最新の観てきた!クチコミ一覧

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班女/弱法師

班女/弱法師

shelf

d-倉庫(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

三島の特性
 三島は、西洋論理の本質を極めてよく理解していたと考えられる。ローマがキリスト教を国教として採用した後、時の権力者は、その弁証法的な部分を排除し、キリスト教が本来持っていた革命的部分を抜き去った。為政者としては妥当な政治判断であろう。ルネサンスでこの頸木が緩んだ時、再びデュアリズムの箍を填め直したのがデカルトの方法序説だったのではないか? 余りにも有名なCogito Ergo Sumには、弁証法は、入っていない。弁証法的であったのは、寧ろ、その死によって未完に終わった、パンセではないだろうか? 無論、パスカルの未完の大作である。幸か不幸か、その後のヨーロッパの文化・文明はデュアリズムの文脈を基本として発展してきた。無論、弁証法に比べて、遥かに理解され易い二元論は、人口に膾炙しやすいのが、その大きな理由の一つであろう。同時に為政者による拡散も大きな効果を持ったに違いあるまい。それは、キリスト教の父と子への掏り替えという形式を取った。精霊が抜け落ちた、というより精霊を抜いた形での伝播を促した者たちこそ、為政者だったのであり、三島はその様式を受け継いだのだ。天皇制護持を民族アイデンティティーの基礎に据えようとした彼にとってそれは必然であっただろう。無論、個人的に、三島は天皇など何とも思っては居ない。話が逸れた。

ネタバレBOX

  班女に関して言えば、演出家は、この三島のデュアリズムを弁証法化しようとした。それも、演出家に弁証法の第三項目として考えられている読者、リズールをメタ化しないで用いているのである。いくら何でもこれは無謀というものだろう。シナリオは、あくまで二元論で書かれているのに、舞台上でメタ化しないものを登場させたのでは、観客も意味を取れまい。予め、説明書きなど読んで、他人の意見に従って舞台を観る連中なら兎も角、自分の目で見、自分の頭で考える観客は、敢えて、事前に説明書きなど読まぬのが普通だろう。その上で演ずる側と勝負するのであるが、シナリオの本質的構造を変えて、そのことに関して舞台上でメタ化されなければ分かれ、という方に無理がある。役者の身体は、メタフィジックではなくフィジックなのであり、それをメタ化するのは、演出なりシナリオなり、コロスなりであって、身体そのものではない。その点で“班女”を愉しむことはできなかった。これに引き替え、“弱法師”は、二元論をそのまま活かした演出で、三島の特性もストレートに出ており、何より俊徳役の演技が気に入った。その纏った衣装も工夫の凝らされた良い出来のものだった。
きれいなお空を眺めていたのに

きれいなお空を眺めていたのに

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/06/19 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

好き。
作風は好きです。引き込まれたっていうほど引き込まれたわけじゃないのに、不思議と飽きませんでしたね。言葉にできないけど「なんか好き」というこの感覚。アリだと思います。

Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです! クライム・サスペンス、心理戦、推理の裏の裏、そしてほっこり人情味あって、大満足の2時間♪  緻密に計算された脚本・演出。 そして、それを舞台で極上に仕上げた役者たち! 観劇日記をブログに書きました。 

Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★★

スピード感
6番シードらしい作品でした。
ところどころに小ネタもあり、一回だけでなく数回観たくなりました

少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

うん?座・高円寺という
比較的大きな舞台に合わせたのだろうか、様々な大道具や天井から吊られた布、舞台上の生の音源やマスクなどの小道具が効果的といえば効果的だが、その分この劇団の持つ強烈な神話的独自性が弱まったような気がする。
こうなると単に難解な劇という印象でちょっと残念な感じに。時空を超えてシンクロし、繰り返される悲劇というだけでは決してないのだが、何だか核がよく見えない感じでした。「古事記の何とかのエピソードも台詞に込められているんですよ~」とアフタートークで言われても・・・・。無知な私は気がつかなかったので、悲しかったです。

少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

これぞ演劇
ってな感じのイマジネーション刺激されまくりな110分。
ヒリヒリとした感覚で紡がれる物語が豊かに広がっていく、そのさまが面白かった。

「これどんなト書きなんだろう・・・」って思ったんで上演台本買ってちょっと読んでみたけど、予想以上に無茶振り上等なト書きオンパレード。
演劇のチカラとかちゃんと真正面から信じてないと、とてもじゃないけどこうは書けないだろうなあ。

作品のベースとなってる古事記を最後までちゃんと全部読み込んでからまた観たらもっと楽しめるんだろうなあ。
ってことで再演してほしいなあとか思ったり。

☆「2つの嘘と3つの夢とハリウッド」☆

☆「2つの嘘と3つの夢とハリウッド」☆

Lobeauhエンターテインメント

中野スタジオあくとれ(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

そこはハリウッド?
舞台上で飛び交う英語、新鮮でした! 休憩はなくてもよかったかもしれないですね!?

ネタバレBOX

マユミの二面性をもう少し描いたら、もっとサスペンス色も出て来たように感じました。
少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

うつらうつら
金曜の夜に、あの音楽は心地よすぎ。途中、ウトウトしてしまいました。が、後半のダイナミックな演出に息をのむ。あの鹿はきっと夢に出てくるなぁ。ただ個人的には前作の「strange」の方が好み。

Fire pRay ―秋津悠理のためのリサイタル―

Fire pRay ―秋津悠理のためのリサイタル―

<火遊び>

ギャラリー悠玄(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

好きなんだよなぁ、こういうの
未来世界にイマの日本の問題を複数盛り込んだ物語。
確かに「MP3」的な物語世界であり、深夜枠でたまに放映されるセンスの良いドラマなども想起させて好きなタイプ。
ただ、凝った構造上、その場では理解できた気になっているが、後日、他人に説明できなさそうなのがネック?(爆)←よって上演台本を購入。見事な戦略だ。(笑)
各種技術が進歩した(しかしイマの延長線上にある)未来のハナシにイマの問題をぎっしり詰め込んだ、という点において劇団銀石の「息を止めるピノキオ」と通ずるタイプか? 好きなんだよなぁ、こういうの。

(補足または蛇足)
黒沢推し、中井推しの方には奥のエリアの中央寄りの席をオススメいたします。

Over The Line

Over The Line

EgofiLter

シアター711(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

実録風事件簿?(笑)
終戦後間もない頃のカフェーを舞台にした実録風事件簿?(笑)
途中で変容もする謎を提示してのミステリー風味の物語を軸に複数の(イマの)社会的問題を絡ませ、ひいては戦争がもたらすものに言及するのが上手い。
が、時制の前後や回想・幻想シーンなどで多少の戸惑いがないでもない。
一方、二役の使い方や「ある事実」の隠蔽の仕方が巧み。
真相を知った上でもう一度観るとより感心できるんだろうな。
なお、上演時間は2時間強。

Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★

よく出来た作品でした
好きか嫌いかといえば、好きな話ではありませんでしたが、きっちり作られていたと思います。
やっぱり、ちゃんと作ってあると、安心して見られます。
評価と、好き嫌いは、別物なのだなあと思った次第でした。

Over The Line

Over The Line

EgofiLter

シアター711(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

盛りだくさんでした
時代、戦争、人生、家族、といった要素を

サスペンスタッチで絡めながらの展開は

“どうなっちゃうの~”っと期待が膨らみ

最後まで飽きずに観ることができました。

ミュージカル「シルバースプーンに映る月」

ミュージカル「シルバースプーンに映る月」

Quaras

東京グローブ座(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

監視社会を体感!
芝居の内容に言及する前に、どうやら、テロリストの嫌疑を掛けられたらしい顛末を…。

楽しく観劇中、いきなり、係員の女性に、「お客様、バックの中の点滅がとても気になります。中を見せて下さい」と言われたんです。一瞬、何のことかわからず、あー、携帯の電源を切ってから、バックの奥底で、充電中だったと気づきました。でも、膝に乗せたバックは、私の肉眼では、点滅なんて確認できません。たぶん、どこかで、赤外線サーチか何かで気づいたんでしょうか?
周りのお客様にも迷惑だし、休憩がない公演でしたから、もし盗撮とか盗録とかを疑われたのなら、終演後、私をとっ捕まえて詰問すればいいわけで、わざわざ観劇中に尋問するなんて、爆弾でも持っていると疑われたのかしら?
バックから携帯を出して、「充電してただけですが」と言ったら、充電辞めてとも言わず、何か囁かれて、無罪放免になりましたけど…。

しかし、あまりにも驚いて、その後の芝居はどこか心ここにあらずで観ていました。こういうことがあるのなら、事前に、「観劇中の携帯の充電も御遠慮下さい」と御忠告頂けたら良かったのにと思いました。

そんなわけで、途中からは集中できない環境でしたが、芝居そのものは、キャストも素晴らしい人材ばかりで、脚本も、G2さんのオリジナル作品の中では一番好きなタイプの芝居で、大いに内容的には満足しました。

ただ、セットも洋館風ですし、この舞台、日本の設定にするよりは、どこか架空の国だとしても、外国の設定にした方が、内容に馴染んだ気がします。

グローブ座、久々に行ったら、観切れの多い3階席最前列に、背もたれのマットが置かれていて、舞台の観難さが緩和されていたのは、大変ありがたく感じました。

ネタバレBOX

坂本さんのミュージカルは、以前からずいぶん拝見していますが、観る度、立ち姿がカッコ良くなられてビックリします。V6の坂本さんをカッコいいとは思ったことはないのですが、舞台の坂本さんは、拝見する度、カッコ良くなられて、素晴らしい舞台役者さんだなあと感心するばかりでした。

キャストが、端役に至るまで、申し分なく、中でも戸田さんが、相変わらず秀逸!

最初「レベッカ」のような、サスペンスタッチで始まり、またG2さんの,観客騙しタイプのお芝居かと、警戒しましたが、さにあらず。

シチェーションコメデイと、ハートウオーミングな味付けが程良い、なかなか素敵な、心がほっこりとするミュージカルでした。

荻野さんの音楽も良くて、またいつかこのメンバーで再演して頂けたらなと思いました。
マクベス

マクベス

東京二期会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/04 (土)公演終了

満足度★★★★★

短剣を頂戴。眠っている人も,死んでいる人も,絵のようなもの。
マクベスは,サラリーマンかもしれない。ある日,自宅のアパートに戻ろうとする。と,近所の三美人ママから,イケメンだってほめられる。きっと,将来は,出世するわよ・・・とか,お世辞を言われる。このお追従に,のぼせあがったマクベスは,家にもどるのが待てず,その話を愛妻にメールする。妻は,そうよ。あんたは,まじめ過ぎるからだめなの,もっと汚い手でもなんでも使って,同僚を次々につぶしていけばいいのよ。そうすれば,社長だって,夢じゃないわよ。

というような話になって,二人は,三人の魔女の預言に振り回され,人生の歯車を狂わせていくのだ。マクベスは,もともと仕事の鬼でもあったので,何人かは,会社から追い出せた。まだ,残っている連中は,逆に,組織の上層部に訴えでて巻き返しをはかろうとする。負けてなるものか,買収でなんでもやってやれ。夫婦の結束は,こうして,素晴らしく深くなるのであったが,没落の日が突然やって来るのであった。

シェークスピア演劇では,結婚はあまり肯定的に描かれていない。これは,シェークスピア自身家庭生活に満足していなかったから,といわれる。18歳のときに,8歳ちがう姉さん女房をもち,すぐに女の子,さらに何人かの子どもを持ったとされている。しかし,その結婚生活は,ほとんど別居であったとされる。結婚後,俳優をへて,脚本を書き始め,ヘンリー六世などを書く。劇作家としては大成功するが,円満な家庭を演じることはなかったのか。

しあわせな結婚生活を,ほとんど書かない作家が,『マクベス』という作品で,仲の良い夫婦を初めて書いた。それは,王位簒奪を計画し,連続殺人にいたる,グロテスクな物語だった。真っ赤になった血の手袋が,オペラ『マクベス』の小道具では一番印象的だったと思う。音楽も素晴らしかった。また,いつの日か。

短剣を頂戴。眠っている人も,死んでいる人も,絵のようなもの。
絵に描かれた悪魔を怖がるのは,子どもの目です。血を流していたら,護衛たちの顔になすりつけてやればいい。なすりつけるのよ,護衛たちに罪を。

Over The Line

Over The Line

EgofiLter

シアター711(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

楽しませていただきました。
難しい題材に難しい角度からの視点に気を抜くと置いてかれてしまう。あら?あら?と思いつつ、この人は…。。。
観るのも難しい作品でした(汗)
が、役者さんたちがしっかりしているので、楽しませてもらいました。
ありがとうございました。

千年マチコ

千年マチコ

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

充分に楽しめた2時間
役者さんたちの個性豊かな、そして確かな演技力。コミカルにそしてほろりとさせられて楽しめたお芝居です。松村真知子さんをはじめとても良い役者さんがそろっていました。

ステキなタイミング【ご来場誠にありがとうございました!】

ステキなタイミング【ご来場誠にありがとうございました!】

円盤ライダー

HOTEL SHERWOOD(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

くつろいで観れました
ゆるーい感じのシットコムでした。夢があるっていいな、帰りにそんな気持ちにさせてくれました。

ブスサーカス

ブスサーカス

タカハ劇団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

再演でも見事
初演も観たが、再演でも初演の勢いはなくなっていなかった。5人の「ブス」が置かれた状況が、緻密に計算されたセリフの積み上げの中から浮かび上がってくる前半。そして、+1の女であるノリカに起こる事件をきっかけとして、それぞれの個性に応じた行動から、謎解きのようにして様々な真相が浮かび上がってくる後半。そもそもの脚本がよくできているのだが、女優陣が自分の役割を確実に担っていて、おそらく余人を以て変え難い配役だと思う。満足。

インディペンデント宣言

インディペンデント宣言

スタヴロスフィルム

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/06/21 (金) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

いいもの観た。
ちょっとした高い劇場でやっている芝居より、全然おもしろい作品。
観に行ってよかった。
今まで舞踏と芝居のコラボしたものを観たときは、
必ず舞踏のみが印象に残るばかりだったが、これは違う。
舞踏と芝居の絶妙な融合とともに、
自然とその世界に引き込まれる不思議な魅力を持った作品。
できることならもう一度観たい。

ネタバレBOX

天才ナカムラスペシャルさんの淀みない長台詞。
横滑ナナさんの浮遊感と存在が、なんともいい。
パンチョ目黒さんの声が、芝居全体に深みを齎している。
そして、劇中映像も空間、世界観に広がりを与えていてよかった。
演出・脚本の方は、舞台はこれが初めてとのことだが、才能があると思う。
もっと観たい。これからに期待。
断色~danjiki~

断色~danjiki~

ヴィレッヂ

青山円形劇場(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

予想外の感触の作品
青木豪の脚本をいのうえひでのりが演出する3人芝居。元々はユニット「おにぎり」に書き下ろしたものを改訂したのだそうだが、役者の雰囲気が全く違っているので、オリジナルが想像できない。死んだ母が残したクローンと住むことになった男を堤真一、母の若い頃にそっくりのクローンを麻生久美子、クローンを造り管理する会社の田中哲司という配役が絶妙である。ちょっとダメな感じの堤と、感情があるんだかないんだかの麻生、仕事熱心なようでいて裏に何かありそうな田中が作り上げる物語は、近未来の日本の有り様を提示しているようにも見えて、円形の独特の舞台感とも合わせて、不思議な感触の作品になっていた。舞台経験が少ないはずの麻生は、初舞台でもそうだったが、そうとは思わせない実に見事な存在感である。

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