満足度★★★★
嵐を呼ぶ異空間
殺風景な長方形のアトリエを未来の博物館に仕立てて、“昔々のおぼんろ”を再現する…。
空間演出の上手さと客を引っ張る巻き込み型は今回も健在。
そして何と繊細な物語だろう。
高橋倫平さんが階段を駆け登るシーンの泣きたくなるような切なさ、これが彼の、おぼんろの表現力だと思う。
いつも衣装のセンスに感心するけど、今度もえらく可愛いのだ。
フィーユの衣装など、どこかの少年合唱団みたいで少年の純な心を映すよう。
末原拓馬さんが「目を閉じて5秒後に目を開けてください」と言ったら
そのとおりにしよう。
おぼんろの演出に100%乗っかること。
そうすれば、アトリエイーストは異空間に変わる…。