードから1歩踏み込んでしまったように感じたのだ。
私の個人的な意見としては、演出家が感じるほどの、2人関係はアンバランスではないということ。例えば、少しいじわるをしてみたいという程度の、ユーモアを内面にしたやり取り(会話)だと思うからで、その表面に現れないユーモアや夫婦間の関係(愛情と言ってもいいかもしれない)まで、もう少しくみ取ってほしかったな、と思うのだ。例えば、海に行くシーンからの、妻の温度の下がり方が気になったりするのだ。
もちろん、これは私の個人的な感想なので、演出家がどう感じ、どう表現するのかは自由であろう。
最後に、出てくるはずの、タイトルにもなってくる「紙風船」が出てこなかった。
岸田國士が「紙風船」に込めた想いは、演出家にはピンとこなかったのかもしれないが、ならば、演出家にとっての「紙風船」を見せてほしかったと思った。
ハンバーグではないと思うけど(笑)。
オリジナルの戯曲のラストの感じも好きなもので。
ご存じのとおりatelier SENTIOの脇には東武電車が走る。
さらに階上からの下水が流れる音などもしてくる。
その生活音が、舞台に活きていたように感じた。
新婚1年目の夫婦が住んでいる、線路脇のアパートの一室。
岸田國士が描いた、一軒家の縁側、ではない、現代のリアルさだ。
さらに、観劇した日は、雨だったので、装置としての洋服や靴下が吊してあるのも部屋干しのようで、雨の日曜日の気怠さを、より感じたのだ。
そこにうまく立脚していれば言うことなかったのにな、と。
この企画来年までの間に数人の演出家で行われるという。
その人たちが、それぞれが感じる、結婚1年の夫婦、あるいは男女の関係について、岸田國士の戯曲を通じて明らかになっていくのだろう。
楽しみだ。
黄金街の夢ものがたり
芝居舎ジタリキ
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2013/04/05 (金) ~ 2013/04/06 (土)公演終了
満足度★★
・・・
妖しい雰囲気は伝わりましたが、個人的には「・・・」という感じで、面白いとは感じませんでした。前説が面白かったので、期待して観ていましたが・・。観客は、身内や知り合いの方が多いのか、登場しただけで笑ってうけていたので、余計に冷めて観てしまいました。宴会芸ならいいと思いますが、相方にもっと演技力が必要なのでは・・?と感じました。
VS
キリンにhighキック
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/04/05 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
2劇団対抗戦
青森の劇団VS静岡の劇団の対抗戦である。自分の評価は前者が星三つのお勧め。後者が星5つのお勧めである。だが、2つの劇団で1公演なので、星は4つとした。
ネタバレBOX
「つながらない」
とあるカフェ。この店の常連客、タマエの誕生会の日。どうでも良いことに気を使うウェイターと、これまた非本質的なことに拘る、タマエの元彼、山出。山出の申し入れで新しくタマエの彼になることを渋々という様子で承諾した仕事先の年下の同僚、佐藤。タマエのファンだが、無神経なテツオらの、非本質的なことを無理強いすることで生じる非常識のおかしさと微妙な恋愛感情を表現した作品。
「背徳的ジャスティス」
女詐欺師と彼女を徹底的に愛する男、詐欺師の姉を反面教師にしたような常識人の弟を中心に、金のプラグマティズムと愛の盲目、犯罪と倫理、常識と論理的思考が激突する。
姉は、金銭のプラグマティズムを徹底した詐欺師で、姉にいいように使われている弟は常識人だが、情報収集が得意な男だ。常に姉に恫喝され乍ら仕事を手伝っている。更に、姉に垂らし込まれ、姉の喜ぶことなら何でも引き受ける愛の盲目に生きる男を噛ませ、基本構造のしっかりした構成になっている。
小道具の使い方も鮮やかだ。例えば、立方体の置き方だけで、カフェ、レストラン、バイク等々に変化させ、短時間に、姉がカモを垂らし込む手管、即ちデートの様子、その「恋」の進展などをありありと眼前に浮かばせるのだ。また、姉の論理に殉じようとする悪には、一種の潔ささえ感じられテアトル ピカレスクとしても秀逸だ。
仕掛けはこれだけではない。遣り手の刑事が、疑いの目を向けて来たり、事業を拡大した姉の荒稼ぎを見て地廻りのヤクザがピンはねしようと狙って来たり。兎に角、観客を飽きさせないあの手この手で楽しめる。
杮葺落四月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2013/04/02 (火) ~ 2013/04/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
気持ちのこもった演技に感激!
初日の第二部を、一幕見席で観劇して来ました。
以前の歌舞伎座は、花道の七三(しちさん)にあるすっぽんというせりが全く見えませんでしたが、今度の歌舞伎座では見ることができるようになっていました。
「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ) 」
尾上菊五郎さんの弁天小僧菊之助は、気持ちのこもった演技でした。自分が見た菊五郎さんの舞台では、一番の出来でした。
「忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの) 将門」
大宅太郎光圀役の尾上松 緑さんの演技が光ってました。
台詞も聞き取りやすくなった上に力のこもった演技が、光圀役にぴったりはまっていたと思います。
第二部以外はまだ見ていませんが、是非他の部も見てみたくなりました。
ブラック・サバンナ
世田谷シルク
アトリエ春風舎(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
すばらしかった
演出が独特で、まさにアートを足した演劇でした。こういう作品は、自分は今まで見たことがなく、大変刺激的でした。
ネタバレBOX
アフタートークの回、ゲストの方はコックさんは宇宙人じゃないと言っていましたが、自分は最後までそうだと思って見てました。あと帽子さんもですよね。
従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン....
Théâtre des Annales
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/03/29 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
チラシで興味をもちましたので、行ってきました。戦争についても考える演劇です。また、光の使い方が大変効果的で引き込まれました。千秋楽まで頑張ってください。
知恵と希望と極悪キノコ
LIVES(ライヴズ)
シアタートラム(東京都)
2013/04/04 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★
予告どおりの楽しい舞台でありました
けど、中だるみ感もあり。
もっと洗練できたのでは?と思いましたです。
開演前の受付が45分前からで少々短かった上に、
手間取ってるようで、
観客の列を作ってしまって開演も遅れたのは改善すべきでは?
(せめて開演1時間前からの受付開始とかも考慮に入れるべきと思われた)
全席指定の2時間強でした
ネタバレBOX
仮面ライダーいなずま!・・・の劇場版製作現場=撮影所の話でした
(舞台セットは撮影所内部っす)
好評に終わったTVシリーズ(’71年らしい)の跡を継いでの劇場版製作→人気アイドルグループ”JKP89”やら、往年の元アイドル・・今はさっぱりで、製作サイドに仕事下さいと言い続けるようなオーラの消えた今回初の悪役する俳優さん等を要し、この映画出演を最後に役者を辞める決意をした戦闘員A役の俳優さんなどの話を。撮影現場でドタバタと楽しく見せるコメディでありました。始まりは製作発表の場で、各キャラクターの紹介に後ろに名前のプラカードが出るので判り易かった。
戦闘員A役のシバヒデキが撮影所で待ち時間前に来ていて、次々と役者やスタッフが入ってくるとこで。照明部が来ない!との話が・・。なんでもクランクインで盛り上がって飲んでたら、〆のラーメンを豚骨にしたくて本場の博多に行こうと夜行バスに乗ってしまったと。(よくある曇りガラス風の会話にして再現アリ=笑えた)で外は雨だし撮影所内で照明さんいなくても初日だし撮影は決行となる。最初は戦闘員役の方々が集合して来ますが、シニア役者で初演技となる人がいたり、劇団所属で妙にテンションの高い人がいたり。個性が強かった・・・。と思ったら、20年売れてない元アイドルの隼駿太郎さんも濃かった(^^)。女幹部役は昼ドラ=田園調布の噂の女ザマス婦人役の白城ミサが大物女優風で登場(再現ドラマの”ザマス婦人”は楽しかったー)らしさもGoodで、夫はこの劇場版の脚本家で気の弱そうな感じが伏線・・・。
シバさんの最後になるという役どころのため、一致団結して脚本を読み込み撮影シーンを盛り上げようとする戦闘員仲間達であったが、思いっきり空回りして、怒った監督がそのシーン丸ごとカットとする事になる。何とか知恵をめぐらせて、周囲の協力も得て。そのシーンは予定通りに撮影できてクランクアップのスチール写真の撮影で終劇です。
でーその知恵をめぐらせたトコロが間延びしすぎてましたね。コメディなので構わないといったらそーですが。脚本家の言った”悲哀”と戦闘員らが聞き間違えた”卑猥”って5人も揃って聞き間違えるのは説得力に欠けると思ったなぁ。隼さんの機転の利かせ方とか、2名だけ残っていたと思ったスートーカーまがいのファンが、実はシバさんのファンだったのは割りと想像通りではあったが、駿太郎の(自分のファンは)「絶滅してたかぁ」の台詞は笑えました。
で敵役の悪の組織デビルタンの劇場版用の敵(隼役)のデスキノコのキノコに拘る理由が、敵仮面ライダーの必殺技”ライダーサンダー”=雷の落ちた後にはキノコが良く生えるという説明も楽しかった。知恵を出し合うはずが、妙案が出なくてネットの知恵袋に投稿して回答を得ようという発想も受けました。
→結局上手い回答が得られなかったが、脚本家の投稿に気づいて上手にたきつけて撮影シーンを戻すのは説得力あったが。このくだりまでがgdgdっぽくていただけなかったなぁ。アイドルJKPがじゃんけんで3万人から勝ち残った89人という設定も楽しかった。(JKP=じゃんけんぽんの略でしたし) また妙に耳に残ったのが戦闘員D役の役者さんの所属団体=劇団年中無休という劇団名が気になったなぁ(^^) また監督がJKP好きらしいと撮影映像の巻き戻しが楽しい動きでありました(6番シードのドライビングエンジェルフィッシュ思い出しました(同じような再現シーンやっていたんですよ(^^))妙にすれてたライダー役のスーツアクターに、話での定番デビルライダーとか。細かい設定も良く出来ていた分。くどかったとこと中だるみしたとこは残念でした。
お金が全てのプロデューサーと監督の喧嘩とか。最後にきちっと決めたシバさんのs-ンとかはかっこよかった。
それにしてもライダーの頭の上に雲が乗ってるデザインも笑えたなぁ。=映像ではCGで処理して、今回のはスチール撮影用とかの台詞も細かくて良かったんだが。
ちなみに”ザマス婦人”気に入ったんだけど、
スピンオフとかしませんか?(^^)
泣き方を忘れた老人は博物館でミルとフィーユの夢をみる(爆撃の音を聞きながら)
おぼんろ
東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
嵐を呼ぶ異空間
殺風景な長方形のアトリエを未来の博物館に仕立てて、“昔々のおぼんろ”を再現する…。
空間演出の上手さと客を引っ張る巻き込み型は今回も健在。
そして何と繊細な物語だろう。
高橋倫平さんが階段を駆け登るシーンの泣きたくなるような切なさ、これが彼の、おぼんろの表現力だと思う。
いつも衣装のセンスに感心するけど、今度もえらく可愛いのだ。
フィーユの衣装など、どこかの少年合唱団みたいで少年の純な心を映すよう。
末原拓馬さんが「目を閉じて5秒後に目を開けてください」と言ったら
そのとおりにしよう。
おぼんろの演出に100%乗っかること。
そうすれば、アトリエイーストは異空間に変わる…。
ネタバレBOX
会場入り口では過去の公演の映像をビデオで流している。
博物館では、舞台衣装やアクセサリー、役者のプロフィールなどが紹介されている。
「ゴベリンドンの沼」の舞台の熱が蘇るような気がした。
こういう空間で、ゴベリンドンのリーディング公演なんかやったらどうかしら?
確かにアクションや身体表現の魅力満載の舞台だけど
もともとの脚本に力があるのだから、思い切ってコンパクトにして
役者があの衣装でリーディングするだけでも十分物語は伝わるはず。
コアなファンだけでなく、「ゴベリンドンの沼」初演を見損ねた人を
来るべき再演にいざなう呼び水になるような企画があっても良いと思う。
あの魅力的な台詞と声がまだ耳に残っているし、
雰囲気の良い空間だったのでそんなことも想像した。
拓馬さん、終演後客が外へ出てしまってから
「あっ、お金!!!」と叫んであわてて帽子を持ってロビーで投げ銭を集めて回るという
主宰らしからぬうっかりぶり、明日はしっかり集金した方が良いと思います。
老婆の心、老婆心(笑)
泣き方を忘れた老人は博物館でミルとフィーユの夢をみる(爆撃の音を聞きながら)
おぼんろ
東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
常設展にして欲しいくらい!
こんな博物館があったら、クチコミでアッと間に大人気になることでしょう!それにしても、今回は彼らの底知れなさに驚きました。一時間もないパフォーマンスだったと言うのに、きっと永遠に忘れないような記憶になりましたプレビューで観ることができてよかったです。明日一日で終わってしまうのが惜しいですが、知人に勧めようと思います。こんなに元気が出る芝居、観ないのは損だと思いました。
母の桜が散った夜
“STRAYDOG”
SPACE107(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです! もう何作も観ている「STRAYDOG」の舞台☆ いつも舞台の楽しさを教えてもらってます♪ 今回の舞台は、面白くって、面白くって、涙ホロリ♪ です。 観劇日記をブログに書きました。
つきあたりを見上げれば…【無事に終演致しました。ご来場頂きありがとうございました!】
劇団宇宙キャンパス
吉祥寺シアター(東京都)
2013/04/04 (木) ~ 2013/04/10 (水)公演終了
満足度★★
ぬるい世界
ひどい部分があるわけではなかったが、笑いにまで至っていない。苦笑止まり。
ラストも疑問。ぬるすぎる。
いくらなんでもそれはないんじゃないか?
シュワロヴィッツの魔法使い
メガバックスコレクション
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2013/03/29 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
相関は複雑とあるが
そんなに、ごちゃごちゃとは感ぜず、うまく人物が絡み合っていたと思います。
質が高いという形容ではないのですが、センスがいいというのか、思いがつまっているというのがいいのか、メガバの劇風というのがよく出ていたと思います。よかったです。
ネタバレBOX
後で見たのだが、チラシと配役表をよく読んでおいたほうが、より分かりやすかったでしょう。
次回作は見る前に頭に入れて起きます。
ただアルシェは座席が硬いのが難点、
魔界転生
rooter
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2013/04/05 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
殺陣!殺陣!殺陣!
堪能しました。
一度は島原で死んだ天草四郎。
不治の病で倒れ、夢半ばで亡くなった者たち。
魔界から転生してきたそれらの者達と、
柳生の里で暮らす十兵衛や左十郎といった柳生の人々、
それに紀州藩主の徳川頼宜達。
流石の殺陣。流石のダンス。流石の物語。
笑いあり、涙あり、そして、人の一生とは何か、という問いかけも。
Rooter、要チェックです。
できるなら明日も観に行きたいのですが…。
明日は元より用事があり観に行けないのが残念。
観に行ける人は行ったほうがいい。
きっと満足すると思います。
ネタバレBOX
1回のみの観劇なので、以下が日替わりなのかどうかは
明確ではないのですが…。
左十郎、この日は天狗様と戦っておりました。
見上げるような背丈の天狗様。
まずは一本刃の下駄を蹴飛ばしで脱がせ、
気をそらしたところで、泣き落とし。
憧れていたと告白して、魔力をもつ団扇を使わせて、
下駄が片方ないまま、空を飛ばせて、
着地に失敗したところをやっつけるのだそうです。
…なんなんだ、この想像力。
その場で考えるのでしょうか?
不自然すぎない、この流れ、ちょっとした感動です。
そしてカーテンコールの締めは
照人さんからの指名で松木さん。
「えぇ!?」な松木さんに客席から「頑張れー!」の声援が飛び、
みんななんだか、ほっこり気分に。
カテコの最後の最後の挨拶の時、
柄谷さんだけが、他のみなさんよりも
少し早く頭を上げちゃって、
周りをきょろきょろっと見回したりしてる姿が
なんか可愛かったです。
Goutte
Saucy or so
GALLERY Le bain(東京都)
2013/04/04 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
素敵
気持ちのいいコンテンポラリー音楽とダンス。会場と作品の相性がいい。荒天の中、外のダンサーはご苦労様。
Friendly world than you think
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/06 (土)公演終了
満足度★★★★★
美しい
月の光のように哀しく美しい。よく作りこんである。
BROOCH(ブローチ)
Bon Appetit
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/04/04 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しい
ダンスが好き、という情熱がよく伝わってきた。グランバットマンという疲れるパをテーマにしたところが面白い。